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中退アフロ田中/のりつけ雅春

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著者: のりつけ雅春
巻数: 10巻

のりつけ雅春の新刊
中退アフロ田中の新刊

最新刊『中退アフロ田中 10


出版社: 小学館
シリーズ: ビッグコミックス


twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)

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中退アフロ田中』(ちゅうたいアフロたなか)は、のりつけ雅春による漫画である。『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)において、2004年から2007年まで連載された。『高校アフロ田中』の続編である。前作の最後で高校を中退したアフロヘアーの主人公田中と彼の仲間達を中心として描かれる青年、成人向け青春ギャグ漫画。

続編に『上京アフロ田中』、『さすらいアフロ田中』がある。

概要

ある事で高校を退学したアフロヘアーの田中をとりまくギャグ漫画である。前作の『高校アフロ田中』の続編で、ストーリーも前作同様これといってない。田中が中退したためにタイトルが変更された。ただし、前作と違う点は女性のキャラクターが固定化されていることであり、前作以上に女性との絡みが多い。また、前作以上に時間の流れが速い。

今作の単行本の第1集、第5集、第6集に『りーまんアフロ田中』と『中学デビュー田中』が収録されている。これらの番外編は『高校アフロ田中』『中退アフロ田中』のパラレルワールド的存在である。

登場人物

前作からのキャラクターの詳細は前作の「主要人物」を参照。

主要人物

前作に引き続き、今作もこの5人が主要人物。生活はそれぞれ違うが、よく一緒になるメンバー。

田中広(たなか ひろし)
この作品の主人公。高校を中退してから短期アルバイトと無職を行き来している。母親に生活費と家賃を要求されたため、自宅の庭に一人暮らし用のプレハブ小屋を置き、そこで寝起きしている。作品中盤で持つマイカーは「藤原ふとん店」(『頭文字D』の「藤原とうふ店」に由来する)と書かれたスプリンタートレノ。作品中盤からよく吸うタバコの銘柄は「HOPE」である。中盤で運送業者に就職する。作品終盤であることから自宅で白石と念願の性行為をして、童貞を卒業した(前戯をほぼ無視し、早漏した描写がある。)。
岡本一(おかもと はじめ)
田中がいなくなった高校では中学時代のようにもてるようになったようである。また、高校卒業後は郵便局員になった。前作で不完全に童貞を捨てたが、今作で完全に童貞を捨てた。これは五人の中で最も早い。だが、その相手と悲惨な別れ方をしたことを発端に酒浸りの生活を送るようになる。酒癖は非常に悪い。
村田大介(むらた だいすけ)
高校卒業後は短期で働くものの、無職の時期が田中以上に長い。今作では田中と二人きりで何かすることが多い。作品終盤で父親が亡くなり、少しではあるが意識の改革が起こったようである。
大沢みきお(おおさわ みきお)
高校卒業後、将棋クラブでアルバイトをする。メインキャラクターのなかで最初に運転免許をとり、後にそれを生かした屋台ラーメン屋を開業。中学時代に片想いしていた同級生の女の子(現在は美人AV女優)がたまたまラーメンを食べにきたところ、中学時代の想いを告白。ラーメン屋の店員として雇い肉体関係にまで発展したが、彼女はAV女優復帰を願ったため交際を断られた。
井上真也(いのうえ しんや)
高校卒業後は大学に進学。「大学デビュー」を狙って進学したものの、失敗に終わる。しかし、大学での生活はそれなりに楽しんでいて、学内での友達がいる。後述のロボと再会し、電話で痩せたら迎えに行くと宣言。結局は痩せずに彼女と顔を合わせたが、痩せてない井上を否定せず復縁することになる。

