嬢王/倉科遼 紅林直
最新刊『嬢王 v.12』
『嬢王』(じょうおう)は、倉科遼・作、紅林直・画の漫画作品である。
概要
『嬢王』は、集英社発行の漫画雑誌・ビジネスジャンプに連載された。単行本は2008年までに12巻。
第1部が2004年18号から2008年5号まで、第2部にあたる『嬢王 Virgin』(じょうおうヴァージン)が2009年11号から2010年19号まで連載。
2005年10月7日から12月23日にかけて、テレビ東京系でテレビドラマとして(スポパラ枠金曜日)放送された(全12回)。スポパラとしては初の連続ドラマ(『ドラマ24』の第1シリーズ)である。
2009年10月2日から12月18日にかけて、引き続き『ドラマ24』枠で、原幹恵主演で第2シリーズの『嬢王 Virgin』が連続ドラマとして放送された。
2010年10月8日から同じく『ドラマ24』枠で前作と同じく原主演で第3シリーズ『嬢王3 〜Special Edition〜』(じょうおうスリースペシャルエディション)が放送される。この作品は『ドラマ24』枠では初めての字幕放送を実施する。
2009年10月11日の23:30からBSジャパンで、『嬢王』が放送され、2009年12月27日放送分は第11話と最終話の2話連続で放送された。また、CMで「嬢王 Virgin」が、ドラマ24で放送していることと「嬢王 DVD-BOX」が、発売されていることを紹介した。
2010年10月10日の23:30からBSジャパンで、『嬢王 Virgin』が放送中。
深夜番組という事もあってキャストにはAV女優が起用されている。
第1部
箱入り娘の女子大生藤崎彩は父の会社の倒産により1億5000万円の借金を背負ってしまい、追い討ちをかけるように父が倒れ入院してしまう。そんな中、彩の耳にキャバクラ嬢の友人からキャバクラ嬢ナンバーワン「嬢王」に賞金5000万円(原作では1億円)をプレゼントするというイベント「Q-1グランプリ」が開催されることを知り、借金返済のため彩自身キャバクラ嬢の道を歩むことを決意する。
本作品は、ナンバーワンのキャバクラ嬢を目指す主人公の生活をリアルに描いた作品である。生まれてから一度も男性と付き合ったことがなく(原作では同じ大学に通う彼氏がいるが、まだ体を許してはおらず処女である)また夜の世界とはまったく無縁だった彩だったが内に秘めた嬢王としての天性の素質を開花させ、また努力もあり1年間という長い戦いの中を勝ち抜いていくのであった。
そして彩はQ-1グランプリのファイナリスト3人の中の1人に選ばれ、さらに最終決戦で1対1の対決に挑む。その相手とは・・・?
1年間に及ぶ戦いを終えクリスマス・イブの日、ついに結果発表。勝者は彩か?それとも・・・
西崎達也直々に「嬢王、お目覚めを・・・」の一言で、Q-1グランプリ優勝者がついに決定した!
ルール(Q-1グランプリ)
参加者は100名でスタート。当初の100名は全国各地のキャバクラ嬢(キャスト)による応募の中から書類選考で選ばれたが、開始後に退店者が出た場合の補充等では一般のキャバクラ同様に街頭でのスカウト等による採用も行っている。
店が六本木にあるということで東京以外の応募者が不利にならないように、開始後1ヶ月間はオープン戦として客の滞在は1時間・キャストは15分ごとに交代を原則とした。1ヶ月経過後に正式に予選がスタートし毎月月末の成績を元にポイント上位50名が「ダイヤモンドフロア」、下位50名が「プラチナフロア」に振り分けられた。店には他に「UVR(Ultra VIP Room)」と呼ばれるVIPフロアもある(1時間20万円)。予選ではキャストが特定の相手を指名してトーナメントバトル(原則として1ヶ月間だが延長もある)を行うことも可能で、1対1のポイント勝負で敗れたキャストは退店しなければならない(当然Q-1からも脱落となる)。
スタートから半年経過したところで予選が終了。同時点の累積ポイント上位10名+社長推薦枠の5名(推薦枠には新たに達也がスカウトしてきた人間を含む)の15名が本選に進出した。予選落ちのキャストについては退店も自由としたが、店に残る場合は時給はそれまでの倍額が保証される。また本選開始に伴いプラチナフロアにショーステージが設けられ、ショーのみの観覧客に対してはチケットを販売する(チケットもポイント対象となる。ショーは主にターニャ・ゆうこらが担当)。本選では一旦ポイントをリセットした上で毎月末にランキングを発表し、その時点の下位2名ずつが脱落するルールとされた(しかし例外的な運用が多く行われた)。
