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最強!あおい坂高校野球部/田中モトユキ

共有

著者: 田中モトユキ
巻数: 26巻

田中モトユキの新刊
最強!あおい坂高校野球部の新刊

最新刊『最強!あおい坂高校野球部 26


最強!都立あおい坂高校野球部』(さいきょう!とりつあおいざかこうこうやきゅうぶ)は、田中モトユキによる日本の漫画作品。作中などで「あお高」と略されることから「あお高」と呼ばれることが多い。『週刊少年サンデー』(小学館)2005年6号から2010年20号まで連載された。単行本は現在25巻までが発売されている。話数カウントは「第○球」。

作者の前の連載作は『鳳ボンバー』という野球漫画である。

概要

本作はあお高側から見た試合展開だけでなく、試合相手の様子も細かく描写されている(実況は無かったが、準決勝以降からは挿入されるようになった)。単行本5巻の帯には千葉ロッテマリーンズの投手渡辺俊介、13巻の帯には読売ジャイアンツの阿部慎之助の推薦文が掲載された。

少年サンデー2007年20号で「今後登場予定の高校の命名権」が懸けられた。

主要キャラの名前は苗字と名前の頭文字が同じになるようにつくられているとのこと。

第32回講談社漫画賞少年部門受賞作。ちなみに、『週刊少年サンデー』連載漫画が同賞を受賞したのはこれが初となる。

箱根駅伝で新記録で東洋大の二連覇に大きく貢献した「東洋の魔神」「新・山の神」とも呼ばれる柏原竜二の座右の銘はこの漫画からとった「ピンチにスマイル、勝利をゲット!」である「東洋の魔神」柏原5区大逆転/箱根駅伝

あらすじ

北大路輝太郎は都立あおい坂高校1年生。従兄弟である菅原鈴緒が監督を務める弱小野球部に入部。彼は鈴緒との6年前の約束を守るために慶徳などの強豪校の推薦をけった。その約束とは、少年時代に鈴緒の高校が試合で大敗し、鈴緒の流した涙に起因する。それと同じくして、あおい坂高校に集う4人の新入生。彼らはキタローの少年時代のチームメイト。そう、あの時の涙の約束に集いし仲間。彼らの合言葉はひとつ。「鈴ねぇを甲子園に連れて行く!

