HOME > コミック > 今日から俺は!!

今日から俺は!!/西森博之

共有

著者: 西森博之
巻数: 19巻

西森博之の新刊
今日から俺は!!の新刊

最新刊『今日から俺は!! 19


出版社: 小学館
シリーズ: 少年サンデーコミックス


twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)

UmeSuragger RT @kakukento_staff: 日本テレビ 10月期 日曜ドラマ 「今日から俺は!!」 主演を務めさせていただくこととなりました✨ 念願だった福田組での主演
mokomokoojioji RT @YahooNewsTopics: 【「今日から俺は!!」連ドラ化】西森博之さんの人気ヤンキーマンガ「今日から俺は!!」が初めて連続ドラマ化され、主人公の三橋貴志は賀来賢人が演じる。脚本と監督は「勇者ヨシヒコ」シリーズなどの福田雄一さん。 https://t.co/jWe
725ken RT @YahooNewsTopics: 【「今日から俺は!!」連ドラ化】西森博之さんの人気ヤンキーマンガ「今日から俺は!!」が初めて連続ドラマ化され、主人公の三橋貴志は賀来賢人が演じる。脚本と監督は「勇者ヨシヒコ」シリーズなどの福田雄一さん。 https://t.co/jWe
kabuo250R RT @YahooNewsTopics: 【「今日から俺は!!」連ドラ化】西森博之さんの人気ヤンキーマンガ「今日から俺は!!」が初めて連続ドラマ化され、主人公の三橋貴志は賀来賢人が演じる。脚本と監督は「勇者ヨシヒコ」シリーズなどの福田雄一さん。 https://t.co/jWe
ringo_xxa RT @kakukento_staff: 日本テレビ 10月期 日曜ドラマ 「今日から俺は!!」 主演を務めさせていただくこととなりました✨ 念願だった福田組での主演

今日から俺は!!』(きょうからおれは)は、西森博之による日本の少年漫画作品。またそれを原作にしたOVA作品及び実写作品(オリジナルビデオと劇場公開映画)。通称「今日俺」。

概要

増刊少年サンデー(小学館)にて1988年9月号から1990年8月号まで連載、その後掲載誌を週刊少年サンデー(小学館)に移し、1990年40号から1997年47号まで連載。コミックス版全38巻。ワイド版全19巻。MyFirstWIDE版全14巻。

内容は千葉の架空の高校である軟葉高校と、その周辺地域を舞台にしたツッパリ格闘漫画でありギャグ漫画。主人公・三橋貴志と、相棒の伊藤真司の2人が様々な敵と戦ったり珍事に巻き込まれたりする。各サブタイトルは全て「○○編」で統一されている(例・「ツッパリ少年編」など)。

不良モノの漫画には珍しく、主人公の敵にも味方にも暴走族構成員が全くと言っていいほど登場せず、良が女子を助けた時(3巻)や、三橋の過去(18巻)などにのみ登場している。作中の不良の暴力性も比較的控えめで殺し合いというレベルの戦闘はない(*主人公が車で轢かれたり、敵が拳銃やナイフで殺そうとしてくる場面もある)。ヤンキーギャグ漫画でありながら下ネタが非常に少ないのも特徴で、主要人物のほとんどは異性との関係において奥手で性描写も皆無である。

登場人物

私立軟葉高校

どこにでもある普通の私立の共学制高校である。通称:軟高(なんこう)。当初は開久高や忠実高からバカにされていたが、三橋と伊藤が転校してきてからは裏での地位を高めた。2人が紅高の今井・中野・谷川・小山らと共に開久に攻め込み勝利した後県内から一目置かれ、おまけにその影響で元番格クラスの大物も編入するようになり、いよいよ県外からも注目されるようになる。個性的な生徒が多く、毎回のように校内を巻き込むトラブルが起きる。学力はそれ程でもないようだ。

三橋貴志(みつはし たかし、声:松本保典 / 演:三橋貴志)
主人公。自称身長181cm。物語開始当時は15~16歳。卑怯でずる賢い金髪のツッパリ。それまではごく平凡な学生生活を送っていたが、高校1年の時の転校をきっかけに「今日からツッパリ」

になる。ツッパリになったばかりの頃は怖がっていた場面も多かったが、持ち前の運動能力と機転で数々の修羅場をくぐり抜けるうちに完全なツッパリとなる。金髪の悪魔と恐れられ、その噂は千葉全土に広まっている 。口ぐせ及び勝ち名乗りは「俺は日本一強い」 。ヤクザが出てきたり、あまりの大人数がかかってきたりした時は多少臆病になる。伊藤と組めばまさに最強であり、2人でかかって負けたことは一度もない。運動神経は抜群で瞬発力に長けており、跳び技が得意。パンチやキックのスピードと威力は凄まじく、大抵の相手は一撃で倒せる。足の速さは 他の追随を許さない。頭の回転(悪知恵)も非常に速く、用意周到であり冷静な計算で窮地を切り抜ける事も多い。その頭の回転の速さで屁理屈や啖呵を次々と発し、相手に不愉快な思いをさせることが得意 。卑怯を自他ともに認めている。 「俺は卑怯者と言われているが、相手が1人で来る以上サシで片をつける」(本人談)。本人は正々堂々のつもりでも周囲からは卑怯と評される

東京ボーイズの事件では敵だった男が裏切られたことを知り静かな怒りを見せたり、興味本位で助っ人に行った高崎を本気で助けようとするなど、本人は認めたがらないが熱い心も持っている。普段は伊藤をからかいながらも、心の奥では彼を親友と認め、彼が侮辱されれば本気で激怒する。今井とはよく子供のような喧嘩を繰り広げるが、彼のこともまた仲間と認めている。見た目はハンサムで、外見に限って言えば女子からは伊藤以上に好評を得ている

。実は黒髪の方が金髪の時よりも周りの評判は良いのだが、気づいているのかいないのか、本人は金髪の方を気に入っている様子。口には出さないが理子を大切に思い、彼女に害をなす者を決して許さない。

世間一般には「千葉最強」「伊藤よりも強い」と言われていて、伊藤を含め誰も否定しないのでその様に知られている傾向にある。実際に伊藤と比べてどちらが強いかは作中では判別不可能

家は中流以下で母親似。食い意地が張り金銭欲も凄まじいが、金が無くとも堂々と渡り歩ける生活力がある。酒を飲むと人並み以上に温和で低姿勢になるが、体に触れた者に対しては普段以上に凶暴化して攻撃する。弱点は心霊物

。福引で大型テレビやサイパン旅行を引き当てるなど、クジ運が強い。卒業後は壮大な野望のため、伊藤と2人で北海道へ。天使な小生意気10巻93Pに1コマだけ伊藤と一緒に、14巻62Pでは夕日をバックに伊藤と、12巻86Pにも1コマ、15巻の天使恵の男の中の男の想像に登場。またお茶にごす。3巻内表紙の船橋 雅矢(まークン)が読んでいる漫画の中で、三橋と伊藤が温泉を掘り当てるワンシーンが描かれている。

