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メダロット2/ほるまりん

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著者: ほるまりん
巻数: 4巻

ほるまりんの新刊
メダロット2の新刊

最新刊『メダロット2 第4巻


出版社: 講談社
シリーズ: ボンボンKCDX


twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)

zyunmai_karin コウジさんと同じなのですが漫画メダロット2は少しながら出番はありました。3・4とくるにつれ私の思い出のシーンがないような気がします・・・。秋茄子探すシーンとか。【定期bot】
asariyositotter RT @denzisyaku: ワッハマン、ジョジョ5部、SBR、メダロット2、岩本版デビルマンかな?まだまだ色々あるけどねw <【男性編】最終回が思い出深いマンガランキング> http://t.co/m094HNMH #niconews
advancednote メダロットDSもその辺違和感あったなぁ。 ほるま先生のデジタル公式絵・漫画上での絵・ゲーム中のフェイスグラフィック・ゲーム中のイベント一枚絵とか。 まぁメダロット2~5時代もずっとそーゆーとこは仕方なかったけれど。

メダロット2の既刊

名前発売年月
メダロット2 第1巻 1999-07
メダロット2 第2巻 1999-12
メダロット2 第3巻 2000-05
メダロット2 第4巻 2000-06

メダロット』は、コンピュータゲームの『メダロット』シリーズを、様々な作者により漫画化したもの。

ほるまりん版

同シリーズの原作者であるほるまりんが漫画化。『メダロット』から『メダロットG』が『コミックボンボン』に1997年6月号から2003年7月号まで連載された。

ゲームの発売に合わせて、『メダロット』(全3巻)、『メダロット2』(全4巻)、『メダロット3』(全2巻)、『メダロット4』(全2巻)、『メダロット5』(全2巻)、『メダロットG』(全2巻)、とタイトルを変えている。タイトルが変わるごとに各物語は一段落するが、全体のストーリーは繋がっている。

また、主人公が変わるたびに話が大きく変わるため、各作品の主人公の名前から、メダロットがヒカル編、メダロット2 - 4がイッキ編、メダロット5及びGがコイシマル編と呼ばれる。

『デンゲキニンテンドーDS』2009年11月号から2010年10月号まで『メダロットDS』が連載された。上記のタイトルとの繋がりはない。

ストーリー

メダロット
主人公はあがたヒカルとメタビー。3巻を通したストーリーとしてはロボロボ団とヒカル達が戦う流れになっている。
全体の流れはゲーム版とほぼ変わらないが、以降シリーズのキーパーソンとなる節原教授とロクショウの存在、そしてマザーメダロットが登場しているなど早くも相違点が見られる。
メダロット2
主人公は天領イッキとメタビー(ヒカルのメタビーとは違う)。4巻を通したストーリーとしてはヘベレケ博士率いるロボロボ団とイッキ達が戦う流れになっている。
この作品から明らかにゲーム版とのシナリオの差別化が見られるようになる。こと最終決戦においては戦闘描写よりもメタビーとラスト、メダロット博士とヘベレケ博士のそれぞれの問答に力が入れられており、そこではゲーム版の「恐るべき兵器たるメダロット」という点よりも「生物としての脅威たるメダロット」という、後の作品にも繋がるテーマを強く描き出している。
メダロット3
主人公は天領イッキとメタビー。2巻を通したストーリーはメダロット社の技術者を父に持つ少年タマオ・ピルバーレンの成長を主軸とし、メダロット社内部の暴走し始める一部勢力による陰謀にイッキ達が巻き込まれていくというもの。
「しゃべる虫」が登場し、いよいよメダロットについての謎に触れ始める。また閑話における野良メダロットのブラックビートルの顛末は少年誌らしからぬ展開を以ってイッキ達に重い現実をうかがわせた。本作もゲーム版とは全くシナリオが違っている。
メダロット4
イッキ編の最終章。2巻を通して過去の伏線を使いつつ、マザー達を通してメダロットの起源が明らかになっていく。
月のマザーのメダルが入った「復元体」が「グレイン」の形状に酷似(サイズが全く違う)している点以外にゲーム版との共通点を見出すのは難しい。
メダロット5
主人公はテンサンコイシマルとオメダ。2巻を通したストーリーは転校してきたコイシマルが徐々にすすたけ村に打ち解けていき、同時に村中を暗躍する謎の人物の陰謀に巻き込まれていくというもの。
久々にゲーム版に(比較的)忠実なシナリオだが、作者曰く「色々な都合」により全12話のところを全7話に短縮されており、後半部分は非常に急な展開となっている。
メダロットG
主人公はテンサンコイシマルとオメダ。2巻を通したストーリーは村長によるすすたけ村へのメダリンピック誘致計画にコイシマル以下メダロット部員達が協力するところへ、元村長秘書のアラクネが再び張り巡らせた陰謀が展開していくというもの。
過去シリーズでも何度か触れられた「メダロットの寿命」がテーマとなっている。

