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東京座/やまだないと

共有

著者: やまだないと
巻数: 1巻

やまだないとの新刊
東京座の新刊

最新刊『東京座


出版社: 飛鳥新社
シリーズ:


東京ミュウミュウ』(とうきょうミュウミュウ)シリーズは、日本の漫画作品であり、及びこれを原作としたテレビアニメ、ゲーム等のメディアミックス作品。

概要

講談社の月刊少女漫画雑誌「なかよし」(講談社)で2000年9月号から2003年2月号まで連載され、続編の『東京ミュウミュウあ・ら・もーど』は、2003年4月号から2004年2月号まで同誌で連載された。なお、「なかよしなつやすみランド」(なかよし2000年8月号増刊、講談社)で、予告編的な読みきりが掲載されていた。

『美少女戦士セーラームーン』 を初めとする、5人で戦う美少女戦隊ものの作品である。また、環境問題もテーマに入っており、人間社会における自然破壊やゴミに対する環境破壊や汚染などが要素に含まれていて人類がいかに『環境』について考えるべきかを一つのテーマとしている。

本作は征海未亜の読み切り作品『Tokyo黒猫娘』がベースになっているが、本作の原作スタッフは『東京ミュウミュウ』(第1部に相当)が原案:講談社シナリオ:吉田玲子まんが:征海未亜。ただし、原案のクレジットはアニメ化決定前後からつけられるようになった。『東京ミュウミュウあ・ら・もーど』(第2部に相当)及び『ぷちみゅうみゅう』(番外編)は原案:講談社まんが:征海未亜

タカラ(現在はタカラトミー)から発売されたプレイステーション対応のロールプレイングゲームのタイトルでもある。

海外(特に欧州)でかなりの人気を誇り、特にイタリアではアニメの視聴者数が160万人を超えていた。

『東京ミュウミュウ』の名は、主人公である桃宮いちごがメディアに問われて咄嗟に思い付いた5人のチーム名である。

あらすじ

東京ミュウミュウ

桃宮いちごは同級生の青山君のことが好きな中学生。いちごは念願の青山君とのデート中に遭遇した地震の直後、数人の女の子と光に包まれ、ネコが自分の体に入るかのような感覚に襲われる。それ以降、眠気にいつも襲われたり、体が異様に身軽になったり、魚を見るとくわえてしまうようになってしまったいちご。その不思議さに悩むいちごを心配してくれた青山君に告白しようとしたら、今度は目の前に巨大なネズミが現れて襲い掛かる。そこに突然現れた青年に「たたかえ」と言われたいちごは、「ミュウミュウストロベリー メタモルフォーゼ!」と言って猫耳としっぽをつけた姿に変身してしまった。

実はその青年・白金稜は、地球の動物達に寄生して生物兵器「キメラアニマ」に変えようとしているエイリアンに対抗するため、レッド・データ・アニマルの遺伝子を打ち込んで死滅させる「μプロジェクト」を赤坂圭一郎と共に進めていた。しかし地震によって誤っていちご達にそれが打ち込まれてしまい、いちごはイリオモテヤマネコの遺伝子と合体し、生物兵器(キマイラ)「ミュウミュウ」なる正義の味方になってしまったのだった。

キメラアニマを倒したいちごは、白金と赤坂からエイリアンの目的が地球侵略であるとともに、ほかに4人の仲間がいることを知らされる。そこでいちごはエイリアンと戦うために他の仲間を探しつつ、情報収集のために白金たちのアジトである「カフェ ミュウミュウ」でウェイトレスとして働くことになった。だが、いちごは心に負担がかかると野性の本能でアニマル化するようになってしまい、エイリアンを全滅させて自身の能力が退化するまで青山君に告白することができなくなってしまっていたのだった。

東京ミュウミュウあ・ら・もーど

エイリアンとの事件が一段落してミュウミュウはその使命を終え、能力も退化しはじめていた。いちごは青山を追ってイギリスへ留学し、残った4人がたまに現れるキメラアニマの残党を処理するだけの、平和な日々が戻ってきた。しかしμプロジェクトの研究を続けていた白金が、またもや誤ってアマミノクロウサギとアンデスヤマネコのDNAを白雪ベリーに打ち込んでしまい、新たなミュウミュウが誕生する。