伊藤真司(いとう しんじ、声:堀秀行 / 演:中倉健太郎)
もう1人の主人公。生真面目で義理堅く、正義感も強いトゲトゲ頭のツッパリ。身長180cmらしい(髪も含めると205cm)。物語当時15~16歳。高校1年の時の転校をきっかけに「今日からツッパリ」になる。泥臭い喧嘩をする事が多いが、体力と根性が人一倍あり、驚異的なタフネスぶりで実力は決して劣らない。ツッパリではあるものの、とにかく曲がったことが大嫌いで、恐喝やリンチの場面を決して見過ごさない正義の心を持つ。特に大勢で一人を囲む多対一が嫌いで、囲まれた方が誰であれ、何度も加勢している。三橋が侮辱されれば激怒し、また狙われている自分の代わりに高崎が重傷を負わされ、無理な笑顔で自分に挨拶をしていた時はかつてない怒りを見せ、激昂していた。柔軟な思考を持つ三橋とは対立する事もしばしばあるが、その人柄も手伝って軟葉高校では男女問わずの人気者で、皆から慕われ、尊敬されている。入学直後、卑怯な相手には容赦も躊躇もなく卑怯な戦い方で応じる三橋とは一度袂を分かつが、彼がこっそり自分を助けていたことを知り、和解。以降は無二の親友となる。
運動神経は抜群で普段の腕っ節も相当のものであるが、怒りにより更に強くなるタイプで、京都では不意を突いたとは言え三橋をも倒した中野(中野→三橋が不意打ち)や、北根壊事件の際、悟を騙していた大嶽などに勝利している

感情が高ぶると凄まじく、三橋に匹敵もしくはそれ以上の強さを発揮する。

父はいくつも会社を持つ資産家で、若く美しい母と、中学生の妹がいる。髪を下ろすとオタクのような外見になり、たびたび三橋に馬鹿にされたり、本人もそれを気にしている。酒に弱く、少しでも飲むと眠る。ジョークのセンスには恵まれておらず、オヤジギャグで場の空気を凍りつかせる。卒業後、外伝ではバイク旅のためかトゲトゲ頭ではなかった。恋愛に関しても保守的な考えを持ち、京子とも清い恋人関係を維持している。また本人曰く髪のセットには40分かかるらしいが、一度だけセットなしでウニヘアーになった。天使な小生意気10巻93Pに1コマ、14巻62Pにも三橋とともに登場。
赤坂理子(あかさか りこ、声:草地章江 / 演:中嶋美智代、望月まゆ(Melody)、今村雅美、高橋かおり(劇場版))
ヒロイン。赤坂流道場の一人娘。元々は三橋や伊藤とは別の

高校に通っていたが、三橋への好意から、彼の通う高校に編入する。合気道の使い手で、小柄ながらちょっとした不良よりも強く、一度は相良を投げ飛ばした。容姿にも恵まれ、陰で彼女に好意を抱く男も多く、軟高転校前は恋文などをよくもらっていたが、転校後は三橋と親しい事もよく知られている為、今井を除く男性からは積極的なアプローチを受ける機会は少なくなった。三橋といつも一緒にいることで、度々危険な目に遭っている。連載当初は勝気ではあるものの真面目な少女であったが、三橋の影響で徐々に性格に変化が見られ、伊藤をからかったり、三橋を背後から突き飛ばしたりと、やんちゃぶりを発揮する。三橋を抑える事の出来る非常に希有な存在であり、一部からは影の実力者と実しやかに囁かれている。そのせいでヘルメット男(後述)に狙われたことがある。三橋のことを「三ちゃん(さんちゃん)」と呼ぶ唯一の人物。

