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保健室の死神/藍本松

共有

著者: 藍本松
巻数: 全11巻

藍本松の新刊
保健室の死神の新刊

最新刊『保健室の死神 10


出版社: 集英社
シリーズ: ジャンプコミックス


twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)

Killua_ZoL_H 【定期】 好きなアニメ&漫画 HUNTER×HUNTER/ヘタリア/惡の華/薄桜鬼/保健室の死神/るろうに剣心/犬夜叉/電脳コイル/etc・・・気軽にフォローしてくらはい☆(。・ ω<)ゞ
asumiyareia 【定期-自己紹介】好きな#週刊少年ジャンプ の漫画は、 #めだかボックス #NARUTO #スターズ #SKETDANCE #べるぜバブ #保健室の死神 #賢い犬リリエンタール #ワールドトリガー #鍵人 #わっしょいわじマニア #新米婦警キルコさん  などなどです。
haru1220happy RT @You16yu: 【定期】 ONEPIECE 進撃の巨人 霧雨が降る森 ib テニスの王子様 聖お兄さん 荒川アンダーザブリッジ VOCALOID 呼んでますよ、アザゼルさん 斉木楠雄のΨ難 ギャグマンガ日和 ひぐらしのなく頃に 保健室の死神 日常 #RTした人全員…
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保健室の死神』(ほけんしつのしにがみ)は、藍本松による日本の漫画作品。『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて2009年42号より連載中。話数カウントは「第○診」。

概要

作者の『ジャンプ』連載2作目となる作品。前作『MUDDY』は異世界を舞台としていたが、本作は現代日本の学校を舞台としている。

当初は学園ホラー的な要素が強かったが、途中からコメディやお色気の要素が強くなってきており、単行本の帯にて「学園ホラーコメディ」と称されている。また、メタ的なギャグも使用される。

基本的に一話完結となっているが、時折シリアスな内容の長編が出てくる事もある。後者は主にストーリーや設定の根幹に関わるエピソードが多い。

あらすじ

常伏中学校の養護教諭として新しく赴任してきたハデス先生は、非常に顔の怖い先生だった。彼には何か秘密があるらしいが…。

登場人物

常伏中学校

保健室

派出須 逸人(はです いつひと)
本編

の主人公。26歳。常伏中学校新任の養護教諭。通称「ハデス先生」。白髪で常に皮膚にひびが入っている恐ろしい顔立ちをしている。 生徒たちと親密になりたくて、いかなる時も過剰なまでの気遣いを怠らないが、その容姿のために恐れられているため、上手くいかないことが多い。学校行事の際にはリヤカー(後に給料を使い、屋台型にグレードアップした)を持ち出して「移動保健室」を使っているが、その度に美徳などに見つかって怒られている。また、薬品の調合なども行うが、得意かどうかは不明。

食事に誘われたりすると異常なまでに感動・緊張してしまう。一方で女性からのアプローチに対しても鈍感。教育方針は「アメ10割」。好きな食べ物は特になく、そもそも食に対する興味が薄い。
変貌型病魔「冷血」を体内に宿す罹人であり、病魔を喰らう力を宿している。白髪・皮膚のひび割れもこの病魔の作用によるもので、それ以外にも幻覚が効きにくいなどの特殊な体質を有している。病魔を前にすると皮膚のひび割れが広がり、こうなると逸人自身にも止めることができなくなる。病魔を喰らうことで皮膚の罅割れが無くなったり、喰らった病魔の大きさによっては髪の毛も黒髪になることがある(短時間で元に戻る様子)。怒り等の感情が高ぶり、「冷血」でも食いきれない程に莫大なものになると、ひび割れ・白髪化が弱まる事がある。病魔を倒した後、「咀嚼完了」と告げる。
明日葉 郁(あしたば いく)
常伏中学2年生。A組所属。通称「アシタバ(君)」。逸人と関わり病魔の存在を知ることになる。気弱で少々神経質な性格。あまり目立たないが、物事の微妙な変化に気付ける深い洞察力と何事も良く考えてから行動する思慮深さを持ち、三途川にも高く評価されている。いわゆる草食系地味メン。変わり者が多い保健室に出入りする人物たちの中では、平均的な常識人である。頼まれたらNOとは言えないお人好しで、そのせいで、トラブルによく巻き込まれてしまう

。学校では第1診の一件以来、麓介・蓮太郎とよく行動を共にしており、休み時間や放課後はよく彼らと共に 保健室を訪れている。

藤 麓介(ふじ ろくすけ)
常伏中学2年生。A組所属。郁とは第1診で彼を助けて以来、親しくなり

、よく一緒に行動している。イケメン。女生徒に人気だが本人はまったく意識していない。怠け癖があるものの、殆どの生徒達から恐れられている逸人に全く怖気づくことなく、保健室にも平気で出入りしているなど神経は太い。寝ていることが多く、保健室には既に彼専用のスペースができてしまっている。蓮太郎と下校が一緒になることが多い。逸人曰く「自由な子」で、蓮太郎には「センサイな奴じゃない」、終いには彼とは対照的に神経症な郁と爪のあかを交換しろとまで言われるほど。