女性たち

今作は前作に比べ、女性キャラクターが固定されている。またそれらの女性キャラクターはそれぞれの単行本の表紙の絵になっている。

白石ミカ(しらいし ミカ)
単行本第1集から登場。いい男を求め、ほぼ性交することしか頭になく、さらに自分に揺るぎない自信を持っている女。特に性欲を抑えるためにはどんな男でも構わないと考えている。田中達に対し「逆ナンパ」行為をするほどで、田中は「いんらん娘(またはいんらん)」と呼ぶ。仕事場でロボと知り合い交流を深める。地元の公民館で働いており、実家は団子屋。作品終盤、田中のプレハブ小屋でひょんなことから田中と性交したものの、ミカは「あれは単なる過ちで、田中とのSEXはもう2度とない」としている。
ロボ
本名は二階堂麗子(にかいどう れいこ)。前作からのキャラクター。単行本6集の帯には高橋ツトムによるグラマラスなロボが描かれた。一人暮らし。井上が辞めたあとも工場で働いていたが、ある日工場が倒産し、職を失う。職を失った後に知り合ったミカの勧めでセールス業に就くが解雇され、ミカの実家の団子屋でアルバイトを始める。偶然一度別れた井上と再会し、復縁することになる。
吉田さなえ(よしだ さなえ)
単行本第2集から登場。岡本より2歳年下の恋人。登場当初は「かわいらしい」といった容姿だったが、時が経つにつれてとても大人びた容姿になった。岡本の卒業後も付き合っていたが、岡本の仕事の多忙さから疎遠になり、他の男性とホテルに入った現場を田中に目撃されたことが理由で別れた。岡本に対する未練や田中に対する恨みは一切なく、別れた後はまた別の男性と付き合っている。
ユミ
本名不明。単行本第3集から登場。後述のヒロミが合コンのときにつれてきた女の子のうちの一人。合コン時に田中と仲良くなり、その後田中とは二人で遊びに行く仲となった。しかし、二人は付き合うわけでもなく、ユミ自身田中をどう思っているのかはっきりわからない。
さっちゃん
本名は吉岡幸子(よしおかさちこ)。大沢が言った「AV女優」になった同級生。水野ミキの名前でAVに出演していた。大沢の優しさから彼に惚れ、肉体関係も結んだが、AV女優に復帰する話で揉め、別れた。

その他

田中の母
前作から登場。息子に生活費をいれるように言う。厳しいことをいうが、息子の事をよく考える母親である。相変わらず声が大きい。
クロ
単行本第7集から登場。ある出来事から田中がプレハブ小屋で飼うことになった猫。雑種。つぶらな瞳がかわいい。田中の母も飼うことには反対ではないようである。当初はトイレを失敗したりと幼かったが、後には自分で獲物を捕らえられるまでに成長した。
ナナ
本名不明。単行本第1集に登場。ミカと一緒に田中達を「逆ナンパ」した女性。
サル (SARU)
本名不明。単行本第1集に登場。相方がいなくなったので、たまたま出会った田中に代役を求めたラッパー。
妻夫木くん(つまぶき)
前作から登場。井上の大学内の友人。容姿、性格共によい。しかも女の子は内面が大事だというポリシーを持ち、田中達とは正反対の青年。田中達の合コンをサポートしたり、田中にかわいい女の子を紹介したりする。
山口ヒロミ(やまぐち ヒロミ)
単行本第2集から登場。井上の大学内の友人。彼氏持ちで、井上曰く美人で今風で社交的、全身で人生を楽しんでいる女性。井上に合コンを開くように頼み、合コン時に美人な女の子を連れてきた。また井上の恋愛相談にも真面目に乗るなど性格もよい。いつもきつい香水をつけている。
社長
田中が就職した運送会社加山運送の社長。眼鏡をかけている禿頭の巨漢。
佐藤(さとう)
加山運送の社員。下の名前は不明。無口な性格。背中に龍の刺青を彫っている。

番外編

りーまんアフロ田中

単行本の第1集、第5集に収録されている。サラリーマンとして働いているアフロヘアーの田中と同棲している恋人とのやりとりを描いたギャグ漫画である。

単行本

単行本は全10集である。カバーをめくると登場人物の紹介が1集につき1人描かれている。またアジアでも翻訳されている。

  • 第1集 ISBN 978-4091874511 2004年10月29日発売
  • 第2集 ISBN 978-4091874528 2005年2月28日発売
  • 第3集 ISBN 978-4091874535 2005年6月30日発売
  • 第4集 ISBN 978-4091874542 2005年9月30日発売
  • 第5集 ISBN 978-4091874559 2006年1月30日発売
  • 第6集 ISBN 978-4091803184 2006年4月27日発売
  • 第7集 ISBN 978-4091806352 2006年8月30日発売
  • 第8集 ISBN 978-4091808257 2006年12月26日発売
  • 第9集 ISBN 978-4091811622 2007年3月30日発売
  • 第10集 ISBN 978-4091813701 2007年7月30日発売

外部リンク