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ローラカイザー/高河ゆん

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著者: 高河ゆん
巻数: 4巻

高河ゆんの新刊
ローラカイザーの新刊

最新刊『ローラカイザー 4


出版社: 秋田書店
シリーズ: プリンセスコミックス


ローラカイザーの既刊

名前発売年月
ローラカイザー 1 1989-08
ローラカイザー 2 1992-05
ローラカイザー 3 1993-01
ローラカイザー 4 1994-01

ローラカイザー』は、高河ゆんによる漫画作品。

概要

第四話と第五話との間に1年間の執筆活動休止期間があり、その前と後では、用語の用途の違い、設定の矛盾がある。

あらすじ

五千年に一度の繁殖期が来た天界だが、唯一の女である夕子はあかざと共に地獄(地球)へ降りてしまう。ささめはねねの魂を取り返す為に、あかざを追って地獄(地球)へと向かう。

サブタイトル

  1. 接近
  2. 遭遇
  3. 懲罰
  4. 快楽
  5. 春秋
  6. 初恋
  7. 転回
  8. 母親
  9. 残酷
  10. 殺傷
  11. 結末
  12. 降夜
  13. 異空
  14. 昇華
  15. 最後
  16. 外伝・原獣(コミックス1巻に描き下ろし)

登場人物

ささめ
天界の男。とても醜い容姿で、ねねにしか相手にしてもらえていなかった。ねねは、ささめに優しく接し、ねねが自殺する時、美しい、ねねの死体をささめに譲る。ねねの死体に憑いたささめは美しい男の容姿になった。しかし、ささめはねねを慕い、ねねの肉体と魂を合わせ、ねねを生き返らせようとする。ねねの魂を持つあかざを追い、地獄(地球)へと降りる。地獄(地球)に居ると、ねねの肉体は、ささめに強力な力をもたらした。一時は忘れているが、ささめはあかざにとって唯一の相手である。
あかざ
天界の男。ささめを憎み傷つけること以外には関心がない。ねねに愛されていたため、ねねから魂を渡される。ねねの魂は地獄(地球)へ降りたあかざを強力にし、あかざを守る。天界の男は、地獄(地球)の鬼(人間)よりも醜い容姿だが、あかざは美しい。
ねね
天界で二人だけの女の一人だった。あるきっかけで自殺したのち、肉体はささめに、魂はあかざに渡した。ささめをとても大切に思い、あかざを愛していた。五千年前の繁殖期には、大王との間に多くの子孫を産んだ。
遠藤 久美子 (えんどう くみこ)
地獄(地球)でささめと出会った鬼(人間)。高校一年生。ボク少女。美しいささめに恋愛感情を抱く。ささめと一緒にいた為に数奇な運命を辿ることになる。
夕子 (ゆうこ)
ねねが死んだのち天界唯一人の女となった。大王の許嫁であり、繁殖期に大王の花嫁となって子孫を産む使命だったが、あかざを愛して共に地獄(地球)へと脱走した。天界の者の寿命は数千年だが、繁殖行為をしなかった天界の女の寿命は数十年となり、老いて死ぬ。
大王 (おおきみ)
天界の王。大王のみが繁殖行為を行え、女を花嫁に出来る。あかざに夕子を連れ去られ、五千年に一度の繁殖が不可能になるのを防ごうと、あかざに追っ手を差し向ける。
香山 真希 (かやま まき)
地獄(地球)の鬼(人間)。久美子の同級生。不老不死を願い、魔女になりたがっている。久美子と同じ土地に生まれ、生年月日と血液型も同じ。

魔獣の来る夜

「別冊ぱふ'92 AUTUMN 高河ゆん完全特集」の対談で、高河ゆんの作品では『ローラカイザー』を好むと発言していた栗本薫が二次創作小説を書き、同人誌として発表されていたものの単行本化。高河ゆんがイラストを20枚描き下ろしている。

外部リンク