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団地ともお/小田扉

共有

著者: 小田扉
巻数: 20巻

小田扉の新刊
団地ともおの新刊

最新刊『団地ともお 20



twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)

takat0801 RT @NOPLAN_EXTRA: 【定期】この中で好きなもの1つでもあったらRT ポケモン 銀魂 ルパン三世 ボーボボ 団地ともお グラゼニ どうぶつの国 遊戯王DM 男子高校生の日常 ハガレン 金色のガッシュ 進撃の巨人 大きく振りかぶって MAJOR ダイヤのA #RT…
taidanoheya RT @NOPLAN_EXTRA: 【定期】この中で好きなもの1つでもあったらRT ポケモン 銀魂 ルパン三世 ボーボボ 団地ともお グラゼニ 遊戯王DM 男子高校生の日常 ハガレン 金色のガッシュ 進撃の巨人 大きく振りかぶって MAJOR ダイヤのA #RTした人全員フォ…
ta96u1484 団地ともおは大切なことを教えてくれる漫画。本当は一気に読みたいところだけど、少しずつ読んでる。大事に楽しませてもらってます。
SOCOOLDVD RT @NOPLAN_EXTRA: 【定期】この中で好きなもの1つでもあったらRT ポケモン 銀魂 ルパン三世 ボーボボ 団地ともお グラゼニ 遊戯王DM 男子高校生の日常 ハガレン 金色のガッシュ 進撃の巨人 大きく振りかぶって MAJOR ダイヤのA #RTした人全員フォ…
s1stermag RT @the4_ch: ♥1/11発売♥ビッグコミック スピリッツ 2014年 1/29号:センターカラー『闇金ウシジマくん』真鍋昌平、『団地ともお』小田扉 http://t.co/yeioDn3ttE #団地ともお

団地ともお』(だんちともお)は、小田扉による日本の漫画作品。2003年から『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)にて連載中。架空の団地「枝島団地」とその周辺地域を舞台とした物語。単行本は現在15集まで発売中。

概要

とあるマンモス団地の29号棟に母と姉と共に暮らす小学生、木下ともお。父は単身赴任。彼のくだらなくも楽しい日常生活を周りの同級生、少し変わった大人たちを交えてときにギャグたっぷりに。時にはシュールに。時にはせつなさ、哀愁を漂わせながら描く。なお、各話のエピソード名には必ず語尾に「ともお」と付く。

登場人物

木下家

木下友夫(きのした ともお)
本作品の主人公であり通称「ともお」。29号棟32号室在住。特徴の無い丸顔に無地のTシャツ(冬はジャンパー)に半ズボンという出で立ちで、遊びと食べることが大好きな育ち盛りの健康優良児であり精一杯小学4年生を生きている男の子。勉強やスポーツはそれほど得意ではなく、しょっちゅうバカをやらかしトラブルも起こすが、人一倍責任感は強く、大らかな人柄であり時に友人達を感嘆させる。単身赴任している為に中々会えない父が大好き。野球選手のカトリーヌのファン。スポーツ大佐の愛読者。だんご虫を飼っている。ともおの名前の由来は、哲子が出産際に病院まで運んでくれた恩人の戸茂生市郎さんにちなんで命名された。
木下君子(きのした きみこ)
中学2年のともおの姉。しっかりとしたお姉さんで勉強もできて面倒見もよい。学校ではバイオ部に所属。自分だけの部屋に憧れている。先輩と交換日記をしていたが、たまたまそれを発見したともおが、第三者として割り込もうとみつおに日記を代筆させている内に、いつの間にかみつおと交換日記するようになっていた(互いに正体は知らない)。O脚であることを気にしている。
木下哲子(きのした てつこ)
ともお、君子の母親。家事をしながらスーパーしらとりにパートへ出ている。自分に対するおばさんという言葉にいい顔をせず、一念発起して若い頃の髪型に戻した。昔は痩せていて君子と同じような顔立ちの美人だったが、ある年を境に激太りし今に至る。若い頃は自分が法律なわがままな性格で、よく鉄雄を困らせていた。翌日分の牛乳をよく買い忘れる。
木下鉄雄(きのした てつお)
ともお、君子の父親。江木町という遠く離れた街へ単身赴任しており普段は家にはいない。ともおとは数か月に何回か会える程度。たまにともお、君子、哲子の3人で鉄雄のアパートまで出向くこともある。作中では一貫して顔がはっきりと描かれないが、後の話では初期の頃よりはいくらかは描かれるようになってきた。ともおの運動会では仕事先のマスコットのアヒルの頭をつけたまま参加したこともある。寝る時に必ず見えるよう、家族の写真を天井に貼り付けている。
じいちゃん
鉄雄の父であり、現在は枝島町から離れた一軒家で一人暮らしをしている。本名はまだ不明。じいちゃんの作るモチはとてもよく伸びるらしい。先に亡くなったばあさんは、じいさんが困った時に心の中に登場し、諺や格言を引用して色々とアドバイスしてくれる。