11月末時点での本選ポイント上位3名が決勝に進出。決勝はそれまでとルールが変わり「12/1 - 24までの店の純利益勝負」で競われ、3名が「レジェンド(ただしダイヤモンドフロア+UVRのみ)」「プレシャス」「ピアニシモ」のいずれかの店舗を選び店長と共に店舗を切り盛りする。純利益には当然店の他のキャストの売上なども影響してくるため、店全体を巻き込んだ団体戦の様相を呈した。ただしこれも途中で亜莉沙が事実上脱落したため、最後は「レジェンド」を舞台とした個人戦に戻り12/23・24の2日間で彩・静香の2人の売上勝負を行った(24日については24時時点での売上で〆切)。
ドラマ版では名前が「R-1」に変更
登場人物(キャバクラ嬢)
- 藤崎彩(ふじさき あや)
- 演 - 北川弘美
- 主人公(ヒロイン)。
小さい町工場を経営していた父が突然倒れ経営の継続が困難になり工場の負債として約1億5000万円もの借金が残ってしまったため、借金返済のためキャバクラ「ピアニシモ」に勤めだしその中で達也に認められQ-1へ参加。途中何度もQ-1から脱落の危機を迎えるも様々な幸運に恵まれぎりぎりで踏みとどまり、最終的に決勝進出3名の中に名前を連ねる(ポイントでは4位だったが、ターニャの辞退・真帆の逮捕により2位での決勝進出)。
- 途中までは「Q-1が終わったら水商売から足を洗う」つもりだったが達也に好意を抱くようになり「道を誤らせないために、嬢王になってパートナーとなる」ことを決意し、嬢王となった後もキャストを続けることを宣言した。
- 第2部では水商売から足を洗っており、保育園に保母として勤めている。本人はキャストを続けるつもりだったが、父の死を契機に達也が「母親のそばにいてやれ」としてキャストを引退させたことが後に明らかにされている。
- 二階堂亜莉沙(にかいどう ありさ)
- 演 - 蒼井そら
- 元々は新宿・歌舞伎町の店で長きに渡りNo.1を張っていたが、Q-1参加のため「ピアニシモ」→「レジェンド」に移籍。歌舞伎町時代からの太客を多数持ち、「年12回誕生日がある女」の異名をとる。Q-1では上位3人で争われる決勝へトップで進出を果たすが決勝では残り1週間の時点で優勝の目が事実上なくなったため、最後は彩の支援に回った。
- 荒河静香(あらかわ しずか)
- 演 - 小川奈那
- 元々は彩の高校・大学の同級生で親友。彩の父親の借金問題を聞き、自らが働いていた「ピアニシモ」に彩を紹介する。彩がQ-1出場のため「レジェンド」に移籍した際もウェイトレス(バニーガール)として一緒に移籍し彩を様々な面から支援するが途中で達也の策略でQ-1本選に社長推薦枠で出場することになり、最終的に決勝に補欠として進出(この時点で真帆の逮捕が事実上確実となっていたため、達也の指示で補欠が選ばれた)。決勝でも一時トップに立ち最後まで彩と優勝を競った。
- 彩とは親友である一方で、高校時代の彼氏が実は彩のことが好きだったことや自らも達也に好意を抱いていることなどから彩をライバル視しており愛憎相反する感情を持っている。
- 本名は純(じゅん)だが店で一緒の時間が長いため、彩も店の内外を問わず「静香」と呼ぶようになっている。
- 橘真帆(たちばな まほ)
- 演 - 麻丘実希
- Q-1開始時点で36歳と、Q-1参加者の中で最年長。人呼んで「銀座の女郎蜘蛛」。元々は銀座の高級クラブのオーナーママであったが経営者として六本木に進出しようとしたところを真沙奈グループに潰され、結果として5億円の借金を抱え自らの店も手放さざるを得なくなり起死回生の策としてQ-1に参加した。
- 当初はQ-1で「嬢王」に選ばれた者と組んで銀座にキャバクラを出店しそこの経営者になるつもりであったが途中で自ら嬢王を目指すことに方針を変更し、一度は決勝進出3名の中に名前を連ねる。しかし銀座の新店舗の出店等の関係で暴力団と深い関わりになったことが致命傷で自らも警察に逮捕される身となったため、正式な逮捕状の執行前に「病気療養」の名目でQ-1の決勝進出を辞退した(ドラマではR-1を除名になったところまで)。
