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家庭教師ヒットマンREBORN!/天野明

共有

著者: 天野明
巻数: 39巻

天野明の新刊
家庭教師ヒットマンREBORN!の新刊

最新刊『家庭教師ヒットマンREBORN! 39


出版社: 集英社
シリーズ: ジャンプコミックス


twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)

pootomaro12312 RT @fon666kuro: 今日、5月24日は家庭教師ヒットマンREBORN!の連載開始の日だそうで・・・ 2004年から連載が始まったから、今日で14周年!おめでとうございます! リボーンという素晴らしい作品を生み出してくださった天野明先生ありがとうございます! #家庭教…
L_L_kikaku 家庭教師ヒットマンREBORN! ポケモン ポケスペ PSYCHO-PASS BROTHERS CONFLICT #私の好きなキャラを各作品から一人づつ5人当てられたらなんでもします 全部話したことあるから即バレだな!
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nekodani RT @Mete0_dash: #この作品がなかったら今の自分は存在しなかったと言っても過言ではない作品を晒すべし SAMURAI DEEPER KYO 月光条例 からくりサーカス 家庭教師ヒットマンREBORN! ジョジョの奇妙な冒険
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家庭教師ヒットマンREBORN!の既刊

名前発売年月
家庭教師ヒットマンREBORN! 1 2004-10
家庭教師ヒットマンREBORN! 2 2004-12
家庭教師ヒットマンREBORN! 3 2005-03
家庭教師ヒットマンREBORN! 4 2005-05
家庭教師ヒットマンREBORN! 5 2005-07
家庭教師ヒットマンREBORN! 6(お調子者来る!) 2005-09
家庭教師ヒットマンREBORN! 7(熱い夏来る!) 2005-12
家庭教師ヒットマンREBORN! 8(隣町ボーイズ来る!) 2006-02
家庭教師ヒットマンREBORN! 9(新アイテム来る!) 2006-04
家庭教師ヒットマンREBORN! 10(リング来る!) 2006-06
家庭教師ヒットマンREBORN! 11(ヴァリアー来る!) 2006-08
家庭教師ヒットマンREBORN! 12(激しい闘い来る!) 2006-10
家庭教師ヒットマンREBORN! 13(霧の守護者来る!) 2007-01
家庭教師ヒットマンREBORN! 14(大空戦来る!) 2007-03
家庭教師ヒットマンREBORN! 15(零地点突破来る!) 2007-05
家庭教師ヒットマンREBORN! 16(10年後来る!) 2007-08
家庭教師ヒットマンREBORN! 17(ヒバード来る!) 2007-11
家庭教師ヒットマンREBORN! 18 2008-02
家庭教師ヒットマンREBORN! 19 2008-04
家庭教師ヒットマンREBORN! 20 2008-06
家庭教師ヒットマンREBORN! 21 2008-09
家庭教師ヒットマンREBORN! 22 2008-11
家庭教師ヒットマンREBORN! 23 2009-02
家庭教師ヒットマンREBORN! 24 2009-04
家庭教師ヒットマンREBORN! 25 2009-07
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家庭教師ヒットマンREBORN!』(かてきょーヒットマンリボーン)は、天野明による日本の少年漫画作品。『週刊少年ジャンプ』(集英社)2004年26号より連載中。2010年10月現在、単行本第31巻まで刊行。タイトルの「家庭教師」は「かてきょー」と読む。「かていきょうし」の読みは誤り。略称は「リボーン」。

テレビアニメ化もされており、2006年10月から2010年9月までテレビ東京系で放送された。

概要

  • プロトタイプにあたる同タイトルの読切(「週刊少年ジャンプ」2003年51号掲載)を経て連載開始。その読切は公式キャラクターブックに収録されている。
  • 連載当初は一話完結のギャグ漫画だったが、62話(標的62)を境にバトル漫画に路線変更している。主人公の沢田綱吉(通称ツナ)の心の成長を描いた成長物語の一面も併せ持っている。
  • ジャンプ作品では『まじかる☆タルるートくん』に始まる、「マスコットキャラと落ちこぼれ主人公、そしてその仲間たちが繰り広げるドタバタコメディ」系統の漫画だが、同ジャンルの漫画が主要人物二人の友情と信頼関係に重点を置くのに比べ、主要人物二人が家庭教師と生徒の関係(つまり師弟関係)にあるため父性的な関係にあたる。
  • キャラクターの一部に自動車やバイク(主にイタリアのメーカー)などに関連した名前が付けられている。
  • コミックス13巻からイタリア語監修者がついている(アントニオ・マイッツァ(イタリア語講師・翻訳家))。

あらすじ

日常編

運動も勉強もダメで何事もすぐに諦めてしまう、うだつのあがらない少年・沢田綱吉(通称ダメツナ)の前に家庭教師として現れたのは、ヒットマン(殺し屋)を名乗るリボーンという名の赤ん坊。リボーンの目的はただ一つ、ツナをイタリアンマフィア・ボンゴレファミリーの10代目ボスとして立派に育て上げること。9代目から依頼を受けたリボーンは頭を撃たれた者が撃たれた時に後悔したことを死ぬ気でがんばってしまうというボンゴレに伝わる秘弾「死ぬ気弾」を使い、ツナをマフィアのボスに相応しい人間とすべく「教育」を始める。(漫画:標的1-61/アニメ:標的1-19,27-33,38-39,66-73)(漫画:6月18日から1年後の9月1日まで)

VS黒曜編

並盛中の風紀委員が何者かに襲われ、歯を抜かれるという事件が続発した(アニメでは現場に懐中時計を残していった)。当初は風紀委員のみという関係から、不良同士の喧嘩かと思われたが、被害は風紀委員以外の生徒に及ぶようになる。リボーンはディーノからの情報と、抜かれる歯の本数(アニメでは懐中時計の時間)の減少、以前ランキングフゥ太が作成したランキングをもとに、敵が実はマフィアを追放された脱獄囚であり、彼らが10代目候補であるツナを狙っていることを突き止める。9代目の指令を拒否するツナであったが、首謀者六道骸を倒す為、リボーン、獄寺、山本、ビアンキと共に敵のアジトへ乗り込むことを決意する。(漫画:標的62-81/アニメ:標的20-26)(漫画:9月7日から9月9日まで/アニメ:2月某日)

VSヴァリアー編

六道骸との戦いに勝利ししばらく経ったある日、ツナの前に死ぬ気の炎を宿した少年が現れる。彼の名前はバジル、ボンゴレファミリーの暗殺部隊「ヴァリアー」の一員スペルビ・スクアーロに追われており、ボンゴレファミリー秘蔵のハーフボンゴレリングをツナに渡した。ヴァリアーの目的は、ヴァリアーのボスであり9代目の嫡子であるXANXUS(ザンザス)をボンゴレ十代目にすること、そしてボンゴレリングを手に入れること。ツナ側守護者7人とXUNXUS側守護者7人のボンゴレ次期後継者を賭けた1対1のリング争奪戦が始まる。(漫画:標的82-135/アニメ:標的34-37,40-65)(漫画:10月13日から10月27日まで)

