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新・仮面の忍者赤影/横山光輝

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著者: 横山光輝
巻数: 3巻

横山光輝の新刊
新・仮面の忍者赤影の新刊

最新刊『新・仮面の忍者赤影 第3巻



新・仮面の忍者赤影の既刊

名前発売年月
新・仮面の忍者赤影 第1巻 1987-12
新・仮面の忍者赤影 第3巻 1988-06

仮面の忍者 赤影』(かめんのにんじゃ あかかげ)は、横山光輝作の忍者漫画、およびそれを映像化した特撮テレビ番組、テレビアニメ作品、劇場映画。それらに登場する主人公の名前でもある。

特撮版『仮面の忍者 赤影』(1967 - 1968年)

、東映は白土三平の漫画『ワタリ』のテレビ化企画を進行させていたが、先行して制作された映画『大忍術映画ワタリ』の出来に対して白土が反発し、テレビ化が不可能になった。

これを受けた東映は急遽、白土と同じく忍者漫画の大家である横山光輝に原作を依頼。横山は人気作『伊賀の影丸』の連載を終了して、新たに週刊少年サンデーにて『飛騨の赤影』の連載を開始し、これに応じた。

この原作は、その後東映京都と関西テレビによって特撮テレビドラマ『仮面の忍者 赤影』として実写化され、全52話が1967年4月5日 - 1968年3月27日まで関西テレビ及びフジテレビ系列で毎週水曜日19:00 - 19:30に放送された。このTV実写化に合わせ、原作漫画の『飛騨の赤影』のタイトルも、テレビドラマと同じ『仮面の忍者 赤影』に改められている。

原作は正統派の忍者漫画だが、テレビ特撮版は怪獣、UFOなど何でもありの世界観で人気を博した。

スポンサーは三洋電機の一社提供であった。

あらすじ

一大忍術TV絵巻「仮面の忍者赤影」は、「豊臣秀吉がまだ木下藤吉郎だった頃、琵琶湖の南に『金目教』という怪しい宗教が流行っていた…」というアバンタイトル・ナレーションで始まる。藤吉郎は天下平安を願い、飛騨の里の影一族に助けを求め、赤影、白影、青影の三人の忍者が駆けつける。かくして彼らは藤吉郎の命を受け、奇っ怪な忍者集団と戦いを交えていくのである…。

概要

巨大な独楽やパラソルに乗って現れる忍者など、奇想天外な作劇が印象的な赤影であるが、倉田・山内両監督らはいかに面白い忍術絵巻を描くか、スタッフ全員に宿題のようにしてアイディアを提出させた。スタッフはどんな忍術が使えたら面白いか自分の子供に尋ねたり、頭を絞って番組中の忍術合戦を盛り上げた。

現場でも乗りに乗った雰囲気だったそうで、登場する敵忍者は、どう見ても戦国時代の者とは思えない出で立ちをしており、空飛ぶマシン「大まんじ」や、巨大なロボット「金目像」など、SF的なアイテムが次々登場。また敵忍者が用いる武器・小道具も、アクアラングや扇風機、リボルバー拳銃など、どう見ても現代の製品が堂々と画面に登場したりといささか暴走気味の演出に、毎回の試写の際に東映の平山亨プロデューサーは「ヒヤヒヤさせられて胃が痛かった」と述懐している。結果的に今日でいうところの「スチームパンク」風な作品になっており、ある意味現代的なアバンギャルド的SF時代物のような作品の先駆けになった。以上のように敵忍者の描写がハチャメチャ化する一方、それ以外の人物の衣装・風俗はきちんと戦国時代のもので統一され、時代劇のメッカたる東映京都の面目を保っている。ドラマを支える俳優陣も、時代劇でおなじみの顔ぶれが重厚な演技で彩りを添えた。

第3部・第4部では毎回のように怪獣が登場し、怪獣特撮番組の様相を呈してきた。その代わりとして第1部・第2部のような時代考証無視のハチャメチャぶりを抑え、敵忍者の描写はオーソドックスな時代劇的なものになっている。

東映のテレビ映画としては初のカラー作品である事や、スポンサーの三洋電機がカラーテレビの販促をしたかった事から、本作は赤影、青影、白影と「色彩」を強調した作品になっている。この「色別のヒーロー集団」というコンセプトは後の『秘密戦隊ゴレンジャー』に受け継がれた大下英治 日本のヒーローは世界を制す 角川書店

東映初のカラーテレビ特撮作品であり、関西テレビが制作した初のカラー作品・唯一の特撮作品でもある。関西テレビ側の注力も並々ならぬもので、加藤プロデューサーによれば、1時間番組で100万円が相場の時代に、30分1話あたり約200万円という破格の制作費をかけていたという。

