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新ジャングルの王者ターちゃん/徳弘正也

共有

著者: 徳弘正也
巻数: 20巻

徳弘正也の新刊
新ジャングルの王者ターちゃんの新刊

最新刊『新ジャングルの王者ターちゃん 第20巻


出版社: 集英社
シリーズ: ジャンプコミックス


twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)

comicBUNKO RT @KamPinTang: 私の漫画読みの原点は『新ジャングルの王者ターちゃん』と『ときめきトゥナイト』の2作品。
comicBUNKO コミック文庫版ジャングルの王者ターちゃん(1と(3、新ジャングルの王者ターちゃん(1(2(3重版です。 超喜 10月に完結巻が出たばかりですので、全巻揃えるなら良い機会だと思います #honyasan http://bit.ly/comicBUNKO よろしくお願いします
comicBUNKO 10/15先週末発売のコミック文庫の新刊ラインナップでございます 男性もの5タイトル「キン肉マンII世」18、「新ジャングルの王者ターちゃん」12、「ボンボン坂高校演劇部8、「レベルE」下、「JIN-仁-」4、http://bit.ly/comicBUNKO
comicBUNKO 忘れていました。10月のコミック文庫は15日発売で昨日正午に公式サイトは更新されています http://bit.ly/bunkohp 今月の新刊は「天使に聞いて」「ごくせん」「レベルE」「ボンボン坂高校演劇部」「新ジャングルの王者ターちゃん」「JIN-仁-」「キン肉マンII世」
now_comic 【本日発売】新ジャングルの王者ターちゃん 12 (集英社文庫―コミック版) (徳弘 正也) 発売なう http://amzn.to/c3FZ9T #Comic #Amazon

ジャングルの王者ターちゃん♡』(ジャングルのおうじゃターちゃん)は、徳弘正也による日本の漫画作品、およびそれを原作としたアニメ作品。途中、『新ジャングルの王者ターちゃん♡』(しんジャングルのおうじゃターちゃん)に改題した。

概要

『週刊少年ジャンプ』(集英社)(以下ジャンプ)において、1988年15号から1990年26号まで「ジャングルの王者ターちゃん♡」(以下『旧』)として連載され、その後1990年27号から1995年18号まで「新ジャングルの王者ターちゃん♡」(以下『新』)とタイトルを変更して連載された。連載開始以前にプロトタイプ的なショート読切「ターサン」が『ジャンプ』増刊 1986 Autumn Special に掲載されている。単行本は『旧』がジャンプ・コミックス デラックスより全7巻(A5版)、『新』がジャンプ・コミックスより全20巻。2009年11月より上記既刊の文庫版が発売開始されており、『旧』が全3巻、『新』が全12巻がそれぞれ発行された。

当初は、アフリカのジャングルを舞台にした(作中では、中央アフリカ連邦が舞台)「ターザン」のパロディとして一話完結形式を基本としたギャグ漫画であった。ジャングルの平和を守るターちゃん、ヂェーンとそのジャングルの動物たちが繰り広げるドタバタ劇であり、1話のページ数が7ページと当時ジャンプに連載されていた他の作品と比べると短かった。その要因のひとつに、『スーパージャンプ』に「ふんどし刑事ケンちゃんとチャコちゃん」を同時連載していたことがある。「ターちゃん」開始後、『スーパージャンプ』は月刊化されるが、「ケンチャコ」は不定期連載となり1990年まで続いた。

連載開始から2年後、ページ数を13 - 15ページに増やし、タイトルを『新』に変更してそれまでの一話完結形式ギャグから長編格闘漫画へと移行する。長期格闘編ではシリアスな展開を繰り広げていくが、バトルの途中にも要所要所にギャグがちりばめられていた。バトルが一段落するとまたしばらくは一話完結形式のギャグ漫画が続き、一定期間が経つと再び格闘編へ、といった感じであった。

この漫画の特徴はギャグの下ネタが特に多いこと。勃起したペニスがパンツを突き上げ、その先端部分が濡れているといった稀有な描写や、主人公のターちゃんが陰嚢をムササビの如く翼のように広げて飛ぶシーンなどが描かれている。こういった下ネタは徳弘正也の作品に共通して見られる特徴である。

また、1993年にはテレビ東京系列で『ジャングルの王者ターちゃん♡』のタイトルでテレビアニメ化され、1994年まで放映された(後述)。

タイトルは「ジャングルの王者」ながらターちゃん達が住んでいるのはサバンナであり、作中にジャングルはほとんど出てこない。

登場人物

ターちゃん一家(ファミリー)