登場人物

あおい坂高校

北大路輝太郎(きたおおじ きたろう)
9番・(東王戦から3番)投手(たまに一塁手)。
1年生。左投げ左打ち。桜中出身。鈴緒の従弟で、この作品の主人公である。たらこ唇が特徴で、しばしばチームメイトから「ひょっとこ」と呼ばれている。世にも珍しい左のアンダースローで中学時代は「キタローサブマリン」と他校から恐れられていた(ただし、現在作中でその異名が登場したのは一度きりである)。左のサブマリンから放たれる独特の球道に、体感速度150km/h並という直球のキレが最大の持ち味。変化球やコントロール、クイック投法といった小技は苦手で、文字通りの速球派。だが、星南戦にて負傷した人差し指をかばうようにして投げた球(サークルチェンジの握り)が思わぬ魔球となり、以後キタローのウイニングショットとなる。その球を体感した打者は「ボールがバットをすりぬけた」という共通した感想を述べている。(決勝の東王戦で狛が、「イメージした球道より上に来る為、ボールが跳ねたような錯覚を起こす」「更に下手投げ独特の球道が錯覚を増長させている」と解析) 肘への負担が大きいらしく、その球を多投した翌日にキタローは自らの腕の倦怠感を訴えている。投手としての役割を存分に果たすべく、打順はたいてい9番だが、一本足打法でバッティングセンスも良い。利き腕の左手に怪我をした際(厚実戦)は一塁を守った。性格は分かりやすい熱血野球馬鹿。しばしば私的な勝負事に走ってしまいがちだが、柔軟で、一試合ごとで得た教訓を確実にモノにして心身ともに成長していく。 なお以後フルネームでない限りキタローと表記する。性格は常に攻めるタイプで、東王戦では古谷にその性格を利用さていた。ちなみに本編で発表された最高球速は143km/h。これは、地区大会決勝戦の中盤より用いた、「より速球が出るフォーム」による。このフォームを用いた結果今まで投げていた魔球よりも速い「速い魔球」(いわゆるライズボール)を投げられるようになる。千秋のことは意識している絵がある
松方雅治(まつかた まさはる)
5番・捕手。
1年生。右投げ右打ち。隅中出身。チームの頭脳を担うIDキャッチャー。眼鏡をかけている。実家はコンビニを経営し、朝と夜は手伝いをするなど親孝行である。千秋に思いを寄せるが、巴からの熱いアプローチにたじたじ。基本的にストイックであるが、千秋が絡むところっと変わる。慶徳戦では、幼さから審判と喧嘩をするリードを繰り返すが、それでも雅治を信じるというキタローにより目覚め、本来のリードを取り戻す。実は相棒を誰よりも気遣う男。強気のリードが持ち味と評されるが、カウントが悪くなった時のリードなどはやや単調になり気味。
小林虎鉄(こばやし こてつ)
4番・一塁手。
1年生。右投げ右打ち。一条シニア出身。厚実戦、では三塁に入る。大きな体格でパワーヒッター。足が遅く、仲間からは「鈍足」と呼ばれることもある。あお高においては唯一と言ってもいい長距離砲であり、攻撃の中核を担う。深和の小泉監督に、「チャンスは必ずモノにする」と言わせた。敬遠球に飛びついたり、体スレスレのボール球をバットのグリップに当ててレフト前に運ぶなど強引なバッティングが多いが、双塚戦では宝田の速球に差し込まれながらもライトポール直撃の本塁打を放つなど、パワーだけでなく技術もある。特に直球にはめっぽう強く、先述の双塚戦をはじめ、深和戦では執拗な変化球攻めの後の決めの直球を弾き返し、決勝の東王戦では古谷に対し、死球と故意による四球のキタローを除けばチームで唯一三振を喫さなかった。甲子園でも3本本塁打を放っており、特に3本目は9回表に2点差をひっくり返す3ランである。そのせいか打球反応も良く、鋭い当たりを度々好捕しているなど、守備もうまい。鈴緒に気があり鈴緒のこととなると頬を染める。べらんめえ口調で話す。一人称がオイラ。髪が長くポニーテールにしている。常にタンクトップ。大食いで、休日には伸之助と大食いチャレンジをする。
梅宮右京(うめみや うきょう)
1番・二塁手。
1年生。右投げ左打ち。荒羽シニア出身。華麗なグラブ裁き、巧みな打撃センスを併せ持ちチームメイトに天才と呼ばれる。選球眼に優れており、際どい球はきっちりとカットしてくる粘り強い打者。伸之助よりは劣るが、独断で盗塁を許可されているほどの俊足である。長打を打つ技術にも優れており、深和の小泉監督に「最も怖い打者」とまで言わしめた。ただ内角は苦手。主に打順は1番(双塚戦のみ9番)。その容姿からミーハー系野球雑誌野球王子に掲載されることもしばしば。キタローが怪我をした際(厚実戦)にはピッチャーを務め、抜群の制球力を見せる(しかし厚実の倉本監督にスタミナ不足を見抜かれる)。決勝の静浜戦でも先発しているが、4回に右肩に受けた死球の影響もあってか、その裏掴まり3点差をひっくり返されて降板した。相手の隙を逃さずに突くことから黒右京という異名もある。身長は160cmとかなり小柄な背丈。幼少時に父と騎手になるとの約束があり、この夏大会が終わったら野球をやめる予定でいる。母は、野球をやることを理解しているようだが、父は都立に入ったことも気に入らない様子で確執が見受けられる(その割には、甲子園での練習試合の相手を観戦してくれたりしている)。チアにもモテモテで、後の祝勝会でも一番人気だった。大会終了後に騎手を目指すため野球部を辞める予定でいたが、父親と和解し、野球を続けられる事になった。
柴田伸之助(しばた しんのすけ)
2番・遊撃手。
1年生。右投げ左打ち。赤根中出身。50mを5秒台で駆け抜ける俊足の持ち主。主に打順は2番。体格に似合わず大食いで、虎鉄と大食いの店を制覇しにいくこともある。アフロが特徴で家族全員髪の一部あるいは全体がアフロになっている。心無い発言が多く、その度に右京につっこまれる。積極果敢に盗塁、進塁をするが、自身の足に絶対の自信を持ち、ベンチの指示を聞かずに勝手な行動をとることもしばしば。(一応独断で盗塁を許可されている)打撃はあまり優れたところは無いらしく、セーフティバントを多用する。守備は上手く、特に右京との二遊間は抜群の連携を見せる。地区大会決勝戦で負傷するも大きなけがではなかった。
今井勇(いまい いさむ)
6番・三塁手。
3年生。右投げ右打ち。厚実戦では二塁に入る。キャプテン。誠実な人柄で、鈴緒はじめ、チームからの信頼が厚い。その後、キタロー達のセンスを垣間見て、自分の才能との差に弱気になったこともあるが、キタロー達の最終目標、甲子園出場を理解し、それに向けて、真摯に野球に取り組む。最後まであきらめない勇気ある男。グラブを磨く時が一番の幸せ。目が小さい。西郷高校戦にて足を負傷するが、だいじには至らなかった。
瀬川恵(せがわ けい)
3番(東王戦以降は7番)・左翼手。
3年生。右投げ右打ち。責任感厚い性格。グラウンドのない学校の裏庭で日々繰り返した基礎技術は確かなもの。2番の伸之助の後を受け、彼にあわせケースバッティング、バントなどをこなすいぶし銀の繋ぐ3番。
飛田日斗(ひだ ひつと)
7番(東王戦以降は8番)・中堅手。
2年生。右投げ右打ち。身長が右京と同じぐらいで小柄な選手。甲子園予選の初戦のみ、2番で出場。試合をこなすごとに自信をつけていき、準決勝の深和学園戦では試合中に弱気な発言をする大仏に活を入れ、追い上げのタイムリーを打つなど、確実に成長しているのが見受けられる。今井の後を受け、3年時にはキャプテンに就任した。
大仏大(だいぶつ まさる)
8番(東王戦以降は9番)・右翼手。
2年生。右投げ右打ち。三角眉毛がポイント。試合で活躍したことはなく、発言もほとんどしない。大きな図体の割に弱気な性格。チーム内でも野球が上手くはなく、試合が進むにつれて周りとのレベルの差に自信をなくすが深和戦を機に自信を付けつつある。侮れないパンチ力を持っていて甲子園1回戦では、大会第1号の決勝ホームランを放った。肩もなかなか強い。
白鳥恭助(しらとり きょうすけ)
キタロー達の1学年下。プレーの描写はないが、背番号7を着けており、レギュラーメンバーの可能性がある。容姿は前作の主人公によく似ている。
菅原鈴緒(すがわら すずお)
あお高監督。
右投げ右打ち。キタローの従姉。あお高の教師。元帝都六大学リーグのアイドル選手。かつてボマーズの選手に野球を教えていた。アンダースローであったようである。キタローたちに鈴ねえ、師匠等と呼ばれ親しまれている。実家はすし屋(菅寿司)を営んでおり、度々あお高の選手が入っているようである。スタイル抜群で、特に胸が大きいことは作中でもよく取りざたされている。可愛いものに対してのセンスは悪い。

