HOME > コミック > 仮面ライダーSPIRITS超絶黙示録

仮面ライダーSPIRITS超絶黙示録/村枝賢一 石ノ森章太郎

共有

著者: 村枝賢一 石ノ森章太郎
巻数: 1巻

村枝賢一の新刊
石ノ森章太郎の新刊
仮面ライダーSPIRITS超絶黙示録の新刊

最新刊『仮面ライダーSPIRITS超絶黙示録


出版社: 講談社
シリーズ: 講談社コミックスDX


仮面ライダーSPIRITS』(かめんライダースピリッツ)は、原作:石ノ森章太郎、漫画:村枝賢一の漫画。

2001年から、講談社「月刊マガジンZ」にて連載された。単行本は講談社コミックスから、全16巻。

2009年、講談社「月刊少年マガジン」にて続編『新 仮面ライダーSPIRITSすがやみつるが仮面ライダーのコミカライズ作品を講談社「テレビマガジン」と秋田書店「冒険王」へ2本同時に描いており、前者のタイトルが『仮面ライダー』、後者が『新・仮面ライダー』だったことに対するオマージュとしてタイトルに「新」が冠されている(『新 仮面ライダーSPIRITS』1巻、早瀬マサト「仮面ライダーSPIRITS復活に際して」より)。(しん かめんライダースピリッツ)が連載されている。本記事ではこれも併せて記述する。単行本は既刊17巻。

概要

正式タイトルは『仮面ライダーSPIRITS The Legend of Masked Riders』(かめんライダースピリッツ ザ・レジェンド・オブ・マスクド・ライダース)。『仮面ライダー』から『仮面ライダーZX』までの仮面ライダーシリーズを原典とした、ヒーローアクション漫画である。

講談社の漫画雑誌『月刊マガジンZ』で2001年1月号より連載開始。単行本は全16巻。1巻当たりの売上部数は約20万部で、累計部数は2008年4月時点で(公式ファンブックも含めると)250万部超。

内容的には昭和仮面ライダーシリーズの続編として描きながら、漫画独自の展開も行っている。設定上の時間軸では本作の後日譚に位置付けられ、1号からZXまでが客演として登場する『仮面ライダーBLACK RX』と、その前編にあたる『仮面ライダーBLACK』については、村枝が南光太郎(BLACKおよびRX)と秋月信彦(シャドームーン)をそれぞれ『仮面ライダーチップスR』で描き下ろしているが、「本作ではそこまで描かないし、光太郎と信彦も登場させる予定はない」と発言している。

2009年3月号での『月刊マガジンZ』休刊に伴って『月刊少年マガジン』に移籍し、2009年8月号から新たに『新 仮面ライダーSPIRITS』として連載開始。2010年1月号まで、1号の改造人間として生きる苦悩と2号誕生を描いた番外編、2010年2月号(単行本第2巻第6話)から本編シリーズの続編を掲載。単行本は第15巻まで発売されている(2017年3月現在)。『月刊少年マガジン』に移籍以降、未だに表紙化されていない。

2011年8月3日、『仮面ライダーSPIRITS』第1部(単行本第1巻 - 第3巻)が、講談社プラチナコミックス (KPC) より「東日本大震災復興支援版『仮面ライダーSPIRITS THE BEGINNINGS』 (ISBN 978-4-06-374920-5)」として発売され、この本での村枝の印税がすべて東日本大震災復興支援の義援金として寄付された。

エピソード一覧

内容はTVシリーズ化されなかった『仮面ライダーZX』を中心としており、第1部最終話でそれが明らかになる。第2部以降は『仮面ライダーZX』の雑誌展開やTVスペシャル『10号誕生!仮面ライダー全員集合!!』に沿って進行している。第2部と第3部の題名は、『仮面ライダーZX』のイメージソングである「FORGET MEMORIE'S」と「ドラゴン・ロード」と同じである。

第1部『仮面ライダーSPIRITS』

ジンドグマ壊滅から数年後、世界各地で正体不明の怪人に遭遇する9人の仮面ライダーを描く章(ただし、ライダーマンだけはTVシリーズで死亡したと思われていた時期の補完)。やがて、新たな敵組織「BADAN(バダン)」の存在が明らかになっていく。

  • 第1巻 ISBN 4-06-349054-8
    • 第一話 摩天楼の疾風(かぜ)
      主役ライダーは滝ライダーと仮面ライダー1号。舞台はニューヨーク。
      敵はペトレスク神父 / 大コウモリ怪人。必殺技は「電光ライダーキック」。
    • 第二話・第三話 たった一人の戦場(前編・後編)
      主役ライダーは仮面ライダー2号。舞台はガモン共和国架空の国家。東南アジアとなっている。
      敵はグィン将軍 / クモロイド。必殺技は「ライダー卍キック」。
      クモロイドやZXゼクロスと酷似した顔の改造人間が登場し、『仮面ライダーZX』の物語となることが暗示された。
    • 第四話・第五話 熱砂のプライド(前編・後編)
      主役ライダーは仮面ライダーV3。舞台はエジプト。
      敵はベガ / タカロイド。必殺技は「V3マッハキック」。
      ※サイボーグ009の「風の都」と「海の底」が元になっている。
  • 第2巻 ISBN 4-06-349073-4
    • 第六話 右腕の記憶
      主役ライダーはライダーマン。舞台はタヒチ。
      敵はヨロイ元帥・クローン体。必殺技は「マシンガンアーム」。
      物語の最後で風見志郎に呼ばれてエジプトに赴いている。
    • 第七話・第八話 機鎧(きかい)の海(前編・後編)
      主役ライダーは仮面ライダーX。舞台はコスタ・デル・ソル。
      敵はロッサ / バラロイド。必殺技は「Xキック」。
    • 第九話・第十話 密林の破壊神(前編・後編)
      主役ライダーは仮面ライダーアマゾン。舞台はギアナ高地。
      敵はサラマンダー / トカゲロイド。必殺技は「スーパー大切断」。
      直接登場しないが、後にZXとなる村雨良とその姉である村雨しずかの存在が「行方不明になったルポライターとセスナのパイロット」という形で登場人物の口から語られる。
  • 第3巻 ISBN 4-06-349096-3
    • 第十一話・第十二話 彷徨(さすらい)の雷鳴(前編・後編)
      主役ライダーは仮面ライダーストロンガー。舞台は神奈川県三浦市。
      敵はムラサメ / コマンダー、必殺技は「超電子ウルトラサイクロン」。
      ※後にZXとなる村雨良の変身するコマンダーが、本エピソードで初登場。
      ※マガジンZ掲載時のタイトル表記は「流浪さすらいの雷鳴」。
    • 第十三話・第十四話 約束の蒼空(そら)(前編・後編)
      主役ライダーはスカイライダー。舞台はノルウェー。
      敵はプワゾン / ドクガロイド。必殺技は「大回転スカイキック」。
      ※『サイボーグ009』の「雪のカーニバル」を元にしている。
    • 第十五話・第十六話・第十七話 流星(ほし)の神話(前編・中編・後編)
      主役ライダーは仮面ライダースーパー1。舞台は月。
      敵はアスラ / アメンバロイド。必殺技は「スーパーライダー月面キック」。
      ※新組織BADANの電波ジャックの映像に、コマンダー村雨良)が強化改造を受けて誕生したZXが出現。