ターちゃん (声:岸谷五朗)
本作の主人公。アフリカの大地と共に育った青年。身長187cm、体重110kg、血液型はB型。作中では歳月が経過するシーンがあるが一貫して20歳という設定で、結婚当時は13歳だったとされる。作中では、外見上白人ではないかと思われる。ただし、年齢に関しては、ペドロが信憑性に欠けると発言している。住所は『アフリカ サバンナ 三本松7の4の10』(チンコの川が近いため正確には中央アフリカ近辺か)。
趣味は料理、得意料理は「茄子のからし味噌漬け」。動物を殺すことが大嫌いで、肉類を一切食べない菜食主義者である。ただし、肉食動物が草食動物を食べることは自然の摂理として否定はしていない。なお、自分からすすんで飲むことはないものの、酒癖が物凄く悪い。
自然と動物を愛し、密猟者から動物を守るジャングルの王者。超人的な反射神経と筋力を持ち、走る速さはチーターを軽く上回る時速175kmに達する他、泳ぐスピードも普通の人間が走る速度を上回っている。世界屈指の格闘家として格闘界では広く名前が知られているが、普段は女房のヂェーンに家事炊事、食糧調達、ガイドの仕事とこき使われている哀れな男。また、本人は格闘家としての名声や地位には全く興味を示さず、ジャングルの平和を守ることだけを望んでいる。動物の中で育ったため、様々な動物の言葉を話すことができ、動物達の特殊能力を真似る動物パワーを持つほか、動物からエネルギーを直接として分けてもらうこともある。動物たちからの信頼は非常に厚く、ターちゃんのためなら、ナマケモノでさえ自らを犠牲にして助けようとするほどである。
ヂェーンと出会った頃は人語は全くしゃべれなかったが、その後、すぐに人語を話せるようになったり、格闘技の本を一晩読んだだけで、サブミッション(関節技)をマスターするなど、本来は天才的な頭脳を持つ。そのためヘレンから字の読み書きや算数を習った際は、普通の人間を遥かに上回る速度で覚えていった。動植物に関する知識は豊富だが、やや一般常識に欠ける。
勇敢で困ったものを見過ごせない性格だがかなりのスケベであり、観光客が捨てたエロ本を拾ってきて宝物にしている。しかし、『かわいい女の子に反応してしまうのは単なる男の本能で、本当に愛しているのはヂェーンだけ』と本人は言っており、ヂェーンが太ってしまった後も変わらず彼女を愛し続けている。
戦闘では超人的な身体能力を発揮し、基本的には徒手空拳(ターちゃん流格闘術)で戦うが、場合により吹き矢やブーメランなどの武器を使用することもある。超絶的な超回復力の持ち主で常人では数週間かかるような重傷も数時間〜数日で完治してしまう。また、限界を超えるダメージを受けると一旦昏睡状態に陥るが、排便(アニメでは排尿)することによりそれ以前の数倍の強さになって復活する(これは「うんこひりパワーアップ(アニメ版ではおもらしパワーアップ)」と呼ばれた)。
体のいたる部分の関節が異常に柔らかく自分の尻の傷をなめることもできる。この超人的な柔軟性を生かした『フニフニ避け』(ふにふによけ)という、ほとんど立ち位置から動くことなく体をくねらせるだけで相手の攻撃をかわす技がある。また、陰嚢の皮を翼のように伸ばしてムササビのように滑空することもできる。体調のいい時は自力で1時間ぐらい飛べるらしい。
出生に関しては赤子の頃、サバンナに捨てられており偶然通りかかったチンパンジーのエテ吉に保護され育てられた為、過去の経歴は一切不明。作中でも出生にかかわるようなエピソードが数回描かれているが、最後までその真偽は不明だった(意図的なものかどうかは不明)。
なお、最終回で紹介された未来の世界では、アフリカの動物を守った伝説の人物として、彼の銅像が建てられている。
陰茎の中身が周囲の人間が苦しみだすほど臭い。しかし、皮の部分を伸ばしてキリンに水を与えていたことがあるため、動物はさほど気にしていないようである。
ヂェーン (声:ならはしみき)
ターちゃんの妻。元アメリカのプレイメイトで、トップモデルとして海外でも活躍していた経歴を持つ。プレイメイト時代、撮影で訪れたアフリカでターちゃんと恋に堕ち、電撃結婚(当時17歳)。夫であるターちゃんに非常に厳しい恐妻であるが、本当は昔も今も世界で一番ターちゃんを愛している(そのため、ターちゃんが智光からもらった惚れ薬を飲んでもターちゃんへの態度は変わらなかった)。現在の年齢は24歳。
元々はゴールデンブロンドのスタイル抜群な美女だったがターちゃんと結婚後、野生で自堕落な生活を送るようになり、別人のように肥満体となった。人間の世界の常識をまったく知らなかったターちゃんに一般常識を教えたり、戦闘の際には参謀役もこなすなど、ターちゃんファミリーの中ではブレーン的存在である。ギャグとしてターちゃんたちをぶっ飛ばすほかにも、MAXのSPをぶちのめして自分の身を守れるくらい腕っ節は強い。また、エテ吉と暮らしている間にチンパンジー語を話せるようにもなり、エテ吉にターちゃんを助ける策を授けたこともある。お金にはうるさく、ターちゃんを牛馬の如くコキ使い、ガイドで稼いだ金をピンハネしたり、各々のトーナメントでターちゃんやペドロに賭けて大穴を当てたりするなどかなりの守銭奴に見えるが、実はその金でターちゃんのフォローと野生動物保護の為に私設のレンジャー機関を創設・運営していたりもする。フランス語、ロシア語、中国語など数カ国語に堪能し、インテリである。
無意味な殺生を嫌うターちゃんの影響を受けて菜食主義者になっているが、野菜だけではカロリーが補えないからと、牛乳だけは飲んでいる。しかし、差し入れられたホットドッグや中国編では肉まんを食べており、アフリカの外に出たときにはお菓子を食べている描写がしばしば見受けられるなど、完全に菜食を遵守しているわけでは無い様子。
食べることは好きだが料理は苦手。デザイナーとしての腕は一流であり、フランスで賞を取ったこともあるなどの意外な才能も持つ。
一時期、蓮苞からもらった秘薬によりやせて元の美形になるが、アペデマス編において瀕死の重傷を負い、治療の代償として再度肥満体となった(これに関しては多くのファンが残念がり、「美人姿に戻せ!!」との要望が書かれた手紙が編集部及び作者の仕事場に殺到したとの説がある)。後にターちゃんとの間に6男6女、計12人の子供をもうけ、その一人が○し○。かって、美女の時に「ヂェーンのくだものダイエット」という本を出版していた(しかし肝心の著者に効果が無いようなので、内容の有効性には大きな疑問がある)。
エテ吉(エテきち) (声:山口勝平)
みなしごだったターちゃんを拾い、親代わり、友達代わりになって育てたチンパンジー。連載初期、ターちゃんからは「父さん」と呼ばれていたが、妻の「エテ子」(同様にターちゃんは「母さん」と呼んでいた)に逃げられた後に設定変更され、以後ターちゃんは「エテ吉」と呼び捨てる。猿でありながらある意味人間以上に賢く、自慰行為、変態行為を理解し、盛んに行っている。ジャングルでもっとも動物達のことに詳しいらしい。喧嘩は弱いが、その自慢の頭脳を使ってターちゃんをサポートすることもある。生まれたばかりのターちゃんを当時5歳の時に拾っており、作中では明言されていないが年齢は約25歳とされる。
ゴリさん (声:石井康嗣)
ターちゃんに格闘術を伝授したマウンテンゴリラ。温厚かつ思慮深い性格で、エテ吉同様に普通のゴリラ以上の高い知性を持っている。幼少時には親兄弟を皆殺しにされ、さらには奥さんと子供達をハンターの放火によって亡くすと、二度もハンターのせいで家族を失っている。必殺技は「足シッペ」。
