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冒険ガボテン島 2

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冒険ガボテン島の既刊

名前発売年月
冒険ガボテン島 1 1996-05
冒険ガボテン島 2 1996-06

冒険ガボテン島』(ぼうけんガボテンじま)は、1967年4月4日 - 1967年12月26日にTBS系で全39話で放送されたTCJ(現・エイケン)製作のアニメ。また久松文雄によって「週刊少年サンデー」で連載された漫画作品。

ストーリー

無人島に漂着した少年少女たちが、厳しい環境の中で懸命に生きる姿を描いている。夜、遊園地の潜水艇に忍び込んだ「竜太」と妹の「トマト」。だが、偶然にも遊園地の経営者の息子「イガオ」とその友達「キュウリ」と「カボ」も入り込んでいた。竜太とイガオはと取っ組み合いの喧嘩になり、その拍子で誤ってスイッチが入り潜水艇が発進してしまった。懸命に操縦して戻ろうとするがついに燃料が尽き、漂流の果て嵐に巻き込まれた後、無人島に漂着した。彼らはこの島を「ガボテン島」と名付け、島で仲良くなった九官鳥に似た鳥の「ケロ」、ゴリラの「ゴリ」と共に自然の中で、時にはいがみ合いながらも力を合わせて生き抜き、冒険をする。

登場人物

  • 竜太:意地っ張りな所もあるが、勇敢で行動力がある。皆のリーダー的存在。
  • トマト:竜太の妹。聖母のような優しい性格で、男ばかりで殺伐としがちな中の紅一点として存在感を見せる。
  • イガオ:自己中心的で孤立することもあるが、危機が迫れば仲間を守って戦う。漫画版においては人種差別主義者的な面もあったが、後に改める。
  • キュウリ:温和で学者肌。島での生活を改善するため様々な工夫や発明をする。
  • カボ:多くのサイトでガボと記されているが誤り。愛称は「カボちゃん」。太って愛嬌がある三枚目的存在。
  • ゴリ:島に漂着した日本人船員が飼っていたゴリラ。カボとは特に仲がよい。
  • オショー:漫画版に登場したオウム。老人のような口ぶりと和尚のような風貌からオショーと呼ばれるようになった。

スタッフ

  • 原作:豊田有恒、久松文雄
  • 監督・構成:河島治之
  • 脚本:豊田有恒、辻真先、石津嵐、吉永淳一
  • 演出:渡辺米彦、鳥居宥之 、村山修
  • キャラクターデザイン:河島治之
  • 作画:菰岡静子、角田利隆、木村光男、芦田豊雄
  • オープニング:『冒険ガボテン島』(作詞:吉永淳一 作曲・編曲:山下毅雄、歌:ボーカル・ショップ、杉山佳寿子 、野沢雅子、太田淑子、伊藤牧子、北川智恵子、東美江、西尾徳)
    この曲は、後に同じTBSテレビで放送されたバラエティ番組『MOGITATE!バナナ大使』(1989年4月 - 1995年9月)のOPテーマにも流用された(但しインスト)。
    また、コナミのアーケードビデオゲーム『アミダー』(1981年)のBGMにも使用されているが、正式な許諾をしているかどうかは不明。
  • エンディング:『いつもコンビで』(作詞:吉永淳一 作曲・編曲:山下毅雄、歌:杉山佳寿子、野沢雅子、伊藤牧子、西尾徳)
  • 挿入歌『僕たちだけの島』(作詞:吉永淳一 作曲・編曲:山下毅雄、歌:東美江、杉山佳寿子、太田淑子、北川智恵子、野沢雅子)

キャスト

  • 竜太:東美江
  • トマト:杉山佳寿子
  • イガオ:太田淑子
  • キューリ:北川智恵子
  • カボ:野沢雅子
  • ケロ:伊藤牧子
  • ゴリ:西尾徳
  • オウムの長老:田村錦人

サブタイトル

  1. 恐怖の第一夜
  2. 怪しい光
  3. 家をつくろう
  4. ゆらめく炎
  5. 謎がいっぱい
  6. 食うか食われるか
  7. 飢えた一日
  8. ほら穴の殺人犯
  9. 怪獣騒動
  10. トマトを救え!
  11. 熱病との戦い
  12. 炎でやっつけろ
  13. 悲しき漂流者
  14. ゆくぞ!ガボテン
  15. ガボテン航海記
  16. ガボテン大学がはじまった
  17. 血とさばく
  18. 恐怖のガボテン島
  19. ガボテン新幹線
  20. ウナギ作戦でゆけ!
  21. 雪のガボテン島
  22. ボスをやっつけろ
  23. 竜太とイガオが手をとった!
  24. さばくの怪物
  25. こんにちは!ボケくん
  26. 恐怖の海底
  27. 僕のおよめさん
  28. ダガーラ族の襲撃
  29. ダガーラ族攻撃大作戦
  30. 悪魔を呼ぶ花
  31. 新しい島の発見
  32. ぼくらジャイアンツ
  33. 空へ海へ大激戦
  34. 地下宮殿の秘密
  35. 三本指の恐怖
  36. 悲しき星空
  37. ダイヤ谷だ
  38. 火をふくガボテン島
  39. さようならガボテン島

備考

  • 未だDVD化されていないが、東映ビデオの「エイケンTVアニメ主題歌大全集」(ビデオソフト、DVD)でオープニングが収録されている。
  • 漫画版は、その後各社から単行本化、1997年には扶桑社から文庫本(全2巻)が発売されたが、第2巻のラストには久松の書き下ろしで、ガボテン島メンバーのその後(1997年現在)が描かれている。以下の通り。
    • 竜太⇒カメラマン。但し、メンバーでは唯一未婚。
    • トマト⇒主婦業のかたわら、料理研究家。2児の母。
    • イガオ⇒父の後を継いで、遊園地の支配人に。キューリのパトロンでもある。3児の父。
    • キューリ⇒発明家になり、1997年の海の日に潜水艦「ガボテン号」を公開。2児の父。
    • カボ⇒漫画家で、「冒険ガボテン島」をヒットさせる。6児の父。
    • ゴリ⇒日本の動物園で子孫に囲まれて暮らしており、ゴリラの長寿記録を更新中。
  • この後日談は、マンガショップから発売されている完全版(全2巻)にも収録されている。