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ローゼンメイデン/Peach-Pit

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著者: Peach-Pit
巻数: 7巻

Peach-Pitの新刊
ローゼンメイデンの新刊

最新刊『ローゼンメイデン 6



twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)

tetsuo_female RT @vinyl_tackey: 今話題の不登校の子に手紙送りつけるやつを見てローゼンメイデンのジュンくんのエピソードを思い出した。これ15年ぐらい前のマンガだけど今でもこんな地獄のような恐ろしい行為が行われているのか。 https://t.co/ULYICj0TXc
srn_343 しゅごキャラは圧倒的に漫画をオススメします!!!!!大人になった今読んでもまじで感動するしなんと作者はローゼンメイデンのPEACH-PIT先生です!!!!!キャラも服もかわいいかっこいい!!!皆!!!見て!!!!!
k91k0t RT @rozen_yj: 「ローゼンメイデン」最終話掲載のヤングジャンプ8号、いよいよ23日(木)発売です。最終回カラー扉+PEACH-PIT先生直筆イラスト&サイン入り色紙などが当たるプレゼント企画もありますので、コミックス派の方も今号は是非お手に取ってくださると嬉しいです…
unwetter_hexe RT @rozen_yj: 「ローゼンメイデン」最終話掲載のヤングジャンプ8号、いよいよ23日(木)発売です。最終回カラー扉+PEACH-PIT先生直筆イラスト&サイン入り色紙などが当たるプレゼント企画もありますので、コミックス派の方も今号は是非お手に取ってくださると嬉しいです…
Jade_tmp RT @rozen_yj: 「ローゼンメイデン」最終話掲載のヤングジャンプ8号、いよいよ23日(木)発売です。最終回カラー扉+PEACH-PIT先生直筆イラスト&サイン入り色紙などが当たるプレゼント企画もありますので、コミックス派の方も今号は是非お手に取ってくださると嬉しいです…

ローゼンメイデンの既刊

名前発売年月
ローゼンメイデン 1 2008-12
ローゼンメイデン 2 2009-09
ローゼンメイデン 3 2010-02
ローゼンメイデン 4 2010-09
ローゼンメイデン 5 2011-05
ローゼンメイデン 6 2011-11

|- | colspan="2" style="padding: 0;"| {| class="infobox bordered collapsible innercollapse autocollapse" style="width: 100%; margin: 0;" ! colspan="2" style="text-align: center; background-color: #ccf;"| ゲーム |} 『ローゼンメイデン』 (Rozen Maiden) は、PEACH-PITによる漫画、及びそれを原作とするノーマッド制作の日本のアニメ作品。

原作漫画は『Rozen Maiden』のタイトルでコミックバーズ(幻冬舎コミックス)にて2002年9月号から2007年7月号まで連載(途中休載を挟む)。その後、週刊ヤングジャンプ(集英社)へ移籍、2008年4月発売の20号(通巻1389号、2008年4月17日発売)より『ローゼンメイデン』とタイトルを変更の上、月一回で連載中(詳細は#突然の連載終了とその後の動きを参照)。

作品概要

コンセプトは「アンティークドールの戦い」。

少女漫画の様な作風や美しいドールの衣装から、女性からの人気も高い。画風に関しても、虹彩の細かな書き込みや背景に花を描いたりなど、従来の少女漫画に近い。メディアなどでローゼンメイデンの衣装と作風はゴシックロリータだと形容されることがある雑誌TV Bros、ゴスロリバイブルなどでもそのような形で本作が紹介されている。

系統的には人造人間譚と言えるべき物でもあり、アンドロイド登場作品に共通するテーマを内包している。作中にアンドロイドの言はないが薔薇乙女をアンドロイドと考えた場合、「アリスを造る」ではなく、アンドロイドである薔薇乙女自身が、当初から強い自己意識と独立心を持ち、自らの意思で「究極の少女であるアリスを目指す」という女性主観的な要素が強調されている。

名前の由来は、作者によれば「完全に響きから入りました」とのことである「月刊ヤングジャンプ」2009年1月号144頁。ドイツ語の「Rosen」という単語が出てきたものの、どうしても英語の「Maiden」と合わせたかったらしく、「ローゼンさんという名前の人の作った乙女」ということで「Rozen Maiden」となった。ちなみになぜzになったかは不明だという。

突然の連載終了とその後の動き

「コミックバーズ」連載中、原作者PEACH-PITの公式サイトに当作品のコンテンツが存在していたが、リンク集における「雑誌」のコーナーで連載している雑誌が列挙される中、「コミックバーズ」誌へのリンクのみが消滅。このため、読者の間では「原作者側と出版元の幻冬舎コミックス側および「コミックバーズ」編集部との間に何らかのトラブルが生じた」という噂が連載終了前から飛び交っていた既に削除されているが、えばら渋子は自らのブログにて、誤植の多さに呆れている点、ネームチェックが一度も行われていなかった点を記述していた。単行本の「ももたね的まんがの作り方」には、ネームチェックその他の過程に担当が出てこない。但し、こちらは本作に限った漫画の製作工程として説明している訳ではなく、編集の未介入や怠慢の存在やそれらへの不満を示唆しているものとする根拠にはならない。

2007年4月28日に「コミックバーズ」の公式サイトで2007年5月30日発売の7月号をもって連載終了と発表され、最終回が掲載された。

2007年6月24日のPEACH-PITの公式ブログにて千道万里が、今までローゼンメイデンに関するコメントを差し控え、ファンに不安と心配を掛けていた事の謝罪と今までの応援を感謝するコメントが発表された。なお、今後については「(ファンに対しては)何らかの形で必ず恩返しする」と記載したのみであった。

これ以降、ローゼンメイデンにまつわる動きは見られなかったが、2008年3月発売の週刊ヤングジャンプ16号にて『少女のつくり方 How to make a girl』と題したローゼンメイデンの書き下ろしフルカラー漫画8ページを袋綴じ付録として掲載、また17号に於いて『ローゼンメイデン』の新連載が告知され、20号より月一回のペースで連載中である。そして、2008年4月30日にはヤングジャンプ・コミックスから『Rozen Maiden 新装版』(定価743円+税)が発行されており、毎月1巻ずつ全7巻が発売された。なお、週刊ヤングジャンプ誌上では『ローゼンメイデン』とカナ標記され、『Rozen Maiden』とは区別されている。

