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喰いしん坊!/土山しげる

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著者: 土山しげる
巻数: 24巻

土山しげるの新刊
喰いしん坊!の新刊

最新刊『喰いしん坊! 第24巻


出版社: 日本文芸社
シリーズ: ニチブンコミックス


twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)

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喰いしん坊!の既刊

名前発売年月
喰いしん坊! 第23巻 2009-03
喰いしん坊! 第24巻 2009-05

喰いしん坊!』(くいしんぼう)は、土山しげるの漫画作品およびそれを原作とした実写映画(後述)。2007年に第36回日本漫画家協会賞優秀賞を受賞した。

概要

2004年10月から2009年3月まで『週刊漫画ゴラク』にて連載されていた。土山の、同誌で連載された『喧嘩ラーメン』、『食キング』に続く料理漫画。

これまでの料理漫画とは異なり、料理人が主人公ではなく、また勝負の要素として料理を作るのではなく大食いで食べまくることに主題を置き、大食いで勝負するさまをメインテーマとして描かれているが、前二作よりさらにスケールアップした、けれんみあふれる演出等が特徴的である。

2007年には『喰いしん坊 -大食い開眼編-』の題で実写映画化され、同年8月に公開された。

あらすじ

主人公・大原満太郎はグルメな会社員。ある日、カウボーイのような格好をした男と出会い、その男のアドバイスで巨漢との大食いバトルに勝利。その男は、プロフードファイター・ハンター錠二と名乗る。

錠二は財界の大物、丹下御前が大食いのプロ競技化のため立ち上げた競技団体・TFF(丹下フードファイター)に協力し、ナンバー1の実力を誇っていた。そして満太郎は関西の大食い団体・OKFFからTFFへの妨害に対する義憤からTFF代表のような形で仙台の大食いイベントに出場。しかし満太郎もOKFFの卑怯な妨害にあって敗れてしまう。自らの甘さを認めた満太郎は、退路を断つために会社を辞め、錠二やTFFとの関係も断ち、独り大食い修行の旅に出る。

登場人物

※注:漫画ゴラク本誌や単行本では固有名詞にもルビが振られていないことが多いため、一部で読み方が一致していない可能性もある。

大原満太郎(おおはら まんたろう)
本作品の主人公で、「素浪人」の異名を取る食闘士。連載開始当初は会社員で、大食いの素質を錠二に見出された事から大食いの道に入ることに。大食い修行の旅に出てからは冷静沈着になり、実力も向上したが、まだまだハンター錠二には及ばない。彼が大食いに挑む姿や理念は非常に美しく、見る者を魅了する。また、食べ方も変幻自在。メニューによっては周囲の客のよだれを誘う。しかし、唯一の弱点は八角で、これを香辛料に使用されている料理は身体が受け付けないため食べられない。名前は料理漫画の大御所・ビッグ錠の料理漫画「一本包丁満太郎」の主人公、風味満太郎からとった。
OKFF等の行う邪道喰いを激しく憎悪しているが、一方で「温室育ち」のTFFのスタンスにも疑問を抱いており、新設されたAJFFの参加も拒否している。

丹下フードファイター(TFF)

丹下御前/丹下考之助(たんげごぜん/たんげ こうのすけ)
巨大企業「帝都グループ」の創業者にして、元産業連合会長。隠居した後に「大食いのスポーツ化」のためTFFを設立、奔走する。
喰いワングランプリ後、TFFとOKFFを統合し、新団体全日本フードファイター(AJFF)を設立する。
犬丸研(いぬまる けん)
TFFのトレーナー。食闘士ではないが、独自の大喰い理論を駆使して仲間にアドバイスを送る。
常にノートパソコンを所持、科学的な分析もこなす解説役。
ハンター錠二/獅子戸錠二( - じょうじ/ししど じょうじ)
TFF最強の食闘士で、筋肉隆々の元トラッカー。ウエスタンスタイルにサングラスといういでたちで、本人曰くサングラスをかける時は勝負の時と不味いものを食い続ける時。 丹下御前の大食いのスポーツ化という理想に賛同し、協力している。一度そうめんの勝負で鳥飼に敗れたことがある。「漫画ゴラクネクスター」では彼が主役の外伝も存在する。喰いワングランプリでは唯一の招待選手として出場する。名前は俳優の宍戸錠から。
鳥飼飛男(とりかい とびお)
「麺喰いの鳥飼」「鵜喰い」の異名を取る食闘士。かつては引きこもりであったが、インターネットで知ったハンター錠二の勇姿に刺激されてTFF加入に至った。その際、素麺での対決で全力のハンター錠二に一度だけ勝利しており、錠二に尊敬の念を寄せる一方で対抗心を燻らせていた。麺料理が得意(反面、パンが苦手)で、TFF内では総合力で3番手、麺では錠二に次ぐ実力だったがOKFFの罠に落ち、満太郎とのカレーうどん対決を経て、満太郎や錠二を超える目的もありOKFFへ転属した。胃の中がいっぱいになると両手を数回交差させたあとにジャンプすることで胃の中を整理するという技(OKFF移籍後に「通天閣喰い」と名付けられた)を持つ。
熊田剛/熊田軍兵衛(くまだ つよし/くまだ ぐんべえ)
TFFに所属するフードファイター。外見はドラえもんの剛田武(ジャイアン)がモデル。大喰いの実力は非常に高いものを持っているが、お人好しなためしばしばOKFFの罠にかかる。仙台で行われるイベントの前の調整中にOKFFの桂三四郎と野試合を行い、邪道喰いの前に惨敗したあげく私文書偽造により出場できなくなったことを機に、自分を鍛えなおすべく熊田軍兵衛と改名、修行の旅に出るも、喰いワングランプリの予選でマジック坂多にまたもや騙され、マスクで素顔を隠し「ミスターマスクマン」と名乗って出場する羽目となった。
鹿内(しかない)
TFFに所属するフードファイター。喰いワングランプリには予選で蝶野・猫田との作戦でマジック坂田に敗れOKFFの汚さを世間に広めようとするが、満太郎の叱咤により中止。その後満太郎のアドバイスにより大阪の大食い人と対決するもののプレッシャーにより敗北。予選でリタイアする羽目に。
蝶野(ちょうの)
TFFに所属するフードファイター。甘味ではTFFでもトップの実力を誇る。喰いワングランプリでは予選で満太郎とたこ焼きで対決するものの完敗。その後は野試合で高岡桃子と戦うが桃子のケーキの邪道食いの前に自分を見失い敗北。集めたスタンプを0にされてしまい予選でリタイア。
猫田(ねこた)
TFFに所属するフードファイター。喰いワングランプリでは予選で蝶野と共に満太郎とたこ焼きで対決するものの完敗。その後は前述の2人同様野試合をするものの養成所の訓練が全く役に立たないまま敗北。予選でリタイア。

