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坂道のアポロン/小玉ユキ
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著者: 小玉ユキ
巻数: 9巻
最新刊『坂道のアポロン 9』
twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)
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pinkcatfl_yc RT @lmaga_jp: 小玉ユキの人気コミックを、知念侑李(Hey! Say! JUMP)、中川大志、小松菜奈の共演で実写映画化した『坂道のアポロン』。その大阪舞台挨拶が11日におこなわれ、知念と中川、そして、三木孝浩監督が登壇した。 #知念侑李 #坂道のアポロン
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riA0825 昨夜甘酢っぺえ少女漫画の話で咄嗟に出せたのがライン漫画だったから坂道のアポロンだしたけど、学生からはじまるからってだけでにあほも要素がとても強い良作だったので正解かわからない。個人的には大正解(すき
『坂道のアポロン』(さかみちのアポロン)は、小玉ユキによる日本の漫画作品。
『月刊flowers』(小学館)にて、2007年11月号から連載されている。単行本は2010年6月現在既刊6巻。作者にとって、1巻を超える長さの連載作品は初めてである。
「このマンガがすごい! 2009」オンナ編で1位を獲得し、注目を浴びる。
作者の産休の為、2010年5月号から7月号まで休載。
あらすじ
1966年初夏、船乗りの父親の仕事の都合で、横須賀から長崎県の田舎町へ転校してきた一人のナイーブな少年・薫。
転校初日、バンカラな男・千太郎との出会いのおかげで、薫の高校生活は思わぬ方向へ変化していく。
更に、薫は千太郎の幼なじみ・律子に、律子は千太郎に、千太郎は上級生の百合香にと、それぞれの恋の行方も複雑になっていく。
登場人物
- 西見 薫(にしみ かおる)
- 船乗りの父親の仕事の都合で、幼い頃から何度も転校を繰り返してきた。ある時から、ストレスで吐く癖がついてしまう。伯父の家に居候しているが、年下のいとこと伯母に嫌味を言われる日々を送っており、窮屈な思いをしている。
- 律子の無垢な笑顔に癒され、恋に落ちる。千太郎からは、ボンと呼ばれる。
- 小学生の頃から、ピアノを弾いていた。クラシックしか弾いたことがなかったが、千太郎に挑発され、ジャズに挑むようになる。
- 川渕 千太郎(かわぶち せんたろう)
- 大柄で野蛮な少年。学校中から、札付きのワルとして恐れられている。クリスチャン。首に母親の形見のロザリオを下げている。律子とは幼なじみ。日本とアメリカのハーフだが、日本人の母親は千太郎を残して姿を消し、叔父夫婦に引き取られた。妹と弟(叔父の子)が2人ずつおり、面倒見もよくとても慕われている。百合香のことを好きになる。
- ジャズのドラム担当。
- 迎 律子(むかえ りつこ)
- 薫のクラスのクラス委員。そばかす顔の純粋な女の子。クリスチャン。家はレコード店。千太郎のことが好き。
- 深堀 百合香(ふかほり ゆりか)
- 同じ高校の上級生。美人。薫・千太郎・律子が3人で遊びに行った時、不良に絡まれているところを千太郎に助けられる。淳一のことが好き。
- 淳一(じゅんいち)
- 律子の隣人で、家は「しらゆり」というケーキ店。東京の大学に通っている。トランペット奏者。
- 丸尾(まるお)
- 薫たちのクラスメイト。メガネをかけた小太りの、人の良さそうな少年。無線部に入っており、趣味はQSLカード集め。薫を無線部に勧誘するがあっさり断られる。兄がベンチャーズのファンで、その影響で実はギターの腕前もなかなか。
- 松岡 星児(まつおか せいじ)
- 2年に進級し、千太郎と同じクラスになった。歌を歌うのが好きで、将来は上京してスターになり、兄弟や両親を楽させるのが夢で、そのために方言を使わないように心がけている。千太郎をロックバンドに誘う。
- 小夜子(さよこ)
- 薫の母親。農村の出で、読み書きができなかったことを西見家の恥さらしだと罵られ、家を出た。
オリジナルサウンドトラック
作中に登場した楽曲などを収録したオリジナルサウンドトラックが、2009年9月16日、EMIミュージック・ジャパンより発売される。
収録曲
- モーニン (アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ)
- ブローイン・ザ・ブルース・アウェイホレス・シルヴァー
- いつか王子様が (quasimode)
- チュニジアの夜 (アート・ブレイキー)
- バット・ノット・フォー・ミー (チェット・ベイカー)
- アス・スリー (ホレス・パーラン)
- ラヴ・フォー・セール (キャノンボール・アダレイ)
- イージー・トゥ・ラヴ (サラ・ヴォーン)
- マイ・フェイヴァリット・シングス (quasimode)
- バグス・グルーヴ (ミルト・ジャクソン)
- ブルー・トレイン (ジョン・コルトレーン)
- マイ・ファニー・ヴァレンタイン (ビル・エヴァンス&ジム・ホール)
収録作品
- 種男(タネオ)
- 『凛花』(小学館)第3号掲載、第1巻収録
- 多忙な日々が続き、正に枯れかけ寸前のOL・志田。ある朝目覚めると、部屋に知らない男がいた。水しか飲まないその男を、種男と名付ける。何も話さない種男だが、志田の生活は次第に潤っていく。
- インターチェンジ
- 『凛花』第4号掲載、第2巻収録
- 高速道路の出口のループを10周すると、忘れたいことをきれいに忘れることができる。少しの間だけ付き合っていた彼に教えてもらったこのおまじない。その彼の訃報を聞き、溢れ出てくる想い出を止めようと晴子はループするが……。
- バグズコンチェルト
- 『凛花』第5号掲載、第3巻収録
- 友達との電話中、突然耳の中に小さな虫が入ってしまう。気持ち悪い、早く出したいと思うが、虫は「愛しのオカベ様に告白したい」と言ってきて……。
- エレベーター・チャイルド
- 『凛花』第6号掲載、第4巻収録
- エレベーターガールの仕事中、腰の曲がった老人が乗ってくる。上昇していくと同時に男性は若返っていき、どこか見覚えのある少年へと変わっていく。少年の正体は……。
- 天井娘
- 『凛花』第7号掲載、第5巻収録
- マンションの階下から響く不快な音。下の階には確かこぎれいな女性が住んでいたはず。下のベランダにバスタオルを落としてしまった男は、仕方なく女性を訪ね、ついでに文句を言おうとすると、女性が天井から逆さまにくっついていた……。
書誌情報
小玉ユキ 『坂道のアポロン』 《小学館・フラワーコミックスα》 既刊6巻(2010年6月時点)
- 2008年4月25日発売、ISBN 978-4-09-131670-7、表紙:西見薫
- 2008年10月10日発売、ISBN 978-4-09-132174-9、表紙:川渕千太郎
- 2009年3月10日発売、ISBN 978-4-09-132268-5、表紙:迎律子
- 2009年8月10日発売、ISBN 978-4-09-132626-3、表紙:深堀百合香
- 2010年1月8日発売、ISBN 978-4-09-133019-2、表紙:淳一
- 2010年6月10日発売、ISBN 978-4-09-133198-4、表紙:西見薫
外部リンク