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レナード現象には理由がある/川原泉
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著者: 川原泉
巻数: 1巻
最新刊『レナード現象には理由がある』
twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)
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『レナード現象には理由がある』(レナードげんしょうにはわけがある)は、月刊メロディに掲載された川原泉の短編漫画作品、およびそれを表題作として同誌に掲載された4編の川原作品を収録した漫画短編集。
2006年6月29日付で、JETS COMICSのレーベルで発行。ISBN 4-592-14265-9
収録作品
- レナード現象には理由がある
- ドングリにもほどがある
- あの子の背中に羽がある
- 真面目な人には裏がある
ストーリー
超・進学校である彰英高校を舞台にした連作短編で各作品のメインキャラクターには交友関係がある。
- レナード現象には理由がある
- 超・進学校である彰英高校に奇跡的に合格した蕨よもぎはとてもマイペースな性格であった。しかし、彼女の隣の席の飛島穂高が自分のテストをどういう目で見ているか気づいた彼女は、これまであまり話したこともなかった彼のことを次第に知り始める。
- ドングリにもほどがある
- 亘理実咲は、クラスでも学年でもちょうどど真ん中の成績を取った自分にびっくりする。彼女は成績表を見て、自分と同じ成績を取った生徒がもう一人いることを知る。隣の席にいたその生徒の名は友成真一郎。彼女からみれば、彼は「普通」の高校生であったが、実は、彼は今話題の新人作家であった。
- あの子の背中に羽がある
- 柔道部を引退した保科聡真。その日、彼の家の隣に若宮家が引っ越してきた。次の日、受験生のはずなのに草取りをしていた彼は、そこで隣に引っ越してきた若宮家の小学6年生の娘・遥に出会う。その瞬間から、彼の目には彼女の背中に羽が生えているように見えてしまうようになる。
- 真面目な人には裏がある
- 何よりも円滑な人間関係を重視する日夏晶は、席替えした隣がいないことに不安を感じる。彼女の隣になったのは、さすがの彼女でも理解できない「タラシのたっくん」と呼ばれている塔宮拓斗であった。1年生の頃は真面目でさわやかだった彼がこうなってしまった理由は、実は彼の兄にあったのだ。
主要な登場人物
レナード現象には理由がある
- 蕨よもぎ(わらび よもぎ)
- 全国でも有数の超・進学校である彰英高校に奇跡的に合格した。日々努力はしているものの、なかなか結果が努力に結びつかない。手から大量のマイナスイオンを発生させる能力がある。3年A組に所属。
- 飛島穂高(とびしま ほだか)
- 教科書に一度目を通しただけですべての内容を完璧に理解するほどの天才。医学部への進学を希望しているが、両親(父親は大病院医師だが、口癖は「マジでー?」)には、性格的に向かないと反対されている。3年A組に所属。
ドングリにもほどがある
- 亘理実咲(わたり みさき)
- 生まれつきのプラス思考。チャッピーという名前のシマリスを飼っている。友成曰く「脱力系」。なぜかどんぐりで数珠を作っている。3年E組に所属。
- 友成真一郎(ともなり しんいちろう)
- 「柚木真」というペンネームで小説を書いている。デビュー作「平成20年のランバダ」は巷で話題の一作である。スランプに陥っていたが、亘理に出会うことで、スランプから抜け出すことができた。3年E組に所属。
あの子の背中に羽がある
- 保科聡真(ほしな そうま)
- 元・柔道部主将。得意技は背負い投げ。亘理や蕨とは幼稚園時代からの幼馴染。3年E組に所属。
- 若宮遥(わかみや はるか)
- 保科が柔道部を引退した日に彼の家の隣に引っ越してきた。小学6年生。明るい性格でみんなから好かれている。
真面目な人には裏がある
- 日夏晶(ひなつ あきら)
- 何よりも円滑な人間関係を重視するタイプ。犬並みの嗅覚を持つ。彼女の友人の草壁はBL(ボーイズラブ)小説のファン。3年F組に所属。
- 塔宮拓斗(とうみや たくと)
- 親の目を気にして軟派を演じ続けている。男性に隣に座られるとアレルギー症状を起こす。3年F組に所属。
- 日夏葵(ひなつ あおい)
- 晶の兄。一流企業の秘書室に勤務する社会人2年目。晶の6歳年上。料理・掃除・洗濯はとても器用にこなす。常に性格が安定している。
- 塔宮雅斗(とうみや まさと)
- 拓斗の兄。葵が勤務する会社の腕利き顧問弁護士。ゲイ。そのことを知った彼の両親は2年間体調を崩している。晶の両親も一時期石化した。拓斗が軟派になった原因を作った人物。
関連項目
- レナード効果(よもぎが起こしてしまう物理学的現象)