- 相沢ゆうこ(あいざわ ゆうこ)
- かつての人気アイドル。元々の所属事務所と契約等で揉め芸能界を干されていたところを真沙奈グループに拾われ、同グループのキャバクラ「プレシャス」でショーを行うようになる(他のキャスト同様に接客もする)。しかし真沙奈グループではゆうこのヘアヌード写真集の出版を計画しており、「プレシャス」のショーへの出演もそのえさに過ぎなかった。さすがにヘアヌードには抵抗していたゆうこだったが一度彩共々強引に拉致され、彩を救うためにヘアヌードの撮影に同意せざるを得なくなる。しかし拉致から脱出した彩からその話を聞いた達也により保護され、ヘアヌードの話も消滅した(達也が移籍金を払って「レジェンド」に移籍した形となっている)。
- その後は「レジェンド」でQ-1の本選に社長推薦枠として出場するが、達也の手により「レガシィ」の所属タレントとして再デビューするためQ-1からは撤退した(最終盤で「プレシャス」のショーに出演したりしているが、おそらくゲスト扱いとなっていると思われる)。
- ターニャ
- 元々は札幌・すすきののショーパブの人気ダンサーだったが、真沙奈グループの引き抜きに対抗すべく地方のキャバクラにスカウトに動いていた達也の目に留まり「レジェンド」に移籍。Q-1本選に社長推薦枠で出場することになる。
- 日本とロシアのハーフ。実はロシアのとある石油王が24年前に北海道で中古車の買い付け業を営んでいた際に函館に住んでいたとある女性との間に作った子供で、戸籍上の本名は「雪乃(ゆきの)」。「ターニャ」はその石油王が名づけたロシア名で、源氏名として用いている。
- 最終的にQ-1の決勝進出直前になり「自分は夜の世界の人間ではない」として決勝を辞退したが(実は同時点のポイントで亜莉沙と並ぶ1位タイだった)、その後「レガシィ」の所属タレントとなり活動を続けている。
登場人物(その他)
- 西崎達也(にしざき たつや)
- 演 - 金子昇
- Q-1の舞台となるキャバクラ「レジェンド」や、彩が最初に勤めたキャバクラ「ピアニシモ」などを経営するレジェンドエンタープライズの社長。後にレジェンドエンタープライズの親会社で、芸能プロダクション等を傘下に持つレジェンドグループ本社のCEOに就任する。
- 戸籍上の本名は中坊健次(なかぼう けんじ)。その名の通りレジェンドグループ社長の父・精二が愛人に生ませた息子であるが、普段は母親が付けた名前である「西崎達也」を名乗っている。
- 第2部でも引き続きレジェンドグループのCEOを務めているが、キャバクラ運営の実務は雨宮に任せている。
- 長谷川平蔵(はせがわ へいぞう)
- 初登場時はキャバクラ「ピアニシモ」の店長。レジェンドエンタープライズにおける事実上のNo.2で達也の片腕であり、Q-1でも達也が不在の時の店長として「レジェンド」を切り盛りしている。彩に対して片想いしておりQ-1の現場責任者として許される範囲で彩を支援し、Q-1決勝では「ピアニシモ」店長として彩をバックアップした。
- 中坊精二(なかぼう せいじ)
- 演 - 中原丈雄
- レジェンドグループの総帥。達也のスポンサーでもあり、当初達也が「キャバクラをやりたい」と言ってきたときに初期投資として3億円を貸したところ見事に店を成功させたため、達也のQ-1構想のスポンサーとなり20億円を出資する。
- 心臓に持病を抱えており、第1部終盤で心臓発作のため死去。遺言で後継者に「Q-1を成功させることが条件」としながらも達也を指名した(ドラマ版では名前が「精二」ではなく「精治」に変更され、亡くならなかった)。
- 中坊慎一(なかぼう しんいち)
- 演 - 元木行哉
- 精二の長男(正妻との子)で、レジェンドグループでは芸能部門の責任者。しかし経営者としての才能は薄く、芸能部門は低迷が続いている。達也のことをライバル視しており、何かと対立する。
- 大須田(おおすだ)
- いわゆる「芸能界のドン」と呼ばれる存在。妹が精二の下に嫁いでおり(その間に生まれたのが慎一)、その関係で達也とも古い知り合い。
- 真沙奈泉美(まさな いずみ)
