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明日ちゃんのセーラー服/博

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巻数: 9巻

の新刊
明日ちゃんのセーラー服の新刊

最新刊『明日ちゃんのセーラー服 8


明日ちゃんのセーラー服』(あけびちゃんのセーラーふく、AKEBI's sailor uniform)は博による日本の青年漫画。2016年から集英社のWEBコミックサイト『となりのヤングジャンプ』にて隔月連載中。

あらすじ

明日 小路(あけび こみち)は、アイドルの福元幹(ふくもと みき)をコマーシャルで偶然見かけ、彼女と彼女が着ていた蠟梅(ろうばい)学園中等部のセーラー服に一目惚れする。後に母親が幹と同じ学校へ通っていたのを知り、自分も蠟梅学園を受験し、もし合格したら母親にセーラー服を仕立ててもらうという約束をする。小路は無事合格し、セーラー服を着て入学式に臨むが、そこで蠟梅学園の制服が、既にブレザーに変更されていたことを知る。学校側は事情を見てセーラー服での学校生活を許可するが、小路は自分以外の生徒がブレザーを着ている環境に萎縮して弱音を零してしまう。しかし、妹の花緒(かお)からの叱咤を受け、自分だけがセーラー服を着ているならば人より注目を集められ、友達を作りやすいのではないかと考える。翌朝、小路は考えた末にセーラー服を着て玄関に立ち、笑顔で登校する。

登場人物

私立蠟梅学園中等部1年3組

明日 小路(あけび こみち)
  • 出席番号1番
本作の主人公。アイドルの福元幹の母校である、蠟梅学園のセーラー服に憧れて入学する。小学校では自分以外に同学年の生徒がおらず、それもあって中学では友人関係を積極的に築いている。開放的な田舎で育ったためやや常識に欠ける部分があり、後先を考えない突飛な行動を起こすことがある。運動神経が非常に良く、難しい器械体操を難なくこなす、短距離走では3組で最速の記録を出すなどの結果を見せている。ただし性格が災いして失敗を被ることが多い。こうした面から基本的に未熟な様子だが、ふとした時に年齢に不相応な大人びた表情を見せる。アイドルの物真似や小説の朗読の際には他人を感嘆させる演技と表現力を見せている。このこともあってか、部活動選びでは悩んだ末に演劇部に入部した。実家から徒歩で通学している。
兎原 透子(うさぎはら とうこ)
  • 出席番号2番
  • 2月19日生まれ/水瓶座
口数の多い溌剌とした性格の少女。出席番号が近いことから小路と自然に打ち解けた。クラスメイトの情報を多数持っている。学園の寮「満月寮(まんげつりょう)」で生活しており、根子と同室。実家は洋菓子店。この影響もあって菓子作りが日課となっている。寮生からも腕前は好評で、度々リクエストを受けては振る舞っている。ソフトボール部に所属。
大熊 実(おおくま みのる)
  • 出席番号3番
ボリュームのあるショートヘアの少女。体育祭の種目では、小路、逢、りりと共に水泳競技に選出されている。
神黙 根子(かみもく ねこ)
  • 出席番号4番
ロングヘアで垂れ目の少女。居眠りの常習犯。常に眠そうな表情で、眠気が他人に伝染することもある。本格的に寝つくといくら騒がれても起きなくなる。弓道部に所属しており、弓を射る際には普段の様子と打って変わって、凛とした雰囲気を醸す。寮住まいで、透子と同室。
木崎 江利花(きざき えりか)
  • 出席番号5番
  • 3月23日生まれ/牡牛座
小路が最初に出会ったクラスメイト。髪型はツーサイドアップ、気品のある美少女。バイオリンを習っており、腕前はクラスメイトから賞賛を浴びるほど。不安や緊張を抱いた際に爪切りの音を聞いて心を落ち着かせる習慣がある。部活は山岳部に所属している。お嬢様のような雰囲気とは裏腹に、庶民的な活動に憧れを抱いている。
古城 智乃(こじょう ともの)
  • 出席番号6番
  • 10月3日生まれ/天秤座
眼鏡をかけた少女。小路にハンカチを借りたことから打ち解け、部活動選びに悩む小路の部活見学に付き合っている。自身は早期に文芸部への入部を決めている。祖母の家から通学している。
四条 璃生奈(しじょう りおな)
  • 出席番号7番
ロングヘアの微笑みがちな少女。
龍守 逢(たつもり あい)
  • 出席番号 8番
ツインテールと得意満面な表情がトレードマークの少女。クラスの副委員長を務める。同じ塾に通う透子からは、短気で怒りっぽいと評価されるが、冗談を言い合うなど仲が悪いわけではない様子。
谷川 景(たにがわ けい)
  • 出席番号9番
  • 6月27日生まれ/蟹座
飾り気のない真面目な少女。模試で度々1位を獲得する秀才。クラス委員長を務めており、クラスメイトからも教師からも頼られていた。本人は同級生と積極的に関わろうとはしていないものの、小路に「脚が綺麗だね」と褒められたのをきっかけに打ち解けている。部活は映画研究部に所属している。
峠口 鮎美(とうげぐち あゆみ)
  • 出席番号10番
ツインテールの少女。蛍と仲が良いらしく、2人でくっついている描写がある。
戸鹿野 舞衣(とがの まい)
  • 出席番号11番
セミロングヘアの少女。生静と特に距離が近い。
苗代 靖子(なわしろ やすこ)
  • 出席番号12番
ロングヘアの少女。右目の下に泣きぼくろがある。寮住まいで、透子の作った菓子を時折貰っている。
水上 りり(みなかみ りり)
  • 出席番号13番
マッシュボブヘアの少女。近畿方言を話す。ブレザー制服のデザインを気に入って蠟梅学園への入学を志した。水泳部に所属しており、小学生の時には全国大会へ出場した経験があり、本人も自信を持っている。勉学は苦手な様子で、少なくとも中間考査の2科目で赤点を記録している。
平岩 蛍(ひらいわ ほたる)
  • 出席番号14番
フランス人形のような愛らしい容姿の少女。3組の中で最も背が低い。
蛇森 生静(へびもり おしず)
  • 出席番号15番
おさげの少女。会話シーンはないが、舞衣との距離が近い。
鷲尾 瞳(わしお ひとみ)
  • 出席番号16番
大人びた容姿の少女。表情の変化がやや乏しい。靖子と二人でいる場面がよく描写されている。
田村
1年3組を担任する若い女教師。3組が初めて受け持つクラスで多少の不安を抱えながらも、楽しそうなクラスになりそうだと期待している。特に唯一セーラー服を着ている小路が浮いてしまわないか心配していた。

