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愛してナイト/多田かおる

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著者: 多田かおる
巻数: 3巻

多田かおるの新刊
愛してナイトの新刊

最新刊『愛してナイト 3


出版社: 集英社
シリーズ: 集英社文庫コミック版


twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)

PLAST1C80B0Y2 My Favorite Comics No.4 "Ai-Shite Night" 大好きなマンガその4『愛してナイト』#comic #lovely #cute #girl #manga #マンガ #漫画 #fashi http://t.co/kidE9V4t
pierrot127 本当に愛してナイトの頃とイタキス後期じゃまるで違う~うまくなって簡素化されたのともちょっと違う気が。いくえみ綾はスターダスト3年目だったかな?中学生の時に彗星のごとく現れて好きで読んでました。私はPOPSあたりが苦手だったかも~

愛してナイトの既刊

名前発売年月
愛してナイト 1 1997-01
愛してナイト 2 1997-01
愛してナイト 3 1997-03

愛してナイト』(あいしてナイト)は、多田かおるによる日本の漫画作品。また、それを原作とした同名のテレビアニメ、および実写版。『別冊マーガレット』(集英社)に連載された。

あらすじ

お好み焼屋「まんぼう」の一人娘・"やっこ"こと三田村八重子とロックシンガー・加藤剛の乙女チックな明るい恋物語を描く。

登場人物

三田村八重子(声:堀江美都子)
この漫画の主人公で、みんなから「やっこちゃん」と呼ばれているやさしくて、とても純粋な女の子。このやっこちゃんをめぐり、さまざまな男が愛憎劇を繰り広げるのがこの漫画のストーリーの核心である。
加藤剛(声:ささきいさお)
ロックバンド「ビーハイヴ」のボーカリスト。最初は意識しないながらも、少しずつ純粋で一途なやっこに惹かれていく。
白黒マンガではいまいちわかりづらいが、彼の髪は前面が真っ赤でそれ以外は金髪というかなりパンクな髪型をしている(しかしビーハイヴはパンクバンドではない)。
加藤橋蔵(声:三田ゆう子)
剛の腹違いの弟で、パーマのかかった青い髪が特徴。やっこと剛を恋人同士にさせるために、あの手この手で作戦を仕掛けるところを見ると、純粋そうに見えるが、実は計算高い園児であることがうかがえる。
ジュリアーノ(声:雨森雅司 → 兼本新吾)
剛が飼っている猫で、いつも橋蔵と行動を共にしており、橋蔵が抱きかかえると前が見えなくなるくらいのデブ猫である。鳴き声が「ふみ〜」と「ぶみ〜」しか言わない。目つきが悪く、特に女性に懐くことは滅多にない。お好み焼きの『ぶた玉』が好物。
八重子の父(三田村しげまろ)(声:青野武)
口は悪いが一人娘のやっこを溺愛しており、常にやっこを監視している。人情的な話をされると、無理な頼みも断れなくなってしまう性格である。口癖は「車とわけえ男には気をつけろよ!!」である。
大川里美(声:森功至)
藤木(声:麦人)
東野英次(声:塩沢兼人)
梶原芽衣子(声:川島千代子)
藤田五十鈴(声:間嶋里美)
杉(声:堀秀行)

