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女帝/和気一作

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著者: 和気一作
巻数: 10巻

和気一作の新刊
女帝の新刊

最新刊『女帝 10



女帝の既刊

名前発売年月
女帝 1 2006-11
女帝 2 2006-11
女帝 3 2006-12
女帝 4 2007-01
女帝 5 2007-02
女帝 6 2007-03
女帝 7 2007-04
女帝 8 2007-05
女帝 9 2007-06
女帝 10 2007-07

女帝 薫子』(じょてい かおるこ)は、原作:倉科遼、作画:和気一作による日本の漫画、およびそれを原作とした連続テレビドラマ。『ビジネスジャンプ』(集英社)にて2006年19号から2007年16号まで連載され、コミックは全3巻発刊されている。

概要

育った環境も性格も全く違う2人の少女が「薫子」という源氏名をきっかけに東京で偶然出会い、銀座のクラブ「ゴージャス」を舞台にお互いをライバル視しながら一流のホステスを目指す物語。2人の親探しが物語のキーとなっている。

登場人物

西村紗也
秋田県能代市出身。父親は地元の有力者だったがいわゆる愛人の子であったため、父方の祖父母に育てられる。複雑な家庭環境だったため、同級生からのイジメに遭うなど不遇な幼少期を過ごす。父を交通事故で亡くすと、育ての親の祖父母も相次いで病気で亡くなり、孤独に。そのため祖母が臨終の間際に残した「あなたの母親は生きている。東京で薫子という源氏名で働いている」という言葉を手がかりに、母親に再会するため高校卒業後は銀座でホステスになることを決意する。
性格は素直でまじめ。ゴージャス入店後は美奈ママの拝金主義的な接客に疑問を感じ、百合ママのヘルプに付く。気立てのよさで入店から1年あまりで、業界内でも評判のホステスになっていく。
美樹
長崎県出身。10歳の時に父親が愛人を作って東京に駆け落ちしたため、母子家庭で育つ。ある日、父親の不倫相手が薫子という名のホステスだったことを知り、父親と再会するため上京し、ホステスになることを決意する。
紗也とは反対に自由奔放でサバサバした性格。美奈ママのやり方に共感し、彼女のヘルプに付く。
父親探しがきっかけでホステスになった美樹であったが、徐々に父親探しよりも紗也に勝ちたい、一流のホステスになりたいという思いが強くなっていく。
小島純平
紗也の幼馴染で小・中・高の同級生。幼い頃から紗也を一途に想い、いつも近くで見守り続けてきた。高校卒業後、一度は地元の企業に就職するが、紗也への想いを断ち切れず職を辞し上京する。上京後は銀座で働いていればいつか紗也と再会できるのではと思い、キャバクラの黒服となる。
美奈
「ゴージャス」のチーママ。ちょっとしたことですぐ手が出るなど激しい気性や、客に大金を使わせれば使わせるほど是とする拝金主義的な方針のため「ゴージャスの西太后」の異名をとる。上客を得るためならヘルプの子のカラダを見返りにすることも辞さないなど、手段を選ばない性格だが、一方で、客の家庭を決して壊さない、アフターで客と関係のできたホステスの面倒は見る、といった温情のある部分も持つ。
百合
「ゴージャス」のもう一人のチーママで「ゴージャスの東太后」。美奈とは反対に人と人の繋がりを大事にする接客を心がけている。常に和装で物腰穏やかな知性と教養に溢れる女性であるがしたたかな面も持ち、店内は美奈派と百合派の2つの派閥に分かれ大奥さながらのドロドロさを見せる。
真紀
「ゴージャス」の大ママ。紗也と美樹を一目見てホステスとしての素養を見抜き、目をかける。

単行本

  1. 2007年1月19日発売 ISBN 978-4-08-877204-2
  2. 2007年5月18日発売 ISBN 978-4-08-877267-7
  3. 2007年9月19日発売 ISBN 978-4-08-877333-9

テレビドラマ

2010年4月25日より同年6月13日までテレビ朝日系列の『日曜ナイトドラマ』枠で放送。2010年4月期より新設された『日曜ナイトドラマ』の第1回作品で、桐谷美玲は今作が連続ドラマ初主演。テレビドラマ版は美奈の名前が日出子に変更になっている。