また、放映終了からおよそ一年後に、新撮影されたカットを追加した『飛びだす冒険映画 赤影』が公開されている(後述)。

2001年8月10日 - 2002年5月21日にかけて全4部のDVDが東映ビデオより発売。全4巻の各2枚組で各巻13話収録。

エピソード

前述のように元はテレビ版『ワタリ』となる作品だった。そのため映画版『大忍術映画ワタリ』で「ワタリ」と「爺(四貫目)」を演じた金子吉延と牧冬吉が、引き続き本作で「青影」と「白影」を演じている。赤影の配役決定は若干遅れた。赤影役に坂口祐三郎が選ばれたのは「目に光のある役者」だったという点である。本作のイベントで赤影が仮面を取った時は観客の女の子が「キャー」と大騒ぎしたという 堤哲哉 僕らのスーパーヒーロー伝説 扶桑社

第一部・第四部に登場する「大蝦蟇」、「大蜘蛛」、「怪竜」は、東映京都が本作に先んじて制作した映画『怪竜大決戦』に登場したキャラクターを流用したもの。これらの造形物の改修とあわせ、いくつかの怪忍獣の造形は「怪竜大決戦」に続けて造形会社エキス・プロダクションが行っている。人気作品だったのにもかかわらず、怪忍獣たちは放映中は商品化に恵まれず、当時人気だった「ソフビ人形」の題材にもなぜか選ばれることはなかった。

第11話の冒頭には、にせ赤影に斬られる侍役で、川谷拓三が数カット出演している。また、赤影たちの忍者装束には、スキーウェアが使われた。動きにくいうえに、夏は汗びっしょりだったそうである。劇中で、青影が食べる忍者の携帯食は、マーブルチョコレートだった。

主な登場人物・キャラクター

赤影(演:坂口祐三郎)
飛騨の里が誇る忍びの名門「影一族」の一番手。常人ならざる様々な忍術を駆使して、幻妖斎を始めとする忍法者と渡り合う。父は影一族の長、影烈風斎である。赤い仮面で素顔を隠しており、仮面の額にある秘石からは、指や刀を当てることで破壊光線を放つことが出来る。また飛行術を会得しており、空を飛べる。ちなみに、白影と青影も飛行術を会得している(第16話など)。なお、赤影は主題歌で「どんな顔だか知らないが」と歌われているが、一般民に変装しているときは素顔をさらしている。
白影(演:牧冬吉)
初老の忍者で、忍術のベテラン。槍術を得意とし、「影」と書かれた巨大な凧に乗る。
青影(演:金子吉延)
少年忍者。「がってんがってん、しょ〜ち!」や、「だいじょ〜ぶ!」など、独特の動作を伴う相槌を打つ。
白山(はくさん)
赤影が乗る白い忍馬。ほかの二人は黒馬に乗る。人語を解するだけでなく話すこともできる。

スタッフ

  • 原作:横山光輝
  • プロデューサー:加藤哲夫(関西テレビ)、平山亨(東映)、高田正雄(東映京都テレビプロ)
  • 監督:倉田準二、山内鉄也、曽根勇、小野登、古市真也
  • 脚本:伊上勝
  • 音楽:小川寛興
  • 撮影:脇武夫、平山善樹、森常次、柾木兵一、羽田辰治
  • 怪忍獣造形:エキス・プロダクションほか
  • 製作:関西テレビ放送、東映京都テレビプロダクション

キャスト

  • 赤影(あかかげ):坂口祐三郎
  • 青影(あおかげ):金子吉延
  • 白影(しろかげ):牧冬吉
  • 木下藤吉郎(きのした とうきちろう):大辻伺郎
  • 竹中半兵衛重治(たけなか はんべえ しげはる):里見浩太朗
  • 織田上総介信長(おだ かずさのすけ のぶなが):倉岡伸太郎(第2部)、嶋田景一郎(第3部)
  • 甲賀幻妖斎(こうがげんようさい):天津敏
  • 影烈風斎(かげ れっぷうさい):徳大寺伸 魔風編
  • 陽炎(かげろう):時美沙 魔風編
  • ベロベロ・ペドロ:大泉滉 卍党編
  • 夢堂一ツ目(むどう ひとつめ):汐路章 金目教編
  • 夕里弾正(ゆうざと だんじょう):汐路章 根来編
  • 魔風雷丸(まふう いかずちまる):汐路章 魔風編
  • ましらの甚内(ましらのじんない):波多野博
  • ナレーター:山口幸生

敵キャラクター

金目教

甲賀流忍者である祈祷師・甲賀幻妖斎が率いる謎の宗教。霞谷(かすみだに)七人衆と呼ばれる甲賀忍者の一団を使って、金目像を中心とした本陣を建設し、京に攻め上らんと企む。霞谷七人衆は、歌舞伎をベースにしたキャラクター作りが行われている。

