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文鳥様と私/今市子

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著者: 今市子
巻数: 11巻

今市子の新刊
文鳥様と私の新刊

最新刊『文鳥様と私 11


出版社: BBMFマガジン
シリーズ: LGA!コミックス


twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)

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文鳥様と私』(ぶんちょうさまとわたし)は今市子の文鳥をテーマにした漫画。2010年現在は月刊Mystery saraで連載。単行本最新刊は第10巻。

概要

作者が自宅で実際に飼っている文鳥を主題にしたノンフィクションの実録漫画で、主に『ハムスペ』で連載されていたが、あおば出版倒産に伴い、Bbmfマガジン発行の月刊誌Mystery sara(ミステリーサラ)に2007年11月号から引き継がれた。これによりBbmfマガジンから2009年1月に新刊として第9巻が発行された。また、絶版となっていた既刊コミックス計8巻も、新装版として2009年2月から5月までに順次発行された。 一羽一羽の文鳥にキャラが立っていて、それぞれの愛と思惑を抱いて交錯する文鳥同士の社会が生き生きと、かつ面白おかしく描かれているのが特徴。

登場する鳥

日付は、生年月日または入手年月日と、没年月日を表す。

福ピー(ふくぴー、白文鳥、オス、1994年9月-1999年1月17日)
本名福。最初文といっしょに買われてきたが文は3か月で病死(名前の由来はいずれも「文福茶釜」より)。以後買われてきたハナの夫。文鳥界でも屈指の美貌を持ち、好きなものは自分の姿を写すことの出来る鏡。漫画の表現上の口癖は「美しいオレ」。4歳3か月で不慮の事故のため死亡。
ハナ(白文鳥、メス、1995年4月-2000年8月8日)
通称ハナちん。福ピーの妻であったが、夫婦仲は悪かった。卵産みマシーンと呼ばれるほど、卵を産んだが、なぜか生まれたヒナ(ナイゾウ)を育てようとはしなかった。福ピーの死後はスモモと再婚し、4羽の子宝に恵まれた。スモモとの共同作業で子育てに成功し、幸せな晩年を送った。漫画の表現上の口癖は「〜なのね」。5歳5か月で病死。
ナイゾウ(桜文鳥、オス、1996年10月22日-2005年1月11日)
通称ナイちゃん。今家初の自家製文鳥で、福ピーとハナの間に出来た子供。ハナがいっこうに子育てしようとしないので、生後2日から作者が人工で子育てした。その際内臓がすけすけだったことが名前の由来。しかし、与えた餌にカルシウム分が不足しており、つるつるした床で立つことの出来ない脚弱の体を持つこととなった。さらに実際に満腹する量より少ない餌を与えられていたため(作者は「それ以上食べるとパンクする」と思っていたが、そんなことはなかった)、体が小さい。胴がとても短いという特徴も持つ。加えて病弱なため、病院のお世話になる回数も多かった。体も弱いが頭も弱い模様。漫画の表現上の口癖は「〜なのだ」。誰とも結婚することなく独身でその生涯を閉じたが、自身の母親であるハナをいつも追いかけ回していた。ハナの死後は姪のちまきに接近する。初の自家製文鳥ということで、作者の溺愛は並大抵のものではなかった。晩年はお尻にできた腫瘍のため、エリザベスカラーをつけて闘病生活をしたが、完治。死因は老衰かと思われる。
スモモ(白文鳥、オス、1997年11月2日-2008年8月)