※各話のサブタイトルはロゴが書き下ろされているが、単行本第1巻では明朝体の文字に全面的に差し替えられたため、第五話までのロゴは単行本未収録。第2巻以降は前編のみロゴになっている。

第2部『仮面ライダーZX Forget Memories』

以降の主人公は仮面ライダーZX(ゼクロス)となる。BADANから脱走した記憶喪失の男・村雨良 / ZXが、追っ手と戦う中で失われた記憶を取り戻し、復讐のためではなく人々を守るために戦う戦士・仮面ライダーZXとして生きることを決意するまでの物語。

  • 第4巻 ISBN 4-06-349117-X
    • 第一話 強襲
    • 第二話 遭遇
    • 第三話 暗闇
    • 第四話 逃走
    • 第五話 怒り
    • 第六話 ルミ
  • 第5巻 ISBN 4-06-349144-7
    • 第七話 襲撃
    • 第八話 死棘
    • 第九話 魔渦
    • 第十話 接触
    • 第十一話 償い
    • 第十二話 標的
    • 第十三話 閃光
  • 第6巻 ISBN 4-06-349168-4
    • 第十四話 変身
    • 第十五話 秘密
    • 第十六話 死闘
    • 第十七話 JUDO
    • 第十八話 覚醒
    • 第十九話 決別
    • 第二十話
    • 第二十一話 復讐
  • 第7巻 ISBN 4-06-349195-1
    • 第二十二話 魔宮
    • 第二十三話 救出
    • 第二十四話 征服
    • 第二十五話 侵攻
    • 第二十六話 占領
    • 第二十七話 新宿
    • 第二十八話 大首領
  • 第8巻 ISBN 4-06-349219-2
    (特別限定版ショッカー骨戦闘員ソフビ敬礼(「イーッ」のポーズ)タイプ同梱。「通常版」「特別限定版」の表紙には差異はない。 ISBN 4-06-362047-6)
    • 第二十九話 出現
    • 第三十話 生贄
    • 第三十一話 激突
    • 第三十二話 称号

第3部『仮面ライダーZX DRAGON ROAD』

ショッカーを初めとする歴代組織を復活させ、日本に総攻撃を開始したBADAN。仮面ライダーとして生きる決意をしたZXは、9人の仮面ライダーとともに戦う。

  • 第8巻 ISBN 4-06-349219-2
    (特別限定版 ISBN 4-06-362047-6)
    • 序章
    • 第一話 症候群
    • 第二話 参戦(前編)
    • 第三話 参戦(後編)
  • 第9巻 ISBN 4-06-349244-3
    • 第四話 共闘
    • 第五話 旅立ち
    • 第六話 部隊
    • 第七話 魔京
    • 第八話
  • 第10巻 ISBN 4-06-349255-9
    • 第九話 魂の結成
    • 第十話 四号
    • 第十一話 突入
    • 第十二話 氷牙
    • 第十三話 墓場
  • 第11巻 ISBN 4-06-349265-6
    • 第十四話 光牙
    • 第十五話 迷宮
    • 第十六話 地獄車
    • 第十七話 師弟
    • 第十八話 特訓
  • 第12巻 ISBN 978-4-06-349282-8
    • 第十九話 渦潮
    • 第二十話 新必殺技
    • 第二十一話 海戦
    • 第二十二話 命のベルト
    • 第二十三話 不死身の男
  • 第13巻 ISBN 978-4-06-349309-2
    • 第二十四話 継承
    • 第二十五話 奪還
    • 第二十六話 胎動
    • 第二十七話 進化
    • 第二十八話 再進化
    • 第二十九話 最終進化
  • 第14巻 ISBN 978-4-06-349354-2
    • 第三十話 戦士の本質
    • 第三十一話 越える欲望
    • 第三十二話 帰還
    • 第三十三話 燃える巨人
    • 第三十四話 魂と共に
    • 第三十五話 セットアップ
    • 第三十六話
  • 第15巻 ISBN 978-4-06-349398-6
    • 第三十七話
    • 第三十八話 影の切り札
    • 第三十九話 トモダチ
    • 第四十話 ガランダー
    • 第四十一話
    • 第四十二話
  • 第16巻 ISBN 978-4-06-349426-6
    • 第四十三話 正義の戦士
    • 第四十四話 統率する者
    • 第四十五話 交錯
    • 第四十六話 双頭の牙

※第2部以降のサブタイトルは連載時には存在せず、単行本化の際に付けられている。また、第2部第二話が作者急病のために2回に分けて掲載されて以降、単行本での各話の区切りが掲載時と異なることが数回ある。なお、第3部第四十六話は描き下ろし(正確にはマガジンZ未掲載分)である。

公式ファンブック

  • 受け継がれる魂 ISBN 4-06-334551-3 (監修:石森章太郎プロ・村枝賢一)
  • 受け継がれる魂II ISBN 4-06-334771-0 (監修:石森章太郎プロ・村枝賢一)

公式ガイド

  • 超絶黙示録 ISBN 978-4-06-375822-1(原作:石ノ森章太郎 漫画:村枝賢一)