あらすじ

コミックバーズ版 (Rozen Maiden)
引きこもりの日々を過ごす中学生の少年・桜田ジュン。鬱屈した性格の彼は、ネット通販で買った商品を期限ギリギリでクーリングオフしてスリルを楽しんでいた。
ある日、彼は怪しげなダイレクトメールを受け取る。そこに書かれた、「まきますか まきませんか」との問いに、軽い気持ちで応えてしまう。すると翌日、薔薇の装飾金具の付いた重厚な革製の鞄が送り付けられて来た(アニメでは、ジュンの部屋に本人も気付かないうちに忽然と現れた)。
鞄を開けると、中にはまるで生きているかのように精巧に作られたアンティークドール(少女人形)が収まっていた。興味半分にジュンが螺子を巻くと、人形は目覚め、「ローゼンメイデン第5ドール真紅」と名乗り、ジュンに対して、自分と契約して下僕(アニメでは家来)となる事を要求する。
最初こそ真紅の尊大な態度に反発したジュンだったが、突如窓ガラスを割って侵入してきた人形に命を狙われ、訳も分からぬうちに真紅と止む無く契約を交わしてしまう。こうして、真紅に関わる事により薔薇乙女達の争いに巻き込まれてしまったジュンは、様々なドール達やその関係者達との出会いを通じて、その心を成長させていく事になる。
ヤングジャンプ版(ローゼンメイデン)
中学時代、引きこもりだった桜田ジュンは、意を決して外に出る事を決意。中学卒業後は高校に行かず、大検に合格したが、引き篭もった事が災いして、三流大学に進学。学生達とは馴染めず、バイト先の本屋でも店長から嫌がらせを受け、引きこもった事を後悔しながら日々を過ごしていた。
そんなある日、バイトの最中に『週刊 少女のつくり方』という雑誌の創刊号を見つける。それを持ち帰って以来、何故か家に雑誌が毎号届く様になる。雑誌の付録パーツを集めて組み立てると、「ローゼンメイデン 真紅」が完成されるという。人形作りに夢中になるジュンだったが、ある日突然雑誌が休刊してしまう。更に、中学時代の自分から助けを求めるメールが届く。
一体、「まいた世界」で何が起きているのか? そして、「まかなかった世界」に現れたローゼンメイデンとの出会いを機に、ジュンにどんな変化が起きるのか?