大阪食い倒れフードファイター(OKFF)

遠山金次郎(とおやま きんじろう)
丹下孝之助の友人で、浪速鉄道グループの社長。丹下の提唱する大食いのスポーツ化に賛同し、OKFFを設立する。OKFFの設立後に急死し、以後未亡人の響子が継承することになる。
遠山響子(とおやま きょうこ)漫画ゴラク本誌では「遠山未亡人」としか記載されていないが、単行本だと3巻219ページで「遠山響子」と書かれているのが確認できる。
遠山金次郎の未亡人。名前は遠山景織子がモデル。夫・金次郎の死後、浪速鉄道グループのすべてを継承し、OKFFのトップに君臨する。夫は丹下御前の口車に乗せられて早死にしたと思い、丹下御前およびTFFを恨んでいる。夫の死を機に「喰いワングランプリ」の興業を考え、邪道喰いに固執するも、決勝戦での錠二と満太郎の健闘ぶりで心を打たれ、大食いのスポーツ化に感銘することで、 AJFFの設立や活動に協力することになる。
淀川渡(よどがわ わたる)
OKFFのスカウト部長。外見は笑福亭鶴瓶がモデル。名前も鶴瓶の本名(駿河学)を参考にしたと思われる。得意技は私文書偽造。好きなことは、食闘士の特異な食い方に、思いつきで土地の名物(建物・祭り)などから○○喰いなどと名づけること。登場当初は単なる悪徳スカウトマンだったが、だんだんと満太郎のことを一目置くように。かつては大食いが自慢だったせいか、年を重ねるごとに食える量が減っていく自分を自嘲する一面も。喰輪杯編では満太郎のマネージャー役に。
横川安男(よこかわ やすお)
OKFFに所属するフードファイター。通称ドンブリ喰いの安。外見や名前は横山やすしがモデル。タイプとしては早食い。満太郎を油断させて罠に嵌めるため、一時OKFFを脱会したかのように見せかけて、完平太と組んでグルになる。喰いワングランプリでは決勝ラウンドまで進出し、満太郎と因縁の対決を繰り広げるも僅差で敗れる。その後は、ドンブリ喰いを封印して正道喰いでリベンジをすると満太郎に宣言する。AJFFではメインファイター。
桂参四郎(かつら さんしろう)
OKFFに所属するフードファイター。通称うな茶の参四郎。うな重に茶をかけてすすり食う邪道喰いが得意。外見や名前は桂三枝がモデル。喰いワングランプリ本選2回戦は勝ち抜けず補欠に回ったが、決勝の補欠決定戦で黒兵衛に敗れる。その際遠山未亡人より勝敗に関係なくクビを言い渡された。AJFFではメインファイター。
冨津政(とみづ まさ)
OKFFに所属するフードファイター。通称万力の政。林檎丸1個を一口で食べてしまうほど大きな口と強靱な顎を持つ。外見や名前はトミーズ雅がモデル。喰いワングランプリでは決勝ラウンドまで進出し、西山とハンバーガーで対決を繰り広げるも、西山の早さについて行けず、プレッシャーに弱いという弱点を露呈し、TKO負けを喫してしまう。AJFFではメインファイター。
間完平太(はざま かんぺいた)
OKFFに所属するフードファイター。横川と組んで満太郎を罠に嵌めた。外見や名前は間寛平がモデル。喰いワングランプリ本選1回戦で満太郎におでん対決で勝利を狙うも失敗し、遠山未亡人にクビを言い渡される。その後は許されたのかAJFFではメインファイターに。
尾暮太郎(おくれ たろう)
OKFFに所属するフードファイター。通称スッポンのオクレ。外見や名前はMr.オクレがモデル。肉料理を得意とする。ミキサーを使った邪道食いは見るものを最悪の気分にする。喰いワングランプリ本選2回戦ではピザを邪道喰いしようとして失敗し、リタイヤする羽目になる。AJFFではメインファイター。
坂多利彦(さかた としひこ)
通称マジック坂多。外見や名前は坂田利夫(アホの坂田)がモデル。大喰いの実力はさしたるものは無いが、手品を応用した卑怯な手を使って熊田の心を折った。しかし満太郎に敗れ、さらに手品の師匠と自分の妻に叱咤されたことで目が覚め、OKFFを脱退する。初登場時に20歳の運転免許証を見せていたが実際には42歳の厄年である(免許証に関しては公文書偽造の可能性がある)。
高丘桃子(たかおか ももこ)
OKFFに所属するフードファイターで、坂多利彦の長女。通称アンコ。甘味類(どら焼き、ケーキなど)を得意とする。外見や名前はハイヒールモモコがモデルと思われる(名前は「ハイヒール」→「ハイヒル(High hill)」→「高い丘」→「高丘」のもじりと思われる)。大喰いの実力もさることながら、敵に心理的ダメージを与える手腕に長けた猛者。その反面家族思い(実家寄り)な性格でもある。喰いワングランプリでは家族旅行を夢見て決勝まで進むも、途中でリタイヤした。AJFFではメインファイター。坂多との親子関係は、ハイヒールモモコのエピソード(化粧を落とすと坂田利夫そっくり!?)を参考にしたものを思われる。詳しくは両人の項を参照。
西山清志(にしやま きよし)
「OKFFの秘密兵器」と遠山未亡人に称されるフードファイター。通称「極道喰い」の清志。生前の遠山社長と付き合いがあった暴力団の元組員で破門後、無銭飲食を繰り返したために服役。刑務所を出所後、OKFF所属のフードファイターとなる。外見や名前は西川きよしがモデル。普段はモデルと異なり目を細めているが、怒った時などはモデル同様の大きな目をカッと見開く。とりたてて邪道食いの技をもっているわけではなく、ただ単純に底なしに食べることが出来るという恐るべき実力の持ち主。生来の大食いに加えて、暴食モードに突入すると、さらに超人的なスピードで食べることが可能(強いて言えば無銭飲食、大食いチャレンジの店で暴走し厨房に乗り込んでまで食い散らかす、「お代わり自由」の店で際限無しにお代わりする、など食に対する執着そのものが邪道)。なんでも食べるが、過去の体験から特に太巻きに思い入れが深い。こと大食いに関しては無敵かと思われた清志だったが、決勝においてふとしたことから閉所恐怖症という弱点を露呈してしまう。

