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堀さんと宮村くん/HERO

共有

著者: HERO
巻数: 全10巻

HEROの新刊
堀さんと宮村くんの新刊

最新刊『堀さんと宮村くん 10



twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)

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堀さんと宮村くん』(ほりさんとみやむらくん)は、HEROによる日本のウェブコミック。略称は「堀宮(ほりみや)」。同作品を元にした漫画作品『ホリミヤ』もこちらに記す。

概要

HEROが2007年2月からウェブサイト「読解アヘン」で公開している学園もののウェブコミック。「色々な友情・恋愛の形が許せる方推奨」とされ、同性に思いを寄せるキャラクターなども登場するが、基本的には高校生の日常を描いたものである。本編は終了し、現在は「おまけ」という形で不定期に連載が続いている。鉛筆書きで、4コマ漫画が縦に伸びたような形をとっている。また、2008年にはスクウェア・エニックスから単行本が出版されている。書籍化されたものはフルカラーで、描き下ろしも収録されている。本編140話分の刊行は全10巻で完結しており、現在は「おまけ」の自選集である「堀さんと宮村くん おまけ」が刊行中。

同出版社刊『月刊Gファンタジー』の2011年11月号から構成を新たに作画は萩原ダイスケで『ホリミヤ』として連載されている。

また、前述のウェブサイトで作者自身によって『堀さんと宮村くん』のパロディ『宮増君と道玄坂さん』が不定期に連載されている。

2008年度内まで『堀さんと宮村くん』の性転換パロディ『堀くんと宮村さん』が掲載されていた。その後、そのページと漫画は削除されたが、2009年のエイプリルフール企画で再び主要人物たちの性転換絵が描き下ろされ、そちらは現在も閲覧できる。

2012年4月、読解アヘン内で『堀さんと宮村くん』のOVA制作進行中を発表。詳細は後述。

あらすじ

片桐高校に通う堀京子は、派手な外見とは裏腹に成績優秀で、家事をこなし弟の面倒も見る家庭的な高校生。ある日、ケガをした弟、創太を見知らぬピアス男が送り届けに来た。その正体は同じクラスにいる陰気なはずの男子、宮村伊澄。彼の学校との別人ぶりに驚く反面、家での顔を見られた堀は動揺するが、人見知りする創太が懐いたことがきっかけで、宮村は頻繁に堀家を訪ねるようになる。