登場人物

用語

ローゼンメイデン
『薔薇乙女』とも書く。人形師・ローゼンによって究極の少女・アリスを目指すべく作られた不思議な力を持つ7体のアンティークドールの総称。作中ではローゼンが生涯をかけた作品で、「生きた人形」とも呼ばれる最高傑作シリーズとされるが、市場に出回る事は疎か、実際に見た者すらいない為、現在ではその存在を信じる者は少なく、それに関する資料や記録もあまりない。制作年代がバラバラで、数百年もの隔たりがあるものもある。尚、ジュンに言わせれば「(リアル)呪い人形」との事。
アリス
ローゼンが理想とする完璧な少女。真紅曰く「どんな花よりも気高く、どんな宝石よりも無垢で、一点の穢れも無い、至高の美しさを持った究極の少女」。ローゼンはこのアリスとしか会う気は無いと言われる。アリスになる為にはアリスゲームに勝ち、全てのローザミスティカを集めなければならないらしい。
ジャンク
作中では「壊れた子」という意味で、完璧を求めるローゼンメイデンが恐れる状態。特に水銀燈は敏感で、3巻では自分の事をジャンクだと言った真紅の腕を引きちぎるなど、1度言われるだけでもかなり激怒するアニメでは胴体がない事がその理由とされている、原作では人間を糧扱いする点に対してローゼンの意図に反する「壊れた子」という意味で使ったとみられる。。しかし言葉として1番使っているのは水銀燈である。
また、真紅曰く「『お父様から貰った大切な身体の一部』を無くす事は、それだけでアリス失格を意味する」。
アリスゲーム
ローゼンメイデン達が闘い、互いのローザミスティカを奪い合うゲームであり、彼女達に与えられた宿命とされている。これに勝ち、ローザミスティカを奪った者はアリスに1歩近づき、逆に奪われた者は敗者となって只の動かぬ人形となり、敗者の魂は『迷子の魂』となって無意識の海に漂うとされる。闘いのルールは規定の無いバトルロイヤル形式で、協力して多数のドールが1体のドールを攻撃するという事も許されている様である。更にゲームに敗北したドールのローザミスティカは自動的に勝者の物になる訳では無く、横取りも可能である但し、原作では水銀燈が蒼星石を倒した訳ではないので、蒼星石のローザミスティカに拒まれ、翼が肥大化するという現象が起こっていた。
しかし、真紅はその方法を良しとせず、「私のやり方でアリスゲームを制する」、水銀燈は「全てのローザミスティカを集め、アリスになる」など、それぞれ別の思想があるが、共通している事はゲームを制したドールは父・ローゼンに会えるという事である。
ローザミスティカ
ローゼンメイデンの命の源で、いわゆる「魂」の様な物。具体的に何であるかは作中では触れられていないが、これを失うと只の人形となり、全て集めるとアリスになれると信じられている。外観は幾重もの光輪を伴った結晶である。原作初期では「ローザ・ミスティカ」と書かれていた。
錬金術で生成された当初は1つであったが、ローゼンがこれを7つに割り、それぞれに与える事によって個々のローゼンメイデンが動くようになったと言われる。その中でも双子である翠星石と蒼星石のものは、2つだけでぴったり合わせることの出来る双子の石であり、翠星石のローザミスティカを蒼星石のボディに移すことで蒼星石が目覚めることが可能であることがわかっている。
アニメ版では、外観は原作同様に幾重もの光輪を伴った結晶で、色は濃いピンク色である。しかし、独自の設定としてこれを手に入れると元の持ち主である人形に与えられていた特殊能力をも身に付ける事が出来る。更に、特別編でまだローザミスティカを与えられてない水銀燈が動き出したり、ローザミスティカ無しでも自らの意思で動く(オートマータ=自動人形)薔薇水晶が登場する事から、ローザミスティカには何か特別な意味があると思われる。
4巻での蒼星石の状態から、ローザミスティカが体外に出現しても少しの間は途切れ途切れながら話せる様子。尚、雪華綺晶は自らローザミスティカを取り出した後も普通に話していた。
契約
通常ローゼンメイデンは単体では動けないが、人間によって螺子を巻かれると動く。しかし、それだけでは不十分であり、人間から力を貰わなければ能力を完全に発揮出来ない。そこで、人間から力を貰う為の儀式が契約である。ドールが付けている物と同じ薔薇の指輪を貰って嵌め、それにキスをする事で成立する。契約をした人間は契約者(マスター)、媒介(ミーディアム)と呼ばれる。但し、水銀燈に限っては契約の有無に関係なく、人間から力を奪う事が出来る(しかし指輪を嵌めさせた方が、力の供給がしやすく便利らしい)。
アニメではドールが付けている指輪に直接キスをする事で契約者にも左手の薬指に自動的に指輪が生成されて契約が成立し、逆にドールが契約者の指輪にキスをすると契約が解かれる。しかし、漫画では真紅が「わたしは、薔薇の誓いを解く」と言っただけで指輪は消えた。
契約者(マスター)、媒介(ミーディアム)
ローゼンメイデンと契約を結んだ人間の事。「ミーディアム」はアニメ版独自の呼称である。他にも「下僕(家来)」(真紅)や「糧」(水銀燈)と呼ぶドールがいるが、これはドールの性格によるもの。
基本は、彼女らが活動する為の力の供給源ではあるが、契約したドールと同じ心理状態にある者を人工精霊が選ぶ為、精神的な繋がりと類似性を持つ様である。水銀燈は当初ミーディアムを必要としなかったが、後にミーディアムを持つ事によって、精神的変化を見せる様になった。また、契約者という他者との関わりがお互いの成長を促す面がある。
契約の指輪
媒介がドールと契約を交わした際に付けられる指輪。これによりドールに力を供給することが出来、ドールが力を使うと指輪が光り熱さを伴う。ドールが力を使う際に媒介は体力を失うため、それは疲労や気だるさといった形で現れる。大きな力を使うほど媒介の消耗は大きく、力を使いすぎると媒介は指輪に取り込まれて消滅してしまう。指輪は契約が解かれるか契約したドールが敗れるまで消えず、また契約中の媒介は自由に外すことが出来ない(無理に外すと肉が削げる)。原作とアニメではデザインが微妙に異なる。
ちなみにジュンは真紅と翠星石2体の媒介であり、原作では真紅の後に翠星石と契約を結んだ時、薔薇の指輪は形を変え、若干大きくなった。
nのフィールド
現実世界と表裏一体をなす空間。無数の世界で構成され、扉がそれを繋いでいる。通常、鏡や水溜まり、ショーケース等の透明な光を反射する所から入る事が出来るが、人工精霊のスィドリームやレンピカの力で夢の中を経由して入る事も可能。だが、契約者無しでは30分程度しか居られず、制限時間を過ぎると螺子が切れてしまう。人間が脱出が出来ない場合はその間はずっと起き上がることが出来なくなる謂わば昏睡状態に陥る。よって、脱出不可能な状態が永続することになれば現実世界では『死亡』とほぼ等しい状態となってしまう。雪華綺晶はこの手を使って、力を供給する為だけの目的で、契約者・オディールに幻惑を見続けさせることでnのフィールドへ閉じ込め、長い眠りに就かせている。
原作初期では『思念で構成された現実世界の裏側』という非常に曖昧なイメージだったが、翠星石や蒼星石の登場以降、『誰かの精神の世界』という意味合いが強くなった。更に自分の持つイメージが曖昧だと、自分の具体的な姿を表す事も出来ず、声を聞く事や物を見る事すら出来ない。このnのフィールドの根底には『無意識の海』が存在し、その一部には『記憶の濁流』、『9秒前の白』という場所も存在する。なお、ローゼンは現在nのフィールドのどこかに居ると言われる。
アニメでは始めから『誰かの精神の世界』の意味合いの方が強く、その世界は本人の性格や趣味、精神状態等によって形成され、変化している(たとえば、水銀燈の場合は壊れた建物がある町並みに、人形の残骸が散乱している世界。雛苺の場合はおもちゃや人形がたくさんある世界)。但し、アニメ第二期第9話や最終話に代表されるように、原作に近いnのフィールドが登場する事はある。
人工精霊
ローゼンメイデンをサポートする、光り輝き浮遊する物体。姉妹達が個々に所有、それぞれ色が異なっており、主に戦闘のサポートや新しい契約者を探したり、回復させたりする等の役目を持つ。それぞれのドールの人工精霊の名前は、水銀燈はメイメイ、金糸雀はピチカート、翠星石はスィドリーム、蒼星石はレンピカ、真紅はホーリエ、雛苺はベリーベルである。ローゼンメイデンとは意志の疎通が出来、単独行動も可能である。但し、物質を通り抜ける事は出来ない。また、描写などを見ると、個々として意識や意思を持っていると思われる。
また、その性能はそれぞれ異なる。4巻で真紅が、頼りなさげに飛び、更に主人である雛苺の後ろに隠れてしまうベリーベルを見て、人工精霊の躾の事を雛苺に言っている所があるが、ローゼンメイデン全員が人工精霊に躾をしているかどうかは不明。
また、原作では主がアリスゲームに敗北しても、別のドールがローザミスティカを完全に手に入れない限り人工精霊が護る事もあり、別のローゼンメイデンの手に渡った後、その主に従うようである。
ローゼンメイデンが眠る時に入るトランクケース。高級そうな作りで、革張りの表面に金色の薔薇の彫金が施されている。ローゼンメイデンは、基本的にこの鞄の中で夜の9時から朝の7時まで眠る。アニメでは、ローゼンメイデンが精神を維持する為にここで眠る必要性がある、という事を水銀燈が語る描写がある。蒼星石のローザミスティカによって肥大化した翼の所為で、鞄で眠る事ができなかった水銀燈がかなり疲労していた事から、原作でも鞄で眠る事は重要な様子。しかし、翠星石や雛苺は昼寝の時などに普通に布団(?)で寝ており、夜の眠りに鞄を使う事に意味がある模様。
なお、翠星石、蒼星石、真紅は鞄を飛行時の道具として利用している。鞄自体に飛行能力がある訳ではない事は、翠星石が鞄から離脱した瞬間に鞄が地に落ちる事からも伺える但し、蒼星石が鞄で空を飛ぶ描写はアニメのみ。真紅はアニメ特別編およびPEACH-PIT作の短編漫画で鞄を使ったことが確認されている。
夢の世界
nのフィールドの一部。人間やドール一つ一つがその世界を持ち、基本的に直接移動できるのは本人ぐらいである。間接的に行くとなると、鏡からnのフィールドへ入り、無数の扉の中から目的の扉を探す必要がある。但し、本人を介せば鏡からでも直接入れるようである。なお、翠星石と蒼星石は近くにいる睡眠か失神状態の人間の夢の扉を強制的に開き、直接入ることができる。
心の樹
その人自身が夢の世界のどこかに持つ樹。翠星石曰く「夢の主が樹となって枝葉を伸ばし、その過程で心が作られている。」とのことで、樹はその人の心の状態を表している。翠星石と蒼星石は、庭師の如雨露と鋏を使って、心の樹を成長させる役目を担うが、使い方によっては逆に朽ちさせることも可能である。ちなみに翠星石は、ジュンを「チビ人間」、原作ではみっちゃんを「デカ人間」と呼んでいるが、これは体の大きさではなく、心の樹の大きさによるものらしい。
世界樹
翠星石曰く「心を通わせる者同士の夢を繋ぐ樹」とのこと。本来、個々の夢が直接交じり合う事はないが、世界樹の枝によって1つに集約されている。

