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暴想処女/酉川宇宙
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著者: 酉川宇宙
巻数: 11巻
最新刊『暴想処女 10』
『暴想処女』(ぼうそうしょじょ)は、酉川宇宙による日本のギャグ漫画。キャッチコピーは「エロおバカな純情劣情PLAY!!」。2007年に『別冊ヤングマガジン』(講談社)において読みきり掲載された後、連載を開始して、2009年02号より『週刊ヤングマガジン』に移籍して現在連載中である。話数カウントは「○発目」。サブタイトルは全て擬音である。
概要
椿葉高校に通う16歳の女子高生・牧野弥生は「20歳になるまでHをしてはならない。もし約束を破ればブスになり男性器がはえてくる。」という母親との約束により、処女を守ろうとする。そのため、時間があれば常に妄想し、周囲には暴走しているようにみられる場合が多い。
弥生に好意を抱く同じクラスの鈴木勇太は根は優しい好青年なのだが、そのルックスと不器用な自己表現から、クラスメイトや教師からは凶悪な不良と見られており、弥生からは彼女の処女を狙っているというあらぬ誤解を受けており、勝手に勘違いしピンチに陥ったと錯覚した弥生は、毎回プロ顔負けのテクニックを用いて鈴木を逆姦してしまう。
登場人物
中心人物
- 牧野 弥生(まきの やよい)
- 主人公で、椿葉高校に通う16歳。童顔美少女でナイスバディ、性格も優しく活発で正義感の強い一見すると理想的な女子高生だが、一般の女子高生とは価値観がかなりズレている上に、母親の「20歳になる前にHをすると男性器が生えてくる」という嘘を現在でも愚直なまでに信じ込むなど、異常なほどに思い込みが激しい。負けず嫌いな性格で、それゆえ処女を守り抜くことを心に誓っている。古今東西の故事に精通しており、「やられる前にやる」ポリシーの持ち主。自分に好意を寄せる鈴木の一挙手一投足を、自分の処女を狙ったものと被害妄想的に勘違いし、鈴木の性欲を鎮めて処女を守るために「牧野イッキまーす!」という掛け声とともに鈴木に逆姦(挿入させていると錯覚させた上での性処理)を施す日々を送っている。
- 処女を死守することには一切の妥協はないが、性に関する興味は人並み以上にあり、風俗雑誌、AV、近所のおばさんからの情報などから異常な量の性知識を身につけており、それが鈴木のあらゆる言動を卑猥な方向に聞き間違える要因となっている。逆姦の際にはその性知識をフル稼働させ、合気道(段所持)や新体操などで鍛えた抜群の身体能力と、勉強そっちのけでゲーセンに通って鍛えた指使いを駆使して、毎回プロ顔負けのテクニックを披露している。なお処女を守るためならば手段は選ばず、鈴木の前で全裸になる、フェラ等の、挿入以外の行為に関しては一切の躊躇なく行う。
- 基本的に鈴木を誤解し毛嫌いするスタンスを取っているが、時折見る鈴木の本当の姿にときめく事もあり、純粋な好意を寄せられるのであれば満更でもない様子を見せ、鈴木を誘惑するうどん屋の女主人に対して嫉妬心を持つなど、心の底では嫌っているわけではない。
- 鈴木 勇太(すずき ゆうた)
- 体格がよく風貌がイカついが誠実で生真面目な青年。不器用な性格で人付き合いが苦手なため、短気になりがちになり椿葉高校一の問題児として認識されている。彼も童貞であるが、高校の林間学校の肝試しでペアを組んだ弥生に初めて逆姦された事で必然的に弥生を意識するようになり、なんとかアプローチをかけようと頻繁に彼女と接触するが、弥生には「自分の処女を狙っている野蛮人」と勘違いされており、ありとあらゆる言動をあらぬ方向に勘違いされ毎度の如く逆姦される日々を送っている。なお鈴木本人は純真で、ちゃんと告白して純粋に交際したいと願う理想を持つ。場所を問わずに突然の弥生の逆姦に理性的に対処しようとするが、結局弥生が挿入したと感じた時点からまったく手も足も出なくなってしまう。何度逆姦も受けているがうちに次第にマゾへと目覚めてしまっており、性行為に関しては反射的に従い逆姦の際は弥生からの合図があれば完全に甘んじて受身としてしたがって行く。
- 母子家庭で母が働きに出ているため、弟・直人を家事をしながら面倒を見ており、家事全般が得意。芸術的才能にも優れており、作中では絵画、陶芸、ピアノ、書道などにおいてその才能を発揮している。ただしPCは苦手。また弥生の逆姦によってクラスメイトとなじめるようになった。未成年ながら喫煙癖がある。
サブキャラ
- 秋田(あきた)
- 弥生の同級生であり友達の女子。弥生には『秋ちゃん』と呼ばれている。金持ちで豪華な家に住むほか、別荘を所有している。弥生の暴走にしばしば巻き込まれる。
- 森川 太(もりかわ ふとし)
- 弥生たちのクラスメイトの男子。弥生や秋ちゃんには『モリモリ』と呼ばれている。秋ちゃんとともに弥生らと遊ぶことがあり、鈴木がモリモリの身体をも狙っていると弥生に勘違いされている。基本的にいつも何か食べており、無口で擬音を発する。
- ママ
- 弥生の母であり、弥生に「20歳になる前にHをすると男性器が生えてくる」と嘘をついたことによる物語の遠因的な存在。派手な下着を好む。
- 鈴木 直人(すずき なおと)
- 鈴木勇太の弟。遊び盛りな年頃だが、兄・勇太と交代で家事をしている。勇太が学校を欠席した際プリントを届けに来た弥生と知り合い、弥生を勇太の彼女と誤解し「おねーちゃん」と呼び慕う。
- 輝山 光(てるやま みつる)
- 「キング・オブ・チ○コ in 椿高(ちんこう)」と一部の男子の間で異名を持つ椿葉高校一の美少年。大人の女性をも手篭めにする本物のヤリチンで、弥生の処女を本当に狙っている。セックス中に口にする「不器用なもので!」が口癖。
- ナンシー・ブラウン
- ハワイからの交換留学生。弥生の逆姦を目の当たりにし、弥生のことを「シショー」と呼び敬う。牧野の暴走につきあう。
その他
移籍前は1話完結だったが、移籍してからは前編-後編等数話連続の構成になった。ちなみに、鈴木の住むアパートの名前は榎本ハイツである。
書誌情報
- 既刊9巻。
- 2008年6月6日発売 ISBN 9784063616835
- 2009年2月6日発売 ISBN 9784063617559
- 2009年5月1日発売 ISBN 9784063617863
- 2009年8月6日発売 ISBN 9784063618150
- 2009年11月6日発売 ISBN 9784063618372
- 2010年2月5日発売 ISBN 9784063618662
- 2010年5月6日発売 ISBN 9784063618891
- 2010年8月6日発売 ISBN 9784063619225
- 2010年11月5日発売 ISBN 9784063619591
外部リンク