- 芸能プロダクション・キャバクラなどを広く手がける真沙奈グループの3代目。当初Q-1潰しのため「レジェンド」に傘下の芸能事務所のレースクイーンを送り込んだりライバル店舗として「プレシャス」を開店しQ-1参加者の引抜を図ったりしたが、最終的に達也の動きに乗る形で共闘。第1部終盤ではレジェンドグループと共同で新たに芸能プロダクション「レガシィ」を設立した。
- 普段はかなり強気な性格だが本質的にはマゾヒストであり、泉美を足蹴にする達也に惚れている。
- 彩の母親
- 演 - 大島さと子
- 作中で名前は出てこないが、度々登場する。彩の父が倒れた際に工場を除く家屋等を借金返済のために全て売却したため、現在はアパート暮らし。天然ボケの気がある。一度彩がアパートに携帯電話を忘れたため「レジェンド」に携帯を届けに行った際にばったり達也と出会い、達也のことを店の黒服と勘違いする。その際の印象が非常によかったため達也に彩との結婚を薦め、彩にも「あの黒服さんがいい」と達也との結婚を薦めている(が、彩はまさか「黒服=達也」とは思いもしていないため母の意見はたわごと程度にしか考えていない)。ドラマ版では名前が「藤崎美津子」となっている。
ドラマ版のオリジナルキャスト
- 長谷川:井之上チャル
- 望月メグ:吉沢明歩
- 如月麗華:飯沢もも
- 大神:榊英雄
- 黒田:上地雄輔
- 藤崎耕介:沼崎悠
- 尾崎清貴:桐島優介
テレビドラマ
スタッフ
- 脚本:遠藤彩見
- チーフプロデューサー:大田哲夫(テレビ東京)
- プロデューサー:岡部紳二・森田昇(テレビ東京)、高橋萬彦・岩田和行(共同テレビ)
- 演出:松田秀知、石川淳一、岩田和行、佐藤源太、松木創、城宝秀則
- 音楽:五十嵐由美
- 楽曲
- オープニングテーマ:KOTO 「What's up」(ユニバーサルミュージック)
- エンディングテーマ:Ring from Vo Vo Tau 「Perpetual Snow」(Muture Communications inc.)
- 制作:テレビ東京、共同テレビ
- 製作著作:「嬢王」制作委員会
サブタイトル
各話 | 放送日 | サブタイトル | 脚本 | 演出 | 視聴率 |
---|---|---|---|---|---|
第1話 | 2005年10月7日 | 処女キャバ嬢! 鮮烈デビュー! | 遠藤彩見 | 松田秀知 | 4.2% |
第2話 | 2005年10月14日 | セクハラ攻撃乱発! 濡れたブラ | 石川淳一 | 4.4% | |
第3話 | 2005年10月21日 | 濡れた太もも! 処女喪失危機! | 岩田和行 | 5.8% | |
第4話 | 2005年10月28日 | 女体グランプリ開幕売春疑惑! | 石川淳一 | 4.9% | |
第5話 | 2005年11月4日 | 処女vsレズの快感! ヌード流出 | 岩田和行 | 5.4% | |
第6話 | 2005年11月11日 | 刺青性技の蜜…社長メロメロ | 松木創 | 6.0% | |
第7話 | 2005年11月18日 | 君を買う! 萌えメグやるピョン | 山田俊昌 | 石川淳一 | 6.4% |
第8話 | 2005年11月25日 | 男に乗る女の腰技&SM天国! | 佐藤源太 | 6.8% | |
第9話 | 2005年12月2日 | 指名タイマン勝負でコスプレ! | 遠藤彩見 | 岩田和行 | 6.7% |
第10話 | 2005年12月9日 | 昇天キャバ嬢と蛇女性の正体 | 城宝秀則 | 6.3% | |
第11話 | 2005年12月16日 | 後のキス…彩監禁からまる舌 | 岩田和行 | 6.6% | |
最終話 | 2005年12月23日 | 嬢王誕生! 衝撃結末と涙の別れ | 石川淳一 | 4.9% | |
colspan="6"| 平均視聴率5.8%(視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ) |
嬢王 Virgin
第1部で彩が優勝を飾ってから3年後、六本木にも不況の影がちらつくようになりかつてQ-1グランプリの会場となったクラブ「Legend」にも陰りが見えつつあった。そんな不況の風を吹き飛ばすべく「嬢王 GP 2nd」の開催がアナウンスされた。今回の優勝賞金は前回の3倍増の3億円(ドラマでは1億円)となったが、何と参加資格は「平成生まれ」限定。全国各地から平成生まれのいわゆる「ageha嬢」がLegendに集結したが…。