田中良(たなか りょう、声:菊池正美 / 演:明賀則和)
赤坂流の門弟で、理子に惚れている少年。身長160cm。伊藤に匹敵するほど正義感が強く、誠実な性格の持ち主だが、不良並みに気が強く口も悪い。いじめられている少年などを良く助けに入るが、その弱さゆえに返り討ちにあうことも多い。理子と同じ高校から彼女と一緒に転入してきただけあり、学業成績は良好である。背が低く、その事を気にしている。体格の問題もあり喧嘩はあまり強くなかったが、赤坂流の鍛錬には真剣に取り組んでおり、物語終盤では開久の不良を倒せるほどにまで成長している。学校では「良くん」と呼ばれ親しまれている。小学生に惚れられて、三橋に助けを求めたことがある。三橋と伊藤を口では煙たがる素振りを見せるが、心では認めている。軟高で三橋を呼び捨てにできる数少ない人物の一人。(他には伊藤と高崎)
高崎秀一(たかさき しゅういち、演:川井博之)
北川事件で軟高にやってきた柔道男。二枚目な容姿と非道を見過ごさぬ倫理観、その辺の不良をものともしない腕っ節を備えており、転入間もなく伊藤に匹敵する女子人気を獲得する。柔道の勝負で三橋と伊藤を倒した事がある。伊藤と良くんを足して2で割ったような正義キャラクターであるが、彼等との相違点は青春ドラマのようなクサい台詞を屈託無く連発する恥ずかしい性格。やはり伊藤や良くんのように、当初は三橋の狡猾さを嫌っていたが、北川事件解決を機に三橋を認めるようになる。得意の柔道を用いた実力は三橋や伊藤にも遅れを取らない程で、北川事件の後は様々な事件で三橋・伊藤と共闘している。三橋が認めている数少ない人物。身長は177~179cmと推定されるが、足が短い。よく伊藤と京子がいちゃついている場面に遭遇する。とあるきっかけで良に惚れていた小学生に惚れられている。最後は負けることを承知で三橋と伊藤のために、襲ってきた開久の不良達を1人でも多く倒すため奮闘する。
後の西森博之作品に登場する小林一文字(『天使な小生意気』)、桐柳道士郎(『道士郎でござる』)、樫沢光輝(『お茶にごす。』)の原型となったキャラクターである。
伊沢圭一(いざわ けいいち)
坊主頭。佐川と仲がいい。イマドキ女子高生の妹を持つ。喧嘩は弱くないが、小心者である。相良の「三橋をやるのに邪魔になりそうな仲間」リストの1人。教師の小坂から佐川とともに「明るい不良」と称される。連載当初の漢字表記は「井沢」だった。
佐川直也(さがわ なおや、声:三木眞一郎、真殿光昭)
お調子者の不良。「県外にまで名を轟かす三橋、伊藤のダチ」と1人で満足している。相良の「三橋をやるのに邪魔になりそうな仲間」リストにのっていることからそれは事実なのかもしれないが、喧嘩は強くないようである。開久生徒ともめた際もボロボロに負けていたが、最後にプライドそっちのけで三橋、伊藤を大声で呼び寄せ勝利したことから、周囲の生徒からはタダ者ではないと恐れられている。酒癖が非常に悪い。在学中は彼女がいたようで一時期彼女からもらった人形をカバンにつけていたが、卒業式では理子の友達であるメグミに告白するも、後の表情からすると良い結果ではなかったようだ。
清田秀夫(きよた ひでお)
軟高野球部。軟葉祭アーチ作りを嫌がり暴れる三橋を止めに入るが、殴られる。京都の修学旅行では佐川・伊沢とともに三橋らと同部屋だったが、見ていたテレビを三橋に有無を言わさず替えられるなど、悲惨な目にあう。その後は登場しなかった。
メグミ
理子の友達。理子と行動を共にすることが多いため登場回数は非常に多いが、名前を呼ばれる場面は極めて少ない。卒業式に佐川から告白されるも断った模様。三橋曰く、言いにくいことをズバッと言う女。
榊原雄一(さかきばら ゆういち)
三橋らの2歳下。腕はまずまず。七中時代に枯れ井戸に落ちた三橋、伊藤、今井に小便をふりかけ、「ションベン小僧」として恐れられた。三橋二世の才能を持っているものの、三橋にその芽を摘まれる。その後、報復に大量に七中の生徒を引き連れて軟高に殴り込むが、(寝ぼけた状態の)暴れる三橋に恐れて七中の生徒全員に逃げられ、三橋にボコボコにされた事もある。小学校6年からパーマをかけていたが、骨川先生により五厘にされた。その後は元に戻った。お調子者でひょうきん。理子に汚い手段で復讐しようとした先輩やメット野郎に怒って罵倒して止めようとしたり、正義感はそれなりに強いことから三橋と伊藤を足したような性格らしい。道端で出会ったツッパリ女に一目惚れするなど、純な一面も見せる。ポスト三橋的存在。三橋・伊藤が卒業した後は2人のことを伝説として語り継ぐことを目標としているらしい。
根本(ねもと)
三橋達と同学年で、とても暗い青年。鏡を見て自分で驚くほど笑顔が怖く、異常な迫力がある。伊沢と掃除当番のことで喧嘩になり、負けた捨て台詞で「呪ってやる」と言ったのを契機に呪術師キャラを確立。これを利用して伊沢を自滅に追い込み、伊藤や三橋にも呪いをかけるなど恫喝するが、三橋に殴り倒されて改心。友達になってもらおうと付き纏い、周りの生徒からストーカーなどと呼ばれるように。劇的な失恋を契機に、最終的には仲良く(?)なる。連載最終回の記念写真にも目立つ場所にバッチリ写っている。
加治(かじ)
雄一の同学年。中学時代の恐持て。茶髪のオールバック。骨川先生により五厘にされた1人。初登場時は雄一と北林を増田、清水とともに総員でボコボコにした。が、開久に襲撃された雄一に肩を貸していたことから仲はよくなったようだ。
増田(ますだ)
雄一の同学年。体の大きい中学時代の恐持て。初登場時は加治、清水とともに連合を組み、雄一と北林をボコボコにした。
清水(しみず)
雄一の同学年。中学時代の恐持て。初登場時は加治、増田とともに連合を組み、雄一と北林をボコボコにした。サングラス。
北林(きたばやし)
雄一の同学年。五中の頭。中学まで一番だったのに軟高では一からやり直しなのが我慢ならず、入学してすぐ三橋にケンカを売るが、上手く逃げられてしまい、その直後、加治らの連合にボコボコにされる。MY FIRST WIDE版ではこの男がメット男ということになっている。
藤枝(ふじえだ)
三橋らの2つ上の番長(実際には白鳥に上納金を納めて名乗っていただけ)。表向きは侠客として一般生徒からも信望を集めているが、裏では弱い生徒を囲んでカツアゲする等の卑劣漢である。台頭してきた三橋らと衝突してカツアゲの現場を押さえられるが、自らの信望を利用して三橋と伊藤を主犯に仕立て上げる。このため三橋の復讐で生徒会予算の泥棒にされ、袋叩きにされた挙句退学に。本作で一番可哀想な人(?)。
酒井(さかい)
三橋らの2つ上のツッパリ。廊下で薄笑みを浮かべながらすれ違っただけで三橋に殴られ、後頭部を柱にぶつける悲惨な目に遭う。
白鳥(しらとり、声:大塚明夫)
三橋らの2つ上の裏番。大勢の手下と共に三橋と伊藤を1人ずつ倒し、一度は三橋にツッパリをやめさせる。その後伊藤の執拗な復讐にあい、しばらく復讐できないように伊藤の腕を折るが、それに激怒した三橋によって逆に1人ずつ手下を倒され、最終的にタイマンで敗れる

。作品で最も三橋と伊藤を苦しめた内の1人。

杉本(すぎもと)
軟葉高校が開久高校の末永に恐喝された時、三橋・伊藤に代わって生徒達からカンパした金を末永へ納めに行った同級生。途中の路地で開久高校の不良グループに攻撃されて金を奪われる。軟高No.3の実力の持ち主。2年生の時、雄一率いる中学生の軍団に身動きを封じられボコボコにされた人物と同一人物と思われる。
佐々木先生(ささき、声:菅原正志)
生活指導の教師。竹刀で体罰を振るうセクハラ教師。三橋、伊藤の天敵。顔に似合わず、挑発にもお世辞にも乗りやすい性格。修学旅行の時は三橋と伊藤(アニメでは三橋のみ)の手により変質者扱いされて駅員に取り押さえられ修学旅行に行けなかった。ことあるごとに三橋にヤシの実をぶつけられている。骨川が剛田を連れてきた際は、本人曰く「初めて生徒を守ろうという意識が芽生えた」らしく2人に立ち向かうが、あっさり剛田にやられ、三橋に助けを求める。天使な小生意気の第99章にも登場。
小坂先生(こさか)
三橋、伊藤らを何かと気にかけている体育教師。空手四段。三橋を家に上げラーメンを食べさせてやったりと、結構優しい。テレビゲーム好きでもある。佐々木先生と共に、天使な小生意気の第99章に登場。
骨川先生(ほねかわ)
虚弱体質の理科教師。成り行きで元極道の剛田を実験助手として雇うことになり、三橋らヤンキーに逆襲しようと画策するが、結局三橋の策略にハマり、髪を剃られて宇宙人のような坊主頭にされた。
剛田先生(ごうだ)
元極道。組が解散になって行き詰まっていた時、骨川に命を助けられたと勘違いし、実験助手として軟葉高校に勤める。虎の威を借る狐となった骨川に従って生徒達に体罰を振るうが、三橋の機転から生徒に慕われる喜びを知り、先生目指して勉強することに。素手で飛んできたヤシの実を粉々に破壊、蹴りで銅像を一撃で破壊し、三橋と伊藤を恐怖させる。本作で最強の力の持ち主。
田中(たなか)
坊主頭の剣道部員。先述の田中良とは別人。対開久編にて面を被って顔を隠していた三橋が「俺は剣道部の田中だ」と適当に騙った名前だったが、本当に軟高に在籍していた。当然、開久とまともにやりあうほどの度胸は持ち合わせていない平凡な人物。

青蘭女子

女子高。不良の数はそう多くはない。

早川京子(はやかわ きょうこ、声:折笠愛 / 演:細川直美、佐藤藍子、細木美和、久我陽子(劇場版))
もう1人のヒロイン。元ヤンキーで青蘭女子の女番。愛称は京ちゃん。美人で外見的には理子と対になるようなタイプ。ある事件を機に伊藤に惚れ、すぐに恋人同士となる。ある時伊藤と喧嘩して、想いが三橋に傾いた事もあったがその卑劣さに綺麗さっぱり思いは冷め、物語の最後まで伊藤とは交際を続けていた。