未来編

現在の自分と10年後の未来の自分を5分間だけ入れ替える「10年バズーカ」。その誤射でリボーンが行方不明になってしまい、彼を捜すツナも10年(正確には9年と10か月ちょっと)後に飛ばされてしまう。10年後の世界でツナは、10年後に自分が死んだらしいことと、10年後の仲間が白蘭(びゃくらん)率いるミルフィオーレファミリーという新興マフィアから命を狙われていることを知る。5分経っても10年前に帰れない上、獄寺をはじめとする仲間や友達までもが10年後にやってきてしまう最悪の事態の中、10年前に帰る手がかりを捜すため、ツナ達の「リング」と「匣(ボックス)」が力を持つ世界での生き残りを賭けた戦いが始まる(漫画:標的136-282/アニメ:標的74-141,標的154-177標的154以降、アニメでは副題が「未来チョイス編」となっている。、標的190-203標的190以降、アニメでは副題が「未来決戦編」となっている。)。

アルコバレーノ編

アニメオリジナルのシリーズで、2009年7月18日から10月3日まで放送(アニメ:標的142-標的153)『赤マルジャンプ2009SPRING』にて発表。。原作者である天野明が監修。

ミルフィオーレファミリーの日本支部であるメローネ基地にいた入江正一から白蘭を倒すヒントをもらったツナと守護者たちは、10年後の自分から託されたボンゴレ匣を開けるために必要なアルコバレーノの7つの印を得るために、未来から一時過去へと戻り、一週間でアルコバレーノの試験を受けることとなる。

I世(プリーモ)ファミリー編

アニメオリジナルのシリーズで、2010年4月3日から放送(アニメ:標的178-189)。

白蘭との決戦を前に、ツナたちのレベルアップの必要性を感じたリボーンは1つの賭けに出る。それは、10年前の世界にボンゴレI世とそのファミリーを呼び寄せ、ツナたちが真のボンゴレを継ぐにふさわしい人物かを彼らに見極めさせることであった。過去に例のないこの賭けに向けて、アルコバレーノを家庭教師とした修行が始まる。

継承式編

ツナたちが未来から戻って数日後。ツナが9代目から10代目ボンゴレボスの座を引き継ぐ式典「継承式」が迫っていた。一方、並盛中学校に至門中学校から七人の転校生がやってきた。至門中の転校生たち(実は全員マフィア「シモンファミリー」の構成員)とツナの守護者たちは次第に仲良くなるが…。(漫画:標的283-)

番外編

以下は『週刊少年ジャンプ』以外の媒体で発表された作品。

  • リボーンVS凶悪ヒットマン
    • 「週刊少年ジャンプ特別編集増刊 ジャンプヒーローズ」(2005年6月発売)掲載の読み切り。内容は日常編で、リボーン・ランボ・イーピンの活躍が中心。公式キャラクターブック「Vongola77」に収録。
  • 並中ゲーム部』(2007年1月号-2008年7月号)
  • 匣の舞台裏(ボックステージ)』(2008年8月号 - 2009年9月号)
    • 『Vジャンプ』2007年1月号から、リボーン関連のゲーム記事の一つとして展開。一コマカラー漫画。公式ビジュアルブック「REBORN Colore!」に収録。
  • 怪物づかいツナ!』(2009年10月号 - 2010年5月号)
    • 『Vジャンプ』連載の2ページのカラー漫画。全8話。アニメ本編放送内の枠で2度アニメ化。2009年10月17日から10月31日まで全3話、2010年4月10日から続編を放映。
  • 家庭教師ヒットマンREBORN! 隠し弾』(2007年3月 - )
    • 子安秀明著のスピンオフ小説。既刊4巻。「ジャンプスクエア」で連載されていた時期(2008年6月号 - 2009年3月号、全10話)がある。
  • 「サザンクロスバトル」「CCG(キャラクターカードゲーム)」で遊ぼう!
    • 『赤マルジャンプ』(2009年1月発売)掲載の読み切り。漫画は高山憲弼。

登場人物

  • ボンゴレファミリー
  • 沢田綱吉
  • リボーン
  • 獄寺隼人
  • 山本武
  • ランボ

各種設定

死ぬ気の炎

属性炎の色性質
大空 |橙(オレンジ)||調和
嵐 |赤(レッド)||分解
雨 |青(ブルー)||鎮静
雲 |紫(バイオレット)||増殖
晴 |黄(イエロー)||活性
雷 |緑(グリーン)||硬化
霧 |藍(インディゴ)||構築
読みは「しぬきのほのお」。死ぬ気弾、小言弾、死ぬ気丸等により発生させることが出来るボンゴレに伝わる超圧縮エネルギー。オーラより密度の濃いエネルギー。死ぬ気の炎は指紋や声紋と同じで一人一人炎が異なり、本人からの証明を示す死ぬ気の炎は「死炎印」と呼ばれている。2代目とXANXUSは珍しい光球の炎で死ぬ気の炎とは別に「憤怒の炎」と呼ばれる。炎の強弱などもあり、7代目は炎が弱かった。死ぬ気弾には死ぬ気の炎を一時的に圧縮し吸収することができ、同じ素材で作られたXグローブは死ぬ気の炎を灯すことができる。炎の使い方次第では、炎の推進力によって宙に浮き自由に飛び回ることや、ロボットの動力源にすることもできる。

死ぬ気の炎には属性があり「大空」、「嵐」、「雨」、「雲」、「晴」、「雷」、「霧」とボンゴレリングの7つの天候になぞられたものと同じ名前であり、7つの属性の炎を大空の七属性と呼ばれている。各属性の炎はそれぞれ右に示す特有の炎の色や性質を持っており、炎の色は純度が高くなるほど色は鮮やかになり、高純度な炎ほど属性の持つ特徴をより強く引き出すと言われている。また、1人が複数の属性の素質を持つこともあるが、大抵の場合は波動の強い属性は1つのみで、残りは微弱であるとされる。シモンファミリーには、大空の七属性の対となる大地の七属性の炎を有している。

炎圧の出力の単位はFVフィアンマボルテージ)。

死ぬ気の零地点突破(しぬきのぜろちてんとっぱ) ――使用者:沢田綱吉、初代ボス、9代目ボス
沢田綱吉を参照
憤怒の炎(ふんぬのほのお) ――使用者:XANXUS、2代目ボス
死ぬ気の炎から派生したもので、光球に近い性質を持っている。歴代唯一武器を持たなかったと言われる二代目ボスが激昂した時に使ったらしく、破壊力だけなら「最強」と謳われた初代ボスの死ぬ気の炎より圧倒的に強力(鉄筋コンクリートの校舎を風化させるほど)らしく、初代は憤怒の炎に焼かれるのを恐れて日本に逃げ渡ったとXANXUSは語っていた。またXANXUSの場合、7代目ボスと同じモデルの銃を使用することで、この炎を弾丸に込めて撃つことが出来る。10年後のXANXUSは、大空属性の炎と憤怒の炎を同時に匣に注入することによって天空ライオンを天空嵐ライガー(リグレ・テンペスタ・ディ・チエーリ)に変化させている。

