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夢色パティシエール/松本夏実

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著者: 松本夏実
巻数: 11巻

松本夏実の新刊
夢色パティシエールの新刊

最新刊『夢色パティシエール 10



twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)

bot_of_Vanilla 夢色パティシエールの原作コミック1~12巻絶賛発売中だよ。全部読んでいちごの夢色スイーツ召し上がれ❤
comicBUNKO RT @723pine: 4時からディズニーチャンネルでアニメ「夢色パティシエール」の再放送が始まります。見られる方よろしく(^-^)/今日はいちごと天王寺さんとの出会いの回。美味しそうなスフレが出てきます。確か… 写真はbillsのパンケーキ。一度食べてみたい( htt ...
Manga_Topics 「夢色パティシエール」パリでのいちごたち描く読み切り http://t.co/g96RXmr0 #manga
AkiYanagi リルぷりっとか夢色パティシエールとか続けてやるディズニーチャンネル・・・仕事している横でムスメが見ているけど頭痛い・・・
showtime_tw 【アニメ】バンダイチャンネルに『『トワノクオン』『夢色パティシエールSP プロフェッショナル』『境界線上のホライゾン』『マケン姫っ!』『輪るピングドラム』『アイドルマスター』が新着! http://t.co/zu9TCaEa

夢色パティシエール』(ゆめいろパティシエール)は、松本夏実による日本の漫画作品。および、その漫画作品を原作としたテレビアニメ。公式での略称は『夢パティ』。

概要

集英社の漫画雑誌『りぼん』にて2008年10月号から連載中。松本にとっては同誌2006年8月号で終了した『アリスから魔法』以来2年2か月ぶりの同誌復帰作にあたる。

テレビアニメが2009年10月より放送中(詳細は後述)。『りぼん』と同じ版元の少年漫画雑誌『週刊少年ジャンプ』誌上で作品や原作漫画の紹介が行われているなお、記事は目次には公開されない広告ページ扱いのためにページの確保の都合などの理由などで掲載されない週もある。

あらすじ

ケーキやスイーツが大好きな中学生・天野いちご。やりたい事が見つからず、曖昧な日々を送っていたいちごだが、ひょんな事から一流パティシエのアンリ・リュカスにスカウトされ、製菓専門学校・聖マリー学園へ編入する事になる。製菓の腕に関しては未熟ないちごは、失敗を繰り返しながらも、スイーツ精霊のバニラや仲間たちと共に、一流パティシエールを目指して奮闘する。ケーキグランプリトーナメント戦に出場する事で、立ちはだかる強敵と戦い勝ち進む事でいちご達は成長していく。

