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ヨイコノミライ!/きづきあきら

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著者: きづきあきら
巻数: 2巻

きづきあきらの新刊
ヨイコノミライ!の新刊

最新刊『ヨイコノミライ! 2


出版社: ぺんぎん書房
シリーズ:


twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)

mangasic_raws 2012年02月13日の記事一覧: (全 11 件)1. [きづきあきら] ヨイコノミライ! 全4卷 Seed!comics 2. [桜野みねね] まもって守護月天! 全11巻 3. [桜野みねね] ... http://t.co/xONV4GYn #manga #mp3
narutotablet 2012年02月13日の記事一覧: (全 11 件)1. [きづきあきら] ヨイコノミライ! 全4卷 Seed!comics 2. [桜野みねね] まもって守護月天! 全11巻 3. [桜野みねね] ... http://t.co/upUlEEe4 #manga #mp3
mangasic_raws Yoiko no Mirai!: Mangaupdates link Associated Names ヨイコノミライ ヨイコノミライ! ヨイコノミライ! Yoiko no Mirai Yoikono... http://t.co/ElNDQSQl #manga #mp3

ヨイコノミライ!の既刊

名前発売年月
ヨイコノミライ! 1 2004-06
ヨイコノミライ! 2 2005-01

ヨイコノミライ!』は、きづきあきらによる日本の漫画作品。ぺんぎん書房のウェブコミックサイト『COMIC SEED!』にて2003年11月号より 連載されていた。ぺんぎん書房の倒産により連載が一時中断されたが、その後ファンの応援と関係者の努力により執筆が再開され「ヨイコノミライ完全版」として完結(全4巻)した。完全版ではタイトルから「!」が無くなった。

一人の少女が原因で崩壊する漫画研究会の部員達の青春を描いている。

ストーリー

まじめに活動しない高校漫研に所属する井之上広海はある日、いつも保健室に通いつめている青木杏という女子生徒にそのことを相談すると本格的な部誌を作ることを提案される。