ペドロ・カズマイヤー (声:檜山修之)
フランス出身の空手チャンピオンでターちゃんの一番弟子(原作には、ペドロ以前にターちゃんに弟子入りし、後にボクシングの世界チャンピオンになったゲストキャラクターも存在する)。身長188cm、体重109kg。趣味は空手修行、得意技は『回転後ろ回し蹴り』。ターちゃんを心底尊敬し、彼の行動に一々感動する。口癖は「おそれいりました!」当初はターちゃんを倒して名をあげようと挑戦したが、あまりに人間離れしたターちゃんのパワーに心服し、押しかけ弟子になる。真面目で固い性格だが恋愛には奥手。幼い頃両親に捨てられ孤児院にいたところを今の母親に引き取られ育てられた。実家は大富豪らしくコニャックを何本も送ってきたことがある。また、フランスの名門大学であるベルサイユ大学の現役学生である。
空手のみならずテコンドーや柔道など様々な格闘技を会得している。格闘家としての素質はかなり高く、ターちゃんの教えにより、同じ体重級の相手ならまず負けないとターちゃんの評。梁師範ですら、「決して弱くない」「ペドロはもともとすばらしい格闘家」と評している。実際、ターちゃん・梁師範の強さにやや隠れがちではあったが、中国編では対戦相手の青掛拳を4人抜きするなど、要所で高い実力を見せていた。ただ、キャラ的にはやられ役となってしまうことが多く、やや不遇だった。ヴァンパイア編にて、梁師範と共に一時期ヴァンパイア化するものの人間に戻り、体内に残されたヴァンパイアウイルスによって大幅なパワーアップを果たす。その後の強さは鬼神の域にまで達し、MAXの改造人間ですら並の選手では全く相手にならないほどであるが、ターちゃん相手だとパンチを一発かすらせるのが関の山である(もっとも、ターちゃん自身も初期とは比較にならないほどパワーアップしているのだが)。
アナベベ (声:石井康嗣)
ターちゃんの親友。身長197cm、体重130kg。趣味は貯金。アフリカ最強の部族ウポポ族の戦士で、ターちゃんと引き分けたことがある唯一の人物。かつてヂェーンを巡ってターちゃんと争った。後に「強い戦士を絶やさない」という部族の掟により、ズベタというヂェーンに負けない不細工な女性と結婚するはめになる。ただし、元美人のヂェーンに対し、ズベタは生来の不美人である。
登場当初は表情に乏しいストイックな戦士だったが、ユンケル帝国編のトーナメントで優勝した賞金を元に事業を起こし(アニメではダイヤモンドの鉱脈を発見して)、大金持ちになってからはサバンナの草原のど真ん中に豪邸を建てるなど豪遊三昧の生活となる。
守りの人生に入ってからは、強い敵を前にすると驚いて逃げようとする軟弱な心の持ち主になってしまい「貧しい戦士だったアナベベ」と「大金持ちになったアナベベ」の落差は、ターちゃんのクローンが「心」によってまったく似ていない顔になった喩えに使われるほど。しかし中国編後半では黒竜拳が西派の実権を握ればターちゃんが西派32門派に命を狙われることを知って戦いの場に戻り、西派の拳士たちを連破するほどの強さと友情を見せるなど、やるときはやる男である。
ターちゃん一家が参加する格闘技トーナメントには必ずこっそりとついていき、「ゼブラちゃんちゃこりんマン」「まっててコイサンマン」「あたりはずれ江戸っ子破魔矢マン」などと名乗り覆面レスラーとして出場する(ウポポ族の掟により、素顔で戦って負けた場合、自決しなければならないため)。全盛期ほどの実力はないものの、それでも並みの格闘家では太刀打ちできない強さは維持していた。ウポポ族の掟のためか、凶器攻撃など卑怯な手段を使うことにも抵抗がない。
後、株にはまったことから会社を倒産させてしまい、元の貧しい戦士に戻る。原作最終章における絶望の未来ではカルトに入信し、さらに破門されるという末路が紹介された。ただし、未来が変わった世界では再び大金持ちになる。
アニメ版ではウポポ族の戦士という設定は無く、流浪の戦士であった(アニメ版にはウポポ族が登場しない)。
梁師範(りょうしはん) (声:梁田清之)
西派32門派白華拳(はっかけん)最高師範。ヒゲを生やしていて顔に一筋の大きな傷がある(腹部と尻、右肩にも傷痕がある)。26歳。趣味は麻雀。得意技は『つみこみ』。
10年前のトーナメントでは当時既に最強を謳われていた王翬を僅か16歳にして敗った西派最強の天才拳士。頭首・蓮苞と恋仲で、西派の実権が黒龍拳に渡ることを阻止するためにトーナメントを勝ち抜かなければならない使命と、西派32門で白華拳が最強である限り彼女と結婚できぬ西派の掟に板ばさみになっていた(権力の集中を防ぐため、西派最強の門下の頭首は同門下の者との結婚を許されない)。トーナメント終了後、彼女との結婚を認めてもらうため他流派に移籍するという名目でターちゃんファミリーへ入門。不本意ながらもアフリカまで行くことに。本編の登場人物の中では少々好戦的で粗野な部分があるが、一旦親交を深めると情に厚く、心優しい性格である。ターちゃんと同レベルの下ネタもこなす。
ヴァンパイア編にて、一時ヴァンパイア化するものの、人間に戻り、ペドロ同様ヴァンパイアウイルスにより、超絶的なパワーアップを果たす。後に蓮苞との結婚が認められ、中国に帰っていった。息子・空総が生まれると親馬鹿な面も見せていた。
気を使った飛び道具を得意とする。必殺技は気をビームのように放つ西派白華拳のリーサルウェポン「百歩神拳」と気の斬撃「龍炎拳」。戦いの腕は超人的だが気のコントロールにやや難があり、気を用いて治療を行う内養功の術も使えるものの、趙のような専門家には及ばない。格闘家としては世界でもトップクラスの実力で、本気のターちゃんとコンビネーションができる数少ない人物である(ペドロでも、本気モードのターちゃんにはついていけない)。カナヅチである。
ヘレン野口(ヘレンのぐち) (声:三石琴乃)
ワニに襲われているところをターちゃんに助けられた16歳の女の子。父がアメリカ人、母が日本人のハーフ。当初は一夏の経験を求め、ターちゃんに処女を奪ってもらおうと計画しているやや危ない少女だったが、連載が進むにつれターちゃん、ヂェーン両方の良き友人に。ターちゃんに文字や算数、稲作を教えたこともある。ターちゃんのファンだったがペドロを見た瞬間あっさり乗り換えた。「新」からはほとんど登場しなくなっていたが、終盤で突如再登場、妖艶な色気を持つ大人の女に成長しており、性格も初期の頃に逆戻りしたかの如く、ヂェーンと凄まじい女の戦いを繰り広げていた。なおアニメでの恋人はペドロだったが、原作では最終回でなぜか智光と結婚した(本人も「何で?」とコメントしている)。
智光(ちこう)
白華拳師範代。スケベでお下品。アブノーマルな性癖なため、潔癖症であるヂェーンとは反りが合わない。実は気による結界と治癒術「内養功」の達人(内養功自体、西派拳の拳士ですらたやすく使える術ではない)で、アペデマスに百歩神拳らしき技を使おうとしたこともある。また中国料理も得意。梁師範が中国に帰った後に、代わってターちゃんファミリーを護衛するために派遣された。
ちびり
「旧」で登場。ヘレンが連れてきた犬で、預けられた当時は子犬だったが後にセント・バーナードと判明し、かなり強面の巨体に成長する。ヂェーンのしつけにより家事もこなせるようになったほか、探し物を見つける独特の才能を持つ。ヘレンが預けたまま引き取りに来なかったため、最終的に晴れてターちゃん一家の一員になるが、「新」ではまったく登場していない。

