HOME > コミック > ロッテのおもちゃ!

ロッテのおもちゃ!/葉賀ユイ

共有

著者: 葉賀ユイ
巻数: 6巻

葉賀ユイの新刊
ロッテのおもちゃ!の新刊

最新刊『ロッテのおもちゃ! 6


出版社: アスキー
シリーズ: DC


twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)

DATE_A_BASARA_S 【定期】 好きな漫画→→BLEACH/夢喰いメリー/魔法先生ネギま!/ハヤテのごとく!/ToLOVEるダークネス/ロッテのおもちゃ!/咲-saki-(阿知賀含む)/とある科学の超電磁砲/最遊記/屍姫/妖狐×僕SS/AB! HD/さんかれあ/他
anime_ant 【アスタロッテのおもちゃ!】BDBOX予約開始!特典に葉賀ユイ先生描き下ろし! 収納BOXなど!! http://t.co/tvJkrkybet #アニメ #ジャンプ
co3cjp RT @the4_ch: ♥12/27発売♥電撃マオウ 2014年 02月号:TVアニメ大好評放送中!!『京騒戯画』mercre、新連載第2回『GOD EATER 2』片桐いくみ、最終回『ロッテのおもちゃ!』葉賀ユイ http://t.co/8VsuWE81qH #ksgiga…
the4reviewer RT @the4_ch: ♥3/27発売♥電撃マ王 2013年 05月号:好評連載中『ヘヴィーオブジェクトS』さいとー栄、『ロッテのおもちゃ!』葉賀ユイ、『フォトカノ Sweet Snap』柚木N’ http://t.co/bNaH0Mezw2 #photokano
the4reviewer RT @the4_ch: ♥3/27発売♥電撃マ王 2013年 05月号:好評連載中『ヘヴィーオブジェクトS』さいとー栄、『ロッテのおもちゃ!』葉賀ユイ、『フォトカノ Sweet Snap』柚木N’ http://t.co/bNaH0Mezw2 #photokano

ロッテのおもちゃ!の既刊

名前発売年月
ロッテのおもちゃ! 3 2009-08
ロッテのおもちゃ! 4 2010-02
ロッテのおもちゃ! 5 2010-11
ロッテのおもちゃ! 6 2011-05

ロッテのおもちゃ!』は、葉賀ユイによる日本の漫画作品。『電撃「マ)王』(角川書店)2007年8月号より連載中。

2010年10月、テレビアニメ化が発表された。

あらすじ

妖魔族の住む世界・妖魔界(アールヴヘイム)にあるユグヴァルラント王国の姫・アスタロッテ(通称「ロッテ」)は、夢魔族なのに大の男嫌い。しかし夢魔族は生命維持のため、ある程度以上に育ったら「吸精」をしなければならないので、近いうちに男達を置いておくための後宮を構える必要があった。しかし、後宮を構える気のないロッテは、世界樹のねじれにより行けなくなった人間界(ミッドガルド)の男を連れてくることを条件に、後宮を構えることを約束する。

人間界に住む若い男性・塔原直哉は、職探しの途中、深くローブをかぶり顔を隠した怪しい占い師に職を紹介される。それを信じ、翌日待ち合わせの公園に行くと、突然公園の木が光り、気がつくと妖魔界に居た。占い師の言っていた職とは、ロッテの後宮に入ることだった。