特殊弾

ファミリーに伝統的に伝わる特殊な効果を持った弾丸。

また、アルコバレーノが使用することで、技の記憶を伝承させることが可能であるが、それ専用の特殊弾が存在するのかどうかについては作中で語られていない。また、その伝承には受継ぐ側が弾丸に耐えることが必須であり、死が伴う行為である。作中においては、コロネロが了平に「極限太陽(マキシマムキャノン)」を習得させる際に使用された。

死ぬ気弾(しぬきだん) ――使用者:リボーン
詳細はボンゴレファミリー#死ぬ気弾を参照。
小言弾(こごとだん) ――使用者:リボーン
対骸戦において、繭になったレオンが吐き出した特殊弾。撃たれた直後、リアルタイムでの被弾者への小言が聞こえる(初登場時以外はこの模写は描かれていない)。これによって被弾者の秘めたる意思に気づかせることにより内面から全身のリミッターを外すことができる。同時に内面から感覚のリミッターも解除し、死ぬ気弾とは逆の「静かなる闘志」を引き出す。ツナの場合は「ボンゴレの血ブラッド・オブ・ボンゴレ)」とその血統特有の“見透かす力”・超直感を目覚めさせるとともに、死ぬ気弾とは全く異なる冷静沈着な言動が見られるようになる。死ぬ気弾と同様脳天に死ぬ気の炎が表れ、これを両手のXグローブにも移すことで最大戦力を発揮する。ちなみに死ぬ気弾と違い、服は破れない。体が鍛えられていない場合、使用後は反動で2週間は筋肉痛で動けなくなる。ツナは死ぬ気状態で修行を行い、体を鍛えたことで、これを克服した。
憑依弾(ひょういだん) ――使用者:六道骸
エストラーネオファミリー開発の特殊弾。相性・使用法・製造方法などの問題から、現在の所、骸しか扱えないマフィア界の禁弾。効果として他人の体に憑依することができるが、憑依するには骸の三叉槍で憑依する相手に傷を付けなくてはならない(骸はこの行為を「契約する」と称している)。同時に幾人にも憑依することができ、憑依中は憑依している体に傷があっても痛みを感じないが、憑依している体がボロボロの状態になっていると思うように動かすことができない。
嘆き弾(なげきだん) ――使用者:マングスタ
トマゾファミリー秘蔵の特殊弾。撃たれた者は、一度死んだ後自分自身を嘆きながら蘇り、そのあまりの悲しみっぷりから周囲の同情を買うことができる。ロンシャンおよびトマゾファミリーと同様に、アニメ版では登場していない。

武器

ダイナマイト ――所有者:獄寺隼人
獄寺隼人を参照
仕込みトンファー ――所有者:雲雀恭弥
多くのギミックを内蔵した鉄製トンファー。攻防両面で効果を発揮するほか、トンファー本体には様々な仕込みがあり、側部から無数の棘を突出して相手に切り込むことができたり、先端から鎖と玉鎖を伸ばして攻撃範囲を広めたり、持ち手部分から鉤を出し、相手の武器を折る、などのことが出来る。普段は短く折り畳まれ、戦闘になると一瞬で伸びるようになっている。
跳ね馬のムチ ――所有者:ディーノ
リボーンがディーノを担当していた当時、レオンがエンツィオとともに生み出した武器。
山本のバット、時雨金時(しぐれきんとき)ほか
山本武を参照
ヘッジホッグ ――所有者:柿本千種
毒針と刃が仕込まれたヨーヨー。糸の切れ味も鋭利であり、ヨーヨー自体にもエッジがついており殺傷能力が高い。針の毒は恐ろしい威力を持ち、早急な処置を施さなければ死に至る。中距離から複数の標的を一網打尽にすることも可能で、千種はこれを使い獄寺のダイナマイトの導火線を瞬時に切り裂いて見せた。
三叉槍 ――所有者:六道骸、クローム髑髏
骸の持つ先が三叉に分かれた槍。傷つけることで「契約」が成立することから、憑依弾と深い関わりを持つと考えられる。また、ロッド部と槍部の着脱が可能。この槍を触媒として数々の術を発動させることが出来る。クローム髑髏もほぼ同形状の槍を所有しているが、同一のものかどうか明言されていない。また、アニメ版グロ・キシニア戦では、折りたたまれた状態で彼女が所持しており、使うときには一瞬で展開されていた。
クラリネット ――所有者:M・M
見た目は普通のクラリネットだが、特殊な音波を飛ばし、物質の分子を振動させることが出来る。また接近戦においては、クラリネットをヌンチャク(アニメでは三節棍)のような形状にして攻撃出来る。
蛇鋼球 ――所有者:ランチア
鎖がついた巨大な鉄球。表面に蛇の形をした溝が彫られていて、気流を絡み合わせて烈風を生み出すことが出来る。
電気傘(パラボラ) ――所有者:レヴィ・ア・タン
レヴィが背中に装備している8本の傘。貯めた電気を一度に放出することが出来る。投げて攻撃、ことも出来、柄を外しサーベルとしても使用できる(その際残りの部分は鞘がわりとなる)。
ナイフ ――所有者:ベルフェゴール
ベル専用のオリジナルナイフ。ワイヤーに吊るして、敵に直接ナイフを当てる。
メタルエッジ ――所有者:バジル
刀兼用のブーメラン兵器。死ぬ気の炎を灯すことが出来る。