ターちゃんの協力者たち

ヘンリー・クロフォード
「旧」で登場した、アメリカ野生動物保護パトロール隊員。ハンターに苦戦するターちゃんを助け、仲良くなる。アニマルプリントのタンクトップや犬の着ぐるみ型寝袋など、自分の身の回りのものを全てアニマル柄で統一するほどの動物好き。かつてオリンピック体操の金メダリストであった過去を持ち、ヂェーンのリクエストで跳馬ならぬ「跳河馬」を披露した。
フランシス牧師
アフリカにキリスト教を布教しに来た若い牧師で、眼鏡に河童頭が特徴。サバンナに教会を建てることを使命としており、あの手この手で建設費を集めようとするが、いつもターちゃん一家の行為で台無しにされるかわいそうな人(ターちゃん一家には悪気はないのだが)。最初はジープに乗って寄付金を集めていたが、どんどん貧乏になっていき、しまいには折り曲げた10円玉すら再使用しようとする。守銭奴であるヂェーンからも寄付金を集めることが出来る、ある意味スゴイ人。意外にもスポーツマンで、野球、シンクロナイズドスイミング、剣道が得意。また布教だけでなくアフリカの子供たちに勉強を教えていたりもする。「新」からまるっきり登場しなくなった。フランシスコ・ザビエルのパロディキャラクター。
ドロシー
ヂェーンの創設した私設レンジャー機関の隊員。身長165cm、スリーサイズは89(Cカップ)、57、88。ショートカットがよく似合う野生的なアメリカ人で、美人。「動物が好きだから」という純粋な理由でレンジャーに入った。とても明るくめげない性格で、動物達にも慕われている。アニメでは最終回限りのゲストだったが(その際レンジャーになった理由が原作での中村の物になっていた)、原作では準レギュラーキャラクターで、後にペドロと結ばれる。
中村政彦(なかむら まさひこ)
ドロシーの後に入隊したレンジャー隊員。日本の総合商社五井商事(ドロシーも驚くほどの一流企業らしい)の元営業マンだが、上司の失敗を押し付けられ会社を解雇された。普段は上品で穏やかな物腰だが、自分を解雇した上司を相当に恨んでいるらしく、そのことに話題が及ぶと別人のような形相になり、ターちゃんも驚くほどの剣幕で怒り出す。それまで会社が行ってきた自然破壊に加担した自分の罪滅ぼしのため、レンジャーへ入隊した。愛妻家で、とても律儀で几帳面な性格。皆からは中村さんと呼ばれている。入隊した当初は、戦闘に関しては完全な素人であり、普段は厳しいことを言わないターちゃんにすら「あの人は動きがトロくてレンジャーには向いていない」とまで言われたが、元営業マンの腕を活かした備品購入の経費削減をヂェーンに絶賛されレンジャー隊に残る。ハンター退治の作戦を考案し、成功させたこともある(やはり営業マンの経験を生かした搦め手の接待作戦であった)。原作終盤では戦闘にも慣れてきたらしく、並のハンター相手ならそこそこ戦えるようになっているようである。親をハンターに殺されたシロサイの子供を自宅に引き取り、シロと名付けて世話をしている。名前の由来は中村雅俊から。
中村の妻
中村さんと一緒にアフリカへやってきている。理解のある良妻で、毎朝愛妻弁当を作るのはもちろん、その愛妻弁当の弁当箱が弾除けになる鉄板製だったり、防弾チョッキ代わりになる防弾ネクタイを自作するなど中村をあらゆる面で支えている。
エリザベート
ターちゃんにガイドを依頼した、外見はスーパーモデルとも見紛う美貌の持ち主で長身(ターちゃんよりも背が高い)の女性だが、実は性転換手術で女性になったゲイ。本名は権田原為蔵(ごんだわらためぞう)。「モノ」は既に取ってしまっているらしいが、未だにヒゲやすね毛は普通に生える。元ロス市警刑事で尋問や射撃の腕は一流。昔射殺した犯罪者が年端もいかない少年であったというトラウマから銃が撃てなくなっていたが、ヂェーンの一計でトラウマを克服する。無一文でガイド料が払えなかったため、一時期レンジャー隊に入隊し、しばらくドロシーや中村さんと行動を共にする。名前の由来はエリザベータから。
ズベタ
ウポポ族最強の女戦士でアナベベの妻(アナベベには他に結婚したい人がいたのだが、最強の戦士の血を絶やさぬという部族の方針により無理やり結婚させられた)。ブ女にしてヂェーン顔負けの恐妻だが、アナベベの経済的な成功(特に株取引に進出してから)は彼女の内助の功あってのことであり、金持ちになってからも「贅沢とは使い捨てではなく一流品を最後まで使い切ること」という信念を持ち続けた。また、ターちゃんが栽培している野菜と市販の野菜の味の違いを理解しており、ターちゃんが栽培した野菜に全幅の信頼を寄せている。これらのことから賢妻でもあると言える。爬虫類が大好きでペットとしてたくさん飼っている。初登場時はムキムキの筋肉質でアナベベより大きかったが、後にそのような描写は見られなくなる。アニメではアナベベが独身であるため登場しない。
ジュエリー(声:佐藤正治)
アニメオリジナルキャラクター。ダイヤモンドの鉱脈を探す探検家の老人。ターちゃん達と会ってそのことを知られ、一緒に探すことになるが、結局はアナベベの手に渡った。原作では彼の元となった「マクドナルド」という名前のダイヤモンド発掘家が登場している。
ジャック・ニッコラー(声:水内清光)
ヂェーンの元彼氏。ヂェーンが彼に宛てた手紙で見栄を張ったため、アフリカに遊びに来た際にターちゃんの事を動物学者だと思っていた。その後トラブルでターちゃんのムササビ飛行術を見てしまい幻滅するかと思いきや、動物を守る為に命を懸けるターちゃんの心強さに感銘を受け、満足して帰っていった。