『新 仮面ライダーSPIRITS』

掲載誌と題名は変更されたが、ストーリーは第3部の続編である。

  • 第1巻 ISBN 978-4-06-375832-0
    • 第1話 孤独
    • 第2話 新たなる鼓動
    • 第3話 皮肉という名の肖像
  • 第2巻 ISBN 978-4-06-375902-0
    • 第4話 7人の仮面ライダー
    • 第5話 終焉・・・・その果て
    • 第6話 巡る絆
    • 第7話 足掻きと贖い
  • 第3巻 ISBN 978-4-06-375983-9
    (特装版『仮面ライダーSPIRITS』第1話「摩天楼の疾風」カラーライズド・バージョン同梱。表紙の違いは、「通常版」が新サイクロンに乗った後期新2号ライダーと一文字隼人の『仮面ライダー』3クール時のファイティングポーズで、「特装版」が改造サイクロンに乗った前期新2号ライダーと一文字隼人の第73話の変身ポーズである。「特装版」シリーズも「通常版」同様に初回生産版ではなく、2刷以降も重版されている。ちなみに、第1巻はサイクロンに乗ったマスクオフの本郷と一文字の一文字救出時のWライダー、第2巻は新サイクロンに乗った新1号ライダーとゲルショッカー期の本郷猛である。 ISBN 978-4-06-362173-0)
    • 第8話 ゼロ、禍々しき
    • 第9話 太古の光
    • 第10話 友よ、おまえのためならば
           アマゾンライダーここにあり
    • 第11話 トモダチのいる世界
    • 第12話 荒廃
  • 第4巻 ISBN 978-4-06-376028-6
    (特装版『仮面ライダーSPIRITS』第2話「たった一人の戦場」カラーライズド・バージョン同梱。表紙の違いは「通常版」がマスクオフでワルキューレに乗る滝ライダーと新1号と後期新2号で、「特装版」が新サイクロンに乗る新1号と後期新2号とショットガンを持つ滝ライダーである。 ISBN 978-4-06-362189-1)
    • 第13話 高性能(ハイテク)の隙
    • 第14話 いづる獣
    • 第15話 眩惑の光
    • 第16話 幻視
  • 第5巻 ISBN 978-4-06-376144-3
    (特装版『仮面ライダーSPIRITS』第3話「熱砂のプライド」カラーライズド・バージョン同梱。表紙の違いは、「通常版」がハリケーンに乗るV3と『V3』第31話や以降の客演時に着ていた物と色違いのシャツを着た風見志郎で、「特装版」がV3とバイクに乗って革ジャンでマシンガンアームを構える志郎である。「通常版」と「特装版」ともに総扉には2011年6月号の表題用に描かれ、「東日本大震災復興支援版『仮面ライダーSPIRITS THE BEGINNINGS』」でカラー化された震災の被災地での1号と子供達の絵が採用されている。 ISBN 978-4-06-362196-9)
    • 第17話 ねぶたの子
    • 第18話 黒き赤心
    • 第19話 矛と盾
  • 第6巻 ISBN 978-4-06-376625-7
    (特装版『仮面ライダーSPIRITS』第4話「右腕の記憶」カラーライズド・バージョン同梱。表紙の違いは、「通常版」がライダーマンマシーンに乗るパワーアームのライダーマンと初期の青のジャケットの結城丈二で、「特装版」がライダーマンマシーンに乗るロープアームのライダーマンと後期のスリーピース姿で変身ポーズの結城である。 ISBN 978-4-06-362209-6)
    • 第20話 安寧なき寺
    • 第21話 鴉啼く
    • 第22話 竜の記憶
    • 第23話 空飛ぶ火の車
  • 第7巻 ISBN 978-4-06-376728-5
    (特装版『仮面ライダーSPIRITS』第5話「機鎧の海」カラーライズド・バージョン同梱。表紙の違いは、「通常版」がクルーザーに乗るXと大変身の神敬介で、「特装版」がクルーザーに乗るXとセタップで変身の敬介である。 ISBN 978-4-06-362235-5)
    • 第24話 竜の呪縛
    • 第25話 五つの腕
    • 第26話 冥き愉悦
    • 第27話 魔人征する町
  • 第8巻 ISBN 978-4-06-376890-9
    (特装版『仮面ライダーSPIRITS』第6話「密林の破壊神」カラーライズド・バージョン同梱。表紙の違いは、「通常版」がジャングラ―に乗る仮面ライダーアマゾンと変身姿の半裸のアマゾンで、「特装版」がジャングラ―に乗るアマゾンライダーと変身姿の着衣のアマゾンである。 ISBN 978-4-06-362258-4)
    • 第28話 遠い日の憧憬
    • 第29話 稚き誓い
    • 第30話 ショッカー、最後の拠点(アジト)
    • 第31話 開きし黄泉路
    • 第32話 反撃の破片
  • 第9巻 ISBN 978-4-06-376983-8
    (特装版『仮面ライダーSPIRITS』第7話「彷徨の雷鳴」カラーライズド・バージョン同梱。表紙の違いは、「通常版」がカブトロー(オンロード・タイプ)に乗る仮面ライダーストロンガーとジャンパーを背負う城茂で、「特装版」がカブトロー(オフロード・タイプ)に乗るストロンガー(チャージアップ)と電波人間タックルと岬ユリ子である。カラーライズド・バージョンの表紙と裏表紙は基本的にカラー違いの主人公ライダーの絵が描かれているが、この巻のみ表紙にストロンガー、裏表紙にタックルが描かれている。 ISBN 978-4-06-362272-0)
    • 第33話 贖罪と悪魔
    • 第34話 小さな勇気
    • 第35話 水底の残夢
    • 第36話 仮面のむこう
    • 第37話 策謀の刻
  • 第10巻 ISBN 978-4-06-377085-8
    (特装版『仮面ライダーSPIRITS』第8話「約束の蒼空」カラーライズド・バージョン同梱。表紙の違いは、「通常版」がスカイターボに乗る強化後のスカイライダーと筑波洋で、「特装版」がスカイターボでジャンプする初期型のスカイライダーと洋である。 ISBN 978-4-06-362282-9)
    • 第38話 魔人は嗤う
    • 第39話 宿業の再会
    • 第40話 我が名こそその名
  • 第11巻 ISBN 978-4-06-377172-5
    (特装版『仮面ライダーSPIRITS』第9話「流星の神話」カラーライズド・バージョン同梱。表紙の違いは、「通常版」がVジェットに乗るスーパー1とヘルメット姿の沖一也で、「特装版」がブルーバージョンに乗るスーパー1と拳法着姿の一也である。 ISBN 978-4-06-362293-5)
    • 第41話 ショッカー軍団万歳
    • 第42話 たたかいおえて あさがきた
    • 第43話 魔人ひざまずく
    • 第44話 海底の奇巌
    • 第45話 鮮血の波紋
    • 第46話 軋む変身
  • 第12巻 ISBN 978-4-06-377313-2
    (特装版『仮面ライダーSPIRITS』第10話「FORGET MEMORIES(第2部第一話 強襲)」カラーライズド・バージョン同梱。表紙の違いは「通常版」がヘルダイバーに乗るZXと白ジャケットの村雨良で、「特装版」がバダンの特殊戦闘バイクに乗るZXと村雨良である。 ISBN 978-4-06-362304-8)
    • 第47話 髑髏は誘う
    • 第48話 銀色の怨讐
    • 第49話 新たなる神々
    • 第50話 神速顕現
    • 第51話 魂の在り処
  • 第13巻 ISBN 978-4-06-377462-7
    (特装版『新 仮面ライダーSPIRITS』第1話「孤独」カラーライズド・バージョン同梱。表紙は「通常版」が風見志郎と珠純子、V3の影、ジェットコンドル(暗黒大将軍)、鋼鉄参謀で、「特装版」が旧1号と旧2号である。 ISBN 978-4-06-362327-7)
    • 第52話 緑のペンダント 赤のペンダント
    • 第53話 少年仮面ライダー隊大集結
    • 第54話 叛意の闇
    • 第55話 独善する者たち
    • 第56話 音速の制裁
    • 第57話 力の風車 技の風車
  • 第14巻 ISBN 978-4-06-393052-8
    (特装版『新 仮面ライダーSPIRITS』第2話「新たなる鼓動」カラーライズド・バージョン同梱。表紙は「通常版」がバーサーカー状態のV3と本郷と一文字で、「特装版」は本郷サイクロン(アクション用)を駆る旧1号である。 ISBN 978-4-06-362341-3)
    • 第58話 帰ってきた男
    • 第59話 破壊の本質
    • 第60話 不撓不屈の宴
    • 第61話 決死行
    • 第62話 竜の腕
  • 第15巻 ISBN 978-4-06-393167-9
    (特装版『新 仮面ライダーSPIRITS』第3話「皮肉という名の肖像」カラーライズド・バージョン同梱。表紙は「通常版」が変身用ヘルメットを被ろうとする結城丈二で、「特装版」は改造サイクロン号を駆る旧2号である。 ISBN 978-4-06-362350-5)
    • 第63話 怨念の形象
    • 第64話 ユートピア
    • 第65話 大首領の裁定
    • 第66話 劫火の鼓動
    • 第67話 竜の余韻
    • 特別収録 風の絆~東日本大震災を駆けた男たち~
  • 第16巻 ISBN 978-4-06-393251-5
    (特装版『新 仮面ライダーSPIRITS』第4話「七人の仮面ライダー」カラーライズド・バージョン同梱。表紙は「通常版」が仮面ライダーZXで、「特装版」は本郷猛と一文字隼人である。 ISBN 978-4-06-362377-2)
    • 第68話 サザングロス地表へ
    • 第69話 ニューマシン
    • 第70話 ライダーマン帰還
    • 第71話 魔王降臨
  • 第17巻 ISBN 9784065106471
    (特装版『新 仮面ライダーSPIRITS』第5話「終焉・・・・その果て」カラーライズド・バージョン同梱。表紙は「通常版」が仮面ライダーZXで、「特装版」は1号と2号である。 ISBN 9784065106488)
    • 第72話 輝くマシン
    • 第73話 暗躍する一柱
    • 第74話 阿修羅の咆吼
    • 第75話 東京氷河期
    • 第76話 訪問者