東王学院

狛光爾(こま こうじ)
4番・左翼手。
2年生。右投げ左打ち。強豪東王学院で4番を打っている。鈴緒を甲子園に連れて行く約束はしていないと言い放ち、キタロー達のライバルとなった(勝てない試合をしても意味がないことを鈴緒の涙から学んだ唯一のことと言い張る。よって、キタローたちの反感を買う)。ただし、1日違いで早生まれ(4月1日)してしまった自分の運命を恨んでいる節もあり、実はあお校の5人と一緒に野球をやりたかったという事を匂わせる描写もある。昔はぽっちゃりだった。効き目が右であることを鈴緒に見出され左打者に転向。一年時の春の選抜で、サヨナラ満塁ホームランを放ちチームを優勝に導く。強肩であり、伸乃助とキタローを本来なら捕殺していた返球をしている。あだ名はコーちん。キタローたちと一緒にプレーしていたときは髪はあったが、現在はスキンヘッドにしている。眉毛がわれている。本人曰くキタロー達を愛している。あお校との決勝戦で、キタローの速球を打った際に、右手の小指の骨(有鉤骨)を骨折してしまう(この骨は、北海道日本ハムファイターズの中田翔が怪我した事でも知られている)。その際、選手生命を失う危険性があることから、野球も、自らの今後もあきらめるような行動があったが、自分を待つチームメイト、そして理解者である古谷の微笑を見て涙を流す。キタローは、狛の怪我を知った上で、彼もまた一人ではないから、必ず帰ってくると信じている。左では打てなくなったが、右打者として復活を遂げ、秋の大会では3本の本塁打を放った。(本人曰く、「(右手を)引き手には使えないが、押し込む手には十分使えるから」。
古谷文也(ふるや ふみや)
投手、一塁手
3年生。東王学院のエース。しかしながら、前年甲子園予選中に肘を壊し、その後は一塁手として出場していた。今大会から復活し準決勝で最終の7回の1イニングだけ登板。自己最速は決勝でキタローに対して投げた159km/h(2年生時は149km/h)しかし本人は準決勝終了後160km/hを出すと宣言している。あおい坂戦も先発はせず、救援投手として登板。一塁に入りながらピンチに登板する。右投右打。特待生である。
有坂誠(ありさか まこと)
6番・投手、一塁手
3年生。古谷に次ぐ二番手ピッチャーながら、古谷の負傷後東王マウンドを守ったセンバツ優勝投手。球質の重いストレートに加え、スライダー、カーブと多彩な変化球を投げる本格派サウスポー。プライドが高く短気であり、古谷にマウンドを譲ることはもちろん、エースナンバーの1を譲ったこともあまり快く思っていない。調子の波が激しい。セットのとき、直球と変化球でグラブの位置が異なるというクセがあり、それを右京に見破られタイムリーを打たれている。(昔からの癖、試合中南雲監督に指摘され修正)チームメイト曰く"ドS"であり、古谷が肩を故障した時には古谷の眼前で大喜びしていた。口論になった伸之助をこづくなど、手も早い。その大きな体格からか、バッティングもいいよう。左投左打。モデルは小坂誠。
豊里(とよさと)
7番・捕手。
右投げ右打ち。バスター打法を常用する。キタローの三盗、タッチアップに口を悪くするが、ピンチの有坂、一直に終わった牟田には落ち着いて励ます言葉をかける。捕手として監督の信頼は厚いようである。気の荒い有坂を上手くコントロールするなど、性格は落ち着いているが、古谷に対し浮き足立った飛田を見て腹の中で馬鹿にしたり、ど真ん中のストレートを要求したりといった面もあった。
小山田(おやまだ)
3番・遊撃手。
3年生。主将。いつも爽やかな笑顔で白い歯を光らせる。右投右打。
ガルシア
5番・右翼手。
南国系の顔立ちをした黒人選手。打席に入ると、「ベーべーベー♪」という謎の意味不明な歌を口ずさむ。カタコトで一人称は「ワタシ」。右投右打。
島崎健司(しまざき けんじ)
1番・二塁手。
あおい坂戦の第一打席で内野安打を放つ。器用な打者。キタローの「遅い魔球」を狛以外で初めて前に飛ばした。(しかし右京の好捕に阻まれる。)右投両打。
藤井(ふじい)
2番・三塁手。
タッチアップを狙うキタローに「狛と勝負する気?止めといた方がいいと思うぜ」と挑発する。
牟田(むた)
8番・中堅手。
豊里に続きバスターで、負傷した伸之助を狙う。伸之助へのカバーを意識しすぎたあおい坂の内野陣の意表を突き、一・二塁間を狙って打球を放つも虎鉄に好捕される。
南雲七海(なぐも ななみ)
東王学院監督。
先制されても勝てる自信から「面白い」という余裕をみせ、あまり選手に口出しせず、落ち着いてベンチで腕を組み試合を見つめる。しかし、一度状況が悪くなると機嫌を悪くし、口調も荒れる。勝負を楽しんでいる素振りを見せつつも、キタローを攻略出来ないまま試合が中盤に差し掛かると、冷やすことで反発力を増したバットを使って揺さぶりにくるなど名門の監督らしい勝ちにシビアな面も見せた。春選抜では当時1年の狛を4番に据えるなど、実力主義の采配をみせるが、選手とのコミュニケーションもよくとるようで、各選手ともに監督に対し気安く話しかける。