登場人物

太文字部(名前、キャッチコピー、誕生日、身長、在籍クラス)は、サイト内「人物紹介」のデータなどから引用。

片桐高校

堀 京子(ほり きょうこ) “家庭的ドS” 3月25日生 163センチメートル 3年1組在籍
両親が共働きの家で家事をこなし、遊ぶ時間が少ないことを嘆く普通の女子高生。学校では成績優秀で快活な人気者。宮村については名字とおおまかな外見しか知らなかったが、彼の飾らない人柄に次第に好意を抱いていく。機械音痴で流行に疎く、創太の影響でアニメソングを歌いこなす一方、ホラー映画やスプラッター映画が好きで、宮村や家族らが付き合わされることもしばしば。シチューは匂いから嫌いだが、宮村のために作ることもある。谷間ができないほど胸が小さいことを非常に気にしている。
基本的に強気でやや横暴なところもある一方で不器用な一面も。
力が強く、爪切りや耳掃除、肩叩きなどは「打撃系」「粉砕系」と分類され、家族や友人に恐れられるほど。その力を積極的に振るうことも多いが、宮村のふとした出来心から、滅多にない彼からの暴力的な振る舞いを期待するようになる。仙石とは幼稚園からの幼馴染で、家族ぐるみの付き合いがある。卒業後は髪を切りギャルを止め、結婚後もそのままショートカットで過ごしている。
絵や工作はお世辞にも上手いとは言えず、出来上がるのは不気味か微妙なものばかり。手作りのストラップを見ただけの谷原を失神させる威力を持つ。
たまに石川の夢に猫として登場することがある。髪は茶色。
宮村 伊澄(みやむら いずみ) “天然無神経” 4月17日生 169センチメートル 3年1組在籍
目立ちたくないという理由で、学校では地味に振る舞う眼鏡男子。堀との出会いをきっかけに変わり始める。創太が懐いたことで堀家に出入りするようになり、ある時期からは合鍵も持たされている。学校外では耳や口にピアスを付けて出歩いているため、同級生にも気づかれない。周囲には理解しがたい衝動から体に大きな刺青を入れており、その発覚を避けるために学校では夏でも長袖姿。
堀の夏カゼを見舞った際、唐突に告白して堀を戸惑わせる。付き合い始めてからは見た目にも大きな変化を見せ、周囲を驚かせた。髪を切ったのを境に、入学以来かけていた伊達眼鏡をやめている。堀曰く「そこそこかっこいい」。
基本的に温厚で少し鈍感、時には無遠慮な発言を平気でする。中学時代から付き合いのある進藤に対しては苛烈な面を露わにし、強烈な毒舌を振るう。しかし本心では大切な友人と思っているようだ。また堀に好意を抱く沢田に対しても同様。両親が営むケーキ屋の手伝いとして店頭に立つことがあり、「初期村」の時期に雑誌の洋菓子店紹介で素顔が載ってしまったことも。成績はさほど良くないが、保健体育だけは常に満点で不動の学年1位。トマトの皮と納豆とキャラメル味のものが嫌い。北海道に親戚がいる。髪は黒色。石川の夢に猫「ミャムラ」として最初に登場し、夢の中で石川を振り回す。
作者は、伊達眼鏡をして髪が長かった頃の宮村を「初期村」、髪を切ってからの宮村を「今村」と区別している。中学生時代の宮村を「中村」と称することもある。
非童貞らしい。
石川 透(いしかわ とおる) “罪無き不幸者” 10月1日生 174センチメートル 3年1組在籍
堀や宮村のクラスメート。堀に惹かれており、それなりに仲も良い。堀と親しくなる宮村の存在を気にしながら、堀に告白するも振られてしまう。宮村にとってはクラスで最初の男友達であり、彼の刺青を知る数少ない人物。ふとしたことで河野との交流が始まるが、柳の登場をきっかけに吉川と「付き合っていることになる」。以降、吉川に特別な感情を寄せ始める一方、堀や河野に対しての気持ちも整理できておらず、幼馴染の井浦には「乗りかえ男」と揶揄される。
協調性が高く、友人を相手に保父のような立場に立つこともあり、親戚の子供たちにも慕われている様子。外周を塀で囲まれた裕福な家の一人っ子だが、感覚はごく庶民的。家政婦の矢代には頭が上がらない。高所が苦手で、マンションの8階に住む宮村を訪ねるのも一苦労。