ぷちみゅうみゅう

ミュウミュウの5人(後にりんご・ベリーも加わる)が半獣人世界の幼稚園児という設定の、パラレルワールド的短編作品。おもに『なかよし』増刊に掲載された。

Tokyo黒猫娘

本作のプロトタイプとも言うべき読切作品。コミックス4巻巻末に収録。女子中学生・安曇緋姫(あずみ ひめ)が、宇宙犯罪捜査官に任命されてエイリアンと戦う。彼女の変身中の姿は基本的にはミュウイチゴの色替で、髪やスーツの色は黒になっている。

登場人物

ミュウミュウ

基本的にミュウミュウの苗字には「色」、名前には「植物(食用になる)」の名前が入っている。

桃宮 いちご(ももみや いちご) / ミュウイチゴ / 子猫
声 - 中島沙樹
原作第1部、アニメの主人公。第三中学校の中学1年生(以下、年齢は注釈がなければ第1部当時)。身長152cm、体重42kg。3月15日(うお座)生まれのO型。
恋に戦いに奔走する明るい女の子。少々ドジっ子で天然ボケの慌てん坊だが、根は真面目でカフェ内では物凄い働き者で、戦いとなると一気にリーダーっぷりを発揮する。
ドキドキしたりビックリすると猫耳と猫尻尾が出てしまう。またミュウイチゴのいちじるしい力の成長に伴い、その反面として更にドキドキすると完全に猫になってしまうが、誰かとキスすると元に戻る。
普段の髪型はツインテールかストレートのショートヘアであることが多い。
家族構成は両親のみ。一人っ子であるため、兄弟はいない。
第1部で波乱の恋模様を展開した末に「青山君」こと雅也(後述)とめでたく結ばれた。第2部では雅也と共に留学に行っていたイギリスから帰ってきて途中参戦。力が弱まったので(しかもミュウミュウでいられるのは3分…のはずがラストの方ではいつまでもミュウミュウでいられた)、ベリーに主人公とリーダーの座を譲ったものの、まだまだ大きな活躍を見せ、またベリーに恋のアドバイスもしてあげるなど先輩ぶりを発揮している。
アニメではアイドルユニットのエボリュウションのアイザワの大ファン。また、物語後半から完全に猫になったことを切っ掛けに人間の姿でも猫との会話が通じるようになる。終盤で青山に遂に自身の正体を明かすが青山自身はミュウイチゴと初めて会った時から知っていたらしい。
子猫(イチゴ)
原作中盤(アニメ版は第27話)から登場。ドキドキの興奮し過ぎで完全に猫になってしまった状態。猫との会話が通じるようになるが、人間との会話が通じなくなり人間の耳には「ニァー」としか聞こえない(犬や鳥との会話も通じるが、人間姿時は不可となり、アニメ版では人間時でも猫との会話のみ通じる)。なおこの状態の時はミュウイチゴへの変身は不可となる。キスする事で元の姿の人間に戻る(人間以外の動物でもOK)。アニメでは動物達からキス魔と噂されている様子。毛並みは灰色に近いダークブラウン(または黒)に瞳の色はピンク。本作のマスコットキャラクターの一人。
藍沢 みんと(あいざわ みんと) / ミュウミント
声 - かかずゆみ
ミュウミュウの仲間。中学1年生。身長145cm、体重38kg。10月3日(てんびん座)生まれのA型。
藍沢財閥のお嬢様。少しキツい口調(いちごに言わせると「かなりキツい」)と高飛車な性格で、「~ですわ」が口癖。いわゆるツンデレ。カフェ内では働き者のいちごとは対照的にいつもさぼってばかりでよく文句を言われている。だが、根は優しくて仲間思いで、いちごのことは特に大切に思っている(が、素直じゃないので普段口に出す事はない)。
少々野次馬根性が強い。特技はバレエでアニメでは海征バレエ団所属、戦闘時はその身軽さが十分生かされている。原作では日本舞踊も習っている。アニメ版のみ、鳥との会話が通じる。