  • 甲賀幻妖斎(こうが げんようさい):天津敏
  • 霞谷(かすみだに)七人衆
鬼念坊(きねんぼう):芦田鉄雄
「鉄より硬い」と豪語し、刀も通じない鍛えぬいた身体を持つ怪力忍者。唯一の弱点である目を攻撃されたのちは、特製のゴーグルをつけて現れる。
蟇法師(がまほうし):近江雄二郎
自ら育てた巨大な怪獣、「千年蝦蟇」を操る。七人衆で唯一生き残り、仲間の墓前で仇討ちを誓う(10話)が、何故かその後画面から姿を消す第二部で披露される「甲賀人別帳」では、赤い線が引かれ、物故者記名となっている
傀儡甚内(くぐつ じんない):波多野博
傀儡師の姿をした怪忍者。黒いストッキングのような薄布を被っていて、「忍法顔盗み」で他人に化けることができる。小さな傀儡人形を等身化して操る「忍法傀儡変化」という術を持つ。その素顔は、眼も鼻もない白いのっぺらぼうだった。
悪童子(あくどうじ):大城泰
水玉模様の西洋風道化服を着け、奇声を発する小柄な忍者。黒い忍び凧に乗り、空中から火遁攻撃を行う。
闇姫(やみひめ):岡田千代
甲賀のくの一。長い髪を歌舞伎の連獅子風に振り回し、暴風を呼ぶ「忍法髪嵐」の術で赤影を翻弄する。
朧一貫(おぼろ いっかん):阿波地大輔
巨漢忍者で、身体を紙吹雪に変えたり、平面化することができる。偽赤影に化け、京の都で狼藉の限りを尽くす。
夢堂一ツ目(むどう ひとつめ):汐路章
自らの隻眼を空中に放り、巨大な「一つ目」として操る。
  • 甲賀下忍衆
黒い覆面に黒装束の忍者集団。
  • 金目像
内部に操縦室を具えた巨大な自動人形。目から怪光線を放って信じぬもの達に「神罰」を加える。この光線は洗脳能力も持っている。
  • 巨大独楽
幻妖斎、蝦蟇法師が搭乗する、大きな独楽型兵器。
  • 大蜘蛛
甲賀のからくり屋敷で赤影を襲った巨大な蜘蛛。
  • 黒蝙蝠(くろこうもり):舟橋元
甲賀の抜け忍。七人衆に匹敵する実力を持つため妻子を人質に取られ、幻妖斎に手を貸す。口笛で無数の吸血蝙蝠、また火を吐く巨大蝙蝠を操り、赤影に勝負を挑む。

まんじ党

第一部で死んだと思われた甲賀幻妖斎が結成し、南蛮人ペドロが発明した巨大エネルギーの秘密を隠した「デウスの鐘」、「サタンの鐘」、「マリアの鐘」の三つの鐘を手中に収めんと暗躍する、甲賀忍者の一派。「大まんじ」という、飛行・潜行自在な機械仕掛けの巨大な球状の要塞兵器を操る。

  • 甲賀幻妖斎
「大まんじ」と七人衆を指揮してペドロの発明を狙うまんじ党統領。白い衣装、白いマントを羽織っている。
  • まんじ党七人衆
甲賀忍者のうち、「うつぼ忍群」という集団に属する七名から成り、それぞれ七色の衣装にマントをまとい、白いガスマスク風の被り物をしている。フェイスペイントをしていて、額に「卍」のマークを貼り付けている。
不知火典馬(しらぬい てんま):小田部通麿
赤い衣装とメイクで登場する火遁忍者。背中に油筒を仕込み、「ふぁいやー!」と叫んで火焔攻撃を行う。
魚鱗流泊(ぎょりん りゅうはく):有川正治
青い衣装とメイクで登場する水遁忍者。長鎌を用いた「忍法水かまきり」や、石塀も溶かす溶解液などの技を使う。
白蝋鬼(はくろうき):石丸勝也
白地に黒斑点の衣装、白いメイクで登場する老忍者。「忍法小人変化」で掌サイズに身体を縮小できる。右腕を巨大化して人間を掴むこともできる。また蝋を吐き、相手を窒息させて殺す。
猩猩左近(しょうじょう さこん):鈴木金哉
茶色の衣装とメイクで登場する。「忍法針紋鬼」として、全身を銀色の針で覆った姿に変え、球状になって体当たりする。ボール状の針爆弾も使う。
魔老女(まろうじょ):新屋英子
数百年も生きながらえている甲賀の老くの一。黄色い衣装に青いメイクで登場する。毒薬に精通し、何度でも蘇る不死身の身体を持っていて、傀儡人形を等身化して操る「忍法生き昇天」の術を使う。
むささび道軒(むささびどうけん):山口幸生
緑の衣装、メイクで登場する。むささびの集団を操り、自らも巨大なむささびの怪獣に変身する。
黒道士(くろどうし):滝恵一
白黒縞の衣装、黒い口覆いで登場する。巨大な西洋パラソルに掴まり空を自在に飛ぶ「忍法つむじ傘」という術を持つ。「忍法影縫いの術」で相手の動きを縛る。
  • まんじ党下忍
七人衆の下で手足となって働く下級忍者。黒い全身タイツにベルト、黒マント、目抜きの白い頭巾と南蛮風のいでたちをしており、胸に「卍」のマークを付けている。