アフリカの各部族

ウポポ族
アフリカ最強の部族。部族の掟や風習は、すべて強さを基準としたものである(以下一例)。
  • ウポポ族には「敗北は死」という掟があり、同族以外の者と戦って負けた場合には自らの命を絶たなければならない(ただし、ウポポ族の戦士として名乗り、素顔で戦った場合のみ…のはずなのだが、アナベベは素顔でバイオレンス・マッスルパワーと戦って敗れたにもかかわらず自決していない。また、アフリカ最強の部族を名乗っている以上、当然他部族との集団での戦いもあり得ることから、この掟は「異国での個人戦」限定かもしれない)。そのため、異国で同族以外の者と戦う場合には、マスクで顔を隠し偽名を名乗ることが義務付けられている模様。
  • 16歳になった男子は、年に1度の成人の祭りで勇敢さを示さなければ一人前と認められない(ただし不合格になっても翌年以降再挑戦はできる)。
  • また、強い戦士の血を絶やさないため、結婚相手も強さが優先される。このため、アナベベを含むウポポ族四天王の妻は、全員屈強かつブ女である。一方、ウポポ族の中でも気弱で一人前と認められていなかった青年には美人の彼女がいたことから、平凡な能力しか持たない者は特に部族の掟に縛られることもなく、自分の好きな相手と結婚できる模様(ただし、その場合でも成人の祭りで一人前と認められなければ結婚はできない)。
  • 部族最強のアナベベと並ぶ実力のターちゃんはウポポ族からも尊敬されており、成人の祭りの特別審査員を務めたこともある。
  • 部族の言葉(ウポポ語)は、日本語の卑猥な単語や下品な言葉を並べているように聞こえる。
スカチン村長
ウポポ族の村長で御年96歳。かつてはアフリカ中に名を知られた戦士だったというが、現在はおしめを常用し、ちょっとした刺激で失禁する年相応(?)の老人である。自分の孫ほどの年齢の娘と浮気をしたり、アダルトグッズを通販したりと、スケベの方面はいまだ衰えず。陶器作りが特技で、海外にも知られているらしい。
キムラーヤ族
アフリカで一番パン作りが上手い部族。ターちゃんもパン作りを教わった。
元ネタはアンパンで有名な木村屋。
ヤンマー族
死体を埋葬せず、村の裏山に座らせて村の守り神とする風習がある(成仏しないため、幽霊となって出てくる)。
名前の由来は有名な会社ヤンマー。

ターちゃんに敵対する人物

ギャラスキー(声:中嶋聡彦)
ハンター組合の会長。実質的なアフリカの密猟者たちのボスで、体中をありとあらゆる動物の皮製品で包んでいる。ハンターの邪魔をし続けるターちゃんを倒すべく、殺し屋を送り続けるが毎回敗れ去り、終いには仮面ノリダーよろしく敗北者の顔写真をコレクションしていた。一見偉そうだがスポンサーには頭が上がらない情けない男。名前はアニメより。原作では「新」の序盤まで登場していたが、去就は不明(アニメでは最終回でアリサに逮捕される)。
シュウクルートの社長(声:水原リン(現・真山亜子))
「新」の序盤、およびアニメの最終回に登場した、フランス1の毛皮メーカー「シュウクルート」の社長である初老の女性で、ハンター組合のスポンサーでもある。会長と組んでターちゃん暗殺を計る。会長に対して彼女はツッコミ役を担当していた。原作ではギャラスキー同様去就は不明だが、アニメではアリサに逮捕された。
ダイテンドン(声:飯塚昭三)
アニメオリジナルキャラクター。ノーズに雇われ、ターちゃんの命を狙う殺し屋。元横綱だったが関取38人を投げ殺したため相撲界から破門された。得意の相撲技でアナベベやゴリさんをも倒すが、アナコンダをまわし代わりにして腰を安定させたターちゃんに投げ飛ばされて敗北。名前を「ダイチンドンヤ」や「ダイテンプラ」などと呼ばれ間違えられていた。
ノーズ(声:星野充昭)
赤い団子鼻が特徴の残忍な性格のハンターで、過去にゴリさんの奥さんと子供たちを放火で殺した張本人(原作でもゴリさんの父親を殺したハンターが登場するが、彼とは別人である)。
ワイアット・アッパパ(声:梅津秀行)
アニメオリジナルキャラクター。名前はワイアット・アープのもじり。世界を股にかける賞金稼ぎで、100万ドルの賞金目当てにターちゃんを狙う。機関銃を使い、回転しながら銃を撃ちまくる「乱れ撃ち」を得意技とする。ターちゃんに敗れるが最終回で再び登場。
バイオレンス・マッスルパワー(声:辻親八)
ターちゃんを狙ってアフリカにやってきた賞金稼ぎ。凄まじい怪力の持ち主で、格闘能力はアナベベを倒すほどの腕前だが、ちんこケースを角のコップと間違えるなど頭は相当悪い。必殺技は勃起した男根(アニメでは股に挟んだ丸太)を軸に高速回転しながら攻撃を繰り出す「ローリングダイナマイトパンチキックスペシャル」(この技の欠点は記憶が一部失われることである)。幾度と無くターちゃんを狙うがそのたびに失敗、最後の登場はマハラーポポの「こっそり持ってきたエロ本」に恥ずかしいシミを残す姿で終わった。
アニメではハンターに雇われた格闘家として登場。ターちゃんに一度敗れた後、右腕に動くものを自動照準するフルオートマシンガンを備えた超硬質鉄鋼製バトルスーツを身に着けて再戦に挑むが、自動照準を逆手に取ったヂェーンの作戦とターちゃんのムササビ飛行術の前に敗れる(原作でもバトルスーツを身につけたことがあるが、ヘルメットの設計上の欠陥により窒息しかけ、スーツの重さが仇となりターちゃんと戦う前に肥溜めに落ち、沈みかけた)。アッパパ同様最終回で再登場するが、梁師範の百歩神拳でアッパパ共々丸焼きにされる。
ユー・淋(ユー・リーン)(声:三石琴乃)
中国の科学アカデミーが育てあげた超能力少女。読心能力を持ち、ターちゃんの考えることから次の動きを読んでハンターに撃たせる戦法でターちゃんを苦戦させるが、H本を読んでスケベになったターちゃんの心を読んでしまったために失神してしまう。アニメでは最終回に登場し、アッパパ・マッスルパワーと組んでターちゃんを狙う。
赤さそりのパメラ(声:江森浩子)
砂漠の国から来たプロの殺し屋で、ハンター組合の依頼でターちゃんを狙うグラマーな美女。実は法の裁きを免れて悪事を繰り返す悪人だけを始末する正義の殺し屋で、最初はハンター組合に騙されてターちゃんを極悪人だと思っていたが、真実を知ってからターちゃんの危機を救うことになる(しかしその結果ターちゃんはヂェーンにボコボコにされる羽目になった)。何事に関しても用心深く、暗殺者としては一流。左の乳房に蠍の入れ墨があり、殺す対象にそれを見せるという行動を取る。
ランド
ギャラスキーの後(クローン編の後)に登場したハンターたちのボス。「ワシントン条約で守られている動物をあえて密猟する貿易商」という設定で、登場するたびにさりげなく説明し、名刺にもそのまま肩書きとして載せている。上品な紳士といった風貌だがギャラスキーより明確なボケ役で、自ら下ネタもこなす。
ローズ
ターちゃんを殺す為に雇われた殺し屋。セクシーな美女で腕も確かなのだが、ターちゃんに関わってからはなぜかいつも間抜けな理由で失敗してしまう(ターちゃんには命を狙われたという自覚すらない)。後に雇い主に見限られ、アルバイトをしながらアフリカで生活することになったが、元々殺し屋家業に嫌気がさしており、最後の暗殺が失敗してからはそのまま住み着くことになる。殺し屋時代は高級品に囲まれたリッチな生活だったが、アフリカに来てからはテント暮らしだったり、砂金採りで再びリッチになったり、さらに屋敷が火事になってまたドン底に舞い戻ったりと浮き沈みの激しい生活を送る。最後はかつて習得したナイフ投げの技術を活かして新聞配達に精を出すことになるが、本人はまんざらでもない様子であった。
マッスルハンド・ジョー
ランドに雇われた殺し屋。チタン合金の薄板で折り紙(主にツル)を作り、殺しの武器とする。鍛え上げた自分の肉体に絶大な自信を持っていたが、弾丸をよけ、素手で戦車を破壊するターちゃんを見て驚いてしまい、戦闘することなく快癒祈願の千羽ヅルを作ってターちゃんに送った。
クックロビン
銃や火薬の臭いに敏感なターちゃんへの対抗策としてランドに雇われた、古風なクロスボウを使う年配の殺し屋。確かに気づかれなかったが、動くターちゃんになかなか命中せず、何度もクロスボウをセットしているうちに腰を壊して自滅。
クグツ・ロエベ
ランドに自分から売り込みに来た、表向きは人形師の殺し屋。ダイナマイトを埋め込んだ、ヂェーンそっくりのロウ人形でターちゃんをおびき寄せて爆殺しようとしたが、火薬の少なさで失敗。なお、バラバラになったロウ人形はズベタのバースデーケーキに(アナベベの嫌がらせで)使われた。