宮村を始め、仙石や堀らが「猫」として登場するという謎の夢を見ることが多く、それが原因で友人に妙な言葉掛けをしては混乱させる。髪の色から「紫」と呼ばれることもある。
吉川 由紀(よしかわ ゆき) “はっきりしない女” 7月22日生 161センチメートル 3年1組在籍
堀や宮村のクラスメート。堀や石川と仲が良く、宮村ともすぐに打ち解ける。堀と宮村の関係が周知でなかった頃に、堀家に出入りしていた宮村と出くわし、宮村の機転で「堀のいとこ」と勘違いしたまま憧れていた時期がある。柳から告白された際には石川が恋人であるということにして断っており、現在も「付き合っていることになっている」が、石川に対しては複雑な感情を抱いている。煮え切らない態度から、井浦には「あいまい女」と呼ばれた。唯一メガドライブを持っている石川の家で遊ばせてもらうことがよくある。
お菓子作りを宮村に教わるも、作ったプリンやケーキなどの出来は悪く、友人には敬遠されている彼女の作ったものに、ガラスの破片が入り混じっているときがある。。美紀という美大生の姉がいる。「高級食材」を受けつけない庶民派であり、寿司で例えると美紀曰く、柳が「ウニ」で吉川は「アサリ」らしい。石川の夢にネズミの「ゆきっちゅ」として登場し、あらゆるものをかじっては石川にたしなめられる。髪はクリーム色(金色)。
仙石 翔(せんごく かける) “ベストオブチキン” 5月9日生 170センチメートル 3年3組在籍
片桐高校の生徒会長。強がっているが小心者で、幼い頃から堀には歯が立たない。ほとんどの科目で学年トップを取る成績優秀者だが、保健体育ばかりは宮村に及ばず、全教科1位の栄冠を逃し続けている。登場時は会長という立場もあってか、堀に対して強気の姿勢を見せていたが、宮村らと交流を深めるにつれてメッキが剥がれていくことに。
痩せた体型を気にしており、同じく痩せ型の宮村とは妙な結束がある。重ね着をして体型をごまかしているため、夏でもシャツ一枚になれない。水泳の授業では水着になることを拒むあまり、宮村とともに安田に直談判して見学するほど(本人曰く「水着になるくらいなら公開ギロチンのが まだいい」)。体力不足ゆえに体育での動きは緩慢。仲間内では最もかわいらしいメールを打つ。そのほか動物をさん付けで呼ぶなど可愛らしい一面も。たまにオネエ言葉になる。
高校1年生の時に綾崎と付き合い始め、河野とも親しい。トンボ以外の虫が嫌いで、虫好きの綾崎の家にはあまり行かない。彼女と喧嘩した時には泣きながら「ガリガリチキン」と罵られ傷ついている。厳格な父には綾崎との関係を話せていなかったが、卒業後に交際していることを伝えた。
柳とは当初ぎくしゃくしていたが、打ち解けて以降、彼のことになると平常心を失う。柳に対して積極的な綾崎を羨ましがってはいるが、仙石の態度も傍から見れば十分に過剰かつ過保護。自室にロフトがあり、宮村たちがよく泊まりに来る。見た目は父似で、声は母似。宮村に次いで石川の夢に登場し、「にゃんごく」と命名される。髪は赤色。
綾崎 レミ(あやさき レミ) “恋の蟲” 6月6日生 158センチメートル 3年5組在籍
片桐高校の生徒会役員。河野とは中学校からの付き合い(綾崎から声をかけたのが始まり)。可愛らしい顔立ちで男子に人気だが、そういった声には淡泊。向上心はあるものの要領が悪く、生徒会での作業をはじめ、勉強や調理実習も苦手。しかしパソコンの操作は出来るようだ。虫が好きで、リアル昆虫シールを集めたり昆虫雑誌を購入したりしているが、トンボだけは触れない。
意外にも読書家で、仙石と親しくなったのも本がきっかけ。交際前に仙石が彼女のツインテールを褒めたことから、髪型はずっとそのまま(喧嘩した際は髪型が色々変化していた)。仙石ともども柳に対して積極的で、柳に要らぬ心労を与えることも。あだ名を付けるのが好き。髪はピンク色。