ルール
参加者は300名。まず予選は参加者が30名ずつ10グループに分かれ、グループごとに別々の店舗で営業する。決勝には売上上位3店舗のキャスト全員(90名)と、残る7店舗のキャストのそれぞれNo.1(7名)が進出するとされた。
登場人物(キャバクラ嬢)
- 杏藤 舞(あんどう まい)
- 演 - 原幹恵
- 主人公(ヒロイン)。神奈川県伊勢原市出身。高校卒業前に就職が決まらず、「嬢王GP 2nd」の開催を知り参加を決意。性格が活発的で家族構成は母親と弟二人。母親は元メイクアップアーティスト。ドラマ版では、高校卒業前に飛び降り自殺しようとしたところに「嬢王GP 2nd」のチラシを見て参加を決意。性格が内向的で胸が大きいことがコンプレックスでいじめに遭っていた。ワースト2になることが多く追放の危機に瀕していたが、最終的には2位で予選敗退。敗者復活戦に臨みトップで通過。
- 佐々木 翔子(ささき しょうこ)
- 演 - 横山美雪
- 神戸出身。番を張ろうとしている。ドラマ版では関西代表(ただし出身は青森)。眼鏡をかけている。演者の横山は別に目が悪くないので横山にとっては伊達眼鏡である。煙草を吸ったり言動が荒く典型的なヤンキーキャラで、番を張ろうとしているが、客の前では萌え系の癒し系キャラであり猫を被っている事が分かる。
- 青山 珠里(あおやま じゅり)
- 演 - 木口亜矢
- 博多出身。中洲での前店では10代でのナンバーワンだった。(今はまだ隠している)策謀を楽しんでいる。ドラマ版では九州代表。
- 木下 朋(きのした とも)
- 演 - 黒川芽以
- 舞と同じく神奈川県伊勢原市出身。小学校の時にいじめられていたところを舞に助けてもらった(舞は覚えていない)。中学高校と引きこもり→リストカットをしていた。ドラマ版では表向きは舞を助けているが徐々に本性を現していく。敗者復活戦に臨んだが舞に逆転負け。その後黒服として戻ってきたが…。
登場人物(その他)
- 雨宮 純一(あまみや じんいち)
- 演 - 永田彬
- 嬢王GPの主催者。頭脳明晰だが冷酷非道。容赦ない試練を与える。
- 桐島 香織(きりしま かおり)
- 演 - かでなれおん
- 純一の婚約者。彼に一途。
ドラマ版のオリジナルキャスト(キャバクラ嬢)
- 泉 優衣華(いずみ ゆいか)
- 演 - 原紗央莉
- 孤高のキャスト。朋の本性を知っているが舞には内緒にしている。予選1位通過で本選に臨む。桜木の実の妹。第2代嬢王となったが、嬢王に輝いたその日に病没。
- 水城 沙羅(みずき さら)
- 演 - 辰巳奈都子
- SM界で有名だった。舞を苛めていた。自分の客に舞を強姦させようとしたことが朋にばれて脅されて辞退。
- 春名 美羽(はるな みわ)
- 演 - 桜木凛
- 元アキバ系アイドル。複数の客への枕営業がばれてエリナの次に自ら辞退。
- 神崎 エリナ(かんざき えりな)
- 演 - 朝日奈あかり
- 女子大生。黒服との淫行がバレて指名がなくなり最初に追放。
- 一条 亜美(いちじょう あみ)
- 演 - 麻美ゆま
- かつて「MUSELVA」でNo.1キャストだったが、嬢王GPの参加資格が平成生まれと限定されたためクビに。モモと一緒に黒服として勤務しているが、嬢王GPを裏から引っ掻き回している。本選に出場。
ドラマ版のオリジナルキャスト(その他)
- 桜木貴志:大口兼悟
- 美咲菜々:桜井莉菜
- 三上喜和子:伊佐山ひろ子
- レイナ:長野真歩
- モモ:森山綾乃
- 福田:敦士
- 加藤店長:津村知与支
- 桐島章一郎:大河内浩
- パート1からのキャスト
- 二階堂亜莉沙:蒼井そら
- 望月メグ:吉沢明歩
- 藤崎彩:北川弘美(友情出演)
テレビドラマ
スタッフ
- 脚本:梶木美奈子
- プロデューサー:岡部紳二・森田昇・阿部真士(テレビ東京)、高橋萬彦・岩田和行(共同テレビ)
- 演出:岩田和行、小山田雅和、植田泰史、根本和政、森田昇
- 音楽:林ゆうき
- 楽曲
- オープニングテーマ:May J. 「君がいて」(rhythm zone)