登場キャラクター(ほるま)

メダロット

あがたヒカル
初代「メダロット」の主人公。やや内向的ではあるが調子の良い少年。当初はメダロットには興味はなかったが、愛犬ボナパルトがカブトメダルを拾ってきたのを期に、メダロットマニアだった父親にKBT型メタルビートルを(強引に)譲られ渋々メダロッターになる。当初はメダロットをくみ上げることすら面倒くさがっていたが、ロボロボ団との初めての敗戦以降、メダロットへの情熱に目覚め、以降「魔の十日間」事件を解決するなどメダロット世界の伝説的人物へ成長する。メタビーに自分が考えた名前をつけても拒否されたり、夏休みでも赤いコートのような服装と、ネーミングセンスとファッションセンスはあまりよろしくはない。
メタビー
カブトメダルでパーツは「メタルビートル」を使用。ボナパルトがメダルを拾ってきてヒカルと出会う。
ヒカルの最初のメダロットであり、パーツは父親が徹夜で並んで購入したという高級品。性格は粗暴だが、自分を犠牲にしてヒカルをビーストマスターから守り、死の恐怖に怯えるヒカルを励まし、廃校となった学校で食太郎に付き合おうとするロクショウの「可哀想」という考えを逆に「可哀想」と批判したり、やや精神的に大人と覚える部分がある。ヒカルがつける名前が気に入らず自ら「メタルビートル、略してメタビー」と名乗る。ヒカルが考えた名前は「ムシムシムッシー略してムムム」「クヌギジュエキー」「スイカシルシル」「モグモグフヨード」であった。
『2』では少し『3』では出番がなく『4』で左目にキズを負った姿でイッキ達に立ちはだかった。
秋田キララ
ヒカルの幼馴染で、ヒカルの頭が上がらない相手。愛機はSLR型の「セーラーメイツ」で、アルミという名前を付けている。
二毛作ユウキ
ヒカルのライバルとなる、メダロット社の御曹司。気障な性格だが、メタビーのメダルが壊れた時は社員を総動員し、自身も徹夜でメダルを修復する方法を探すなど友達思いな行動も取る。
パディ
ユウキのガールフレンド。愛機は「ベティベア」。
イセキ、ヤンマ、クボタ
悪ガキ3人組。愛機はイセキは「マゼンタキャット」、ヤンマは「シアンドッグ」、クボタは「イエロータートル」。
ヒカル達とは犬猿の仲だが、メダロット同士は割と仲が良い。
タイフーン
「チカラヅクのタイフーン」を名乗る。ロボロボ団のリーダー格で、表の姿はセレクト隊のリーダー、タイヨウ。ロボトルディフェンディングチャンピオンでもあった。「魔の10日間」事件における主犯格。
レイカ
「ヒステリーのレイカ」を名乗るロボロボ団幹部。表の姿はセレクト隊女性隊員ミノリ。
イナゴ
「ヨナキのイナゴ」を名乗るロボロボ団幹部。表の姿はセレクト隊幼児隊員ダイチ。
スズメ