河野 桜(こうの さくら) “咲き誇る花” 1月20日生 163センチメートル 3年5組在籍
片桐高校の生徒会役員。仙石や綾崎と仲が良く、一緒にいることが多い。三人組の中では一番しっかりしており、仙石の小心ぶりを叱咤する。控えめで、何かと騒がしい面々を見守ることが多く、自分が巻き込まれると話についていけなくなることも。苦労人であるが他人思いで思慮深い。
石川に好意を抱き告白もするが、石川と吉川らとの関係を考えて感情を抑えていた。料理が上手で、桜色のクッキーを焼いて石川らに渡すことがある反面、仙石や綾崎の壊滅的な調理技術のせいで、調理実習では孤軍奮闘することになる。胸が大きく、堀に無茶な嫉妬をされては困惑する。椎名林檎が好き。髪は緑色。
井浦 秀(いうら しゅう) “彼に聞いてみよう” 2月7日生 172センチメートル 3年2組在籍
堀らの同級生。石川と幼い頃から仲が良く、小学校や中学校も同じ。明るく天真爛漫で持ち前の活発さで盛り上げ役に徹することが多いが、「うるさい」と突き放されたり、無視同然の一方通行になることも多い。どうやらこの活発さは大人数なほど活かされるらしく、仙石と二人きりの際は大人しかった。井浦曰く「自分に似た」彼女と別れてからというもの、そういった話題についていけないことを常に気にしている。家ではもの静かで、基子という3つ年下の妹がいる。
読者からの人気は高くサイト内での人気投票で1位となる。
オマケ内などで、登場人物に質問などをするナビゲーターを務めていたことがある一方、本編でも基子の高校受験を見守るエピソードが語られている。髪の色から「緑」と呼ばれたり、自分で「緑」と称することもある。昔の話は好きではない。北原に好意を抱かれるという悩みを抱え、さらには基子の勘違いで「仙石さん(実は綾崎)」のことが好きだと思われている(基子の勘違いに秀は気が付いている節がある)「堀さんと宮村くん」オマケ235話「緑」での発言より。
シスコンで、基子に対して過保護な面も見せる。
鳴き声は「うらー」。
柳 明音(やなぎ あかね) “高級食材” 12月28日生 168センチメートル 3年6組在籍
吉川に告白した堀らの同級生。男子の中ではとりわけ顔立ちが良く、吉川らに「高級食材」と称されている。一人で本を読んでいることなどが多く、堀らのグループと関わるまでは交友関係も少なかった。吉川の姉とも交流がある。別人格と言えるほど寝起きが悪く、朝に自分で荒らした部屋を見てポルターガイスト現象を疑うほど(本人には朝の記憶がない)。
仙石と綾崎に特殊な好意を抱かれており、奇妙な三角関係に一人で気疲れすることもしばしば。女子のツボを色々と押さえており、綾崎や堀らにはからかい交じりに親しまれている。仙石と仲良くしたいと思っているが、お互いに距離感は微妙。基本敬語で話す。視力が悪くコンタクトレンズを常用し、裸眼だと吉川以外の顔の区別がつかない。石川の夢に猫として登場し、慣れた様子の石川に「やにゃぎ」と命名された。髪はピンク色(幼少期は黒色で、徐々にピンク色の部分が拡大した。今も後ろ髪の一部は黒い。両親の髪は完全にピンク色だが、母方の祖父が明音と同様の髪らしく、隔世遺伝によるものらしい)。
渡部 一郎(わたべ いちろう) “君のためなら” 9月4日生 170センチメートル 3年1組在籍
堀や宮村のクラスメート。本人曰く宮村に「異常な興味」を抱いており、ストーカーのごとく携帯電話やデジカメで盗撮を繰り返している。そのコレクションは堀も驚愕するほどで、遂にはプールで宮村を撮影するためだけに防水カメラを購入した(石川曰く「お前マジギリギリだぞ」)。宮村の上履きがなくなり、盗難を疑われた際には、すぐに隣のクラスの下駄箱に紛れ込んでいたものを見つけ、「だって宮村くんの所持品だよ?」と不可解な発言をしている。宮村のことが関わらなければいたって普通の男子だが、周囲はかえって戸惑う。運動は苦手。石川や井浦と同じ中学校だった。髪は茶色。