ともおの友人/同級生

吉本雅人(よしもと まさと)
24号棟在住。枝島小学校4年3組の男の子でともおの親友。勉強もスポーツも中々だと自負している優等生だが、物事を考えすぎてドツボにはまることも多々ある。親友であるともおとはよくケンカもするがすぐ仲直りする。料理教室に通っているが、講師のお姉さんの麻田さんが目当て。ともおにエロ本くんと呼ばれることもある。枝島団地に引っ越す前もは市川というともおに似た友達がおり、まーちゃんと呼ばれていた。人に物を教えるのが得意。
吉田吉伸(よしだ よしのぶ)
20号棟在住。枝島小学校4年3組の男の子。太り気味で大食いでのんびりした性格。ともおと吉本と3人で一緒に遊ぶことが多い。ともおと同じく勉強が苦手。手に入れた物をなんでもとりあえずポケットに入れておく癖がある。隣町から枝島団地まで犬の散歩に来るお姉さんに憧れている。以前枝島団地に在住していた2年生の時のクラスメイトの春日とも子という女の子が好きだった。景子とタッグを組んで大食い大会に出場したこともある。妹が1人いる。
鎌倉景子(かまくら けいこ)
31号棟在住。枝島小学校4年3組の女の子でかなり男勝りな性格。足が丈夫で蹴りが死ぬほど痛く、男子からは「ケリ子」と呼ばれる。より子と親友なのでいつも一緒に遊んでいる。青戸さんが大好き。猛特訓の末にスケボーをマスターした。欲望にストレートな性格で、特に食に関する執着は強い。書道教室に通うも、字はお世辞にも上手とは言えない。九九、蝶々結びができずリコーダーが下手。かなり乗り物酔いに弱いらしい。ともおと同じく坂上ののろしを読み取れる。『未来少年コナン』のジムシィがモデルであると、作者が『週刊スピリッツ』2007年のスピリッツNo.03のあとがきで明かした。
葉山より子(はやま よりこ)
22号棟在住。枝島小学校4年3組の女の子。景子の親友でありいつも一緒に遊んでいる。優しい性格で勉強もできる優等生。妹の面倒を見たり、家の家事を手伝ったりと、周りの大人からには「しっかりしたお姉さん」と言われているが、そういう良い子な自分の殻を破りたいという思いもあり、景子のようなストレートな活発さへの憧れている。コンビニの兄ちゃんに好意があり、健気にアメを買い続ける。何故かティッシュで鼻がかめない。菓子箱などに入っているプチプチを1個ずつ潰すのが大好き。
菊川みつお(きくかわ みつお)
3号棟在住。枝島小学校4年3組の男の子。メガネをかけた成績の良い優等生。4年前の出来事をメモしておくほどのマメな性格。2組の根津とは家が隣同士で親友なのだが、3組の一員としておおっぴらには仲良くできない。ともおの姉の君子とは成り行き上、交換日記をしている(お互いの正体は知らない)。多少ファンシー系の趣味がある模様。
根津ユキオ(ねづ ユキオ)
3号棟在住。枝島小学校4年2組の男の子。作中では2組と3組はよくクラス対抗戦をやるので、3組のともおらとはライバル関係となる。しかしみつおとは家が隣同士で親友。いち早く流行り物を取り入れ広めようとする。自分の立ち位置が中途半端な所に多少のコンプレックスを感じている。定期的に以前に住んでいた街へと出向き、前の学校の友達との交流を続けている。景子と同じく蝶々結びができない。
根津 妹(ねづ いもうと)
3号棟在住。根津の妹で小学1年生の女の子。兄へ対しては色々なところから格言を引用したツッコミを入れる。
よしのぶ 妹(よしのぶ いもうと)
20号棟在住。よしのぶの妹で小学1年生の女の子。
みつお 妹(みつお いもうと)
3号棟在住。菊川みつおの妹。兄のみつおと同じようなメガネをかけている。
細川トシオ(ほそかわ トシオ)
9号棟在住。1年生の男の子。夕方に団地内でよく1人でサッカーボールで遊んでいる。山本という離婚した本当の母親がおり、離婚から5年後に母親のことを覚えていたら会わせるという約束があった。
立花節子(たちばな せつこ)
枝島小学校4年3組の女の子で学級委員長。髪型はいつも三つ編みで団地ではなく一軒家に在住している。愛称は「委員長」「節っちゃん」。委員長キャラらしく、学級内の風紀にうるさく率先してクラスを仕切るが、たまに独善的にやり過ぎてしまうこともある。ともおのだらしなさをいつも叱っているが、時折見せる責任感のある所は認めている。宵っ張りなので朝が弱く、いつも母親に起こしてもらっている。将棋や鉄道など他の同年齢の女の子とは違う趣味を持っている。「委員長の鉄道愛好会」というサイトを運営しており、掲示板でのハンドルネームは「委員長」。マスコンさん、パンタクラフさん、描き鉄さんなどの大人の鉄仲間3人とオフ会をすることもある。バレンタインデーに男子全員に渡そうとしたこともある。
福岡(ふくおか)
枝島小学校4年3組の生徒の女の子。名前は不明でカチューシャがチャームポイント。団地の子ではないが、初期の頃から作中には頻繁に登場しているサブキャラクター。委員長と仲が良い。吉本の事が好きらしく、バレンタインデーにはチョコレートを渡そうとした。
森山まさひろ(もりやま まさひろ)
23号棟在住。枝島小学校4年3組の男の子。常に誰かの言動にツッコミを入れるタイミングを伺っているがその度に煙たがられている。第一話でフルネームが最初に明らかになった人物でもある。
佐山真雪(さやま まさゆき)
10号棟在住。枝島小学校の6年生で、ともお達の上級生キャラとして連載初期からピンポイントで登場。友達の金子と一緒に遊んでることが多い。自分とは正反対の成績優秀な双子の姉に対してコンプレックスを抱いていたが後に克服。姉の真理曰く、真雪にはリーダーの資質があるらしい。枝島小の生徒会長に立候補経験あり。もうすぐ弟か妹が生まれる予定。
佐山真理(さやま まり)
10号棟在住。真雪の双子の姉。真雪とは正反対に勉強もスポーツも得意。双子で同い年なのに、何かとお姉さん扱いされるのが嫌で、真雪のことを兄貴と呼んでいる。本当は真雪の方が兄で正しいのだが、一姫二太郎が良いということで親が真理を姉にしたらしくかなり紛らわしい。枝島小の生徒会長の三沢と仲が良い。よく真雪を持ち上げる。もうすぐ弟か妹が生まれる予定。
ハスミちゃん
成町の成町ハイツに在住していた女の子。サッカーが大好き。ともおが成町まで買い物に来た時、ともおから福引き券をもらったことがきっかけで知り合い、友達となる。友達のまこちゃんを押しのけてまでともおにアプローチをするという、かなり積極的な性格の子で、ともおとは良い仲となるが、まもなく父親の仕事の都合で他所の街へと引っ越して行く。後に、お中元のお返しを自ら届けるべく遠路はるばるハスミに会いに来たともおと再会。
まこちゃん
成町在住の女の子でハスミちゃんの友達。自分一人でともおを独占したがるハスミちゃんに邪険にされるも、ハスミちゃんの引っ越しの日の別れ際に、宝物のラムネのビー玉を渡して仲直りをした。ともおとは、由木降神社で雪乞いをしていたところで再会したり、9集の描き下ろしのカットで一緒に遊んでいるシーンがあることから、ともおとの交流は続いているらしい。
真木ゆり(まき ゆり)
28号棟に在住していた君子の同級生で友達。小学4年の時に不慮の交通事故に遭い植物状態となる。その後4年間、目が覚める時は来ずに死亡。しかしその直後に事故に遭った時の4年前の姿のままの霊体となり、ともおと君子に再会した。その後も作中では、数年前の君子の小学生時代のエピソードや回想シーンなどに登場する。

その他の人々

青戸秀美(あおと ひでみ)
10号棟在住。高校3年生の受験生で、いつも参考書を読みながら歩いている。しかし成績は悪く、偏差値30もなく合格率は10%程度。勉強もしているが、それ以上に息抜きも目立ち、そのせいでヨーヨーが得意になった。特技は書道で段位を持っている。常に物事をクールに見る傾向があるが、余計な一言で損をすることも多い。押し殺した不安が限界に達すると、普段のクールさからは想像できないくらい泣きじゃくる一面もある。連載初期には恋人がいた描写があるが、その後どうなったかは不明。
坂上(さかがみ)
枝島団地の近所にある、丘の上の一軒家に在住。青戸の1つ先輩で親友。体が不自由で健常者のように歩けない為、いつも歩行補助器具のロフストランドクラッチを使用している。体調不良時は外出できず、あまり学校には出席できない為に2年留年しており、18歳だが未だに高一。文系に秀でており、部屋の本棚には物凄くたくさんの本がある。反面、理系の方は小学生レベルでみつおの手を焼かせるほど。野いちごを食べて口の周りを真っ赤にして走っていたともお見た時、『走れメロス』と重ねて、以来ともおのことをメロスと呼ぶようになった。のろしを通信手段として使う(読み取れるのはともおと景子だけ)。
今野裕二(いまの ゆうじ)
2号棟在住。大学に通いながら団地の近所のコンビニ「たにしマート」の店員をしている(主に昼間のシフト)青年。団地の子供達からは名前ではなく「コンビニの兄ちゃん」と呼ばれ慕われている。また大人からも気軽に用事を頼まれるなど、枝島団地の住民とは付き合いが深い。兄と弟(八郎)がいるが、旅好きの父が亡くなった際に気球とヨットと団地一室を遺産として残し、そのうちの団地を相続。兄は気球で、弟はヨットで世界一周を目指す旅をしているため、現在1人暮らし。
島田(しまだ)
29号棟在住。名前は不明。枝島団地自治会委員であり生真面目な性格。普段は団地内で清掃や雑事をしていることが多く、いつも気難しそうな顔をしている。団地内での風紀上のこと対して何かと口うるさく、子供達からは怖がられ団地内の主婦達にも煙たがられているが、手伝いをしてくれた子には、わざわざ自宅までお礼のお菓子を届けるなど本当は心優しい人間である。そんな自分に対して普通に接してくれる菊川みつおを同志だと思っている。いたずらが過ぎるともおのことを良くは思っていないが、時折グッとくることをするので憎めないでいる。息子が1人いたが、喧嘩別れで家出したまま帰らぬ人になったという過去がある。
間公文(はざま -)
22号棟在住。元裁判官で物事を法に照らし合わせて考えるという妙な癖を持つ。名前の読み方は作中ではまだ不明。団地に住む主婦たちからは面倒臭い人と思われている。裁判官の職が定年を迎えると、町内会の自治会長に就任したり、英会話教室に通ったり、たにしマートでアルバイトするなど定年後の人生を楽しんでいる様子。毎年シーズンにはそうめん職人の元へ出かける。
本田育江(ほんだ いくえ)
枝島小学校の4年3組の担任の教師。ともお達の良き先生であり何事にもまっすぐ向かい合う。中学時代は不良少女だったが、恩師の先生の助けで更生し教師の道へと進む。教育に迷った時は、病床の恩師へのお見舞いがてらにアドバイスをもらっていた。恩師の死後は、自ら生徒と真正面からぶつかりながら試行錯誤をする日々を送っている。過去に荒れていた頃の回想シーンでは、必ず鎖鉄球を持つ姿が出てくる。
財津ぜんじろう(ざいつ ぜんじろう)
枝島小学校の校長。威厳は無いが、いたずら好きで茶目っ気のある校長で、ご飯に牛乳をかけて食べるのが好き。イニシャルは「Z・Z」とかなりワイルドである。
玉川正一(たまかわ しょういち)
13号棟在住。人当たりの悪い性格で荒れていたが、良い人で通っていた死んだ双子の弟と間違えられていく内に自身の中で何かが変わり始める。弟の死をよく理解できず受け入れられない団地内の子供を見て、ある時から弟の方を名乗り始め、生前弟が子供達との間で交わした約束を果たす為に奔走する。
沖田 つよし(おきた つよし)
君子のクラスメイトで幼馴染み。普段は無口で優しく大人しい性格だがドジも多い。しかし、父はDVによる暴力、母はアルコール依存症であるため家庭内はかなり荒んでいる。彼自身も家庭を見限っている節があり、自分で3食弁当を作り、家を避けるようにいつも外で食べている。その姿を見た団地の子供たちからは「ガリベン君」という愛称で呼ばれる。学校では君子と同じバイオ部に所属。ともおを突き飛ばした父親を見て激怒し、殴って気絶させたりと、普段の大人しさからは想像できないような面もある。一時期母は酒を止め仕事をしていたが、その後の経過は不明。
京野(きょうの)
1年前、青戸と同じクラスだった高校生。いつも昼食がパンばかりだったため、弁当に対して憧れを抱いていた。青戸と弁当を交換したのが縁で、よく青戸に付きまとうようになる。人の話をあまり聞かず、楽観的。青戸に好意があるらしいが、当の青戸からはゲバ夫という妙なあだ名で呼ばれている。
熱血(ねっけつ)
君子が通う中学校の3年生。本名は不明。野球部に所属していたが足を大怪我した為に野球を断念。現在はバイオ部に所属し部長を任されている。熱血漢で暑苦しい性格の上に人の話を聞かないという自己中心的な性格。野球に未練があるらしく、放課後は野球部の練習を見て野次を飛ばしている。京野が言った元気ハツラツバリバリという恥ずかしいフレーズに感銘を受け元気ハツラツバリバリなゲバ夫先輩と呼び慕っている。
穴田とみ子(あなだ とみこ)
3号棟在住。君子の同級生で友達。3号棟に大蛇のアナコンダを飼っているという噂が流れている時に、リコーダーを吹きながら下校していたので、それを見たともおに蛇使いと間違えられた。太っているのが悩みだが、その原因は彼女自身にある。テニス部所属。熱血にボクシングの才能を見い出された。
阿羅間年也(あらま としや)
団地に住んでいるプロ野球選手。選手歴は20年と長いが1軍と2軍の行ったり来たりの投手。カトリーヌのメリーゴーランズとの選手3人とトレードされた1人。阿羅間がプロ野球選手だと知っているのはともおと吉本ぐらい。若手時代、仲が悪かった鮫島選手がスクリューズの監督になる際にクビを覚悟していたが、選手時代の経緯は白紙にすると言われ、現役の継続を発表。罰シリーズではプロ入り初のホームランを放つ。
カトリーヌ
極東スクリューズのスラッガー。ともおがファンで愛してやまない選手。だが近年成績不調でメリーゴーランズの選手3人とトレードされる。このトレードにともおもショックが隠せなかったが、どこのチームに行ってもカトリーヌのファンであることは変わりなかった。「カトリーヌ」は本名では無く出身国のカトリーヌ公国の代表として「カトリーヌ」の名で選手登録している。しかし何故か息子の名は「カトリーヌ・ジュニア」である。カトリーヌ公国の言語と日本語を喋ることができる通訳は1人しかおらず、しかも日本語が変なので何かと意思の疎通に苦労してきた。最近ようやく日本語を覚え始めた模様。
寿々木(すずき)
4号棟在住。その昔、寿々木と楠部(くすべ)の2人が行ったある悪ふざけが原因で、当時4号棟に在住していた竹田花子の家庭が崩壊してしまう。花子は復讐の為にある計画を企て、仮名村カナと名乗り、寿々木と楠部の2人に取り入り偽りの仲を築く。その後計画は成功し、家族と幸せな日々を過ごしていたこの4号棟で、幸せを噛みしめながら暮らしてほしいと言い残しカナは去っていく。楠部が5年間過ごした後に、入れ替わるように寿々木が入居。以来1人カナからの復讐が満たされるその日が来るまでを悶々と過ごしている。
佐賀(さが)
喫茶マスターの入っている雑居ビルの2階に、佐賀探偵社という事務所を構えている私立探偵。佐賀が事務所の家賃が払えそうもない時は、ビルの大家でもある喫茶マスターのマスターが、家賃とカレーライスを肩代わりに佐賀へ仕事の依頼することもある。一応名探偵らしく、本編での事件は全て解決した。

人間以外のキャラクター

枝島団地周辺に生息のカラスたち
人間に対し興味の尽きないカラス
団地近くの森に暮らすカラスの中の1羽で、人間に対して非常に強い関心を持っている。木下家を含む枝島団地周辺の住人を日々観察しており、人間の表情や仕草で何を考えているのか概ね理解できるらしい。飼い犬を愚鈍な連中と嘲笑い頭上に小石を落とす。つがいのメスと子供がいる為、エサ取りにも奔走している。
おっさん
幼い頃、人間にライターで頭を焼かれ頭の禿げたカラス。人間に対し造詣が深く、特に禿げた人間に対しては親近感を持つ。
コンビニ
コンビニから良質なエサを捕って血色のいいカラスであったが、人間に深入りし、走行中のタンクローリーへのダイブを慣行してぺしゃんこになり死亡。
アシナガ
強靱な足を持ち、他のオスの何倍ものエサを運ぶことができたカラス。「俺に運べないエサはない」と自分を過信し、鳥籠ごと鳥を捕ろうとしたが失敗し、人間に捕まって殺された。
受験生の幽霊
受験勉強の重圧に耐え切れず首を吊った青年の幽霊。自殺した旅館の客室に毎晩現れては勉強に励んでいたが、偶然宿泊していた受験生の青戸に憑いた。幽霊の猫を飼っている。
猫の幽霊
河原に捨てられていたところをおっさんらカラスの集団に喰い殺された仔猫の内の1匹。受験生の幽霊とともに青戸の家に居座っている。
チビ
100キロメートルも離れた箱根に捨てられた猫。帰巣本能で飼い主の元へと舞い戻る途中で枝島団地内で力尽き倒れる。死を覚悟していたが、団地の住民の介護で一命を取り留める。その後、元飼い主のよし子と再会するも再び見捨てられたが、猫の幽霊と共に自分を助けてくれた住民達へ恩返しをする為に再び立ち上がった。
クモ
ともお宅に長く住んでいて、木下一家の事を知り尽くしている。一度外の世界を目指して鉄雄に送る段ボール内に入って出かけるも、またともお宅に戻る。
ハヤブサ
一昔前のプルタブが胴に挟まり外れなくなってしまった巨大なミミズ。ともおに捕獲され生き物達への虐殺の恐怖が渦集く木下家に抑留される。ミミズ達の中で伝説の地といわれるナカオチを目指し逃亡。

枝島団地周辺の商店・施設

たにしマート
枝島団地の近所にあるコンビニエンスストア。大手ではないが、団地の住民にはよく利用されており、昼間は団地住民の今野裕二と間公文が主にシフトに入っている。特に子供達には漫画雑誌の立ち読みの場として重宝されており、夜ともおが牛乳を買いに行かされる時もここを利用している。外に古いゲーム機が2台設置してある。たにしマートの出店前は駄菓子屋だったらしい。
  • よつや(駄菓子屋)
  • スーパーしらとり
  • たにしストア
  • BOOKSタラコ
  • 喫茶ワラシ
  • フィッシュパークなかおち
  • 素々軒
  • 喫茶マスター
  • 佐賀探偵社
  • 野口酒店
  • 居酒屋呑べえ
  • ヒデキドラッグ
  • 将棋サロン
  • スーパー半額
  • 100円ショップ
  • シネマエダジマ
  • 枝島ホール
  • 枝島不動産
  • 丸ヰベーカリー
  • 舟越金物店
  • なないろパーマ イレブン
  • さそりマンション
  • しなや(閉店)
  • 市民図書館
  • 枝島団地集会場
  • 枝島小学校
  • 枝島東中学校
  • 枝島高校
  • 枝急枝島駅
  • 枝島病院
  • 枝島警察署
  • 枝島郵便局
  • 枝島清掃局
  • 枝島自動車教習所
  • 枝島ハイキングコース

スポーツ大佐

スポーツ大佐は作中に登場する架空の雑誌『少年スペリッツ』の人気連載漫画。男子(一部除く)に大人気で、『スペリッツ』が発売されればすぐにコンビニで立ち読みしている。スポーツ大佐が様々な相手との戦いで幾戦もの勝利を上げているというストーリー。作中ではアニメ化されており、玩具、文房具、大佐ドンジャラなどが販売されていて人気の高さが伺える。一番子供達に人気がなかった話は、戦うのをやめてしまって働くことを決意した就職編で、その反面、大人たちには人気があった。なお、単行本の集末には「スポーツ大佐」のエピソードが毎回描き下ろしで収録されている。

2007年8月6日よりNHK総合の『アニクリ15』第2シーズンより不定期で放送中。STUDIO 4℃制作。

スポーツ大佐の登場キャラクター

スポーツ大佐
国籍不明のサイボーグ軍人。耳は餃子、左手は山芋、ちんぽはキノコ。脳みそは牛筋でできている。スポーツ大佐の名前の由来は恩師「ポール」の「ポ」を一文字貰ったためにつけられた。軍人であったがサイボーグであることがバレて軍を解雇。その後自らかつての家族同様に大事にしていた軍に対し宣戦を布告する。常にお供のカラス、クマを従えている。戦い方は極めてバイオレンスで、相手が武器を捨てようが敵であろうと味方であろうと容赦はなく殺戮する。軍との激闘の末恩師ポールと決戦し殺害。その後エイリアンなどを一方的に虐殺した後、就職活動をはじめ社会人になるが「就職編」では大人たちの人気を獲得する一方、ともおら子供達には不人気であった。口癖は「THANK YOU!」 「NO THANK YOU!」。
カラス
クマと大佐のお供をする。戦闘時は味方であるにもかかわらず大佐に真っ二つに両断されてしまう。なにかと日常生活に不器用な大佐の世話をする。お供になる以前からクマと行動を共にしていたらしい。
クマ
カラスと大佐のお供をする。カラスと違い作中ではほとんど台詞がない。お供になる以前からカラスと行動を共にしていたらしい。
ポール
大佐の名付け親であり師匠。葉集を常に加えている。大佐の家族を皆殺しにした。怒りに燃えた大佐に首をはねられ絶命。
ポールの娘
父ポールを殺され、大佐に復讐を誓う。刺客として軍に入る。大佐を渋谷に呼び出すも花粉症のせいで戦いにならず大佐からテレクラのティッシュを貰う。その後も幾度となく大佐を狙うが失敗、軍をクビになる。
腰の悪い刺客
歩くのもつらそうな老人の刺客。大佐に戦いを挑むも大佐を前にしてぎっくり腰になってしまう。その後腰につけていた福券が当選。大佐と湯治に向かう。
覆面の男
大佐に「羽化してから戦え」と芋虫を置いてゆく。大佐は芋虫が羽化するまで長い月日を費やすことに。

プロ野球リーグ

極東スクリューズ
阿羅間が所属するチーム。マスコットは熊のクマ子。ともおたちが生まれてからは優勝したことが無いほど現在は弱い。
かつてカトリーヌが四番を務めていたが成績不振のためメリーゴーランズの阿羅間らとトレードされた。試合中に眠ってばかりいた前監督に替わって阿羅間と仲の悪かったかつてのメリーゴーランズのコーチである鮫島が新監督に就任した。
所属選手
  • 阿羅間
  • 英須
  • 場名奈
  • カトリーヌ(後にメリーズへ移籍)
メリーゴーランズ
かつて阿羅間が所属していたチーム。現在はカトリーヌが四番を務めている。監督である森とカトリーヌが、カトリーヌの通訳が行った無茶苦茶な通訳が原因で大喧嘩になったことがあった。所属選手の名前の多くが背番号の数字と同じである。
その他のチーム
  • ドッグソックス(過去にカトリーヌが在籍)
  • シャイニングス

作中に子供達の間で流行った遊び

虫カード
作中の子供達の間で遊ばれるカードゲーム。ルールはサイコロを使いカードに書かれた昆虫同士を戦わせる。ゲームのストーリーは、突然荒野に放り出された子ども達が、その日の食料を手に入れるためにかつての友と戦いを繰り広げるという夢の無いストーリー。そのためかゴキブリ、カメムシ、カマドウマ等の地味な昆虫が登場する。後にともおたちが昆虫以外のオリジナルのキャラクターを使用してもよい新ルールを導入した。
戦えバーコードパートナー
虫カードと同じメーカーが発売した市販の製品のバーコードを使用するゲーム機で、夢の無いストーリーは虫カードと同じ。虫カードと違い全然売れなかったらしい。ともおが福引きで当てて入手したがつまらなそうだと根津に譲渡。後に根津とみつおが遊び始めてから枝島団地の子供達の間で流行ったが、1台しかないゲーム機の取り合いになったところを、ともおのじいちゃんに怒られ取り上げられた。
スクールテクニック
ペン回し、下敷き回し、イスバランス、指パッチンなど、達人になっても自慢できない大人に嫌がられそうなアウトローな要素の入った遊びの名称。つまらない学園生活の癒しにと根津が提唱命名した。子供達の間でしばらく流行ったが、皆が飽きた始めた頃に、学級委員長の立花節子が禁止案を出し、多数決で可決され全面禁止となった。
武闘派サラリーマンシリーズ
作中に出てくる架空のテレビゲームで、シリーズは1 - FINALまで出ている。雑誌の付録に初代の武闘派サラリーマン1が付属していたことにより、一時期子供達の間でこのゲームの攻略が流行った。あまりに激ムズな為に攻略不可能と思われたが、このゲームの経験者の今野雄二の兄から裏技を伝授され、ともおと吉本の2人が完全攻略を果たした。
大佐ドンジャラ
スポーツ大佐のキャラクターを使用したドンジャラ。麻雀で言うところのロンがサンキュー、ツモがノーサンキュー、パンチがチー、キックがポン、チョップがカンという風になっている。サンキューで上がると振り込んだ側が試練カードを引き、カードに書かれた内容(逆上がりやリフティングなど)を実行しないといけなルールがある。自分の手牌に「大佐牌」暗刻が揃うと、大佐パーツを装着するシステムになっており、ヅラ、ヒゲ、右耳、左耳、カラスの全てのパーツが揃うと大佐変身となる。大佐ドンジャラの牌の設定資料は単行本7集に収録されている。

団地ワールドカップ

4年に一度、枝島団地の子供達によって開催されるイベント。サッカーワールドカップと冬季オリンピックが重なる年に、子供達が競技熱に浮かされてやり始めたのが起源とされる。内容は、「射撃」「サイクリング」「ダウンヒル」を2人1組で行う複合競技。予選を射撃とサイクリングで行い、最高タイム出した1組がダウンヒルで記録を目指すというもの。第3回大会は、近年の宅地造成で団地周辺の地形が大幅に変わってしまった為に、大会の開催は不可能と思われたが、ともお達のアイディアとチームワークで乗り切り、団地ワールドカップの新時代の幕開けとなった。なお、記録保持者は第1回大会出場の青戸秀美であるが、ともお&吉本ペアの記録が作中では判明していない為に暫定となる。

予選 第一種目 「射撃」
「三又の木の真ん中の枝に石を命中させる」第3回からは間に駐車場ができていたのでフェンス越しに狙うようになった。
予選 第二種目 「サイクリング」
「ペアの片方の選手が相方の足を持ち、もう一方の選手は手を使い前進。中間地点の駄菓子屋で糖分を補給し折り返す。」第3回開催時は中間地点の駄菓子屋が無くなっていたので、同じ場所にあるコンビニのたにしマートへ変更。
メイン競技 「ダウンヒル」
「団地のはずれの広大な芝生の斜面をすべり落ちる」第3回の開催時は芝生が宅地造成され住宅地になっていた為、端の空いたスペースを利用して強行開催。しかし、デコボコ道、通過スペースギリギリのエリア、ジャンプ地点、途中塀を迂回するなど、難易度は飛躍的に向上した。
第1回大会代表選手
  • 青戸 秀美
  • (パートナーは不明)
第2回大会代表選手
  • 木下 君子
  • 真木 ゆり
第3回大会代表選手
  • 木下 友夫
  • 吉本 雅人

作中に出てくる漫画

  • スポーツ大佐
  • はとバスさん
  • ぶつぎり君
  • 魔法少女忠臣蔵
  • 魔法少女フラワー
  • 少女モモンガ