仮面ライダーSPIRITS画集

  • 『改造人間』 ISBN 978-4-06-364905-5(原作:石ノ森章太郎 画:村枝賢一)

講談社プラチナコミックス (KPC)

  • 東日本大震災復興支援版『仮面ライダーSPIRITS THE BEGINNINGS』第1部(単行本第1巻 - 第3巻)(ISBN 978-4-06-374920-5)
  • 『仮面ライダーSPIRITS 9つの魂編』(第1部 単行本第1巻 - 第3巻)(ISBN 978-4-06-385687-3)
  • 『仮面ライダーSPIRITS Forget Memories(1)白い記憶編』(第2部 単行本第一話 - 第十五話)(ISBN 978-4-06-385712-2)
  • 『仮面ライダーSPIRITS Forget Memories(2)黒い憎しみ編』(第2部 単行本第十六話 - 第三十二話)(ISBN 978-4-06-385716-0)
  • 『仮面ライダーSPIRITS アマゾン友情の牙編』(第一章『密林の破壊神』、第二章『トモダチのいる世界』)(ISBN 978-4-06-386181-5)

登場人物

村雨 良 / 仮面ライダーZX

第2部以降の主人公。ブラジルの大学に通っていた青年。セスナの操縦免許を持っており、姉の村雨しずかと共に南米ギアナ高地の上空を飛行していた所をBADANに遭遇・拉致されてしまう。目の前で姉・しずかの命をZX実験によって奪われ、自身も改造手術によって完全に記憶を奪われてしまう。第1部第十一話で、BADAN改造人間部隊の隊長・ムラサメ / コマンダーとして登場した。コマンダー期のマスクとマフラーの色は黒色である。

初登場時はBADANの先兵としてストロンガーと対決し、チャージアップ状態だった彼を圧倒するが、超電子ウルトラサイクロンで首から下を吹き飛ばされ、三影によって回収されたその首には、ZXとしての新たな身体を与えられる。

第2部序盤では、タイガーロイド(三影)や無数のコマンドロイド達と共に世界中の軍事拠点を潰しながら大量虐殺を行い、やがてガモン共和国で仮面ライダー1号と遭遇、彼と激闘を繰り広げる。しかし、やがてBADANに対し不信感を抱き、伊藤博士からBADANこそが自身の記憶を奪った元凶である事実と「海堂博士に会え」という助言を聞き脱走、追手を次々に返り討ちにしながら東京へと向かい、辿り着いた新宿でルミや海堂博士等と出会う。

BADANに記憶を奪われてしまったことで冷徹な印象を与えていたが、BADANの怪人達と戦う中で徐々に記憶が戻り始め、やがてメモリーキューブを埋め込まれたことで完全に記憶を取り戻す。記憶が戻った後は本来の陽気な性格を取り戻した(滝いわく、記憶が戻る前が本郷に似ているらしく、記憶が戻った後は「気持ち悪いくらいに明るい」)。だが、常識から外れた行動が多く、がんがんじいの「仮面」を素顔だと思っていたりと、天然な部分が散見される。

脳以外の99%を機械化されたパーフェクトサイボーグのその身体は、JUDOがこの世界に甦るための器として作られたもの。第2部では、その身体とともに一条博士が作り上げ、海堂博士とルミからはめ込まれたメモリーキューブにより、魂がJUDOと入れ替わるのを防いでいた月面でJUDOと交戦した際にキューブは失われたが、もう体を乗っ取られることはないと確信している様子である。。いつJUDOに身体を乗っ取られるか分からない現状に苦悩するが、第2部終盤で本郷から10人目の「仮面ライダー」の称号を与えられ、姉を始め、ZX実験の犠牲となった人々の無念を晴らすべく、「仮面ライダーZX」として命ある限り戦うことを誓う。

最後の者」を意味する「ZX」の名が示す通り、そのスペックは高く、1号ライダーに半壊させられた身体を一瞬で自己再生し、その直後にZXキックで1号・2号に大きな大ダメージを与えた。ただし、これほどのスペックを完全に発揮するためには全身が赤く発光していなければならず、基本的には発光するためには特定ポーズを取らなければならない。記憶を取り戻す以前はバダンの調整を受けて高いスペックを持っていたと言われるが、「痛覚の喪失(脱走のちに回復)」など、記憶とともに彼が喪失感に苦しむように意図的に調整されていた模様。

髪型は特徴的な天然パーマで、コマンダー時代は完全なパンチパーマだったが、戦いとともに徐々にクセが抜け、現在では軽いパーマ程度になっている。1号ライダーとの初対峙の際に受けたライダーきりもみシュートをのちに会得する、スーパー1の赤心少林拳の一部“梅花の型”を再現するなど、修得能力に長けているようである。

第3部では全国各所にて再生怪人と奮戦している先輩ライダーのもとに駆け付け、ともに戦うことで彼らの生き様と触れ合ううちに成長していく。

第3部開始時点では、がんがんじいとともに北海道に向かい、摩周湖でスカイライダーと共闘。ゼネラルモンスターと魔神提督を倒し、残党の処理をスカイライダーに託して10分隊と共に京都に移動する。東寺でガラオックスによる作戦を潰すと同時に2号ライダーと協力してブラック将軍を倒し、ゲルショッカーを壊滅に導く。