登場人物

ユグヴァルラント王国

大王スヴァンヒルト1世により建国された王国。現在はメルチェリーダ1世が国王を務める。

ロッテ邸

アスタロッテ・ユグヴァール (Astarotte Ygvar)
134cm/25kg・B61/W52/H64・10歳・夢魔族身体データは巻末のキャラクターファイルより
ブロンドのロングヘアを、黒いリボンでツインテールにまとめている。頭のやや前部中央から1本、左右のテールに各1本ずつ、それぞれ長いアホ毛がある。瞳は母譲りのライムグリーンで、ツリ目。ピンク色で先端がハート形の長い尻尾を持つ。
妖魔界にあるユグヴァルラント王国の姫。ふだんは「ロッテ」と略されている(直接には「姫様」や「殿下」と呼ばれる)。
幼い頃、母が自分の目の前で後宮の男と性行為をしたことがトラウマとなり、夢魔族としては致命的なことに、大の男嫌いとなってしまう。さらに、王城から郊外の屋敷に引っ越し、身辺にはオラフ以外の男を置いていなかった。
性格は少々ひねくれていて素直ではないが、根は優しい(ややツンデレ)。10歳になるのに、いまだに哺乳瓶でミルクを飲んでいる(精液の代用)。直哉とは、当初は(来るはずのない人間、しかも男性であり、そのため後宮を構える準備をせねばならなくなったせいもあり)やや関係がぎくしゃくしていたが、遊園地で逢引して以来、少し仲良くなった。
王立学園に通っている。王女という立場からクラスメイトたちと距離を置いていたが、明日葉が通うようになってから、ミスト/ユナ/リュッカと特に親しくなった。
電撃マ王の人気投票では65票を得て、2位以下を大きく突き放し見事1位を獲得した。
塔原 直哉(とうはら なおや)
173cm/65kg・23歳・人間
人間の男性。フリーターだったが、占い師に扮したユーディットの紹介でロッテの後宮候補になる(候補の間はロッテの「おもちゃ」扱いで、月給は50万円相当の宝石)。
青紫色で、ややボサボサのショートヘア。瞳も青紫色。
優しい性格で、あまり人を疑おうとしない。童顔だが23歳にして既に10歳の娘(明日葉)がおり、それにまつわる過去の不思議な体験のため、妖魔界の存在もあっさり受け入れた。明日葉によると「おっぱい星人」とのこと。
下半身は童顔とは不釣り合いなほど立派なものらしく、キリクによると「馬」。ユーディットの水晶球による後宮候補の調査条件である「精力絶倫」にも適合している。容姿と性格も相まってか、周囲が使い走りをさせ易いタイプらしく、ゼルダによると「パシリ属性」、ユーディットには「ドM」とまで言われている。
明日葉が王立学園に通うようになり、自分も妖魔界について学ぶべく、週2回ながらイニとともに(しかも特例でロッテや明日葉と同じ女子校に)通い始める。
また、武道に長けている描写があり、軍人として訓練されたシグルドのパンチを受け流し、掴みかかってきたところを合気道の要領で投げ飛ばしたことがある。
電撃マ王での人気投票では37票で3位となり、男性キャラの中ではトップに立った。
塔原 明日葉(とうはら あすは)
137cm/30kg・B62/W53/H67・10歳・人間 (?)
直哉の実娘で、10歳の小学生。直哉が12歳の頃に産まれた。
漆黒のストレートセミロングヘア。リボンで軽く留めたり、小さなツインテールを作ったりと、様々な髪形を見せる。瞳は母譲りのライムグリーン。
ファザコンで、直哉をよくからかったりするが、直哉が愚弄されるとまるで自分のことのように怒る。そのため、目の前で直哉を殴ったシグルドを「(来てたら) キ〇タマ蹴り潰す!!」と声を大にして言うほど恨んでいる。夏休みの間、とりあえず妖魔界に滞在することになり、後に直哉共々妖魔界に移住する。
天真爛漫な元気娘で、人見知りすることもなく、誰とでもすぐに仲良くなれる。ロッテとは当初直哉のことで喧嘩するも、ロッテが謝ったことで親友になる。
母親は消息不明だったが、後にロッテの実母であるメルチェリーダと判明、王宮で再会を果たす。メルチェリーダがつけた名前は「アスハリート」。ロッテとは、腹違いならぬ“種違い”の姉妹に当たる(ただしロッテには知らされていない)。なお夢魔族には「どのような種族と交わっても夢魔族の特性を100%受け継いだ子が産まれる」という種族特性があるはずだが、明日葉には現在のところ夢魔族に特徴的な描写がまったく見られない。
パンツを穿くのがあまり好きではないようで、しばしばノーパンとなり、直哉を困らせている。
夏休み中にユグヴァルランドに移住、2学期から王立学園に通い始める。
電撃マ王の人気投票では42票を獲得し、ロッテに次いで2位という結果だった。
ユーディット・スノーレヴィク (Judit Snorrevík)
151cm/38kg・B76(B)/W54/H78・37歳・古妖魔族
ロッテ邸の女官長。だが邸にいるのは、直哉が来るまではオラフ以外すべて女性で、前年にオラフが引退宣言をしたため、事実上は侍従長となっている。
ストレートのショートヘアで、額の上にハート形の髪留めをつけている。小さい眼鏡をかけている。
人間界で占い師に変装して直哉を妖魔界に連れてきた。古妖魔(フォルンアールヴ)という種族柄か、実年齢の割に外見は若く、「あと30年は衰えるつもりはない」とは本人の弁。サディストの気があり、「けっこう派手だった」という若い頃に使用していたと思しき調教用道具の数々を、屋敷の地下倉庫にコレクションしている。公の場以外ではメルチェリーダを「メル」と呼び、親しい間柄の模様。
「派手だった」名残で、下着は現在もセクシーなもの(明日葉は「大人ぱんつ」と呼ぶ)を愛用している。
人気投票では30票で4位という結果だった。