喰輪杯(クイリンピック)出場選手

五腹星

喰輪杯台湾代表。テレビの大食い番組『大胃王選手権大会』の上位五名で作られたグループ。各メンバーがテレビ局の付けた感情五表現喰いを駆使する。全員そろいのジャンパーを着ている。喰輪杯予選前、チャンの敗北をきっかけに自主解散。メンバーは個人参加を決意する。
張(チャン)
五腹星のメンバーで恨み喰い。職業・不明 大喰い記録は10分で大盛牛肉麺7杯完食。(自己ベストかどうかは定かではない)
夜市(屋台街)で田舎から出てきた者を騙して小銭稼ぎをしていた店に難癖をつけ、自分の持つ大喰い記録に挑戦する。が、丁度同じ夜市で大喰いをしていた満太郎にギャラリーを奪われる。直後満太郎を挑発するが、淀川の言葉もあってその場は治まる。その後、『左頬に傷のある白人』(ニコライ・カバレフスキー)と大喰い勝負をし敗れ、ポケットに敗北写真を入れられた五腹星ジャンパーが台北の寺の屋根に晒される。美麗には「相手かまわず勝負を挑み自己アピールして、いい気になっていた。」と評される。苦手料理は汁無しそば。
ジャッキー・楊(ヤオ)
五腹星のメンバーで怒り喰い。職業:銀行員 自己ベスト:鶏肉飯35杯。
襟足を伸ばした巨漢の男。台南の店で粥を食べている時にチャン敗北の連絡を受ける。苦手料理はトウモロコシ。
李(リー)兄弟 
五腹星のメンバーで喜び喰いと楽しみ喰い。(どちらが喜び・楽しみかは不明)
兄・大虎 職業:コメディアン 自己ベスト:愛玉40杯。
高雄でトウモロコシの屋台で大喰いしている時にチャン敗北の連絡を受ける。苦手料理はパン。予選通過後の1対1の勝負にて、楊に敗れた。
弟・小虎 
大虎と同じく、高雄でトウモロコシの屋台で大喰いしている時にチャン敗北の連絡を受ける。苦手料理はカレー。予選では、カレー弁当を連続で引き当ててしまったため、結局通過できなかった。
林(リン)美麗
五腹星のメンバーで哀しみ喰い。職業:マッサージ師 自己ベスト:牛肉麺40杯
「大食いは自分との戦い」という考えを持つ故に、馴れ合いを嫌う。他の選手とは違い、「家族を取り戻す」ために優勝を目指している。