必殺技

電撃角(エレットゥリコ・コルナータ) ――使用者:ランボ(10年後)
10年後ランボを参照
ポイズンクッキング ――使用者:ビアンキ
自身の性質を利用した独自の暗殺術。作った毒料理を相手に食べさせる。フゥ太の「とっても苦しい毒殺ランキング」では3位。変種に殺傷力2倍の「ポイズンクッキングII」がある(IIIも存在する)。他にも様々なバリエーションが存在するが、いずれも殺傷能力は絶大。時間差で効力を発揮する時限式の「3時間殺し(アニメでは「3時間クラッシュ」に変更)」、さまざまな物体を腐らせる(溶かす)「溶解さくらもち」、腹から奇妙な音が出る「プピーカツレツ」、床さえも貫く「串刺しパスタ」、大皿に大量のポイズンクッキングを並べる「大型料理食べ放題」、リボーンとの(嘘の)結婚式で習得した、触れた物全てをポイズンクッキングに変えてしまう究極料理「千紫毒万紅(センシドクバンコウ)」、アニメでは如何なるものを切断する「ポイズンカッター(ピザ生地)」コンクリートをも溶かす「くらげ姿焼き」などがある。また、レパートリーが増えた理由の一つとして、獄寺が幼少の頃に何度も家からの脱走を試みたことと彼が番外編にて語っている。
餃子拳(ぎょうざけん) ――使用者:イーピン
自身が食べている餃子饅の臭い息を拳法で圧縮して、相手の鼻に送り込み直接脳を麻痺させることで、相手の筋肉を操ることが出来る。気体を圧縮しているため相手には見えないので、さながら超能力を使っているように見える。フゥ太の「マフィアの中距離ランキング」では520技中116位。
筒子時限超爆(ピンズじげんちょうばく) ――使用者:イーピン、大人イーピン
恥ずかしさが頂点に達すると額に麻雀の九筒が現れる。この筒子が九筒からカウントダウンされ一筒(イーピン)になった時、全身の汗腺からギョウザガスを一気に噴出させ爆発(自爆)してしまう。その威力は小さなクレーターを生じさせるほど。大人イーピンは殺し屋を止める際に、師匠によってキーワード(ブロッコリーの化け物)と共に封印してもらった。フゥ太の「マフィアの大技ランキング」では816技中38位。
トライデント・モスキート ――使用者:Dr.シャマル
不治の病原菌を持つ蚊を使って相手を様々な病気に陥れる技。出てくる病気には、桜を見ると立っていることが出来なくなる「桜クラ病」、中には体を動かすだけで全身の筋肉が裂ける「振動症候群しんどうシンドローム)」など恐ろしいものも存在する。それぞれの病気は対になっているもの同士で相殺することができる(例えば高熱を引き起こす病気と、体温が下がる病気同士といった具合に)。相殺すると、体内に完全に抗体が出来るまでの間、高熱や激痛の副作用を伴う場合がある。シャマルは獄寺が受けた毒を相殺した蚊を「アンジェラ」と呼んでいる。
(〜)チャンネル ――使用者:城島犬
動物の歯をはめ込むことで、その動物の能力が使えるようになる技。「モンキーチャンネル」、「コングチャンネル」、「ウルフチャンネル」、「チーターチャンネル」、「ライオンチャンネル」、「オポッサムチャンネル」、「カンガルーチャンネル」、「サイチャンネル」、「イノシシチャンネル」などが存在する。ちなみに「サイチャンネル」はリボーンから、「カバチャンネル」と言われている。
バーニングビブラート ――使用者:M・M
クラリネットを吹くことで特殊な音波を照射させ、1分間に5億回分子を振動させ物質を沸騰させる。
高三元(ハイサンゲン) ――使用者:大人イーピン
彼女の暗殺技の一つ。「ハク)」の掛け声と共に相手の首に足を掛ける。次に「ハツ)」の掛け声で相手の片腕に足を、「チュン)」の掛け声で相手の腕に背中を預け、最後に技名と共に相手の両腕と首を一気に圧し折る技。
千蛇烈覇(せんじゃれっぱ) ――使用者:ランチア
巨大な鎖付き鉄球「蛇鋼球(じゃこうきゅう)」を振り回して勢いをつけた状態で、更に掌底で押し出して飛ばす技。飛ぶ際に蛇鋼球の至る所に彫られた蛇の形をした溝が、気流を絡みあわせて烈風を生み出しているため、威力を何倍にも増幅させ、また相手の体勢を崩す。他にも「剛蛇烈覇」、「飛蛇烈覇」、「空蛇列覇」のバリエーションがある。
暴蛇烈覇(ぼうじゃれっぱ) ――使用者:ランチア
片手で放つ「千蛇烈覇」に対して、両手で掌底を放ち蛇鋼球を飛ばす技。蛇鋼球の溝によって生み出された気流が竜巻を作り、相手の動きを封じた上で蛇鋼球を命中させる。蛇鋼球自体も回転させた、「千蛇烈覇」の強化版である。
六道輪廻(ろくどうりんね) ――使用者:六道骸、クローム髑髏(彼女は全ての能力を使えはしない)、骸に憑依された状態の人々
六道で習得した能力(スキル)を使用する。右目の数字が変わると能力も変わる。
一、地獄道 相手に幻を見せ、永遠の悪夢により精神を破壊する。
二、餓鬼道 相手の技を奪い取る。
三、畜生道 相手を死に至らしめる生物の召喚。
四、修羅道 右眼から闘気(オーラ)を出し格闘能力を上げる。
五、人間道 体から黒い闘気を出し、修羅道以上に格闘能力を上げる。最も危険で醜い能力。
六、天界道 相手をマインドコントロールし、意のままに操る。
幻術(げんじゅつ) ──使用者:マーモン(バイパー)、六道骸ら術師と呼ばれている者
相手の脳に作用して幻覚を見せ、現実には起きていないことを起きていると思い込ませる術。骸の「地獄道」もこれに該当する。この能力の使用者は術士と呼ばれている。術士の幻術の強さに応じて、幻覚のリアリティも増していき、慣れていない者が大量に幻術を魅せられると船酔いなどに類した症状(幻覚汚染と呼ばれる)が現れる。術士同士の戦いにおいて、幻術で幻術を破ることは相手の全てを掌握するに等しいとされる。派生する能力としては霧のボンゴレリングで強化した「有幻覚(ゆうげんかく)」が存在し、これによって実体を持つ幻覚を生み出すことが出来る。マーモンの大空戦でのセリフによると、幻術使いは肉体的苦痛に弱いのがセオリーらしい。
極限太陽(マキシマムキャノン) ――使用者:笹川了平、
了平が体を休め続ける修行と、コロネロから撃たれた特殊弾による技の伝承により習得したパンチ技。細胞1つ1つのエネルギーを100%、右手の拳に集中させることで圧倒的な破壊力を生み出す。細胞そのものが何億人に一人というバネとしなやかさを持つと言われる了平だからこそ威力を発揮する技である。
レヴィ・ボルタ ――使用者:レヴィ・ア・タン
相手の周囲に8つの電気傘(パラボラ)を展開させ、電気傘に蓄積された電撃を対象目掛けて次々と発射する。技の性質上悪天候下でしか使用できないと思われがちであったが、リング争奪戦大空戦で獄寺相手にあらゆる天候下で使用できることを証明した。レヴィはこの技の強力さゆえに幹部にのし上がったとのこと。
エレットゥリコ・リバース ――使用者:ランボ(20年後)
20年後ランボを参照
時雨蒼燕流(しぐれそうえんりゅう) ――使用者:山本剛、山本武
山本武を参照
鮫衝撃(アタッコ・ディ・スクアーロ) ――使用者:スペルビ・スクアーロ、山本武
渾身の斬撃を相手に受けさせることで、剣から発する振動波を剣を通して相手に伝え、相手の神経を麻痺させる技。その衝撃波は素手をバットで殴られるより強力。
鮫の牙(ザンナ・ディ・スクアーロ) ――使用者:スペルビ・スクアーロ
剣による超高速で繰り出される突き攻撃。その斬撃は空間を噛り付くかの如く。
鮫特攻(スコントロ・ディ・スクアーロ) ――使用者:スペルビ・スクアーロ
剣を高速で振るいながら移動することで、周囲のものを切り刻みながら特攻する技。スクアーロはこの技で剣帝テュールを倒した。
怒りの暴発(スコッピオ・ディーラ) ――使用者:XANXUS
2丁拳銃から憤怒の炎を連射することで、超極太のレーザーの様なものを直線状に発射する。
炎の鉄槌(マルテーロ・ディ・フィアンマ) ――使用者:XANXUS
2丁拳銃から憤怒の炎を、房の様な状態で直線状に放ち攻撃する。形としては「怒りの暴発」と極めて酷似しているが、連射速度が「怒りの暴発」よりも速い。
炎の蕾(ボッチョーロ・ディ・フィアンマ) ――使用者:XANXUS
2丁拳銃から憤怒の炎を発射して攻撃する。その際に対象の周囲を高速で旋回しながら連続で発射するため、まるで炎の華が咲いているかのように見える。
決別の一撃(コルポ・ダッティオ) ――使用者:XANXUS
2丁拳銃から憤怒の炎をありったけ込めた巨大な塊を発射し、着弾時にその名のように相手を死に至らしめるほどの大爆発を引き起こす技。
極限イングラム(マキシマム-) ――使用者:笹川了平(10年後)
素早い動きで敵の懐に入り込み、3連続パンチを繰り出す技。イングラムという技の名の如く爆裂的な破壊力を秘めているが、強力な拳はもちろんのこと、軽快なフットワークが必要とされるため繰り出すのは難しい技である。
奥義・四剣(おうぎ・しけん) ――使用者:幻騎士
四本の剣を四肢で自在に操り、相手に攻撃する技。霧属性の炎によって自らの幻覚を作り出す事で、相手の集中を欠かせ、その隙に連続切りを繰り出す。
アッディーオ(さようなら) ――使用者:モレッティ
自分の意思で心臓を止めて仮死状態になる技。
粘写(ねんしゃ) ――使用者:マーモン (バイパー)
特殊な紙(マモンペーパー)を使い鼻をかむことで、紙に知りたい情報を写し出せる。鼻水は普通の鼻水。
絶対魔拳(ぜったいまけん) ――使用者:リボーン、沢田綱吉
アニメオリジナル(標的71)。何者にも捕らわれない精神力を持ち、自分がこの世で一番怖いものを想像することで、その生物を召還する。しかし、これは、ただの幻影で、相手が恐れなければ、何の役にも立たない。リボーン曰く「絶対魔拳は絶対負けん」。なお、この技を発動させたことによって、リボーン、ツナのこの世で一番怖いと思うものが判明した。(リボーンは「マンモスらしき生物」、ツナは「リボーン」が怖い)ちなみにこのような精神力があれば、リボーン、ツナに限らず、誰にでも使える技と思われる描写があった。
光速天翔(サルト・ヴォランテ・ヴェローチェ・コメ・ルーチェ) ――使用者:ディーノ(10年後)
10年後のディーノが習得している奥義。ムチを高速で振るう。
白指 (しろゆび)――使用者:白蘭
死ぬ気の炎を指に一点に集中してパワーに転換して打つ技
白拍手(しろはくしゅ)――使用者:白蘭
合掌による掌圧に炎を乗せて衝撃波を生み出し、相手の炎をかき消す。