登場する人物・キャラクター

「声」はアニメ版における担当声優。

聖(セント)マリー学園

いちごのチームメイト

アニメ本編に登場しているキャラクターは第2話時点に於いて既に登場している(モブ的出演として含む)。

天野 いちご(あまの いちご)
声 - 悠木碧
パートナー:バニラ
本作の主人公。1月5日生まれ。14歳。身長154cm。血液型はO型。神奈川県出身りぼんマスコットコミックス第4巻 番外編 154Pより(初出:りぼん・2009年春の大増刊号りぼんスペシャル)
Aグループ(チームいちご)に所属にして、チームのリーダー。
スイーツフェスタでアンリ・リュカスと出会い、鋭い味覚と感受性を気に入られアンリ・リュカスの推薦で聖マリー学園中等部に転校。スイーツ作りの経験が殆ど無いにも関わらず、2年のAグループに編入する。
パティシエールを目指す理由は、原作ではフランスのお土産の菓子を食べ感動を覚えたこと、アニメ版では小さい頃に祖母(現在は鬼籍)の菓子を食べ感動を覚えたのが契機となっており、いちごの原動力となっている。
生来の要領の悪さで失敗も多々あるが、持ち前の鋭い味覚と天性のイメージ力、豊かな感受性を持ち、特に発想を逆転させる事に関しての天賦の才能や特に味覚のバランス感覚には他のメンバーより秀でた物がある。
聖マリー学園最大の校内イベント、ケーキグランプリ出場の際に、チーム名にインパクトを持たせる理由でまさかのチームリーダーとなった。自分の名前に関係してフルーツ系のレシピを手掛ける事が多い。また、本質的に性善説的な物を持っており、他人を疑う事を良しとしていないケーキグランプリ決勝 対チーム天王寺戦の折にはそれまで敵対関係にあったいくえにレシピの鍵となる具材の味見をして貰っていたりしている。。その明け透けな性格と行動力で頑なな人の心を僅かでも開く事が出来る一面を持っている。ケーキグランプリ後は、アンリの紹介でサロン・ド・マリーで働く。3年に進級後はメンバー全員クラスがバラバラになってしまった。
SPプロフェッショナル
高等部1年に進級後は、加藤ルミ、山岸れもん、ジョニーがチームメイトとなった。アンリ先生のプロジェクトでは樫野真、山岸れもん、ジョニーがチームメイト(新チームいちご)となる。
樫野 真(かしの まこと)
声 - 岡本信彦
パートナー:ショコラ
本作の準主人公。4月18日生まれ。14歳。身長163cm。血液型はB型。
聖マリー学園中等部2年生。Aグループに所属(チームいちご)。
チョコレートを用いた分野を得意とし、花房・安堂と共に「スイーツ王子」と呼ばれている。
無愛想で自分にも他人にも厳しい。特にいちごには厳しく、余りの厳しさに彼女から「」や「デビル」と罵倒される事もある。ただ、根は優しい性格。背が低い事を気にしている。その為、安堂の弟の一太がある理由で反目していた時には「チビ」(アニメでは「マー坊豆腐」)と侮蔑されていた。
安堂とは幼馴染で、スイーツ作りの腕を含め信頼している。和菓子作りは不得手で、彼の作った豆大福は他のメンバー全員にマズイと言われる出来栄えだった。小さい頃から「マー坊」と呼ばれていた。その為、安堂の弟の一太がある理由で反目していた時には「チビ」(アニメでは「マー坊豆腐」)と侮蔑されていた。
小城美夜にかなり好かれており、強引なアプローチを受け女の扱いが苦手な事に拍車を掛けたと同時に、姉が原因でも有ってか、「お嬢」の言葉を聞いただけで取り乱してしまう。
家は先祖代々続いている医者の家で、両親や親戚全員が医者で構成されている。その為真も幼い頃から望んではいないのに医者になる様に言われており、両親に卒業までずっと首席を取り続ける事を条件に聖マリー入学を渋々許可される事になった。しかし一度でも成績を落とせば退学させられ実家に強制送還となる為、トップで卒業し一流のパティシエになり一流の店を持つ事を心に決めている。
SPプロフェッショナル
非常に優秀で2年間のパリ留学中ずっと成績がトップであったため、帰国後は高等部2年に特進している。小城美夜とはクラスメイトとなり、アンリ先生のプロジェクトでは天野いちご、山岸れもん、ジョニーがチームメイト(新チームいちご)となる。
安堂 千乃介(あんどう せんのすけ)
声 - 浜添伸也
パートナー:キャラメル
2月25日生まれ。14歳。身長180cm。血液型はA型。
聖マリー学園中等部2年生。Aグループに所属(チームいちご)。
和菓子屋『夢月』の跡取り息子だが洋菓子が大好きで、洋菓子の中に巧みに和のテイストを取り入れる鬼才。夢は実家の隣に和洋を組み合わせた新しい発想のある店を出す事である。
性格は優しく人当たりが良いが、それゆえに他人のフォローに回らされる事も。根が真面目で研究熱心でもあり、学者肌な面を持ち、科学を踏まえ無いと美味しく作れない「縛りという原理」をよく知り尽くして入るが、メンタル面に関してはやや欠点がある。また、商売が絡むと人柄が変わり、利益を出す事に非情になる面もある。
幼馴染の樫野に対しては普段は呼び捨てであるが、プライベート時や入学初期は「マーくん」と呼んでいる(原作では一貫して「マーくん」)。
SPプロフェッショナル
いちごの刺激をうけ聖マリー学園に休学届けを出し花房と共に夢に向かって歩き出した。その後日本代表としてマリーズ・ガーデンにて和菓子の『夢月』支店を開店する。その後売り上げ減少により閉店に追い込まれるが、いちご達の仲間の支えにより救われる。樫野と同じく高等部2年に特進しているが、樫野とは別クラスとなる。
花房 五月(はなぶさ さつき)
声 - 代永翼
パートナー:カフェ
10月2日生まれ。14歳。身長167cm。血液型はAB型。
聖マリー学園中等部2年生。Aグループに所属(チームいちご)。
華麗なケーキ作りを得意とする一方で、飴細工でも才能を発揮する。夢は華道家の母・弥生と共同で衣食住のコーディネーターになる事。美しい物をこよなく愛する。
自らのモテぶりに自覚的なフェミニストで、いちごからは「ナル男」と評されて入るが美の追究と菓子作りに対する姿勢は凄まじく真面目で、魅せるお菓子を作り上げる事に長けている。また、他人の持つ「本人が気付かない才能」にいち早く気付く事が出来るくらいの人物観察眼を持ち、いちごの「他人が何を求めているか本能的に察知出来る」と言う「非凡な才能」に将来の期待を抱いている。
父親(声 - 緑川光)はバラ専門の園芸家だったがフランス・パリで車道から飛び出た子供を避けた際電柱に衝突し、五月の名前を呼び続け帰らぬ人となった。遺品である「ダマスクローズの天然ローズウォーター」を肌身離さず持ち歩いており、ケーキグランプリ予選第1回戦で「家族」のテーマが出た時はこれを使ったバラのケーキにこだわり続けどうしてもローズウォーターをケーキ作りに活用できず、一時は沼に投げ捨てようとすらしたほどだったが、いちごの必死な行動とチームを思う気持ちに考えを改める。、見事に結実させた。
SPプロフェッショナル
いちごの刺激をうけ聖マリー学園に休学届けを出し安堂と共に夢に向かって歩き出した。その後は安堂の『夢月』支店が、売り上げ減少による危機に陥いっている時に、彼のコーディネートといちご達仲間の支えにより安堂の店は救われた。
ジョニー・マクビール
声 - 陶山章央
パートナー:メイズ
SPプロフェッショナルから登場。聖マリー学園高等部1年生。Aグループ(新チームいちご)に所属。
小城美夜の従姉弟。クラスの中ではトップの腕前を持つが、馴れ馴れしい性格をしている。特にいちごやれもんには馴れ馴れしく、その事で樫野からライバル視されている。背が高く樫野を腕枕代わりにしたりと子ども扱いしている。いちごやれもんに対し失礼を働くとメイズに一喝され、メイズには頭が上がらないらしい。
山岸 れもんytv公式ページ内「バックナンバー」での説明文では「山岸 檸檬」となっている。(やまぎし れもん)
声 - 伊瀬茉莉也
パートナー:ミント
アニメにのみ登場。聖マリー学園中等部1年生。
ケーキグランプリ中等部予選・準々決勝戦でいちご達と対戦するチームれもんのリーダー。
可愛らしく一見素直な性格に見える。だが、いちごとのフルーツゼリー対決にて知略を駆使していちごにキウイを選ぶよう持ちかけキウイを使いゼリーを作る際、煮込む事でタンパク質分解酵素(アクチニジン)を不活性化させる必要がある。なお、パイナップルにも同じようにタンパク質分解酵素ブロメラインを含むので同様の下処理を行う必要がある。、知識のなかったいちごはまんまと罠にかかってしまう。
海外在学中に天賦の才ゆえか「纏まり過ぎている(いちごを対比に使っている事から、知識は申し分ないが自由な発想に乏しいという意味か)」とアンリに叱責され、このとき彼の口から出たいちごの事が気になり、パリの本校から転校してきた。敗北後、チームは空中分解したものの、いちごに励まされパリに戻ってもう一度アンリの教えを請うことを決める(この際、初心に帰った事で精霊に気に入られ彼女にスイーツ精霊が付く事となる)。
その後パリ本校でいちご達と再会するが、皮肉にも世界ケーキグランプリ第一試合でいちご達と再び対戦する事となる。
SPプロフェッショナル
聖マリーパリ本校で、優秀だった為特進で高等部1年に進級する。いちご達とはチームメイト(新チームいちご)となる。
加藤 ルミ(かとう ルミ)
声 - 児玉明日美
6月11日生まれ。14歳。身長158cm。血液型はB型。
聖マリー学園中等部2年生。Cグループの代表。
いちごとは学生寮のルームメイト。頼れる姉御肌。大阪府出身。関西弁で話す。フランス語が苦手(理数系の苦手な人間に多く、基礎は出来ているが応用するのが苦手らしい)。
「スイーツ王子」の名は彼女が付けた。遠距離恋愛だが「タクヤ」という彼がいる。
SPプロフェッショナル
高等部1年に進級後は、いちご達とチームメイトになるものの、アンリ先生のプロジェクトや新・チームいちごには参加はしていない。なお彼女にはスイーツ精霊は付いていない。