その後、10分隊と別れてライダーマンとともに瀬戸大橋から時空魔法陣を通って四国に移動。香川県で志郎と藤兵衛と合流し、キバ一族を倒す。四国全土を覆う黒雲が放つ特殊な電磁波によって力を20%以下にまで封じられてしまうが、新技・ZX穿孔キックを編み出したことで徳島でツバサ大僧正を除くツバサ一族を壊滅させ、V3の待つ高知県に向かう。3幹部を倒して成長をV3=志郎に見せる。ツクヨミに導かれ牢獄内でJUDOと交戦し、JUDOの振るう全ライダーの力に苦戦するも、彼に恐怖を与えて牢獄から脱出。スーパー1が残したVジェットで時空魔法陣を超えて月面から島根に駆けつけ、10分隊と合流してXライダーを助ける。

アマゾンと6分隊の救援で沖縄に移動し、アマゾン化したゼロ大帝と戦い劣勢を覆しかけたが、ギギとガガの腕輪による破壊の光に呑まれて消滅しかけるが、無事生還。さらに、富山でXライダーと合流し、青森でスカイライダーやスーパー1とも合流。赤心寺でクレイジータイガーを倒したのち、青森市街でテラーマクロ・悪魔元帥の決着をつける一也を見守った。

ドグマとジンドグマの鎮圧後は、ほかのライダーより遅れて東京に到着し、岩石男爵配下の戦闘員に囲まれた石倉五郎を救っている。岩石男爵を1号との共闘で撃破した後、五郎と共に時空魔方陣に飛び込んで海底のショッカー基地に突入し、地獄大使率いる怪人軍団との戦いに向かう1号をサポートし、自身はゾル大佐・死神博士と交えている。

乗用しているマシンは、三影が乗っていた特殊戦闘バイクを戦闘時に奪ったものだったがバダンから脱走した際には身ひとつだったため、その間は自宅に残されていたスズキ・カタナを使用していた。、『新 仮面ライダーSPIRITS』第7話で緑川ルリ子を救出後に大破した。その後、そのマシンはルリ子が海堂博士に「ABSシステム」を届けた際、滝によって村雨邸に待機していた立花藤兵衛のもとに届けられ、立花レーシングクラブにて修理され、ヘルダイバーとして完成し、XとがんがんじいによりZXの元に届けられた。

本作オリジナルの必殺技

ライダーきりもみシュート
本来は1号の必殺技。第2部第二話で1号からこの技を受けた際、会得した。
ライダーダブルシュート『仮面ライダーSPIRITS 超絶黙示録』掲載「魂の万象〜SPIRITS 超絶エンサイクロペディア〜」より
竹トンボシュートとの合体技。第3部で、ゼネラルモンスターと魔神提督を同時に倒したZXのライダーきりもみシュートとスカイライダーの竹トンボシュートの同時攻撃。
ライダー車輪
本来は1号・2号の合体技。第2部で2号の脳波誘導のもと、1号とともに使用し、ショッカーライダーを倒した。
ライダーダブルキック
ライダー車輪同様、本来は1号・2号の合体技。第3部で2号とともに使用、ヒルカメレオンを倒した。
ZX穿孔(せんこう)キック
全域を包む特殊な電磁波のため、本来のZXキックを出せない四国でツバサ一族に敗れた後、立花藤兵衛の特訓によって開眼した技。怪人を抱えずにライダーきりもみシュートを放つことで凄まじい竜巻を発生させ、渦の中心に巻き込まれた何体もの怪人に向かって上昇しながら、さらなる回転を加えたキックを放ち、全員を一気に破壊する。ツバサ大僧正を除き、対戦していたツバサ一族の全怪人を撃破した。その後も吸血マンモス、死人コウモリ、ザリガーナのデストロン3大幹部を纏めて撃破した。また、月面の虚空の牢獄でJUDOがV3の姿の時にV3スクリューキックと相対する形で使用し、JUDOがZXの姿の時、本来のZXキックの打ち合いの際にも使用している。
梅花の型
本来は仮面ライダースーパー1が使う赤心少林拳の型の一つ。JUDOが変身したスーパー1に対して使用した。
ZXかげろう崩し
敵の目の前に分身を映し出し、怯ませた隙に分身の中を擦り抜けながら電磁ナイフで切り裂く技。島根県でGOD神話怪人4体を纏めて倒した。命名はベイカーだがヒューリィにはイマイチと評され、ZX自身も少し呆れていた。
ダブル大切断
アマゾンとの連携技。自身の武器である電磁ナイフとアマゾンの大切断で相手を木っ端微塵に斬る。キノコ獣人を倒した。

本郷 猛 / 仮面ライダー1号

ショッカーやゲルショッカーから日本を守った最初の改造人間。「はじまりの男」と呼ばれる。本作の詳細やオリジナル必殺技については、本郷猛を参照。

第1部でニューヨークに現れ、滝和也と共に大コウモリ怪人(ペトレスク神父)を倒したことで新たな戦いが始まる予兆を感じた。

第2部で当時BADANの尖兵だったZXと対決し、最後は2号ライダーとのライダーダブルキックで破壊できるところまで追い詰めるが、タイガーロイドが身を挺して庇ったため、未遂に終わる。その後、サザングロスにおける敬介の救出に、一文字やアマゾンとともに乗り込む。その際、復活したモスキラスやシオマネキングのショッカーの再生怪人を「強化された別物」と悟って対峙。

第3部序盤にて東京都で再生ゾル大佐、再生死神博士、再生地獄大使率いる再生ショッカー怪人軍団と戦闘を開始する。戦闘中、援護にきた一文字とともに乱入したデルザー軍団に苦戦する。

一文字 隼人 / 仮面ライダー2号

ショッカーやゲルショッカーから日本を守った2人目の改造人間。本作の詳細やオリジナル必殺技については、一文字隼人を参照。

第1部でガモン共和国の未だ止まない軍人達の戦闘を懸念しながら戦場カメラマンとして活動していたが、BADANの侵攻によって再び仮面ライダーとして前線で戦うことを決意。「力の2号」としての一面だけでなく、明るくコミカルな性格で子供好きな一面が色濃く現れているのが、本作での特徴。第1部でクモロイドからも敵ながら称賛され、戦闘能力の高さも健在であった。

第2部ではBADANに再び襲われたガモン共和国の真美のもとに駆け付け、単身で奮戦。その後、1号ライダーとともにZXにライダーダブルキックを放つが、身を挺したタイガーロイドによって阻まれた。

第3部では、京都府において再生ブラック将軍率いる再生ゲルショッカー怪人達と戦闘する。ZXとの共闘で鎮圧するが、再生ヒルカメレオンとの戦いにおいて、一時は療養が必要となるほどまでに吸血されてしまう。しばらくして、東京で戦っている本郷の援護に向かい、間一髪でデルザーの鋼鉄参謀から本郷を救う。スーパー1とともに鋼鉄参謀やドクロ少佐に立ち向かう。