たびたび登場する愛犬ミッキーとは大の仲良し。アニメ第21話ではざくろの指示で、ミッキーが囮になって、東京ミュウミュウを脱退しようとしたみんとの心を動かした。
普段の髪形はシニヨン付きツインテール(お団子2つ)にしているが、髪を下ろすとウェーブのかかったショートヘアになる。髪を下ろした姿は作中にもたびたび登場している。
家族構成は両親と兄一人。だが、両親と会う機会があまりなく、その分兄が大好きなブラコン(ただし兄は原作には登場していない)。
ざくろに一目惚れ (?) してからはコッソリと写真集を買い、ざくろを「おねーさま」と呼んで憧れている。
また、第2部でもベリーを的確に援護していた。
碧川 れたす(みどりかわ れたす) / ミュウレタス
声 - 佐久間紅美
ミュウミュウの仲間。奥村大付属中学校の中学2年生。身長161cm、体重47kg。4月29日(みどりの日)(おうし座)生まれのB型。
ミュウミュウの一人になるまではグループのパシリで、グループから陰湿なイジメを受けていた。そのため、情緒不安定な面があり、最初の頃は力を暴走させて、中学内での怪談にもなっていた。いちごとの出会いにより、暴走は止まった。
おどおどした性格で照れ屋。人付き合いが苦手。しかし性格は優しく、それでいて芯が強い。常に引っ込み思案であるが、キレると手に負えなくなるタイプ。
眼鏡っ子で、ギャグフェイスの時は眼鏡レンズが真っ白になる「お約束モード」がある。裸眼の視力はかなり低く、全てがぼやけて見えにくい。眼鏡をはずすと数字の「3」を二つ並べたような眼であることが多いが、はずしても普通の目のままだったこともある。ミュウレタスに変身すると眼鏡は無くなるが、視力は一気に向上する。
水が苦手でカナヅチだが、ミュウレタスになると泳げるようになる(後述)。
家族構成は両親と弟一人。本人も含めて、家族全員が眼鏡を着用している。
豪華客船に乗った時に優しくしてくれた白金がちょっと気になっていたようだが、その後の行方については語られていない。
アニメでは趣味が縫いぐるみの人形作りで、人形作家の上村綾乃のファン。また終盤から白金稜に恋心を抱き始める。その後キメラアニマとの戦いで白金が海に落ち、溺れかける寸前にれたすが救命手段として口移しで息を送り込み、白金の命を救ったことがある。
黄 歩鈴(ふぉん ぷりん) / ミュウプリン
声 - 望月久代
ミュウミュウの仲間。小学6年生。身長138cm、体重32kg。8月7日(しし座)生まれのO型。
元気一杯でやんちゃな、猿みたいな女の子。「~なのだ」口調で喋る。メンバー最年少であり、メンバーのことを、必ず「○○○のお姉ちゃん」・「○○○のお兄ちゃん」(「いちごのお姉ちゃん」・「白金のお兄ちゃん」など)と呼ぶ。特技はお絵描き。
パンクさせたセミロングを4つ三つ編みにしている。
超身軽で、大道芸が得意。よくカフェの皿で皿回しをしては割りまくっている。惚れ薬や眠りのお香などを持っている。お金好きでもある(初変身時の少し前まで、動物園でサルたちと芸を見せて「おひねりちょうだい」をやっていた)。
家族構成は、中国系統の家らしく、父は世界中を旅する格闘家。母は数年前病気で倒れ、入院先の病院で他界した。兄弟姉妹が多く(6人いるなかで一番上)、長女なので実は面倒見が良く母親的存在である。また長年やっていたせいか家事全般が得意。
第1部ではその持ち前の元気と無邪気さでタルトの心を揺り動かし、良い感じになった。
