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妖精標本/由貴香織里

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著者: 由貴香織里
巻数: 3巻

由貴香織里の新刊
妖精標本の新刊

最新刊『妖精標本 第3巻


出版社: 白泉社
シリーズ: 花とゆめコミックス


妖精標本の既刊

名前発売年月
妖精標本 第1巻 2005-10
妖精標本 第2巻 2006-02
妖精標本 第3巻 2006-07

妖精標本』(フェアリー キューブ)は、由貴香織里による日本の漫画作品。

「花とゆめ」(白泉社)にて2005年6号から2006年7号まで連載された。単行本は全3巻。尚、番外編『PSYCHO KNOCKER』が2004年21号・22号に掲載された。

あらすじ

羽住衣杏には、不思議な存在を感知できる能力があり、幼いころからトカゲという自分の分身が見えていた。

ある日、衣杏は世間を騒がす「妖精殺人」を目撃、謎の男・界外から不思議な石(キューブ)を受け取る。が、その中に封印されていたトカゲにより体を乗っ取られてしまう。

魂だけの存在となった衣杏は界外の力を借り、エリヤという少年の体に入り、翅人となり、トカゲの様子を探る。

登場人物

羽住 衣杏(はすみ いあん)
主人公。15歳。妖精を見ることが出来る少年であり、幼いころから自分の分身であるトカゲが見えていた。生まれたときから背中に羽の形をしたアザがあった。小さいころから妖精や幽霊がみえたため、「嘘吐きイアン」と呼ばれていた。
石椛 鈴(いしなぎ りん)
衣杏の幼馴染。
トカゲ
衣杏にしか見えない零体。衣杏を憎み、体を奪った。名前の由来は髪の色が緑色で、衣杏がそれを見てトカゲを連想したことから。
本当の名前は十六弥(いざや)であり、死産した衣杏の双子の兄である。
界外(かいと)
衣杏にキューブを渡して事件を引き起こした。ガンカナー(愛を囁く者)という妖精。
エインセル
妖精。名前の「エインセル」とは「自分自身」という意味。

非常に強大な力を持つが、自分では制御不可能らしい。 界外を慕っている。

エリヤ・バレット
衣杏がトカゲに体を奪われたあとに入った少年。
バレット夫人
エリヤの祖母。アイルランド出身で、病気により視力を失い、妖精の存在を感じ取れるようになった。
羽住 一巳(はすみ かずみ)
衣杏の父親。元有名小説家で、国語教師をしている。
羽住 呉葉(はすみ くれは)
衣杏の母親。
リャナン・シーという妖精である。死んだということにされていたが、妖精神に捕らえられて幼い子供の姿にされていた。
梨世(りせ)
衣杏の叔母で、呉葉の妹。
リャナン・シーという妖精。本当の名前はリュセフィオラ。
神門 姿良(ごとう しら)
神門グループの社長。生まれつき心臓に疾患がある。名前の由来はスキュラ。
母親が姿良を身ごもったまま妖精界に迷い込んで生まれたため、実の父親によって外界から隔絶された過去を持つ。

妖精神と契約を結び、彼女の心臓は妖精の魂を動力としている。

レイヴン
妖精。姿良の元で働いている。
ドーシー
かつて妖精界でトカゲと共に暮らしていた。

トカゲにとっては母親とも呼べる存在であったが、グィンアップニーズの力によって暴走した彼を止めようとして命を落とす。