既刊一覧

バーズコミックス

  • Rozen Maiden 1 ISBN 4-344-80212-8
  • Rozen Maiden 2 ISBN 4-344-80340-X
  • Rozen Maiden 3 ISBN 4-344-80452-X
  • Rozen Maiden 4 ISBN 4-344-80505-4
  • Rozen Maiden 5 ISBN 4-344-80620-4(初回限定:ISBN 4-344-80621-2)
  • Rozen Maiden 6 ISBN 4-344-80691-3(初回限定:ISBN 4-344-80690-5)
  • Rozen Maiden 7 ISBN 4-344-80822-3(初回限定:ISBN 4-344-80804-5)
  • Rozen Maiden 8 ISBN 978-4-344-81030-3

現在ドイツ語、英語、イタリア語、フランス語等の翻訳版も発行されている。

バーズコミックスとしての最終巻である第8巻は、3話しか収録されておらず、書き下ろしページなどもほぼ無く、全92ページという極端にページ数が少ない薄い単行本になっている。

バースコミックススペシャル

  • Rozen Maiden フィルムコミックス1 ISBN 4-344-80630-1
  • Rozen Maiden フィルムコミックス2 ISBN 4-344-80651-4
  • Rozen Maiden フィルムコミックス3 ISBN 4-344-80661-1
  • Rozen Maiden Entr'acte ISBN 4-344-80650-6

ヤングジャンプコミックス

週刊ヤングジャンプの連載に併せて、ヤングジャンプ・コミックスから新装版が発売されている。新装版7巻には通常版とは別に初回限定版があり、新装版全7巻を収納できるBOXが付いている。 また、ヤングジャンプ版「ローゼンメイデン」1巻は通常版・特装版共に12月19日に発売された。特装版には週刊ヤングジャンプ16号に掲載された『少女のつくり方 How to make a girl』の絵本が付属している。

  • Rozen Maiden 新装版 1 ISBN 978-4-08-877455-8 (2008年4月25日発売)
  • Rozen Maiden 新装版 2 ISBN 978-4-08-877456-5 (2008年5月26日発売)
  • Rozen Maiden 新装版 3 ISBN 978-4-08-877457-2 (2008年6月26日発売)
  • Rozen Maiden 新装版 4 ISBN 978-4-08-877458-9 (2008年7月25日発売)
  • Rozen Maiden 新装版 5 ISBN 978-4-08-877459-6 (2008年8月26日発売)
  • Rozen Maiden 新装版 6 ISBN 978-4-08-877460-2 (2008年9月26日発売)
  • Rozen Maiden 新装版 7 ISBN 978-4-08-877461-9 (2008年11月28日発売)
  • Rozen Maiden 新装版 7 (初回限定版) ISBN 978-4-08-908092-4 (2008年11月28日発売)
  • ローゼンメイデン 1 ISBN 978-4-08-877566-1 (2008年12月19日発売)
  • ローゼンメイデン 1 (特装版) ISBN 978-4-08-782198-7 (2008年12月19日発売)
  • ローゼンメイデン 2 ISBN 978-4-08-877702-3 (2009年9月18日発売)
  • ローゼンメイデン 3 ISBN 978-4-08-877811-2 (2010年2月19日発売)
  • ローゼンメイデン 4 ISBN 978-4-08-879029-9 (2010年9月17日発売)

テレビアニメ

概要

薔薇乙女製作委員会 / TBS製作、アニメーション制作はノーマッド。なお、ノーマッドの初制作作品でもある。2004年10月から12月にかけてTBSやBS-i等で放送された『ローゼンメイデン』(以下“第1期”)以降、定期的に作品が製作されている。

シリーズ沿革

当初、アニメは第1期のみの予定であり、第1期終了時点で監督の松尾衡は「やりたいことは全てやった」とコメントしていた。しかし、DVD等関連グッズが予想以上のセールスを記録し、また第1期終了とほぼ同時期に原作において水銀燈を中心とした新たな展開が始まった状況の中、2005年10月から2006年1月に新シリーズ『ローゼンメイデン トロイメント(Rozen Maiden träumend)』(以下“第2期”)が製作され、TBSやBS-i等で放送された。

第2期終了直後の2006年2月19日、横浜BLITZにて開催された『ファン感謝祭』において(その時点では詳細は不明ながらも)特別編製作決定を緊急発表、後日正式に題名を『ローゼンメイデン オーベルテューレ (Rozen Maiden ouvertüre)』(以下“特別編”)と公表し、2006年12月から2007年1月にTBS・BS-iで放送された。

補足

概ね原作を基にしてはいるが、第1期はその時点で進行中の原作に基づいて物語を完結させる為、オリジナルの設定や要素が多いキャラクターの性格づけやストーリー展開がされた。松尾監督自身は(第2期である)『トロイメント』に関して、ムック本『ノクトゥルネ』のインタビューて『続編でなかったら許されなかった点もあった』とも語っている。また、事実上のOVAとも言えるオーベルテューレは、原作を含めたそれまでのストーリーやキャラの設定・イメージなどを否定しかねない場面も存在する。

原作者のPEACH-PITは第1期製作には一切関与しなかったが、第2期以降はシリーズ監修及びキャラクター原案として参加している。漫画のアニメ化に際して原作者がこのような監修の立場にあるのは非常に稀なケースである。

元来16:9のハイビジョンサイズ(ビスタサイズ)で制作されているが、他のTBS制作(ビスタサイズ制作)アニメ作品同様、BS-i以外は左右をカットして4:3サイズで放送している。なお第1期のみDVDソフトでは販売版とレンタル版とで画面サイズや収録話数を使い分けて対処している(販売版は16:9の2話構成、レンタル版は4:3の3話構成)。

2009年初冬にテレビシリーズのDVD-BOXが順次発売される事が「TBSアニメフェスタ2008」にて発表され、順次発売している。これと同時に「トロイメント」と「オーベルテューレ」のレンタルDVDも出ている(16:9の2話構成)。