根来忍軍

紀州根来山中の「暗闇寺」に巣食う、根来忍者の一派。頭領・暗闇鬼堂に率いられ、天下を手中に収めんと企む武将・夕里弾正と結託し、目的成就の暁に「夜の世界を譲り受けること」を条件に、織田信長を討たんとする。 巨大な「怪忍獣」を手懐けており、これを操って京への道中にある信長らを執拗に追う。

  • 根来十三忍
暗闇鬼堂(くらやみ きどう):原健策
根来十三忍の頭領。幻術・妖術を操り、巨大化して第37話では山小屋ごと信長を攫ってみせた。最終決戦を前に、「黄泉の法」を用いて怪忍獣の操り手である配下6人の魂を呼び起こし、怪忍獣を復活させる。
水馬流馬(みずすまし りょうま):新宮寺寛
信長暗殺の一番手を引き受けた水遁忍者。水流を渡って、京への出立を明朝に控えた信長の寝所を襲う。「忍法闇分銅」で赤影を鎖締めにする。
渦巻一貫斎(うずまき いっかんさい):戸上城太郎
大筒を使わせれば日本一の忍者と自負し、催眠術で村人を操って古寺を占拠。尾張を迂回した信長一行を仏塔から大筒で狙撃する。大山椒魚の怪忍獣「大怪魚ガンダ」を操る。
山彦多門丸(やまびこ たもんまる):黒沢真一
弓の使い手で、また「忍法山彦返し」で音を反響させ、突風や山崩れを呼ぶ。信長一行の道中宿の女中を脅して飲み水に薬を入れさせて、一行を眠らせる。
蟻身眼兵衛(ありのみ がんべえ):脇中昭夫
白蟻の怪忍獣「大白蟻ガバリ」を操って、薬で眠りこんだ道中宿の信長一行を夜襲した。一行がこれを逃れると翌日、人食い蟻の蟻塚に赤影らを落とし、鉄砲隊を率いて信長一行を狙撃する。
かげろう三兄弟
百面鬼(ひゃくめんき):楠本健二
変装の名手で、白影に化け、信長の家来衆と赤影らを分断させる。
つむじ:市村昌治
「忍法つむじ風」で突風を起こす。兄百面鬼亡き後、弟野火とともに京への道筋を海路に変更した信長一行を襲う。
野火(のび):柳原久二夫
「忍法野火かげろう」で火焔を吹く火遁忍者。 「鉄甲アゴン」とともに信長の家来衆を全滅させた。
虫寄せ風葉(むしよせかざは):島景子
根来のくの一。口笛、またはオカリナを使ってカブト虫の怪忍獣「鉄甲アゴン」を操る。赤影らを山小屋に閉じ込める手柄を立てるが、用済みと見た矢尻に斬られる。
人むかでの矢尻(ひとむかでのやじり):末広真樹子
百足の怪忍獣「大百足ドグマ」を操るくの一。風葉とともに難所で名高い鈴鹿の峠で信長一行を待ち伏せし、ドグマの火焔で追いつめ、家来衆を全滅させる。
流れ星左十(ながれぼし さじゅう):北村英三
伊賀の里近くの「梟の森」に棲む梟の精、「ガッポ」を手懐けており、白影が応援に呼んだ伊賀忍者4人による囮の輿を襲って信長の行く手を聞き出し、信長らを「梟の森」に誘いこんでガッポに襲わせた。
魔風刑部(まふう ぎょうぶ):小田部通麿
琵琶法師の風体をした怪忍者。刀で突いても斬っても死なない身体を持ち、行く先々で石仏に化けて待ち構える。口から吐く白い息で人間を石に固める「忍法石仏」という術によって、信長の護衛を務める伊賀忍者残り3人を殺してしまい、信長はついに身一つとなってしまう。
十六夜月心(いざよい げっしん):末広恵次郎
変装の名人で、白影が新たに呼び寄せた伊賀忍者、ましらの甚内に化け、また夕里弾正の関所を迂回するための抜け道を知る御用商人にすり替わり、信長一行を罠処へ巧みに誘導する。巨大な山猫の怪忍獣「ジャコー」を操り、暗闇鬼堂とともに一行を襲う。
  • 根来下忍衆
根来十三忍の手足となって暗躍する、灰色の頭巾と装束の忍者集団。
  • 夕里弾正
大和の国の武将。腹の黒さと冷酷さで悪名高く、京に攻め上ってこれを包囲し、都の民に残虐の限りを尽くす。根来暗闇寺に使いを送り、暗闇鬼堂と「夜の世界」を譲ることを条件にこれと結託する。
  • 怪忍獣
当時空前の怪獣ブームの影響を受け、この第三部から、「怪忍獣」として巨大な怪獣が登場する。これらの題材は、大山椒魚や山猫、梟など、日本の風土に立脚したものが選ばれた。また、劇伴音楽の新録に伴い、怪忍獣それぞれのテーマ曲が新たに作曲されている。
「大怪魚ガンダ」
暗闇寺そばの渓谷に棲む、大山椒魚の怪忍獣。大山椒魚の姿で渦巻一貫斎によって運ばれ、笛の音で巨大化する。火焔を吐いて信長一行を襲った。
「大白蟻ガバリ」
蟻身眼兵衛が操る白蟻の怪忍獣。両前足から強力な蟻酸を噴出する。水に弱い。
「鉄甲(てつかぶと)アゴン」
普段は何の変哲もないかぶと虫だが、虫寄せ風葉の口笛、またはオカリナによって巨大化する。口から緑色の液体を吐いて信長らの動きを奪う。風葉から奪ったオカリナによって赤影に操られ、ドグマと戦うが敗れる。
「大百足ドグマ」
毒牙をもつ巨大な大百足。口から火焔を吐く。矢尻の持つ髑髏の根付が弱点で、これを投げつけられて身体を分断され死んだ。
「梟の精ガッポ」
流れ星左十が操る、「梟の森」に棲む巨大な梟。目から火を吹いて信長らを襲う。強い光に弱く、青影の機転によって照明弾を打ち上げられ、その光を浴びて無力化し倒された。
「怪忍獣ジャコー」
巨大な山猫の怪忍獣。十六夜月心が操る(または変化したもの)。月の光で力を得るため、これを遮られると無力化する。