ユンケル帝国編

マハラー・ポポ
ユンケル帝国38代国王。まだ子供と言える年の少年である。帝国編以前にも登場しており、アフリカに旅行で訪れ、ターちゃんにガイドを依頼している。その縁から、バイオ戦士計画の頓挫を願い、ターちゃんをトーナメントに招待した。年若いせいか大臣のマハラジャに国政をいいようにされていたが決勝戦から男として何かを学び、国王としての威厳を漂わせマハラジャを威圧。屈服させた。
マハラジャ
国防大臣。科学者でもありバイオ戦士を生み出した。大会決勝では王位簒奪の野心を言外に露にするも、国王の威厳に打たれて屈服。大会後、バイオ戦士計画の失敗で大臣を辞職した。
アブドラ
大会の案内係。長年格闘技の世界で仕事をしてきて、体つき、身のこなし、握手の時に伝わってくる気でどういう格闘家かわかると言うが、ヂェーンを相撲の達人、エテ吉を性行為の達人と言うなど、どこまで本当なのか計り知れないところがある。
カシオ
バイオ戦士四人の筆頭。アークツルスさえ彼には敬語で接する。体の大きさを自分自身でコントロールできる。バイオ戦士の中では最強の戦士。準決勝の試合でターちゃんに勝つためにステロイドを大量に注入され急激に筋肥大したが、5分以上は戦えなかった。タイムリミット後、肩の腱が切れ止めを刺すように促すが、下劣な本性を露呈し罵倒するマハラジャの姿にターちゃんが憤慨、彼を殴って逮捕された。結果、反則負けとなったことにより試合自体には勝利する。しかし決勝では戦士としての誇りをもち、あえて筋肥大せず戦い、膝蹴りでゼブラちゃんちゃこりんマン(アナベベ)の鼻を潰すなど善戦するも敗れた。名前の由来はカシオペヤ座から。
アークツルス
バイオ戦士四人のナンバー2。当初は最強のバイオ戦士として描写された。ライオンの睾丸から作られたアナボリック・ステロイドの薬物注射によって通常の筋肉密度の6倍の組織をもち、強靭な筋力を備えている。巨体であるが、蹴り技も会得しており常人では受けることすらできぬほどの威力。三年前はひょろひょろに痩せていた。ターちゃんと戦いぶち殺して睾丸を抜いてやると豪語するも、殺されたライオン達が乗り移ったターちゃんに腕を破壊され倒された。名前の由来はうしかい座のα星アルクトゥルス。
プロキオン
バイオ戦士。小柄だがタフで、はがいじめを得意とする。このほか嗅覚も強化されている。大怪我をしたターちゃんのギャグ技によって嗅覚からダメージを受け、脳天直撃のひじ打ちにより倒された。名前の由来はこいぬ座のα星プロキオン。
カノーブス
バイオ戦士。四人の中では最も弱い。右目に魚眼レンズが移植してあり普通の人の2倍の視野をもっている。ターちゃんにあっさり倒され、魚眼レンズを取り外され一発ギャグに使われた。名前の由来はりゅうこつ座のα星カノープス。
ゼブラちゃんちゃこりんマン
正体はアナベベ。決勝戦では戦士の誇りをもってありのままの自分で挑んできたカシオに応えるため、マスクを取り本名を名乗って、「素顔で戦った場合敗北は死」と言う部族の掟を背負いカシオと戦う。結果勝利し、優勝賞金1000万ドルを手にした。マスクマンを装っているにもかかわらず、サインを求められると無意識のうちに本名を書く。
バックス・ベイカー
全米一の悪役レスラー。“狂える猛牛”の異名をもつ。予選で負けた。 ペドロのTシャツに施したサインはなぜか平仮名で「ばっくすべいかー」と書かれていた。同じ飛行機のよしみとしてターちゃんの試合を応援しに来た際ヂェーンにポテトチップスを薦められるが、袋の中には1枚しか残されていなかった。
ラリー・スコット
元マーシャルアーツスーパーヘビー級チャンピオン。予選で負けた。
ナパキャット・ワンタン
ムエタイの現ヘビー級チャンピオン。プロキオンに背中を折られ予選で負けた。

中国編(中国西派トーナメント)