各国代表

チャーリー・アボット
イギリス代表 職業・ロックミュージシャン 自己ベスト:フィッシュ&チップス48皿
パルマー・ラインハルト
ドイツ代表 職業・国家公務員 自己ベスト:ソーセージ105本
ブルーノ・カルパッチョ
イタリア代表 職業・作家 自己ベスト:ピザ25枚
ミセス・エミリー・フォスター
アメリカ代表 職業・専業主婦 自己ベスト:ホットドッグ52本
トーマス・ヨハンセン
ノルウェー代表 職業・漁師 自己ベスト:スモークサーモン120枚
ニコライ・カバレフスキー
ロシア代表 職業・アマチュアレスラー 自己ベスト:ピロシキ81個
カルロス・ジルベルト
ブラジル代表 職業・サッカー選手 自己ベスト:フェジョアーダ25杯
ソッド・ワンチャイ
タイ代表 職業・キックボクサー 自己ベスト:トムヤムクン35杯
アントニオ・マルティン
スペイン代表 職業・画家 自己ベスト:パエリア26人前
ジェフ・ノーマン
オーストラリア代表 職業・教師 自己ベスト:オージービーフステーキ5.5㌔
ホセ・ゴンザレス
メキシコ代表 職業・警察官 自己ベスト:タコス20人前
ゴーミット・リー
シンガポール代表 職業・学生 自己ベスト:フィッシュヘッドカレー15杯
アンドレ・ダバディ
フランス代表 職業・俳優 自己ベスト:ブイヤベース15人前
テオドール・ヴァンゲリス
ギリシャ代表 職業・新聞記者 自己ベスト:タラモサラダ84人前
シレシ・アレム
エチオピア代表 職業・プログラマー 自己ベスト:インジェラ70個
ハサン・トゥラン
トルコ代表 職業・コック 自己ベスト:シシカバブ30本