溝内 大樹(みぞうち たいき) “俺のブレザー…” 8月24日生 176センチメートル 3年1組在籍
堀や宮村のクラスメート。堀に好意を抱いているが、宮村が堀と親しいことを知り、宮村を嫌うようになる。当の宮村は仲良くしたい様子。登場回数は少ない。口下手で、まぶたは一重。髪は水色。
沢田 ほのか(さわだ ほのか) “性別は関係ない” 12月31日生 150センチメートル 2年5組在籍
片桐高校の女子生徒で、学年は堀らの1つ下。堀に好意を抱き、堀家にもたびたび訪れているため、宮村が敵視する存在(宮村曰く「堀家にいらない子」)。小さい子が苦手で、創太とはうまく接することができない。宮村と同じマンションの隣室に住んでいるため、ベランダ伝いに宮村の部屋に入り込んでくることがある。同級生からいじめられているらしい。男性が苦手だが、死んだ兄(明則)を髣髴とさせるためか宮村は平気。宮村も何だかんだと面倒を見ており、彼を通じて柳、石川、仙石なども平気になったが、井浦は基本的に苦手。髪は黒色。
早乙女 義郎(さおとめ よしろう)
茶道部の男子。宮村とメル友。「早乙女」という名前から、宮村の携帯を見た堀に女子と勘違いされた。坊主頭で眼鏡をかけている。
上岡(かみおか)
仙石が高校1年生の時のクラスメート。綾崎のことが好きだった。髪は黒色。
吉川(よしかわ)
野球部の男子。安田が由紀を指して「吉川」と言ったのを、中峰はこちらの吉川のことだと勘違いした。髪は黒色。
北見(きたみ) 3年1組在籍
堀や宮村のクラスメート。髪は薄い赤色。
速水(はやみ) 3年4組在籍
堀らの同級生。部活のマネージャーと付き合っているらしい。髪は薄い茶色。
須田(すだ) 3年2組在籍
井浦のクラスメート。下駄箱が井浦の真下。割と女子にもてるらしい。髪は黒色。
田中(たなか)
堀らの同級生。石川や井浦と同じ中学校だった。髪は黒色。
安田 真(やすだ しん) “セクハラ教師”“生徒が恋人”
片桐高校の英語教師。女子高生と貧乳好きであり、事あるごとに仙石に綾崎と別れるよう迫ったり、堀や吉川に手を出そうとする。「綾崎の顔と堀の胸がくっついたら最強」と発言しているため、特に仙石や寺島には敵視されている。授業の進め方は上手らしく、イケメンで女子からの人気は高いが、男子にもよく絡まれる。オマケ内で高校生として登場し、当時まだ幼かった宮村と綾崎を助けるシーンもあった。当時を振り返った宮村は、安田だということを知らずに「相手が高校生だったからかもしれないけどやたらかっこよく見えた」と語っている。このときはまじめで、英語が得意だった。髪は濃い赤色。
『浅尾さんと倉田くん』にも登場している。
寺島 玲子(てらじま れいこ) “思い込み化学反応”
片桐高校の化学教師で、堀らのクラスの学級担任。真面目だが、時にネガティブな思い込みに走ることがある。女子生徒に手を出しそうな安田を敵視し、時には完全な言いがかりをつけることも。タバコを吸おうとした安田のライターをいつの間にか取り上げ、中身を空にするという荒ワザを披露したことがある。髪はこげ茶色。
中峰 一也(なかみね かずや) “鍵行方不明”
片桐高校の物理教師。校内の鍵を管理している。常に白衣を着ており、たくさんの鍵をそのポケットに入れているはずなのだが、鍵は行方不明になることが多い。大らかでのんびりとした人柄だが、人付き合いはあまり得意ではなく、生徒や他の教師と接することは少ない。作中では吉川との小話から、生徒に対しても丁寧な姿勢が見受けられた。安田のことをすごく友達だと思っている。尚、同じ高校だったにも関わらずお互いのことを覚えていない(接点はあった)。体育教師の笹木とは同級生だった。ネコが好きだがアパート暮らしなので飼うことが出来はい。髪は黄緑色。
笹木 正宗(ささき まさむね)
片桐高校の体育教師。厳しいが、優しく熱い一面もある。物理教師の中峰とは同級生だった。髪はこげ茶色。
坂井(さかい)
片桐高校の英語教師。髪は灰色。