オラフ・フリズマール (Olav Friðmar)
191cm/73kg・78歳・妖魔族
ロッテの世話役。直哉が来るまでは、邸で唯一の男だった。ロッテが生まれた頃から仕えていて、老齢もあって男嫌いのロッテもオラフだけは平気らしい。
前年までは侍従長だったが、現在は隠居の身。よく、老人仲間で温泉旅行などへ出かける。
影が薄くなりつつあるので、登場するたびに色々と張り切ることが多い。その甲斐があってか、人気投票では12位となって男性キャラの中で2位につけた。
グリゼルダ・レギンハルト (Griselda Reginhard)
156cm/47kg・B74(A)/W56/H81・17歳・種族不明
王国親衛師団第2特務親衛隊隊長であり、ロッテ邸の親衛隊長。階級は17歳にして少佐(なお、親衛師団の指揮系統は王国軍令部とは別)。他の人からは「ゼルダ (Zelda)」と呼ばれている。
ロッテとは13歳(ロッテが6歳)の時に出会い、その場でロッテに誘われて親衛隊に入った。
キリクとは知り合いで、2年前の士官学校卒業試験では、飛び入り参加したキリクをコテンパンに倒したことがある。
親衛隊の制服を嫌い、いつも礼服を着ている(制服はF(フロント)タイプ・B(ビキニ)タイプ・H(ハート)タイプと3種類あるが、どれも布地が極端に少ない)。体の成長は、既に打ち止めの模様。
パンツはいろいろとはくが、故郷では「ふんどし」だった。
種族のみならず、その生い立ちも謎が多く、詳細は明かされていない。
電撃マ王の人気投票では21票を獲得し、6位であった。
エルフレダ・ミルヤスドッティル (Elfleda Mirjasdottír)
165cm/64kg・B113(O)/W63/H91・22歳・乳牛魔族
ロッテ邸のメイド長。他の人からは「エフィ (Effie)」と呼ばれている。
乳牛魔族だが、その中でも特に高貴なジェルセイ種で、ロッテ邸のミルクはエフィが出したもの。
種族の特徴のため、かなりの巨乳。現在も数字を伸ばしている最中だが、イルミによると「単に太っただけ」らしい。
ミストの経験による「乳牛魔族からミルクを直飲み→巨乳」の図式を信じた「貧乳に悩む2人組(ロッテとユナ)」に、続いて「ノリのいい(そして悩んではいないものの貧乳の)元気娘2人組(明日葉とリュッカ)」に「直飲み」されてしまう(さらに、十分に巨乳なミストにも直飲みされた)。
パンツは、ドロワーズ(明日葉は「かぼぱん」と呼ぶ)を愛用している。
人気投票では15票で8位という結果だった。
クートフレダ (Cuthfleda)
146cm/36kg・B71(AA)/W54/H73・13歳・闇妖魔族
ロッテ邸に勤めるメイドの1人。他の人からは「クー (Cú)」と呼ばれている。闇妖魔族であり、褐色の肌をしている。
なぜか桃色な場面に出くわすことが多く、登場すると毎度のように赤面したり鼻血を出したりするはめになっている。
実は、闇妖魔族と妖魔族が交わってできた「まだら子」というどの種族からも忌避される種族であることがわかり、彼女は肌がまだらになる代わりに色が一般的な闇妖魔族より濃度が薄くなっている。屋敷に来る前は奴隷商人に奴隷として売られる身であったが、辺境での奴隷売買の取り締まりのため巡回していたロッテ達に保護されることになった。
パンツは、エフィと同様にドロワーズを愛用している。
人気投票ではユナと同じく10位だった。
ニナ・ヒルデブランド
ロッテ邸の親衛隊員の1人。階級は伍長。制服はB(ビキニ)タイプ。
飛竜を操ることができ、ロッテ邸と象牙の塔(当時は山奥にあった)の間を、直哉と明日葉を乗せて往復した。
元気娘で、語尾に「ッス」と付ける。
象牙の塔
イングリッド・ソルヴェイク・ソルグリムス (Ingrid Sorveig Sorgríms)
99cm/15kg・B52/W50/H54・7歳・兎魔族
「大賢者ソルヴェイク」と呼ばれた父の知識を、生体魔術による移植ですべて受け継いだ、2代目の大賢者。愛称は「イニ (Ini)」(これは明日葉が名付けた)。
種族の特徴である、大きな兎耳がある。また、バニースーツの上に、サイズの大きいローブを羽織っている。
空間圧縮して持ち運びできる「象牙の塔」と呼ばれる高い塔に住んでいる。生まれて以来、ずっと山奥の僻地に住み、塔から出たことすらなかったが、直哉に「塔から出て、いろんな体験をするのは百億の知識より価値あることで、まずはロッテ邸を訪れてほしい」と提案され、その翌朝にはさっそく象牙の塔ともどもロッテ邸の庭に出現し、以後はそこで暮らしている。
優しく、また興味深い提案をした直哉に強い好意を抱き、会ったその日に唇にキスをした。また、その後すぐに直哉の愛人を自称し(ロッテを「恋人」と思っていたので「愛人」で止めたらしい)、ロッテ邸に来たのも、直哉とすぐに会える距離にいるため、と明言している。
運動は苦手で、泳いだこともない。
知識だけではなく、実体験を通して心が豊かになることを日々楽しんでいて、そのきっかけを与えてくれた直哉と明日葉には、深く感謝している。さらに経験を深めるべく、直哉とともに週2回の通学を始めた。
特殊なスーツを着用しているので、パンツははいていない。
人気投票では22票で5位に終わった。
タツオ
ゴーレム。イニの身辺の世話(掃除、洗濯、簡単な炊事など)をしている。
普通のゴーレムなので、あまり高度な作業はできない。
ソルヴェイク・オットー・ソルグリムス
先代「大賢者ソルヴェイク」にして、イニの父親。故人。亡くなる間際に生体魔術の粋を集めた施術をイニに施し、300年生きた自らの知識の全てを移植した。夜伽などの本の蒐集家でもあった。