中等部2年

中島 いくえ(なかじま いくえ)
声 - 永田依子 
聖マリー学園中等部2年生。いちご達のクラスメイトで Bグループ代表、技術的にかなりの実力でどんな菓子も作れるオールラウンダーの技量を持っていると思われるが、勝利を得る為ならばどんな手段も辞さぬ性格。幼稚園に持っていく為のいちご達の作るケーキのデザインをそのまま流用したりと容赦すら皆無で時には余りにも古風な手も使ったりするが、さすがにいちごが「バナナの皮」に引っ掛かった時には呆れすら覚えていた(余りにもありふれているのでちなつですら止めようとしたがまさか引っ掛かるとは本人ですら思っていなかった様子)。ある。
ケーキグランプリ決勝 対チーム天王寺戦ではいちごの成長をクラスメイトとして認めてはいるがはっきりその事を口にはしないツンデレのような性格として描かれていた。
佐山 ちなつ(さやま ちなつ)
声 - 咲乃藍里
聖マリー学園中等部2年生。いちご達のクラスメイト。
Bグループに所属しており、Aグループに入った無能と捉えたいちごを嫉んでいる。
SPプロフェッショナル
高等部1年に進級後は、サロン・ド・マリーのウェイトレスをしている。
三原 りえ(みはら りえ)  
声 - 江里夏
聖マリー学園中等部2年生。いちご達のクラスメイト。生け花を習っている。
Bグループに所属。中島と佐山と同じくAグループに入った無能と捉えたいちごを嫉み、いちごが作ったりんごちゃんの誕生ケーキをカメラで撮影しデザインを盗んでのけた。
鮎川 ようこ(あゆかわ ようこ)
声 - ささきのぞみ
聖マリー学園中等部2年生。いちご達のクラスメイト。携帯電話で写真を撮るシーンが放映当初から継続的に描かれ印象付けられているキャラで通称はよーこ。
Bグループのメンバー内で唯一大人しく無口、笑顔を見せないなど感情が皆無で他三人と対照的。
ケーキグランプリでは中等部3年のチーム小城のメンバー。「シャトー製菓」のコネを得るため、美夜のアドバイサーとなり、テーマや別のチームのデータを探ったり妨害工作を行ったりした。
将来パティシエールになりたいという貪欲なまでの願望と執念を持ち、いちごが楽しそうにスイーツを作る様子を見て、「楽しいだけではパティシエールになれない=夢を叶えられない」と言い放つなど「執念こそが勝利に繋がる」という現実的な思考を持っているが実の所いちごに嫉妬していた。
樫野が小城チームに入った時補欠に回されるが一人で練習するなどの努力家でスイーツ作りのスキルは高く、毎晩欠かさず独りで練習に打ち込むなど技術の習得に熱心でこの事が樫野に認められた事もあり、樫野自身がチームを作らせて欲しいと美夜に直談判し美夜自身を補欠にする事でようこをメンバーに戻らせる事に成功、美夜とようこ自身も自分が間違っていた事に気づく事になった。
ようこ自身もコネを得るため美夜に近づいたが美夜と関わった事により、雑用に回される事も有るがあながち悪い気分では無い様である。
小泉 かなこ(こいずみ かなこ)
声 - 佐藤聡美
聖マリー学園中等部2年生。いちご達のクラスメイトでCグループに所属。青森県出身。
アニメではぴよぴよ幼稚園の園児・りんご(声 - 小倉唯)原作にも1巻と2巻にまたがるエピソードに登場するが、無縁の一園児である。の姉で、妹のためにいちご達が作ったケーキをきっかけにいちごと仲良くなる。安堂のことが好きである。ミーハーな一面を持つ。
妹のりんごは青森から転入してきた事による不安によって消極的になっていたが、いちごの作った誕生日ケーキ(魔女の家のりんごちゃん)を切っ掛けに他の園児達ともいっきに打ち解けた。妹のりんごはリンゴと生クリームが一杯のケーキが好物。
SPプロフェッショナル
高等部1年に進級後は、安堂千乃介の『夢月』支店を森ミキと神田さゆりと共に接客の手伝いをしている。妹のりんごも54話の回想シーンで、再登場している。姉妹共々お婆ちゃんの手作りの焼きリンゴが大好き。
森 ミキ(もり ミキ)
声 - 三澤紗千香
聖マリー学園中等部2年生。いちご達のクラスメイトでCグループに所属。
小泉かなこと仲が良い。ミーハーな一面を持つ。緑色の髪が特徴。
SPプロフェッショナル
高等部1年に進級後は、安堂千乃介の『夢月』支店を小泉かなこと神田さゆりと共に接客の手伝いをしている。
神田 さゆり(かんだ さゆり)
声 - 山岡ゆり
聖マリー学園中等部2年生。いちご達のクラスメイトでCグループに所属。
小泉かなこと仲が良い。冷静で落ち着いた性格。黄色の髪が特徴。
SPプロフェッショナル
高等部1年に進級後は、安堂千乃介の『夢月』支店を小泉かなこと森ミキと共に接客の手伝いをしている。
早見 エリカ(はやみ エリカ)
声 - 内田彩
アニメ17話ではメインのエピソードで登場。聖マリー学園中等部2年生。
いちご達のクラスメイトでFグループに所属。
チームメイトは中村(声 - 中村勇祐)、坂田(声 - 三浦圭介)、松本(声 - 石田敏朗)。
子供の頃からの夢と同時に情熱だったパティシエールを目指していたが、1年の技能テスト時に風邪が原因でミスを犯し、結果、2年ではFグループに落ちていた。更にエリカ以外のグループメンバーは物事に取り組む姿勢自体家柄が名家という理由も有ってか劣悪で、当初はエリカ自身何とかしようと積極的に努力するが受け入れられては貰えなかった。
そのため自身の無力さや現実の非情さを嘆き、パティシエールになるという意欲も失い退学を考え別の学校に転入しようかと考えたが、いちごと進退を賭けたケーキ対決に臨む羽目になるも対決の結果はドロー、その結果かつてのスイーツへの情熱や、自身がパティシエールを目指す理由を思い出し改めてスイーツ作りに励むようになる。
結局、他三人もエリカに乗せられる形で取り組む羽目になった。