道具

10年バズーカ ――所有者:ランボ
ランボを参照
死ぬ気丸(しぬきがん) ――所有者:バジル、沢田綱吉
家光がバジルのために作った錠剤型の死ぬ気弾。ツナが所持しているものは、リング争奪戦終了後にバジルがくれたもの。服用することで死ぬ気モードになることができるが、体への負担は死ぬ気弾より大きい。なお、死ぬ気丸を2錠服用すると、超(ハイパー)死ぬ気モードになれる。服用するたびに一度死ぬかどうかは、作中には描かれていない。

ボンゴレリング


10年後の世界

「未来編」において、10年バズーカによって、ツナ・リボーン・獄寺・山本・京子・ハル・ランボ・イーピン・クローム・雲雀・了平・バジルの計12人が飛ばされた未来の世界。正確には9年10か月と少し後。無数に存在する未来のうちの1つで、それ以前に現代に訪れていた10年後のランボとイーピン、20年後のランボがいた世界とは異なる未来。入江曰く、無数に存在する未来の中で唯一白蘭に世界征服されていない未来。

現代からこの10年後世界までの間にツナはボンゴレX世に就き、並盛町の地下に巨大なアジトを建設している。ボンゴレファミリーはミルフィオーレファミリーと間で、ボンゴレリングを巡って抗争に突入している。

10年後の設定はそれまでの物語と大きく異なる部分も多いため、以下ではそれ以降登場した設定や用語などを解説する。

リング(指輪)

かつてのマフィア黎明期に暗黒時代を生き抜くため先人達が闇の力と契約した象徴とされてきたもの。「精製度」というものがあり、リングの精製度ランクが低い場合、リングや匣を使用した時に使用者の力が大きいと波動に耐え切れずにリングが砕けることもある。ボンゴレファミリーが代々受け継いできたボンゴレリング以外にも、ボンゴレリングと同等の力を持つ「マーレリング」や「ヘルリング」などのリングが存在する。

リングは使用者の波動(生命エネルギー)が通過するとそれを高密度エネルギーに変換して死ぬ気の炎を生成し、匣を開けることができる。ちなみに指につけている時だけでなく首にかけている状態でも波動は伝わるようである。リングの種類もボンゴレリングと同じく7種(大空・嵐・雨・雲・晴・雷・霧)が存在し、炎の威力は使用者の波動を計る尺度である炎の純度に依存する。ただし、使用者固有の波動とリングの属性が一致しなければリングに炎を灯すことはできず、また確固とした覚悟が必要であるとされている。覚悟の強さによって、リングの炎の力…すなわち純度が決定する(一度炎を出していても、覚悟の強さが変われば純度が変わったり、最悪炎が出せなくなることもある)。

リングの炎が発見されたのはツナが10年後に飛ばされた頃であり、当時リングの炎について知る者はマフィアの中でもごく少数しかいなかった。ディーノもその一人で、大空戦でツナの零地点突破・初代エディションにより凍らされたXANXUSをボンゴレリングの炎が溶かしたことを不思議に思っていて、リングの炎に辿り着き雲雀にそれをこれからの戦いの鍵となると教えていた。

リングは匣を開く目的で用いられることがほとんどだが、炎の強さによってはリング単体でもそれなりの力を発揮することが可能である。具体的には、山本等、生物系しか匣を使わない人物が自分の武器にリングの炎を纏わせたり、γが雷のリングによるバリアで攻撃を防いだ例が挙げられる。

73(トゥリニセッテ)