ナイゾウの嫁にとデパートで衝動買いをしてきた文鳥。名前の候補には「モモ」が挙がっていたが、痩せているので「スモモ」となった。顔が可愛くメスに違いないと思いこんで買ってきたが、実際にはオスだったことが判明。以降、ナイゾウとは犬猿の仲である。しかし、その後なぜか福ピーのことを「アニキ」と呼んで、いつもついて回って行動するようになった。要するにホモである。福ピーの死後は、ハナと結婚し幸せな家庭を築いた。ハナの死後は孫のちまきと再婚し、1羽の子宝を授かる。白内障を抱えるなど老鳥症状も。およそ11歳で亡くなる。フロンティアワークス『B級グルメ倶楽部SPECIAL BOOK』より。
ささめ(桜文鳥、メス、1998年4月2日-2006年8月20日)
ナイゾウの嫁にと買われてきた二匹目の文鳥であるが、結局ナイゾウと結婚することはなかった。名前の候補には「みよちゃん」が挙がっていたが、笹川さんという友人の漫画家が作者の夢の中で自分の名前からとって「ささめ」と命名するよう勧めたので、「ささめ」に決定した。ささめは福ピーやスモモが好きな模様だが、基本的に相手にされていない。独身で、1羽の子宝も授かっていない。とにかくモテない。人にもあまり馴れない。夢は世界征服あるいは宇宙の支配者だと作者に推定されている。文鳥はスズメ同様両足を揃えてぴょんぴょん跳ねるホッピング歩行をする鳥であるが、年をとったささめはカラスタイプの両足を交互に出す歩行をするようになる。両目に白内障を発症するも通院投薬を経て視力が回復したり、体重が激減してもう駄目だと思われつつも数週間持ちこたえるなどタフさを示す。9歳4か月で死亡するが、入手時点で既に完全な成鳥だったためそれより高齢と推察される。
うさ(白文鳥、オス、1998年12月31日-2010年9月末)
ハナとスモモの間に出来た子供。ナイゾウ人工給餌の反省を踏まえ、栄養バランスと量に十分配慮して育てたため見事な体格の白文鳥に育つ。MAX体重は32g(肥満ではない)。かめと並んで悪さするギャング文鳥として名高かったが、じゅんじゅんと結婚してからは弟と犬猿の仲に。じゅんじゅんを亡くしたあとはひなこと再婚し、10歳を過ぎてもなお求婚ソングを歌い交尾を試みるなど弟かめに比し元気だったが、11歳になりさすがにバリアフリー生活に。11歳9ヶ月、締め切りに追われる作者の手の中で看取られつつ死亡。
かめ(白文鳥、オス、1999年1月3日-2009年10月末)
ハナとスモモの間に出来た子供で、うさの弟にあたる。うさに比較して割と人懐こい性格。けんけんと結婚。10歳過ぎてもメスに求婚を忘れないうさより3日若いが、かめはバリアフリーの老文鳥ライフを送り、10歳9ヶ月で老衰にて死亡。
じゅんじゅん(白文鳥、メス、1999年2月22日-2007年5月)
ハナとスモモの間に出来た子供。うさの妻。十数羽の子宝を授かったが、ちまきを残して全て養子に出した。名前の由来はドラマ「ケイゾク」の主人公柴田純から。バーズコミックスデラックス『ビィストリートBstreet vol.1 ミステリー特集』(ソニー・マガジンズ2000年2月29日初版発行)掲載の1pエッセーイラストで作者自身が語っている。 2007年肝炎で亡くなる(8歳3ヶ月)。
けんけん(白文鳥、メス、1999年2月22日-2009年11月)
ハナとスモモの間に出来た子供で、じゅんじゅんとは姉妹の関係に当たる。かめの妻。うさじゅんと同じく十数羽の子宝を授かったが、足の不自由なしんのすけを残して全て養子に出した。名前の由来はドラマ「ケイゾク」の主人公柴田純の相方真山徹の名前を当時知らず、「けん」と想像したことから。夫かめが亡くなったその初七日に10歳8ヶ月にて死亡する。
しんのすけ(白文鳥、オス、2000年2月28日-2007年1月)
かめとけんけんの間に出来た子供であるが、近親交配、またはささめに托卵した際に卵を温めるのを放置されたためか、生まれつき足が不自由で、現在では飛ぶことはおろか立つことさえできない寝たきり文鳥となってしまっている。両親ではなく、祖父母のスモモとハナに育てられた。当初はちまきと同棲していたが、ちまきがスモモと結婚してからは、スモモとちまきの間に出来た子供ひなこと同棲している。巣は同棲するのにも適したバリアフリー構造に作者が改造したが、動くのさえ億劫で今はほとんどえさ箱の中で生活しているような状態。名前の由来は市川新之助。が、たいていクレヨンしんちゃんのしんのすけと間違われる。しかし、ナイゾウと違って頭はいいらしい。2007年春に6歳11ヶ月で亡くなる。