登場人物

スタッフ

キャスト

{| |style="vertical-align:top"|

  • 真紅 - 沢城みゆき
  • 水銀燈 - 田中理恵
  • 桜田ジュン・サラ - 真田アサミ
  • 翠星石 - 桑谷夏子
  • 蒼星石 - 森永理科
  • 雛苺 - 野川さくら
  • 金糸雀 - 志村由美
  • 薔薇水晶 - 後藤沙緒里
  • 桜田のり - 力丸乃りこ
  • 柏葉巴 - 倉田雅世

|style="vertical-align:top"|

  • 槐 - 小野大輔
  • 白崎 - 櫻井孝宏(第2期)、津久井教生(特別編)
  • 柴崎元治 - 西川幾雄
  • 柴崎マツ - 鳳芳野
  • メグ - 河原木志穂
  • みっちゃん - 川瀬晶子
  • くんくん探偵・ラプラスの魔 - 津久井教生
  • サラの父 - 小室正幸
  • サラの母 - 水落幸子

|}

主題歌

第1期
オープニングテーマ「禁じられた遊び」
作詞 - 宝野アリカ / 作曲・編曲 - 片倉三起也 / 歌 - ALI PROJECT
エンディングテーマ「透明シェルター」
作詞・作曲 - myu / 編曲 - refio / 歌 - refio+霜月はるか(現kukui)
第2期(トロイメント)
オープニングテーマ「聖少女領域」
作詞 - 宝野アリカ / 作曲・編曲 - 片倉三起也 / 歌 - ALI PROJECT
  • オープニングアニメーションはマングローブによる。
エンディングテーマ「'''光の螺旋律」
作詞 - 霜月はるか / 作曲・編曲 - myu / 歌 - kukui
  • エンディングのアニメーションの冒頭部分に薔薇乙女のドイツ語名(上からKANARIENVOGEL(金糸雀)、KLEINE BEERE(雛苺)、REINER RUBIN(真紅)、横に並べてLAPISLAZURI STERN(蒼星石)、JADE STERN(翠星石))が記されており、内、真紅の名がTRÄUMENDの綴りに変わる映像がある(終盤でも同様な映像がある)。途中、下着姿の薔薇乙女の背景に“ALICE GAME”と云う文字が現れるがこれは英語である。
  • なお、MERCURY LAMPE(水銀燈)とROZENKRISTALL(薔薇水晶)の文字は無い。
特別編(オーベルテューレ)
オープニングテーマ「薔薇獄乙女」
作詞 - 宝野アリカ / 作曲・編曲 - 片倉三起也 / 歌 - ALI PROJECT
エンディングテーマ「空蝉ノ影」
作詞 - 霜月はるか / 作曲・編曲 - myu / 歌 - kukui

各話リスト

※全てのサブタイトルにドイツ語(意訳)がついている。参考までにそれを英語に直訳したものを併記する。
話数サブタイトル独語サブ英訳脚本絵コンテ演出作画監督
colspan="8"|ローゼンメイデン (Rozen Maiden)
1薔薇乙女Fräulein Rose
(フロイライン ローゼ)
Miss Rose花田十輝松尾衡石井久美
2雛苺Kleine Beere
(クライネ ベーレ)
Little Berry高橋丈夫玉井公子
3水銀燈Mercury Lampe
(マーキュリー ランペ)Mercuryはドイツ語ではMerkur(メルクール)と綴る。基本的にドイツ語で水銀を意味する単語はQuecksilber(クヴェクズィルバー)であるが、Merkurにも水銀という意味はある。なおこのQuecksilverとMerkurの水銀という意味は別物である。
Mercury Lamp大橋誉志光吉本毅北野幸広
北尾勝
4翠星石Jade Stern
(ヤーデ シュテルン)
Jade Star岡田麿里桜美かつし島崎奈々子ふくだのりゆき
5階段Die Treppe
(ディー トレペ)
The Stairs玉井☆豪堀之内元小林智樹阿部達也
6Tränen
(トレーネン)
Tears宍戸淳
郷敏治
高橋丈夫玉井公子
7Träume
(トロイメ)
Dreams花田十輝田村しゅうへい吉本毅北野幸広
8蒼星石Lapislazuri Stern
(ラピスラーツリ シュテルン)ラピスラズリの綴りは基本的にドイツ語でも「Lapislazuli」である。誤植か意図的であるかの真偽は不明。
Lapis Lazuli Star岡田麿里松尾衡水本葉月菊地聡延
9Die Gefängnis
(ディー ゲフェングニス)
The Prison紫紺池田重隆
川村賢一
ふくだのりゆき
山沢実
10別離Abschied
(アプシート)
Parting玉井☆豪堀之内元太田雅彦北尾勝
阿部達也
11運命Schicksal
(シクザール)
Fate花田十輝高橋丈夫
松田清
玉井公子
12真紅Reiner Rubin
(ライナー ルビーン)
Pure Ruby松尾衡石井久美
colspan="8"|ローゼンメイデン トロイメント (Rozen Maiden träumend) 「トロイメント」とは、動詞träumen(夢を見る)の現在分詞である。
1薔薇水晶Rozenkristall
(ローツェンクリシュタル)Rozenは人形師の名前であり、ドイツ語の薔薇の綴りはRoseである
RozenCrystal花田十輝松尾衡石井久美
2Enju
(エンジュ)
Enju松尾衡鈴木利正菊池聡延
3金糸雀Kanarienvogel
(カナーリエンフォーゲル)
Canary玉井☆豪堀之内元菜香ゆき田村正文
4契約Vereinbarung
(フェアアインバールング)
Agreement岡田麿里松尾衡木村寛土河紀夏
5手紙Der Brief
(デア ブリーフ)
The Letter玉井☆豪堀之内元小林智樹山内尚樹
6天使Engel
(エンゲル)
Angel花田十輝松尾衡土屋浩幸菊池聡延
7茶会Teegesellschaft
(テーゲゼルシャフト)
Tea Party玉井☆豪高田昌宏田村正文
8人形師Puppenmacher
(プペンマハ)
Doll Maker花田十輝松尾衡髙炅楠
9Der Tadel
(デア ターデル)
The Rebuke岡田麿里太田雅彦青柳宏宣山内尚樹
10Tomoe
(トモエ)
Tomoe花田十輝島崎奈々子菊池聡延
11薔薇園Rosengarten
(ローゼンガルテン)
Rose Garden岡田麿里堀之内元小林智樹田村正文
12少女Alice
(アリーセ)
Alice花田十輝松尾衡石井久美
colspan="8"|ローゼンメイデン オーベルテューレ (Rozen Maiden ouvertüre) 副題は序曲の意。ドイツ語での正しい発音は「ウヴェルテューレ」だが、ドイツ語圏にも地方によって発音の違いがあり、オーベルテューレといった解釈も完全な間違いではない。2007年2月21日にDVD発売。
前編悠久Ewigkeit|Eternity花田十輝松尾衡松尾衡
山崎みつえ
田村正文
後編虚飾Eitelkeit|Vanity松尾衡菊池聡延