「モノワスレのスズメ」を名乗るロボロボ団幹部。表の姿はセレクト隊老人隊員カカシ。「マジカルピエロ」とその手下ニセメタビーを使って悪事を働く。また、若い頃にアキハバラの製作したメダロット試作0 - 3号を盗み出し、トイレットペーパー強盗をしたこともある。
ビーストマスター
メタビーのカブトメダルを消すためにロボロボ団が用意したメダロット。通常のメダロットを遥かに凌ぐ強力無比の攻撃パーツを搭載している。崩れゆくビルの中でタイヨウを瓦礫から守り姿を消すが、『2』で記憶を失った状態でコウジとカリンに見つけられ、「ムラクモノミコ」と名付けられコウジのメダロットとなる。
ロクショウ
クワガタメダルでパーツはヘッドシザースを使用。ヒカルの父曰くヘッドシザースもメタビー同様にレアらしい。節原源五郎教授のメダロットだったが教授の死亡とともに記憶を失いメダロット博士に保護される。サムライのような口調で話し、性格も冷静沈着だが時にはお茶目な一面も見せる。教授がつけた本当の名前は「ヨウハク」。『2』ではダニーやバートンとともに金色のカブトムシを探す旅に出ている。戦っている最中に高揚し不意を突かれることもしばしば。『2』からは戦いをなるべく避けることを望むが、必要なら容赦なく戦う。
メダロット博士
メダロット界の権威。本名はアキハバラ アトム。メダルの培養理論を確立した節原教授の弟子で、メダロット社を設立してメダロットの実用化と普及を成し遂げた人物である。
ミスターうるち
世界メダロット協会日本支部所属の公式審判。
ヒヨコ売り
漫画の初期から登場していた、特に目立った活躍もないキャラクターだったが終盤で政府から派遣されたCIAの監視員だと言うことが明らかになる。
事件解決後、いつの間にかいなくなっていた。
テラカド
公正なロボトルが行われているか監視するロボトル監視衛星。違反者には吹き矢で制裁を加える。1号は「ニンニンジャ」型、2号は「ゲットレディ」型、さらに何号機目かは不明だが高出力レーザー砲を装備した、セレクトビルを攻撃する為に打ち上げられた多数の衛星も登場している。またアニメ版には「ワイヤーニンジャ」型の3号が登場した。
宇宙人
メダロットの殖えた地球を監視するために、宇宙から来たメダロット「コスモエイリアン」。
メタビーのメダルを修復し、崩れ落ちるセレクトビルからヒカルたちを助け出した。しかし記憶を消去したため、ヒカル達は覚えていない(勝手に宇宙人を名乗ったタイヨウは嫌がらせに記憶を残され、ショックを受けていた)。ロズウェル事件で発見された宇宙人と同種である。魔の十日間時点ではアメリカ政府はその存在を知っていたが、日本政府には知らせなかったようである
メダロットという存在についての設定(解釈)がゲーム版と異なる事から、彼らの立場は極めて不明瞭なものとなっている。
ボナパルト
ヒカルの飼い犬。