ちまき(白文鳥、メス、2000年5月27日-2007年3月)
うさとじゅんじゅんの間に出来た子供で美少女文鳥。いとこのしんのすけと同棲していたが、のちに祖父のスモモと結婚し、1羽の子宝を授かることとなった。卵性腹膜炎に由来する重篤なヘルニアを発症し亡くなる(6歳10ヶ月)。フロンティアワークス『B級グルメ倶楽部SPECIAL BOOK』より。
ジョリィ(十姉妹、メス、2000年4月27日-2008年10月)
バーバラと一緒にもらわれてきた養子。バーバラの妻。こげ茶色模様からオスと間違われて「ジョン」という名前をつけられたが、後にメスと判明したため「ジョリイ」に改名。体重17gで獣医師に肥満認定されるおデブちゃん十姉妹。8歳で亡くなる。
バーバラ(十姉妹、オス、2000年4月27日-2004年5月)
ジョリィと一緒にもらわれてきた養子。薄茶色模様からメスと間違われてこの名前に。いつもしんのすけを襲おうとセクハラをしていた。が、両方オスである。2004年5月に病死。
ポン太(十姉妹、オス、2001年7月12日-2007年7月13日)
ジョリィとバーバラの間に出来た子供。母・ジョリィとは怪しい関係に。4歳の時左胸に腫瘍を抱える。6歳で亡くなる。
さえきひなこ(白文鳥、2002年3月3日-)
スモモとちまきの間に出来た子供で、スモモの子供にも、ひ孫にも当たる。名前の由来は『エコエコアザラク』で主人公・黒井ミサを演じた佐伯日菜子。本人は子供が欲しい様だが、相手がいないため願望が叶えられず、ストレスから自分の胸毛を抜くようになり胸がハゲになっている。同居していたしんのすけが亡くなったあとは、同じくパートナーを亡くしたうさと再婚。
ういろう(桜文鳥、オス、2006年8月27日-)
世代交代としてやってきた顔が長い馬面桜文鳥。同じ日にペットショップから買われてきたくじらと結婚するがDV傾向あり。当初かなりべたべたな手乗り文鳥だったが子育てを経てからは人間に厳しい文鳥に。漫画表現上の口癖は「〜やんす」。
くじら(桜文鳥、メス、2006年10月25日-)
小柄で嘴が短く小顔が可愛い、少しぽっちゃりさんな桜文鳥。ういろうより2ヶ月年下の妻。本鳥が意識してやっているかは定かでないが、可愛い仕草素振りで籠から出してもらおうとアピールするのが得意技。ケージの上にかけてある糞よけタオルの下にもぐりこんで、布団をかぶった状態で休むという賢い技を持っている。
かぶら(桜文鳥、オス、2007年11月20日-)
ういろうとくじらの息子。雛時代、嘴の上に蕪のような形をした白い箇所があることからこの名前に。今家のオス文鳥が歌い継ぐ初代ボス・福ピーのさえずりをなかなか覚えられなかった。生後4ヶ月のとき重症の胆嚢腫があると判明し、余命1年と宣告され投薬治療中。弟のピンクいと仲が良く左右合体技を覚えるほどだが、病気治療で別種類の飲水投薬のためピンクいとは隣のケージで別居。ピンクいとケージが離されると、弟に会うため籠脱けまでする珍しい技あり文鳥。ケージが隣合っているときは落ち着いて籠脱けしないらしい。病気を抱えているためか、おっとりとした性格。
きん(桜文鳥、オス、2007年11月21日-)
ういろうとくじらの息子。黄色の足輪をしていることからこの名に。父・母、兄・弟がペアになっている中パートナーがいない一匹文鳥。びびりな性格。
ピンクい(桜文鳥、オス、2007年11月22日-)
ういろうとくじらの息子。ピンクの足輪由来でこの名前がついているが、病院通いでの仮称は「うめ」。兄かぶらが胆嚢腫持ちと判明したのと合わせて検査された結果、初期の胆嚢腫があると分かりともに投薬治療中。兄であるかぶらととても仲が良い。やんちゃな性格でブランコ遊びが得意。