その他の登場人物

明日 ユワ
小路の母親。中学生の時は蠟梅学園へ通っていた。家事と平行して洋裁の仕事を営んでいる。このことから小路のセーラー服を仕立てることを約束した。
明日 花緒(あけび かお)
小路の妹。小学3年生。やや強気な発言を放ちつつも甘えたがりな性格。
小路の父
普段は家から離れて仕事をしているため、家にはあまり帰っていない。小路の受験中は、ユワから送られてくる小路の写真で様子を確認していた。入学を祝おうとするが、緊張してしまい、寝たふりを決め込めこむなど不器用な性格。
福元 幹(ふくもと みき)
小路が憧れるアイドル。彼女が登場した清涼飲料水のコマーシャルをきっかけに小路は蠟梅学園への入学を志すようになった。他にもリップクリームのコマーシャルへの出演、音楽CDの発売などの活躍をしている。
学園長
蠟梅学園の学園長を務める女性。自身も蠟梅の卒業生。面接の際に小路がセーラー服への思い入れを語ったことに心打たれ、セーラー服での学校生活に許可を出した。

書誌情報

  • 博『明日ちゃんのセーラー服』集英社〈ヤングジャンプコミックス〉、既刊2巻(2017年10月19日現在)
    1. 2017年4月24日発行(2017年4月19日発売明日ちゃんのセーラー服 1巻 ヤングジャンプ・コミックス)、ISBN 978-4-08-890671-3
    2. 2017年10月24日発行(2017年10月19日発売明日ちゃんのセーラー服 2巻 ヤングジャンプ・コミックス)、ISBN 978-4-08-890765-9

脚注

外部リンク