+ 73所有者 !属性!!ボンゴレリング!!マーレリングここにおける「偽」とは偽物を所持していたメローネ基地戦時点の「6弔花」を指し、「真」とは本物を所持しているメローネ基地戦以降登場の「真6弔花」を指す。!!おしゃぶり!!炎の色
大空 |沢田綱吉||白蘭||ルーチェ初出は『赤マルジャンプ2009SPRING』のポスター。10年後の世界での所持者は孫のユニで、ユニの母親(アリア)から受け継いでいる(単行本22・23巻より)。 ||橙
嵐 |獄寺隼人||偽:ジル
真:ザクロ||風(フォン)||赤
雨 |山本武||偽:グロ・キシニア
真:ブルーベルテレビ東京・アニメ公式サイト中「キャラクター」より||コロネロ||青
雲 |雲雀恭弥||偽:不明
真:桔梗||スカル||紫
晴 |笹川了平||偽:入江正一
真:デイジー||リボーン||黄
雷 |ランボ||偽:γ(ガンマ)
真:GHOSTテレビ東京・アニメ公式サイト中「キャラクター」において他の属性の守護者が確定したため||ヴェルデ||緑
霧 |クローム髑髏
(六道骸) ||偽:幻騎士
真:トリカブト||バイパー
(マーモン)||藍

ボンゴレリング」・「マーレリング」・「アルコバレーノのおしゃぶり」の各7つ計21個のリングの総称。精製度ランクは全てA以上。究極権力の鍵とされており、入江曰く73の原石こそがこの世界を創造した礎だと言われている。これらを集めることが白蘭の野望で、73ポリシーを計画した。73のうち、全てのマーレリングと5個のおしゃぶり はミルフィオーレファミリーが所有している。10年後の世界ではボンゴレリングは破棄されているため存在しないが、10年前のツナたちが持ち込んだボンゴレリングの回収を目論んでいる。

おしゃぶり
呪われた赤ん坊アルコバレーノが所有。リングと同じく属性を持っており、7つ存在する。精製度はA以上。ボンゴレリング同様、73の内の一つとして位置づけられているため、ミルフィオーレファミリーに狙われている。同じアルコバレーノが近づくと、おしゃぶりが光りそれを報せる。謎が多く、ラル・ミルチはおしゃぶりの力を解き放つ事で、全身に死ぬ気の炎を纏うという荒業を見せた。その際には身体能力が飛躍的に高まるようである。
ユニによれば、虹のように儚く消え、時空軸も線ではなく点として存在している。
ボンゴレリング
マーレリング
元々は、ボンゴレファミリーと同等の歴史を持つマフィア「ジッリョネロファミリー(今のブラックスペル)」に代々伝わっていたリング。ボンゴレリングと同等の力を持ち、ボンゴレリングと同様に「大空」「嵐」「雨」「雲」「晴」「雷」「霧」の7つのリングが存在する。精製度はA以上。大空のリングは中央の涙型の石が両翼を広げたデザインでその他のリングは楕円形の石が両翼を畳んだデザイン。また、マーレ(mare)とはイタリア語で海を意味する。ボンゴレリング同様、73の内の一つとして位置づけられている。
合併後はミルフィオーレファミリーが所有し、白蘭と幹部6人(6弔花)がそれぞれ所持しているとされたが、6弔花の持つマーレリングは全て精巧に作られた偽物(精製度はA)で白蘭の遠隔操作によって破壊された。本物は白蘭が独自に組織した真6弔花が所持している。
ユニによれば、海のように広がる横の時空軸を象徴としている。
ヘルリング

死ぬ気の炎が発見される以前より存在した、6種類の「霧属性」最高ランクの呪いのリング。白蘭・入江曰くレア度は5ツ星。それぞれが別の呪いを宿しているとされ、使用者との契約により強大な力を享受するとされる。

しかし、その力を得るための必要な契約とは地獄との契約であり、その力を受けたものは代償としてリング自身に己の精神を食わせることとなる。使用者の中には理性を失い人格が変わってしまう者もいると言われている。温厚だった人物が凶悪な独裁者になった裏にはこのリングが関係していたとされるなど、曰く付きのリングである。

5つの所在は判明しており、六道骸がマロッキョのヘルリングと名称不明の1つを所有しているほか、幻騎士が残像骨オッサ・インプレッショーネのヘルリング、フランが666セーイ・セーイ・セーイのヘルリング、川平のおじさんが気配セーニョのヘルリングを所有している。残る名称不明のヘルリングは所有者不明。

ヴァリアーリング

ステルスリング

霧系の特殊なリング。気配を消す事が出来、カメラなどの機器でも感知することが出来ないほどの幻術を作り出す能力を有している。原作では説明されていないが、アニメのオリジナルシーンで説明があった。ラル・ミルチが所有しているもの以外、登場しない。

カモフラージュリング

霧系の特殊なリング。物体の存在をセンサー等で把握されぬようかく乱する目的で主に使用される。

匣(ボックス)

リングによって生成された死ぬ気の炎によって開匣することのできる箱。サイズは手のひら大でサイコロ状である。中身は匣の属性によって様々で、戦闘を有利にするオプションのような物が入っている。注入した炎の分だけ動き、切れると停止する。尚、使用者の意思で炎が残っているいないに関わらず匣の中に戻る。戻る死ぬ気の炎・リング・匣の属性が一致しないと開匣することはできないが、大空の炎を持つ者のみ全ての属性の匣を開匣することができる(ただし、本来の属性を持つ者が使用したのに比べると、性能を全て引き出すことはできないため、威力は劣る)。また、匣の性能は死ぬ気の炎の純度に応じて引き出され、炎の出力が大きくとも純度が低ければ匣の力を引き出すことはできない。死ぬ気の炎・リング・匣の属性が一致していても、リングの炎が弱いと開匣できない匣もある。特殊な匣として、「バッテリー匣」という予備の炎を蓄えることができるものがある。

4世紀前の生物学者ジェペット・ロレンツィニが遺した343編の設計書を元に、アルコバレーノのヴェルデが同じ秘密結社の仲間のイノチェンティ、ケーニッヒと共に開発した。5年でプロトタイプを完成させ、生物を模したオリジナルの343の匣の他に新しく、保存用、道具、武器の匣を発明・開発をしている。しかしこの兵器には謎が多く、何百という偶然の発明なくしてはこの兵器は出来ないとされている(百蘭の能力により、本来この世界には起こらないはずの偶然まで人為的に起こさせていた。)。10年後の雲雀は匣兵器について調べているが、知れば知るほど謎は深まるという。そして、ヴェルデは非73線により、死亡し、イノチェンティも謎の死を遂げる。唯一生き残っているケーニッヒは地下に潜り、新たな匣を闇の武器商人に流していると伝えられている。なお、炎の属性の効果は全ての匣にあてはまるのではなく、一部の優れた兵器のみが属性の性質を生かした攻撃ができる。匣にはコピー可能なものもあり、また収納はできないが匣兵器同様に炎を動力源とした機械や兵器も開発されている(モスカ・シリーズ、メローネ基地など)。匣の中には二次的に改造された物があり、通常の匣には無い力を持つが致命的な弱点を持つ場合がある(そのため「アンバランス匣」と呼ばれる)。具体例として改造した結果匣に収納できなくなった霧ガントレットがある。