放送局

放送地域放送局放送期間放送日時備考
colspan="5"|第1期
関東広域圏TBS2004年10月7日 - 12月23日木曜 25:55 - 26:25制作局
日本全域BS-i2004年10月14日 - 12月30日木曜 24:30 - 25:00BSデジタル放送
16:9フルサイズ放送
福岡県RKB毎日放送2005年1月8日 - 3月26日土曜 27:15 - 27:45
近畿広域圏毎日放送2005年5月21日 - 9月3日土曜 26:25 - 26:55アニメシャワー第2部
日本全域キッズステーション2005年7月13日 - 9月28日水曜 24:30 - 25:00
(リピートあり)
CS放送
TBSチャンネル2007年6月24日 - 9月9日日曜 25:30 - 26:00
colspan="5"|第2期(トロイメント)
関東広域圏TBS2005年10月20日 - 2006年1月26日木曜 25:55 - 26:25制作局
日本全域BS-i2005年11月3日 - 2006年2月2日木曜 25:00 - 25:30BSデジタル放送
中京広域圏中部日本放送2005年11月4日 - 2006年2月10日金曜 27:45 - 28:15
近畿広域圏毎日放送2005年12月10日 -2006年3月4日土曜 26:55 - 27:25アニメシャワー第3部
日本全域キッズステーション2006年1月9日 - 3月27日月曜 24:30 - 25:00
(リピートあり)
CS放送
TBSチャンネル2007年9月16日 - 12月2日日曜 24:30 - 25:00
colspan="5"|特別編(オーベルテューレ)
関東広域圏TBS2006年12月22日・12月23日金曜 27:30 - 28:00
土曜 27:16 - 27:46
制作局
日本全域BS-i2007年1月11日・1月18日木曜 24:30 - 25:00BSデジタル放送
TBSチャンネル2008年4月5日土曜 22:00 - 23:00
(リピートあり)
CS放送

ゲーム

iアプリゲーム ローゼンメイデン
2005年2月2日にモバイルサイトのコナミネットDXより、iモード専用アプリゲームとして第1話『薔薇乙女』が配信され、その後も定期的にストーリーが配信されていった。全10話。ジャンルはアドベンチャーゲーム+ターン制戦闘ゲーム形式で、アニメ第1期を再構成した内容になっている。なお、各話を好成績で終えるとアフターストーリーとして、オリジナルストーリーが楽しめる。
Rozen Maiden duellwalzer(ローゼンメイデン ドゥエルヴァルツァ)
2006年4月27日にPS2用ゲームソフトとして、通常版と限定版の2種類がタイトーから発売された。基本システムはアドベンチャーゲーム形式。このゲーム中には作品の別世界での主人公とも言える『名探偵くんくん』の新作アニメ前後編が収録されている。販売店によっては『Beilage Disk』(「付属ディスク」の意)という非売品CDも付き、ゲームサントラと登場キャラの音声集が収録。なお限定版には、PEACH-PIT描き下ろしの真紅の絵柄(シルエット)とシリアルナンバーが入った懐中時計が付属された。また、2007年3月15日には『TAITO BEST』として廉価版も発売された。
Rozen Maiden gebetgarten(ローゼンメイデン ゲベートガルテン)
2007年3月22日に、再びタイトーよりゲーム第2弾がPS2用ゲームソフトとして通常版と限定版の2種類で発売された。今回は3D格闘ゲームとしてリリースされた。ゲームのシステムベースは同社の名作『サイキックフォース』を踏襲している。前作と同様に、販売店によっては『Beilage Disk2』(付属CD)が付き、ゲームサントラと登場キャラの音声集が収録。なお限定版には、PEACH-PIT描き下ろしの水銀燈の絵柄(シルエット)とシリアルナンバーが入った懐中時計が付属された。

ドール・フィギュア

本作品がドールの物語であることから、株式会社ボークスからスーパードルフィー(SD)、株式会社ジュンプランニングからプーリップ、ダルシリーズとして、各キャラクターのドールが発売された。

またフィギュアは中々商品化されず、エポック社からカプセルトイで発売が予告された(現在まで未発売)がユージンがSRDXで商品化して以来いくつかのメーカーから商品化され、ボークスからは、完成品フィギュア(かすたまPシリーズ)4種及び、ガレージキット(FIGURE FIGUREシリーズ)6種が発売されている(VOLKS ローゼンメイデン商品一覧)。

スーパードルフィー

SD化は真紅、翠星石、蒼星石、SD13化は水銀燈、幼SD化は雛苺の合計五体。雛苺にはくんくんのぬいぐるみが付属する。五体とも限定発売で全て完売となった。全てPEACH-PITの監修のもと制作されている。

SD
SD13
幼SD

プーリップ・ダル

プーリップとダルで、姉妹達七体がドール化された。真紅、水銀燈、翠星石、蒼星石、薔薇水晶の五体がプーリップ化され、雛苺、金糸雀の二体はダル化された(ジュンプランニング 関連URL)。

真紅については発売前から評価が高く、即日完売した。如雨露や鋏、剣、日傘等、それぞれのキャラのオプショングッズ付き。

プーリップ
  • 真紅 (2006年11月発売。12,600円税込)
  • 水銀燈 (2007年1月発売。12,600円税込)
  • 翠星石 (2007年3月発売。12,600円税込)
  • 蒼星石 (2007年5月発売。12,600円税込)
  • 薔薇水晶 (2007年7月発売。12,600円税込)
  • 雪華綺晶 (2007年9月下旬 - 10月上旬発売。12,600円税込)
    • TBSishop、キッズセレクトでの1000体限定発売
  • 真紅 くんくん変身セットVer (2008年3月発売。13,650円税込)
ダル
  • 雛苺 (2006年11月発売。12,600円税込)
  • 金糸雀 (2007年7月発売。12,600円税込)