中等部3年

小城 美夜(こしろ みや)
声 - 矢作紗友里
パートナー:マロン
4月14日生まれ。15歳。身長156cm。血液型はB型。
聖マリー学園中等部3年生。大手菓子メーカー・シャトー製菓の社長(声 - 上別府仁資)の娘で、高級車による車通学をしている。
入学当時より自分の家柄や地位を気にせずハッキリと物を言う樫野真に好意を寄せ、何かに付けて接近を図るが、1年前のケーキグランプリにて迷惑な行動をし過ぎた為、真からはトラウマになる程怖がられている。
スイーツ作りにおいては高級材料を使わない物は製品も高級に成り得ないと考えており、シャトー製菓の財力を利用して高級材料を多用する。技術に関しては付け焼刃で身につけようとする為か、現状それほど高くなく、2度行われたいちごとの直接対決では高級材料を使用しながら勝利には至っていない。
チーム小城のリーダー。チームメンバーの佐藤(さとう)(声 - 大原崇)と塩谷(しおたに)(声 - 茂木たかまさ)という忠実なる下僕(幼馴染)をいつも連れている。また中等部2年の鮎川ようこ(声 -ささきのぞみ)を使い、ケーキグランプリにおけるテーマや敵チームの情報などを探らせている。
なお美夜に対するケーキグランプリでは原作とアニメでのストーリが全く異なる。
原作ではケーキグランプリ3回戦で、チームいちご含む計9チームがハロウィーン祭に因んで屋台での対戦競技となる。シャトー製菓の社員を使い店の売り上げを一気に追い上げるが、最後でいちご達に追い抜かれ逆転負けする。その結果いちご、天王寺、夏希、杉野の4チームが準決勝進出となった。
アニメではケーキグランプリ中等部予選・準決勝でいちご達に勝ち抜き、その後高等部本選へと勝ち進み準決勝高等部本選・第一試合で「雅」をテーマに天王寺達と対戦する事になる。チーム一同で華やかな王冠型のケーキを作り上げるが、雅の意味すら余り理解してなかった事で、品の良さに欠けていた事により敗北するが、その後聖マリー学園アンドラ公国校をシャトー製菓の力で買取りアンドラ公国校の代表として新たな3人のメンバーのホセ(声 - 峯暢也)達を引き連れパリ本校に留学をはたす。
SPプロフェッショナル
ジョニー・マクビールの従姉弟。高等部2年に進級後は、樫野真がクラスメイトとなった。
市松 健(いちまつ けん)
声 - 元村哲也
聖マリー学園高等部1年生。アニメでは中等部3年生。
ケーキグランプリ初戦・中等部予選第一試合でいちご達と対戦するチーム市松のリーダーで、性格が悪くいちご達のチームを見下す我が強い青年。対戦相手がいちごのチームと決まった際いちごに握手を求めるが、強く握り締めいちごを痛めつけた。しかし勝負その物には、対戦前におけるお約束である小細工をせず正々堂々と戦った。
チームメンバーは志摩礼也(声 - 阿部敦)、横山茂網川了。4人とも中等部でありながらサロン・ド・マリーにケーキの出品を許可されるほどの実力を持つ。しかし、グランプリにおいては各自の作ったケーキがいずれも主役級であり、同じく4種類のケーキを作りながら見事なマリアージュを持たせたチームいちごにテーマ「家族」のコンセプトで劣ると判定され、敗北を喫した。

中等部1年

森野 健一(もりの けんいち)
声 - 市川利奈
アニメにのみ登場(20~21話)。聖マリー学園中等部1年生。チームれもんのチームメイト。
父親は東京フランスレストランのオーナーシェフで、母親はパティシエール。
性格は一見素直だが、笑顔の裏でいちご達を見下している。林、九条と共にチームれもんのチームメイトではあるが、その実、れもんの技術と出身にのみ興味を示していて、再試合時の課題である「友情」の意味を捉え切れておらず、その結果、負けた原因にすら気付けないというチームとしては後味の悪い敗戦に終わっている。
林 ニクラス(はやし ニクラス)
声 - 村田太志
アニメにのみ登場(20~21話)。聖マリー学園中等部1年生。チームれもんのチームメイト。
ハーフでチョコレートの本場ベルギーの帰国子女。
性格は一見素直だが、笑顔の裏で樫野やいちご達を見下しており無駄口を叩く悪癖があり、れもんに叱咤され何とか作品を完成させるものの、うわべだけのテーマに沿った内容にしかなっていなかった為に敗北する。
九条 万太郎(くじょう まんたろう)
声 - 藤田圭宣
アニメにのみ登場(20~21話)。聖マリー学園中等部1年生。チームれもんのチームメイト。
全国和菓子コンクール金賞常連店にして、老舗の京都和菓子屋『九条』の跡取り息子。外見から素直に見えるが、笑顔の裏で安堂の店やいちご達を見下した挙句、家柄に鼻を掛け対戦の際は安堂に嫌味を言い放ち、動揺を誘って安堂の心の脆さを突き敗北させるなど、汚い手を用いて勝ちをもぎ取るが、再戦時は挫折を乗り越えた安堂とチームいちごの「友情」の結束力の前に敗れ去る。

中等部(その他)

小早川(こばやかわ)
声 - 伊東大介
アニメにのみ登場。聖マリー学園中等部。チーム小早川のリーダー。
ケーキグランプリ別の準決勝戦で中等部3年のチーム吉田に負けた事により三位決定戦に出場となったチーム。ケーキグランプリ中等部予選・三位決定戦でいちご達と対戦する事になる。
物静かなで、礼儀正しい青年。チームメンバーの他三名は無名で映像のみ登場。
チームとしての「絆」をテーマにオリジナルのデコレションケーキを作るが、いちご達の作る皆に対しての「絆」と感謝を込めたケーキに敗北する。
その結果により本戦の出場者は、一位小城、二位吉田、三位天野となった。
山田(やまだ)
聖マリー学園中等部の放送部員。
ケーキグランプリの司会進行役を務め調理経過による実況アナウンサーも担当した。
アニメ(20話)ではケーキグランプリの映像記録係りとして映像のみ登場した。
花房とは友達関係である。

高等部3年

天王寺 麻里(てんのうじ まり)
声 - 喜多村英梨 
パートナー:ハニー
11月2日生まれ。17歳。身長165cm。血液型はA型。ホテル王の娘。
聖マリー学園高等部3年の生徒会長で、海堂とは幼馴染。アンリ・リュカスの愛弟子。
チーム天王寺のリーダーで紅一点。プロ級のパティシエールで、その気品とプロ級の実力から生徒達の憧れの的となっており、学園のマドンナ的な存在である。また気品の高さからぱっと見では取っつき難い様に思われるが、傲る事をせず、他人を素直に認め受け入れる広い度量の持ち主である。
学園の庭で倒れていたいちごを部屋に招き入れた際、蜜柑由来の蜂蜜を使用したスフレを振る舞う。その微妙な香りをいちごに言い当てられ、いちごの高い潜在能力を認めるとともに興味を持ち、幾度かの出会いの度に彼女との対戦を期待する発言を繰り返していた。またアンリ先生に認められたいちごと正面から勝負をしたいと願っている。そのため、決勝戦までいちごが勝ち残ることを望んでいる。
アニメではケーキグランプリ高等部本選・第一試合で持ち前の気品と優雅さを生かした演出によるチームワークでチーム小城を上回る高得点を獲得し恐るべき実力で観客を沸かした。後に高等部本選・決勝戦(原作では準決勝戦)でいちご達と対戦する事になり勝敗は一点差で優勝する。そしていちご達も技術の高さが認められパリ本校の留学が認められる。その後アンリ先生の教え子の一人フランソワ(アンリ先生が仕掛けたお芝居)に動揺し世界ケーキグランプリ準決勝で、ミスをしてしまいチーム天王寺は敗退してしまう。
SPプロフェッショナル
聖マリー学園を卒業後はニューヨークに住みパリーのパティスリーで修行していた。現在はアンリ先生のプロジェクトに参加をしている。なお髪型の設定が、ロングからショートに大幅に変更がなされている。
海堂 留衣(かいどう るい)
声 - 越田直樹
パートナー:アマンド
2月25日生まれ。18歳の次男。身長181cm。血液型はA型。貿易商の息子。
聖マリー学園高等部3年の生徒副会長で、天王寺とは幼馴染。チーム天王寺の一員。
天王寺の右腕とも言われ絶大な信頼を寄せている。
冴木 亮(さえき りょう)
パートナー:シュガー
9月15日生まれ。18歳。身長174cm。血液型はAB型。料理評論家の息子。
聖マリー学園高等部3年生。チーム天王寺の一員。冷静で分析力に長けている。
アニメでは映像のみの登場となる。
滝川 玲二(たきがわ れいじ)
パートナー:シナモン
6月23日生まれ。18歳。身長172cm。血液型はB型。情報通で、バイクが趣味。
聖マリー学園高等部3年生。チーム天王寺の一員。一度食べた味を再現するのが得意。
実家が老舗フランス菓子店の息子。『夢月』の大福の大ファン。
アニメでは映像のみの登場となる。
杉野 一彦(すぎの かずひこ)
パートナー:サレ
誕生日は12月1日。18歳。身長180cm。血液型はAB型。石川県出身。
聖マリー学園高等部3年生。チーム杉野のリーダー。
かなりの自信家で、独創的なケーキを作る。去年のケーキグランプリでは3位だった。
ケーキグランプリ3回戦では、夏希達やいちご達を追い抜き余裕で3回戦を勝ち抜き準決勝で夏希達と対戦する事になる。アニメでは未登場。