アルコバレーノ編では、現代の世界にて試作品の匣が、ちょっと面白い新兵器としてマフィアの間で出回っており、ヴェルデがマーモンに匣兵器の実験を依頼している。現代の世界の匣は試作品で開発途中であるため、匣の大きさは10年後の世界の物よりも大きく、匣兵器の形を保てる時間は短い(単純な生物なら長持ちする)。

真六弔花は体に埋め込まれた匣を開匣することで自らの肉体と匣兵器を合体させ、それを修羅開匣と呼んでいる。修羅開匣は匣アニマル(匣ダイナソー)の持つ特殊能力を人間自身の死ぬ気の炎の力で発動することで、匣アニマルの特殊能力をより強力に使用することができる。

大空属性
天空ライオン(レオネ・ディ・チェーリ) ――所有者:XANXUS(10年後)
ロレンツィニが設計したライオン型匣兵器で、レプリカが作成できないとされているぐらいのレア度が高い。そのため解明されていない部分が多く、能力も未知数である。構造も複雑であるため製作は難航し、4個の試作品のみが現存すると言われている(うち白い個体はXANXUSが所有、憤怒の炎により天空嵐ライガーとして使用され、橙色の個体はボンゴレ匣に改造されツナ所有)。大空属性の「調和」の力を持つ雄叫びが最大の特徴で、作中では対象を周囲の環境と同化させる能力を発動した。
XANXUSの場合は開匣する際、本来の大空の属性の炎に憤怒の炎が混入した状態で注入されるため、天空ライオンと嵐トラが混在した天空嵐ライガーリグレ・テンペスタ・ディ・チェーリ)となる。天空嵐ライガーは大空属性の特性である調和に加え、嵐属性の分解の特性も併せ持ち、咆哮にも嵐の炎が付加される。XANXUSはこの匣を「ベスター」と呼んでいる。
天馬(カヴァッロ・アラート) ――所有者:ディーノ(10年後)
馬型匣兵器。その足は数ある匣兵器でもトップクラスの速さを誇る。必殺技として「天馬超翔(ペガソ・スーペル・サルト・ヴォランテ)」があり、翼を生やしペガサスの様な姿となり、炎を纏った翼に触れたものは切り裂かれ、炎との調和によって灰となる。ディーノはこの匣兵器を「スクーデリア」と呼んでいる。
天空ライオンVer.V(レオネ・ディ・チェーリ バージョンボンゴレ) ――所有者:沢田綱吉
沢田綱吉を参照
白龍――所有者:白蘭
龍型匣兵器。百蘭専用の一品物らしく、詳細はよくわかっていない。ちなみにミニチュア版のミニ白龍というのも存在する。
嵐属性
ニードルスパイン ――所有者:太猿
名前はゲームより。背中から死ぬ気の炎によってトゲを生み出し、相手を串刺しにする。
黒鎌(ダークサイズ) ――所有者:野猿、太猿
巨大な鎌型匣兵器。相手を切り裂いたり、死ぬ気の炎を放ったりして攻撃する。個体によって微妙に形状が違う様である。
名称不明(防御膜) ――所有者:野猿、太猿
明言されていないがおそらく嵐属性の防御用匣。他の属性のものもあるのかも不明。
黒手裏剣(ダークスライサー) ――所有者:太猿
死ぬ気の炎追尾機能を持った手裏剣型匣兵器で、一つの匣に複数個収納されている。敵だけを追尾するため使用者には当たらず、敵の炎を吸収して速度を増し、最終的に目標物の1.5倍の速度に達する。
嵐サソリ(スコルピオーネ・ディ・テンペスタ) ――所有者:ビアンキ(10年後)
尻尾に毒のような効果を発揮する嵐属性の炎を宿した蠍型匣兵器。赤炎の矢の威力をもってしても破壊することが出来ないくらい硬く、尻尾から火炎放射をすることができる為、移動火炎砲台と呼ばれている。ビアンキは20個以上所有している。拷問にも使用されるらしい。
赤炎の矢(フレイムアロー) ――所有者:獄寺隼人
獄寺隼人を参照
嵐猫(ガット・テンペスタ) → 嵐豹(パンテーラ・テンペスタ) ――所有者:獄寺隼人
獄寺隼人を参照
嵐モグラ(タルパ・テンペスタ) ――所有者:ミルフィオーレファミリー
モグラ型匣兵器。ボンゴレファミリーの地下アジトを掘削する際に使用された。時々、方角を見失い所有者の元に帰って来ないものもいるらしい。
嵐蛇(セルペ・テンペスタ) ――所有者:バイシャナ
ケーニッヒによって作られた新型で、他の匣兵器を捕食して成長する巨大なツチノコ型匣兵器。鱗には嵐属性の炎を纏っており、触れたものを分解する。
嵐クワガタ(チェルヴォ・ヴィランデ・テンペスタ(C・V・テンペスタ)) ――所有者:バイシャナ
嵐の炎を顎に纏ったクワガタ型匣兵器。嵐蛇(セルペ・テンペスタ)と比べると火力、破壊力共に劣るが、嵐クワガタの顎にも分解能力が備わっている。相手に隙を与えない絶妙な時間差で攻撃する8連クワガタ(チェルヴォ・ヴィランデ・ベル・オット)で相手の動きを封じるため、回避する事も攻撃する事も困難である。バイシャナは8個所有している。バイシャナのそれは、改造されており本来の物にない素早さを持つ。
嵐ミンク(ヴィゾーネ・テンペスタ) ――所有者:ベルフェゴール(10年後)
分解能力を持つ炎を尾に纏うミンク型匣兵器。性格は従順。極めて防寒性に優れた体毛に覆われており、物体に体をこすりつけた時の摩擦熱で嵐属性の炎を起こすことができる。この能力をつかい分解作用をもった大規模な火事を瞬時に起こすことが可能。ベルフェゴールはこの匣兵器を「ミンク」と呼んでいる。
嵐コウモリ(ピピストレッロ・テンペスタ) ――所有者:ジル
超音波の代わりに目に見えない嵐属性の死ぬ気の炎「超炎破(オンデ・スーペル・フィアンマ)」を放出するコウモリ型匣兵器。炎の8割は相手に吸収され相手を分解するほか、相手匣兵器に噛み付いて炎を吸収することもできる。
嵐猫ver.V(ガット・テンペスタ ヴァージョンボンゴレ) ――所有者:獄寺隼人
獄寺隼人を参照
嵐ティラノサウルス(ティランノサウロ・テンペスタ) ――所有者:ザクロ
詳細不明。ザクロの左胸に埋め込まれている。
嵐ブーメラン(ブーメラン・テンペスタ) ――所有者:アラキデ