犯罪に手を染めるような事も決してなく、喧嘩はしても弱い者苛めなどもせず、不良から苛められていた少年を助けた。当初は「美人は楽でいい」などの発言や喫煙の習慣もあったが、「煙草を吸う女は嫌い」と言う伊藤から嫌われる事を恐れ、以来煙草は吸わなくなる。伊藤に喧嘩をしないように固く言いつける場面もある。このように、物語の進行に応じて徐々にヤンキー色が希薄化していったが、それでもキレると怖く、本編では2度キレたことがあるが、その度に伊藤達から怖がられていた 。実家は比較的裕福で、両親は伊藤との交際も認めている様子

紅羽高校

創立間もない男子校で、通称は紅高(べにこう)。学力は軟高よりも下。故にバカの吹き溜まりと化しており、三橋の謀略のよいカモとされているフシがある。不良の数は多く、番長は1年生の今井勝俊が卒業まで務めていた(先述の通り紅高は創立されたばかりなので、今井の代が第一期生となり、上級生が存在しない)。生徒の大半は今井を番長としては認めていないところもあるが、何か紅高生に被害が及ぶと他の不良は今井にこぞって嘆願に来る為、今井の紅高番長という肩書きは既成事実化しているようだ。なお、連載当初は女子生徒がいる描写がある。

今井勝俊(いまい かつとし、声:屋良有作 / 演:内田大介)
紅羽高の番長。4人兄弟の長男。自称身長192cm(189cmだと語っていたこともある)。馬鹿力。知力に問題有り。そこそこ男前なのだが、顔と言動にバカが出ているためモテず、そのことに悩みを感じている。喧嘩は基本的に強く三橋も認めるほどだが要領が悪く、智司や相良といった大物には勝ったことがない上に、実力では自分が勝っている相手にも不意打ちや騙しなどでよく倒される。グレるとヤクザにも喧嘩を売るが拳銃やドスを見せられると怯む。恐怖や恥ずかしさを感じると体が固まってしまう事も。性格や印象はその時によって変わる事が多い。力任せに投げる投げ技や力押しを得意とし、一般人程度なら苦も無く投げ飛ばし、腕力だけは誰にも負けた事が無いプライドから100kgを軽く超える小山も小指を骨折した状態で派手に投げ飛ばした。走る車とまともに衝突して吹っ飛んでも、その場でつっ走る事が可能など、かなり頑丈な体の持ち主でもある。単純な性格で、よく三橋に騙されるが、三橋が心霊物が苦手な事を利用して、一度だけ三橋に煮え湯を飲ませた事がある(後で壮絶な復讐に遭ったが)。長いこと理子に報われない片想いをしていた。北根壊事件で知り合った森川涼子に好意を持たれ、その時は気づかないが、数回会うごとにその仲を深めていく。一部で「バカの大番長」や「常識のないバカ」などと呼ばれる。冒険家になるという夢を持っており、谷川とキャンプに出かけたり、一時は考古学を学ぶため大学進学を志し勉強を始めるも、頭が即パンクし挫折する。三橋からはよく「馬」や「ロバ」と呼ばれ、バカにされたりもするが、頼られる場面も少なくない。そのため理子が助けを求めに行った事もある(35巻参照)。子分を大切にする兄貴分のような存在でもあり、子分(谷川と小山)がヤクザにやられるとキレて堂々と報復に行く程(だが、結局最後は三橋や伊藤に助けを求めている事が多い)。また作中中盤から上着のボタンを閉めていることが多い。登場頻度は多く、三橋、伊藤と共に主要なエピソードのほとんどに関わってくる、第三の主人公的な存在。本編終了後にサンデー増刊号に掲載された外伝では主役を務めるなど作者からの愛着も深く、そのキャラは『天使な小生意気』の蘇我源造にも多分に引き継がれている。
谷川安夫(たにがわ やすお、声:矢尾一樹 / 演:津久井啓太)
今井の子分。今井の事を心から慕い尊敬しており、同年齢ながら常に敬語で接している。しかし損な役割の多い今井のとばっちりを受けることも多い。身長158cmと小柄で、作中ではケンカの弱い人物の1人となっており、初期に開久の不良(開久内でも小物)の耳を掴み悲鳴をあげさせた(すぐに相良により叩きのめされる)のと、サイパム編で純の手下を後ろから金的し倒したの以外では、善戦するシーンさえ皆無。しかし口だけは達者で、啖呵のキレの良さは今井以上。加えて巨漢の小山にも怯まない度胸は紅高の隠れたナンバー2と呼ばれるほど。中野とはソリが合わない模様。低身長で猿顔が災いしてか、今井同様女にモテないが、三橋達とサイパンに行った時には惚れた女性・美奈子を守るため男らしい姿を見せた。先生に大学進学を相談した際には「お前ならいけると思っていた」と言われ、進学を諦めた後も今井に英語やフランス語を教えていることなどから、不良でありながら学力は悪くない模様。頭の回転も速く、三橋を騙す作戦を練って成功させたり、三橋と伊藤を陥れた悪役の策を見破ることもあった。三橋達とは基本的には敵対関係だが、行動を共にするとこも多い。三橋、伊藤に敬語を使う場面もあることから、ある程度尊敬の念を持っていることが伺える。また、『お茶にごす。』の5巻P28に回想シーンで登場。
小山太郎(こやま たろう、声:高木渉)
身長197cmの巨漢で、肥満体(本人はかなり体型を気にしている)。忠実高校の番格だったが大暴れして退学になったようで、紅羽に転入。紅校の番になるべく今井と争ったが、自分を投げ飛ばすほどの力を持った今井に惚れ込んで慕うようになる。今井に敗北したという扱いになっているが、一度投げ飛ばされただけで(もっとも本人としてはそこが重要なのだろうか)、喧嘩としての決着が付いていたわけではない。開久にのり込んだメンバーの1人。開久の精鋭達を相手に最後まで倒れない(17巻参照)など、実力はかなり高いと思われる。しかし、何故か相良の「三橋をやるのに邪魔になりそうな仲間」リストには入っておらず、相良との最終決戦時では登場していない。また外見とは違って多くの女子生徒との交流があり(退学前は共学であったため)今井に何度か紹介している。ちなみに妹は美人。
黒川(くろかわ)
藤田とコンビを組む紅高の番格として登場。眼鏡をかけている。三橋との戦いでナイフを使用したり、女や睡眠薬を利用して三橋達を殺す策を計画、実行するなど、相当に卑怯な人物。開久を恐れている上に粋がっているだけで実力も高くない。ケンカで男子校である紅高にいながら自身も彼女を持つ。今井を小馬鹿にするフシがあるが、なんだかんだで彼を頼りにしているようだ。今井が受験すると聞いて近所で拾ってきた参考書を差し入れて応援した。
藤田洋(ふじた ひろし)
番格。ボクシングを習得しており、作中での攻撃はパンチのみ。またライムによる目潰しなど卑怯な技も使う。連載初期の初登場時の対伊藤戦では、先制攻撃で眼潰しを成功させ勝利している。しかしその後の再戦では眼潰しを封じられることでリベンジを果たされてしまい、以降は伊藤らを恐れるようになる。しかし伊藤に1度は勝利し、再戦でも敗北したとはいえ伊藤に相当なダメージを与えていることから、高い実力を持っていることが伺える。黒川同様、開久を恐れているが、数人程度なら一人で倒せる実力はあると思われる。今井のことを番長としてあまり認めていないようだが、受験すると聞いた時は暖かく応援するなど、同じ紅高生の仲間意識はあるようだ。
中野誠(なかの まこと、声:檜山修之)
京都での修学旅行で村井達を引き連れ、三橋、伊藤と揉めた男。その後ヤクザ息子との喧嘩がきっかけで地元を捨て千葉に引っ越してくる根暗な茨城県民。三橋にはチビやタレ目・ネクラなどと呼ばれたりする。体格は並だが喧嘩の腕は三橋や伊藤にも劣らず、派手な技も多く、パンチやフットワーク・スピードなら三橋とも互角で、ヤクザのドスを素手で受け止めるなど刃物を相手にするのにも馴れているようだ。攻撃のキレは作中一、二を争うほどで、多数のヤクザや開久の連中を1人で倒してしまう程である。京都では、三橋に一時休戦を持ちかけておいて不意打ちするなど卑怯な手を使って三橋を倒したが、元々卑怯な手を使わずとも対等に渡り合うことができる力を持つ。引っ越し後は千葉のアパートにて1人で暮らしている。三橋曰く、千葉に出てきた時は京都の時よりも強くなっているとの事で、千葉でも三橋を相手に凄まじい喧嘩を繰り広げてみせた。茨城の学校にいた頃から喧嘩の手伝いを引き受けていたり、三橋、伊藤、今井に勝負を持ち掛けるなど、非常に好戦的な性格であることが分かる。だが、「面倒はゴメンだ」と言いながらも、伊藤にカリを返すため開久襲撃の救援に駆けつけたり、北根壊事件で加戦するなど、律儀な面も見られる。作中終盤で自分にぶつかってきた開久不良軍団、末永率いる開久の不良軍団を難なく倒している。あまり感情を表に出さないクールな男だが、近所の女子大生に次第に心を開いていったり、三橋達とババ抜きをした際には意外な熱い面を見せたが、そのせいで犬を飼うハメに。同じ高校の今井は中野に関わりたく無いようだが、中野は今井にはある意味無関心にも見える。紅羽高に来た頃は紅羽高の殆どの生徒が中野にシメられたらしい。喧嘩の強さでは恐らく悪くても今井と同等かそれ以上と考えられるが、紅羽高の番長の座には興味がない模様。開久襲撃以来、三橋と伊藤に対する仲間意識が高くなっており、ラストの相良戦では「本当は三橋らと遊んでみたかった」という本音を心で語っている場面がある。小山と同じく相良の「三橋をやるのに邪魔になりそうな仲間」リストに入っていないのは相良が中野と接触をしたことがなく、存在を知らなかったためと思われる。