その他の人物

安田
東都大学柔道部。柔道三段の超巨漢。カツ丼10杯30分のチャレンジに負けた先輩の仇うちのためにカツ丼屋に現れる。錠二の提案で満太郎との10分間の大食い勝負になるが僅差で敗北を喫する。満太郎が大食いの世界に足を踏み入れるきっかけになった男。外見のモデルは、名前からもわかるように、安田大サーカスのHIRO。
ニチブン商事の社長
かつて満太郎が勤めていた会社の社長。ニチブン商事・吉本商事両社の社員を使って肉まんの大食い勝負に参戦させるべく、満太郎を代表として招致する。「ニチブン」の名は版元である日本文芸社の略称に由来する。
吉本商事の社長
ニチブン商事の社長と幼なじみ。同じく肉まんの大食い勝負に参戦させるべく、大阪支店で勤務の横川を代表として招致する。「吉本」の名は吉本興業に由来する。
田中五郎(たなか ごろう)
通称ずんだ。仙台の生んだ大喰い人(本人談)。ずんだ餅30個、牛タン定食10人前、鮭イクラ弁当10個を平らげたのが自慢。故郷仙台をこよなく愛している。最近では全国を旅して大喰い大会に出場する生活を送っているらしい。やかましくて迷惑な自己紹介をする癖があるが、注意されると素直に聞き入れておとなしくなるという一面も。猫舌で熱い食べ物は苦手。喰いワングランプリは予選でリタイヤ。また、熱くなると周囲が見えなくなるのか、菊子が喰いワングランプリのピザ対決でリタイアしたと知った途端に、観客席から会場に乱入し菊子の代わりに自分が食おうとしたが、警備員に取り押さえられたという醜態を晒した。
青葉菊子(あおば きくこ)
仙台出身。本職はモデルの美女。大喰いの実力は高く、二貫の寿司を同時に頬張る「二貫喰い」を得意とする。喰いワングランプリ本選出場→握り寿司部門優勝。2日目の巨大ピザ対決は途中でリタイヤ。最終回では五郎と組んでのペア大会出場に向けて、五郎に二貫喰いの稽古をつけていた。
猪瀬黒兵衛(いのせ くろべえ)
満太郎が舞阪の賭け大食い勝負が行われている食堂で対決した相手。鯨食いという得意技を持つ。一時はOKFFにスカウトされるも、邪道喰いを示唆された際、激昂してOKFFへの参加を拒否し、独自で大食いを極める道を進む(邪道喰いが自らの信念に反するため)。鯨食いを封印し、喰いワングランプリ本選出場→海鮮丼部門優勝。2日目の巨大ピザ対決は勝ち抜けず、補欠に回った。AJFFでは最終回時点で準ファイター(メインファイターに次ぐランク)。
湖池(こいけ)
通称ラーメンマン(名前の由来はキン肉マンや闘将!!拉麺男の同名キャラと思われるが、無関係)。朝・昼・晩ともラーメンを食べるほど無類のラーメン好きなトラッカー。外見や名前は藤子不二雄の漫画で登場する、ラーメン好きな小池さんがモデル。この漫画の登場人物の中で最も美しい心を持つ好漢。
いこい食堂の大将
豊橋市にあるトラッカーに人気のドライブイン、いこい食堂の大将。若いころ一流レストランで修業をし、いこい食堂を継いだが自己満足に過ぎない料理を出していて本来の客層(トラッカー)には不評だった。錠二の叱咤と助言により、大盛りで低料金、さらに美味いというトラッカーに愛されるドライブインへと生まれ変わり、成長した。
悪食三兄弟(あくじきさんきょうだい)
尾平走一・走二・走三の三兄弟。一部の同業者の間で悪名高いトラッカーだった。同兄弟の悪食により一時期閑古鳥が鳴いた食堂もあった。錠二に負かされたのと兄弟の悪食を習慣づける原因となった父親の説得により現在は改心して、走一・走二は全国を走り美味いもの巡りをしつつ、いこい食堂への仕入れもし、走三は同食堂で修行中。走一・走二は喰いワングランプリ本選出場→走二がパスタ部門優勝。2日目の巨大ピザ対決で、錠二の異変に気づき、錠二のピザをわざと食べてしまい、不正とみなされ失格となる。結果、走二のピザを食べることとなった錠二はどうにか決勝進出を果たすことに。
モーニング娘/後藤亜紀子( - /ごとう あきこ)
名古屋市に住む巨漢な中年女性。名前の由来は元モーニング娘。の後藤真希。髪形や衣装はモーニング娘。が出演した飲茶楼のCMを参考にしている。「モーニング娘」という通称の由来は名古屋名物のモーニングサービス(特に食べ放題を実施している店)にやってきて大量に食べていくため。以前は昼夜問わず大食いをしていたが、ダイエットのためモーニングサービス以外では食べ物を口にしなくなった(それでも相変わらず太っている)。そのせいかモーニングサービスが終わる11時30分になるとピタッと食が進まなくなり、カレーうどん対決も途中でリタイヤした。喰いワングランプリ本選出場→食パン部門優勝。2日目の巨大ピザ対決では、体内時計を調整した甲斐なく、眠気に襲われリタイヤした。AJFFではTFF、OKFF出身者以外で唯一メインファイターに抜擢。
南京善次(なんきん ぜんじ)
坂多利彦に手品を教えた師匠。坂田を叱咤し、OKFFを脱退させる。外見や名前はマジシャンのゼンジー北京がモデル。
空念(くうねん)
滋賀県の寺で修行中の小坊主。お調子者で大食らい。法事で振る舞う食事20人分をつまみ食いしてしまい、罰として食事代10万円を集めるまで托鉢を命ぜられると共に寺を追い出される。ひょんなことから出会った満太郎を師と慕う。かなりはた迷惑な性格だが、憎めないところもある。満太郎対OKFFの戦いを、「満太郎がOKFFに仏罰を下すための戦い」と解釈している。喰いワングランプリは予選でリタイヤ。本選では久々に再会した満太郎のサポートに回り、胃にやさしい精進料理の店を手配したり、OKFFの妨害工作を避けるべく満太郎を自らが修行する寺に招いたりしている。
片岡鶴吉(かたおか つるきち)
喰いワングランプリ本選1回戦で満太郎や完平太とおでんに挑んだフードファイター。外見や名前は片岡鶴太郎(おでんを食べさせられて熱がっていた若い頃)がモデル。
ミスターマスクマン
喰いワングランプリ本選に現れた謎の食闘士。実力はかなりのレベルのマスクマンである。2日目の巨大ピザ対決をクリアし決勝進出。顔面にマスクをしているため正体・本名は不明のままであったが、決勝ラウンドで意識が朦朧とした状態でマスクを脱いだことで素顔を露呈し、正体がTFFのフードファイター、熊田剛と判明する。
釜田十蔵(かまだ じゅうぞう)
熊田が罠にはまり、代わって満太郎が出場することになったハンバーガー大食い大会の予選のおにぎり大食い大会に現れたオカマのフードファイター。おにぎり大食い大会では、16皿、32個を完食した(この記録は、満太郎よりもいい成績だった)。喰いワングランプリでは、予選通過→バッテラ部門で16本完食し、部門賞獲得→2日目の巨大ピザは、ビジュアル的によくないとして、ピザ生地にふくらし粉を仕込まれる妨害工作に遭い、上位4名に入れなかった(ただし妨害工作は現場の独断で、遠山響子は「これからはああいうのが受けるんや」といってOKFFにスカウトするよう部下に命じている)。AJFFでは最終回時点で準ファイター。
マッチャ
喰いワングランプリ一日目の客席西側のリポーター。外見や名前は、まちゃまちゃがモデル。
秀麻呂(ひでまろ)
喰いワングランプリの一日目の客席東側のリポーター。外見や名前は、彦摩呂がモデル。
城田信行(じょうた のぶゆき)
喰いワングランプリ一日目、二日目の解説席ゲスト。時代風俗研究家。いろんな事を解説しようとするたびに、ことごとく食闘士の紹介や他のゲストへの話にすりかえられ(一度、アナウンサーにふられて解説を始めたのに、話をすりかえられたことも)、解説を最後までさせてもらえなかった。名前は、ジャイアント白田がモデル。
パイン石坂(パインいしざか)
喰いワングランプリ一日目の解説席ゲスト。本人曰く、「品数は多いが、胃袋の大きさは普通のため量はそれほど食えない」らしい。外見や名前は、石塚英彦がモデル。

イベント

喰いワングランプリ

概要

OKFFが主催する大食い大会。ミナミを中心に30店ある予選参加店で参加料(3,000円〜5,000円)を払い、時間内に規定の量を食べきれば、スタンプを1つ入手する。スタンプを5つ集めることで本選への出場権が与えられる。OKFF所属の食闘士などは推薦で本選出場が決まっている。本選は料理ごとの32部門で部門賞(賞金100万円)が争われ、さらにその部門賞の勝者がグランドチャンピオンを争う。

