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忍者パパ/山本康人

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著者: 山本康人
巻数: 7巻

山本康人の新刊
忍者パパの新刊

最新刊『忍者パパ 7


出版社: 双葉社
シリーズ: アクションコミックス


忍者パパの既刊

名前発売年月
忍者パパ 6 2009-02
忍者パパ 7 2009-06

忍者パパ』(にんじゃパパ)は、山本康人による日本の漫画作品。『漫画アクション』(双葉社)にて、2006年9号から2009年8号まで連載された。単行本は全7巻。

ストーリー

祭 のぶ夫は32歳の若ハゲ、団子鼻、小太りの風貌な上に、会社ではクレーム処理担当で上司からいつも叱られている冴えないサラリーマン。しかし家ではやさしくて美人な妻、と2人の子供、に囲まれて、経済的余裕が無いながらも幸せな家庭を築いていた。

しかし、のぶ夫の本当の姿は愛を知ったために抜け忍となってしまった、七狗留(なくる)忍流暗殺技の伝承者であった。自分を追うかつての仲間や、家族を狙う悪と戦う毎日をのぶ夫は過ごす…。

登場人物

のぶ夫とその家族

祭 のぶ夫
主人公。表向きは32歳の食品会社勤務のサラリーマンで、家では一男一女の父親。真の姿は七狗留忍流の暗殺術伝承者で最強の忍者だった抜け忍。
高校生時代の綾と出会い、愛を知り抜け忍となる。
普段は温厚で誠実。不器用ながらも慕われる存在。同居している義理の母、梅からは毎日嫌味を言われているものの、妻とのスキンシップは欠かさず子供たちからも慕われていて家族仲は良好。
しかし、家族や自身に危険が迫ると冷酷非情な最強の暗殺者としての姿を現す。
祭 綾
のぶ夫の妻。28歳。旧姓・花咲。美人にして心やさしく穏やかな人格者で、良妻賢母の鏡。高校時代は弓道部。
彼女との出会いから、のぶ夫は抜け忍となった。
夫のことを心から愛し、毎晩スキンシップを欠かさない。
祭 空
長男。顔立ちは母親似。活発で運動神経に優れる。
祭 海
長女。8歳。顔立ちは父親似。無邪気で穏やか。のぶ夫の忍者の才能を受け継いでいるが、本人は気付いていない。
花咲 梅
綾の母でのぶ夫の義母。のぶ夫宅に同居している。愛娘・綾がのぶ夫みたいな冴えない男と結婚したことに理解ができず、いつものぶ夫に嫌味を垂れる(無論、のぶ夫の正体には気付いていない)。
実は菊穴流という古武術の免許皆伝という使い手。

のぶ夫の会社関係者

七狗留忍流

大昔から時の権力者の陰で暗躍してきた忍者集団。大抵のことはもみ消しにできるほど、権力者とのつながりを有している。普段は山中にある里の麓にある町で市民にまぎれて過ごしているが、内実は忍者としての優れた資質を持った者同士を交配させて優秀な種を生み出し忍者として育成している。

総帥
本名不明。七狗留忍流の総帥を務める老人。のぶ夫の始末を命じる。
ムサシ
七狗留忍流総帥の孫娘。16歳の美少女。のぶ夫の婚約者だった。普段は田舎から出てきた穏やかで純朴な女子高生を演じているが、本性は非常に苛烈で残忍。自身の親しい存在に対しては優しく誠実な一面を持つ。元・婚約者ののぶ夫に病的に執着している。
鬼丸
のぶ夫のライバルで、里のナンバー2だったが、のぶ夫に敗れてから酒と薬に溺れて転落。のぶ夫に復讐心を燃やす。
小鉄
のぶ夫に差し向けられた刺客の一人。
丸男
七狗留の少年忍者だったが忍ハトを使う以外の忍者としての資質不足に悩んだ末に抜け忍となるものぶ夫に殺された。生前はのぶ夫を慕っていた。
のぶ夫の弟
本名不明。伝承者争いでのぶ夫と戦い、殺された。

その他の敵

上条
大金持ちの御曹司で若くして社長。綾の高校時代の同級生で、綾を「アーヤ」と呼んでいた。カネの力で綾を奪おうとするが綾に拒絶される。それでも諦めずに綾を奪おうとしたためにのぶ夫の逆鱗に触れて殺された。
梅沢部長
親会社から出向してきた部長。パワハラ上司。出世のために自分の妻を上司に差し出し、その結果息子ともども自殺に追いやった揚句に役立たず呼ばわりし、のぶ夫にも妻を差し出すように命じた冷酷非道。大学ボクシングタイトル保持者。右ストレートに自身を持っていたが、のぶ夫には通じず、殺された。