高等部1年

新垣 夏希(あらがき なつき)
声 - 加藤英美里
パートナー:オランジュ(オレンジ)(33話)
8月16日生まれ。16歳。身長167cm。血液型はO型。
聖マリー学園高等部1年生。チーム夏希のリーダー。沖縄出身。
いちご達とはスイーツ・ガーデンで出会った。(32話)
トロピカルフルーツなどをはじめとする、フルーツの扱いのことなら、学園で右にでるものはいない。またRIBON(リボン)乳業デザートコンテスト金賞受賞の実力者でもある。大胆かつ豪快な性格で、褒められるとフルーツを沢山プレゼントするなど、さすがのいちごも圧倒されている。率直でスイーツに対する情熱が熱いいちごの事が気に入った。こうしていちごと仲良くなったが、皮肉にもケーキグランプリ2回戦(アニメでは高等部本選・準決勝)で対戦する事になる。
準決勝課題が「フルーツをメインに使った皿盛りデザートとグラススイーツ」となりチーム夏希としては得意分野である事で、いちご達としては恐るべき強敵となるが、いちご達のテーマ性を強調した作品で同点による引き分けにより両チームの3回戦出場が認められる(アニメではいちご達のテーマ性を強調した作品に敗れる)。さらに3回戦を勝ち抜き準決勝で杉野達と対戦する事になる。
いちご達との対戦用の試作品のミルフィーユをいちごに味見させ感想を求めるなどオープンな性格である事でいちごを驚かせた。
美果、エミ、リナとは幼なじみ。実家が沖縄フルーツ農園。感情が昂ると相手の背中を叩く癖がある。
知念 美果(ちねん みか)
声 - 桑谷夏子
パートナー:ピーチ(33話)
7月11日生まれ。16歳。身長160cm。血液型はB型。Eカップ。
聖マリー学園高等部1年生。チーム夏希の一員。
実家はフルーツ農園。特技はダンス。
花房に「バラ王子」、安堂に「メガネ王子」、樫野に「プチ王子」など、ユーモアのきいたあだ名をつけている。
上原 エミ(うえはら エミ )
パートナー:チェリー(33話)
6月6日生まれ。16歳。身長155cm。血液型はAB型。
リナと双子。聖マリー学園高等部1年生。チーム夏希の一員。
実家はフルーツ農園とアイスクリーム店を経営。
何かと行動も発言も息ピッタリの双子。髪色が濃いのが特徴。(向かって右側)32話でバナナを持っていた方。
上原 リナ(うえはら リナ)
パートナー:ブラックチェリー(33話)
6月6日生まれ。16歳。身長155cm。血液型はAB型。
エミと双子。聖マリー学園高等部1年生。チーム夏希の一員。
実家はフルーツ農園とアイスクリーム店を経営。
髪色が薄いのが特徴。(向かって左側)32話で西瓜を持っていた方。

高等部(その他)

立花 あずき(たちばな あずき)
声 - 藤村歩 
アニメにのみ登場(31話)。聖マリー学園高等部。カントリガールズ(チーム立花)のリーダー。
ケーキグランプリ高等部本選・第一試合でいちご達と対戦する相手。
自然派を謳い文句とするオーガニッククッキーを得意とする強敵ではあるが、テーマ「雅」に対する不得意のテーマに苦悩するが、長らくやっていたオーガニックをケーキグランプリで使う事を決め孔雀のオーガニックスイーツを完成させるが、華やかさを出す為羽の枚数を増やした事が仇となり不安定な土台に羽の枚数の重さに耐かねスイーツが崩れるなどのアクシデントが起きた事で、技術と芸術が大幅に減点され敗北する事となった。その事で同情したいちごは再対戦の申し出を審査員に相談しようとしたが、いちごの手を掴み自身から潔く負けを認めた。その後はいちご達を応援した。
安堂千乃介とは前に面識がある。
よもぎ
声 - 七瀬亜深 
アニメにのみ登場(31話)。聖マリー学園高等部。カントリガールズ(チーム立花)の一員。
立花の右腕的存在ではあるが、立花の押しの発言されると思った事が言えなくなるなど弱い一面を持っている。オーガニックに拘らない事を立花に提案するが、立花の押しの言葉に負け立花の提案に従い納得をした。
目が閉じているかように盲目少女に見えるが、目が細いだけである。
チームメンバーの他2名は無名で映像のみの登場となる。
高城(たかぎ)
パートナー:バター
聖マリー学園高等部。チーム高城のリーダー。味の良さに定評がある。
ケーキグランプリ3回戦で、いちご、天王寺、夏希、杉野、小城、その他3チームを含むハロウィーン祭に因んで屋台での対戦競技となる。順調に店の売り上げを伸ばすが、最後でいちご達や小城達に突き放され売り上げ4位に届かず敗北する。アニメでは未登場。