予選

以下の予選の他にもいくつかあり、全部で30種類ある。

  • 串カツ50本を10分以内で完食する
  • きつねうどん10杯を15分以内で完食する
  • 特大ミックス焼5人前を15分以内で完食する
  • 焼き鳥丼10杯を40分以内で完食する
  • たこ焼き100個を30分以内で完食する
  • 餃子100個を30分以内で完食する
  • 特大とんかつ定食2セットを40分以内で完食する
  • いちごショート50個を30分以内で完食する
  • シュウマイ100個を30分以内で完食する
  • 特製ポテトコロッケ80個を30分で完食する

本選

  • 賞金総額5,000万円(優勝賞金1,000万円、準優勝500万円、3位300万円、部門賞100万円×32名)
  • 出場者:103名
  • 日程
    • 1日目は以下の32部門の料理を、制限時間40分間にどれだけ食べるかで部門賞を争う。どの部門に挑戦するかは各食闘士の任意で選択し、各部門の席には5名まで着くことができる(括弧内は各部門の勝者)。
      • うどん(30杯完食・鳥飼飛男)・蕎麦(42枚完食・潮田秀一)・ラーメン(25杯完食・高見盛男)・焼そば(25人前完食・栗原隆)・パスタ(14皿完食・尾平走二)
      • カツ丼(16杯完食・獅子戸錠二)・天丼(15杯完食・西山清志)・牛丼(12杯完食・森元克巳)・海鮮丼(12杯完食・猪瀬黒兵衛)・うな丼(10杯完食・桂参四郎)・中華丼(9杯完食・木村彦二郎)
      • ステーキ(8枚完食・尾暮太郎)・トンカツ(11枚完食・浅田良一)・鳥もも肉(34本完食・寺井三郎)
      • 握り寿司(170貫完食・青葉菊子)・太巻(26本完食・西和男)・バッテラ(16本完食・釜田十蔵)
      • 中華
        餃子(75個完食・上原昇)・シュウマイ(86個完食・小林淳)・豚まん(91個完食・横川安男)
      • パン
        食パン(7斤完食・後藤亜紀子)・ハンバーガー(80個完食・冨津政)・ホットドッグ(58本完食・山口数久)
      • 甘味
        大福(46個完食・不破正吉)・タイ焼き(35個完食・大高正雄)・ショートケーキ(45個完食・高丘桃子)
      • 粉物
        たこ焼(83個完食・橋本平助)・お好み焼き(13枚完食・ミスターマスクマン)・ねぎ焼き(18枚完食・池田健作)
      • その他
        冷奴(70丁完食・永田完)・湯豆腐(23丁完食・赤崎忠次)・おでん(150本完食・大原満太郎)
  • 2日目は直径3メートル強もある巨大なピザ2枚を、制限時間40分間に1日目の勝者32名(2枚×16名)で食べた量を競い、上位8名が3日目の決勝ラウンドへ進出する。OKFFは満太郎と錠二を脱落させようとすべく、具の中にピーマンに見せかけた激辛の唐辛子を混入し、食べさせる妨害工作を施す。大原満太郎・獅子戸錠二・ミスターマスクマン・鳥飼飛男・横川安男・冨津政・高丘桃子・西山清志の8名が決勝ラウンドへ進出し、猪瀬黒兵衛・桂参四郎の2名が補欠へと回る。
  • 3日目に決勝ラウンドが開催され、グランドチャンピオンを争う。決勝トーナメント方式による勝負(1試合20分〜30分程度)となり、準々決勝8名→準決勝4名→決勝2名で優勝を争う。
    • 第1試合:ミスターマスクマン vs. 高丘桃子(桃子:10本完食、マスクマン:7本完食)
      1試合20分の制限時間内に羊羹をどれだけ食べるかを争う。ミスターマスクマン(熊田)も健闘するも、短時間で糖分を急激に摂取し、血糖値を上昇させる戦略のミスで及ばず、桃子が勝利する。
    • 第2試合:横川安男 vs. 大原満太郎(横川:42個完食、満太郎:42と1/4個完食)
      豚まんをどれだけ食べるかを競う。当初は横川の邪道食いで猛烈なスピードを上げるが、水も大量に摂ってしまったことで限界を迎えてしまいリタイヤ。時間ぎりぎりの土壇場において満太郎が僅差で逆転勝利する。
    • 第3試合:冨津政 vs. 西山清志 (政:16個完食、西山:26個完食)
      ハンバーガーをどれだけ食べるかを競う。序盤は政が猛烈なリードを取るが、中盤から西山の猛スピードで逆転され、リードされてしまう。政はリードされた際のプレッシャーに弱いという弱点を露呈して戦意を喪失し、インストラクターに制止されたことで西山のTKO勝ちとなる。
    • 第4試合:獅子戸錠二 vs. 鳥飼飛男(錠二:7杯(35把)完食、鳥飼6杯(30把)完食)
      そうめんをどれだけ食べるかを競う。(リングには流しそうめんのセットが用意され、容器にそうめんが入るように竹が設置されている。そうめんを流すために使用されるのは水ではなくダシ汁で、食べるのは麺だけ。ダシは横のバケツに捨てる。一杯5把分のそうめんが流れてくる)鳥飼がハンター錠二に勝利した食材だけに、どこまで健闘できるかに注目されるも、僅差で錠二が勝利する。
    • 決勝戦:高丘桃子・大原満太郎・西山清志・獅子戸錠二
      開催当初は3日目のうちに第5・第6試合(準決勝)→決勝戦に進む形式の試合が予定されていたが、地元テレビ局の意向により、2日後に4人で決勝戦を行うよう急遽変更されることになり、4選手で制限時間60分間に太巻きをどれだけ食べるかを競う。対戦に使用される円形のテーブルには仕切りが内蔵されており、中盤にはそれが一定時間せり出して他人の様子をわかりにくくさせる仕掛けだったが、その仕掛けによりペースを乱した桃子がまず脱落。そして仕切りが引っ込む際に場内が暗転しサーチライトが照らされたが、「暴食モード」に入りトップを独走していた西山が、不幸な過去のトラウマから閉所恐怖症を引き起こしてしまい、場内から逃亡し失格。その後は満太郎と錠二の一騎打ちとなり、同時に15本完食して制限時間を迎えたが、体に付着したご飯粒を数えた結果、数が少ない錠二が勝利した。

