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御手洗家、炎上する/藤沢もやし 藤沢 もやし

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著者: 藤沢もやし 藤沢 もやし
巻数: 9巻

藤沢もやしの新刊
藤沢 もやしの新刊
御手洗家、炎上するの新刊

最新刊『御手洗家、炎上する 8


御手洗家、炎上する』(みたらいけ、えんじょうする)は、藤沢もやしによる日本の漫画。『Kiss』(講談社)にて、2017年5月号から連載中。

あらすじ

代々病院を経営する御手洗家は13年前、自宅兼診療所が全焼するという事件があった。原因は火の不始末とされ、燃えさかる家の前で母が土下座する光景を、御手洗家の長女・杏子はまざまざと見せつけられた。後日、責任を深く感じた母は2人の娘を引き取り、離婚することで事態は収束した。しかし、どうしても腑に落ちなかった杏子は、時を経て御手洗家に家政婦として潜入し、火事に隠された真相を暴くことを決意する。

登場人物

村田家

村田 杏子(むらた あんず)
本作の主人公。25歳の家政婦(登録名は「山内しずか」)。旧姓は御手洗(みたらい)。東京都北西部(23区外)在住。
元々は開業医の令嬢として育ったが、火事の一件で両親が離婚。その後は母親の親権となり、現在は柚子とアパートで2人暮らしをしている。長らく母子家庭で育ったため、家事全般のスキルが非常に高い。また、機転の利く性格で演技力に長けるなど、万事に優れた才能の持ち主。
表向きは従順な家政婦を装っているが、その実態は「13年前に失った全てのものを奪い返す」ために御手洗家へ近づき、徐々に事件の真相へと迫っていく。
村田 柚子(むらた ゆず)
杏子の妹。22歳の女子大生。外見は母親似。
家計を助けるため、学業の傍らアルバイトをしている。小学生時代は希一・真二兄弟と仲が良かったが、現在はあまり快く思っていない。しかし、思わぬ形で真二と再会を果たし、そこから秘密裏に御手洗家の家庭事情を詮索していく。
杏子と柚子の母(仮称)下の名前は明記されていないが、第1話でイニシャルが「S」ということが判明している。
治の前妻。46歳のシングルマザー。
日本人とドイツ人の血を引くハーフ。才色兼備の持ち主だったが、若いころから虚弱体質に悩まされていた。離婚してから数年後、極度のストレス状態が続いたことで倒れ、それからは部分的な記憶喪失に陥っており、現在は闘病中。

御手洗家

御手洗 真紀子(みたらい まきこ)
本作の裏主人公。46歳のセレブ妻。旧姓は渡(わたり)
元々は貧しい生活を送るシングルマザーだったが、後に治と再婚して悠々自適の生活を送っている。現在は読者モデルとして売り出しており、偽りの私生活をインスタグラムに投稿している。
自他共に認める強欲な性格(本人曰く「欲しいと思うものは、何でも手に入れてきた」とのこと)。柔和な外面で通っているが、その裏でどこか不穏な雰囲気を漂わせており、杏子からも強い警戒心を抱かれていた。
事件当日、火災現場に居合わせているところを杏子に目撃されており、真相の鍵を握っているとみなされている。
御手洗 希一(みたらい きいち)
真紀子の長男。28歳のニート。星座好き。
昔は弟想いの優しい兄だったが、現在は自室に引きこもっている社会不適合者(表向きは商社に勤めている)。
御手洗 真二(みたらい しんじ)
真紀子の次男。25歳の医学生。パクチーが好物。
昔はゲーム好きの大人しい少年だったが、現在は診療所を継ぐため大学で勉強中。本人曰く「昔から要領が悪い」らしく、大学受験も3浪している。虚偽の私生活をアピールする母親を快く思っておらず、また希一との兄弟間にも距離が生じている。
御手洗 治(みたらい おさむ)
杏子・柚子の実父、希一・真二の義父。代々続く開業医(内科)の跡取り。
13年前、火災の原因を作った前妻と離婚し、それから間もなく真紀子と再婚する。

その他

クレア
杏子の友人。自営業者。
学生時代から裁縫を得意とし、現在はオリジナルブランドの衣服をネット販売している。

書誌情報

  • 藤沢もやし『御手洗家、炎上する』講談社(KC Kiss)、既刊1巻全国書店ネットワークe-hon(2017年12月13日現在)
    1. 2017年12月13日発売 ISBN 978-4-06-398033-2

脚注

注釈

出典

外部リンク