趙(しょう) (声:山口勝平)
西派32門派白華拳の拳士で、白華拳師範。12歳。かなりの小柄だが、白華拳の中で梁に次ぐ実力者。全身の気を放出してけが人を治す内養功の術や気を念動力の様に使う技を得意とする。李功と同様に普段は気を封じ込めている。トーナメントでは李功に腕を斬り落とされた(アニメでは気の流れを断たれ、腐りだしていた)梁の治療をしたため気を消耗してしまい、百歩神拳を使うも李功に敗れた。後に十二神将編で16歳として再登場し、逞しい長身に成長している。その際に十二神将の先鋒である宮毘羅と交戦するが、腕を溶かされてしまった挙句、捨て身の攻撃を放つも通じずに敗北する(腕はその後、元に戻っており、空総に復元してもらったようだ)。
梁師範
上記のターちゃん一家(ファミリー)を参照
蓮苞(れんほう) (声:深見梨加)
白華拳75代目大道師。父大道師の末娘。梁師範と結婚する約束をしていたが、上にいた二人の兄がトーナメント選手として黒龍拳に暗殺されたため、大道師を襲名した。大道師となったことで同門の人間と結婚できないという西派のおきてにより梁と結婚できなくなっていたが、梁がターちゃん流空手に入門した為、クローン編の後に梁と結婚し一児をもうける。武術の心得はないようだが、「気」によって人の考えを読むことができ、テレパシーを送ることもできる。
程瑶田(ていようでん)
アナベベが逃亡した後、梁によって代表選手に選ばれた白華の拳士。実力はトーナメントの戦いに耐えられるレベルには達しておらず、やむを得ない人選として選ばれた。しかしやはり力不足であったようで、戦うシーンが描かれることすらなく青掛拳にあっさり倒されてしまう。倒された後、梁はやはり無理だったかと苦渋の表情をにじませた(アニメではエテ吉を大将にした為、登場していない)。
紫陽拳(しようけん) (声:水内清光、宮田浩徳)
1回戦で白華拳と対戦した。器械武術の門派。武器に気をまとわせる技を得意とするが、作中には西派拳士の「紫陽拳の技がどこまで通用するか」とのセリフがあり、西派32門の中では実力は下位に属すると見られている。
赤羅漢拳の先鋒 (声:北島淳司)
2回戦で白華拳と対戦した赤羅漢拳(せきらかんけん)の先鋒。猿拳の第一人者であった男。しかし猿に育てられたターちゃんには猿拳が効くはずも無く、最後はターちゃんに急所をつかまれて、自らリタイアした。
胡文老師(こぶんろうし) (声:上田敏也)
青掛拳(せいかけん)主将。酔拳の達人。10年前のトーナメントに青掛の先鋒として相手チームをただ一人で倒したが、次の日は二日酔いで出られず青掛は白華に負けてしまった。梁すら一目置く実力の持ち主であり泣き上戸である。ペドロを一撃で倒すが、中堅のターちゃんに頭を一発殴られて負けてしまう。総入れ歯を使用。ペドロに肘を破壊された男が腹心として付いている。
魯(ろ) (声:松尾貴史)
青掛の村の猟師。王翬に病気の息子を北京の総合病院に入れるお金と引き換えに劉宝が負けた時にターちゃんを28口径の拳銃で撃ち、その後原作では口封じのために王翬に殺されるが、アニメでは胡文老師に助けられる。
王翬(おうき) (声:秋元羊介)
黒龍拳(こくりゅうけん)主将(最高師範)。原作で技名の出た技は龍炎拳だけだが、アニメでは気の塊が相手を追撃し続ける技に「自在拳」と言う名前が付けられている。10年前のトーナメント当時は西派最強と謳われていたが、決勝戦で梁師範に多数の箇所に傷を負わせたが負けてしまう。試合中にテレパシーを送って妨害したり、魯に狙撃を命じたりと卑怯な手段を使ってきた。ターちゃんに勝てないと悟ると白華直系の血を絶えさせ、西派32門をたばねる資格を失わせようと考え、蓮苞を殺そうとしたが梁師範に阻止された。本気を出したターちゃんに圧倒され敗北、トーナメントで策略を巡らした罪を認め、刑罰に服した。
劉宝(りゅうほう) (声:梅津秀行)
黒龍拳副将。李功の兄で非常に弟思いである。梁師範によると、実力的にはすでに王翬を超えているらしい。ハンディ (?) があったとはいえ、ターちゃんと数少ない互角の勝負をしたが、最後まで勁に頼り集中力を欠き、ターちゃんに敗れた。トーナメントで策略を巡らした罪を認め、刑罰に服した。
名前の由来は漢を建国した劉邦から。
李功(りこう) (声:飛田展男)
黒龍拳中堅。生まれついて気が強い特殊な体質の拳士。そのため普段、服の下に気を吸収する封印を複数枚はって気を弱めている。勁のエネルギーによりすさまじい攻撃をうけても体内の気がすぐさま循環してダメージを回復させる。その力で梁・趙と続けざまに白華の選手を破ったが、趙を倒した後に暴挙を行い、ターちゃんを怒らせる。赤羅漢拳戦で見せた技の応用と見られる、体の回復機能限界を超える速度で続けざまに骨を折る攻撃を受け敗れた。根っからの悪人ではなく、李功は王翬・劉宝の策略は全く聞かされておらず、真実を知ったあとは償いの姿勢を見せて趙を治療した。十二神将編では黒龍拳の総帥となり、配下の拳士三人を一度に退けるほどの凄腕に成長。趙のライバル兼親友になっている。性格は陰険から過激なものに変わっていた。
龍炎(りゅうえん) (声:立木文彦)
黒龍拳次鋒。力はあるが精神面の修練が足らず、強い相手には怖気づく。このほか口も軽い。決勝で梁師範が以前王翬に勝ったことを聞かされ、怖気づいた。しかしながら怯えていても技の威力には全く衰えがなかった。王翬に逃げるように指示され、梁師範に百歩神拳を撃たせて気を消費させた、つまりは噛ませ犬として利用された。原作では名前がなかったがアニメでは李功に龍炎と呼ばれていた。
化剄(けとう) (声:中博史)
黒龍拳先鋒。相手の気を食べ自分にプラスする珍しい技、「化勁(かけい)」使い(気を奪われた相手はやつれてしまう)。物事を見抜く目がなく、2回戦ではターちゃんのおちゃらけ技に大笑いし李功に脅されつつたしなめられる。準決勝まで1人で勝ち抜いてきたが、梁師範に決勝で顔面が変形するほどの一撃をくらい倒された。原作では戦意を失った相手を皆殺しにしており、冷酷な性格と思われる。決勝直前の控えではアナベベを嬲り殺すことを楽しみにしていた。梁師範と対戦が決まったときには驚き怯えており、実力のほどはわきまえていたようである。原作では名前がなかったがアニメでは李功に化剄と呼ばれていた。
リンリン(声:三石琴乃)
エテ吉がナンパをした赤毛ザル。エテ吉に惚れるが、結局は別れた。エテ吉は悪い病気を移された。
最長老のみなさま
西派の長老の集まり。西派の最高意思決定機関なのだが、高齢のため全員ボケ気味である。ターちゃん流空手に入門して蓮苞と結婚しようとしていた梁師範を不安がらせたが、「いいんじゃないの」の一言で認める。だが、その結果梁師範は蓮苞と離れてアフリカに修行に行く羽目になってしまう。とはいえ、結果的にはそれが大きなパワーアップの機会となった。

アメリカ編(激闘!異種格闘技オープントーナメント 新たなる敵MAXの野望)