開久高校

千葉県下随一の不良男子高校。伝説の高校としても知られる。校内は不良で溢れ、窓ガラスは破れ、校舎はヒビだらけの非常に暗いイメージの学校である。卒業生の3割はヤクザ関連の職業に就くと言われている。千葉全土から札付きのワルが集まり、下っ端レベルでもかなり喧嘩は強い。学力は低く、喧嘩以外に誇れるものがないため、生徒は喧嘩での開久の地位に固執する傾向があり、「俺たちはボンクラの集まりだから喧嘩でナメられたらお終い」という風土がある。仲間がやられたり、開久をバカにしようものなら集団でヤキを入れるまで絶対に逃がさない。末永が三橋に負けたのが原因で周辺校のヤンキーが大挙して開久に押し寄せてきた際に、1人で多勢に向かって行く智司の意地の喧嘩ぶりを見た開久生徒が次々と智司に加勢するなど、硬派な面も持つ。

片桐智司(かたぎり さとし、声:大塚明夫/演:正木蒼二)
極悪最凶の開久高校の番長。軽くメンチ切っただけのチンピラ複数を即日全員整形外科送りにするなど、中学時代から悪名を轟かせていた。強さと怖さを兼ね備えた人物。実力は三橋と拮抗しており、今井でさえ一瞬で沈黙せしめたほど。少年漫画によくある『成長する悪役』の典型で、登場当初は丸田や須貝などの影響のせいか仲間に理不尽な気合を入れたり、勝利のために伊藤をワナにハメたりするなど、悪人街道まっしぐらであった。しかし、格下と思っていた軟校の三橋・伊藤と何度も対決してゆく中で、「開久の頭」という地位に固執しすぎていた自分を振っ切り、彼等と敵対する事もなくなった。末永に卑怯な手で番長の座を取られたがその後も彼に付いて行く者は減らず、開久の生徒からは圧倒的な支持率を得ている。また非常に硬派な性格であり、誤認で伊藤とタイマンを張るも和解し、弱った状態の伊藤を末永達から身を挺して守るといった行動が見られる。卒業後暫くはプー太郎であったが、後に元ヤンのたこ焼き屋と知り合い、「真の強さ」を教わってからはすっかり丸くなり、たこ焼き屋を開業した。ただし、スリの鳶島に「殺し屋」と叫ばれる位のヤクザセンスなファッションが多く、更生した後もよく本物と間違えられていた。OB連中とは仲が良くないようだがヤクザの知り合いがいる。『お茶にごす。』第6巻P173(第59服『夏祭り』)にたこ焼き屋として登場している。
相良猛/晃司初出は猛(サンデー1991年49号)であったが、実写版では劇場Vシネマともに晃司(1993年、1994年)である。(さがら たけし/こうじ、声:辻谷耕史/演:佐伯太輔)
悪名高い開久高校において「狂犬相良」の通り名で一際恐れられる智司の代のNo.2。中学時代にカラんできた男を車道に蹴飛ばして車に撥ねさせるなど危険な噂には事欠かず、仲間をして「ケンカは智司の方が強いが恐ろしさは相良の方が上」とまで言わしめる男。見た目は智司とは対照的に軟派で、白髪。短くカットした鉄パイプを武器として携帯している。「いつでも年少に行く覚悟は出来ている」と豪語するだけあって、勝つためにはどんな汚い手でも使い、一歩間違えば相手を殺しかねないような凶行も平然と行う。今井が開久の生徒と起こしたモメ事がキッカケで三橋に叩きのめされてからというもの、再三に渡って彼ら(特に三橋)を執念深く付け狙うようになる。相良も智司とは方向が違うが成長していくタイプであり、三橋や伊藤に負ける度に姿をくらまし、空手で鍛えて強くなったり、さらに危険な性格になって再登場する事となる。9巻・10巻では智司の警告を無視して理子を追い詰め、良と今井を容赦なくボコボコにして、伊藤も苦戦させた。しかし、その後仲間をやられて本気で怒った三橋に完膚なきまでにやられる。37巻・38巻で再登場したときは過去最大のキレを見せ、三橋とその友人らを全員病院送りにする。特に三橋には車で轢いた上に手錠で拘束し殴る蹴るなどの異常な仕打ちを加えたが、最後は三橋と伊藤のコンビに心の底から負けを認め、入院させた全員の入院費を払っている。なお智司とは初期にタイマンを邪魔して以来疎遠になっており、再会時も邪魔になりそうと見るや不意打ちで叩きのめすなどしたが、紆余曲折の後に和解し、智司のケガが回復し次第“1・2発貰う”予定。三橋との決着がついた後の智司との会話から、相良本人にも手錠で拘束され親近者をリンチされた過去があると思われる。
ニワトリ(声:納谷六朗)
智司の後輩。本名は不明で、アダ名はニワトリのトサカのような髪型に由来。切り詰めた鉄パイプを振り回し、三橋に腹を蹴られても足に縋り付くなど相当の根性がある。智司や相良を慕っていたためか、台頭してきた末永一派から、智司を排除するための策略の一環として利用するためだけにボコボコにされた不憫な男。終盤でも相良の命で奔走する様が描かれている。
秀光(ひでみつ)
韋駄天の異名を持つ男。作中で三橋より短距離走の速い唯一の人物マラソンでは陸上部の安田(軟葉高校)と伊藤がそれぞれ三橋を上回る場面がある。で、逃走する三橋に追い付いて襟を掴むという前代未聞の快挙を成し遂げたが、直後に一撃で倒された。
メット男