魔風忍軍

魔風雷丸に率いられた怪忍者集団。「影の里」に伝わる、巨大エネルギーを隠した「黄金の仮面」を狙って里を襲い、赤影の父・烈風斎を亡き者にした。雷丸の正体は、巨大な一つ目のとかげ忍獣「じじごら」であった。

  • 魔風雷丸(まふう いかずちまる):汐路章
  • 小文字右兵(こもんじ うへい):月形哲之介
  • 夜目蟲斎(よるのめ ちゅうさい):大城泰 - 鎧虫怪獣「グロン」を操る。
  • 雲間猿彦(くもま さるひこ):二見忠男
  • 雲間犬彦(くもま いぬひこ):二見忠男(二役)
  • 血潮将監(ちしお しょうげん):阿波地大輔 - 吸血蛭の怪忍獣「ギロズン」を操る。
  • 闇の黒蔵(やみのくろぞう):波多野博
  • 口無水乃(くちなし みずの):沢淑子 - やどかり怪獣「ががら」を操る。
  • 足切主水(あしきり もんど):山本一郎 - 大蟹怪獣「ざばみ」を操る。
  • 引導坊(いんどうぼう):河上一夫
  • 花粉道伯(はなのこ どうはく):有川正治 - 人喰い植物「ばびらん」を操る。
  • 不動金剛丸(ふどう こんごうまる):鈴木金哉
  • でっかでか東馬(でっかでかとうま):大前鈞
  • 魔風下忍衆
魔風忍軍の手足となって暗躍する、鈴模様の頭巾と装束の忍者集団。

放送リスト

  • ※括弧内は話数及び登場した忍者、怪獣など

第1部 金目教篇(第1 - 13話)

  • オープニングナレーション

「豊臣秀吉がまだ木下藤吉郎だった頃、琵琶湖の南に「金目教」という怪しい宗教が流行っていた。それを信じない者は、恐ろしい祟りに見舞われるという。その正体は何か?藤吉郎は金目教の秘密を探るため飛騨の国から仮面の忍者を呼んだ。その名は…赤影参上!!」

  • 1) 怪物蟇法師(鬼念坊、蟇法師、千年蟇)
  • 2) 甲賀の悪童子(傀儡甚内、傀儡変化、悪童子、闇姫)
  • 3) 逆襲蟇法師(傀儡甚内、傀儡変化、蟇法師、千年蟇)
  • 4) 怪奇忍び屋敷(傀儡甚内、傀儡変化、闇姫、鉄独楽、大毒蜘蛛)
  • 5) 謎の独楽忍者(鉄独楽、朧一貫)
  • 6) 恐怖の大魔像(朧一貫、金目像)
  • 7) 妖術一つ目(朧一貫、夢堂一ツ目、巨眼一ツ目)
  • 8) 南蛮大筒の秘密(夢堂一ツ目、金目像、巨眼一ツ目)
  • 9) 不死身の魔像(闇姫、朧一貫、金目像)
  • 10) 怪忍者黒蝙蝠(鬼念坊、蟇法師、闇姫、朧一貫、黒蝙蝠、金目像、大蝙蝠)
  • 11) 鬼念坊鉄車(鬼念坊、闇姫、朧一貫、金目像)
  • 12) 闇姫髪あらし(闇姫、金目像)
  • 13) 大魔像破壊作戦(金目像)

第2部 卍党篇(第14 - 26話)

  • オープニングナレーション

「織田信長の活躍した頃、海を渡ってきた奇怪な妖術者の群れがギヤマンの鐘を求めて各地を襲撃した。世界制覇を狙う卍党の仕業である。強烈なエネルギーの製法を秘めたギヤマンの鐘3つ。日本の平和を願う信長は、卍党の野望を粉砕すべく飛騨の国から仮面の忍者を呼んだ。その名は…赤影参上!!」

  • 14) 謎のまんじ党(不知火典馬、魚鱗流泊)
  • 15) 小法師白蝋鬼(不知火典馬)
  • 16) 怪獣針紋鬼(猩猩左近、魔老女、むささび道軒)
  • 17) 不死の魔老女(不知火典馬、魚鱗流泊、猩猩左近、魔老女)
  • 18) 鳥獣むささび(不知火典馬、魚鱗流泊、白蝋鬼、猩猩左近、魔老女、むささび道軒、むささび部隊、大むささび)
  • 19) 忍法つむじ傘(不知火典馬、魚鱗流泊、白蝋鬼、猩猩左近、魔老女、むささび道軒、黒道士)
  • 20) 怪物大まんじ(魚鱗流泊)
  • 21) 渦潮骸骨丸(魚鱗流泊、猩猩左近、魔老女)
  • 22) 怪獣変化陣(猩猩左近、黒道士)
  • 23) 地獄の魔老女(魔老女、黒道士)
  • 24) いかるが兄妹(白蝋鬼、むささび道軒、黒道士、大むささび)
  • 25) 悪魔の鐘 (白蝋鬼、むささび道軒、黒道士、大むささび)
  • 26) 大爆發(白蝋鬼、黒道士)

第3部 根来篇(第27 - 39話)

  • オープニングナレーション

「悪大将、夕里弾正の反乱を知った織田信長は居城清州から小人数(こにんずう)を率いて京の都へ急いだ。しかし、その道筋には、弾正に味方する根来の忍者が、恐ろしい怪獣を操って待ち構えている。道中の無事を願う織田信長は飛騨の国から仮面の忍者を呼んだ。その名は…赤影参上!!」

  • 27) 根來十三忍(水馬流馬、ガンダ)
  • 28) 忍法大怪魚(渦巻一貫斎、ガンダ)
  • 29) 忍法山彦変化(山彦多門丸、ガバリ)
  • 30) 蟻怪獣ガバリ(蟻身眼兵衛、ガバリ)
  • 31) 怪忍百面鬼(かげろう百面鬼、かげろうつむじ、かげろう野火、アゴン)
  • 32) 鉄甲アゴン(かげろうつむじ、かげろう野火、虫寄せ風葉、アゴン)
  • 33) 大百足ドグマ(虫寄せ風葉、人むかでの矢尻、アゴン、ドグマ)
  • 34) 怪獣大逆襲(虫寄せ風葉、人むかでの矢尻、ドグマ)
  • 35) 梟怪獣ガッポ(流れ星左十、ガッポ)
  • 36) 忍法石仏(魔風刑部、ジャコー)
  • 37) 怪忍獣ジャコー(十六夜月心、ジャコー)
  • 38) 怪忍獣勢揃い(再生六大怪獣=ガンダ、ガバリ、アゴン、ドグマ、ガッポ、ジャコー)
  • 39) 六大怪獣大逆襲(再生六大怪獣)

第4部 魔風篇(第40 - 52話)

  • オープニングナレーション

「飛騨の国、影一族に伝わる黄金の仮面は、あらゆる忍者にとって憧れの的、栄光のシンボルであった。そしてまた、仮面には、莫大な黄金の謎が秘められているのだ。この仮面を奪い、忍者の王座を狙う者が現れた。怪忍獣を使う魔風雷丸である。立て!仮面の忍者!…赤影参上!!」

  • 40) 魔風忍者の来襲(夜目蟲斎、小文字右兵、グロン)
  • 41) 鎧怪獣グロン(夜目蟲斎、グロン)
  • 42) 忍法はがね鞭(雲間猿彦、雲間犬彦、ギロズン)
  • 43) 吸血怪獣ギロズン(雲間猿彦、雲間犬彦、血潮将監、ギロズン)
  • 44) 顔のない忍者(雲間猿彦、雲間犬彦、闇の黒蔵、ガガラ)
  • 45) 岩石怪物ガガラ(雲間猿彦、雲間犬彦、口無水乃、ガガラ)
  • 46) 怪獣ががら対ざばみ(雲間猿彦、雲間犬彦、足切主水、ざばみ、ががら)
  • 47) 魔風堂の怪獣(雲間猿彦、雲間犬彦、足切主水、ザバミ)
  • 48) こども忍者術くらべ(引導坊、鬼丸、大ガマ、巨竜、バビラン)
  • 49) 人喰い植物ばびらん(花粉道伯、ばびらん)
  • 50) とかげ忍獣じじごら(不動金剛丸、じじごら)
  • 51) 決戦魔風忍群(六大怪獣=グロン、ギロズン、ががら、ざばみ、ばびらん、じじごら)
  • 52) 六大怪獣包囲陣(でっかでか東馬、六大怪獣)

漫画版

第1部 金目教の巻

特撮版の第1部に相当する。

第2部 うつぼ忍軍の巻

「うつぼ忍軍」の名称が特撮版第2部に、冒頭部分が同第3部に使われたが、それ以外は漫画独自の展開となっている。

第3部 決戦うつぼ砦の巻

登場人物

赤影
ドラマ版より若いイメージ。仮面は鉢巻のような細長い布に穴を開け、目の周囲を覆うように巻きつけたもの。ただの布なので、特撮版のような特殊機能はない。作中の描写から、常に予備を携帯していることが窺われる。
青影
赤影と同年代のイメージ。赤影ほどではないものの、それなりの忍術の使い手として描かれている。赤影とはタメ口で話す。
白影
第2部にのみ登場。

月曜ドラマランド版『仮面の忍者赤影』(1985年)

フジテレビの『月曜ドラマランド』枠で単発のビデオドラマ化されたもの。赤影役は黒崎輝、青影は「少年忍者」ならぬ「中年忍者」として高田純次が務め、白影は登場しない。赤影が女風呂を覗くなど、忍者物時代劇というよりは、悪ふざけ色の濃いバラエティドラマになっている。

放映日:8月26日、19時30分~20時54分

スタッフ

  • 原作:横山光輝
  • 企画:久保田榮一
  • 脚本:奥津啓治
  • 音楽:佐々永治
  • プロデューサー:石川泰平、宅間秋史、大黒章弘、福本義人、若松節朗、石田義一
  • 演出:福本義人
  • 協力:サニー千葉エンタープライズ、ジャパン・アクション・クラブ
  • 制作:フジテレビ、テレパック

キャスト

  • 赤影:黒崎輝
  • 青影:高田純次
  • 舞影:志穂美悦子
  • 織田信長:名和宏
  • つむじ風の源次:真田広之
  • お鷹:塩沢とき
  • 白竜斎:犬塚弘

TVアニメ版『仮面の忍者 赤影』(1987 - 1988年)

1987年10月13日から1988年3月22日まで東映動画(現:東映アニメーション)制作、日本テレビ系列で全22話(+1話未放送)が放送された。

この放映に合わせて週刊少年チャンピオンにて、横山によって新作漫画『仮面の忍者赤影(新)』が連載された。

特撮版を全話手がけた伊上勝の息子である井上敏樹が脚本に加わっており、親子二代で同シリーズに携わることとなった。しかし、裏番組に『まんが名作劇場 サザエさん』(フジテレビ系。一部地域を除く)や、『エスパー魔美』(テレビ朝日系。なお枠は18:50 - 19:20で、ラスト10分は『ニュースシャトルANN』)があったためか特撮版ほど人気は出ず、更に帯番組『追跡』の設置のため、半年で終了した。現在まで、パッケージソフト化はされていない。

キャスト

  • 赤影/赤垣源之介:古川登志夫
  • 青影:野沢雅子
  • 白影:玄田哲章
  • 幻妖斎:大塚周夫
  • 露丸:塩沢兼人
  • 山吹:土井美加
  • 織田信長:戸谷公次
  • 邪鬼:屋良有作
  • あかね:皆口裕子
  • かえで:渡辺菜生子
  • 無元和尚:宮内幸平

スタッフ

  • 企画:嶋村一夫(読売広告社)
  • 原作:横山光輝
  • プロデューサー:七條敬三(東映動画)、木村京太郎(読売広告社)、武井英彦(NTV)
  • チーフディレクター:石崎すすむ
  • シリーズ構成:菅良幸、井上敏樹
  • 美術監督:宮野隆
  • キャラクターデザイン:金山明博
  • 音楽:菊池俊輔
  • 制作担当:神田豊(ライフワーク)、鈴木淑仁(読売広告社)、伊藤響(NTV)
  • 動画チェック:椙目八男、宮司好文、中村美雪、白石悟、関明美、岩田幸大
  • 背景:スタジオユニ
  • 仕上:トレーススタジオM
  • 撮影監督:古林一太、沖野雅英
  • 撮影:伊藤修一、刑部徹、米金均、小室正一
  • 編集:西山茂
  • タイトル:マキ・プロ
  • 制作デスク:豊住政弘
  • 制作デスク補:安部正二郎
  • 制作進行:大橋浩一郎、見野誠児、佐藤和治、飯高慎也、鍬敏宏、安部正二郎、広川隆志
  • 音響監督:田中英行 
  • 整音:佐藤千明
  • 効果:新井秀徳(フィズサウンドクリエイション)
  • 製作協力:ライフワーク
  • 録音スタジオ:タバック
  • 現像所:東映化学
  • 製作:東映動画、読売広告社