得意科目は理数系。苦手科目は美術などの芸術系。運動神経も良い。
授業参観後、家に帰った直後に「怠惰」に罹ってしまい、感情が切り離されて昏睡状態に陥ってしまうが、山蔵と逸人の活躍により助けられた。
美作 蓮太郎(みまさか れんたろう)
常伏中学2年生。A組所属。第1診以降、郁とは親しくなり

、よく一緒に行動している。口が悪く高圧的な態度をとることもあるが、面倒見が良く友達想いの優しい一面も持つ。またイケてない男子には優しい。試験前は暦に勉強を見てもらっており、成績は中の下程度を維持している。

女好きのフェミニストだが、少々肥満気味なのもあって麓介とは対照的に女生徒に嫌われていて、麓介への嫉妬心を病魔「自己愛」につけ込まれ、美少年化して女生徒たちの精気を奪い取っていたところを、逸人に助けられる。その後の経緯を経て、郁や麓介らとも仲良くなり、共に行動するようになった。
鏑木 真哉(かぶらぎ まや)
常伏中学2年生。B組所属。通称「シンヤ」。黒髪をストレートロングに伸ばした、スタイル抜群の美少女で、スカートの下にスパッツをはいている。さっぱりとした素直な性格。背の高さや喧嘩の強さ、不器用さなど自身の「女の子らしくない部分」にコンプレックスを抱いている。逸人が赴任した後に転校してきたが、人を見る目に優れており当初から逸人に対して全く恐怖心を抱かなかった。
小学生時代はボーイッシュな容姿で、空手をやっていたこともあり男子とケンカをする事が多かったが、好きな男子が「男っぽい女は嫌」と言っているのを聞いて女らしくなろうと決意。その事が災いし、「挑発」に罹るが、逸人によって救われる。その後、逸人に恋愛感情を抱いている。
空手は現在も続けておりその実力は健在。自分に危害を加えるものを反射的に倒してしまう癖がついており、投げつけられた物はなんでも粉砕してしまう。喧嘩を挑んできた相手を何度も返り討ちにして隣地区の不良を壊滅させてもいる。「返し刃」の異名を持つ喧嘩の達人。「返し刃」の本当の意味は、本人の意に沿わず喧嘩で倒してしまった相手をその場で労わるというギャップにあるらしく、喧嘩相手から惚れられてしまう事も。