リーンヒルド城

メルチェリーダ・ユグヴァール (Mercelída Ygvar)
175cm/65kg・B103(H)/W62/H95・29歳・夢魔族
ユグヴァルラントの現国王。一般には「メルチェリーダ1世」と呼ばれる。ロッテと明日葉の実母である。
ややクセのあるブロンドのロングヘア。頭頂部から長いアホ毛が2本出ている。瞳はライムグリーンで、ピンク色で先端がハート形の長い尻尾を持つ。
夢魔族であるためか「好き者」として有名で、リーンヒルド城後宮・桃薔薇館に3000人を超える美男を囲い、ほぼ毎夜のように夜伽を行なわせている。
背中の黒い翼で、空を飛ぶことができる。また男センサーなる能力を持っているらしく、ロッテ邸の上空から直哉の居場所を即座に探り当てた。
ユーディットとは同級生だった。直哉からは「メルさん」と呼ばれ、直哉を「ダーリン」と呼ぶ。
立場上、外交関係で面倒な仕事が多いため(と言っても大半は外務大臣に丸投げ)、ストレスが溜まってお忍び休暇が増えているらしい。夜の生活もマンネリ気味とのこと。
娘たちと比べると早熟で、10歳当時の身長は163cm、胸囲は85cmだった。
2人の姉(イングヴィーダとグリエーダ)がおり、幼い頃はメルチェリーダともども仲がよかった。しかし、姉たちは成長に伴い周囲にそそのかされて王位を争ったあげく、互いに毒を盛って相討ちとなり亡くなっている。そのため、王位に就く心づもりなど一切なかったメルチェリーダが、図らずも王位を継承することとなった。
電撃マ王の人気投票では14票をとり、9位になった。
ウルスラ・シュマルリージ (Úrsúla Sumarliði)
181cm/69kg・B99(F)/W64/H93・27歳・犬魔族
王国親衛師団第1特務親衛隊隊長。階級は大佐。女性だが男性の機能も持った特殊な性別で、メルチェリーダの夜伽も務められる。エルドールの従姉であり、エルドールと同じく犬魔族であるため犬耳がある。