メダロット2 - 4

天領イッキ
チョンマゲに似た髪型が特徴の少年。メダロットが大好きだが父親に止められていた。だがカブトメダルを拾ったのがきっかけとなり、メダロット(KBTシリーズのメタルビートル)を購入、ロボトルを続ける過程で多くの友人や事件と出会う。
メタビー
KBT型「メタルビートル」のパーツを装備した、イッキの愛機。我の強い性格。イッキは旧式でもこの機体に憧れており、購入のための貯金もしていた。
甘酒アリカ
イッキの幼なじみの強気な少女。ジャーナリストになるのが夢で学校では新聞部。
ブラス
アリカの愛機。常に一緒。正式名称は「セーラーマルチ」。刃物を持つと性格が変わるタイプ。
辛口コウジ
イッキのライバル。エリート意識が強く、一人称が「僕」、キザな性格でイッキをイッキ君と呼ぶ。いわゆる、「金持ちなライバルキャラ」。
スミロドナッド
コウジの愛機。ラムタムと呼ばれる。コウジ同様非常にプライドが高く、今まで十円傷一つつけられたことがなかったため、メタビーに傷を負わされたショックは大きかった。しかし敗北を乗り越えることでコウジとともに成長。のちに「エクサイズ」のパーツに換装する。
純米カリン
コウジの幼なじみのお嬢様。優雅で心優しい性格。
セントナース
カリンの愛機。クイックシルバ(通称「シルバちゃん」)と呼ばれる。
あがたヒカル / 快盗レトルト
普段はコンビニでバイトをしている大学生。しかし、貴重なメダルの情報を聞きつければ「快盗レトルト」となり、華麗 (?) にメダルを盗み出す。実はメダロット博士と旧知の仲(一番弟子らしい)。
キクヒメ
スクリューズのリーダー。愛機はペッパーキャット。初期はロングスカートで、暗い性格だった。
ペッパーキャット
キクヒメの愛機。通称「セリーニャ」。メタビーとブラス相手にバルトとゾーロクを従えて戦う様を見てヒカルとうるちが昔懐かしむ場面もあった。
イワノイ
スクリューズの一員。
カガミヤマ
スクリューズの一員。
天領 ジョウゾウ
イッキの父。セレクト隊隊員。
天領 チドリ
イッキの母。
サケカース
ロボロボ団を率いるリーダー。
スルメ
ロボロボ団幹部であり、紅一点。
サラミ
ロボロボ団幹部。
シオカラ
ロボロボ団幹部。
ヘベレケ博士
ロボロボ団首領。メダロットが自我を持つことによって人間と敵対する可能性を危惧している。
節原源五郎教授
メダル理論の提唱者で、メダロット博士やヘベレケ博士の師匠。ロクショウの開発者であり主人でもあった。
アワモリ
セレクト隊の隊長。横暴な態度が目立つ。
トックリ
セレクト隊の副隊長。
カンちゃん
タマオ・ピルバーレン
漫画版『3』に登場するメダロッターの少年。父親はメダロット社の技師で、二人でチューンしたメダロットでロボトルに勝利することで、父親の名を上げようとする。愛機はKWG型「ドークス」のパーツを装備するエレクトロン。イッキがメダチェンジするメダロットと戦ったことが無かったこともあり、一度はイッキを倒すが、「サイカチス」のパーツに換装したメタビーに敗れる。以来打倒イッキに執念を燃やし、そこをロボロボ団幹部に利用されもした。性格は未だ子供で、最初は自分の思い通りにいかないと癇癪をたてていたが、次第に成長していく。
ゲーム版『4』にも登場。イッキを名字で呼ぶ珍しい人物で、メダバード大会に出場した。