かすたまP

かすたまPシリーズ(PVC製塗装済み完成品)として、真紅、水銀燈、翠星石、蒼星石の4体が発売されている。

  • 真紅 (2007年9月発売。8,190円税込)
  • 水銀燈 (2007年9月発売。8,190円税込)
  • 翠星石 (2007年10月発売。8,190円税込)
  • 蒼星石 (2007年10月発売。8,190円税込)

FIGURE FIGURE

FIGURE FIGUREシリーズ(未塗装・未組立ガレージキット)として、真紅、雛苺、翠星石、蒼星石、水銀燈、薔薇水晶の6体が発売されている。

  • 真紅 (2007年9月発売。10,290円税込)
  • 雛苺 (2007年9月発売。8,190円税込)
  • 翠星石 (2007年10月発売。14,490円税込)
  • 蒼星石 (2007年10月発売。9,240円税込)
  • 水銀燈 (2007年11月発売。13,440円税込)
  • 薔薇水晶 (2007年11月発売。12,390円税込)

その他メディア展開

ドラマCD

  • Rozen Maiden -ローゼン メイデン-
    • 第1期アニメに先んじて2004年6月25日にフロンティアワークスより発売。なお、声優陣が後のアニメ版とは異なる。
  • ローゼンメイデン オリジナルドラマCD 〜『探偵』Detektiv〜
    • 2005年2月28日発売。これ以降はアニメ版の声優陣が演じ、発売元もMellowHead後にMellowHeadレーベルは親会社のランティスの1レーベルとなるとなる。
  • 『ローゼンメイデン・トロイメント』オリジナルドラマCD
    • 2006年2月22日発売。
  • Rozen Maiden träumend CD COLLECTION
    • TBSアニメフェスタ'06において先行発売され、後に全国のアニメイトでもプライスの景品として発売された。全7種+シークレット1種。
  • 『ローゼンメイデン トロイメント』キャラクタードラマCD
    • 「Vol.1 水銀燈」 2006年8月23日発売
    • 「Vol.2 金糸雀」 2006年9月22日発売
    • 「Vol.3 翠星石」 2006年10月25日発売
    • 「Vol.4 蒼星石」 2006年11月22日発売
    • 「Vol.5 真紅」 2007年1月24日発売
    • 「Vol.6 雛苺」 2007年2月7日発売
    • 「Vol.7 薔薇水晶」 2007年3月7日発売
      • 脚本に新たにあおしまたかし、子安秀明を起用するなど、マンネリ化脱却の動きが見られる。
  • 『ローゼンメイデン トロイメント』オリジナルドラマCD Vol.2〜クリスマスソングを聴きながら〜
    • 2007年12月21日発売

インターネットラジオ・ラジオCD

『薔薇の香りのGarden Party』
  • MellowHeadの親会社であるランティスのインターネットラジオサイト『ランティスウェブラジオ』にて『ローゼンメイデン・ウェブラジオ 薔薇の香りのGarden Party』が2005年9月まで放送された。
  • 2005年8月に江ノ島海岸で公開録音が実施され、その会場で横断幕に出演者や参加者などによる寄せ書きが行われた同様の企画が後述の「水銀燈ファン決起集会」でも実施され、2005年年末のコミックマーケット69のTBSブースでそれらが展示された。
  • 後にそのCD版が発売され、「トロイメント」DVD第一巻初回限定版にも、そのダイジェスト版特典CDが同梱されている。
『水銀燈の今宵もアンニュ〜イ』
  • 『オーベルテューレ』の展開に合わせて、TBSアニメフェスタ'06での『ローゼンメイデン』の部内コーナーで好評を博した『水銀燈の今宵もアンニュ〜イ』が、そのDVD初回限定版(2007年2月21日発売)の特典CDとして同梱される事が決定し、その予告編が『ランティスウェブラジオ』にて2007年1月5日より2回に分けて配信された(後述の新規録音版Vol.2発売前にも予告編を配信)。
  • その反響から、同年3月21日には新規録音の同名ラジオCDが発売され(アニメ雑誌付録版も含む)、ほぼ定期的にメディア展開されている形となっている。詳細は該当項を参照されたい。

ラジオ番組

2006年12月現在、TBSラジオには自社制作のアニラジ番組は存在しない一方で、水銀燈役の田中理恵がパーソナリティを務めるニッポン放送『有楽町アニメタウン』の方が熱心に取り上げる傾向が見られた(同番組は2007年4月1日で放送終了)。

この作品に纏わる企画『オーヴェルちゃん、新解釈ぅ〜』などや、出演声優や松尾監督をゲストに招いたり、時には同じく『アニタン』パーソナリティーである同局の吉田尚記アナウンサーが後述のイベント『感謝祭』で司会を務めたりもした。これはこの作品の制作に関連会社のポニーキャニオンが参加している影響と見られる。

小説

Die Romane Der Rozen Maiden(ディ ロマーネ ディア ローゼンメイデン)』シリーズとして2008年12月現在2冊刊行されている。文は日暮茶坊、表紙イラストはPEACH-PIT、挿絵はオトウフオトウフ公式Webサイト。漫画版とリンクするものの、物語はオリジナルである。また、多少、小説同士も話が繋がっている描写がある。

  • 1冊目『Schwarzer Wind(シュヴァルツェァ ヴィンド)』(黒い風)が2006年11月30日に、2冊目『kalkgrünAugen(カルクグルン アーゲン)』(ライムグリーンアイ)が2007年6月29日にそれぞれ幻冬舎コミックスより刊行。
  • なお、1冊目(Schwarzer Wind)2冊目(kalkgrünAugen)ともに、蒼星石と翠星石を間違えるといった誤植が存在する。また、原作でのりが8巻ラストで初めて知ったアリスゲームのことを既にのりに話したりしている。

アニメフィルムコミックス

原作本と同じ幻冬舎コミックスから2005年秋に第1期全12話を収録した計3巻が発売された(各巻ごとに4話収録)。全巻購入者の中から抽選で100名に表紙テレカ3枚組セットのプレゼント企画が展開された。

公式アンソロジーコミック

『Rozen Maiden Entr'acte(ローゼンメイデン アントラクト)』
2005年11月24日に幻冬舎コミックスより発売された。ローゼンメイデンファンの作家によって構成されている(PEACH-PITは参加していない)。しかし諸般の事情により、初版のみが発行されただけで現在は絶版になっている。

ムック・資料設定集

  • ローゼンメイデン edel rose(エーデルローゼ)』:第1期版ムック。エムディエヌコーポレーション発行、インプレスコミュニケーションズ発売。
  • ローゼンメイデン Nocturne(ノクトゥルネ)』:『トロイメント』版ムック。幻冬舎コミックス発行(幻冬舎発売)。
  • ローゼンメイデン 設定資料集』:第1期に関するもの。ムービック刊。
  • ローゼンメイデン トロイメント 設定資料集』:第2期に関するもの。ムービック刊。