- エンディングテーマ:SWEET BLACK feat. MAKI GOTO 「with...」(rhythm zone)
- 挿入歌:レディー・ガガ 「ポーカー・フェイス」(ユニバーサル・インターナショナル)
- 企画協力:オスカープロモーション
- 制作協力:ベイシス、バスク、フジアール
- 制作:テレビ東京、共同テレビ
- 制作著作:「嬢王Virgin」制作委員会
サブタイトル
各回 | 放送日 | サブタイトル | 演出 | 視聴率 |
---|---|---|---|---|
第1回 | 2009年10月2日 | キャバ嬢の欲望! 女の勝負!! | 岩田和行 | % |
第2回 | 2009年10月9日 | 禁断のワザで脱落! ハーレム | 小山田雅和 | % |
第3回 | 2009年10月16日 | 悩殺! エロ浴衣祭で秘技炸裂! | 植田泰史 | % |
第4回 | 2009年10月23日 | 肉欲のエロ奴隷! 初の同伴 | 根本和政 | % |
第5回 | 2009年10月30日 | 爆乳の危機! SM女王…涙 | 岩田和行 | % |
第6回 | 2009年11月6日 | 艶女! レズ愛撫で処女告白 | 小山田雅和 | |
第7回 | 2009年11月13日 | (秘)蜜汁絶頂昇天! 生ビキニ | 岩田和行 | |
第8回 | 2009年11月20日 | 初H!! 処女喪失…堕ちた女 | 植田泰史 | |
第9回 | 2009年11月27日 | 濡れ肌Gカップ!悪女背信 | 森田昇 | |
第10回 | 2009年12月4日 | 濡れ妻(秘)美乳対決! | 小山田雅和 | |
第11回 | 2009年12月11日 | 愛獣!狂宴乱交!? 地獄責め!! 余命1ヶ月のキャバ嬢 | 岩田和行 | |
最終回 | 2009年12月18日 | 感涙驚愕結末!! 最後の裸 | ||
colspan="5"| 平均視聴率5.8%(視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ) |
ネット局
放送対象地域 | 放送局 | 系列 | 放送期間 | 放送日時 |
---|---|---|---|---|
関東広域圏 |テレビ東京(TX)【制作局】 |rowspan="6"|テレビ東京系列 |rowspan="5"|2009年10月2日 - 12月18日 |rowspan="5"|金曜 24時12分 - 24時53分 | ||||
北海道 |テレビ北海道(TVh) | ||||
愛知県 |テレビ愛知(TVA) | ||||
岡山県・香川県 |テレビせとうち(TSC) | ||||
福岡県 |TVQ九州放送(TVQ) | ||||
大阪府 |テレビ大阪(TVO) |2009年10月5日 - 12月21日 |月曜 24時12分 - 24時53分 | ||||
奈良県 |奈良テレビ(TVN) |独立UHF局 |2009年10月9日 - 12月25日 |金曜 25時30分 - 26時10分 | ||||
新潟県 |テレビ新潟(TeNY) |rowspan="2"|日本テレビ系列 |2009年10月15日 - 2010年1月14日 |木曜 25時5分 - 25時40分 | ||||
福島県 | 福島中央テレビ(FCT) |2010年1月15日 - 4月2日 |金曜 25時25分 - 26時05分 | |||
岩手県 |IBC岩手放送(IBC) |TBS系列 |2010年1月29日 - 4月30日 |金曜 24時59分 - 25時39分 | ||||
熊本県 |熊本県民テレビ(KKT) |日本テレビ系列 |2010年2月13日 - 5月1日 |土曜 24時50分 - 25時30分 | ||||
和歌山県 |テレビ和歌山(WTV) |独立UHF局 |2010年4月3日 - |土曜 23時55分 - 24時35分 | ||||
富山県 |チューリップテレビ(TUT) |TBS系列 |2010年4月5日 - 4月22日 |月〜木曜 24時55分 - 25時35分 | ||||
大分県
|大分朝日放送(OAB)
|テレビ朝日系列
|2010年4月19日 - 4月25日1週間で12話全部放送するため、4月22日以降は一日に2~3話まとめて放送。具体的には、22日(木)は4話と5話、23日(金)は6話~8話、24日(土)は9話と10話、25日(日)は11話と最終話を放送。