2 - 4のサブキャラクター

『2』の登場人物
食太郎(しょくたろう)
山中の廃校でかつて生徒と共に過ごした日々を忘れられずにカラスを使ってメダロッチごとメダロットを廃校に連れて来て授業を受けさせていた野良メダロット。メタビー(ヒカルの相棒)とロクショウが彼の扱いについて言い争う姿を見て一言「ありがとう」と言い残し(言ったのはカラスだが)、メダロッチを持ち主達のもとへ返していった(カラスが)。その後宅配便でヒカルのもとへやって来てからはヒカルのメダロットとなる。漫画版『4』にも登場。
横有木はさみ
ランキングに名を連ねたイッキを狙って現れるタラバクラバ使いの少女。ヘベレケの改竄によってメダロッターランキング3位になったイッキとメタビーを倒してメダロッターランキングに名をつらねようとするが敗北した。
ストンミラー(劇中に明確な呼称はない)
ロボロボ団が所有するメダロットで、ヘベレケの命令でイッキ達の前に現れる。メタビーを倒すために送り込まれたが、ヘベレケ博士によるメダリアシステムの負荷に耐えられず、精神が崩壊していた。その後、メダリアシステムから解放するためにメタビーに大破させられており、その後がどうなったかは不明。
ラスト
『3』にも引き続き登場するロボロボ団、というよりもヘベレケが所有するメダロット。
当初はバイフィッシュのパーツを使用していたが、後にロボロボ団が強奪したメダロット社の新製品、ヴェイグシリーズことアンビギュアスのパーツに換装、そしてメタビーのメダフォース発動後はベルゼルガのパーツを使用している。
メタビーと何度も交戦し、経験を積む度にその実力を上げている。ヘベレケから「メタビーを倒し、越えること」を使命として与えられていたが、やがて自我が芽生え、自らの意志でメタビーを打ち倒すことを望み、そのために命令違反すら犯した。
命令を果たした後も、自らの意志でヘベレケ博士と共に行動し、彼の事を「父」と呼んでいる。
『3』の登場人物
ブラックビートル
おみくじ町近辺で帰化生物を大量に殺していた野良メダロット。
野生のタヌキに餌を与えた人間を襲ったためセレクト隊に駆除される。「奇麗事では自然環境は守れない」とイッキ達に言い放ったが、実はそれまで殺していた生物の墓も作っていた。その後、行方不明となる。
しゃべる虫
世界各地で話題になり、イッキ達のもとにも度々現れた謎の虫達。虫の種類に特に法則は無く、人ではなくメダロットに話し掛けているという噂がある。
その正体は各地に眠っている地球のマザーメダロットがキッズメダロットを眠らせるために使役しているメッセンジャー。頑なにメダロット達の目覚めを拒んでいたが、月のマザーが死んだ後は現れなくなった。
『4』の登場人物
虫マニア達
イッキ達がしゃべる虫について調べていたところに出会った虫マニア達。
あからさまに怪しい外観に興味を持ったアリカが取材を申し込み、そこで彼らもしゃべる虫について調べていることが明らかになったことから意気投合する。
メタビーと虫達の会話をネット上に公開したため結果的にメダロット社の暴走を幇助してしまい、それを危惧したアキハバラの命を受けたレトルトに襲撃される。
イサナガミ(タツタちゃん)
海に流されたメタビーが出会った巨大な鯨。その昔鯨を神と崇める民族によって脳にメダルを打ち込まれ、以来不死の身体とマザーに近い力を手に入れた。
メタビーにメダロットの正体やマザー達のこと、生物という存在についての自分の考えを伝えたが、後に月のマザーを止めようとして反撃に遭い脳を吹き飛ばされ死亡。イサナガミ以外にもメダルを打ち込まれた鯨もいたが、イサナガミ以外は死亡した。
メタビーからは「ばあさん」と呼ばれる。長生きしているせいかやたら達観した性格。
月のマザー
地球のマザーを封じるというメダロット社の意向を受けた宇宙飛行士達が月の遺跡より持ち帰ったマザーメダロットの脊髄とメダル。アキハバラが若い頃造ったメダロットのプロトタイプをメダロット社が改造した「復元体」(外観はゲーム版の「グレイン」に似ているが、作中では明言されていない)にメダルが組み込まれている。
寿命により弱っている地球のマザーに反して強いメダフォースを持ち、一度に大量のキッズメダロット(レアメダルを除く)を操ることができる。
地球のマザー達と違い「目覚め殖える」という使命に従う事に疑問を持っておらず、それを侵略だと反発するイッキとメタビーに対して、侵食は全ての生命に共通する使命だと言い放つ。
政府の発射したミサイルに貫かれることにより最期を迎えることとなったが、結果それが自身の考えの正しさを証明する形となった。