風見 志郎 / 仮面ライダーV3

デストロンから日本を守った3人目の改造人間。本作の詳細やオリジナル必殺技については、風見志郎を参照。

第1部では、エジプトで行方不明になった発掘調査隊を調査していた。結城とは気心が知れた仲であることが強調されている。本作ではクールかつストイックな性格を強調。特に境遇が似ている良には厳しく接し、改造人間として生きる意味や仮面ライダーとして戦う覚悟などを、度々問い掛けている。

第2部では、暗闇大使によって金縛りにされた1号・2号を間一髪のところで救出。その後、復讐心に駆られて我を忘れたZXと対決し、互いの必殺キックをぶつけ合って大ダメージを負った。この時は復讐に囚われた良を同じ仮面ライダーとして認めず、仲間とすることも拒否するが、滝やルミの言葉、良の中にある復讐心以外の「戦う理由」を垣間見たことから、しばらく様子を見ることを決意。

第3部では孤立した四国でサザングロスと戦い、ダブルタイフーンの左側を損傷。四国全域を覆う特殊な電磁場によって本来の力を出せずに焦るZXに、再び仮面ライダーとはどういったものかを語り、再起するきっかけを与える。不完全な体で再生デストロン軍団を、残る力を振り絞ってその性能をフルに活かして制圧。特訓によって新たな技を習得し、助っ人に駆けつけたZXの活躍を見届け、その成長に目を細めると同時に、初めて10人目の仮面ライダーとして認めた。後事を親友である結城に任せ、自らは姿を見せたJUDOに対し、相打ち覚悟の全力攻撃を敢行、JUDOに痛打を与えて四国を開放することに成功する。幸い死ぬことはなかったが、その反動で変身不能に陥る大ダメージを負ってしまう。その後は、結城に託されたカセットアームを頼りに静岡へと移動し、再生ブラックサタンとの戦いで苦戦気味であった茂の援護を行った。

ブラックサタン鎮圧後は1号・2号と合流すべく茂とともに東京に姿を見せる。隊長ブランクと対峙するストロンガーの援護をするが、本郷たちと合流できない現状に苦戦し、戦闘員と戦っている間にはぐれた先でシゲル、純子と再会、石倉育英会の姉ちゃん先生たちと合流した。ジェットコンドル(暗黒大将軍)によって集められた人々を救いださんと地下鉄構内に潜入するが、ジェネラルシャドウが置いていったヘビ女に発見される。自分を追ってきたシゲル・純子を逃がそうとハッタリを駆使して時間稼ぎをし、人々を虐殺せんと加速を始めたジェットコンドルにロープアームで取り付いた。そこをサイクロンで駆け付けた1号・2号のタイフーンからエネルギーチャージを受けて「変身」する。

結城 丈二 / ライダーマン

デストロンから日本を守った4人目の改造人間。本作の詳細やオリジナル必殺技については、結城丈二を参照。

第1部でプルトンロケット爆発からの生還劇とアンリとの出会いを描いている。そのほか、科学者とあってほかの仮面ライダーのメンテナンスも行っている。本作の設定として、研究員時代はデストロン機械合成怪人軍団の武器や能力などは、結城が開発に関わったことが示唆されている。

第3部では、四国(愛媛県)でヨロイ一族と交戦、再生ヨロイ元帥を追って高知に向かう。変身不能に陥った志郎のために自身の右腕をその場に置き、BADAN本拠地に潜入。

富山湾で再生悪魔元帥が繰り出したバダンシンドロームを繰り出す「幻影の竜」を消滅させる大役を果たしている。志郎に託したのはカセットアームのみで、ヘルメットは所持しており、「幻影の竜」制御の折には変身し、新たに開発した「コントロールアーム」によって制御し、青森へと導いた『新 仮面ライダーSPIRITS』第4巻発売時、第16話では修正されているが、2011年3月号では左腕にコントロールアームを装着し、右腕が素手状態で左腕を補助していた。。だが、この制御によって時空破断システムの生体コンピューターのうちの3割が脳死した。結城自身はこのシステムを利用して大首領を倒す準備を進めている。また大首領JUDOと対峙する中で、かつて学会にいた頃に自己保身な世間から受けた仕打ちに怒りを覚え、スカウトとして赴いたヨロイ元帥の勧誘を受けてデストロンに参加したものの、本当はユートピアを作る事が目的ではなく、子供の頃から誰からも必要とされない存在だった故にそうする事で自分の心の中にあった孤独を埋めたかったという理由が明かされている。

神 敬介 / 仮面ライダーX

GOD機関から日本を守った5人目の改造人間。深海開発用改造人間「カイゾーグ」でもある。

第1部にて、スペインで海難事故の調査でグレコ老人に接近し、身の回りの世話や船仕事などの手伝いとして住み込んでいた。そこでアンリや滝と対面するが、滝からは不興を買う。冷めた態度を見せるがそれは本質ではなく、実際は熱さも思いやりも持つ。周囲に対して一歩引いて接するのも、かつて大切な人を次々と失った心の傷によるものであり、これ以上誰も失いたくないという思いからきているもの。

第2部では、海底に沈んでいた銀のドクロを回収に現れたコマンドロイド部隊を追跡調査中、タイガーロイドに左腕を切り落とされ(のちにアマゾンが回収)、要塞サザングロスに捕らわれの身となった。さらには、他のライダーたちが救出にくることを見越した暗闇大使によって胸部に「肉の種」を植え付けられ、操り人形と化してアマゾンライダーに襲い掛かったが、「肉の種」を取り除かれたことで正気を取り戻した。

第3部では、山口県・秋芳洞でキングダーク2号機を守るGOD悪人軍団と戦闘。ZXやSPIRITS第10分隊とともに、組織を鎮圧。その後、インターポールの佐久間にタイガーロイドと戦った際の情報を提供しており、現在は石川県でジンドグマと戦う一也=スーパー1の援護に向かい、SPIRITS第九分隊と合流。富山県に現れた悪魔元帥のもとに向かい、スーパー1とも合流した。竜とともにスーパー1が消えた直後にやってきたZXと第10分隊とともに、青森に移動。ドグマとジンドグマの鎮圧後は洋とともに東京へと向かい、ドクターケイトに立ち向かう。

ベルトには武器のライドルを修復する能力もあり、タイガーロイドとの戦いでグリップを残し燃え尽きてしまったが、ベルトのバックルに収納することで完全修理している。また、マーキュリー回路停止という非常時には「セタップ」と「大変身」を使い分けられることも加えられている。

本作オリジナルの必殺技 (X)

水中での真空地獄車
キングダーク2号機に対して使用。『S.I.C. HERO SAGA MASKED RIDER X EDITION -ゼウスの息子-』で使用された水中地獄車と同様の技。