|月~水曜 25時15分 - 25時50分 木曜 25時30分 - 26時35分 金曜 25時25分 - 27時05分 土曜 25時00分 - 26時10分 日曜 24時55分 - 26時05分 | ||||
石川県 |北陸放送(MRO) |rowspan=2|TBS系列 |2010年7月8日 - 10月21日7月15日は休止。 |木曜 25時25分 - 26時05分 | ||||
長野県 |信越放送(SBC) |2010年9月17日 - |金曜 24時50分 - 25時30分 | ||||
日本全域
|BSジャパン
|BSデジタル放送 テレビ東京系列 |2010年10月10日 - |日曜 23時30分 - 24時05分 |
嬢王3 〜Special Edition〜
キャスト
- 杏藤舞:原幹恵
- 元カリスマキャバ嬢。香織の仕事依頼が原因でヘアサロンでバイトしていたが事故で3000万を払わす。陰謀した小宮山によって示談し始めは1週間だけシーサイドで働くが理央名の傲慢のやり方が気にくわずに働き今は恵流の所に住む。まりあと優衣華のためにGP参戦。優妃のアドバイスで日雇いキャバみさとかのんを雇う浮上したが2人に裏切りされて孤独になる。GPでは30人中7位→5位。
- 小宮山櫂人:渡部豪太
- ミラーズの副社長、シーサイドのオーナー店長。舞と理央名の喧嘩するためにいろんな計略をしている。
- 香月理央名:明日花キララ
- シーサードで働くチーム・リオナのリーダーでシーサイドのナンバー1。接客上手でヘルプやエスコートなどが上手で女扱いが天才的上手で鉄の結束で結ばれたへルプ軍団チームリオナの絶対的権力者。舞より早くGPに参戦。また週刊誌にフジコーポレーションからの移籍報道もある。ライバルの舞を消えことなら何でもする。GPで1位→2位。
- 萌:佐久間麻由
- 第3回まで登場したシーサイドで働くチーム・リオナの一人だったが、脱退してあこがれの舞のヘルプに付く。萌の誕生日パーティーに脱退したリオナ軍団に酔いつぶれて病院直行し、舞にリオナの30万の借金全額返済。シーサイドを自主退店して田舎に帰った。
- 久遠恵流:中山恵
- シーサイドのエスコートで格闘技好きで屈強なので店の用心棒も兼ねている。また雪乃たちから舞の監視付くよう命じられる。舞の同居人。読書で暗殺術の勉強もする。
- 姫華:羽田あい
- シ-サイドで働くチーム・リオナの一人。
- 憂妃:川村りか
- 第4話まで登場したシ-サイドで働くチーム・リオナの一人。第4回で妊娠が発覚し、生む勇気を舞に貰ったが店長の信用を回復させる目的で店長と一芝居し、舞を裏切り退店し結婚。
- レイラ:丸高愛実
- シ-サイドで働くチーム・リオナの一人。
- ココ:館恵美
- シ-サイドで働くチーム・リオナの一人。
- 園田:篠田光亮
- シ-サイドで働く黒服の一人。
- 神代まりあ:原紗央莉
- 第2回から登場し、泉優衣華の腹違いの姉で容姿も瓜二つ。優衣華の唯一の友人でライバルだった舞がシーサードで働くと聞いて何故復帰したのか真相を知るために、舞に復讐すると見せかけ雪乃に近づきキャストで働く。舞が起こした事故は実は店長たちの引き抜きの為の罠だったと知り、舞に事実を伝え第3回で退店した。
- 伊部権造:金剛地武志
- 美容師で舞がアルバイトしていたヘアサロンの店長でオカマ。舞にとっては大切な友達で自らシーサイド専属のヘアメイクとなる。
- 桐島香織:かでなれおん
- 嬢王GP閉幕後に「夜ナイト」のクラブ・ミュゼルヴァを経営していたが、舞がやめてから舞を恨む。第3回で恨む舞の勝つためにシーサードのキャバ嬢としてGPに出場する。キャバ名は花沢薫でGP30人中10位→9位。
- 小宮山雪乃:神楽坂恵
- 櫂人の姉で、ナイトビジネス・ミラーズの代表取締役社長。不況のなかでシーサイドを成功した豪腕のビジネスウーマン、レズビアンで愛人が複数いる。舞の事故を引き抜きのために陰謀した張本人。
みさ;【栗林里莉】 :第5話から登場した。舞に雇われた日雇いキャバクラ。1日しか働く予定だったが舞に説得しコスプレイベントまで舞に働くが理央名に裏切る。 かのん;【浜丘麻矢】 :第5話から登場した。舞に雇われた日雇いキャバクラ。1日しか働く予定だったが舞に説得しコスプレイベントまで舞に働くが理央名に裏切る。