その他の登場人物

進藤 晃一(しんどう こういち) “飴男爵” 4月2日生 173センチメートル
地域でも有名な八阪高校(通称パチコー)の生徒。宮村や谷原とは中学時代の同級生。喫煙などが原因で留年したため、現在では学年が1つ異なるが、学力は優秀。中学時代に話しかけて以来、周囲に無視されていた宮村に構うようになり、親友を自負しているが、宮村からは邪険に扱われている。
作中では登場して間もなく一条との交際を宮村に報告するが、自らの留年などにより一条の両親からは快く思われていない。堀に告白してもなお迷う宮村を叱咤し、背中を押した。非常に活発な性格で、早朝に宮村家に来ることも多い。チーズが嫌いだが、宮村や一条にチーズ克服を課題とされ、チーズケーキなどを食べさせられそうになることもある。テトリスが好き。髪はオレンジ色。
一条 千佳(いちじょう ちか) “成績だけ優秀”“残念グルメ” 9月26日生 154センチメートル
交際を申し込まれて即OKしたという進藤の彼女。八阪の生徒で進藤とは同い歳だが、学年は留年した進藤より1つ上。進藤と同様、成績はいいが少しずれているところがある。お笑い番組に突っ込んだ拍子に進藤の指を折ったことがあり、彼にとってお笑いは古傷。味覚がずれているのか鈍いのか、平気な顔をしてチョコとごはんを交互に食べる。コーラはには抹茶を混ぜる派らしい。宮村とはよくメールするようで、進藤にしてみれば不本意な情報を教え込まれている様子。本編の終盤では、進藤に対する信頼を垣間見せている。髪は黒色。
谷原 マキオ(たにはら マキオ) “ネガティブ妄想” 4月16日生 168センチメートル
樫高の生徒。宮村や進藤とは中学時代の同級生。中学時代から宮村を無視するなどしていじめていたが、そのことに対する負い目もどこかで感じていた。後に宮村からの歩み寄りで、ぎこちないながらも交友を深めるようになる。ヨウジという1つ年上の兄がおり、家には「きーこ」というメスの猫がいる。以前の調子で宮村に絡んだ際、一緒にいた初対面の堀を怒らせて痛い目に遭っており、堀を恐れて丁寧語を使う。オマケ内では宮村や進藤といる機会も増えるが、彼らの不審な挙動は悩みどころ。マクドナルドで待ち番号が5番だと、なぜか必ず待たされる。「マッキー」や「たけのこ」などのあだ名がある。髪は青色。
井浦 基子(いうら もとこ) “可能性の卵” 5月14日生 150センチメートル
秀の妹。受験生で、第一希望であった東高校に落ち、最終的に兄と同じ片桐高校に合格。成績は、彼女の勉強を見た堀も感心するほど。大人しく、友達は少ない。家で静かな兄を「暗いタイプ」だと思っている。思春期ゆえか兄との距離は微妙だが、ブラコンであるため頼るような素振りも多い。兄妹共に母親似。好意を抱く北原が来訪した際、兄に対して何かが開けてしまった彼との接し方に悩むようになってしまう。複雑な状況の中、北原に対する好意以上に危惧を覚えている様子で、北原に兄を諦めさせようと「仙石さん(実際には綾崎)」と兄をくっつけようとしている。高校に入ってから髪を伸ばし、ポニーテールにしている。セーターは兄譲り。髪は緑色。
堀 創太(ほり そうた) “空耳児童”“危機感皆無”
京子の弟。初対面の宮村に不思議となつき、宮村が堀家に溶け込む上での大きな要因となる。
宮村を「お兄ちゃん」と呼んで慕い、家族が課題の作文で「お兄ちゃん」について書き上げ、両親と姉を落ち込ませるほど。見知った相手には物怖じしない一方、宮村と姉が親しくなっていく中で、自分の立ち位置に不安を覚えたこともある。
有菜とは幼稚園からの付き合いで、高校生になったオマケ内でお互いの気持ちを確かめ合う。制服のネクタイとジャージは宮村のおさがり。宮村に影響されてか性格が似てきており、有菜や吉川に宮村を髣髴とさせた。髪は灰色。
奥山 有菜(おくやま ゆうな) “精神年齢上昇中”“オクヤマルガリータ”
創太の幼馴染。創太を通じた高校生との付き合いが起因するのか、非常に大人びた性格。京子の性格に影響され、京子を「お姉ちゃん」と呼ぶ。創太に好意を抱いており、高校生になったオマケ内でお互いの気持ちを確かめ合った。制服のリボンとジャージは堀のおさがり。京平を見て、幼い頃の創太の面影と重ねたことがある。堀の作ったストラップ(マルガリータ)を気に入っている。宮村より谷原になついていた。髪は薄い赤色。
堀 京介(ほり きょうすけ) “まだ居たの?”
京子と創太の父。一時期別居していたが、戻ってきて以来よく家にいる。家族からは「いつまでいるの」と煙たがられることが多い。髪は灰色で、目が隠れるくらいに長く伸ばしている。ヘビースモーカーで、初登場時も紫煙とともに現れた。性格は適当で、ユーモアがある。京子と宮村が結婚する前から宮村を「息子」と呼ぶことがあったため、石川らには宮村の実父だと誤解されている。何の仕事をしているかは宮村らもよく知らない。仙石の父とは昔から交流があり、仙石父子には苦手意識を与えている。百合子とは高校の先輩後輩で、京介の卒業を待って結婚した。
