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夜がおわらない/赤石路代
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著者: 赤石路代
巻数: 3巻
最新刊『夜がおわらない 3』
『夜がおわらない』(よるが-)は、赤石路代による日本の漫画作品。
『ちゃお』(小学館)にて1996年6月号から1997年8月号まで連載されていた。単行本全3巻、文庫本全2巻。
あらすじ
動物の心が分かる不思議な少女・せれん。アフリカ・タンザニアで暮らしていたせれんは、事情により一人で日本へ帰ることになる。
その頃、日本では小中学生の自殺が相次いでいた。せれんは、街に漂う“おびえ”の空気を感じ取る。犠牲者たちは皆、「暗くなると赤い目の人間が見える」と怯えながら訴えていたという。
正体が不確定のまま、確実に「赤い目」の人間の数だけは増えていく。そして、遂に“吸血鬼”という答えに辿り着くが、その大元は、せれんたちの仲間の聖の妹・麗だった。
登場人物
- 風見 せれん(かざみ せれん)
- 医師である両親とタンザニアで暮らしていたが、伝染病が発生し、医療チームに入る両親を残して、せれんのみ日本へ帰ることになる。“せれん”という名前はスワヒリ語で「果てしなく広がる平原」を意味するセレンゲティに由来し、伸びやかに育ってほしいと願った両親によって命名された。動物と心を交わす不思議な力を持ち、ライオンなどの猛獣ともすぐに仲良くなることができる。
- 真柴 慧矢(ましば けいや)
- せれんが感情を読めない。母親は占い師。
- 中司 聖(なかつかさ せい)
- せれんが感情を読めない。常に沈着冷静。有名私立中学の生徒。成績優秀。
- 東 早紀(あずま さき)
- せれんのいとこ。斉藤のことが好き。吸血鬼の仲間になってしまう。
- 斉藤 俊樹(さいとう としき)
- ミステリー研究会の部長。クラス委員長。
- 中司 麗(なかつかさ れい)
- 聖の妹。病気で臥せっている。フィリピン人の母親が吸血鬼・アスワングで、その血を引いている。
関連項目
- アスワング - フィリピンに伝わる女吸血鬼。
- ダンピール - 吸血鬼と人間の間に生まれた者。吸血鬼を見分ける能力を持つ。