王立学園

女子生徒
エリカ・ドラクール・ドレイプニルス (Elíka Drakul Draupnils)
154cm/41kg・B77(B)/W55/H82・15歳・吸血魔族
ドレイプニルス伯ハーコンの娘。頭頂部から、蚊取り線香のように渦巻き状になったアホ毛が出ている。
ロッテとは別のクラスだが、パーティ等で出会うことが多い。
ロッテをライバル視していて、ふだんは一見あまり仲は良くないが、年下のロッテの相談を受けたりする等、実は意外と優しくて面倒見がよい。また、明日葉とはロッテ不在のため余った遊園地のチケットを渡して、ロッテと直哉を追跡しようと一緒に行動したことから面識があり、明日葉の学園編入後も仲は良さそうである。
血液の代用として、トマトジュースを愛飲している。コウモリに変身することができるが、アホ毛と眉毛だけは、変身前と同じ状態で残っている。
人気投票では13位でドーラ、ヘルガと並んだ。
ミストルーン・アウスグリム (Místrúne Ásgrím)
159cm/52kg・B91(G)/W59/H87・14歳・妖魔族
アウスグリム子爵(学芸省次官)の娘で、ロッテや明日葉と同じクラスの生徒。愛称は「ミスト」。
ボリュームのあるブロンドのロングヘア。後頭部に大きなリボンをつけている。瞳も金色。
やや天然でのんびりしているが、性的な知識や妄想は相当なもので、しばしばストレートな表現で友人たちを固まらせたりする。
直哉に対するお詫び(3人で袋叩きにしたこと)で、調理実習で作ったクッキーを直哉に贈ったが、その時に「殿方が喜ぶと本で読んだ」通りに、自分の脱ぎたてパンツを合わせて贈って直哉を驚かせ、同時にロッテを激怒させた。なお、その時のノーパン状態を、後に「初めての経験だが心地よかった」と語り、ノーパン仲間の一員となっている。
友人たち(ロッテ、明日葉、ユナ、リュッカ)とは一線を画す巨乳の持ち主。乳母(エッダ・ミルヤスドッティル、エフィの姉でミルヤスドッティル家の姉妹では一番の巨乳)のミルクが大好物で、12歳まで「直飲み」していた。
人気投票では20票で7位となり、上記4人を含む5人の中では3番手につけた。
ユンビョルク・シグナル (Unnbjörg Signar)
156cm/43kg・B75(A)/W56/H79・14歳・妖魔族
シグナル男爵の娘で、ロッテや明日葉と同じクラスの生徒。愛称は「ユナ」。
青紫色のショートヘア。頭頂部にカールしたアホ毛が一束ある。瞳も青紫色。
ボーイッシュな元気娘で、怪しい恰好で学内に入った直哉に飛び蹴りを喰らわせたほど。とは言え、3人組の中では一番常識的で、暴走しがちなミストやリュッカの抑え役になることが多い。
スパッツを着用する時は、下にパンツははかない。
人気投票ではクーと同じく10位にランクインしたが、なぜかユナのスパッツが4票を獲得していた。
リュッカ・エイストリ (Lucca Austri)
117cm/26kg・B58/W53/H62・13歳・山小人族
北ドヴェルグ国の王女で、ユグヴァルラントに留学に来ている。ロッテや明日葉と同じクラスの生徒。シグナル男爵邸に居候しつつ、通学している。
栗色のショートヘア。髪質が硬いのか、ややツンツンした髪形になっている。頭頂部に大小2束のアホ毛がある。瞳も栗色。
ユナが女の子っぽい服を着ないため、ユナの母親によりかわいい服を着せられている。なお、故郷ではパンツをはいたことがなかったらしい。今も、時々故郷の習慣に従ってノーパンになったりする。
小柄な身体に反して、かなりの大食漢。昼食用の弁当に、三段重を持参するほど。
人気投票では1票しか獲得できず、最下位という結果に終わった。
教師
エンヤ
王立学園の学園長。学園の敷地内にある家に暮らしている。犬魔族であることを示す獣耳が頭の両サイドについている。アトリと同じく東方出身で京言葉を話し、物腰が柔らかく常に笑顔で接する。
しかし、その裏で一部の東方出身の生徒たちとともに「マルラ神教」なる地域宗教(「男根崇拝」を主とする)の儀式を行っており、屋敷に来た男性(直哉、キリク、エルドール)を睡眠薬入りのコーヒーで眠らせ、3人の中でアレのサイズが最も良かった直哉を祭壇の前に仰向けに縛りつけた。なお、ロッテ・エリカ・ミストの3人が直哉を探しに来た際、エルドールには“可”、キリクには“不可”という札が貼られていた。
ミーナ
女子校舎勤務のダンス担当教師。男性だが「心は女」のため、女子校舎の担当を許可されている。
シフ
女子校舎勤務の社会科担当教師。専門は歴史学。
妖精族で、身長は20cm程度。瞳の中に星が散っている。
男子生徒
ビャルケ・グライン (Bjarki Grænn)
178cm/81kg・16歳・角魔族
サングラスを着用し、リーゼント型アフロヘアーの髪型。シグルドには「モジャ」と呼ばれている。
ほぼいつも、カトウとつるんでいる。カトウとともに、天文部部室に設置された展望室から女子校舎を覗いたり、女子校舎への不法侵入を繰り返す不良生徒。
シグルドとは展望室の存在を強制的に自白させられ、さらに数日後ドーラの下着に引っかかって文化祭のことにまつわる噂(神隠し)について話した後、意気投合している。
カトウ・ギュルショール (Kató Gullsjór)
173cm/68kg・16歳・妖魔族
サングラスを着用し、スキンヘッドの髪型。シグルドには「ハゲ」と呼ばれている。
ほぼいつもビャルケとつるんでいて、ビャルケ同様にシグルドと意気投合している。

