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刻刻/堀尾省太

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著者: 堀尾省太
巻数: 5巻

堀尾省太の新刊
刻刻の新刊

最新刊『刻刻 5


出版社: 講談社
シリーズ: モーニングKC


刻刻の既刊

名前発売年月
刻刻 1 2009-08
刻刻 2 2009-08
刻刻 3 2010-08
刻刻 4 2011-04
刻刻 5 2012-03

刻刻』(こっこく)は、堀尾省太による日本の漫画作品。

『増刊モーニング2』(講談社)にて2008年10号より不定期に連載されている。単行本は2010年10月現在既刊3巻。

単行本1巻の帯では水木しげるが80点と点数を付け「近年最高点」と賛辞を送っている。

あらすじ

時を止める術・止界術を持つ佑河家。その能力の本流であると主張する宗教団体・真純実愛会。実愛会に誘拐された兄と甥を救うため、祖父がひた隠しにしてきたその力を知った樹里は、時が止まった世界、「止界」へと入る。

登場人物

佑河家

佑河 樹里(ゆかわ じゅり)
28歳。4歳の頃、可愛がっていた犬が死んだ時、祖父が作った止界に入ったことがあるが、それは夢だと思い込まされていた。止界に入った止者以外の人から霊回忍(タマワニ)を追い出し、強制的に止界から退去させることができる。
佑河 早苗(ゆかわ さなえ)
樹里の妹。25歳。一人息子の真(まこと)がいるシングルマザー。
佑河 翼(ゆかわ つばさ)
樹里の兄。31歳。ほぼ引きこもりの生活を送っているが、珍しく真の迎えに行った時に一緒に誘拐されてしまう。
佑河 真(ゆかわ まこと)
早苗の息子。幼稚園児。愛称は「まーたん」。翼よりもしっかりしている一面がある。
佑河 貴文(ゆかわ たかふみ)
三兄妹の父親。止界術のことは一切教えられていなかった。
佑河(ゆかわ)
樹里たちの祖父、貴文の父親。幼かった樹里を止界に連れて行った時、止界術を悪用する危険性を感じ、それ以後能力のことを隠してきた。

真純実愛会

宗教団体。「実愛会」と略称で呼ばれる。

佐河(さがわ)
真純実愛会総主。会の創始者の思想を受け継ぐ。
間島 翔子(まじま しょうこ)
佐河の相談役と認知されている女性。
幼い頃、樹里が初めて祖父と止界に入った時、持っていた属石が反応し家族が止者となるも、その状況に自我を保てずに消えてしまった。家族を探すために実愛会に入った。
柴田(しばた)
止界術を身に付け、暗殺請負人になろうと目論んでいる。

用語

止界(しかい)
時が止まった世界。止める者を「止者」と呼ぶ。
石(いし)
時を止める時に使用する石。実愛会は佑河家にあるものを「本石」と呼ぶ。本石には表面に力強い文字で「努力」、右下に両国国技館の文字が書かれている。上部に穴が開いており、血液や汗などの体液が入ると止界術が発動する。
神ノ離忍(カヌリニ)
「止者」への殺意に反応して現れる。実愛会の教義書「大円行記」に伝わっている呼び方だが、佑河家では「管理人」と呼ばれ、「カヌリニ」が訛って伝わったのではと思われている。
霊回忍(タマワニ)
止界の自然霊。体に融合されることで、止者でなくでも止界で自由に動くことができるようになるもの。実体のない白いクラゲのようなもの。

書誌情報

堀尾省太 『刻刻』 講談社〈モーニングKC〉 既刊3巻(2010年10月現在)

  1. 2009年8月21日発売、ISBN 978-4-06-372822-4
  2. 2009年8月21日発売、ISBN 978-4-06-372823-1
  3. 2010年8月23日発売、ISBN 978-4-06-372924-5