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少年エスパーねじめ/尾玉なみえ

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著者: 尾玉なみえ
巻数: 2巻

尾玉なみえの新刊
少年エスパーねじめの新刊

最新刊『少年エスパーねじめ 2


出版社: 集英社
シリーズ: ジャンプコミックス


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少年エスパーねじめの既刊

名前発売年月
少年エスパーねじめ 1 2002-08
少年エスパーねじめ 2 2002-10

少年エスパーねじめ』(しょうねんエスパーねじめ)は、尾玉なみえによるの日本のギャグ漫画作品。2作の読切と1作の連載があり、このうち最初の読切1作はこおろぎあぽじ名義で発表されている。

概要

同名の読切作品(後述)を元に『週刊少年ジャンプ』(集英社)誌上において、2002年13号から33号にかけて連載(20週で打ち切り『少年エスパーねじめ』2巻、表紙そで)。

世界の秩序を乱そうとする暗黒エスパーとそれを阻止しようとする白エスパーとの闘いを軸として、白エスパーである響ねじめを主人公としたギャグ漫画作品。

前作『純情パイン』とは世界設定を共有しており、飯岡あん・森めめんとなどのキャラクターが再登場している。

登場人物

白エスパー

響 ねじめ(ひびき -)
主人公。暗黒エスパーを倒すため流浪中。「ソファーが欲しかった」という理由で、瀬川るきじの家に強引に居候する。
すぱな
響ねじめをサポートする雌ネコ。人間に変身できる。
上目おろち(うわめ -)
隕石を武器に使う白エスパー。通称「へび君」。以前ブラジルのコーヒー園で働いていたので畑仕事が好き。普段は礼儀正しい常識人だが、キレやすい。
うーほー・がーる
エスパーが持つことができる「エスパロイド」というロボット。気に入ったものは何でもお腹の引き出しに入れる収納上手。

暗黒エスパー

瀬川 るきじ(せがわ -)
大人しく、常識的な小学生。ひょんなことから自宅に居座るようになったねじめとすぱなに、日々迷惑をかけられている。実は暗黒魔人シドイハの生まれ変わりだが、完全には覚醒しなかった。
志土 いは(しど -)
るきじがねじめ達との付き合いで混沌とした感情を感じたことが原因で、無意識のうちに暗黒エスパーとして覚醒した姿。
瀬川 あまにた
瀬川るきじの母親。常にウサギの被り物をしている。
瀬川 かなびす
瀬川るきじの父親。ほぼ全裸で生活。
ボタン・ゼブラ
自販機から望まれてない「おしるこ」が出る世界を作ることが目的のエスパー。
エチケットタイガー
キスのときに鼻毛が飛び出す世界を作ることが目的のエスパー。
どくろ・サーカス
相性の悪い食べ物の組み合わせを落書きしていくエスパー。
割差るがー (わるさ -)
日本のメガネを変えるために戦うエスパー。るきじに親切にされたことで、彼に恋心を抱く。
じゅん・劣吾 (- れつご)
ものを3倍に増やすことができるエスパー。
瞳 かわく(ひとみ -)
えすてるがねじめ・おろちの全裸を撮影する「漢撮影会」に出くわした。
うでポンパー
暗黒エスパー暗黒親衛隊。ねじめを倒して、親衛隊給食係への昇格を狙っている。右腕が注射器。ねじめのエス波で瞬殺された。
ぱとらっし
暗黒系のエスパー犬。前の飼い主に酷い仕打ちを受けたために人間を信じられない。ねじめとえすてるが飼い主に立候補した。その正体は犬に変身したかなびすだった。

その他

練川 えすてる(ねりかわ -)
ねじめ、るきじの通う学校のクラスメイト。ねじめが家の壁に立ち小便をするので、高枝バサミで「チョン切る」と宣言。家は超貧乏で、「おいも王国」を設立して大金持ちになるのが夢。
飯岡 あん(しゃりおか -)
ねじめ・るきじの通う学校のクラスの担任。『純情パイン』にも登場している。
紅酢 しゃいろっく(べにす -)
意地悪な金持ち。えすてるに好意を寄せる。
校長
名徳小学校校長。執拗にねじめの入学を拒否する。ねじめが引き起こした「熱海インパクト」の被災者の一人だった。
森 めめんと(もり -)
理科準備室で心臓発作を起こして死亡した女の子の幽霊。『純情パイン』にも登場している。

読切版

連載版の原型となった同名の読切作品が2作存在する。両作共に短編集『ロマンティック食堂』に収録。連載版と同じく全ての作品においてエスパーである響きねじめが主人公となっているが、その他の設定では異なる部分も多い。

『エクストラビージャン』 (EB) 版(角張って堅い編)
商業誌において『少年エスパーねじめ』のタイトルで最初に発表された作品。『エクストラ・ビージャン』1999年12月30日号にこおろぎあぽじ名義で掲載された。ねじめと練川えすてるが登場するが、人間関係などの設定には異なる点が多い。後の連載版と絵柄が大きく異なる。短編集『ロマンティック食堂』では「少年エスパーねじめ 〜角張って堅い編〜」として収録されている。
『週刊少年ジャンプ』 (WJ) 版(丸くやわらか編)
『週刊少年ジャンプ』2001年46号に掲載され、連載版の直接的な原型となった作品。へび・しゃいろっくが登場人物に加わり、それぞれの人物設定も連載版と近い物になっている。ただし、白エスパーと黒エスパーの対立構造や、るきじの存在はない。『ロマンティック食堂』には「少年エスパーねじめ 〜丸くやわらか編〜」として収録されている。

登場人物

響 ねじめ
両作で主人公。「WJ版」では性格等「連載版」に近い設定となっているが、「EB版」では超能力の使い方等異なる部分が多い。
練川 えすてる
両作でヒロインとして登場。
輝 あびぶ(てる あびぶ)
「EB版」に登場。クラス一の美男子。練川の笛をなめるのが趣味。
穴木 しおれ(あなき しおれ)
「WJ版」に登場。エスパーの少女。
コワルスキー
「WJ版」に登場。ねじめ・へび・しおれの先生。とても怖い。
上目 おろち・紅酢 しゃいろっく
「WJ版」に登場。「連載版」にほぼ設定を引き継いでいる。

書誌情報

いずれも著者は尾玉なみえ、発行は集英社。

  • 『少年エスパーねじめ』〈ジャンプ・コミックス〉
    1. 2002年8月7日第1刷発行、ISBN 4-08-873302-9
    2. 2002年10月9日第1刷発行、ISBN 4-08-873328-2
  • 『ロマンティック食堂 尾玉なみえ短編集1』〈ヤングジャンプ・コミックス・BJ〉2005年10月24日第1刷発行、ISBN 4-08-876873-6

脚注