メダロット5、G

テンサン コイシマル
『メダロット5』と『メダロットG』の主人公。すすたけ村に引っ越してきた小学4年生。最初は急に遠くに引っ越したことで友達を作ることにためらいを感じていたが、ひょんなことからヤマトと打ち解け、すすたけ小学校のメダロット部の部長になり、部員と仲間を増やしていく。そして、弱小チームと呼ばれていたすすたけ小メダロット部を率いて、青銅学園との試合に負けたことをきっかけにメダロットの特訓を始める。『メダロット5』での愛機は「クロトジル」、『メダロットG』では「デコトム」(名前は5、Gどちらも「オメダ」)。
オオムラ サキ
すすたけ村に住む女の子。勝気な性格。愛機は「ジャンガリアン」(名前は「スズキ」)。
シジミ ヤマト
すすたけ村の村はずれにある神社の男の子。コイシマルと初めて話した。愛機は「ハシムコウ」(名前は「ドーナン」)。
タマヤス ヒコオ
すすたけ村村長の息子。ロボトルが強いことで有名な青銅学院のエリートだったが、弱小チームだったすすたけ小のメダロット部に負けはしなくとも辛勝だったため、青銅学院を退学させられる。その後は再戦に燃え、コイシマルの良きライバルとなる。『メダロット5』での愛機は「シンザン」、『メダロットG』では「アドルフィン」で「ネクウ」という名を持っている。
ヒョウモン アサヒ
すすたけ村商店街の魚屋の息子。愛機は「ヒーラヌーラ」(名前は「ヌルハチ」)。
サメハダ オサム
アサヒといつも一緒に行動している悪ガキ。最初はコイシマルに反発していたが、とある事件をきっかけにコイシマルと打ち解ける。愛機は「スノーフェンリル」(名前は「クルウェルフ」)。『メダロットG』では「ヴェイグマン」も登場(名前は「タマサブロウ」)。
タテハ コノハ
すすたけ村小学校の図書委員。図書委員なだけあって知識は豊富。愛機は「ピンクラビー」(名前は「カロチーヌ」)。『メダロットG』では「チャッキー」も登場(名前は「オススメ」)。
シジミ ベニ
ヤマトの妹。愛機は「サニヅラウ」(名前は不明)。
ツユクサ カオル
ロボトル一芸入学で青銅学院に入学していたが、『5』では他校とのロボトルで負けた為に青銅学院を退学させられる。『G』ではヒコオに誘われ、湖畔名人として登場。愛機は「ガイライン」(3体の内、1号機は「ライジュウタ」、2号機は「イカヅチマル」という名を持っており、これらは「ロゼオマール」のパーツとの混合)。
タマヤス デンスケ
すす竹村の村長で、村おこしのためにと様々な企画を打ち出すが上手く行くことはあまり無い。
ゲーム版ではヒコオを溺愛するあまり代表選抜の大会ではヒコオがコイシマルに負けた際にはルールを曲げて再戦を設定したりとあまりいいイメージが無いが、漫画版では「もしヒコオが負けたら」というミヤマ先生の問に「村おこしのためガマンする」と答えるなど、村おこしに固くこだわる姿勢が強く描写され、コイシマル達に対してもアラクネに破壊されたメダロット達をポケットマネーで修復してくれるなど極めて好意的に接している。
アラクネ イト
村長秘書であり、村の各地でおばけメダロットを使って悪事を働いていた黒マントの正体。また村長に対してあえて成功しそうにない村おこしの企画を持ちかけるなど村長の評判を貶めようと暗躍していた。それらの行為の目的は村長を村から追い出して村長宅を買い取り、地下にある「宝」を手に入れること。
使用メダロットは「ハードネステン」(名前は不明)。
アキ アカネ
コイシマルのクラスの担任。成り行きでメダロット部の顧問になる。
割と適当で気楽な性格だが教師らしいところもある。ウスモンに好意を抱かれているが本人は全く気付いていない。
使用するメダロットは「マクラリウス」(名前は「ブリード」)。
ミヤマ グンバイ
すすたけ小の非常勤教師で、アカネ先生が顧問になるまでは顧問の代わりをしていた。
勤務中でもしょっちゅう酔っ払っており、部室のマットで寝ていることが多い。
使用メダロットは「アカマッツー」「タケワッター」「ウメスッパー」。
ウスモン ハマキ
弓道部の顧問をしている体育教師で、丈夫な体を持つ。漫画版では借金の肩代わりという条件で、黒マントの手伝いをさせられていた。
ハンミョウジ ミチオ
「愛と正義のタクシー運転手」を自称するタクシー運転手で、転校初日に遅刻しそうになったところを学校に送り届けた縁でコイシマルと知り合いになる。熱くなりやすい性格で早とちりや勘違いが多い。
シゲユキ
えどむらさき市のメダロット研究所の研究員。漫画版『5』では登場せず、登場したのは『G』から。
レボレボ団
『メダロットG』から登場した謎の集団。構成員は、アキアカネ(レボレボピンク)、ミヤマグンバイ(レボレボグレー)、ウスモンハマキ(レボレボブルー)、ハンミョウジミチオ(レボレボグリーン)、シゲユキ(レボレボホワイト)の五人。
「アラクネイトの起こした事件のせいで落ち込んでいる子供達を励まし、本来ロボトルは楽しいものであることを教えるため」結成された。