双塚高校

宝田大器(たからだ たいき)
4番・投手。
1年生。アメリカ帰りの帰国子女。右投右打。最速150km。自分の実力を過信し、試合前からヒーローインタビューの練習、試合中にスピードガンをしきりに気にするなどの行動をみせる。キタローたちとの試合を経て(結果はコールド負)その実力を認め、再戦を誓う。甲子園に連れて行くことができなかった、女房役の分も、更なる飛躍を目指す。トイレの水をよく流し忘れる。更に匂いが強烈。2年で本人曰く変化球を覚えた。(球種は不明)
久本聖示(ひさもと_)
5番・捕手。
3年生。主将。あおい坂戦で敗色濃厚になった際、宝田の「久本さんを甲子園に連れて行きたかった」という言葉に涙を流す。その後、宝田に「甲子園…行けよ!」と言い、後輩に夢を託す。

星南高校

第1シード校。

氷室比呂彦(ひむろ ひろひこ)
5番・投手。
2年生。右投げ右打ち。ストレート並の球速で変化する超高速スライダーが武器である。その超高速スライダーは高校はもちろん、プロでも通用するといわれている。梅宮と同じくミーハー系野球雑誌「野球王子」に人気がある。なお、キタローの魔球の餌食となった最初の好打者、と評されることも多く、打撃面でも優れている模様。キタローに敗れた後、チームを勝利に導く、真のエースを自らの目標に定め、歩き出した。
同学年で全国区の活躍をみせる狛にライバル意識を持っている。また決勝前にはあおい坂の古谷対策に協力するなど、あおい坂に協力する姿勢をみせる。3年のときは選抜に出場し、準決勝で神木清春率いる静浜と対戦。延長14回の死闘の末敗れ、ベスト4で終わった。
長瀬尚之(ながせ なおゆき)
6番・捕手。
2年生。右投げ右打ち。2年生ながら名門の正捕手となる。
森本獅子雄(もりもと ししお)
4番・三塁手。
3年生。右投げ右打ち。キャプテン。第1打席ではバックスクリーンに直撃する本塁打を放ちそのパワーをみせる。キャプテンとしてチームの信頼は絶大。背中が絵になる男。比呂彦にレオさんと呼ばれている。名前のモデルは、言うまでもなく俳優の森本レオ。
山下保久(やました やすひさ)
3番・遊撃手。
1年生。右投げ右打ち。1年生ながら異例のスタメン抜擢をうける逸材。長身細身のためかなりひょろっとした外見。氷室監督曰く「明日の星南をしょって立つ」という。腕が長く外角のボール球を引っ張ってフェンスまで運ぶなど、体型に因らず力もある。アンガールズの山根に容姿が酷似しており、ファンからもネタにされている。
岡山(おかやま)
7番・一塁手。
右投げ。マサハルの痛烈な打球をとめる(ホームではセーフになる)。おそらく守備重視の選手。
氷室(ひむろ)
星南高校監督。
星南高校を就任10年で春3回、夏2回甲子園へ導く名将。エースピッチャー比呂彦の父。星南高校OBで28年前に星南高校が春夏連覇した時のエースピッチャー。キタロー対策としてグラウンドに穴を掘りピッチングマシーンでキタローの球筋を再現したり、全員右打者のオーダーを組んだりと、奇抜な策をとる。また、本間を利用してキタロー達5人を引き込もうとするも失敗している。グラウンドでは比呂彦にも監督と呼ばせている。部員の間では「今年甲子園へ行けなければクビ」と専らの噂だったようだが、地区予選決勝戦前の段階ではクビにはなっていない模様である。
本間(ほんま)
星南高校スコアラー。
2年生。かつて狛を抑えボマーズの4番打者になるほどであったが、氷室監督に選手として見切りを付けられて、2年生の春からスコアラーに任命される。その冷静さ・鋭さは抜群。松方が威嚇として使ったシンカーの意味を真っ先に見切ったのも本間。試合中に監督に作戦を提言するなど、参謀の役割も務め、事実上の氷室監督の知恵袋。しかし、まだ選手として諦めた訳ではないようである(あお高の今井が握手した際、手にマメの感触があったとキタローに話すシーンがある)。