アニメでは父親(フォン・ターレン)から受け継がれてきた黄家伝来の高円寺拳法25段の使い手で、必殺奥義「四十八点ヒトツ」(しじゅうはちてんひとつ)の技を持つ。また子猫(イチゴ)が、ファーストキスの相手である(いちごが元の姿に戻る為にした事)が、本人は気にしていない様子。
ちなみに歩鈴の名前には、例外的に植物の名前が入っていない。
藤原 ざくろ(ふじわら ざくろ) / ミュウザクロ
声 - 野田順子
ミュウミュウの仲間。中学3年生。身長172cm、体重49kg。9月6日(おとめ座)生まれのAB型。
とてもクールで冷静な性格のモデル。英語を含む6ヶ国語を話すことができる。
仕事中は穏やかで笑顔が素敵な感じを見せているが、実は冷徹な性格で人付き合いに関しては淡白で愛想がなく、仲間もうっとうしいと思うほどであった(一般的にいう一匹狼)が、仲間との友情が芽生えてからはお節介な一面も持ち始め、特に自分自身と同じ境遇の子(特に子供)に対しては積極的に優しく(時に厳しく)接している様子。他のミュウミュウ達の必死の行動によって無事仲間入りをしてからは、頼りになる強いお姉さんキャラになる。また勘が鋭く洞察力に優れている。なお虫が大の苦手である。
家族構成は両親がいるが、現在別居中のため一人暮らし。おそらく一人っ子と思われる(作中に兄弟のいる描写が無いため)。
みんとに一方的に「おねーさま」と呼ばれて憧れられているが、当の本人はまんざらでもないらしい。
なお、後ろ髪の長さはアニメと原作では異なっており、原作では胸元までだったが、アニメではウエストまである。
アニメでは、モデルとしての正体を見抜かれないようにカフェミュウミュウの接客や接待の時だけ常に無表情の顔を作り、キャラを演じ分けている。
赤井 りんご(あかい りんご) / ミュウリンゴ
声 - 川田妙子
PSゲーム(と、ぷちみゅうみゅう)にのみ登場したミュウミュウ。7月6日(かに座)生まれのO型。
歩鈴と同じ小学6年生で、ある島に兄の赤井真潮と共に住んでおり、兄からは大切にされている。「~なのぉ」口調でぼんやりのほほんとした性格。いちごに懐いている。夜間の散歩が趣味で動物を分け隔てなく愛している。
フンボルトペンギンのユキちゃんと友達。
家族構成は兄一人。母は既に他界。父に関しては不明。
PSゲームでは終わった後でもミュウミュウの一員として続けることになっていたが、これはゲームだけのストーリーのため、原作の第1部・第2部とアニメには登場しない。
白雪 ベリー(しらゆき べりー) / ミュウベリー
第2部から登場する、第2部の主人公。中学1年生(第2部。学年は歩鈴と同じ)。1月5日(やぎ座)生まれのO型。
制服に憧れて白金台にある私立女子校に進学するも、お嬢様学校だったため、クラスでは猫を被っている。
決めゼリフの漢字が平仮名になっているあたりに幼さがうかがえる。
日本とフランスのクォーター(父方・母方のどちらかは不明だが、「祖父がフランス人」)。性格は明るく元気で前向き、少々甘えん坊。いきなりミュウミュウになってしまい戸惑うが、他のミュウミュウやいちごの助けもあってなんとかリーダーとしての務めを果たしている。ウサ耳に猫尻尾。フランス語が話せる。ケーキが好き。
家族構成は父のみ。母は既に他界しており、上述の祖父は別居。
ふとした事故で会った白金にちょっと惚れるが、最後にはいつも傍にいて守ってくれた侑と結ばれる。
いちご同様通常時でも、猫尻尾が出たことがある。さらに、完全に獣化してしまったこともあったが、その時の姿は猫と兎の合体動物である(「Wish たった一つの願いごと」のおまけにて)。
原作第1部の最終回の最後の部分で姿を見せている(アニメには登場していない)。