藤岡建機版

同雑誌でほるまりんによりすでに連載されていた漫画の派生作品にあたる。

メダロッターりんたろう / メダロットR

『りんたろう』は『コミックボンボン』にて1998年から1999年まで連載されていた(単行本は全3巻)。『R』は1999年から2000年まで連載(全2巻)。基本的な話の内容は同じ。勢いのあるバトル的な展開も多く、何度かサービスカットを挟むこともあった。

ほるまりん連載漫画、メダロットの外伝的な物語であり主人公も違うが世界観は同一のものである。

ゲーム版『メダロット4』では作中に登場し、クリア後にはいつでもロボトル出来るようになる。なお、メタビーとほぼ同型のカンタロスは完全独立して登場している。両腕はカブトメダルと相性がいいが、頭と脚部は威力系メダルと相性がいい。

あらすじ

亀山小学校に通う波島鱗太郎(りんたろう)は幼い頃に伝説のメダロッターヒカルと出会いメダロットの魅力に気付く。4年に進級し部活動を決定する際にメダロット部への入部を決めるがメダロット部は問題ばかり起こしている部活動で……

登場キャラクター(りんたろう)

波島鱗太郎
『メダロッターりんたろう』および『メダロットR』の主人公。メタビーと同系統のKBTタイプ2020(同タイプの最新型)カンタロスが愛機。亀山小学校に通う。「だぜ」が口癖の熱血漢。この世界ではヒカルは伝説のメダロッターとして非常に人気があり、りんたろうもヒカルに憧れている。後に宇宙メダロッターRに任命された。
ボンボン本誌で描かれたメダロット・ナビのショートショートでは、鱗太郎がナビのキャラクターデザイン風に描かれたこともあった。
カンタロス
りんたろうの愛機。メタビーに酷似しており、パーツはメタルビートルのそれの改良型。『メダロットR』では機体を、りんたろう達が基本コンセプトを考えたオリジナルのメダロット、アークビートルに換装した。当初ははっきりとした自我を持っていなかったが、この頃より感情を表すようになる。また『メダロット・ナビ』においては(ただし単行本収録時にはこのシーンは削除されている)、さらにその改良型であるアークビートルダッシュに換装した。
海馬竜
KWG型カスタムタイプ「マッハマッシヴ」を駆るハイパーメダロッターで、「マッハの貴公子」の異名を持つ。少々気障だが、眉目秀麗で非常に女性に人気がある。また気くらいが高く、自分の邪魔をされるのが許せない性格。花園学園に通い、コウジの2年先輩にあたる。必殺技は相手の機体に「MACH(マッハ)」の刻印(サイン)を刻む「サウザンズクリンカー」。りんたろうたち亀山小メダロット部との決戦では一人で三体のマッハマッシヴを操る荒業を披露した。後に宇宙メダロッターMとなり、KWG型「ゾーリン」を従えてXメダルと戦った。
鮫島刃助
亀山小学校男子メダロット部部長。優等生的な女子メダロット部に対し、男子は素行が悪く、「ダメロット部」と揶揄されている。愛機はシアンドッグ型「ドギー」。(人間に対して銃を向けるという)命令を拒んだドギーを蹴り飛ばし、りんたろうの逆鱗に触れたことがあった。だが、愛機を失った時は暫くそのショックから立ち直れなかったように、本当は人一倍メダロットへの愛情は強い。
アニメ版(無印)にも、ワンシーンだけゲスト出演している。
さとうたまを(佐藤玉魚)先生
りんたろう達の通う亀山小学校の教諭で、男子メダロット部顧問。学校(ゲームではカメヤマ小)が登場した関係で、ゲーム版『4』に特別出演。またゲーム版『navi』では「ブロッソメイル」を従えている。
『メダロットR』に登場。宇宙メダロッター候補生で、亀山小の理科教師(ということになっている)ジックに恋心を抱く。亀山小メダロット部を倒し、自分の力をジックに示そうとする。愛機はKBT型カスタムタイプ「アンズドビートル」。『メダロット・ナビ』にも登場。
アンズドビートル
円のメダロット。当初ははっきりとした感情を示していなかったが、Xメダルの攻撃から自らの意志で円を庇った。その時「メダロッターとメダロットは友達」との思いを口にした。
『メダロット・ナビ』では、メダロットは人間に使われてこそ真価を発揮するとの考えから、脱走した「クワガタバイザン」やその手助けをする弟「カブトベニマル」と戦った。ゲーム版ではクラスター内ではぐれた弟「マスクドカブト」(=カブトベニマル)を捜している。大人しい性格だが、寝起きは非常に悪く性格が一変する。
鮟蔵具左衛門
漫画版オリジナルの敵役。初出は藤岡の『メダロッターりんたろう!』だが、後にほるまの描く『3』にも登場。鮟蔵家はメダロット社の株数割を有する大株主であり、都心に5000坪の大邸宅を構える富豪。メダロット社に対する強い発言権を持ち、具左衛門の息子具兵衛を専務として送り込むなどして社の利益を貪っている。また幕末の時代、黒船によりもたらされた技術を研究し大型ロボット「ブー天号」を開発したというメダロット研究の先達、初代鮟蔵具視が祖先であると主張している。その鮟蔵家を実質仕切っている具左衛門は、一家の中でも特に欲深く悪知恵が働き、Xメダルを狙い宇宙メダロッターXと交戦、またロボロボ団幹部を利用して違法改造メダロットを売りさばき、逮捕されるも詭弁を弄して刑を免れている。