厚実高校

久保慶次(くぼ けいじ)
1番・中堅手。
3年生。右投げ左打ち。伸之助を超える俊足とレーザービームと称される強肩が武器。打撃センスも類を見ないほどで、凡打さえ稀で、三振したところを見たことがないとまで称される。その打撃センスのよさは高校通算打率が6割を超えるほど。仲間の信頼も厚く、1点ビハインドの最終回では、1死満塁の場面で前の打者が彼に託し、わざと三振する場面もあるなど、チームの要。試合後、キタローに魔球の正体を問い詰め、(正体不明の魔球を投げた)キタローの勇気と度胸に敬服する。
所幸一(ところ こういち)
2番・二塁手。
あおい坂戦では活躍できなかったが、久保の後を受け、バント、ヒッティングと器用なバッティングを任される。よくしゃべる。
西岡(にしおか)
9番・投手。
立ち上がりは安定しない投球だが、試合が終盤に進むにつれて尻上がりに調子を上げる。1点ビハインドの最終回では、1死満塁の場面で絶対に次の久保に回すためにわざと三振した。
倉本(くらもと)
厚実高校監督。
好々爺のような風情の69歳。15年前までは強烈なスパルタ教育で知られたが、現在ののびのびプレーを方針としてから、都のベスト4に顔を出すまでの成績を残している。選手を乗せれば監督の仕事は終わったも同然と考えている。独り言が多い。相手選手の能力分析は精度が高く、正確。

鳥越高校

新木田(あらきだ)
三塁手。
右投げ右打ち。背番号から三塁手であると推定できるが、守備機会は描写されていない。チーム内でも成績はいいようである。監督の采配に口出しするとレギュラーを外されるため渋々チーム方針に従ってきたが、内心は不満で一杯だった。チームで唯一、正々堂々戦うことを忘れなかった選手。
杉田(すぎた)
3番・捕手。
右投げ右打ち。監督の指示を着実にこなす。守備時には相手打者に話しかけ、情報を探るささやき戦術を使う。バットが滑ったとしてわざと野手に投げる、打者のミート直前に大声を出して驚かせるといったずるい手段も平気で使う。メガネをかけている。
金松(かねまつ)
鳥越高校監督。
有名進学校である鳥越高校を就任1年目にしてベスト16へ導く結果を出す。しかし、なにかと理由をつけて何度も打席を外す、ユニフォームをダボつかせ死球を誘うなどの手段を選手に教えている。敗色が濃厚となると途端に機嫌を悪くし、選手にあたる。

慶徳高校

高倉(たかくら)
4番・捕手。
3年生。右投げ右打ち。中学校でのキタローの先輩。中学時レギュラーにボコボコに打たれるキタローのアンダースローは監督に認められなかったが、これを唯一認めたのが高倉だった。しかし準々決勝前、キタローの前に現れ、お前の夏を俺に譲れと言い出す心理攻撃を仕掛けるなど、勝負勘は中々の物。リードされる展開においてキタローの頭部への故意の死球を仕掛けようとするが思いとどまる、敗戦後雅治にクロスファイヤーの受け方を教えるなど、最後まで面倒見のよさがうかがい知れる。キタローの魔球の正体を最初に突き止めた打者でもあり、捕手らしい理詰めの打撃が持ち味。好打の捕手として都内でも有名だった。
兵藤ヒカル(ひょうどう ひかる)
9番・投手。
3年生。左投げ左打ち。大会No.1左腕と評されるエースピッチャー。高倉に投手よりも打者の方が向いていると言わせる打撃センスを持ち、ホームラン級の打球をみせる。球種はカーブ。大会中に女性と部屋に連れ込みコトをなそうとするプレイボーイ。あお高の連中を童貞だと馬鹿にする。ピッチャーのキタローに故意の死球を頭部に見舞うなど、卑劣な一面もみせる(その直後右京に2ランホームランを打たれる)野球に対し特に執着を持っていないような素振りを見せるが、敗戦後には人知れず涙を流すこともあった。