三橋らが3年に進級した年に軟高へ入学してきた新入生。ヘルメットを被り、金属バットを持ち、胴には漫画雑誌を巻いて武装している。軟高の「一番強ぇ奴」を探して校内を暴れ回り、理子にも手を出すが、三橋によって退治される。降参したと見せかけて三橋を背後から襲おうとしたり、教師をバットで躊躇無く殴り倒すなど危険な性格。その後、忠高や紅高を経て開久に転校したが、再登場時にはメットをボロボロにされて鍵を掛けられたうえ、パシリとしていいように扱われていた。名前が無いどころか、一度もメットを外さなかった為、顔も不明。
多田(ただ)
智司の後輩。坊主頭とボロボロの歯が特徴。開久に転校してきたメット男をアゴで使い、金がないと言っただけで強烈な蹴りを入れて嘔吐させるなど、遥かに凶悪な不良。伊藤との喧嘩を智司に制止されたため激怒しており、仲間と共謀して番長の交代を画策する。末永の命で大挙して軟葉高校へ押しかけ上納金を請求するが、いざ軟高生徒らが上納金を持ってくると路上で襲い、血塗れにして金を強奪した。
末永(すえなが)
智司の次の代の番長。智司を唆して伊藤にケンカを売らせた上、ダマシ討ち同然に番長の座を奪い取った。勢いに乗って軟高含む近隣高校の制圧に乗り出し、一帯を無法地帯と化した。しかし本校に直接乗り込んできた三橋一派に校内を散々蹂躙された挙句、三橋との直接対決では反撃する間もなく一瞬で倒される。三橋に敗れた後はすっかり求心力を無くし、逆襲に来た他校生徒の大群に狼狽するなどの醜態を見せた。なお素手のタイマンシーンは一度もないが、同学年から智司に代わって頭になって欲しいと推されるあたりを見ると、それなりの実力はあると思われる。最後は相良に扇動され開久の面子をかけて三橋と伊藤を仲間を集めて襲撃し苦戦させたが、三橋に一撃で敗れる。その後、自分に意気地が無いのを認めて理子を狙う相良の策略を三橋に教えた。
丸田(まるた、声:荒川太郎)
智司より一学年上の番長。先輩の立場とバック(開久OB)の存在を傘に着て、卒業してからも事あるごとに反抗できない智司をイビっていたが、三橋との闘いで吹っ切れた智司に一発KOされた。
須貝(すがい)
智司の2学年上の番長。一年生だった智司と相良を集団リンチで制裁した。これを不服としてタイマンでの決着を要求してきた智司に対して、開久伝統のタイマン(実際はイカサマ)を持ちかけて徹底的に叩きのめし、「勝つために手段を選ぶ必要はない」という考えを植え付けた。智司は須貝のことを「結構好きな先輩」と称している。

忠実高校

作品中の主要高校の中で、最も影が薄い高校。殆どの場合が他の高校の引き立て役、あるいはかませ犬とされ、いいことが無い。また裏ボタンタイプと学ランタイプの2種類の制服があると思われる。かつて小山太郎が番を張っていた。

畑(はた)
忠実高校の番格的存在。地獄会の白井とともに三橋・伊藤を追い詰めるも、三橋のナイフで刺された演技に騙され、退治された。北根懐戦ではキレた柳にナイフで刺された。
福田(ふくだ)
実家が土地を沢山持っている成金の不良。金で強い奴を雇って自分は喧嘩はしない主義らしい。忠実高校で三橋達に喧嘩を売った数少ない人物でもある。イジメを邪魔されたことで伊藤に恨みを持ち、相棒だと知らずに三橋に金を渡したりメシを奢ったりして買収しようとするが、相手が伊藤である事を知った三橋に裏切られて失敗(この一件で、三橋の軟高での評価は著しく下がった上に伊藤と理子の手により三橋が受け取った金も福田に返された)。その後、長井に空手家を集めさせて再び2人を襲うも失敗。その失敗で長井を見限るが、軟高に転校した長井と共に再び三橋と伊藤を陥れようとする(その過程で佐川が福田とその手下にやられている)。伊藤は策略に嵌り、長井の嘘に騙され待ち伏せした福田達に襲撃されそうになるが、それを察知した三橋は妨害しようとする。用心棒として新たに連れて来たプロボクサーは三橋が一撃で倒すが、奥の手の催涙スプレーで三橋の目を潰す事に成功し、いたぶろうとした矢先に駆け付けた伊藤の一撃で手下ともどもあえなくダウンした。その後、三橋の制裁でバリカンで恥ずかしい髪型にされた。
長井(ながい)
福田の腰巾着。集めた空手家と共に三橋、伊藤を襲うも失敗し、福田に見限られる。その後、福田の手下にイジメられていたところを伊藤に助けられた。忠高に居られなくなったと言って軟高へ転校してくるが、三橋をはじめ、周囲からは煙たがられていた。しかし伊藤からは信頼され、誠実な態度を取っていた。一方、裏ではスパイ役として再び福田の一味と通じ、あらゆる情報(長井は三橋と伊藤が五十嵐兄弟に勝利した事や伊藤の彼女は京子である事などを知っている事からスパイとしての実力は非常に高いと思われる)を福田に伝えて伊藤をワナにハメようとしていた恩を仇で返すクズ野郎である。自分を許してくれた伊藤に感激し本気で更生しようとしたが、三橋は許してくれず、蹴り飛ばされて失神した上に福田同様バリカンで恥ずかしい髪型にされる。17、18巻では、野球対決で三橋らの相手チームである「鉄骨工業ズ」に差し入れをした。その際、三橋と伊藤の強さと恐ろしさをチームに教えた。
安田(やすだ)
小山の子分。小山が今井と喧嘩をする際に連れてきたうちの1人。今井にあっけなく敗れる。