聖マリー学園・パリ本校

パリ本校では生徒達全てにスイーツ精霊が付いている。

リカルド・ベニネ(リック)
声 - 杉田智和
パートナー:バジル
40話から登場。聖マリー学園の留学生。パリ本校の代表者。通称リック。イタリア人。
世界ケーキグランプリ第一試合で、いちご達と対戦するチームリカルドのリーダー。
いちごが地下鉄駅構内で迷子になっていた時に知り合った。いちごに対し馴れ馴れしい所がありスイーツ王子から敵視され「チャラ男」と言われている。雰囲気が五月に似ているらしい。
チームメイトはエリザベス、クララ、山岸れもん。
クララ・ハント
声 - 石原夏織
パートナー:エストラゴン(タラゴン)
40話から登場。ドイツ出身。リカルドのチームメイト。
学年№1の成績で統計学が得意でチームのブレイン。
エリザベス(エリ)
パートナー:ローリエ
40話から登場。イギリス出身。リカルドのチームメイト。
実家が香水屋で鼻が良い。れもんからは香りのソムリエと言われている。
ホセ
声 - 峯暢也
40話から登場。聖マリー学園アンドラ公国校の留学生。小城のチームメイト。
小城のシャトー製菓の力により聖マリー学園アンドラ公国校を買い取られてしまい、その後は小城のチームメイトとなった。
チームメイトはアントニオ(声 - 平田佳祐)、ミゲール(声 - 越田直樹)。ホセは興奮すると牛みたく突進する癖があり、ミゲールは感動すると踊りだす癖がある。
フランソワ・アジャーニ(フランソワ)
声 - 井上麻里奈
40話から登場。聖マリー学園・パリ本校の代表者。通称フランソワ。
世界ケーキグランプリ準決勝で、チーム天王寺を破ったチームフランソワのリーダー。
アンリ先生以来の天才と噂されており、創作したスイーツは宮廷レシピに選ばれるほど。
チームメイトはドミニク・ダリュー(声 - 寿美菜子)、ケイティ・キャプシーヌ(声 - 日笠陽子)、イザベラ・アントネッティ。彼女たちはアンリ先生がヨーロッパ各地の聖マリー学園の分校を訪ねてスカウトしたエリート中のエリートである。

聖マリー学園の講師・先生

アンリ・リュカス (Henri Lucas)
声 - 岸尾だいすけ
2月14日生まれ。26歳。身長178cm。血液型はO型。
製菓の専門学校・聖マリー学園の講師。日本校では高等部を担当。
フランスの著名なケーキ店「マリーレーヌ」の創業者マリー・リュカスの曾孫でもある。
いちごの味覚の鋭さと感受性の豊かさに着目し学園にスカウトするが実際は能力がある人間をスカウトしていただけに過ぎず利用価値がなければ平然と切り捨てる冷酷さを持ち合わせている(壁を乗り越える為の試練として悪役を演じている)。
いちごの聖マリー学園日本校への編入学直前にフランス本校に出張(アニメでは転勤)した。
ケーキグランプリの審査とパリで学んだ事を伝える為に日本校に戻ってくる。
森山 正臣(もりやま まさおみ)
声 - 塚田正昭
誕生日は5月8日。62歳。身長163cm。血液型はA型。
製菓の専門学校・聖マリー学園の理事長。夜釣りが趣味。ビターな味を好む。
性格は温厚で、ふぉふぉと笑う。生徒の実習生らを温かく見守り時には助言をしたりする。
ケーキグランプリでは審査員を務め持ち前の鋭い味覚で公平な審査を行う。
辛島先生(からしませんせい)
声 - 遠藤大輔
製菓の専門学校・聖マリー学園の講師でシビアな性格をしている。
ケーキグランプリで中等部から大量にエントリーが寄せられたため、参加するためにチーム全員がパスする事を必須とする製菓の基礎テスト実施を提案した。
ケーキグランプリでは審査員を務め公平な審査を行う。
SPプロフェッショナル
いちご達のクラスを担当。
飴屋先生(あめやせんせい)
声 - 藤堂真衣
製菓の専門学校・聖マリー学園の講師。いちご達クラスの実習を担当。
ケーキグランプリでは審査員を務めている。
アニメでは聖マリー学園の卒業生で、ケーキグランプリ決勝戦近くまで行った経験を持つが、当時ケーキグランプリ準決勝勝ち抜きに嬉しい反面プレッシャー負けして授業を聞く余裕すらなくし、ケーキグランプリ決勝戦で授業で習ったはずのテンパリングが出来なくなるという大失敗を起こした経験を持つ。
花房弥生先生(はなぶさ やよい せんせい)
声 - 高口幸子
製菓の専門学校・聖マリー学園の華道の講師を務める。五月の母親でもある。
フランス語の先生
声 - 大原崇
製菓の専門学校・聖マリー学園の講師。
数学の先生
声 - 藤吉浩二
製菓の専門学校・聖マリー学園の講師。
保健の先生
声 - 中原日菜
製菓の専門学校・聖マリー学園の先生。樫野とは面識がある。
霧島春江・寮長(きりしま はるえ・りょうちょう)
声 - 冬馬由美
アニメにのみ登場。一彦の妻。製菓の専門学校・聖マリー学園の女子寮の寮長。
聖マリー学園の卒業生。当時パティシエール志望であったが在学中に男子寮寮長の霧島一彦に恋をする。なかなか告白出来ずにいたが、卒業後に女子寮が作られるのを知った事を切っ掛けに卒業時に思い切って告白する。それまで歩んでいたパティシエールの道を一彦や学園にやって来る生徒達にスイーツを振舞う事に変え、一彦と結婚して学生寮寮長としての道を選んだ。特にバームクーヘンは二人が結ばれる切っ掛けとなった大切な思い出のスイーツで、また自家製の手作りバウムクーヘンを作る工夫を体得している(いわゆる「生活の知恵」であり、いちごに作り方を授けた)。
霧島一彦・寮長(きりしま かずひこ・りょうちょう)
声 - 松山鷹志
アニメにのみ登場。春江の夫。製菓の専門学校・聖マリー学園の男子寮の寮長。
バウムクーヘンが好物で、昔は甘党だったが現在はビター好みに変わった。
息子の勧めで、退職を機に息子の家族と暮らす事を妻の春江に切り出すが、春江がその答えとしてバウムクーヘンを一彦に差し出す。ただ食し(単なる味見と思い込んでいた)、春江の欲しい返事を返さなかった為に、春江の怒りに触れ夫婦喧嘩を引き起こすが、最後の最後でいちご達のおかけで仲直りが出来た。
ムッシュー・レオン (Monsieur Léon)
声 - 川原慶久
パリーの有名ショコラティエ。小城美夜の専属先生(シャトー製菓との義理を果たす為)。
ケーキグランプリ初戦・準決勝戦の見学しに来ていた。その折、樫野のチョコレート作りの技術を認めている。アニメにのみ登場。
モーリス
声 - 阿部敦
小城美夜の専属先生。女性顔にして美男子。レッスンには厳しく短気でスパルタの一面も持つ。口調がオネエ風で話す。アニメにのみ登場。
フランス理事長
声 - 野沢雅子(42話)
世界ケーキグランプリでは審査員を務め公平な審査を行う。