深和学園

岩国(いわくに)
投手。
右投げ。深和学園のエース。監督の指示通りにコースを投げわける制球力を持ち、決め球にフォークを使う。(ほかにも変化球は投げられるがその絵はない。)速球も武器。あおい坂の下位打線を見下す、傲慢な一面も持つ。
小松(こまつ)
投手。
1年生。左投げ。奇しくもキタローと同じアンダースローで投げる深和の秘密兵器。スライダーを使う。1年生ながら、9回1点差2死一三塁の場面でエースに代わって登板。しかし、ピンチのプレッシャーに負け実力を出せないままキタローに逆転3ランを浴びる。眉毛が無い。
小泉和文(こいずみ かずふみ)
深和学園監督。
咲玉栄の監督時代に甲子園準優勝を経験、都16強止まりの深和を就任3年目で4強へ引き上げる辣腕監督。カリスマとして知られ、選手の信頼は非常に厚い。また、選手のタイプを見極めるのも上手く、状況に応じて細かい指示を出す。

柏葉学園(兵庫代表)

佐藤尚樹(さとう なおき)
高校通算79本の長打力が武器の4番打者。三塁手。右投右打。周囲の期待からくるプレッシャーで、円形脱毛症を患う程であったが、あお高のプレーを見て、自分の為に野球をする事を思い出す。キタローに「プロで待っている」と言い残し、甲子園を去った。背番号5。

静岡清浜高校(静岡代表)

神木清春(かみき きよはる)
エースピッチャー。右投右打。球種はストレートとスライダーとカーブ。かなりの実力者で、キタローに続く完全試合達成を期待されていた。しかし、前の打席で死球を当てられた仕返しに、打席に入った相手投手に故意にぶつける(報復死球)など冷酷な面がある。これにより完全試合は消滅したが、ノーヒットノーランを達成した。
部の絶対的なエースとして君臨しており、陰では、控え選手を憂さ晴らしに殴ったりするなど、チームメイトすらも自分が野球を楽しむための道具としか思っていない。また、投球以外のプレー(守備をせず打撃ではバッターボックスに入ってただ見送るのみ)をしないほど自身の実力に傲慢とも取れるほどの自信を持っており、対戦相手を見下している節がある。うつろな表情をしており、ほとんど変化しないが、あおい坂高戦では守備をしないという点からチャンスを広げられ虎鉄にタイムリーを打たれた時かなり動揺した表情を見せた。その後3点を失い中丸と交代。右翼手に退く。持って生まれた才能に溺れ、野球にも然したる情熱を持ち合わせていなかった。しかし、マウンドでチームメイトに信頼されながら投球する中丸の姿を見て、次第に野球に対する情熱を持ち、あおい坂高ナインを倒すことに闘志を燃やし始める。負傷退場した中丸の後を継いで再びマウンドに登り、闘志溢れる投球であおい坂高ナインの前に立ちはだかった。試合には敗れたが、他のチームメイトからはエースとして認められた。キタローからは「変態」呼ばわりされている。自己MAXは151kh/h。背番号1。3年の選抜にも選ばれている。
吉本(よしもと)
キャッチャーで3番打者。責任感の強い選手で、身勝手極まりない神木に手を焼いているが、同時に神木の実力を誰よりも高く評価している。しかし、それ故に神木の横暴を容認しており、チーム間の亀裂を招いている。チームの勝利に徹する余り、あくまで自分は正しいと思い込んでいたが、あおい坂高ナインの猛攻で逆転を許し、神木が退いた逆境の中でもチームのために必死で投げる中丸の姿に己の過ちに気付く。神木ともバッテリーとして互いを信じ合うようになり、キャプテンとしてチームを本当の意味で纏め上げる存在へと成長を遂げた。背番号2。
仲島(なかしま)
サードで4番打者。右投右打。いつでも野球を楽しんでいる。野球に対する姿勢は真摯で、対戦相手であっても素直に実力を賞賛できる好青年。その実力は神木さえも高く評価しているが、本人は神木の身勝手極まりない行動に不満を抱いている。バント処理はかなりのもので、打撃だけでなく守備でもその才能を発揮している。いかなる逆境であっても決して諦めようとせず、吉本とは違った意味でチームの支柱となる存在。ちなみに「なかじま」ではなく「なかしま」である。背番号5。
中丸(なかまる)
神木が入部してくるまでエースだったが、彼の入部後に2番手投手に回った選手。背番号10。右投右打。球種はスライダーとカーブ。神木(吉本)の横暴さに不満を持っていた部員たちを涙ながらに説得してまとめ上げるなど、芯のとても強い選手で、それ故チームメイトからの信頼はとても厚く、ピンチになっても顔色一つ変えずに抑えることができる。だが8回表、雅治の打球を止めた際に、右手人差し指を負傷。神木と交代した。その後、ベンチでチームメイト達の戦いを見届けた。