作品中で使われる用語、テクニック

  • 悪食
    熱い食べ物をぬるくし、短時間で食べるために考え出された、悪食三兄弟の食べ方。嗜好によってまったく違う料理、デザートを組み合わせて一緒に食べること。劇中では「カレーにぜんざいをかけて食べる」「すき焼き丼にパフェをかけて食べる」「ラーメンにショートケーキとサイダーをかけて食べる」という悪食が描かれていた。昔の経験からこのような食べ方しかできなかったが、ハンター錠二と父・走吉の説得により克服した。
  • 大阪食い倒れフードファイター単行本のページによっては「大阪食い倒れフードファイター」と表記している箇所もある。
    略称:OKFF(Osaka Kuidaore Food Fighter)。設立者は丹下御前の友人、遠山金次郎。本部は大阪市内にある浪速鉄道本社ビル。本来はTFF同様「大食いはスポーツ」という理念の下設立されたが、金次郎の急死で響子が後継者となったことにより、大食いに勝つためには「何でもアリ」の集団へと成下がり、邪道喰いや妨害行為なども厭わなくなった。邪道喰いに「常人が真似できない超人的な技」としての価値を見出している節がある。
  • キュウリ・キャベツ
    満太郎がグランプリ本戦に持ち込んだ食材(の一部)。喰いワングランプリ2日目で仕掛けられた激辛唐辛子入りピザの辛みを和らげるのに用いられた。本人いわく「水は却って刺激をひどくし、牛乳やココナッツミルクは舌にはいいが胃に負担が掛かり、生野菜でもタマネギは味がひどい」から選んだとのこと。なお、同じ罠にはまった錠二は食材を使わず、2枚のピザを具を内側に挟んで水で流し込む戦術をとった(食材や道具などは持参していなかった)。
  • 鯨食い(くじらぐい)
    どんぶり飯数杯をさらに大きな容器に移し一気に食べる黒兵衛の得意技。早食い・大食いのテクニックというよりは、相手の気勢を削ぐ精神攻撃の類である。
  • 邪道喰い(じゃどうぐい)
    大食い、早食いに勝利するためだけに本来の食べ方を無視し、料理の味や見た目を損ねる非常識な食べ方のこと。また、対戦相手の心を折る精神攻撃の意味合いも持つ。
  • うどん…熱々のうどんに氷水を入れ、ぬるくなったところを完食する(間完平太が実践。鳥飼も実践し、これを機にOKFFへ転属してしまう
  • おでん…熱々のおでん(こんにゃく、つみれ、ちくわ)を串付きのまま氷水に入れ、冷やしてから完食する(喰いワングランプリ1日目で間完平太が実践)。
  • うな重…まずうな重のうなぎだけを先に食べ、残ったご飯に茶をかけて一気に流し込んで完食する(桂参四郎が実践)。
  • ショートケーキ…まず苺をまとめてミキサーに入れ、ジュースにしてから飲み込む。次に残ったケーキの部分を数個まとめてラップに包み、少量の水をかけ、おにぎりのようにギュウギュウに丸める。最後にこの丸められたケーキを完食する(高丘桃子が実践)。
  • ステーキ…付け合わせのサラダとライスを一緒にミキサーに入れ、さらに水を入れてかき混ぜてから飲み込む(尾暮太郎が実践)。ステーキは細かく切って食べるが、それさえも一緒にミキサーに入れることがある。なお、サラダのみでミキサーするのは邪道喰いにならないと思われる(サラダのみでは野菜ジュースになるだけなので、他の客も不快感を抱いていない(ライスを投入した時点で不快感を表す))。
  • たこ焼き…たこ焼きを丼にまとめて入れ、湯でふやかして流し込んで完食する(横川安男が実践)。
  • どら焼き…まずどら焼きを皮と餡に分け、皮を細かくしてまとめて丼に入れる(餡はまとめて別の皿に盛りつける)。次に皮を湯でふやかして流し込む。最後に、残った餡を一気にかき込んで完食する(高丘桃子が実践)。
  • 肉まん…肉まんを皮と餡に分け、皮を丼にまとめて入れる。あとはどら焼きと同様の方法で完食する(横川安男が実践)。この方法は余分な水分を大量に摂り、胃を圧迫してしまうため、(少量を短時間で完食する早食いに向いてはいるが)大食いには決定的に向いていない。
  • ハンバーガー…ハンバーガー4個を縦に積み、一気に押し潰して食べる(冨津政が実践)。
  • 餃子…23個ほどの餃子を、ドンブリに入れ、水を入れてかき込む(荒川大吉が実践し、OKFFに転属する。)
  • カツ丼…カツ丼に水を入れ、すすり込んで完食する(喰いワングランプリ一日目で、荒川大吉ら4人が実践)だが、ハンター錠二の一言で、これを実践した4人が初心に返って大食い修行をやっていく事を決意した。