アマゾン(山本 大介) / 仮面ライダーアマゾン

ゲドンやガランダー帝国から日本を守った6人目の改造人間。第二の故郷・ブラジルに帰国後は現地ガイドを営んでいた。TV版同様、本名である「山本大介」の名前は本編中には登場せず、一貫して「アマゾン」と呼ばれている。

言葉遣いは、TV版後半や『ストロンガー』客演時で見せたような流暢さを身につけた設定は破棄され、前半時の片言混じりに統一されている。性格は野生児ゆえに子供のように無邪気で人懐っこい。TV版最終回(第24話)で入手したガガの腕輪は、愛車・ジャングラーのカウル内に収納されていた。他のライダーに比べ、良との友情や信頼関係はいち早く熱い一面を見せており、良を信じて自身の技でもあるモンキーアタックを伝授している(その証拠に、ZXと組んで戦った時の相性は抜群であった)。

第1部では、超天才児のビクトル・ハーリンと共に向かったギアナ高地での戦いの中、かつてTV版でマサヒコと「トモダチ」になったように彼との友情を育み、孤独から救った。トカゲロイドに対し、TV版でゼロ大帝を葬った「スーパー大切断」を使用したが、アームカッターを巨大化させて威力を増強した演出もなされている。

第2部では、一文字の台詞によれば単独行動が多いらしく、要塞サザングロスに捕らわれた敬介のもとに現れる。しかし、「肉の種」で操られた敬介=Xライダーに襲撃されて危機に陥るも、その場に現れた伊藤博士の助言で胸部の「肉の種」を取り除き(胸の一部ごと強引に噛み千切っている)、救出している。後日、地中海の海底に敬介の左腕を回収するといった離れ業を披露。先の「肉の種」を摘出時に涙を浮かべており、友情や肉親間の繋がりを大事にする彼の想いが強調されている。

第3部では熊本県・阿蘇山火口を舞台に、ガガの腕輪を奪われつつも再生十面鬼ゴルゴス率いる再生ゲドン、そして再生ガランダーを相手に戦闘。のちに第10分隊と合流し、ZXと協力してガランダーの獣人たちと戦う。だが、その途中でニードルの針に操られて巨大化・暴走したモグラ獣人に、腕輪を装着した左腕を切断されて瀕死の重傷を負い、仮死状態に陥るウェイ・ペイによると、患者としては死んでいるが、斬り口から張り巡らされたギギの腕輪による神経組織の力で延命し、仮死状態に止めているとのことである。。ZXのほか、滝、ゴードン、ビクトル、マサヒコの活躍によってギギ・ガガの腕輪を装着した左腕の奪回に成功。奇跡的に復活を果たし、ゼロ大帝に反撃を開始し、撃退へと追い込んで組織を鎮圧する。

現在はほかのライダーたちと合流すべく東京に到着し、狼長官との戦闘を開始。

本作オリジナルの必殺技(アマゾン)

ダブル大切断
ZXとの連携技。大切断とZXの電磁ナイフで相手を斬る。

城 茂 / 仮面ライダーストロンガー

ブラックサタンやデルザー軍団から日本を守った7人目の改造人間。

ジンドグマ壊滅後は日本に戻り、神奈川県三浦市内で藤兵衛の経営する立花レーシングクラブで住み込みで働く傍ら、岬ユリ子の墓ユリ子の遺体の残留毒素の影響で彼女の墓の周辺だけ植物が枯れていたが、茂の戦線復帰以降にユリの花が再生。のちにその一帯がユリの花で埋め尽くされている。を守っていた。

性格はTV版の初期設定だったニヒリズムかつ荒い性格のもので、TV版後半や『仮面ライダー (スカイライダー)』客演時に見せた温和で大人びた言動は一切見せない。加えてやや直情思考な設定も加えられており、ピンチにも虚勢を張る姿勢も見せていた。

第1部第十一話・第十二話で、コマンダーだった良率いる改造人間部隊に苦戦して満身創痍になる。しかし、かつてユリ子がそうだったように、命を落とす覚悟で超電子ウルトラサイクロン(本作オリジナルの必殺技)でコマンダーを部隊ごと破壊した。

コマンダーの一件からZXを敵視するようになり、第2部第三話でほぼ同じ顔であるコマンドロイドに対し、必要以上に敵意を剥き出しにして徹底的に破壊。

敬介救出時には、スカイライダーの助けで上空に浮上したサザングロスから1号・2号を救出。

その後、東海地方の自衛隊駐屯地が再生ブラックサタンに壊滅させられた後で遅れて到着したが、何も守れなかった悔しさのあまり、1号ライダーの制止も聞かずに変身する。その際、ZXが1号ライダーとともにいると知り、東京に移動。ZXと戦い、本気で倒そうとするが、その最中にZXが身を挺して心中を図った一家を救う姿を見て、かつてBADANの尖兵であった彼ではないことを悟り、東海地方に戻っていった。

第3部で、富士山山麗で再生百目タイタンとデッドライオンの率いる再生ブラックサタンと交戦。再生タックルとの戦いでは生命装置を損傷してしまうが、かつての親友・沼田五郎に重ねた奇械人・再生スパークの装置を移植して復活。再生百目タイタンを仕留め、組織を鎮圧する。現在は志郎とともに東京に姿を見せる2012年4月14日にTV版で城茂役を演じた荒木しげるが亡くなり、翌月の5月2日発売の6月号(単行本『新 仮面ライダーSPIRITS』第7巻第24話)に茂=ストロンガーが追悼のために登場。。隊長ブランクとの戦いの中、過去の記憶が残って自分を憎む改造魔人との再戦によって戦意を増す。

本作オリジナルの必殺技(ストロンガー)

超電子ウルトラサイクロン
かつて、タックルが使用した自爆技ウルトラサイクロンの超電子バージョン。ストロンガーが使用しても自爆技となるが、再改造によって埋め込まれていた超電子ダイナモが自爆に導くはずだった余剰エネルギーを押さえ込む形となり、自滅は免れた。
STRONGER
ブラックサタンの改造手術失敗によって命を落とした友人・沼田五郎の考案した、茂とのアメフトによるコンビネーション。沼田の投球と茂の優れた俊足の連携によってゴールを決める技だが、学生時代に試合で失敗に終わっている。再生スパークの生命装置移植で甦ったストロンガーと、志郎が放ったパンツァーファストによって「STRONGER」を敢行し、再生百目タイタンに致命傷を与えることに成功した。

筑波 洋 / スカイライダー

ネオショッカーから日本を守った8人目の改造人間。本作では10人ライダー中、最年少という設定を活かした若々しい容姿にデザインされている。優しさや爽やかさ、人の良さが前面に押し出されているのが本作での特徴。