その他

キリク・シグヴァルディ (Kirik Sigvaldi)
182cm/70kg・24歳・妖魔族
王国軍の大佐。しかし貴族でもなければ大した実力も実績もなく、大佐にまで上り詰めたのは上官の妻や女性上官を籠絡したため。さらなる昇進のためロッテに近づこうとするもゼルダに追い返され、懲りずに全裸マント姿で夜這いを仕掛けるが、直哉にアレのサイズで完敗した上、ゼルダに叩き出された。
エルドールのつてで、王宮の後宮(桃薔薇館)の警備長の地位に納まるが、忍び込んだ直哉を追いかける最中に明日葉の蹴りを男の急所に喰らい、名誉の負傷を負い加療中になる。その失態が元で解任され、待命中の身分になった際に王室プライベートビーチに忍び込み、開放感から全裸になるも、たまたま居合わせ、かつ全裸だったウルスラのアレのサイズに打ちひしがれた(キリクは「ネズミ」、ウルスラは「象」の絵柄で局部が隠されている)。
人気投票では16位に入り、男性キャラの中では3位である。
エルドール・エミルソン (Eldór Emilson)
183cm/78kg・25歳・犬魔族
キリクの部下。階級は中尉。上官であるキリクを尊敬しておらず、キリクのおかしな作戦に振り回され少々うんざりしている。犬魔族という種族のため、犬耳がついている。
イルミンガルド・スノーレヴィク
ロッテの主治医。ユーディットの実妹で、互いに「お姉ちゃん」「イルミ」と呼び合う間柄。女の子専門の医者を自認しているので、レズ医者と言われている。
アトリ・レギンハルト (Atli Reginhard)
177cm/62kg・32歳・妖魔族
ゼルダの養父にして剣術の師匠。東方出身で、袴を愛用する。涼やかな眉目の美男で、16歳にして悪龍を単身で退治したほどの、剣の達人。
王国の剣術指南役を引き受けるも、2年で「教え子の男の子とのスキャンダル」で辞任、山奥にこもってしまう。その後、ユーディットがロッテの護衛役を依頼に行くが断り、代わりにロッテと仲良くなったゼルダを親衛隊に入れる。
スキャンダルの通り「同性愛者」であり、後に直哉と会った時には非常に気に入り「僕が女の子なら虜になっている」と言われ、鼻血を吹いてしまう。