  • ピザ…ピザを、手のひら大にカットし、後はハンバーガーと同様の方法で完食する(喰いワングランプリ2日目で冨津政が実践)。
  • ピザ…ピザを3cm四方くらいに刻んでミキサーに入れ、水を入れてかき混ぜて飲み込む(喰いワングランプリ2日目で尾暮太郎が実践)ものの、失敗し戻してしまったことで観客から大ブーイングを浴び、OKFFの醜態を露呈してしまう。-->
  • 勝負食(しょうぶしょく)
    大食いの勝負において、量や速さを競うために食べるメニュー。
  • 正道喰い(せいどうぐい)
    邪道喰いとは対照的に、料理本来の食べ方を守り、あるいは料理の味を損ねないようにする食べ方で、TFFの基本理念となっており、満太郎も同意している。
  • 全日本フードファイター
    略称:AJFF(All Japan Food Fighter)。喰いワングランプリの終了後大食いのスポーツ化という理念を確固たるものにすべく、TFFとOKFFを統合する形で設立された。
  • 丹下フードファイター
    略称:TFF(Tange Food Fighter)作中の背景で「丹下フードファイター(TFF)本部」と書かれた看板(描き文字)も登場するので、「〜ズ」はつけない表記に統一されているようだ(単行本だと「8巻・84ページ」「8巻・193ページ」で見られる)。。設立者は丹下孝之助。本部は鎌倉市。大食いのプロスポーツ化の構想を持つ丹下考之助のプロ野球の創世期は「男子一生の仕事ではないといわれたが、今ではプロスポーツのトップ」という話の流れから、遠山の提案で2リーグ制(東のTFF、西のOKFFの誕生)ということになる。「大食いはスポーツ」という理念から養成所を持ち、犬丸のようなトレーナーも所属し育成に力を入れているが、促成、温室栽培的で錠二のような天性の食闘士以外はプレッシャーや逆境に弱い。所属する食闘士は獅子戸、飼、田、田、野、丸、鹿内のように、動物の名前をネーミングのモチーフにしている。
  • ドンブリ喰い
    OKFFの得意とする邪道喰いのひとつで、勝負で食べる食材(勝負食)をまとめてドンブリに入れ、さらに水をかけて流し込むように食べること。肉まんやどら焼きなどでこのような食べ方をしたこともあった。
  • 野試合
    食闘士同士がイベントではなく、当人同士の了解のうえで一対一で勝負すること。もちろん金銭やなんらかのものが賭けられる。
  • 百軒食い(ひゃっけんぐい)
    OKFF所属の食闘士が行う特訓のひとつで、百軒の店で行われる大食い(チャレンジメニュー)を1ヶ月で完食すること。政はこの百軒食いを20日間で達成した。
  • 食闘士(フードファイター)
    TFFやOKFFに所属して契約金や給与を得ている者や、大食いチャレンジメニューの賞金で文字通りメシを食っている者の職業名。大食いイベント等の競技に参加する者も含まれる。
  • ラーメン二刀流
    左右両手に箸をもち、一方の手で麺を食べている間にもう一方の手は麺を高くあげ、熱をさましたあと食べる。これを繰り返すことによって、熱々のラーメンのおいしさを損なわずに早食いするためのテクニック。ハンター錠二の得意技だが、満太郎も独力で体得した。うどんのような麺類はもちろん、アツアツのたこ焼きや、水分の多い素麺にも応用できる技である。

映画

土山しげるの描く原作を元に『喰いしん坊! -大食い開眼編-』及び『喰いしん坊! -大食い苦闘編-』の題で実写映画化された作品で、2007年8月に公開された。

キャスト

  • 河相我聞…大原満太郎役
  • 萩原流行…ハンター錠二役
  • 岡崎二朗…丹下御前役
  • 三瓶…犬丸研役
  • KABA.ちゃん…釜田十蔵役
  • ほっしゃん。…鳥飼飛男役
  • ジャイアント白田…熊田剛役
  • ギャル曽根…青葉菊子役
  • 野村沙知代…遠山響子役
  • 西尾季隆…冨津政役
  • 三又又三…間完平太役
  • 小野寺昭…「そば匠 柳屋」の店主役
  • アントニオ小猪木…「そば匠 柳屋」の客役
  • ユンボ安藤
  • グレート乙羽屋
  • 佐々木孫悟空
  • 焙煎TAGAI
  • 代々木健介

関連項目

  • 大食い
  • フードファイター
  • フードファイト

脚注

外部リンク

喰いしん坊 -大食い開眼編-

いしんほう