テレビアニメ

1983年3月1日から1984年1月24日まで火曜日19:30から20:00の時間帯においてテレビ朝日系で放送。全42話。

スタッフ

  • プロデューサー:勝田稔男、武田寛(東映動画)
  • 原作:多田かおる
  • 音楽:青木望
  • キャラクターデザイン:山口泰弘
  • 作画監督:山口泰弘、笠原彰、福地信之、冨沢雄三、野田拓実、小室常夫、荒木伸吾、永樹龍博、多賀かずひろ
  • 美術設定:田中資幸
  • 美術:田中資幸、勝井和子、池田祐二、山本善之
  • シリーズディレクター:葛西治
  • 演出:葛西治、福島和美、吉沢孝男、八置繁男、正延宏三、芹川有吾、貝沢幸男、腰繁男
  • コンテ:西沢信孝、福島和美
  • プロデューサー:加藤守啓(テレビ朝日)、富田泰弘(東映エージエンシー)
  • 脚本:馬嶋満、富田祐弘、田村多津夫
  • 特殊効果:板坂泰江、中島正之、鈴城るみ子
  • 撮影:池上元秋、佐野和広
  • 編集:鳥羽亮一、花井正明
  • 録音:波多野勲
  • 効果:水野修一
  • 選曲:宮下滋
  • 演出助手:佐藤順一
  • 製作進行:山口克己、大久保唯男、井藤誠、樋口宗久
  • 記録:原芳子
  • 現像:東映化学
  • 製作:テレビ朝日、東映動画、東映エージェンシー

主題歌

  • OP「恋は突然」(作詞:藤公之介 作曲:小田裕一郎 編曲:久石譲 歌:堀江美都子)
  • ED「ぼくのジュリアーノ」(作詞:藤公之介 作曲:小田裕一郎 編曲:久石譲 歌:平塚たかあき)
  • 挿入歌「FIRE」「FREE WAY」(歌:ビーハイヴ)
    • 劇中で剛が所属する架空のロックグループ「ビーハイヴ」名義で実際にレコードを発売。メインボーカルはアイ高野が担当。「アイ高野とビーハイヴ」はこの後LPを2枚発表する。「アイ高野とビーハイヴ」には、後にGacktをバックアップすることになる茶々丸こと藤村幸宏も在籍した。

放映リスト

  1. 坊やと猫とキザな奴
  2. 女嫌いのジュリアーノ
  3. キッスはまだ早い
  4. めぐりあいロックンロール
  5. 剛とやっこの結婚人形
  6. 真夜中のプラトニック・ラブ
  7. 乙女チックな三角関係
  8. 忘れ物ラブソング
  9. カン違いのキッス
  10. 愛のバースデー・プレゼント
  11. さよなら剛さん
  12. 恋のジグソーパズル
  13. 悲しみのフリーウェイ
  14. 雪と別れのノクターン
  15. さらわれた橋蔵ちゃん
  16. ずぶ濡れロックンロール
  17. 男一匹ジュリアーノ
  18. やっこ虹色のスキャット
  19. 橋蔵ちゃんの誕生日
  20. 夜ふけのロンリー坊や
  21. GO!剛!ビーハイヴ
  1. 夜明けのロングビーチ
  2. 白樺林の熱いキッス
  3. 嵐の中のデュエット
  4. 夏祭りのサンバ
  5. 湖畔の熱いヴォーカル
  6. 恋のインターチェンジ
  7. やっこのファースト・キッス
  8. ベイビー・アイラブユー
  9. 星空のラブコール
  10. 帰ってきた結婚人形
  11. 愛と哀しみのウェディング
  12. ひとりぼっちのマイハート
  13. 別れのプレリュード
  14. こわれたリズムボックス
  15. 愛の炎・ファイヤー
  16. パリからの子守唄
  17. 小さな星のメロディ
  18. ちびっこ天使のロック
  19. 雪色のバラード
  20. 恋人たちのコンチェルト
  21. ウェディングベルは剛さんと

ネット局

  • テレビ朝日 - 北海道テレビ放送、東日本放送、山形放送※、福島放送、新潟テレビ21(1983年10月 - )、テレビ信州、北日本放送(NTV系)※、福井放送(NTV系)※、静岡けんみんテレビ(現・静岡朝日テレビ)、名古屋テレビ放送、朝日放送、広島ホームテレビ、山口放送※、瀬戸内海放送、九州朝日放送、宮崎放送(TBS系)※、鹿児島放送

無印=同時ネット局 ※=時差ネット局

この番組の放送当時系列局だったはずの山形放送と山口放送だが、時差ネットとなったのは、本来の放送日時には裏番組を放送していたため。また、こちらも放送当時系列局だったはずの青森放送では、遅れネットすらなされなかった。なお、いずれの局も、実はNNSにも加盟していた。