北根壊高校

不良が腹いせに校舎を燃やしたかもしれないという逸話を持つ、有名な不良高校。制圧した学校の生徒に5000円の「お守り」を売り、買わない者を痛めつけるという手口で荒稼ぎしている。登場時は開久とも並ぶ極悪校であったため、街中北根壊生徒が溢れていたが、三橋らに敗れた後は勢力が衰退したのか学校の名前はおろか、姿すら見かけることが無くなった。

柳鋭次(やなぎ えいじ)
北根壊の番長。ゴキブリの触覚の髪の毛をしたナイフ使いで体中に切り傷がある。怒ると平気でナイフで刺したり、喧嘩に負けた手下を即座に半殺しにして「俺に殺されたくないなら殺してでも勝って来い」と言い放つなど、かなり冷酷非情な性格。幼少時からナイフで遊んでいたためナイフの扱いは一流だが、人間としては三流以下。当然しばしば警察沙汰になるが、手下を使いターゲットをイジメさせ、助けに入り優しくし、ターゲットの信頼を得たところで、自分の罪を肩代わりさせるように仕向ける、「身代わり小僧」というヤクザ顔負けの卑劣な手段を使って罪を逃れていた。忠実高をシメた際には、番長をナイフで刺した上に逃げる敵を追いかけて全員殴り倒すなど圧倒的な凶暴性を発揮。その件で手配されたため悟を身代わり小僧にしようとするも、それが原因で三橋、伊藤と衝突する事になる。三橋の仲間を人質を取った上に大勢で待ち伏せするなど汚い手段で三橋と伊藤を追い詰めるも、今井や中野の加勢で形勢が逆転。タイマンで己の絶対の自信の源だったナイフを三橋に完全に封じられると絶望と恐怖のあまり無様に逃げ回り、警察に自首する。キレると「キレっちまったんだよ!!」と怒るのは恐らく彼だけだろう。
大嶽重弘(おおたけ しげひろ)
柳の相棒で日本人離れした巨体で毛深い。三橋には、そのメキシコ人を思わせるルックスから『セニョール・パンチョス』や『ゴメス』などと呼ばれていた。柳同様に仲間であろうと気に入らない相手は容赦無くボコボコにする非情な性格。内心では柳を恐れており頭が上がらない。身代わり小僧作戦に加担して悟を追い詰めた。実力は高く、卑怯な手を使わずに伊藤に勝った事がある数少ない1人で、恐らく伊藤はタイマンでの初めての敗北を味わった(ただしこの時伊藤は、その場で悪者扱いされ、自分が何故闘っているのか分からなくなっていた)。その後、柳の命令で涼子の拉致を試み、特殊警棒で武装した本気の涼子を軽く一蹴したところで伊藤と再会。再戦では柳と大嶽の外道ぶりにかつてない程マジギレした伊藤に完膚無きまでに叩きのめされる。挙句の果てには柳や手下に「あいつはデカイだけのダセー奴」「(伊藤に)一度勝ったなんてウソだった」等と見捨てられてしまう。
田所(たどころ)
大嶽の舎弟。鎖使いで、カッパのような刈り上げたドレッドヘアが特徴。佐川を恐喝して「お守り」を売りつけた。下校中の三橋と伊藤にも因縁をつけるが、鎖を出したところで逃げられる。その際、退路を塞ごうとした大嶽を三橋のギャグに乗せられて一緒に笑ってしまい、激怒した大嶽に重傷を負わされる。失脚後は柳と大嶽に執拗な苛めを受けていたが、倒れているところを伊藤に助けられ、身代り小僧作戦の実態と北根壊の本質を暴露した。

不同高校

2巻と29巻で登場したのみの、影の薄い高校。共学。

赤川(あかがわ)
不同高の番格。初登場時は京子の鞄を取ったことから三橋にボコボコにされる。再登場時には田井達にボコボコにされ、さらには入門料という名目で3万円取られる。

光図工業高校

中野が以前通っていた茨城の高校。OVA版では「茨城県立光図工業高等学校」と校門が登場している。京都では三橋達と揉めた。本人の意思でなかったにしても実力からして中野が番長であったと思われる。しかし本間の転入後、形的には本間が番長になり、中野が千葉へ出てからも、番長は本間が張っていると思われる。青い制服が特徴。ほぼ全校生徒が中野に平伏していたにもかかわらず、本間が現れた途端あっさりと全生徒が本間に鞍替えし中野は無視するようになるという、態度が急変する高校である。

村井(むらい、声:梅津秀行)
通称・村ちゃん。作中では数少ない中野の良き理解者で派手なことをする中野を常に心配している親友。修学旅行の時に弱っている中野がヤクザ達に殴られている所を咎めた事もある。そのヤクザ達は三橋に叩きのめされた為、最初は敵視していた三橋と伊藤には感謝している様子。どちらかというと中野とは対で保守的な態度を取っている。極道の息子である本間達にボコボコにされ、耳に穴を開けると脅され、降伏してしまう。その瞬時に中野が現れ、助けられる。このとき、中野としては唯一信頼していた彼が本間に屈服したことがショックだったのか、現れたとき普段以上に悲しそうな顔をしていたため、中野が千葉へ出た原因の一つだと思われる。実力はそう高くはないと思われるが、中野に認められる位の力はあるようだ(伊藤の後ろから攻撃を加えた事がある上、中野でも1発で倒すことは無理らしい)。
OVAでは本間達に降伏はしなかったため、中野とは千葉に渡った後も何度か連絡を取っており、交流が完全に途絶えてはいない。
本間(ほんま、声:小形満)
ヤクザの悪辣組の組長を父親に持っている事を良いことに転入早々に学校をシメて(中野・村井を除く)生徒を従え幅を利かせていた。しかし、父親が過保護なヤクザというだけで外見・行動ほど自身の実力は高くないようだ。そのため、村井に暴力を振るっていた時に中野が間に入り、あっけなくやられてしまう。原作とアニメで全く容姿が違う。中野が千葉へ出てからは不明。
亀田(かめだ)
京都で中野が三橋や現地のヤクザと揉めた時も、本間と中野が揉めた時も裏切った男。中野とつるんで粋がっている事が多いが、都合が悪くなると先述のように裏切る。スキンヘッド。最後は中野にボコボコにされた。
小峰(こみね)
本間に寝返った男(亀田、小峰だけでなく、村井以外のかつて中野とつるんでいた奴は全員本間に寝返っていた様子)。最後は亀田同様、中野にボコボコにされた。