スヴァルトヘイズ国

20年間続いた闇妖魔族の紛争を終結させ、初の闇妖魔族の統一国家を作り上げた王国。初代国王はスヴェイン王で、王女のほかに2人の跡継ぎがいる。

ヒューレンボイエ城

スヴェイン・スヴァルトヘイズ (Sveinn Svarthæð)
189cm/92kg・53歳・闇妖魔族
国王。20年にわたる闇妖魔族の部族間戦争を力で抑え、闇妖魔族初の統一国家を作り、その初代の王に就任した。
力で王になっただけに、大柄で体格がよく、眼光が鋭い。豊かなひげをたくわえる。
放蕩息子の現状を憂い、ユグヴァルラントへの留学を命じる。
ルーリック・スヴァルトヘイズ
第1王子で、ヘルガおよびシグルドの兄。涼やかな眉目のイケメンで、横長の眼鏡をかけている。
弟のシグルドを超える女たらしで、妹のヘルガにすら手を出そうとしたほど。シグルドによると「口よりも先に手が出る下種野郎」。
長らく謹慎の身であったが、王国成立後ほどなく謹慎を解かれた。
ソルヘルガ・スヴァルトヘイズ (Porhelga Svarthæð)
170cm/58kg・B84(C)/W58/H87・23歳・闇妖魔族
王女。通称「ヘルガ」。ルーリックの妹で、シグルドの姉。
賢く、また美人。国家として成立したスヴァルトヘイズを代表し、ユグヴァルラントの王都に大使として駐在する。
学園祭の後のパーティーにてルーリックに襲われかかったところを直哉に助けられて以降、直哉に好意を抱いている。
人気投票ではエリカ、ドーラと同じく13位にランクインした。
シグルド・スヴェインソン・スヴァルトヘイズ (Sigurð Sveinnsson Svarthæð)
183cm/82kg・17歳・闇妖魔族
第2王子で、ルーリックおよびヘルガの弟。
酒と女と喧嘩にしか興味がなく、将来を案じた父スヴェイン王により、ユグヴァルラントに留学させられる。
街でロッテとぶつかって一目ぼれ。しかし、学園が男女別であることに怒り、ラブレターを出したが「ダンスが一番上手い人」と言ったばかりに、ダンス担当教師のミーナ(身体は男だが心は女)に届けられてしまう。
粗暴ではあるが、ラブレターを出したことからもわかるように、兄のルーリックとは違い「(本命の相手には)ちゃんと口説いてから近づく」ことにプライドを持っている。
学園での遠慮ない行動に怒ったヘルガにより、貴族の令嬢にみだりに手を出さないよう、アレに「緊箍児」と同等のリングを装着させられている。これを制御する指輪は、お目付役のドーラが指にはめている。
常にロッテの側にいる直哉を敵視しており(後宮候補であると知ったシグルドの身勝手な思い込みによる)、ロッテに告白した際にロッテと明日葉の目の前で直哉を殴り倒したが、その夜に密かにロッテを連れ出した際連れ戻しに来た直哉に掴みかかったところを、逆に投げ飛ばされた。
人気投票では18位となった。
イサドーラ・フィンスドッティル (Ísadóra Finnsdottír)
125cm/31kg・B63(AA)/W56/H65・17歳・闇小人族
シグルド王子付の侍従。通称「ドーラ」。
非常に小柄。右目に眼帯をつけている。
堅物な性格で、粗暴なシグルドにいつも振り回されている。学園では男装しており、シグルドには「ペッタンコだからばれない」と言われている。
人気投票ではエリカ、ヘルガと同じく13位となった。
クリエート・トレイディス
スヴァルトヘイズ国の市街地に住む一般庶民。ニックネームは「クリエ」。実はスヴェイン王の庶子であり、ヘルガのことを「ヘルガ姉様」と呼んでいる。
直哉と屋敷の使用人たちのことを調査し、それから直哉とヘルガとくっつける計画を実行するためロッテ邸に新人メイドとして潜入する。しかし、自らの出自と潜入目的がユーディットにリークしてしまうが、彼女の計らいでメイドの仕事を継続されることとなった。
クーと同じく「まだら子」であり、胴体部分の肌が白く、手足の部分が黒くなっており、まるでスクール水着の日焼け跡のようになっている。「まだら子」であるため王国内では自分の居場所がなく、母と一緒に各地を転々としていた。
パンツは「紐パン」を着用している。

舞台

ロッテ邸
ユグヴァルランドの王都郊外に建つ屋敷。ロッテや塔原父娘、ユーディットたちをはじめ、本作のメインキャラクターが生活している。
元は騎士団の宿舎だった建物を急いで改装したもので、外見は武骨な印象である。
浴室は非常に広く、5人程度なら一度に入れる。
リーンヒルド城
ユグヴァルランドの王宮。メルチェリーダの居城であり、後宮には3千人以上の美男子が囲われている。
王立学園(アカデミー)
ロッテをはじめ、王侯貴族の子女や、他国からの留学生(これも王家に連なる者や貴族の子女)などが通う。トラブルを未然に防ぐため、男子・女子は厳然と区分されている(境界には高圧電流が流れる金属柵が設置されている)。