第1部第十三話で、BADANがボーヒネン博士を狙うと考え、がんがんじいとともにノルウェーを訪れて警護に当たる。

ドクガロイドと空中戦を繰り広げるが、猛毒の鱗紛攻撃の前に重力低減装置を損傷させられ、墜落してしまう。中毒症状に陥って一度敗退し、フレイアの解毒能力によって回復後、ボーヒネン博士によって再改造させられそうになった彼女を助け出す際、彼女と同じ解毒能力を得た(偶然かつ一時的)。ドクガロイドとの再戦の際には鱗紛攻撃を克服し、ライダーブレイクを敢行した。まだ自己修復が済んでいない重力低減装置の代わりに、特技のハンググライダーを用いて追撃し、上空から大回転スカイキックを放って撃破した。ドクガロイドが言い放った「人間は弱いから裏切り、奪い合う。弱いから恐れ、殺し合う。それが人間だ」という言葉に対し、その現実を認めながらも仮面ライダーとして人類のために戦うことを改めて決意。

結果として、フレイアから兄・フレイを奪ってしまったことに対して謝罪の涙を浮かべるなど、TVシリーズの心優しく涙もろい性格は健在である。それ故にZXこと村雨良と最初に心を通わせる仮面ライダーになった。

第2部では、ストロンガーを連れてサザングロスからXライダーとアマゾンライダーを救出。

第3部では、北海道に陣取った再生ネオショッカーに立ち向かう。ZXと共に再生怪人部隊を撃退後、「仮面ライダー」の名を語ることに躊躇する良を叱咤激励した。その後、再生した大首領を相手に奮闘し、大首領の弱点である右足に大ダメージを与えたが、爆発の勢いで生死不明となってしまう。無事に生存が確認されたのは、行方不明になったその日から6日後、かつて改造手術を施した命の恩人・志度敬太郎に救われてからのことであった。

重傷から回復した現在は、石川県で戦うスーパー1に代わってドグマを鎮圧すべく東北に到着。ZX、Xライダー、スーパー1と共にドグマを鎮圧した後は、東京の1号・2号の援護に向かい、その際に荒ワシ師団長の攻撃から滝を救うも手傷を負う。

罪悪感に苦しみつつも、亡き父代わりとして自分を案じる志度に対しては「博士」ではなく、あえて「志度ハングライダークラブ」の「会長」と呼ぶなど、彼を気遣う姿が見られる。

本作オリジナルの必殺技(スカイ)

ライダーダブルシュート
ZXのライダーきりもみシュートと竹トンボシュートとの合体技。第3部で、再生ゼネラルモンスターと再生魔神提督を倒した合体技。

沖 一也 / 仮面ライダースーパー1

ドグマ王国やジンドグマから日本を守った9人目の改造人間。第1部第十五話ではTV版最終回(第48話)の設定を踏まえ、本来の惑星開発計画の仕事に戻って月面基地の建設に従事していた。

第2部では、志郎や結城と共に良の窮地に駆け付け(TVスペシャルでの俳優顔出し対面の再現)、3人で同時変身を披露。冷熱ハンドの超高温火炎や赤心少林拳“梅花の型”を披露するも、一時的に良の身体を乗っ取ったJUDOによって金縛りに遭い、動けなくなってしまう。第二十話では、ヤマアラシロイド側に付いたZXと対峙。ライダーマンのロープアームにエレキ光線を放つ合体技を披露したり、ヤマアラシロイドの棘攻撃を“梅花の型”で防いで、村雨の復讐心を煽るヤマアラシロイドに対し、TV版同様に毅然とした態度を貫いて見せた。

第3部では、東北地方で再生ドグマ怪人軍団、北陸地方で再生ジンドグマ怪人軍団を相手に戦う。東北でドグマと戦っていた際、宇宙空間に留まっていたZXに通信連絡でVマシンを貸し与え、ZXの地球帰還に協力している。

石川県医王山でジンドグマの幹部怪人と戦っていたが、4幹部の長期戦に持ち込まれ、チェックマシンによるメンテナンスが受けられず、身体機能低下を計られ苦戦の状況に陥った。その中、チェックマシンを用いて応援に駆け付けた谷とチョロの助けもあり、事なきを得た村枝は『東映ヒーローMAX Vol.35』でインタビューを受けた際、ほぼ弱点のないスーパー1の欠点を見つけるのは非常に苦労したと語っている。なお、インタビューを受けた『東映ヒーローMAX』のほうが『月刊マガジンZ』より先に発売されていたため、村枝の解説によって物語の展開がネタバレとなった。。しかし、悪魔元帥の稲妻電光剣から発せられた稲妻による竜の映像に伴うバダンシンドロームの影響を受け、精神と肉体が分離した状態となってしまう。その後、結城の「幻影の竜」制御によって青森県まで運ばれ、津軽工業高校ねぶた製作部に助けられたが、バダンシンドロームの影響で変身できずにいた。

一也=スーパー1以外のライダーは、望まずに改造された、組織によって瀕死状態にされたり近親者や友人が殺されたという様々な要因によって免疫が存在しているようだが、自分から望んで仮面ライダーになった一也には免疫はないようである。だが、もう一つ理由があり、スーパー1は赤心少林拳の気功を使うために、ほかのライダーとは違って神経が末端までボディに張り巡らされていた。今回のバダンシンドロームは神経組織に恐怖のプログラムが隠されており、神経から脳へと侵食する。そのため、バダンシンドロームに罹災した。通信能力が回復・作動し始めた時、ZXから竜を服従させていたJUDOのいくつかの記憶を受信し、反対に脳から神経へと浄化されてスーパー1の能力を取り戻した。

カイザーグロウとサタンスネークの合体怪人を倒した後、敬介や洋とともに関東に向かい、鋼鉄参謀とドクロ少佐に追い詰められた2号ライダーを救う。

本作オリジナルの必殺技(スーパー1)

桜花と梅花の合体技
一也の梅花と義経の桜花の合体技。スーパー1へ変身不能となった一也が、地獄谷五人衆の1人・ヘビンダーを倒すために使用。
桜花
「梅花」が防御に徹して相手の気を外へと誘う守りの拳であるのに対し、「桜花」は敵の攻撃を躱さずにその力を利用して、すべての気を鋭い点に集めて真芯を切り裂く防御を捨てた必殺拳。一也は義経の上記の「桜花」によって会得し、カイザーグロウとサタンスネークの合体怪人にスーパー1の戦闘起動は0.1秒しか出来ないという制約の中、呼び出したVハンドの内の4種の腕に憑依した師や2人の友と自ら(スーパー1への改造のため、自ら望んで死んだ一也自身)の梅花に守られながら放ち、最後はスーパー1の駆動限界を迎えて変身が解けながらも一也が放った「スーパーライダー梅花二段蹴り」で勝利する。それには、復帰した目黒圭一が放った不死身のカイザークロウの唯一の欠点である右肩に留まっていた鴉の足跡への銃撃が助力している。

滝 和也 / 滝ライダー

本郷や一文字とともにショッカーやゲルショッカーから日本を守ったFBI捜査官。改造人間ではないが、本作においては彼も仮面ライダーと同等の扱いなので、ここに分類する。

ショッカーやゲルショッカーとの戦いの中で世界の裏側を知りすぎたため、[[