仲間・サポートメンバー

この項目のキャラクターは、苗字に「色の名前が入った東京都の地名・東京メトロの駅名」が入っている者が多い。

青山 雅也(あおやま まさや) / 青の騎士 / ディープブルー
声 - 緒方恵美
第1部のヒーロー。いちごが命をかけて守りたい存在であり、また雅也にとってもいちごは命をかけて守りたい存在。いちごの好きな男の子。剣道部のエースで女の子にモテていたが、いちごと両思いになってからはいちごにしか目もくれない。優しい性格だが、それでいて気性の激しさと冷淡さを併せ持ち、それ故にある種の危うさを持つ少年でもある。
小さい頃から孤児院で育ち、養子として育てられ、俊才を演じねばならない事情もあって周囲に冷めていた彼にとって、いちごだけが鮮やかな色を放つ女の子であった。
アニメ版でミュウミュウ達のサポートメンバーに加わった後にカフェミュウミュウのウェイターを務めることになる。当初、白金稜や藤原ざくろの心境では、まだ仲間としての認識は薄かったらしい。
実は「青山雅也」としての姿の他に「蒼の騎士」、「ディープブルー」という3つの姿を持っている(1つの体に対し3つの人格を持つ)。ちなみに全て「青」に関する言葉が含まれている。当初は3つの姿はそれぞれに独立した人格だったが、最終的には「青山 雅也」に統合される事となる。なお「蒼の騎士」や「ディープブルー」の時の記憶は持っていないが、統合された事で記憶が統一される。
最終決戦において主人格である「ディープブルー」に呑まれてしまうが、ミュウイチゴの危難と自身に取り込まれていたミュウアクアの力で再覚醒。彼女を救うためディープブルーもろともにミュウアクアの力を完全解放し自らを滅ぼすことになる。
第1部ラストでは一度息絶えた後にいちごに救われ、いちごを救い、無事結ばれた。
第2部ではいちごと共にイギリスに留学し、ベリー援護の為にいちごを先に日本に帰した上で、自分も後でいちごを追って日本へ帰ってきた。
青の騎士
中盤でミュウイチゴの危機にいきなり登場する謎の青年。金髪碧眼でエイリアン特有の長い耳をしている。ミュウイチゴを危機から救出して共闘する、いわゆる第1部における「お助けキャラ」に相当する。
キッシュとはライバルとして幾度も渡り合うが、一方で何かを察知した彼からは自身の存在がイチゴを傷つけると忠告を受けており、自らの正体に懐疑を抱きながら戦うことになる。
その正体は「青山雅也」の「いちごを守りたい」という願いが一人歩きし「ディープブルー」の能力を断片的に使用できるようになって独立した人格であった。(その間、青山の意識は白昼夢を見ているような状態である。)
最終決戦直前にミュウイチゴに正体を知られたことで「青山雅也」と人格が統合され、いちご達ミュウミュウの戦力に加わることになる。
なおアニメでは変身能力について、いちご有っての存在の為、いちごが青山の間近にいる事といちごが青山に対し望む事で、青山の「いちごを守りたい」という思いが変身を遂げる。またいちごメインに戦っている為、いちごが敗れる事は自身の敗北となり彼の弱点でもある(パイの作戦の罠に嵌り一度敗北をした)。
武器は長剣型のロングソードを使い、持ち前の身軽さと身のこなし(剣道の鍛練が十分生かされている)でいちごを援護する。
アニメ版では正式にミュウミュウ達の戦力メンバーに加わった事で、第46話のみに登場する合体攻撃として、ミュウイチゴの『リボーンストロベリーサプライズ』の力を長剣型のロングソードに吸収させる事でトライデント型の青白い光の大剣に変化し海を一刀両断+海中に潜むキメラアニマを浄化する力が備わる。
ディープブルー
下記項目「エイリアン」の「ディープブルー」を参照。
白金 稜(しろがね りょう) / アルト
声 - 遠近孝一/ 幼少期 - 皆川純子
ミュウミュウを束ねるリーダー。μプロジェクトを始めた張本人。当時UMA研究をしていた父の下で、小さい頃から生物科学を学んできたIQ180以上持つ天才。ただし、序盤でのいちごの問いに「ただの金持ち高校生」と答えている。
第1部ではいちごと良い感じになった。至る所でいちごを助け、また猫のアルトになっていちごの猫化のピンチを救ったことも少なくない。アルトになったのは、自らをイリオモテヤマネコのDNAの実験体にして失敗した為。長い間(原作では10分以上)猫のままでいると、元に戻れなくなるらしい。
アニメでは、五年前に考古学者である父親がアメリカのとある遺跡を発掘してから、密かに未確認生物のテクノロジーを解明する為に研究をしていた。それは何者かの手によって父親と母親の両親は炎を操るキメラアニマに自宅ごと焼かれ焼死した。(原作では、研究中にキメラアニマらしきものに襲われ、父親が自宅兼研究室で火災に遭い、庭にいた母親も稜を赤坂に託して燃える家の中へ入っていった。)以後父親の研究を引き継ぎ、父のミュウプロジェクトを完成させる事を固く誓い、赤坂と日本に渡り、ミュウプロジェクトを完成させた。その後も赤坂と共にいちご達をサポートし、またいちごに新たな力として、ミュウベリーロッドやミュウアクアロッドを授ける。