広海と部員は早速部誌作りにいそしむが、杏は裏で漫研のように口先ばかりで何もしないように見える者たちに対する「夢つぶし」を行っていた。

部誌作りはうまくいかず、更に杏の暗躍により漫研部員達の心の闇が浮き彫りになっていく。

登場人物

井之上広海
元々サッカー少年だったが、漫画のすばらしさに触れて、漫画に対する理想を持ち、漫研部長になるが、口先ばかりで真面目に活動しない部員達に不甲斐なさを感じており、それを杏に利用される事になる。またかの子に告白され、優柔不断で断れず、結果的に彼も状況を悪化させていた。物事を手塚治虫の漫画に例える事が多く、自称「体育会系」だが徐々に理想と現実の幅を知る事になる。
青木杏
普段学校に来ない「保健室の姫」といわれている少女。実は漫画編集者の父親の命令で漫画を描いて新人賞の賞金稼ぎをしており、それゆえ漫画を嫌い口先ばかりに見えるオタク揃いの漫研を「ゴミのようなただの「消費者」」と見下しその崩壊を進める為に漫研による同人誌作成を発案し、裏で彼らをぶつけて暗躍する。しかし、暗躍するうちに彼女自身も変わっていく。
天原強
杏曰く「感想と書評の区別もつかない自称批評家」。批評家ぶった、利己的な自信家。間違った自説を平然と言い放ったり、勝手に膨大なアニメのDVD全話分を貸してきたりする場面がある。杏が自分に気があると思い込み、利用される。
平松かの子
杏曰く「現実が直視できないオカルト少女」。いわゆる腐女子で(少し)親しくしてもらった同人作家「羅☆ガッシュ」に対しストーカーまがいの押しかけ行為を行ったり、「ミロフェル王子」の妄想に逃避している。広海に告白して、彼に気に入られる為に奮闘するも報われず、目指していた漫画家の夢も有栖川に追い抜かれ、最後は心の弱さを杏に利用され、自らの心の中へと閉じこもってしまう。
有栖川萌絵
杏曰く「口ばっかりプロの半可通」。太っていて容姿に優れないゴスロリ少女。かの子とは幼馴染でオタク同士の親友。途中から絵の才能に目覚めるがその才能に嫉妬したかの子が妨害するため、結果的に彼女を切り捨てることになる。結局漫研の中で唯一まともな道を進む事になる。
大門夕子
杏曰く「声優気取りで甘えた声のナルシスト」。可愛らしいアイドル的なキャラ作りをしてはいるものの、我が強く、人気者でありたいがために杏を「部外者」と呼んで毒舌を吐く。ただし、見た目に反して比較的まともな思考を持ち合わせており、自分の性格が良くない事は自覚している。杏の怪しさに気づいてはいたが、結局漫研を見限る形で途中から離脱する。
桂坂詩織
杏曰く「文芸部からはみ出したボーイズ作家」。芸術志向が強く、男嫌いで潔癖症。元々所属していた文芸部と揉めてしまい漫画研究部に入り「本来は漫画なんてやりたいことじゃない」と言う。リストカットの常習者。普段はクールで、一見幼い夕子に目をかけるかのように振舞うが、実際は彼女のほうが夕子に依存しており、そのことで杏に翻弄される。
内田直
杏曰く「ただのオタクに居場所を感じている無能オタク」。物心ついた頃から周囲との疎外感を持っていて、悪目立ちをする夕子を嫌い、嫌がらせとしてストーカー行為を行っている。同人サークル内のいさかいを納めたり、まともな部分もある。
衣笠瞬
兄の一輝と一緒に同人誌を作っている少年。軽薄な性格で他人を小馬鹿にしているが、「編集」という仕事に甘い考えを持っていた井之上に対して同人経験者として意見するなど、創作への態度は部の中では真っ当。実は詩織を愛しているものの男嫌いの彼女相手に想いが報われず、同人活動で知り合った女性に手を出していた。最後に、精神的に弱った詩織を救う事になる。
衣笠一輝
親がオタクである為、兄弟揃ってアニメのキャラの名前をつけられた。プレイボーイの弟を庇う事もあるが部の騒動に関しては実質的にプライベートの同人サークルが忙しいといって何もしていなかった為、杏の被害を受けなかった代わりに良くも悪くも変わる事もなかった。
青木和馬
杏の弟。杏とともに冷めた視線で漫研を見つめている。姉の暗躍に手を貸し男性に縁がない萌絵に近づくが、彼女の直向さに惹かれる。
羅☆ガッシュ
同人作家。平松と有栖川が小学生の頃から同人活動をしている。平松に良くしたことから彼女に友達だと思い込まれ、ストーカーまがいの押し掛け行為の被害に遭い、半ばノイローゼの状態になる。
国分寺
おまけ版にのみ登場。文芸部のライトノベル好き少女で、桂坂が書いた小説を自分達が書いているものと同じ「気取った文体のBL」と呼び、桂坂と対立した。
平松の姉
オタク趣味とはまったくの縁のない女性。妹かの子とは反対に現実主義的な考え方の持ち主。彼女の嗜好を馬鹿にしているものの、それなりに妹思いな一面があり、恋愛をしたかの子に身だしなみなどの指南をした。
青木(父)
漫画編集者。妻も漫画家であり、自らの漫画の理想に従い妻を育てていたものの、彼女が現実に潰され精神を病むと今度は、自らの息子と娘(和馬と杏)をその理想に基づいて日々漫画家として特訓し、新人賞の賞金稼ぎをさせていた。皮肉にも、彼の理想は井之上の理想と同じものであった。

所収

ぺんぎん書房「SEED! COMICS」より、倒産までに3巻までが刊行された。

  1. 2004年5月28日 ISBN 4901978268
  2. 2004年11月25日当初は同年10月22日発売だったが、延期になった ISBN 4901978365
  3. 2005年7月25日 ISBN 4901978608

後に(『COMIC SEED!』を継承した双葉社ではなく)小学館より、IKKIコミックスのレーベルで完全版全4巻が刊行された。

  1. 2006年7月28日 ISBN 4091883281
  2. 2006年7月28日 ISBN 409188329X
  3. 2006年8月30日 ISBN 4091883346
  4. 2006年9月29日 ISBN 4091883362

脚注