リサ・コーガン(声:高山みなみ)
コーガン兄弟末妹。ターちゃんを連れ戻しにアフリカまでやって来た。美人でスタイル抜群の女性レスラーとしてトップクラスの実力を持ち、兄2人と共にスター選手である。父や兄達と異なり、心優しく思いやりのある性格。コーガン兄弟の中では唯一、ロド・ソドムの出生の真実を父であるアレクサンド・コーガンから聞かされていた。しかしターちゃんをファミリーに迎え入れるためという父の言葉が偽りであることを知り反逆。トーナメント一回戦でロドの対戦相手をKO・緊急乱入し代わってロド・ソドムと戦うが、彼の悲しい過去を聞いて戦意喪失、ギブアップし敗北する。
マイケル・コーガン (声:林延年(現・神奈延年))
コーガン兄弟長男(アレクサンドの四男)。第一回・第二回プロフェッショナル異種格闘オープントーナメントチャンピオン。自らを地上最強の超人だと自負する「コーガンファミリーの誇り」の至上主義者であり、ロドに敗北したことから激しい怒りに捕らわれたが、ピジャカパトナム・シンをボコボコにして勝ち上がった二回戦、プライドに訴えたターちゃんとの試合でいつもNo.1でならなければならない呪縛から解き放たれ、ターちゃんを「兄さん」と慕うようになる。
マットの敵を取ろうと正体を隠してアポロニア仮面と戦うが、返り討ちにされてしまった。その後はヂェーンに協力してもらって自分が死んだと偽り、ターちゃんの野生パワーを呼び覚ますなど、間接的にサポートをした。しかしトーナメント終了後にターちゃん達の下に現れた際、唯一彼が生きていることを知っていたヂェーンが彼の生存を告げるのを忘れていたため、マイケルが死んだと思っていたヂェーン以外の全員に幽霊になって化けて出たと勘違いされ、念仏を唱えられてしまった。
マット・コーガン (声:小野健一)
コーガン兄弟次男(アレクサンドの五男)。身長195cm、体重128kg。趣味は切手あつめ、得意技は『ダイビング アタック』。第一回・第二回プロフェッショナル異種格闘オープントーナメント準チャンピオン。梁師範によれば、恐るべき突きの速さに対してわずかに引きの遅さがある。父親のアレクサンド・コーガンによると落ち着いて試合運びができないのが唯一の傷である。梁師範を一度倒したため、梁師範は彼に借りを返すためアメリカに来ることとなった。
アポロニア仮面(ニド)との試合で右腕右脚を切断され(アニメではリングの天井に叩きつけられ)、一度死んだが梁師範の内養功により一命を取り留めた(ただし、その影響で、梁師範が内養功の使いすぎで死にかけた)。
アレクサンド・コーガン (声:中村秀利)
元アラブの王国の騎馬隊長で王国最強の格闘家。王妃と恋に落ち、子供(ターちゃんだと言われていたが、真偽は不明。血液型は違っていたが、現在では決定的な親子関係の因果にはならない)ができてしまい投獄された。王妃にもてあそばれたことを知り一晩で銃を持った三千人の番兵を倒し脱獄、アメリカへ逃げた。酒場で体をはった芸を見せて生活の糧を得たていたところ、MAXにスカウトされプロ格闘家としてデビューした。連戦連勝であっという間にMAXのスター選手になりベスト・トーナメントの出場権を得たが、対戦相手が再起不能になるまで試合を続けられるルールを守れず、自分の優れた遺伝子を持った子供(ロド、ニドのソドム兄弟)を生み提供することで脱退した。その後、3人の子供(マイケル、マット、リサのコーガン兄弟)をもうけ、パンピングアイアンホテルのオーナーとなった。
ソドム兄弟とマイケルやマットとの対決を避け、ソドム兄弟を倒させる刺客としてターちゃんを呼び出した。コーガン3兄弟を溺愛しており、ターちゃん対マイケルの試合のときにはマイケルを守ろうとしてターちゃんを射殺しようとしたことがある。最後は自らの過ちを認め、ロド・ソドムをコーガンファミリーの一員として副社長に迎えた他、ターちゃんを長男として受け入れ、ホテルの重役に迎えようとした。
年には勝てず肉体的には衰えており、見た目も背の低い中年男性である。リサからは「父は強かった」と過去形で語られ、自らの出生の真実をロド・ソドムから知らされ逆上したマイケルには半死半生の目に合わされている。
ロド・ソドム (声:中村大樹)
ソドム兄弟長男(アレクサンドの次男)。身長192cm、体重120kg。趣味は復しゅう、得意技は『スープレックス』。母親はMAXの組織員。おそらく女性格闘家と思われる。ニドとは双子である。MAXの戦士。いつか父親が迎えに来てくれると信じ続けながらMAXの格闘訓練学校で育てられ、恵まれた素質ときびしい訓練のおかげでめきめき強くなって、MAXの地下リングでデビューした。やがてニドと離れ離れにされ、MAXの世界サーキットのリングのヨーロッパで戦い、次々と戦歴をあげ、当時はMAXの中でも最強の選手と言われていた。決勝戦でニドと戦うことになり、望まずして彼を殺してしまった。その後、父親の目の前で大切に育てられたマイケルとマットを叩きのめすことで復讐しようと企みMAXを逃亡する。
しかし、ニドが実は生きており、改造手術の末に一切の記憶と人間性を失ったことを知り、彼を人間として死なせてやるために戦うが、力及ばず返り討ちにされてしまう。その後はコーガン兄弟と和解し(マイケル達がロドを兄と認めた)、パンピング・アイアン・ホテルの副社長として迎えられ正式にコーガンファミリーの一員となった。
非道な試合を行うMAXに嫌悪感を抱いたり、野生のチンパンジーであるエテ吉が初対面で懐くなど、本来は温和な性格である。控え室通路でマイケルに対して一方的に勝利した後も、自ら望んで遂行したはずの復讐に対して空しさを抱いていた。
ニド・ソドム (声:中村大樹)
ソドム兄弟次男(アレクサンドの三男)。ロドとは双子である。子供の頃からMAXの格闘訓練学校で育てられ、恵まれた素質ときびしい訓練のおかげでめきめき強くなって、MAXの地下リングでデビューした。やがてロドと離れ離れにされ、マスクマン「ザ・デビルスパイダー」としてMAXの世界サーキットのリングのアジアで戦い、次々と戦歴をあげた。決勝戦でロドに殺されたが、MAXの手術によって奇跡的に蘇った。
しかしコントロールチップを埋め込まれたため過去の記憶を全て失ってしまい、組織の命令で戦うただのロボット「アポロニア仮面」にされてしまった。ただし、命令がない場合には自由意志で行動し、ロドと戦うなどしたこともある。リック・アレン・グレックと同じ改造人間手術を施されており、左目は人造眼になっている。常に潜在能力を引き出して戦うことができるよう脳改造されたことによって得たその圧倒的な力で次々と選手を倒し続けたが、決勝戦で動物達の意思が宿って怒った(実際は寝ぼけていただけ)ターちゃんに倒さ