関連項目

  • 今市子
  • ハムスペ
  • 百鬼夜行抄

既刊一覧

Bbmfマガジン(旧グリーンアロー出版社)

新装版

  • 文鳥様と私(1)(2009年2月6日初版刊行、ISBN 978-4766334067)
  • 文鳥様と私(2)(2009年2月6日初版刊行、ISBN 978-4766334074)
  • 文鳥様と私(3)(2009年3月6日初版刊行、ISBN 978-4766334111)
  • 文鳥様と私(4)(2009年3月6日初版刊行、ISBN 978-4766334128)
  • 文鳥様と私(5)(2009年4月6日初版刊行、ISBN 978-4766334234)
  • 文鳥様と私(6)(2009年4月6日初版刊行、ISBN 978-4766334241)
  • 文鳥様と私(7)(2009年5月6日初版刊行、ISBN 978-4766334364)
  • 文鳥様と私(8)(2009年5月6日初版刊行、ISBN 978-4766334272)
  • 文鳥様と私(9)(2009年1月6日初版刊行、ISBN 978-4766334005)
  • 文鳥様と私(10)(2010年2月6日初版刊行、ISBN 978-4766334920)

あおば出版

旧版

  • 文鳥様と私(2000年6月16日初版刊行、ISBN 978-4873171517)
  • 文鳥様と私(2)(2001年4月16日初版刊行、ISBN 978-4873171906)
  • 文鳥様と私(3)(2002年4月16日初版刊行、ISBN 978-4873172323)
  • 文鳥様と私(4)(2003年4月16日初版刊行、ISBN 978-4873172903)
  • 文鳥様と私(5)(2003年11月15日初版刊行、ISBN 978-4873173351)
  • 文鳥様と私(6)(2004年9月16日初版刊行、ISBN 978-4873173931)
  • 文鳥様と私(7)(2005年10月15日初版刊行、ISBN 978-4873176130)
  • 文鳥様と私(8)(2006年10月28日初版刊行、ISBN 978-4873178677)
  • 文鳥様と私 愛蔵版(1)(2005年12月16日初版刊行、ISBN 978-4873176277)1巻と2巻を収録
  • 文鳥様と私 愛蔵版(2)(2006年8月29日初版刊行、ISBN 978-4873178448)3巻と4巻を収録
  • あおばコミックス693 トリさま(2006年12月28日初版刊行、ISBN 978-4873178936)流水りんこ、香川祐美、新子友子、さくらまこ、狭霧家薫、もんこはんとの鳥漫画アンソロジー 『文鳥様と私(9)』冒頭2編を収録。

朝日新聞出版

新装版

  • 美しき獣たち新版(2007年12月初版刊行、ISBN 978-4022130341)

朝日ソノラマ

旧版

  • 美しき獣たち(2006年8月25日初版刊行、ISBN 978-4257905646) 「ネムキ」「本当にあった笑っちゃう話」など、朝日ソノラマ発行の雑誌に掲載された文鳥関係の作品群を主軸に、同人誌からの再録と歴代文鳥相関図・カラー写真・シール・年賀状などをまとめた1冊。

ebookjapan

電子書籍 装丁はあおば出版バージョン

  • 文鳥様と私(1)~(6)

脚注

外部リンク