メダロット・ナビ

「メダロット」シリーズはタイトルを同じくしても各メディアが独自のストーリーを持っているのが特徴だが、漫画『メダロット・ナビ』だけはゲーム版に密着した作品となっており、ゲームのプロローグとエピローグが交錯する。前者の主役はゲームと同じくカスミ、後者の主役はメダロットであるクワガタバイザンである。しかしメタビー(ゲームにおけるグランビートル)との出会いが前倒しになっている等、ゲーム版とは異なる面もある。何よりゲーム版でのシナリオにあたるクラスターでの出来事が悲壮感もって語られており、挿入される『星の王子様』の引用と相まって叙情的雰囲気を持つ作品となっている。

登場キャラクター(ナビ)

アサノカスミ
『ナビ』の主人公。幼い頃に愛機であるメタルビートル級の「メタビー」を失っており、以来それを引きずりメダロットを所持していなかったが、旧校舎でカブトメダルを偶然見つけ、「メタビー」の名を与えて自分のメダロットとした。当初は以前の「メタビー」との性格の違いに戸惑っていたが、友情の絆で結ばれていく(作中では明確に語られはしないが、この「メタビー」はグランビートル、カイゼルビートルのパーツを得てクラスターで戦うことになる)。
サチ
カスミのクラスメートの一人。クラスでの席はカスミの隣。あまり強くはないがロボトル好きであり、メダルの無いメダロッチを持つカスミを見て彼をロボトル普及委員会にさそった(この行動が、カスミが旧校舎でカブトメダルを手に入れる遠因となる)。愛機がゲームで使用していたサイレントリーフではなくラーヴァになっており、サチ同様のほほんとした性格。
コハルビヒヨリ
カスミの幼なじみであり、クラスメート。メタビーを失って失意のうちにあったカスミを生徒会に入らせることで立ち直らせようと悪戦苦闘しながら腕章を作るなど、カスミのことは何かと気にかけているようである。愛機ブレザーメイツのオプチ曰く、「お母さんみたい」。

舵真秀斗作品『男!度胸 メダカードファイターズ』

舵真秀斗による、メダロットカードゲームを主題とした漫画作品。

坂野カヲリ作品『メダロット2』『メダロット3』

坂野カヲリにより、『別冊コミックボンボン』に掲載された。