鳴沢高校(香川代表)

速水研二(はやみ けんじ)
鳴沢高校の4番打者で一塁手。左投左打。自分のチームのマネージャー(実は彼女)を伸之助に接近させ、あお高の情報をスパイさせた。よく言えば「頭脳戦に長ける策士」だが、作中ではマネージャーを利用した、卑劣なキャラとして描かれている。慶徳高校の兵藤とタイプが酷似している。背番号3。
荒木唯(あらき ゆい)
鳴沢高校の3年で部のマネージャー。速水に利用され信之助に接近し、あお高の情報をスパイした。

西郷高校(鹿児島代表)

鹿児島代表の高校。名前の由来は、西郷隆盛であると考えられる。

黒井一成(くろい かずなり)
黒井三兄弟の長男で4番打者。捕手。3年生。右投左打。背番号2。歴史上の人物(西郷隆盛)さながらに、懐の大きい人物。
黒井次雄(くろい つぎお) 
三兄弟の次男で5番打者。三塁手。2年生。右投右打。背番号5。兄弟の中で野球センスが一番との評判。キタローの「速い魔球」を初球で当てる。直球には強く、本人曰く、無意識で打てるとのこと。
黒井歳三(くろい としぞう)
三兄弟の三男で3番打者。一塁手。1年生。左投左打。背番号10。キタローの「速い魔球」の最初の餌食になった。具体的描写はないが、あお高戦の終盤にリリーフ登板した。
松浦(まつうら)
西郷高校の投手。あお高戦で9回表にコテツから同点の満塁ホームランを打たれる。直後黒井家三男の歳三に投手交代。

淀宮高校(大阪代表)

大阪代表の高校。最初に名前が登場したのが東東京大会決勝戦あお高対東王戦前の東王ベンチでの会話。メインの五人は嵐のメンバー。
松江潤(まつえじゅん)
淀宮高校3年生でエースピッチャー。MAXは148km/h。打順は5番。決め球はフォークボール。だが本人は一番の武器はド根性と試合中に語っている。真央という彼女がいる(モデルはおそらく井上真央)。右投げ右打ち。モデルは、松本潤。
桜木翔(さくらぎしょう)
淀宮高校3年生で捕手。打順は4番。右投げ右打ち。モデルは、櫻井翔。
三宮カズヤ(さんのみやかずや)
淀宮高校3年生で遊撃手。打順は3番。あお高戦では4回キタローからライト前ヒットを放つ。しかし9回にはキタローの「速い魔球」にバットに当てるもののファーストフライ。キャプテン天野との二遊間コンビは「皆方コーチが鍛え上げた芸術品」と瀬能にも高く評価される程のもの。右投げ右打ち。モデルは、二宮和也。
天野サトシ(あまのさとし)
淀宮高校3年生で二塁手。打順は2番。チームのキャプテンを務めており、バントの名手。三宮との二遊間コンビは「皆方コーチの鍛え上げた芸術品」と瀬能にも高く評価される程のもの。右投げ左打ち。モデルは、大野智。
柏葉正樹(かしわばまさき)
淀宮高校3年生で中堅手。打順は1番。高レベルの大阪大会で出塁率トップ。「なにがなんでも塁に出る男」と言われている。モデルは、相葉雅紀。
皆方(みなかた)
淀宮高校のコーチ。鈴ねえの大学の先輩でもある。準決勝では、監督代行としてベンチに入った。選手たちには慕われている。「淀宮の躍進の影にこのコーチあり」とのうわさがある。