生徒

本好 暦(もとよし こよみ)
常伏中学2年生。A組所属。蓮太郎の友達で人見知りが強い内向的な性格の少年。蓮太郎を異常なほどに尊敬しており単行本第5巻P.188より。、蓮太郎と親しくなり、自身の知らない秘密を共有した郁に嫉妬し、病魔「鬼女」に罹る。「鬼女」事件以降、郁らとの交友関係が生まれたが、現在も蓮太郎と郁、蓮太郎に興味を持ってくれる人(逸人など)以外の人間に対しては素っ気なく、特に貢広に対しては本人の変態的思考も相まって辛辣な態度をとることが多い。病弱の半面、学年首席の秀才で、テスト前などは逆に蓮太郎に頼りにされている。またシークレットシューズを自作するなど発明が得意。自宅に受験用に新しく作ってもらった勉強部屋は拷問器具で溢れていて、その部屋を使用すると、まるで洗脳されたように彼と同じ顔と性格になってしまい、郁が犠牲になるが、テストで全教科満点を取れる等、効果も高い。
得意科目は体育以外のすべてであり、学力は常人としてあり得ないほどの凄さを見せつける。反面体育は、苦手というより病弱なので純粋に「出来ない」のであり、決して運動センスが悪いという訳ではない。
花巻 美玖(はなまき みく)
常伏中学2年生。A組所属。極度のあがり症で、常に台本代わりのノートを持ち歩いている。失敗するとトイレの個室に籠って大声で自虐する癖(通称・雄たけび)がある。麓介に借りた消しゴムを返すきっかけが掴めず煩悶していた所を病魔「臆病」に罹った。成績も良くルックスも可愛らしいが、目立たない為に異性からあまり意識されていない。何事にも物怖じせず言いたい事をはっきり言う麓介に憧れているが、なかなか打ち明けることができないでいる。得意な科目は美術。何故か、いつも赤面している。
妹尾 龍黄(せのお りゅうき)
常伏中学1年生。B組所属。喧嘩っ早いがきっちりした一面もある少年。5人姉弟の末っ子で、怠惰な生活を送る姉たちに手を焼いているため、極度の女嫌いになってしまっている。 元は比良坂学園中学校の生徒で、真哉に倒された先輩達の汚名を返上するため、常伏中に乗り込んでくるが、真哉が女だと知り、女性への憎しみが倍増、病魔「禁欲」に罹る。「禁欲」事件を経て真哉に惚れ込み、常伏中に転入する。
鏑木 刀哉(かぶらぎ とうや)
常伏中学1年生。B組所属。真哉の弟。歳の割にちゃっかりした一面がある。落ち着きのある冷静な性格だが、批判がましい面を持つ。常に真哉に気遣われながら育ったため、男としてのプライド、強くなって真哉をかばえる存在になりたいという想いを病魔「逃避」の作りだした「Wishing」につけ込まれた。「Wishing」事件以降も、強くなりたいという想いは健在。龍黄の姉、竜美の事を「憧れのお姉さん」と慕っており、逸人の事も「命の恩人」と言い、素直に慕っている。
安田 貢広(やすだ みつひろ)
常伏中学2年生。A組所属。蓮太郎の友達。アイドルオタクで『AKY108』の後前田熱子のファン。性に対して邪な感情を抱くことが多く、そのため作中では「稀代のエロリスト」と称されたりする。「春酔」事件を経て、全校生徒に「変態」として認知される。病魔「覗見」「過保護」に罹るが、どちらもスケベな性格が災いし、散々な目に遭っている。周囲からは「よっぽどコリないバカ(麓介談)」や「一緒にいるとヒヤヒヤして仕方ない(郁談)」など非難されている。主にお色気を中心とした話に登場する事が多い。登下校時や休み時間などは蓮太郎が郁達と交流する前は蓮太郎・暦と一緒に行動していて、その後は一人でいるか、蓮太郎にくっついている事が多い。
淀橋 貞夫(よどばし さだお)
常伏中学3年生。新聞部部長。人気者が大嫌いで、でっち上げのゴシップ記事で相手を徹底的にこき下ろす事を生きがいとしており、職員や部員からも敬遠されている。抗議を受けても法に訴えたり、より悪質な記事でバッシングするなど、卑怯でえげつない性格。「五月蝿」の力で逸人たちのゴシップ記事をでっち上げたが、麓介、真哉、龍黄の逆鱗に触れ叩きのめされた。
山田 可音(やまだ かのん)
常伏中学2年生。新聞部部員。丸眼鏡と三つ編みが特徴。基本的に貞夫の言うとおりに動くが、貞夫からは頭を叩かれるなど散々に扱われていて、陰ながら彼の悪口を言ったりしている。が、最低人間ぶりの貞夫をむしろその最低さに対し好意をよせている。その従順さから、「M田」と呼ばれる事がある。
早坂 駈(はやさか かける)
常伏中学3年生。蓮太郎の先輩で友達。みのりに惚れていて、マラソン大会で一位になったら告白しようと決めていたが順位が振るわず、諦めかけていたところを「燃焼」に罹る。見事優勝するが、「燃焼」の効果で走り続け、町内を約5周して、やっと病魔が捕食され、帰ってきた。
機本 真綿(はたもと まわた)
常伏中学3年生。手芸部部長。部員達に手芸部のファッションリーダーと呼ばれているが、実際はお裁縫が好きなだけでオシャレには疎い。着ている服も全て激安古着を改造したものである。オシャレとは何なのかがわからず、自分を偽って生きるのに苦しんでいたところを病魔「見栄」につけこまれたが、そのおかげで「本当のおしゃれ」を理解する。
蜂谷 蜜味(はちや みつみ)
常伏中学2年生。B組所属。ツインテールが特徴の女生徒。スキーの野外研修中では入浴時間内に何人の女生徒の胸を揉むことができるかを試しており、見事コンプリートを果たした。
蝶間林 薫子(ちょうまばやし かおるこ)単行本第5巻P.26より。本編では姓のみ登場。
常伏中学2年生。A組所属。通称「テニス部に咲く一輪のバラ」。スポーツに熱い情熱を抱いており、スポーツ万能な真哉をライバル視している。普通の投球や、他人の何の変哲もない行動にまで勝手に技名を付け、それらは「闘魂」によって幻影が付け加えられた。
軽部 俊輔(かるべ しゅんすけ)
常伏中学2年生。C組所属。サッカー部員。ファンの女の子を取られてしまったという理由で、真哉をライバル視している。
鳶岡 カイト(とびおか かいと)
常伏中学2年生。C組所属。バスケットボール部員。俊輔と同じ理由で真哉をライバル視している。「あきらめたらそこで試合終了」と言いたかったが、薫子に言われてしまう。
宗方 伸(むなかた しん)
常伏中学2年生。B組所属。量の双子の兄。身長が低いのがコンプレックスで、身体検査がある度に憂鬱になるが、妹の量とは逆に、常に身長を伸ばす努力を怠らないなど意志が強い。
宗方 量(むなかた りょう)
常伏中学2年生。C組所属。伸の双子の妹。蓮太郎に劣らぬ太めの女子。体型のコンプレックスによって病魔「整形」に罹る。痩せたいとは思っているが、大食いで、普段の生活態度からはその様子は微塵も感じられない。

教師

三途川 千歳(みとがわ ちとせ)
常伏中学校長にして逸人の恩師。ゴスロリ風の格好をした小柄な女性。可憐な外見とは裏腹に、男勝りのさばけた性格をしており、口調も男性的。愛車は派手なデコレーションを施しており、一般道路を時速100キロ近くで走行するなど豪快な一面も持つ。生徒を病魔から守るために彼を推薦した。学生時代に病魔にとり憑かれた逸人にとっての数少ない理解者。逸人曰く、背格好は10年以上前から変わっていない。「Wishing」にて、「波動拳」を撃ちたいという野望(願い自体は圧倒的な力)が明らかとなった。
才崎 美徳(さいざき みのり)
常伏中学校2年A組担任。担当科目は体育。25歳。生真面目な性格で校則や規範に厳しく、モラルにも口うるさい。しかし、普段は気丈に振舞っているものの内面はかなり繊細な性格であり、生徒や他の教師からどう思われているかをいつも気にしている。その責任感の強さと精神力の脆さから「裁断」に取り憑かれてしまった。相当な巨乳(本人はボリュームのある体型を気にしている)で生徒からの人気は高く、一部の生徒から「みのりちゃん」と呼ばれている。特技は柔道で学生時代、インターハイに出場した程の腕前を持つ。当初、逸人を怖い人と思っていたが、病魔の件があってから好意を抱くようになった(みのり本人は「同僚だから親切にしているだけ」と思っている)。
教頭先生
常伏中学教頭。本名不明。眼鏡をかけた一見、硬そうな中年男性。いたって常識的で真面目な人。逸人に怖がることなく、普通に接することが出来る数少ない人物。当初は逸人に不信感を抱き、今でも予想外の行動ばかりする彼に説教している。基本的に神経質で硬派な人物だが、落ち込んでいる逸人に声をかけるなど、優しい一面もある。
登場人物の中では、郁に並ぶ、貴重な常識人の部類。

サロン・ユグドラシル

蛇頭 鈍(へびず にぶる)
サロン「ユグドラシル」の経営者兼スタイリスト。逸人の同級生で旧友。ウェーブのかかった髪で右眼が隠れており、首から蛇のネクタイを着用している巨乳の美女。 気だるげな話し方をする。本業のサロンを営む傍ら、病魔に悩む人間の治療もしている。彼女の役目はカウンセリングを通して患者を「催眠状態」にすることであり、病魔の捕獲は相棒の経一が行う。経一と共に逸人を病魔から解き放とうとしているが、病魔を利用して大事な人を護ろうという自己犠牲的な考え方を頑なに変えようとしない逸人に業を煮やし、現在は袂を分かっている。
伊賦夜 経一(いぶや けいいち)
サロン「ユグドラシル」の従業員兼用心棒。鈍と同じく逸人の旧友の色黒で大柄な青年。感情を露骨に顕わしてしまう熱血漢で、クールな鈍とは正反対の性格。後先考えず突っ走るタイプなので、知り合いからは結構ぞんざいな扱いを受けているようである。「抽出銃(サンプリングガン)」と呼ばれる特殊な装置を使い、病魔を抽出することが出来、それを用いて病魔退治をするのが生業でその反動に耐えるだけの屈強な体つきを持っているのだが肝心の「抽出銃」を忘れるなどドジである。また、昼間からパチンコに行くなどの行為からニート扱いされることもある。鈍に好意を寄せており事あるごとにアプローチするが、適当にあしらわれている。

常伏中生徒の家族

明日葉家
明日葉 頼子(あしたば よりこ)
郁の妹。マセた性格をしている。
ごく平凡な主婦で、息子の将来を嘆くことも。息子同様、心配性。
似た者親子で、郁を大人にさせたような容姿。頼子曰く「会社の給料が安い」。
藤家
高級老舗料亭「紫藤」を営む。屋敷には、「藤家要人お行儀養成プログラム」が設置されており、敷地内でお行儀の悪い事をすると、矢が飛んできたり、タライが落ちてくるなどのお仕置きを受ける(麓介は慣れているため回避可能)。一般人は、プログラムを発動させて負傷、死亡することがないように、入る際にプログラムの対象にされなくなる効果を持つ板を渡される。
藤 山蔵(ふじ さんぞう)
麓介の兄。19歳。お金持ちの料亭の長男で跡取り息子。麓介とは5つ歳が離れているため、親子とよく勘違いされるとのこと。麓介には幼い頃から「山蔵」と呼び捨てで呼ばれている。生真面目で責任感が強いが、臨機応変な対応が苦手。また想像の許容範囲を超えた事態に出会うと、脳がショートするが如く気絶する。剣術の達人で、居合いの段も持っている(何段かは不明)。麓介曰く「石頭」。最近、「マカロン」という物を知った。現役大学生でありながら藤家のしきたりにより結婚しており、1歳の娘「嶺々」がいる。
お婆
藤家の女将。麓介を「(麓)ぼっちゃん」と呼び、優しく接している。麓介が家業に就く事を心待ちにしている。
美作家
美作 蓮江(みまさか はすえ)
蓮太郎そっくりの中年女性。美作家では一番の権力者ジャンプネクスト、及び第3巻P.186より。
高校の教員。家族の中で最も権力が弱い
警察官。蓮江の次に権力が高い
家族の中で二番目に権力が弱い
妹尾家
末っ子の龍黄をぞんざいに扱ったために、「禁欲」の犠牲者となった。「禁欲」事件の後は姉妹全員で龍黄への謝罪パーティを催したり第2巻P.46の描き下ろしイラストより、第23診のマラソン大会では姉妹揃って応援に駆け付けるなど、弟のことは大切な様子。龍黄にお構いなしで下着姿で家を徘徊したり勝手に龍黄の部屋で遊んでいたりする。
妹尾 亀花(せのお きっか)
龍黄の姉の一人(長女)。龍黄曰く非常に我が侭な性格で、日頃の龍黄への仕打ちが災いし、「禁欲」の最初の犠牲者となった。料理は得意ではない
妹尾 竜美(せのお たつみ)
龍黄の姉の一人(次女)。四人の中では唯一、常に龍黄を気にかけていて、龍黄からも一番好まれている(龍黄曰く「一番やさしいマトモ」第2巻P.26の描き下ろしイラストより。)。刀哉から「憧れのお姉さん」として見られている。
妹尾 虎子(せのお ここ)
龍黄の姉の一人(三女)。龍黄のゲーム仲間
妹尾 雀(せのお すずめ)
龍黄の姉の一人(四女)。毒舌家で、龍黄には口ゲンカで負けた事がない

その他

枕木 夢路(まくらぎ ゆめじ)
小さな映画館を経営する老人。七年前に一人娘を亡くして精神を病んでしまい、その一年後に映画館は廃館してしまう。その後病魔「逃避」の罹人となり、夢を持っているが頑張りたくないという人たちに夢を見せていた。逸人も罹人であることを指摘している。
枕木 希実(まくらぎ のぞみ)
夢路の一人娘。夢に向かって生きていたがある時に希望を見失い、自殺する。病魔に憑かれた夢路の力で幻影として甦り、自分と同じような人間を映画館へ誘っていた。
しおり
常伏駅前の書店「異界堂」店主の孫娘。8歳。不器用な性格で友達がなかなか出来ず、いつも一人で人形遊びに興じている。友達が欲しいという願いに反応した「寂声」に取り憑かれた。
後前田 熱子(うしろまえだ あつこ)
人気アイドルグループ「AKY108」のメンバー。本名は「田本香代子」。18歳。多忙のあまりアイドルとしての生活に嫌気がさし、普通の女の子として生活したいと思う気持ちを「運命」につけこまれた。「運命」事件後、仕事の数は減らしてもらえたとのこと。
青山(あおやま)
AKY108のマネージャー。あだ名は「ブルマ(青山⇒(英訳)ブルーマウンテン⇒(略)ブルマ)」。
卑川 鉄生(ひかわ てつお)
37歳。占い師に扮して「長所を当てる」と称し、「劣等感」の力で他人から才能を奪っていた男。他人から見下されて育ち、その恨みから「劣等感」が生まれ、その罹人となった。長所を奪われた、彼を見下していた人々の恨みが顔の表面に現れているため普段はマスクで顔を隠している。己の体はもう限界であり、我が子を偉大にする為、他人から奪った才能を操に与えていた。一人称は「私(あたくし)」。
極度の人間不信で、非常に用心深く、かつ残忍非道な性格の持ち主。郁たち生徒を監禁し、逸人から「冷血」を操に宿らせることに成功するが、その後、「冷血」を取り戻した逸人に「劣等感」を喰われ、そのまま欲望に関する感情をも食われそうになるが、操に呼びかけられ、逸人に諭される。
卑川 操(ひかわ みさお)
露出の大きい奇抜な服を着た、中性的な顔立ちの子ども。鉄生の実子。父親を強く信頼し、どんな犯罪行為であっても鉄生に従う。多くの戦闘的な才能を鉄生に与えられながら逸人と戦ったが、そのせいで心身ともにボロボロになり、「劣等感」事件後は病院へ搬送された。

病魔

人々の負の感情から生まれ、「悩み」や「迷い」に精神的に耐えられなくなった人間の心につけ込むモノ。その感染方法上発症者の望みの能力である事が多い。言葉巧みに人間に取り入り、やがてその人間を支配する宿主となる。一度病魔に罹った人間が再び取り憑かれるパターンは滅多にないが(逸人曰く、一度罹った人間は精神的に一回り成長することが多いため)、病魔に取りつかれた根源(貢広で言えばエロへの執念)が改善されていなければ再び罹ることもある(空間影響型感染においては別とされる)。作中では以下の種類に大別されている。

尚、名前及び容姿に脚注のついた病魔は、単行本においてそれが明らかになったもの。

変貌型

自身の体質や外見に変化が生じる。

冷血(クルエル):感染者:派出須逸人
逸人がその身に宿している病魔で、腹部が髑髏の形をした蜘蛛の姿をしている。マイナスの感情が引き起こす精神的苦痛や欲求などを喰らうが、同時にプラスの感情までも食べられてしまう。感情の権化である病魔を喰らう力を持ち、また病魔を喰わせることで感情を全て喰いつくされるのを防いでいる。逸人は罹人としてこの病魔を飼いならすのに数年かかったという。
吐露(カース):感染者:常伏中の女子生徒
人間の口内に宿り、汚い言葉を吐いて心を汚す。
盗人(スティーラー)単行本第1巻P.116より。:感染者:男子学生
風呂敷を背負ったゴブリンのような姿。取り憑いた人間に酷い盗癖をつけさせ、万引きや窃盗を繰り返させる。人の目をくらませる能力があり、どんな大胆な盗みをしても決してバレない。
鬼女(ジェラシー):感染者:本好暦
般若のような顔をした花嫁の姿をした病魔。寂しさから自分より優れているもの、才能があるものを妬ませ、やがてその心を鬼と化させる。
郁を襲ったが、蓮太郎の協力もあり倒される。
覗見(ピーピング):感染者:安田貢広
蛙のような小型の病魔。老人のような口調で喋る。人間の眼を媒体としてあらゆる場所へ移動、潜伏して覗き見ることができるが、傷つけられると媒体者自身もダメージを受ける。
テストをカンニングの手伝いなどをしたが、巡回していた先生に踏み潰された。他の病魔に比べ犯行スケールが小さかった(貢広は機密情報などには興味を示さなかった)ため、蓮太郎に「しょーもない病魔」と言われた。
五月蠅(パパラッチ):感染者:淀橋貞夫
カメラのレンズのような姿をした病魔。取り憑いた人間の想像を画素に変えて具現化できる。
他人の不幸が好きな人間の味方と自称し、新聞部の事件捏造を手伝った。
過保護(マザーガード):感染者:安田貢広
ヒラメのような姿をした病魔。取り憑いた人間を周囲の風景に溶け込ませることができる。但し完全に溶け込むまで若干のタイムラグがあるため、ゆっくりと行動しないと他人に存在を気付かれてしまう。関西弁で喋り、一人称は「おばちゃん」。女湯覗きに協力し、覗き発覚後も貢広の体内に隠れしぶとく生き延びようとしたが結局は逸人に咀嚼された。
燃焼(バーン):感染者:早坂駈
馬の頭を持つバイカーの姿をした病魔。バイクと一体化した下半身が特徴。いわゆる「熱血漢」な性格。とり憑かれるとどんなに身体を動かしてもスタミナが尽きることなく活動できるが、逆に常に激しく動いていないとエネルギーが消費されず身体がどんどん肥大化してしまう。
怠惰(レイジー):感染者:藤麓介
ナマケモノの姿をした病魔。己の感情を「歓喜」「憤怒」「慈愛」「渇望」「勤勉」「憂い」「節制」の7体に分離させて追い出し、その感情たちに己の身の回りの世話をさせる。感染者は感情を持たないため何もすることができなくなる。何者かが感染者を起こそうとすれば、感情たちが力を合わせて侵入者を排除する。また怠惰の世界では全ての事象が怠惰の思う通りに働く。
藤家の礼服を麓介が祖母に見せられたため発病した。感情の分身たちを見つけ出した逸人たちを排除しようとし、苦しめるが最後は逸人と山蔵の連携の前に敗れ去る。
切り離された感情たち
それぞれの感情は、感染者における存在の大きさに比例し、体長も変化する。
歓喜
切り離された感情のひとつで少年時代の麓介にそっくりな姿をしている。子供らしい性格と喋り方が特徴。節制の次に権力が強い。
憤怒
切り離された感情のひとつで不満・拒絶・破壊衝動を司っている。どす黒い皮膚を持っているのが特徴。7体の中では最も凶暴で攻撃的であり、相手が倒れるまで攻撃をやめない。ただし逸人(の中に潜む病魔)は苦手な様子。
慈愛
切り離された感情のひとつで弱き者に手をさしのべる優しい心を持つ。キューピットのような姿であるのが特徴。他の感情に対して気配りを怠らず、何かと口煩い。
渇望
切り離された感情のひとつで他人に求める期待、自分を求めて欲しいという願いを司っている。恐い目つきをしているのが特徴。
勤勉
切り離された感情のひとつで己を高める欲、努力とやる気を司っている。眼鏡をかけていて本を読んでいるのが特徴。麓介の極度の勉強嫌いを反映してか、切り離された感情の中で最も小さい。
憂い
切り離された感情のひとつで小さな感情から大きな感傷まで司っている。太っている麓介の姿をしているのが特徴。何をするにもめんどうくさがる。麓介のサボり癖の悪さを反映してか、切り離された感情の中で最も大きい。
節制
切り離された感情のひとつで全ての感情を支配・操作している。兄と同じ格好をしているのが特徴。
悪食(バグ):感染者:不良
一つ目で大きな口を持つ芋虫のような姿をした病魔。大して強力な病魔ではないが、取り憑いた人間にあらゆるものを口に入れたくなる衝動と、それを飲み下す力を呼び起こす。また、他の病魔をも食らう能力を持つ。
逸人に喰われるがその後もしぶとく逸人の体内に寄生し、逸人の病魔を喰らい、逸人を苦しめた。最後は鈍によって捕獲される。

影響型

周囲の人間に影響が出る。

挑発(プロヴォーク):感染者:鏑木真哉
SM風の格好の女性の姿をした病魔。巨大な腕のような髪型が特徴。男性の細胞のみに働きかける挑発フェロモンを放出し、闘争心を刺激する。これに刺激された者は我を忘れ、気を失うか、フェロモンの放出がおさまるまで闘い続ける。暴力を望まない鏑木を弄んだことに怒った逸人により、直に噛み砕かれ消滅。また、第1診にて病魔のイメージとして登場単行本第1巻P.22より。
臆病(チキン):感染者:花巻美玖
腹部がゲーム機のコントローラーのようになっており、リセットボタンが付いているオムツを履いている鶏のような病魔。自らが作り出した世界にて、過去の失敗を消去し何度も繰り返すことによって、やがて「成功」へと導く。感染者の意思で、特定の人物をその世界に連れていく事ができるが、連れてこられた者は、記憶を消される事もなく同じ時間を何度も繰り返させられるため、最後にはノイローゼ状態に陥ってしまう。
美玖から「ぴーちゃん」の愛称で呼ばれていた。美玖に麓介への思いを伝えさせるためとり憑いた。なお、彼の作り出す世界には複雑なルールがある(誌面では「読み飛ばし可」と明記されていた)。
寂声(ロンリネス)単行本第3巻P.46より。:感染者:しおり
首の下に手がありピエロの操り人形を操っている病魔。人形を介して特定の人物を操る事が出来る。友達が欲しいという願いに反応し、取り憑いた。
裁断(ジャッジメント)単行本第3巻P.66より。:感染者:才崎美徳
教師に天使の羽が生えたような姿の病魔。規律を守らない者を許さず、雷撃で罰を加える。責任感の強さのあまり精神が疲弊し切っていた美徳に取り憑いた。
整形(スタイルアップ):感染者:宗方量
「ボビー」と「ジェニファー」という男女二人組のスポーツトレーナーの姿をした病魔。体型を(極端だが)自由自在に変えることが出来る。感染者は量だが、元々は身体に関するコンプレックスを持った者たちの感情から生まれた。宿り主の量に力をあてにされなくなったのであっけなく吸収される。
闘魂(ファイティングオーラ):感染者:蝶間林薫子
プロレスラー風の姿をしたブルドッグのような風貌の病魔。宿主の闘いにかける意思を感じ取り、幻覚を作り出す。真哉の投球や逸人の治療に対しても幻覚を作り出した。

空間影響型

一定の空間に存在し、多数の人間に罹る。感染源が無数にあるので根源を断つことはできないが、簡単に罹るので治るのもまた簡単で、時間が経てば感染元は消滅する。

羨望(エンヴィー)影響者:常伏中の男子生徒達、三途川千歳
キューピッドのような姿をしているが、その正体は蝿の姿をした無数の病魔の集合体である。無数のチョコレートに感染し、その状態でそれを食した人間をボールのように太らせる。バレンタインデーにチョコレートを貰えないさえない男子たちの感情を受け取り発生した。戦いのなかで呼び出した者たちと同じような(寧ろそれ以上の)境遇にある逸人に同情し、説得したら消えてくれたという。
春酔(ヌーディズム)影響者:常伏中生徒、及び伊賦夜経一等の周辺の人々
頭にタンポポの花を咲かせた妖精のような小型の病魔。感染するととにかくどこででも服を脱ぎたくなったり、脱がせたくなったりする。常伏中学校周辺で発生し、一時騒ぎとなった。