画集

  • TVアニメーション ローゼンメイデン ヴィジュアルブック ERINNERUNG』:第1期・第2期のイラスト集。エンタテインメント書籍編集部 (著)
  • TVアニメーション ローゼンメイデン 原画集 Kunstwerk(クンストヴェルク)』 一迅社発行。
2007年3月17日発売。A4判。内容は主に薔薇乙女たちの原画集である。第1期から特別編までの原画、PEACH-PITと声優陣のインタビュー、最近の未掲載のカラーイラストも掲載している。松尾衡・石井久美のコメント付きである。付録として、「翠星石のズバリ言うですぅ!」という罵りボイスCDが付いている。
  • Rozen Maiden』:集英社発行。
2009年9月18日発売。漫画・旧「RozenMaiden」に関するカラーイラストを全て収録した画集である。収録イラストは2002年 - 2007年まで、新作描き下ろしもあり。ピンナップと全作品へのコメンタリーもついている。

その他

Alice Project
NECビッグローブ、TBS、マウスプロモーションの3社が共同で2007年12月に開設した、期間限定の音声合成実験サイト。NEC共通基盤ソフトウェア研究所が開発した音声合成エンジンの精度向上を目的に開設されたもので、100文字までのテキストを入力すると音声合成し、真紅の声と顔アニメーションでしゃべらせることができる「ローゼン」真紅が思い通りにしゃべります NECの音声合成実験サイト,ITmedia,2007年12月17日。。多くの利用者の手によって有益な知見が得られ、音声合成技術の発展に向けた成果を挙げることが出来たことや、当初の実験期間の目安である「3か月」が経過したため、Alice Projectは2008年3月17日より段階的に終了し、2008年3月31日午前10時をもってサイトが閉鎖された

。その後この実験サービスを発展させ、BIGLOBEの正式サービス「コエラボ」として2008年9月よりサービスが開始されている。

主なイベント

  • 2004年9月に開催された『TBSアニメフェスタ』内にて、この作品のコーナーが設けられたのが公式には初イベントとなる2005年8月開催分でも同様のコーナーが設けられ、更に2006年8月開催分では田中理恵が水銀燈になり切ってくだらない質問にキツい態度で答えるラジオ番組風コーナー『水銀燈の今宵もアンニュ〜イ』があり、参加者の爆笑を誘った。なお、このイベント内で特別編の正式な題名が発表された。
  • 同年12月には有楽町朝日ホールにて、TV版第一期の後番組となる『AIR』との合同イベントが開催された。
  • 2005年12月には、公式HPや アニカン等で出題されたカルトクイズ上位正解者150人を招待しての「水銀燈決起集会」が新宿・ロフトプラスワンにて、水銀燈役の田中理恵や松尾監督など主要スタッフ、業界関係者等をゲストに招いて開催された。
  • 2006年2月には横浜BLITZにて、主要声優陣ほぼ全員(ドール7体+桜田姉弟+巴+めぐ)とALI PROJECTが出演の『ローゼンメイデン感謝祭』が開催。イベントの最後に「特別編」の制作が決定との発表が行われた。
  • 同年4月29日に福岡県遠賀郡芦屋町の岡湊神社で開催された、「平成18年度あしや人形感謝祭平成18年度あしや人形感謝祭」の公式マスコットキャラクターに主要キャラが採用され、登場キャラクターが描かれた宣伝用ポスター等が製作された。また、開催当日にはJR九州バスの観光バス側面に「真紅」のラッピングを施した「真紅ライナー」が運行された。ちなみにRED LINERのREDと真紅をかけた洒落である。イベントの様子は、『広報あしや』・平成18年6月4日号でも紹介された。
    • このイベントについて、原作者のPEACH-PITは自身のブログで「それにしても色紙に大臣の名前を書く日が来ようとは」と言及。過去の噂から某大臣のことではないかとの憶測を呼んだ。なお、福岡県遠賀郡芦屋町は、衆議院議員(当時)麻生太郎の選出区である福岡県第8区であり、当日も秘書が出席していたという情報があるあしや人形感謝祭レポート&ワールドホビーフェスティバル神戸#23写真館
  • 同年11月5日に品川インターシティホールにて『ローゼンメイデン文化祭』が開催された。

エピソード

  • 当時に外務大臣であり、後に内閣総理大臣になった麻生太郎が本作を読んだという噂から話題になった。「羽田空港の空港ラウンジで読んでいた」と週刊誌で報じられたり、・放送の読売テレビ『たかじんのそこまで言って委員会』で本件に触れられたりしたほか、TBSアニメフェスタ'06の司会を務めたTBSアナウンサーの向井政生が「麻生大臣も特別編を観てくれるはず」などと言及した。また前述の「平成18年度あしや人形感謝祭」が開催された岡湊神社の所在地である、福岡県遠賀郡芦屋町は麻生の選出選挙区である福岡県第8区内にある。当日は、芦屋町長とともに麻生の秘書も参列している。また、イメージイラストは特別にセル画が2枚制作され、芦屋町と飯塚市の麻生邸にそれぞれ保存されている。「平成21年度あしや人形感謝祭」では、麻生首相の秘書と思しき人物が芦屋町長からセル画を受け取る写真が公表されている。2ちゃんねるのニュース及び政治ネタを扱う板を中心としたネット界隈では、この漫画のタイトルから「ローゼン」「ローゼン麻生」「ローゼン閣下」等と呼ばれることがある。
  • また、2008年度版の『現代用語の基礎知識』にも項目としてと取り上げられている。なお、麻生は雑誌メカビVol.01にて本作品を「女の子っぽい絵柄だけど話は重厚に作られている。よく出来ている」とコメントしている。ただし、空港で読んでいたかどうかは覚えていないとしている
    • 堀江貴文もライブドア社長当時、6月6日付のlivedoor 社長日記の執務中のスナップ写真において机上に『ローゼンメイデン』の単行本が見えていたことから、読者ではないかと2ちゃんねる上で祭りとなった。当時ライブドアと幻冬舎の業務提携が発表されており、提携先の看板作品である本作が堀江の机上にあることはありえなくなかったが、そのコントラストが話題となった。
    • 女優の栗山千明も『新世紀エヴァンゲリオン』などの作品と同時に愛読していることを公言している。

    他作品とのリンク

    コミックバーズ2004年1+2月号に他誌でPEACH-PITが連