その他の登場人物

千葉千秋(ちば ちあき)
あおい坂高校1年生のチアリーダー。。野球部に関心がないあおい坂高校において、最初の理解者。所属するチアリーディング部を巻き込んで、野球部の応援をする。練習でケガがたえず輝太郎に「バンソコ」というあだ名で呼ばれている。どんどん強くなっていく輝太郎に次第にひかれはじめ、デッドボールを度々受ける輝太郎の体を心配し、特製お守りを輝太郎に渡す。実家はお好み焼き屋(ちばちゃん)で、厚実戦の後、祝勝会を開いた。
まり子
あおい坂高校チアリーディング部所属。野球の知識はあるようで、チアのみんなに解説する。千秋と同じく、野球部の理解者。
新橋巴(しんばし ともえ)
あおい坂高校チアリーディング部キャプテン。3年生。デブ。今流行(?)のブス系。千秋に言われ仕方なく星南戦を観戦に来たが、そこで雅治にぞっこん。本人は両想いと思っているが、雅治は大きな迷惑をこうむっている。翌年にはかなりのダイエットに成功。
岩下(いわした)
あおい坂高校の教頭。当初野球部の活動には無関心であったが、深和戦では盲腸で倒れた鈴緒の代理でベンチに入り、試合を間近でみてからはその熱心な姿勢に感動し態度を改める。
五十嵐(いがらし)
あおい坂高校の教師。鈴緒に好意を持つ。2巻以降まったく登場していない。
真木亜弓(まき あゆみ)
「野球王子」ライター。男は顔と言い切る。野球雑誌の記者だが野球のルールもろくに知らない。梅宮、氷室を特に贔屓し、あおい坂・星南戦を私的に決勝戦と一人盛り上がる。梅宮のことを「MYスター」と呼ぶ。
藤田実(ふじた みのる)
「野球王子」カメラマン。真面目に仕事に取り組むが真木の言動に振り回され、フリーも視野に入れるほど現在の仕事に疑問を持っている。真木に頭が上がらない。また、「野球王子」の編集方針から、他の記者やカメラマンに囲まれると肩身が狭い。彼自身も野球ファンであるらしく、厚美戦までは後述の小太りの記者のように解説者的なポジションにいたが、なぜか鳥越戦からは真木共々登場していない。
瀬能(せのう)
小太りでチョビヒゲ。場面の合間に状況の説明をしたり、これからの両者の出方をうかがうセリフで度々クローズアップされる。選手などにインタビューする描写がある。「ベースボールサンデー」という雑誌の記者。
瀬能と組んでいる記者
瀬能と取材によく行く記者。
ビールを飲んでいるおじさん
あお校の勝利を信じ、深和戦最終回に帰りかけたあお校生を引き止めたり、梅宮登場時「待ってましたー」と叫び梅宮の父に否定される場面も。
梅宮を「野球の申し子」と称するなど、かなりの高校野球ファンであると思われる。
北大路母
キタローの母。鈴緒に容姿が酷似している(第一話では髪の色以外の容姿がかなり違っていた)。地区大会決勝戦で東王の有坂の打ったファウルの打球が足に当たる。
小林母
虎鉄の母。 長い黒髪で、目は虎鉄に似ている。
柴田母
伸之助の母。息子同様アフロ。目が小さく、よくしゃべる。
柴田妹
新之助の妹。兄同様アフロ、ただ髪を二つに分けているためウサギの耳に似ている。わがまま。母のことを「母ちゃん」と呼ぶ。
松方母
雅治の母。眼鏡をかけており、コンビニを経営している。柴田母曰く、商売をやっている為、昔から試合には来られないとの事。
梅宮父
右京の父。競馬などの騎手関連の仕事をしており、右京が騎手になることを強く望んでいる。
梅宮母
右京の母。右京の事を気にしている。
長妻(ながつま)
元あおい坂高校野球部員。野球部をやめた上に、受験勉強も10秒に1回はダリィ〜と言うほどの怠け者。フリーダムやリサイクルなどと書かれたTシャツを着ている。しかし、あお校が甲子園出場を決めた後、鈴緒に謝罪し、野球部に復帰する。右投。背番号10。

単行本

  1. 2005年04月18日発売 ISBN 4091263747
  2. 2005年06月16日発売 ISBN 4091263755
  3. 2005年08月08日発売 ISBN 4091263763
  4. 2005年10月18日発売 ISBN 4091263771
  5. 2006年01月14日発売 ISBN 409120046X
  6. 2006年03月17日発売 ISBN 4091201296
  7. 2006年05月18日発売 ISBN 4091203752
  8. 2006年08月11日発売 ISBN 4091205674
  9. 2006年11月17日発売 ISBN 4091206778
  10. 2007年01月13日発売 ISBN 9784091208705
  11. 2007年03月16日発売 ISBN 9784091208798
  12. 2007年06月18日発売 ISBN 9784091210784
  13. 2007年08月10日発売 ISBN 9784091211583
  14. 2007年11月16日発売 ISBN 9784091212177
  15. 2008年02月18日発売 ISBN 9784091212849
  16. 2008年06月18日発売 ISBN 9784091214003
  17. 2008年09月18日発売 ISBN 9784091214676
  18. 2008年12月18日発売 ISBN 9784091215178
  19. 2009年03月18日発売 ISBN 9784091215970
  20. 2009年05月18日発売 ISBN 9784091220066
  21. 2009年08月18日発売 ISBN 9784091217189
  22. 2009年11月18日発売 ISBN 9784091218858
  23. 2010年01月18日発売 ISBN 9784091221100
  24. 2010年03月18日発売 ISBN 9784091221865

脚注

外部リンク