主要人物の家族構成

天野家

天野 しげる(あまの しげる)
声 - 大原崇
いちごの父親。美術の先生。二人の娘を大変可愛がっており、いちごの聖マリー学園日本校への編入学に猛反対していたが、妻・杏子の説得によりしぶしぶながら許可した。いちごから贈られたバレンタインチョコレートに感激して泣く。チームいちごのグランプリ本選への出場決定後、いちごのパリ出発に難色を示していたが、当時のレシピを再現したいちごの成長に+「早く子離れしろ」のヒカルの助言もあって留学同意書にサインをする。
天野 杏子(あまの きょうこ)
声 - 世戸さおり
いちごの母親。ピアノ教室の先生。なつめに付きっ切りでかまってやれなかったいちごが夢を見つけたことを喜び、いちごの聖マリー学園日本校への編入学の後押しをした。いちごがくじけそうになった時、一家で思い出の祖母の店を訪れ、いちごにこれまでの努力が無駄でないこと、くじけても立ち上がればいいことを教える。
天野 なつめ(あまの なつめ)
声 - 水野マリコ
いちごの妹で小学6年生。12歳。ピアノ教室の東音学園(とうおんがくえん)に通っている。
頭脳明晰な上、何をやらせても上達が早く、過去に絵画コンクール金賞、ピアノコンクール2位、書道大会特選をそれぞれ獲得している。
アニメではピアノコンクールの演奏前に過度の緊張により指が動かないのを見かねた姉のいちごの勇気付けの応援により、緊張が解け「月光」を演奏しコンクールに優勝した。姉のいちごと比べると要領がよく、「何の取柄もない」姉・いちごにとってコンプレックスの原因の1つにもなっていた。
天野 みちこ(あまの みちこ)
声 - 久保田民絵
アニメにのみ登場するいちごの祖母。原作でも初期設定の時点では登場する予定になっていたが、連載時には登場しないことになったりぼんマスコットコミックス第5巻 73P 夢色アニメ (5) より
若い頃にパリの聖マリー学園へ留学して技術を磨いた腕利きのパティシエールだったが、2年前に逝去。
生前は田舎の小さな町で手作りケーキ屋 (Fraise des bois)ytv公式ページ内「バックナンバー」での説明文では「パティスリー・ミチコ」となっている。 を経営しており、現在その店はいちごの叔父のヒカル(声 - 茂木たかまさ)が後を継いでいる。
いちごは、幼い頃祖母に作ってもらったいちごタルトの美味しさが忘れられず、その味を再現できるようになることが目標となり、遺品である鍵の掛かった手帳は後にいちごに託された。しかし、鍵は開いたものの肝心のイチゴタルトのページのみ破り取られており、レシピの内容は未だ持って不明のままである。

樫野家

樫野 真一朗(かしの しんいちろう)
樫野の祖父。性格は温厚。樫野が医師になってくれるのを望んでいるが、樫野がパティシエになる事を強く望んだ事により特に反対はしなかった。
アニメでは未登場。
樫野 修(かしの おさむ)
樫野の叔父。ショコラティエ。現在はパリに入る。樫野の良き理解者。
原作では麗の兄。アニメ(18話)では婿養子で映像のみ後姿で登場した。
樫野 真一(かしの しんいち)
樫野の父。樫野総合病院の医院長。
息子である樫野がパティシエになる事を反対し、医院を継がせる為、夢を潰す事も辞さない人物。
樫野 麗(かしの れい)
声 - 片貝薫
樫野真の母。原作では修の妹。樫野総合病院の総合診療科の医師。
パティシエのスイーツ作りに対し「下らない」と技量の狭い視野の捉え方をし、「お菓子作りに貴重な勉強時間を費やすなど何を考えてるのか?」などと言い放ち、真に対して、パティシエになる夢を捨て、樫野家に戻るように伝えるようにいちごにお願いした(いちご自身は彼の夢を潰す理由が無いため、このお願い自体聞く理由が無く、無視を決め込んでいる)。病院勤務からの帰宅後にそれとは知らずいちご達が作ったオペラを食べる事になった。
樫野 雅(かしの みやび)
声 - 名塚佳織
樫野真の姉。真のお仕置きに縄で縛り擽るのを使う程のドS。
真を退学させようとするが、いちごたちは真の退学を賭けてケーキ作りを始めた。その際チームいちごが心込めて作ったオペラケーキの優しく懐かしい味に心を動かされ、真がパティシエになる事を認めた。更に弟の真に負けないぐらい医者の勉強と彼女の幸せ(村岡との結婚)を掴む為、両親から許しを貰えるようガンバルといちごに約束した(いちごは、腕を磨いて、お祝いのウエディングケーキを作る約束をした)。真に対する仕打ちに関しては幼い頃に仲がよかったことに対する裏返しであり、寂しさを紛らわすためだった。
パリでの本選出場前日、真の留学同意書にサインをし彼を気持ちよく送り出した。
村岡(むらおか)
声 - 遠藤大輔
樫野家にお使するボディガード。いちごの熱意に負け、邸内に迎え入れた。その後樫野雅とは結婚を前提に恋人同士となった。

安堂家

全員「数」に関わるネーミングを施されている。

安堂 万吉(あんどう まんきち)
声 - 丸山詠二
千乃介の祖父。和菓子屋『夢月』の店主。
先代のやり方「秘伝」を守って基本に忠実に、食べてくれる人に喜んでもらう為気持ちを込めて和菓子を作っている。
SPプロフェッショナル
普段は優しいが、経営に関しては厳しい一面を持ち合わせ千乃介に経営についての厳しさを教える。
千乃介の父親
アニメでは映像のみ登場。性格は穏やかで無口。
千乃介がまだ幼い頃に樫野の誕生日パーティーで初めて食べたケーキが忘れられず、ケーキを作って欲しいと駄々を捏ね困らせていたが、結局千乃介自身が独自のロールケーキを作り出した。この一件で千乃介が和と洋両方の菓子を作る切っ掛けとなった。
安堂 万佐代(あんどう まさよ)
声 - 咲乃藍里
千乃介の母親。
安堂 一太(あんどう いちた)
声 - 平井理子
千乃介の弟。千乃介を「千にぃ」と呼ぶ。いちごは「ケーキブタ」、真は「マー坊豆腐」、花房は「ナル男」という面白みのあるあだ名で呼んでいる。ホウレン草が苦手。
ケーキを毛嫌いし、ケーキに関係する天野いちごや兄の千乃介を敵視するが、千乃介に対する寂しさ(「ケーキに走り和菓子を捨てた」との思いこみによるもの)の裏返しだった。いちごから千乃介の和菓子と洋菓子に対する気持ちの思いを知り、元通り千乃介を慕うようになる。アニメではメインのオリジナルエピソードも多い。
安堂 百絵(あんどう ももえ)
声 - 江里夏
千乃介の妹で、人懐こく甘えん坊。特に樫野真に懐いている。
その下に千世(ちよ)と万里(まり)の双子の妹がいる。