アニメオリジナル匣。両端に嵐の炎を帯びたブーメラン型匣兵器。自転による回転力に嵐の炎の特徴である分解が加わるため、凄まじい破壊力が生み出される。作中では双子のアラキデが1つずつ所有していた。
嵐ハイエナ(イエーナ・テンペスタ) ――所有者:ミルフィオーレファミリー
嵐属性の炎を耳に宿したハイエナ型匣兵器。比較的にコピーがしやすくレプリカが作りやすい。ミルフィオーレファミリーの主戦力となる匣兵器になっていて、匣初級の者にも使いやすく、所有者の炎の力によってそれ相応の力を発揮する。非常に高い殺傷能力を持つ。
雨属性
雨燕(ローンディネ・ディ・ピオッジャ) ――所有者:山本武
山本武を参照
渦転斬(カテンザ) ――所有者:山本武
山本武を参照
雨フクロウ(グーフォ・ディ・ピオッジャ) ――所有者:グロ・キシニア → クローム髑髏
青色の炎を帯びたフクロウ型匣兵器。洪水を引き起こすことができ、相手の意識を失わせる。サブ匣として白蘭がグロ・キシニアに授けた。骸との戦闘中に三叉槍で傷をつけられたことで骸の憑依が可能となり(骸が憑依した状態は“ムクロウ”と呼ばれる)、クローム髑髏との戦闘の中、骸に憑依されたことによりグロに離反、以降クローム髑髏の所有物となる(属性も骸の影響で雨から霧に移行)。
雨巨大イカ(クラーケン・ディ・ピオッジャ) ――所有者:グロ・キシニア
巨大なイカ型匣兵器。足に竜巻上になった水に酷似した死ぬ気の炎を纏い攻撃、グロの防御などを行う。メイン匣としてグロ・キシニアが授けられた物。クローム髑髏との戦闘で大破した。恥しがりやなことと、巨大なことで、全体を見るのは、困難。
暴雨鮫(スクアーロ・グランデ・ピオッジャ) ――所有者:スクアーロ(10年後)
水と類似した炎を全身に纏う雨属性のサメ型匣兵器。性格は凶暴。雨属性の匣兵器の中でも1、2を争う凶暴性と破壊力をもっている。その威力は皮膚がかすめただけで大ダメージを与えるほど。また噛み付かれた者は雨の炎の鎮静作用により一時痛みを忘れるといわれる。スクアーロは自分と同じ名の匣兵器を「アーロ」と呼んでいる。
雨ペリカン(ペリカーノ・ディ・ピオッジャ) ――所有者:オルゲルト
ペリカン型匣兵器。支援用であり攻撃力は皆無に近いが、嘴から雨属性の炎を噴射し他の匣兵器を無力化する能力を持つ。
巨雨象(エレファンテ・フォルテ・ピオッジャ) ――所有者:オルゲルト
水と類似した炎を纏う雨属性の巨大なゾウ型匣兵器。性格は穏やか。全身を炎で纏えば、飛行することも可能でその姿は見る者の度肝を抜く。能力的にも攻守共に申し分なく、まさに空飛ぶ要塞である。複製もさほど難しくなく扱いやすい穏やかな性格でもあるため、ミルフィオーレの次期主力匣兵器として有力視されている。
雨イルカ(デルフィーノ・ディ・ピオッジャ) ――所有者:バジル
声 - 寺崎裕香
ロレンツィニが設計した新型匣兵器の1つ。海豚型匣兵器。「ブレインコーティング」なる先進的なコミュニケーションシステムが組み込まれており、使用者及び他の生物型匣兵器との意思疎通が可能となっており、それを利用した「匣コンビネーション」という技も使用でき、他の生物型匣の炎を自らに集中することもできる。バジルは「アルフィン」と呼んでいる。
雨燕Ver.V(ローンディネ・ディ・ピオッジャ バージョンボンゴレ) ――所有者:山本武
山本武を参照
雨犬Ver.V(カーネ・ディ・ピオッシャ バージョンボンゴレ) ――所有者:山本武
山本武を参照
雨アンモナイト(仮称) ――所有者:ブルーベル
ブルーベルが川平不動産屋で使用。爆発するアンモナイト型匣兵器。一つの匣で複数個出現する。
雨ショニサウルス(ショニサウロ・ピォッジャ) ――所有者:ブルーベル
詳細不明。ブルーベルの左胸に埋め込まれている。
妨害コウモリ(ジャミング・バンピーロ) ――所有者:ミルフィオーレファミリー(ホワイトスペル)
アニメオリジナル匣。雨の炎を纏ったコウモリ型匣兵器。敵のセンサーを破壊し、ジャミングすることが主な目的として使用される。アイリスの発言から、この匣はブラックスペルは所持していない模様。
雨コテ(サルダトーレ・ディ・ピオッジャ)
雨属性の治療用匣兵器。雨属性の死ぬ気の炎を灯し傷口に当てるとことで、痛みを沈静化させる。設定のみで作中には未登場。
雲属性
雲ムカデ(スコロペンドラ・ディ・ヌーヴォラ) ──所有者:ラル・ミルチ
雲の炎を纏ったムカデ型匣兵器。相手の死ぬ気の炎を奪い吸収することで、体長を伸ばし纏わりつき、相手を捕獲することができる。また持ち主が自らの体に纏わりつかせることで防御壁となり、相手の攻撃を軽減することができる。ラルはこの匣兵器を「ザムザ」と呼んでいる。
雲ハリネズミ(ポルコスピーノ・ヌーヴォラ) ――所有者:雲雀恭弥
雲の炎を帯びたハリネズミ型匣兵器。球状になり竜巻の如く回転して攻撃する他、相手の死ぬ気の炎を喰って体積を膨張させたり、絶対的遮断力を持った雲の炎を混合した密閉球体となり相手を閉じ込めることができる(球針態)。さらに、リングを多数指にはめ、炎を一気に匣に注入することで、自分と相手の匣兵器や障害物を入れずに、相手と自分だけを閉じ込める密閉球体を作り出すことができる(裏球針態)。その中は炎の燃焼のために酸素が少なくなっていく上、四方を囲む棘で両者肉弾戦のみのデスマッチが可能となる。なお、匣兵器は拒絶できてもリングの炎は拒絶できない。雲雀はオリジナル1個の他に、レプリカを2個所有している。なお、草壁によって「バリネズミ」と名づけられている(雲雀は名前をつけていない)。
雲ハリネズミVer.V(ポルコスピーノ・ヌーヴォラ バージョンボンゴレ) ――所有者:雲雀恭弥
雲雀の持つ、「雲ハリネズミ」の匣兵器を改造した雲属性のボンゴレ匣。本体のロールとアーマー部分に分割することが可能で、ロールは形態変化(カンピオ・フォルマ)によって初代雲の守護者が使用した武器と同じ、手錠に姿を変える。
鬼熊(アンゴルソ・ディ・オルコー) ――所有者: