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新宿スワン/和久井健

共有

著者: 和久井健
巻数: 32巻

和久井健の新刊
新宿スワンの新刊

最新刊『新宿スワン 32


出版社: 講談社
シリーズ: ヤングマガジンKC


twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)

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ONIMISO 新宿スワンの人の新連載、頑張ってゴリ押ししてるっぽいけど、ダメだよね
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新宿スワン(しんじゅくスワン)は和久井健による漫画作品。講談社刊「週刊ヤングマガジン」に2005年20号より掲載され、現在連載中の作品である。テレビ朝日系列で2007年8月18日からドラマ化。

作者の和久井健は、現在でも実在するスカウト会社アンサーの元社員(和久井が在籍していたときはエージェントという会社名)で、実際に作者本人が体験した出来事、プラスフィクションで新宿スワンが描かれている。 また作中で描かれているセンシビリティなるオーダースーツブランドは、アンサーの社長が経営している実在の会社である。

概要

2000年初頭の東京都新宿区歌舞伎町を主な舞台とし、スカウトマンを主人公に、その成長と歌舞伎町裏社会を描いた作品。

主人公の白鳥タツヒコが歌舞伎町を拠点とするスカウト会社『バースト』に入社したところから話がスタートし、『バースト』の渋谷進出、闇金融を営む同僚との抗争、『バースト』の横浜進出、そしてとある事情で借金を背負ったタツヒコがスカウトマンからホストに転身し歌舞伎町のホストクラブで働くホスト編、タツヒコがライバル会社の『ミネルバ』に潜入するスパイ編、タツヒコがスカウト会社バーストネオを立ち上げるすすきの監獄編を経て、現在は「歌舞伎町レクイエム編」が進行中である。

登場人物

白鳥龍彦(しらとり たつひこ)
主人公。真虎に誘われスカウトの世界に入る。天然パーマは祖母ゆずりらしい。バカで勘違いな性格で一人で突っ走る場面が多い3枚目だが、担当している女の子や後輩を守るため奮闘したり、人道に反する物事(シャブや闇金など)を許さないという熱い一面もあり、その辺りを真虎や山城兄弟に見込まれている。またケンカは並みのスカウトマンを一掃するほど強い。それはアゲハが逮捕されて以降、誰かを守りたい時に自分の無力で助けられないのがイヤだという思いから、鍛えるようになったためである(中学時代は不良グループのトップだと思わしき描写もあり、元々ケンカは強いほうである)。
着ているスーツは実在するオーダースーツ会社・Sensibirityのスーツで悠香に買って貰った物。
当初は歌舞伎町のスカウト会社・バーストに所属していたが、ホストクラブ編突入時にバーストを辞めている。その後、バーストに幹部としての復帰を許されたが、バースト社長・山城神の命でライバル会社のミネルバに、幹部補佐として潜入する。しかしその山城神が死亡してしまい、他にバースト社内に潜入の事情を知る者がいないため、バースト復帰の道が閉ざされてしまう。そこで、唯一潜入の事情を知るミネルバ社長・山城尊から北海道行きを命じられ、現在北海道に滞在中。現地で再会した元パラサイツ専務の森長と共に、スカウト会社「バーストネオ」を立ち上げる。よって、現在はバーストネオの社長。

バースト

歌舞伎町を拠点とするスカウト会社。歌舞伎町では事実上最大手。スカウト通りをシマとする。現在は渋谷・横浜にも進出している。ケツモチは同じ歌舞伎町の暴力団・紋舞会に依頼していたが、山城神の死去に伴い、美竹組に変更している。

山城神
バースト社長。子供のころから紋舞会の天野会長に世話になっており、ケツモチを頼んでいるのもその縁から。若い頃はヤクザの事務所への殴り込み紛いなど相当な無茶もやっており、バーストの幹部は大部分がその時からついてきている者達である。横浜のウィザードともめた際の心労から入院する。真虎の裏切りに薄々感づいており、真虎の真の狙いを探るべくタツヒコにミネルバへの潜入を命じたが、入院中に、真虎が点滴に何かを注射した後、心筋梗塞で死亡。
真虎(まこ)
バースト幹部で、真虎派を率いる。タツヒコの元上司。瞼と上唇に傷がある。タツヒコが困った時や危ない目にあっている時などは、タツヒコを助けるため密かに裏で動いている。一見爽やかで優しそうな容姿をしているが笑顔で恐ろしいことを言ったり、葉山と意味ありげな会話をしていたりと、謎が多い。
元々は山城神とともにミネルバ出身であるが、山城神がミネルバを離反する時についていった。これは山城尊が、兄・山城神を「守らせる」ために真虎をバーストに送り込んだことが後に判明する。ただ、真虎はバースト移籍後も、ミネルバ社長の山城尊と交流している。
山城兄弟の死後、ミネルバの社長に就任。一方でバーストも裏で事実上支配しており、歌舞伎町の2大スカウト会社を事実上手中に収めた。朱美によれば、真虎を軸とした「大きな計画」が進行中だとされている。辰巳幸四郎が殺されたことから、現在は復讐心に動かされている。
根駒
真虎派のNo.2。
関玄介
バースト元幹部。武闘派である関派を率いていた。バーストに入る前はヤクザをやっていた。
龍彦のことを「タチュヒコ」と呼び、タツヒコなどバーストの新人スカウトで遊ぶのが好き。斜視を持っており、また大きな戦いの前には大便をするというクセがある。ガサツでケンカっぱやいが、シャブ中の女性を慰めたりと優しさも持ち合わせている。また社長である山城を「タヌキ」と呼んだり侮っているような態度が目立つが、過去に自分の所属していた組の組長に殺されかけた所を助けられバーストに入社したという経緯があり、心の底での会社への忠誠心と社長への信頼は幹部に相応しいものを持っている。
横浜王国編にて、ウィザードのスカウトによりブロック塀で殴られ7針縫う怪我を負う。その際オールバックにしていた髪をバッサリ斬り坊主頭になる。眼鏡もこの時から着用していない。ウィザードのオーナーである滝マサキとは幼馴染で、横浜市警に連行された時には関をウィザードの首魁に据えようとする滝によって釈放された。その後紆余曲折を経て、滝亡き後のウィザードを引き継ぎ、彼の遺志を果たそうとするようになる。
亀山
関派No.2。左の二の腕に和彫りがある。横浜王国編後は関の後釜として幹部となる。関を尊敬しており、関脱退後も何かにつけて会おうとする。
時正
バースト幹部、社長派。山城神の右腕的存在でもあり、入院中は社長代行となる。
葉山
バースト幹部、葉山派を率いる。バーストに吸収合併されたスカウト会社・ハーレム出身。元シャブのプッシャー(売人)。真虎と度々密会しているが、その意図は不明。ヒデヨシにシャブのプッシャーになる事を勧め、ヒデヨシがヘマをしてバーストや紋舞会から追われている所を口封じのためヨースケに殺させた。また横浜のウィザードの滝とも繋がりがあり、タツヒコが死んだはずのヒデヨシを見かけて探したいと相談された時には、彼を紹介した。表向きは冷静で頼れる先輩という印象だが、裏では狡猾で自己中心的な性格である。山城神が死んだ後、ケツモチを美竹組の灰沢に依頼し、バーストの社長に就任するが、その後の詳細は明らかになっていない。
牛尾
バースト幹部で、ハーレムとの抗争時に一度バーストを辞めた出戻り組。出戻る直前のタイミングで闇金に手を出し、その後は独自の手法で成り上がりアカブタグループのオーナーにまでなる。が、それも全て周りの策略であり最終的には出資法違反で逮捕される。周りから信頼されているタツヒコを妬み、彼にバーストを裏切らせようと目論んでいた。逮捕された後は改心し、タツヒコのことを素直に評価するようになる。
鼠賀
バースト幹部で出戻り組。牛尾の旧友であり、牛尾は大きいことを成すべき人間であり、そのために力を貸すと決意していた。牛尾が逮捕された後は、タツヒコの力になることが牛尾の意志に沿うことだと思い、横浜王国編ではチームタツヒコの参謀的役割を担った。頭がいい。
南ヒデヨシ(本名:古屋ヒデヨシ)
ハーレムの葉山派に所属していたスカウトマン。先輩のスカウトマンを押しのけてまで幹部に上がろうとするほど横着な性格で、真虎に敵を作りやすいと分析されていた。タツヒコを異様にライバル視し、時には見下した態度もとるようになる。裏ではプッシャーグループとつながり、スカウトの立場でシャブをさばくこともしており、プッシャーとしてのし上がろうと目論んでいた。卑劣な手でバーストの幹部になったものの、シャブをさばいている現場を関に見られ、バースト内で疑いの目をかけられてしまう。ついにはシャブの受け渡し現場をタツヒコにも目撃され、シャブを取り上げられ、取り返すためタツヒコとビルの屋上で直接対決をした。しかしケンカではタツヒコに敵わず、新宿から逃げるよう促された。しかし、他人を押しのけてのし上がるという目標は失っておらず再起の決意を固めようとしていたが、新宿を去ろうとした時、自分をプッシャーの道に引きずり込んだ葉山が口封じのため、ヨウスケに指示をして事故に見せかけて殺された。元々タツヒコとは学生時代の同級生で、いじめられっこだったヒデヨシをタツヒコが助けていた。そこで自分より強いタツヒコにコンプレックスを持ち、同じスカウトマンとして強い対抗心を持つようになった。ヒデヨシ自身はタツヒコの事を気づいていたが当の本人は最初気づいていなかった。
洋介
元葉山派所属。タツヒコと同期。葉山の命令でヒデヨシを殺害。その罪の念により空っぽの人形のようになってしまう。その後ヒデヨシと同じ身なりをし、同じ名前を名乗り、ウィザードのシャブのディーラーとなる。重度のシャブ中状態に陥っていたが、タキによって、しがらみから救われる。
犬飼幸二
ホストクラブ・セクシーガイの元ナンバー2。理由があってバーストに入社しスカウトを始める。真虎と葉山の策略によって、美竹組から殺されかけるが、タツヒコの命懸けの協力もあって、何とか一命を取り留める。その後、アオイと共に北海道へと身を移す。後にタツヒコがすすきのでバーストネオを立ち上げた際、タツヒコに力を貸す。北海道では馬頭からタツヒコ達の監視を命令じられ、また朝河組に顔がきくなど、謎に包まれている部分も大きい。タツヒコが馬頭と面会した場面で、タツヒコを裏切ったことを明かす。その後、北海道に帰ってきたカエデに諭される。実はウォッチマンの社員で、その実務を1人でこなしていた。
井出
犬飼と同期でバーストに入社、通称「イベサー」。何だかんだで、この同期の組でバーストに残っているのは井手のみである。一時は闇金に手を出していた。軽い性格で、関の女に手を出してしまい、関からきつい制裁をくらった。
鳥居
犬飼と同期でバーストに入社、通称「トリくん」。親が超金持ちで、スカウトになった理由は「敷かれたレールを歩くだけの人生が嫌だった」から。現在は新宿と横浜にあるキャバクラのオーナー。そのため真虎から除名を言い渡され退社した。お坊ちゃま気質で、何でも金で解決しようとする癖がある。
佐竹
バースト幹部。元ハーレムのスカウトマンで、スカウト会社ハウンドと関係がある。にゃんきんハウスの一件により、紋舞会にさらわれる。
上草
バースト幹部。元ハーレムのスカウトマンで、スカウト会社ハウンドと関係がある。にゃんきんハウスの一件により、紋舞会にさらわれる。

ハーレム

スカウト会社。バーストに潰される。

松方孝
スカウト会社・ハーレムの社長。しかしバーストによりハーレムを消滅させられる。その後プッシャーであるヒデヨシのお得意様となり、薬物中毒に陥る。

ミネルバ

全国規模のスカウト会社。その社員数は、総勢500人とも言われている。新宿では駅前広場をシマとする。新宿でのケツ持ちは、バーストと同じ紋舞会。

山城尊
ミネルバ社長。真虎とつながりがある。実はバースト社長の山城神の弟であるが、そのことはほとんど知られていない。かつては兄の危機には自分の命も顧みずにかけつけた。現在の兄弟仲は極めて不良であるが、本人曰く「向こうが一方的に嫌っているだけで、オレはずっと気にかけていた」とのこと。
兄の死後、行き場を失ってしまったタツヒコに北海道行きを命じた上で、バーストがケツモチを美竹組に変えたことについて協議するため、歌舞伎町を徒歩で移動しているところを、真虎に拳銃で撃たれて死亡する。ミネルバ幹部の吉川によると、建前上は「美竹組の下っ端に殺された」ことになっている。吉川や、ミネルバ北海道支部長・富士見など、山城尊社長を慕う幹部は多かった。
吉川哲
ミネルバ幹部にして三大派閥の一つ吉川派を率いる。関西弁。気に入った人間にはとことん優しい。タツヒコとは公衆便所で知り合う。闇金編などでタツヒコに力を貸す。山城尊社長に深く信頼を寄せていた。それだけに、山城尊社長亡き後のミネルバを「クソ」と評するなど、現在のミネルバへの失望は大きいものがある。すすきので新スカウト会社・バーストネオを立ち上げたタツヒコと会うため、北海道に出向く。上京した日にぼったくり店で山城尊に救われ、また彼に魅せられ、ミネルバに入社する。山城尊を殺したのはタツヒコではないかと疑っていたが、すすきのでタツヒコと再会し、詳しい事情を聞いて、誤解は解けた模様。
影里
吉川派のNo.2。首筋に洋彫りの刺青がある。吉川を慕っており、彼に危害を加えようとする人間には容赦はしない。フラフラと中途半端な性格(にみえる)のタツヒコが吉川に気に入られていることが気に入らない。闇金編で、タツヒコをかくまったことで、当時バースト幹部だった関から、激しい暴力を受けたこともある。
百塚裕
ミネルバ幹部にして三大派閥の一つ百塚派を率いる。副業として闇金融を営んでいた。真虎と裏でつながっており、タツヒコはそれを踏まえミネルバ入りの際に百塚派を選択したため、タツヒコの上司となった。実質ミネルバのNo.2で、ケンカも相当強い。その強さは、武闘派・関からも一目置かれるほどであり、ハウンドのスカウトマン達十数人を、1人で倒したこともある。
金大英
百塚派のNo.2。穏やかに見えるが、過激な行動に出ることも多い。
白金
ミネルバ幹部にして三大派閥の一つ白金派を率いる。スコーピオの代表でもある。

パラサイツ

渋谷を拠点とするスカウト会社。ケツモチは美竹組。一度はバーストと共存する形での手打ちがまとまったが、最終的に田無が逮捕され消滅した。

田無
パラサイツ社長。元々は新宿でスカウトをしていた。自分が必死にまとめた話を何かとトラブルを起こしてかき回す森長に対して「社長の座を狙っているのだろう」と絶縁を宣言する。が、美竹組組長土屋を刺した森長を美竹組から助ける事を条件に、ヒットマンとなった。現在は服役中である。
森長千里
パラサイツの中心人物(専務)。ケンカが非常に強く、パラサイツは実質、彼を中心にした愚連隊と化している。左腕にトライバルの洋彫りが何重にもある。語尾に「ナリ」を付けたがる。留置場に拘留されていた所を田無が保釈金を払って助けたことにより、彼に対して絶大な忠誠心を抱いている。併しながらその行きすぎた行動の為、次第に田無に煙たがられ、絶縁に至った。そうした背景にも関わらず、その後も美竹組組長の土屋を刺したりと、彼の田無への忠誠心は変わらなかった。後に、北海道の「ねはんの宿」で働くタツヒコと再会し、拳を交えた後、彼と2人でスカウト会社「バーストネオ」を立ち上げる。かつてパラサイツの幹部であったことから、スカウト会社の実務を一通りこなせるなど、意外に器用な一面も持つ。ドラクエがお気に入り。ミネルバ北海道支部長・富士見がかつて属していた渋谷の愚連隊の長で、当時は「キラーウェポン・殺スケ森長」と恐れられていた。現在はバーストネオの専務。パラサイツ時代に暴走し、田無からクビにされた経緯から、北海道でミネルバと揉めた際には、社長のタツヒコの意向を汲んで、相手に土下座して侘びを入れるほどの成長を見せる。タツヒコが馬頭と対面した際には、馬頭の元にいた元警察官・熊比良セルゲイに、叩きのめされるが、その後、軽トラでセルゲイをはね飛ばし、バットを持ってとどめをさし、リベンジに成功する。

ウィザード

横浜を拠点とするスカウト会社。横浜では「タキ王国」の異名を取るほどの勢力を誇り、他のスカウト会社の進出をことごとく跳ね返していた。警察ともつながりがある。ケツモチは宝来会・雛野一家。しかし、最終的にバーストの横浜進出を許して勢力は弱体化。現在は関がメインとなり、再建を目指している。

タキ・マサキ
ウィザードの社長。横浜において他に並ぶ者がないほどの権勢を誇る。しかしそれは、警察への莫大な付け届けや雛野一家総長の田坂の暴力に耐えることなどの上に成り立っているものであり、そのためにはシャブなど自身の好まない手段をもとらざるを得なかった。それらも全てはかつての親友・関との間に交わした「将来何か大きな事を成し遂げる」という約束を守るためであった。ヒデヨシを殺した念から空っぽになってしまった洋介に何らかのシンパシーを抱いた模様で、洋介をウィザードのシャブのディーラーとして囲っていた。横浜進出を狙ったバーストと揉めた際に、幼馴染の関が見守る中でタツヒコとタイマンをはり、その後、自殺する。
ハネマン
ウィザードのNo2。見た目の特長は日焼けし金髪をたてている。襟足は長め。両胸にかけて和彫りがある。タキの遺志に沿って、関と共にウィザードの種火を残す。
モリケン(本名:森田建水)
ウィザードのNo.3。見た目は日焼けの金髪坊主頭。タキの死後、新たなスカウト会社を立ち上げる。
コージ
ウィザードで監禁されたタツヒコを見張る。アリサの面倒役でもあり、タキの命令が優先するとはいえ、彼女の言うこともよく聞く。それにより、タキから暴力を受けることも幾度かあった。
佐藤大臣
ウィザードのダミー会社スリーナインの取締役。現在、ハネマンと共に関のウィザードに残る。

ハウンド

新宿に進出し始めた、ヤクザ(美竹組)直系のスカウト会社。区役所通りをシマとする。

九龍タケシ
ハウンド社長。美竹組の若中でもある。事務所に犬を飼っているほどの犬好き。金城と共に、「にゃんきんハウス」を経営する。組長の灰沢に心酔しているが、女癖の悪さから、美竹組と紋舞会の紛争の「火種」として、灰沢から割腹を命じられ死亡する。

その他

長谷川裕香
キャバクラ「スタイル」元No.1(藤崎セリナ)。タツヒコにスカウトされる。数少ないタツヒコの理解者であり、タツヒコが悩んだ時、落ち込んだ時などに絶妙のタイミングで現れ発破をかけてくれる。
天野修善
バースト、ミネルバのケツ持ちである紋舞会の会長。
下里
バースト、ミネルバのケツ持ちである紋舞会の若頭。
信也
歌舞伎町ホストクラブ「セクシーガイ」代表。犬飼への借金を取り立てようとするが、真虎の論理と迫力に圧され減額を余儀なくされる。
土屋
パラサイツのケツ持ちである美竹組の組長。紋舞会の天野会長との会食中にトイレに行った際、森長に刺され、その後、灰沢に射殺される。
灰沢
美竹組、若頭。裏工作で土屋を殺害。その後、跡目を継ぎ美竹組の組長になる。新宿では「異端」と評される人物。
原木
闇金アカブタグループの店舗の店長。牛尾逮捕後、鼠賀に斬りつけられ、退院後は(アカブタグループが潰れていたこともあり)オレオレ詐欺を始める。ミネルバ幹部・百塚との関わりが深い。
十条
アカブタグループの前オーナーの代理人。
不川
不川金融の代表取締役、高利貸し。顔を見せない闇金業者を嫌う。真虎からの依頼で、牛尾にハメられたタツヒコの力になる。闇金業者から「バケモンみてぇなヤツ」と言われるほど、体が大きく、ケンカが強い。
田坂
横浜唯一のヤクザ、宝来会雛野一家の総長。タキを弟のようにかわいがっておりシャブを一手にまかせているほどだが、その実はシャブ中のヒステリー持ち。田坂のヒステリーに耐えることもタキの日課の一つとなっていた。タキの死後、ありとあらゆる罪状をかぶせられ、逮捕される。
荒井
横浜唯一のヤクザ、宝来会雛野一家の若頭。タキとバーストに同行した際、山城神に圧力をかける。田坂の逮捕・引退の後、雛野一家の総長に就任する。
砂子
神奈川県警の刑事。タキとの裏のつながりがある。神奈川県警での汚職がばれ依願退職。最終的には雛野一家の総長となった荒井に証拠隠滅のために殺害される。
アリサ
タキの女。キャバクラ嬢。洋介のことを気にかけ、重度のシャブ中である彼を、タキの元から解放しようとする。
カエデ
AV進出編で登場。元キャバ嬢。タツヒコを利用し、トラブルのあった客を追い払わせる代わりにAV女優になると約束するが、タツヒコが用済みになると、あっさりとパラサイツに自身を売り渡した。
アオイ曰く、“昔から利用価値のある人しか寄せつけない”という冷酷な人間だが、実は妹のために家を残す理由で、返済義務の無い両親からの借金1億円返済を一人で背負うといった、優しい一面もある。
そして、最終的にはタツヒコからの情報で、枕営業してまで貯金した5000万円をヤクザに支払い、アオイを助ける。
その後、タツヒコとの約束通り、AV女優となる。AVを上がった後、北海道に戻り、犬飼の改心を促す。
アオイ
カエデの実妹。犬飼の紹介でAV女優となるが、犬飼がスカウトである事が辛くなり、マコに相談すると、パラサイツを紹介され、AV業界ではタブーである契約違反の掛け持ちをしたことにより、ケツモチのヤクザに犬飼と共にさらわれるが、カエデが5000万円をヤクザに支払い、助かる。その後、犬飼と一緒に出身地の北海道へ戻り、犬飼と結婚する。
荒興星
AVプロダクション荒星企画社長。割とノリの軽い人物に見えるが、荒星企画が紋舞会の企業舎弟であることもあり、実際は裏社会での生き方を知るしたたかな男。
蒼井金次
ホストクラブ「ヴァルゴ」代表。風営法違反で逮捕される。百塚から「切れ者」と評される。
早乙女朱美
ヴァルゴNo.2。タツヒコの保釈金を立替え、その返済にヴァルゴを紹介する。冷酷な男で、また真虎が気に入っているタツヒコのことが気にいらない。本当はヴァルゴのオーナーである。ヴァルゴ閉店後は、ホストクラブ「ザクロ」のNo.2となり、山城尊の死後、ミネルバに新幹部として入社した。辰巳幸四郎を殺した犯人だとされるが、実際は罪をかぶっただけである。
城田咲
ヴァルゴNo.1。銀行から横領した金で飲んでいた太客・河井恵が逮捕されたことで、原木に行方不明にされる。
森生羅
ヴァルゴNo.3。自らの太客だった、カナと結婚する。
伊集院
大手AV会社社長の女性。タツヒコに誘われホストクラブ「ヴァルゴ」に来店した際、他のホストと違って自分に対して真摯に接するタツヒコに好感を抱く。そのことと、バースト社長山城と元々縁があったことから、バーストのAV企画を一手に引き受けることを約束した。これによりタツヒコは、山城神社長から、「幹部」としてバーストに復帰することを許される。
河井恵
城田咲の太客。大手パチンコグループの社長令嬢と偽り、職場である銀行で横領していた金を城田咲に貢いでいた。タツヒコと出会って改心し、警察に自首する。
卯月
闇金アカブタグループに出資していた金主。真虎と関係がある。朱美の太客でもある。
波保リカ
歌舞伎町No.1フードル。背中に龍の刺青がある。百塚にスカウトされた。以前は九龍タケシと付き合っていた。九龍タケシの死後、タツヒコに見送られながら、東京を去る。
金城
九龍タケシと行動を共にする、帽子を被った男。非常に残酷な性格で、にゃんきんハウスに複数の女性を監禁する外道。紋舞会の末端組員で、美竹組と紋舞会のやり取りの中、美竹組によってさらわれる。
塙(はなわ)
柚木組系・朝河組の組長。朝河組は、すすきの唯一の大きな組で、ウォッチマンとミネルバ北海道支部のケツモチを務める。
花沢しずか
朝河組の舎弟頭。顔に複数の傷がある。「しずかちゃん」と呼ばれる。

ミネルバ北海道支部

富士見丈(ふじみじょう)
ミネルバ北海道支部の支部長。かつては、渋谷で森長が率いていた愚連隊に属する、下っ端的存在であった。
高野友里(たかのゆうり)
ミネルバ北海道支部のナンバー2。犬飼に殴られる。
那須圭太(なすけいた)
ミネルバ北海道支部のナンバー3。ミネルバ幹部の吉川哲と、関わりが深い。
小谷マコト(こたにまこと)
ミネルバ北海道支部の社員。すすきのでスカウトしているところを、森長に拉致される。東京や北海道の事情に詳しいことから、森長に「ハカセ」と名付けられる。ミネルバを解雇された後、バースト・ネオに入社する。

ウォッチマン

契約店が、紹介料の名目で警察に顧問料を支払う際、その店と警察の間に入って顧問料の受け渡しを代行する、 「ケツモチ代行店」。すすきの最大のスカウト会社でありながら、実際にはスカウト活動を行なっていない。

馬頭冬偉(メズ・トーイ)
ミネルバの創立メンバーで、真虎にスカウトのイロハを教えた人物。現在は、札幌で飲食店や旅行代理店などを手広くやっている「馬頭グループ」のトップであり、すすきの最大のスカウト会社「ウォッチマン」の社長。かつては、ミネルバ創立者である辰巳幸四郎の右腕だった。現在は「生きた死人=亡霊(ゴースト)」とも評され、駄菓子を好んで食べる。タツヒコとのタイマンの最中、北海道警に花火をぶつけたタツヒコに、辰巳幸四郎の面影を重ね、改心した。タツヒコ、森長と共に、歌舞伎町へと舞い戻る。
熊比良セルゲイ(くまひらセルゲイ)
元警察官で、現在は馬頭のボディガード。ノー・ダメージで森長を一蹴するなど、無類の強さを誇る。後日、森長に軽トラではねられ、重症を負う。
犬飼幸二

(上記「犬飼幸二」欄参照。)北海道に渡ってから、アオイ・カエデの借金を返済するべく、馬頭の下でウォッチマン としての実務を、実質1人でこなす。タツヒコを裏切った後、カエデの言葉により改心し、再びタツヒコの仲間となる。 馬頭の罪と、タツヒコが北海道警に花火をぶつけた罪の両方を被ることで、2人に恩返しをする。

辰巳事件

辰巳幸四郎
ミネルバの創立者で、初代社長。1994年に、当時は存在しなかった「スカウト会社」を設立した。ケツモチを作らない方針で、汚いしがらみの中をもがきながらも、汚れない何かを持ち、馬頭からは「白鳥(スワン)のよう」な人物だったと評される。1996年4月1日に、早乙女朱美をレイプしようとして命を落としたとされている。真虎と同じ、顔の傷を持つ。馬頭によれば、辰巳を殺した真犯人は、山城尊、山城神、天野だとのことである。
桜井
辰巳事件に疑問を抱き、8年間調査を続けている警視庁の刑事。ホタルと協力して捜査を進め、タツヒコを奮い立たせる。

テレビドラマ

概要

2007年8月18日よりテレビ朝日土曜ミッドナイトドラマで放送。全6回。

キャスト

  • 白鳥タツヒコ……川村陽介
  • 長谷川悠香……矢吹春奈
  • 南ヒデヨシ……弓削智久
  • 真虎……北村栄基
  • 山城神……深沢敦

放映リスト

話数サブタイトルゲスト放送日
スカウト1人目借金1000万円の女みひろ(ミユキ 役)2007年8月18日(土)
スカウト2人目極悪ホストに貢いだ少女山本彩乃(リョウコ 役)2007年8月25日(土)
スカウト3人目カリスマキャバ嬢の危険な誘惑菅原禄弥(カエデ 役)2007年9月1日(土)
スカウト4人目狙われたAV女優菅原禄弥(カエデ 役)
西野翔(アオイ 役)
2007年9月15日(土)
スカウト5人目風俗嬢の危ない秘密麻美ゆま(アゲハ 役)2007年9月22日(土)
スカウト6人目謎の天使我妻三輪子(マイ 役)2007年9月29日(土)

主題歌

BACK-ON 『Butterfly』

スタッフ

  • 脚本……酒井直行
  • チーフプロデューサー……桑田潔
  • プロデューサー……高野渉 槙哲也
  • 演出……宮下健作 木内麻由美 芝崎弘記
  • 音楽……Jirafa
  • 技斗……竹田道弘
  • 技術協力……テイクシステムズ ブル
  • 音響効果……スポット
  • 編集・MA……ザ・チューブ
  • 製作……テレビ朝日、ホリプロ

外部リンク