種族

人間(にんげん / Maðer)
ごく普通の人間。妖魔界からは「ミッドガルド」と呼ばれる、別次元の世界に生きる知性体を指す。
妖魔族(ようまぞく / Álfur - アールヴ)
アールヴヘイム(妖魔族界)で最も多数を占める、一般的な種族。見かけや行動、能力などは人間とほぼ同じだが、耳たぶの上部がとがっているのが人間との一番の相違である。
夢魔族(むまぞく / Succubus - サキュバス)
多数派ではない…というより、絶滅に瀕している古代種族。とは言え、妖魔界では女王を輩出していることもあり、大きな位置を占めている。
元来、非常に「恋多き」種族であり、その相手は老若男女を問わない。また、交わった結果として生まれた子は、相手の種族にかかわらず、必ず夢魔族の性質・身体を100%受け継いだ子として生まれる。
第二次性徴の進行が非常に早い(半年から1年ほどの間に完了する)。変化は、まず翼が生え、その後に胸などの成長が起きる。
ある程度の年齢になると、他人の精液を摂取しないと命を保てなくなる。幼少時は、精液の代用としてミルクを愛飲する。
淫魔族(いんまぞく / Inccubus - インキュバス)
夢魔族の男性版に当たる過去に絶滅した種族。
古妖魔族(こようまぞく / Forn Álfur - フォルンアールヴ)
外見は妖魔族とほぼ同じだが、その来歴は古く、夢魔族と同じく古代種族の一つとされる。高位ルーンを行使できる等、特殊能力を持つ。
角魔族(つのまぞく / Lúður Álfur)
妖魔族と似た外見だが、額の上部左右に1対の短い角が生えている。
闇妖魔族 (やみようまぞく / Nótt Álfur - ノートアールヴ)
外見は妖魔族とほぼ同じだが、皮膚が褐色なので、一目で区別できる。また、一般的な性向として、特に男性は好戦的な性格の者が多い。
長らく、部族間でのいさかいが続いていたが、スヴェイン王によりようやく統一され、闇妖魔族の国家が樹立された。
闇小人族(やみこびとぞく / Nótt Dvergur - ノートドヴェルグ)
闇妖魔族の一部族で、小柄なのが特徴。体格以外は、闇妖魔族とほぼ同様。
吸血魔族(きゅうけつまぞく / Vampíra - ヴァンピーラ)
いわゆる「吸血鬼」の一族。コウモリに変身することができる。
ある程度の年齢になると、他人の血を吸わないと命を保てなくなる。幼少時は、血の代用としてトマトジュースを愛飲する。
乳牛魔族(にゅうぎゅうまぞく / Kýlbringa - キールブリンガ)
魔族の中でも希少とされる種族で、女性しか生まれない。また、例外なく巨乳で、若いうちから未婚でも授乳可能となる者が多く、乳母として働く者が多い。
特に「ジェルセイ種」は、その乳の質からも非常に高貴とされ、王侯貴族や富裕な家庭の乳母として働く。
外見上は、カールした角が頭の両サイドに生えているのが特徴である。
犬魔族(いぬまぞく / Varhund)
外見上は、頭の両サイドにとがった獣耳(犬耳)が生えているのが特徴。また、女性の中にはしばしば男性器を持つ者が生まれる。
犬と同様に亜種が多く、耳の大きさや形などは多種多様である。
兎魔族(うさぎまぞく / Varkanína)
うさぎのような、大きな耳が外見上の特徴。また、体格はだいたい小柄。
種族としては少数派。学者肌の者が多く、賢者と呼ばれる者が多い。研究室にこもって外出することがあまりないため、その姿を見ること自体が難しいことが多い。
山小人族(やまこびとぞく / Dvergur - ドヴェルグ)
ユグヴァルランドの北部の山中を中心に住む種族。小柄だが、体力に恵まれている。
男性は「ひげ」を生やすことが当たり前で、ひげの豊かさが女性にモテるポイントの1つとなっている。

テレビアニメ

放送時期や放送局など詳細は不明。

スタッフ

  • 原作 - 葉賀ユイ
  • 監督 - 追崎史敏
  • キャラクターデザイン - 大塚舞
  • シリーズ構成 - 赤尾でこ
  • 構成協力 - 新房昭之
  • ワールドビジュアルデザイナー - okama
  • アニメーション制作 - ディオメディア

単行本

  1. 2008年2月27日刊行 ISBN 978-4-8402-4221-9
  2. 2008年11月27日刊行 ISBN 978-4-04-867437-9
  3. 2009年8月27日刊行 ISBN 978-4-04-868031-8
  4. 2010年2月26日刊行 ISBN 978-4-04-868429-3単行本第4巻の巻末には、作者の漫画デビュー作品である「ミラクルパンツァー」が収録されている。

脚注

外部リンク