ぴよぴよ幼稚園

レイコ先生
声 - 高垣彩陽
ぴよぴよ幼稚園の先生。
小泉 りんご(こいずみ りんご)
声 - 小倉唯
かなこの妹。詳しくは中等部2年の項目の「小泉かなこ」を参照。
ひろ
声 - 下釜千昌
ぴよぴよ幼稚園の園児。Bグループからヒーロケーキをプレゼントされる。
悪ガキ3人の大将で、親友の悪ガキと供にいちごのスカートを捲ったりした。
いちごに「イチゴパンツ」、小泉かなこの妹のリンゴに「りんごほっぺ」というあだ名を付けてのけた。
あゆ
ぴよぴよ幼稚園の園児。Bグループから誕生日ケーキ(雪の日の幼稚園)をプレゼントされる。
青森から転入してきた事による不安によって消極的になっていたりんごを最初は受け入れようとしていなかったが、いちごの作ったケーキとりんご本人の好意で打ち解け、マジパンの人形を交換して友達になった。
真由(まゆ)/瞳(ひとみ)
ぴよぴよ幼稚園の園児。
真由ちゃんはAグループからプリンセスケーキをプレゼントされる。
瞳ちゃんはCグループからサクランボケーキをプレゼントされる。

その他の登場人物(日本)

たかちゃん/みよちゃん/?ちゃん
アニメではいちごの回想シーンのみ登場。
前の学園でのいちごの3人の親友達。
聖マリー学園に転校してからは疎遠になっている。
坂口 洋輔(さかぐち ようすけ)
声 - 矢部雅史
アニメにのみ登場。ニューヨークジャズバンドの「マイルズジャネットクインテット」の元メンバー。
七年前に何も継げず黙って恋人のマリコ(声 - 中村知子)を置いてニューヨークへ渡るが、恋人のマリコの事が忘れる事が出来ず再会を考えていて中々踏み出せないでいた。
そんな時にいちご達と出会い、その後いちご達の活躍により七年振りにマリコと再会を果す。そしていちご達から二人の再会と祝福を込めてクロカンブッシュのクリスマスケーキをプレゼントをされた。
樫野は彼の熱烈な大ファンである。
アメリ
声 - 廣田詩夢
アニメにのみ登場。サーカス団の花形スター。フランス出身。人参が苦手。
いちごと一太がサーカス内で迷子になっている時に出会い、お友達になった。
ミレーヌ
声 - 中道美穂子
アニメにのみ登場。アメリの母。フランス出身。
サーカス団の一人で主な演目は空中ブランコ。
桜井 亮(さくらい りょう)
小学5年生。11歳。天野なつめと同じくピアノ教室の東音学園(とうおんがくえん)に通っている。
原作の番外編では、なつめの初恋の相手として登場し、後に彼はピアノ留学によりアメリカへの旅立っていく。アニメ(28話)ではなつめのライバルとして映像のみ登場。なつめ以上にピアノが上手だった事で、なつめは自信を失うが、姉のいちごやスイーツ王子達のおかけで、自信を取り戻す。
牛島(うしじま)
声 - 魚建
アニメにのみ登場。ニコニコ牧場の主で総勢852頭の牛達全ての世話係りを受け持っている。
牛達に良い牛乳を出してもらう為に牛達の食料となる葉の成分などの気配りをいちご達に教える。その後いちご達から美味しい材料を作って下さる皆さんに感謝を込めたケーキをプレゼントされる。そしてそのケーキの美味しさに感激し今後も美味しい牛乳を作るといちご達に約束した。
羽衣(うい)
クリスマスケーキチャリティーでいちごと出会い、いちごに今は亡き母親と同じ味のホットケーキを頼むが、母親と同じ味の再現する事が出来ずにいた。当時母親は親子共々小麦粉アレルギーの為に米粉を使い独自によるアレンジを施していた。その後天王寺から米粉で作る事をいちごにアドバイスをし母親と同じ味のホットケーキを完成させた。その後いちごからホットケーキから作り出したクリスマスケーキをプレゼントされる。その事に喜んだ羽衣はいちごにパティシェールになる事を約束した。アニメでは未登場。

その他の登場人物(フランス・パリ)

シュリ
声 - 咲乃藍里
アンリ・リュカスの秘書(40話)
女性店員
声 - 佐藤亜美菜 (AKB48)
パリの蜂蜜屋の店員(41話)
アヌーク
声 - 滝沢久美子
いちご達の下宿先の大家。夫とともにジェラート屋を経営していたが、彼女にはジェラートづくりの技術がなかったため、夫が亡くなったのと同時にジェラート屋を廃業してしまう。(41話・42話)
エマ
声 - 宮本菜奈
アヌークの娘。聖マリー学園出身で、卒業後は一般の会社に就職。(42話)
女A /男B
声 - 水森志寿香(42話) /声 - 大友直人(42話)
世界ケーキグランプリ第一試合での客人。
ロベール・ブラン
声 - 広瀬正志(43話)
パテスリーブランの店主。いちごと樫野が実習でお世話になる人物。
性格は無愛想だが優しい一面を持ち合わせている。妻のミシェルが亡くなってからは心を閉ざしていたが、いちごのスイーツへの情熱と下向きな思いから店主の心を序々に開く事となった。
ミシェル
声 - 天野由梨(43話)
ロベール・ブランの妻。オレンジを使ったスイーツが得意。
既に亡くなっており回想のみの登場となる。
シェフ
声 - 中田隼人(43話)
パテスリーノアールの入ってるホテルのシェフ。安堂と花房が実習でお世話になる人物。
フロアマネージャー
声 - 野引香里(43話)
パテスリーノアールの入ってるホテルのフロアマネージャー。
見習いシェフA
声 - 小林翔平(43話)
パテスリーノアールのホテルの見習いシェフ。

スイーツ精霊(スピリッツ)

精霊界にある「スイーツ王国」の宮廷パティシエになるため、人間界へ修行にやって来ている精霊たち。スイーツ精霊に選ばれて付いた人間のみ精霊に触れたり見る事が出来る。
精霊たちは魔法アイテムである金のスプーンやフォークなどで魔法の「スイーツマジック」でスイーツを美味しく仕上げたり飾り付けを華やかに演出したりするキャラメルが迷子になって探しに行った時にショコラが真に使ったイルミネーションも、本来は出来上がったスイーツを演出する為の物である。時には作っておいたスイーツを人目から隠したり、等という変則的な効果をもたらす事もある(サプライズパーティーの演出用)。事が出来る。スイーツ以外にも店や制服のコスチュームのデザインを変える事やスイーツ王国へのワープ(SPプロフェッショナルから登場)は可能だが、スイーツ王国以外のワープや特殊な魔法は使えないなど使用目的が限られている。そのため魔法の登場回数は少ない。

チームいちごの精霊

バニラ
声 - 竹達彩奈
パートナー:天野 いちご
得意分野:バニラを使ったスイーツ
魔法アイ