スタッフ
- チーフプロデューサー:岡部紳二(テレビ東京)
- プロデューサー:阿部真士(テレビ東京)、高橋萬彦、佐藤源太(共同テレビ)
- 脚本:遠藤彩見
- 演出:佐藤源太、都築淳一、松木創
- 楽曲
- 主題歌:葵 from.彩冷える「Surrender Love」(徳間ジャパンコミュニケーションズ)
- エンディングテーマ:PLΛTINUM「愛罠」(ドリーミュージック)
- 挿入歌:Ne-Yo「ビューティフル・モンスター」(ユニバーサルインターナショナル)
サブタイトル
各回 | 放送日 | サブタイトル | 演出 | 視聴率 |
---|---|---|---|---|
第1回 | 2010年10月8日 | 艶乳再臨! レズの罠 | 佐藤源太 | 4.6% |
第2回 | 2010年10月15日 | セクシー水着の危機! | ||
第3回 | 2010年10月22日 | 恥辱の接吻! 濡肌の罠 | 3.4% | |
第4回 | 2010年10月29日 | 愛欲の餌食! (秘)舌技!? | 3.1% | |
第5回 | 2010年11月5日 | 美乳危機! 処女売った | ||
第6回 | 2010年11月12日 | 都築淳一 | ||
--平均視聴率%--> (視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ) |
ネット局
放送対象地域 | 放送局 | 系列 | 放送期間 | 放送日時 |
---|---|---|---|---|
関東広域圏 |テレビ東京(TX)【制作局】 |rowspan="6"|テレビ東京系列 |rowspan="5"|2010年10月8日 - |rowspan="5"|金曜 24時12分 - 24時53分 | ||||
北海道 |テレビ北海道(TVh) | ||||
愛知県 |テレビ愛知(TVA) | ||||
岡山県・香川県 |テレビせとうち(TSC) | ||||
福岡県 |TVQ九州放送(TVQ) | ||||
大阪府 |テレビ大阪(TVO) |2010年10月11日 - |月曜 24時12分 - 24時53分 | ||||
奈良県 | 奈良テレビ(TVN) |独立UHF局 |2010年10月15日 - |金曜 25時30分 - 26時05分 | |||
新潟県 | テレビ新潟(TeNY) |日本テレビ系列 |2010年10月21日 - |木曜 24時38分 - 25時18分 |
備考
- 原作では「Q-1」であるが、テレビドラマ第1作では「R-1」(関西テレビ『R-1ぐらんぷり』とは無関係)となっている。ドラマではR-1のトーナメントバトルで敗れた場合、このまま在籍するかは本人の判断にゆだねていた。ただし、ドラマ1作の最終回の後半にはちょっとではあるが、「Q-1」という表現は出ている。ただし、放送されたのはR-1のみでQ-1は放送されていない。
- 青森テレビでは、2006年に第1作が『深夜のドラマBOX』枠で放送された。この作品が国内ドラマ最後(過去には『スチュワーデス物語』や『男女7人夏物語』などのTBSの名作ドラマを再放送していた。)であり、後番組から海外ドラマになった。次に同枠が国内ドラマになったのは2010年の『クロサギ』の再放送である。
- 「嬢王 Virgin」に出演している原紗央莉が、2009年に発売したヌード写真集が、東京の公共の場で撮影されたことによる「公然わいせつ罪」で、撮影した写真家篠山紀信らと共に書類送検となったが、遅れ放送となっているIBC岩手放送、福島中央テレビでは問題なく放送されている。
- 「嬢王 Virgin」において平成チームのメンバーの中の数人は実際には昭和生まれのため、実際に平成生まれなのは桜木凛と横山美雪の二人だけ。(また桜木は89年の早生まれなので昭和末期生まれに入れると横山一人だけである)。
外部リンク
- テレビ東京『嬢王 Virgin』
- テレビ東京『嬢王3 〜Special Edition〜』
- BSジャパン『嬢王』
- ビジネスジャンプ『嬢王-じょうおう-』公式サイト
- 嬢王~Virgin~を10倍楽しむキャバクラ業界講座