備考

  • この作品タイトルのきっかけは、MBSの深夜ラジオ「ヤングタウン」だった。
    • 笑福亭鶴瓶・中村行延らがパーソナリティーを勤める「ヤングタウン」の月曜日のコーナーに、リスナーから詞を送ってもらい、シンガーソングライターである中村が曲をつけて番組内で発表するというのがあり、そこで採用された歌詞のひとつが「愛してナイト」だった。著者と鶴瓶は知り合いだったため、新連載の際にこのタイトルを頂戴したのだという。
    • 「愛してナイト」は中村行延のアルバムに収録されているが、アニメ化の際には全く使用されていない。
  • ジュリアーノを演じた雨森雅司は、近所の親父役も演じて2役をこなしていたが中途で降板(代役は兼本新吾)、番組終了後の3ヶ月後に肝硬変で急死し、この作品が遺作となった。
  • 原作は関西が舞台であったが、アニメ版は東京を舞台に変えて設定されている。
  • アニメのオープニングの冒頭、画面左から橋蔵、やっこちゃん、ジュリアーノが並んで歩く場面で、第6話までは足の動きがあとずさりする様な動きだったが、第7話のオープニングからは修正され普通に前に歩く動きのものになった。
  • 加藤剛を演じたささきいさおは、歌の場面では歌っていなかった。これは、ささき自身がアニソン歌手・またはロカビリー歌手というイメージがある事やささき自身の歌声が演じた剛自身に似つかない所がある事やささき自身が固辞した為と思われる。その為、歌はアイ高野が歌っている。
  • テレビ朝日の火曜19時30分枠でアニメが放送されるのは、1979年3月27日終了の『星の王子さま プチ・プランス』(朝日放送制作)以来4年振り、テレビ朝日制作作品は、1975年3月18日まで放送していた『カリメロ』(第1作。4月以降は30分繰上げ)以来8年振りだが、『カリメロ』は日伊合作作品であるため、純国産では1965年8月31日終了の『少年忍者風のフジ丸』以来、実に18年振りである。
  • 本放送中期以降、エンドテロップ代わりに「やっこの恋占い」と称し、やっこ(堀江美都子)が「○○座のあなた、今週は…」と星座占いを紹介していた。

実写版

ネットシネマとして2004年にドラマ化されている。全12話。

  • 主演:加藤未央、高田宏太郎
  • 監督:大江利哉
  • 配信:Yahoo! JAPAN

また、1985年頃にイタリア国内で、本作品を翻案したテレビドラマが放映された。舞台となるお好み焼き屋はPolpette(ポルペッテ、ミートボールのこと)の食堂という設定に変更されているが、やっこちゃんの父の格好は原作と同じ格好をしている。しかし、かっぽう着が理解できていないため、不思議なフリルのついた白衣をつけた格好になっている。

本編を4つのパートに分け、

  • Licia dolce Licia(「リーチャ、優しいリーチャ」リーチャはやっこちゃんのイタリア名)
  • Kiss me Licia(「キスしてリーチャ」なぜか英語のタイトルとなっている)
  • Love me Licia(「愛してリーチャ」これも英語タイトルとなっている)
  • teneramente Licia(「愛を込めてリーチャ」)

となっている(時系列はこの順序でなく、詳細は不明)。

Liciaの名前で分かるとおり登場人物の名前は変更されており、やっこちゃんの父はMarrabbio(マッラッビオ、怒るの意)となっている。

関連項目

  • PRESENCE - 多田の夫、西川茂が在籍していたバンド。当時メンバーだった恩田快人の話によれば、ベタ塗りやスクーリーントーンを貼ると言ったアシスタント的な手伝いを何度かしたことがあるとのこと。
  • ノヴェラ - 当時、多田が入れ込んでいた日本のプログレッシブ・ロックバンドで、ビーハイヴのモデルとなったバンド。

外部リンク

sq:Ai Shite Knight