堀 百合子(ほり ゆりこ) “棘のある人”
京子と創太の母。旧姓は小柳。京介と同じ高校の先輩にあたる。元生徒会役員で、武とは顔馴染み。棘のある発言をすることがあり、涼しい顔をして夫の扱いはぞんざい。髪は茶色。
仙石 武(せんごく たける) “チキンの父”“威厳とは…”
翔の父。元生徒会長で、百合子とは同級生。京介は後輩に当たる。高校時代から京介らと交流があり(武は嫌々ながら)、家族ぐるみでの付き合いが続いている。堀家に対してはトラウマのようなものがあり、息子の翔には小さい頃から気をつけろと言い聞かせていた。独特のイントネーションを持つ様子。髪は赤色。
仙石 こずえ(せんごく こずえ) “今は主婦”
翔の母。旧姓は緒方。昔は「盗んだバイクで走り出す程度」の不良だったらしく、彼女の過去を知っているのは作中でも武のみ。息子には知られまいとしているものの、オマケでは発覚しそうな危機が何度か訪れている。翔の髪を切るのが好きだが、髪を切りすぎたり、耳を切ったりするために嫌がられている。髪は濃い赤色。
宮村 直澄(みやむら なおずみ) “ツッコミリーダー”“約束の指輪”
伊澄の父。小学生時代に参加した児童合宿で班のリーダーを務め、自由奔放なメンバー(実は本編の親世代)に苦労した。伊織とは別々の高校だったが、少なからず交流はあった様子。伊澄が器用なのは父譲り。自らが営むケーキ屋に妻の名前を付けている。髪はこげ茶色の天然パーマ。
宮村 伊織(みやむら いおり) “幸せの四葉”
伊澄の母。旧姓は高野。ケーキ屋「伊織」を営んでいる。伊澄を「いっくん」と呼び、幼い息子の奇行には手を焼いていた。宮村家に頻繁に出入りする進藤を「礼儀正しい友達」と見ており、心証は良い模様。昔は不器用ながらビーズ手芸が趣味だったが、今では息子の方が上手。髪は黒色。
吉川 美紀(よしかわ みき) “就職活動中”“絶賛就活中”
由紀の姉で美大生。柳とも交流があり、ひょんな場所で出会っては姉弟のように接する。髪はクリーム色(金色)。
北原 葵(きたはら あおい) “憧れの日本刀”
基子の同級生。基子の家を訪れた時に模造刀を構える秀を見て、何かに目覚めてしまった。以来、何かと理由をつけては秀に会おうとしており、基子に危機感を与えている。髪はピンク色。
谷原 ヨウジ(たにはら ヨウジ) “お節介短気”
マキオの兄。自称「フリーター」、マキオ曰く「ニート」。宮村が谷原家を訪ねた際、ついてきた堀のことを「宮村さん」と勘違いし、弟との仲を応援している。兄弟とも牛乳が好き。髪は青色。
矢代 加世(やしろ かよ) “石川家の番人” 176センチメートル
石川家の家政婦。石川が家に吉川を連れてきた時に過度のお節介を焼くなど、石川にとっては頭の上がらない相手。身長は今も少しずつ伸びている。髪はこげ茶色。
沢田 明則(さわだ あきのり)
ほのかの兄。ほのかが高校1年生の年に事故で亡くなっている。片桐高校とは違う学校に通っていた。朝が早い人だったらしく、宮村も挨拶された場面を覚えていた。髪は黒色。
泉 圭吾(いずみ けいご)
創太の小学校からの友達。高校生になったオマケ内では彼女がいる。髪は赤色。
瀬野(せの)
創太の小学校からの友達。髪はクリーム色(金色)。
飯島 光(いいじま ひかる)
谷原の友達。髪はピンク色。最近彼女ができたらしい。
宮村 京平(みやむら きょうへい)
本編最終回から登場する伊澄と京子の息子。年齢は7歳。家にいる時の父と母の言動(お互いに苗字の「堀さん」「宮村」で呼び合うことなど)を疑問に思っている。年齢や創太の高校入学などの背景から考えると、伊澄と京子が20歳から22歳の時に生まれたことになる。しずるとは仲よし。外見は母似で髪は茶色く、街中で出会った石川には「堀」と呼ばれた。
仙石 しずる(せんごく しずる)
本編最終回から登場する翔とレミの娘。小学校では京平と同じクラス。翔と同様に気が弱いのか、クラスの男子からはちょっかいを出されている。京平とは仲良し。宮村家と堀家が混在する京平の家族構成がいまひとつ分からないでいる。髪は父譲りの赤色。
秋津(あきつ)
基子のクラスメート。北原のことが好きなようで、基子をライバル視するが、既に複雑な状況に陥っていた基子からはかえって北原との仲を力の限りに応援され、友達になる。髪はオレンジ色。
山下(やました)
直澄の高校時代のクラスメート。髪はピンク色。
丸川(まるかわ)
石川や井浦の中学校の音楽教師。独身。石川や井浦が高校2年生の年に退職したらしい。髪は赤紫色。
和田(わだ)
石川や井浦の中学校の数学教師。息子がいる。髪は黒色。