主題歌

  • オープニングテーマ:「仮面の忍者赤影」(歌:秋保和也・秋保浩司(fromキャロットクラブ) 作詞:三田陽子 作曲:小杉保夫 編曲:山本健司)
  • エンディングテーマ:「朝焼けの中で」(歌:山野さと子、森の木児童合唱団 作詞:森田由美 作曲:有澤孝紀 編曲:山本健司)

放送リスト

  • オープニングナレーション(声:玄田哲章)

「野望渦巻く、戦乱の世にあって、自由と平和を守るために、敢然と悪に立ち向かう、仮面をつけた忍者がいた!!」

話数サブタイトル脚本コンテ演出作画監督
1赤影と山ザル小太郎菅良幸石崎すすむ金山明博
2怪奇! ガマ法師井上敏樹勝間田具治杉島邦久進藤満尾
3狙われた黄金五十万両菅良幸小鹿英吉渡辺浩
4守れ!! 霧の南蛮船照井啓司新田義方進藤満尾
5危機一髪! 忍法花ふぶき渡辺麻実栗屋義之福留政彦金山明博
6恐るべし!! 必殺胡蝶の剣井上敏樹杉島邦久谷口守泰
7危うし山吹! 謎の大グモ照井啓司小鹿英吉進藤満尾
8激突!! 赤影VS赤影新田義方岡迫亘弘
9恐怖のおろち丸!!菅良幸栗屋義之福留政彦進藤満尾
10はしれ赤影!! 信長との賭け米谷良知杉島邦久金山明博
11せまる!! 忍法阿修羅地獄渡辺麻実小鹿英吉谷口守泰
12でた〜っ!! 鋼鉄の忍者菅良幸栗屋義之福留政彦アベ正己
13決戦!! 魔境の大ワシ照井啓司米谷良知進藤満尾
14怒りの大魔神像・やまぶき死す!!井上敏樹杉島邦久岡迫亘弘
15幻魔城からの使者・魔童子菅良幸新田義方金山明博
16闇におどるガイコツのワナ!!井上敏樹小鹿英吉進藤満尾
17死を呼ぶ異次元の怪奇!!照井啓司栗屋義之福留政彦谷口守泰
18恐怖のチェスゲーム!!
(本放送時未放送)
菅良幸米谷良知進藤満尾
19霞丸と妖刀龍幻!!井上敏樹杉島邦久岡迫亘弘
20秘宝発見!! 赤影VS夜叉王菅良幸新田義方金山明博
21雷神砲炸裂!! いざ幻魔城へ小鹿英吉進藤満尾
22対決!! 赤影VS魔童子井上敏樹竹之内和久福留政彦谷口守泰
23さらば赤影!! 炎の大幻魔城石崎すすむ金山明博

映画

『飛びだす冒険映画 赤影』(1969年)

本編放映終了後の、「東映まんがまつり」の夏休み興行の番組の一つとして制作された。特撮版第一部の金目教篇をベースにして新たに編集を加え、新規撮影された赤影らの活躍シーンを加えたもの。

この新撮部分は「アナグリフ方式」と呼ばれる「立体映像」になっており、劇場で赤・青のセロハンを両目それぞれに貼った赤影の仮面風の「立体メガネ」が配られ、劇中で立体パートになると赤影や白影がこの「立体メガネ」をかけるよう、観客に呼びかける趣向になっていた。

『RED SHADOW 赤影』

2001年8月11日公開、主演:安藤政信。原作漫画ともTV実写版ともほとんど関連のないオリジナルな内容。

脚注

関連項目

  • 特撮
  • 特撮テレビ番組一覧
  • 怪獣の一覧
  • ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日
    • 敵方のBF団の幹部である十傑集の1人に、赤影をモデルにした忍者「マスク・ザ・レッド」がいる。声優はアニメで赤影を担当した古川登志夫ではなく、市川治。
  • 変身忍者 嵐(東映、毎日放送)
    • 本作と変身ブームの代表作『仮面ライダー』を組み合わした作品。後半では「ガンビーム」といった光線技が登場。
  • みんなで出よう55号決定版!(TBS)
    • 番組内の1コーナーで坂上二郎が赤忍者としてレギュラー出演、好評を博す。また、萩本欽一も一時期、青忍者としてゲスト出演していた。コーナーは複数の黒忍者との競演による組み体操的なもので、色装束忍者ギャグのはしりと言える。
  • めちゃ×2イケてるッ!
    • 番組内コーナーの1つに本作のパロディ“只今参上 色とり忍者”がある。参加者全員で実写版の青影のポーズ(「だいじょうぶ!」)をしてからゲームが開始される。
  • 三洋電機
    • 実写のテレビ版が放送された当時、同社のカラーテレビを売り込むためにスポンサーとしてついた。

外部リンク

th:เงาแดง