東京の不良

東京に住むチーマー達。豊や毬は軽井沢で三橋達と揉めた。白原を始めとする軍団は後に千葉に遠征をかけてきた。

豊(ゆたか)
三橋達が軽井沢に行った際に揉めた東京の不良。パーマをかけたロンゲ。相手が強いほど乗るタイプだが、伊藤に一撃でノックアウトされる。その後、紅野らと共に千葉に殴り込みをかける。紅野らの相手に声も出させないうちにノックアウトさせる怖さを超えた戦い方に凄いと思うも、仲間をも平気で見捨てるやり方に腹を立て行動を別にする。そして、開久の不良に囲まれる中、再び伊藤とタイマンするも完敗、だが真っ向勝負の結果なので本人は満足していた。しかしその直後、待ち受けた紅野にタイマンを強制され、顔の形が変わるほどボコボコにされ髪の毛も切られ、三橋家の庭に放置される。満足に立てないほど疲弊している所を三橋に助けられ、東京に帰る。毬達と軽井沢で遊び半分で酷いイジメを楽しむ反面、仲間は絶対見捨てないなど仲間への思いやりは強い。
毬(まり)
三橋達が軽井沢に行った際に揉めた東京の女不良。金持ちらしい。究極のイジメを理想とする性格の曲がった女。香水やはさみなどを使って伊藤や今井を追い詰める。後に京子に平手を食らい、活を入れられる。その後は京子を尊敬する。再登場時にはすっかり更生している。
隆夫(たかお)
三橋達が軽井沢に行った際に揉めた東京の不良。昔はスポーツに打ち込んでいたらしい(器械体操か?)。驚異的な躍力を持ち今井を翻弄したが、自らをさらに上回る並外れた躍力を持つ三橋に空中で蹴りを連続で入れられる。再登場時にはすっかり更生している。
吉川(よしかわ)
三橋達が軽井沢に行った際に揉めた東京の不良。伊藤に一撃でやられる。
白原富夫(しろはら とみお)
「紅野」と名乗り豊らと千葉に乗り込んだ東京の不良。小さい頃から乱暴者だったがある日、学校の学級会でクラスメイトの女子生徒にそれを告発されて教師に怒られたのがきっかけで表立っては暴れなくなり、家族や近所の人からはいい奴で通っており、信用されている。無関係な一般人を脅してそのアパートを拠点とするや、冗談半分に高崎をボコボコにしたり、開久に喧嘩を売ったり、三橋や伊藤をからかったりと散々暴れる。仲間意識が薄く、豊を平気で半殺しにしたり、仲間を犠牲にして自分だけ逃げ延びたりして東京に勝ち逃げするものの、怒った三橋と伊藤の計略で学校だけでなく家までも探り当てられ、三橋にボコボコにされた上に周到に用意された罠にはまり、生活までも崩される。
岩田(いわた)
白原の仲間で、スキンヘッドのサングラス。白原同様の精神性の持ち主。仲間とのチームワークで開久生徒や高崎をボコボコにするが、三橋を囲んだ際に反撃で前歯を一本折られる。その後、ストレス解消を白原にけしかけられ開久生徒の歯を全て折るなど凶悪さを発揮したが、最後は白原の逃走の捨て駒にされる。
ゴロー
白原の仲間で、ニット帽の男。伊藤を襲撃して逃げようとした所を高崎に投げ倒され、白原たちからあっさりと見捨てられる。仲間からも「情けなくてやる気をなくす」と評される空涙で窮地を脱するが、タクシーに乗って逃げる最中に窓から顔を覗かせたため、三橋に顔面を蹴られる。

町名不明・隣町の不良

三橋が伊藤のディオを弁償するために隣町でバイトをしている際に出会った不良達。

五十嵐(兄)(いがらし あに、声:森川智之)
三橋達が住む町の隣町で最強と言われる五十嵐兄弟の兄。逆立てた髪に白いコート。伊藤のディオを弁償するためにバイトをしていた三橋の店で暴れた。その後三橋と勝負し、二度(鉄パイプを使った上に弟または堤のフォローをきかせて)三橋に勝利した。その後、弟と共に軟高(三橋、伊藤は不在)に殴り込み入り、佐川、伊沢をボコボコにする。その後、再び三橋を集団で倒そうとするも間一髪のところで伊藤が助けに入り、2人に敗北。復讐のために下剤入りのケーキを食べさせようとするも三橋にお返しとして「生ゴミフィルターゾーキン汁下剤入りケーキコーヒー」を飲まされ弟と共に便所へ。しかし間に合わず漏らしてしまう。OVA版では、仲間と共に今井のバイト先で万引きもしている。三橋らが開久襲撃した後、勇田と共にその話題を耳にしている。
五十嵐光秀(いがらし みつひで、声:関智一)
三橋達が住む町の隣町で最強と言われる五十嵐兄弟の弟。兄とは顔、髪型、服装全てが同じで(アニメでは鼻に絆創膏を貼っているのが兄だったが)、兄が鉄パイプを持たない限り見分けがつかない。弟の方が足技の勝負は強いらしい。しかし2人揃わないと雑魚である。最後は兄と同じく恥ずかしい運命を辿った。
勇田(いさだ、声:星野充昭)
三橋達が住む町の隣町にある浅斬高校の番格。バイト先で新入りの三橋をボコボコにしようとするも一瞬で敗北。番格だが、実際は結構気が弱い方で五十嵐兄弟にもビビっていた。五十嵐兄弟の持ってきた下剤入りケーキを三橋に毒見させられた可哀想な奴。三橋らが開久襲撃した後、五十嵐兄弟と共に話題を耳にしていることから和解(?)した模様。番外編によると涼子と同じ学校のようで、何故か他校に入り込んでいる三橋の為に売店で焼きソバを買っていた。また、OVA版では原作より太っている。
堤(つつみ、声:藤原啓治)
五十嵐兄弟の子分の1人。五十嵐兄と行動している事が多い。最後は三橋、伊藤にやられた。

ヤクザがらみ

本作に登場するヤクザがらみの人間。何かと三橋達に接触する。

香川(かがわ、声:玄田哲章/演:モト冬樹))
スキンヘッドにサングラスという典型的スタイルのヤクザで、街灯の鉄柱をパンチ一発でへこませる怪力を持つ。今井の渾身の一撃を腹部に受けても平然としていたほどのタフガイ。三橋と伊藤の連携攻撃により道路におびき出され、トラックに轢かれて敗北した。軟葉高校のOBでもある。伊藤の従兄弟である和夫を男らしくする際や理子が想像した三橋の将来にも登場するなど登場回数は多い。
白井(しらい)
地獄会に出入りしているヤクザ(実は盃もまだ貰っていない、なんちゃってヤクザ)で、忠高のOB。後輩(おそらく畑)のピンチで助太刀して来てハッタリでびびらせていたが、三橋の悪知恵に騙されて敗北。本業はタクシーの運転手。
須藤(すどう、声:梁田清之)
極道組の幹部。怒るとすぐにドスや拳銃を持ち出す。今井に(相撲の?)突っ張りを喰らい、自分がヤクザだと知らない三橋に杖で尻を突かれた。途中まで手下と一緒に車で三橋を追いかけ三橋の頭を叩く、蹴るなどするが、一瞬の隙を突かれ三橋に殴られる。その直後現れた中野と三橋の喧嘩中に反撃を試みるが、今度は中野にボコボコにされ、三橋はその隙に逃げた。その後、今井と三橋に恥をかかせられた事を怨み、手下を使って報復しようとする。最後は極道組に乗り込んで逃げた三橋達を追いかけるが、途中で三橋を狙って現れた中野に手下を殴られた上に、中野と三橋双方に軽んじられたのにキレて拳銃を乱射する。ドブ川に飛び込んで逃げた三橋達の1人(今井)を殺してしまったと勘違いしてビビってしまい、三橋達とのいざこざは無かった事にするように増田に言いつけた。
増田(ますだ、声:三木眞一郎)