キャスト

クラブ・ゴージャス

  • 西村紗也 - 桐谷美玲
  • 南野美樹 - 黒川智花
  • 百合ママ - 原沙知絵
  • 日出子ママ - 国生さゆり
  • 三沢健司 - 風見しんご
  • 吉川稔 - 片岡信和
  • 玲 - 滝沢沙織
  • しのぶ - 有坂来瞳
  • 杏子 - 滝裕可里
  • 美咲 - 小川奈那
  • 和佳子 - 折井あゆみ
  • 唯 - 黒瀧まりあ
  • 真紀ママ - 萬田久子

その他

  • 小島純平(紗也の幼馴染) - 中村優一
  • 夏美(キャバ嬢) - 立花彩野
  • 鶴田義彦(国会議員) - 石橋保
  • 鶴田喜和子(義彦の妻)- 杉山彩子
  • 藤村毅(国会議員) - 二階堂智
  • 三浦俊彦(食品会社社長) - 野村宏伸
  • 三浦弓子(俊彦の妻) - 橘ゆかり
  • 木内久三(小説家) - 風間トオル
  • 上川龍三(六本木の富豪) - 麿赤児
  • 佐々木(アナウンサー)- 佐々木正洋(テレビ朝日アナウンサー)
  • 市村隆(カメラマン)- 神保悟志
  • 奈良岡茂雄(出版業界の大物)- 長谷川初範
  • 宮沢潤(ボクシングライト級世界チャンプ) - 石垣佑磨
  • 澤田義弘(宮沢後援会長) - 乃木涼介
  • 南野武雄(美樹の父) - 本田清澄
  • 三田村昌造(銀龍会会長) - 黒部進
  • 松嶋義則(宮沢のファン、実は父) - 平泉成
  • 西村絵美(紗也の異母姉) - 西原亜希
  • 須藤透(IT会社社長) - 遠藤憲一
  • 伊丹薫子(紗也の母) - 菊池桃子

スタッフ

  • 脚本:旺季志ずか、高山直也
  • 音楽:仲西匡
  • ナレーション:武虎
  • 演出:小松隆志、大塚徹、日比野朗
  • 技術協力:テイクシステムズ
  • 照明協力:サンライズアート
  • 美術協力:テレビ朝日クリエイト
  • オフライン編集:アムレック
  • 編集・MA:ブル
  • チーフプロデューサー:五十嵐文郎(テレビ朝日)
  • 協力プロデューサー:東城祐司(MMJ)
  • プロデューサー:横地郁英(テレビ朝日)、伊藤達哉(MMJ)
  • 制作:テレビ朝日、MMJ

=== 主題歌 ===

  • GIRL NEXT DOOR「Freedom」(avex trax)

サブタイトル

各話放送日サブタイトル脚本演出視聴率
第一夜2010年4月25日母をたずねて銀座ホステス旺季志ずか小松隆志9.7%
第二夜2010年5月2日いざホテルへ!! 初めての…8.3%
第三夜2010年5月9日大金持ち“妖怪”争奪バトル大塚徹7.8%
第四夜2010年5月16日No.1ホステス刺される!!日比野朗9.4%
第五夜2010年5月23日銀座ホステス、禁断の恋!!高山直也小松隆志8.5%
第六夜2010年5月30日母・薫子ついに登場!! No.1ホステス衝撃旺季志ずか大塚徹7.9%
第七夜2010年6月6日さよなら No.1ホステス日比野朗9.6%
最終夜2010年6月13日銀座の頂点へ…最期の戦い小松隆志8.6%
colspan="6"|平均視聴率 8.7%(視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ)

  • 第七夜はドラマスペシャル『鬼龍院花子の生涯』が放送されたため、25分遅延の23:25開始。

遅れネット局

  • テレビ宮崎(FNS・NNS・ANN系列のクロスネット局)- 2010年11月13日から毎週土曜日25:35~26:302010年11月6日開始予定だったが、プロ野球クライマックスシリーズ放送延長(3時間繰り下げ)のため、来週に持ち越しとなった。「女帝」は宮崎放送で放送。

その他

  • 2007年夏期の金曜21時枠ドラマ『女帝』とは、プロデューサーなど一部スタッフが共通している。

外部リンク

脚注