宮増君と道玄坂さん

HEROの知人が「堀さんと宮村くん」を間違って「宮増君と道玄坂さん」と覚えていたことから始まったパロディ作品。物語の舞台は昭和98年。『堀さんと宮村くん』とは違い、本編が白黒で描かれている。現在は更新停止中。

登場人物

和泉 常彦(いずみ つねひこ)
宮村伊澄のパロディキャラ。是彦の双子の弟。宮増堂でアルバイトをしており、そのときに咄嗟についた嘘から、涼子に「宮増」と呼ばれる。兄とは互いに、相手が自分を嫌っていると思い込んでいる。
和泉 是彦(いずみ これひこ)
初期の宮村(初期村)のパロディキャラ。常彦の双子の兄。機械をいじるのが好きで、湯浦とも仲がいい。夏でも長袖を着用している。弟に間違えられるのが嫌で髪を伸ばしていたが、暑さに耐えきれず23話で髪を切った。
涼子(りょうこ)
堀京子のパロディキャラ。本に走り書きした文字から、常彦たちに「道玄坂」と呼ばれる。歓楽街の側に実家の喫茶店があるが、歓楽街関係者と誤解されるのが嫌で隠している。料理が下手で、おっとりとした性格。
宮増堂店長(みやますどうてんちょう)
堀京介のパロディキャラ。古本屋「宮増堂」を営む。名前は不明。
咲(さき)
河野桜のパロディキャラ。涼子の友達で、少し気の強い性格。
西川(にしかわ)
石川透のパロディキャラ。佐竹やハルとよく一緒にいる。
佐竹(さたけ)
柳明音のパロディキャラ。眼帯をしている。彩に興味を持ち、何かと話しかける。後に真守との会話において、本作における「双子」の重要性を匂わせる。
ハル
吉川由紀のパロディキャラ。素行が悪い。
彩(あや)
綾崎レミのパロディキャラ。両親が離婚したことで遠い親戚である真守の家に引き取られた。カボチャが好物で虫は嫌い。当初は無表情で他者からの干渉を嫌っていたが、次第に表情豊かになっていく。
真守(まもる)
仙石翔のパロディキャラ。彩と同い歳だが、彩より生まれ月が早いので「兄」になった。なぜか学校には行かず、よく庭の花の世話をしている。
湯浦(ゆうら)
井浦秀のパロディキャラ。廃品回収をしており、物を直すのが得意。是彦とはよく顔を合わせ、真守とも面識がある様子。手品が上手い。常彦にはあまり好かれていない。
大内(おおうち)
進藤晃一のパロディキャラ。湯浦の助手をしており、同じ敷地に住んでいる。極度な他人嫌い。
鳴(なる)
中峰一也のパロディキャラ。笹とともに「双子」を探している。
笹(ささ)
安田真のパロディキャラ。鳴とともに「双子」を探している。
並木(なみき)
吉川美紀のパロディキャラ。常彦のクラスの学級担任。

書誌情報

  • 堀さんと宮村くん
    1. ISBN 978-4-7575-2419-4 2008年10月22日発売
    2. ISBN 978-4-7575-2495-8 2009年2月21日発売
    3. ISBN 978-4-7575-2609-9 2009年7月22日発売
    4. ISBN 978-4-7575-2724-9 2009年11月21日発売
    5. ISBN 978-4-7575-2797-3 2010年2月22日発売
    6. ISBN 978-4-7575-2875-8 2010年5月22日発売
    7. ISBN 978-4-7575-3025-6 2010年10月22日発売
    8. ISBN 978-4-7575-3121-5 2011年1月22日発売
    9. ISBN 978-4-7575-3198-7 2011年5月21日発売
    10. ISBN 978-4-7575-3440-7 2011年12月22日発売
  • 堀さんと宮村くん おまけ
    1. ISBN 978-4-7575-3670-8 2012年7月21日発売
  • ホリミヤ
    1. ISBN 978-4-7575-3543-5 2012年3月27日発売

OVA

2012年夏発売予定。夏目真悟はこれが初監督作品となる。販売形態はネット通販のみとなるコミックナタリー - 「堀さんと宮村くん」OVAは今夏発売、おまけ1巻も刊行。制作会社である「ウズ」はHEROが2012年現在所属しているグラフィックデザイン会社であり、本作は事実上のインディーズによる自主制作となる「ウズ」関係者のアカウント@Yamada_YMD_Taro

スタッフ

  • 監督 - 夏目真悟
  • 脚本 - 綾奈ゆにこ
  • キャラクターデザイン - 沓名健一
  • アニメーション制作 - フッズエンタテインメント
  • 製作 - ウズ(OOZ Inc.)

脚注

外部リンク