複合型

自身にも周囲にも影響を及ぼす。

自己愛(ナルキッソス):感染者:美作蓮太郎/影響者:常伏中女子生徒達
花のような美青年の姿を持つ。毒花粉で感覚を麻痺させ、美しい人間の生気を吸い取り、自らの美貌を高める。ただし、美貌を高めれば高めるほど、その内面は醜く歪んでいく。女子にモテまくる麓介に嫉妬した蓮太郎に取り憑き、何人もの女生徒から生気を吸い取り麓介を拉致するが、持ち前の毒花粉が逸人に通じず、さらに蓮太郎の抵抗で弱ったところを食われて消滅した。
禁欲(ストイック):感染者:妹尾龍黄/影響者:妹尾四姉妹、常伏中女子生徒達
阿修羅像の様な姿をした病魔。「性欲」を抑えるべくみだらな姿をした女性にモザイク型のブロックを嵌める。龍黄にとり憑き、女生徒らを襲った。感染者は憎悪を失くした為、居場所を無くし逸人に捕食された模様なのだが作中ではコマわりの都合上咀嚼部分がカットされ、逸人は俯いていた。
逃避(エスケイプ):感染者:枕木夢路/影響者:鏑木刀哉ら
電脳世界に潜む巨大な病魔。獏を模したぬいぐるみの姿をしている。現実に不安や不満を持つ者を仮想空間へ引きずり込み、対象者が望む「夢」を見させる。「夢」に取り込まれた者は中毒症状を起こし、最早その世界なくしては生きていくことができず、廃人と化す。また、異常が起きた際は映像を介して電脳空間から現実に這い出て、物理的に外敵を排除することも可能である。この時「夢」が中断されるため、各々の「夢」の続きを望む廃人達を利用して外敵に襲い掛からせることも出来る。
運命(フォルトゥナ):感染者:後前田熱子/影響者:花巻美玖
女神の姿をした病魔。歯車を回すことで、二人の人間の魂を入れ替える力を持つ。美玖と熱子の魂を入れ替えた。
見栄(メイクアップ):感染者:機本真綿/影響者:常伏中生徒、机など
派手なオカマ風の姿をした病魔。あらゆるものを一瞬で悪趣味かつ派手なデザインに飾り上げる。
劣等感(ユーズレス):感染者:卑川鉄生/影響者:卑川操、派出須逸人、明日葉郁ほか不特定多数
他人に対し劣等感を感じる人間にとり憑く。他人の「長所」を見極め、それを奪い、何か(己も含む)に授けることが出来るが、代償としてその人間の「恨み」を背負い続けなければならない。才能の出し入れは自由に行えるが、感染者が人間である限り許容量は限られており、限度を超えると他人の「恨み」が人面瘡のように皮膚に現れる。長所を奪い目的の人物に入れる際、謎の水晶を経由しているがそれが何なのかは不明。尚、「長所」を奪われた人間は才能を失うため、凡人以下の存在になり下がってしまう。

用語

学校

物語で出てきた学校を述べる。

常伏中学校(とこふしちゅうがっこう)
逸人が務める中学校で、校長は三途川。通称「常中」。男子の制服はファスナー留め型の学生服、女子はブレザー。麓介の発言から、中学なのに「赤点」が存在することが伺える。
比良坂学園(ひらさかがくえん)
龍黄が当初通っていた、根多切区の中学校。作中での龍黄の発言により男子校であることが分かる。通称「ヒラ学」。天下の不良校として有名だったが真哉に叩きのめされて以来沈静化、他の不良になめられている。
紺翠女学院(こんすいじょがくいん)
妹尾家四女・雀、常伏中へ転校してくる前の真哉が通っていた。根多切区の中学校。名前からわかる通り女子校である。
根多切中学校(ねたきりちゅうがっこう)
常伏中へ転校してくる前の刀哉が通っていた、根多切区の中学校。共学。

病魔関連

罹人(かかりと)
自身の精神や肉体を病魔に差し出す代わりに病魔の力を手に入れた人間の総称。
Wishing
病魔「逃避」の能力により生み出された仮想空間。意識を取りこんだ者の望む物(事)を検索し、それを夢として叶える。
怠惰の庭
病魔「怠惰」の能力により生み出された異空間。 現実世界とはエレベーター(らしきもの)でつながっており、その中では感染者から追い出されし「感情」たちが生活していて、感染者の面倒も見ている。尚、エレベーター、空間、「感情」共に、感染者の性質に影響される。
サロン・ユグドラシル
鈍と経一が営むヘアーサロン。通常の営業の傍ら病魔退治も行うが、本来副業である病魔退治の方が世間に広まっている。逸人のように病魔を消滅させる事は出来ないため、「抽出銃(サンプリングガン)」で捕獲・幽閉し管理している。

読み切り版

赤マルジャンプ2009SPRINGに掲載。Cカラーの作品。

あらすじ

常伏中学校転入一週目の明日葉 郁(あしたば いく)は、体育の時間、サッカーボールが顔に当たってケガをしたことにより保健室に行くように担任に言われる。しかし、その保健室には奇怪なオーラの養護教諭がいて……!?

登場人物

病魔

編集者

  • 1代目:服部雄二郎 - 第1話(2009年) - 担当中

単行本

  1. ウワサのハデス先生 2010年2月4日発売 ISBN 978-4-08-870005-2
  2. アンチ・ハニー・トラップ 2010年4月2日発売 ISBN 978-4-08-870030-4
  3. チョコレート・コンプレックス 2010年6月4日発売 ISBN 978-4-08-870055-7
  4. サロン・ユグドラシル 2010年8月4日発売 ISBN 978-4-08-870092-2
  5. ウワサのあやしい占い師 2010年10月4日発売 ISBN 978-4-08-870117-2

外部リンク

ms:Hokenshitsu no Shinigami