第2部では最初のみベリーと近付いたが、それからは全く音沙汰無し。それどころか、まだいちごに未練があるようにも思える。また、ロイヤルハイネスに襲われたベリーに状況を説明する為、ベリーの中学の理事長室で、赤坂と2人で待っていた事もある。
アルト
原作中期(アニメ版は第28話)から登場。白金稜が猫に変身した姿。持ち前の爪でボス系の野良猫を粉砕する。毛並みは灰色系で瞳は水色系のブルー。黄緑のスカーフを付けている。変身能力としていちごと違い自分の意思で変身が出来るが、10分以上猫のままでいると元に戻れなくなるらしい。アニメでは子猫(イチゴ)がファーストキスの相手で、さらに人間姿のいちごにキスをし彼女から二回連続唇を奪った。本作のマスコットキャラクターの一人。しっぽがかぎ状に曲がっている。
赤坂 圭一郎(あかさか けいいちろう)
声 - 緑川光
子供だった白金の世話をしていた、白金の父に仕える助手。原作の回想シーンでは後ろ髪を肩の辺りで切りそろえていた。白金と共に白金の父が遺したμプロジェクトを始動させる。普段はカフェミュウミュウのパティシエをしていて、お菓子作りが得意。女性に優しく、タラシっぽいところがあるジェントルマン。しかし、白金の身を第一に考えている優しい人でもある。ミュウミュウを白金にとりなすことも多い。序盤でのいちごの問いには「喫茶店のマスターです」と答えている。
アニメ版では過去に彼女がいて、再会して別れを告げる話もある。
目黒 侑(めぐろ たすく)
第2部のヒーロー。ベリーの幼馴染み。
お調子者で元気一杯、ローラーブレードで走り回る身軽な少年。ベリーに抱きつく癖がある。ベリーに会いにベリーの学校(※女子校)に忍び込み、途中でセーラー服で変装してベリーを助けたり、カフェミュウミュウでウェイターをしたりなど、とにかくベリーを助けたい一心で行動している。小さい時からベリーといつも一緒にいて、ベリーに何かあった時はいつも励まし、笑わせていた。ベリーが一番守りたい相手。また、侑もベリーをずっと守りたい。守りたいが故に、自分の性的な情動を抑えきれない自分に戸惑った。
ラストでは聖薔薇騎士団(セントローズクルセイダーズ)に操られ、ベリーを苦しめた。だが、無事最後は結ばれる。
赤井 真潮(あかい ましお)
声 - 緒方恵美
PSゲームでのみ登場。赤井りんごの兄で普段は野生動物保護を目的とするレンジャーの活動をしている。妹のりんごを大切にしており、りんごがミュウミュウ達と共に戦うのをやめさせようとしたが、後にりんごの固い意志を尊重して承諾している。
尚、外見はいちごの恋人である青山雅也に瓜二つで性格もよく似ている。
マシャ(R-2000)
声 - 野田順子(アニメのエンディングテロップでは「のだじゅん。」と表記されることも)
白金が作ったロボット。いちごのペットのような存在。いちごが大好きで、いちごのイギリス留学にまで付いていった程である。原作ではミュウアクアと合体してミュウアクアロッドになったり、エイリアンを回収する役目を持っている。言葉は片言しか喋れない。アニメ34話ではフリーマーケットに来た女性客にぬいぐるみと間違われ、あわや買い取られそうになる一幕も(いちごが「売り物ではないですから!!」と売却を拒否した)。
通常時、いちごと一緒にいる時は携帯電話用のストラップに化けている。
征海未亜の前作品『Tokyo黒猫娘』にもマシャは出ていたが、設定が異なる。安曇緋姫をパートナーに任命した宇宙犯罪捜査官で、赤と白の色彩が反転している上に、地球の言葉を流暢に喋っている。
ウチャ(R-2003)
白金が作ったロボットでマシャの後継型。ベリーの初変身時にマシャはいなかった(いちごの留学についていった為)ので、代わりに作られてベリーのお供に付かせた。苺にウサギの顔と耳と手足がくっ付いたようなスタイルをしており(サイズは手のひら大。小さな羽根も生えている)、こちらは流暢に江戸っ子喋りをする。先代に付加されなかった『Tokyo黒猫娘』のマシャの後継をしているようにも思われる。
ラブベリーロッドに姿を変えることが出来る。即ちベリーはウチャがいないと攻撃出来ない。

エイリアン

かつて地球に高度な文明を築いていた古代人類の末裔で、エルフのような耳を持つ種族。だが、地殻変動により別の惑星への移住を余儀なくされる。移住した惑星が劣悪な環境で、その惑星に到着した時点では他の惑星に移住する力も残っていなかった。その為、その惑星に住み着くこととなり、環境に適応して進化し、念動力を身に付けた。
地球を取り戻し、超物質・ミュウアクアを手に入れる事を当面の目的としている。基本的に、エイリアンの名前は「料理(洋菓子)」が基になっている。
完全な悪ではなく、ミュウミュウ達と衝突を繰り返すが終盤はかなり美味しい活躍も見せてくれる男前。この手の悪役にしては珍しく、新幹部が登場しても殉職者(アニメでは三人が一度死亡しミュウアクアの力により復活)が一人もでず最終回まで共闘した。なお超物質・ミュウアクアを作りだしたのは古代人類である。
アニメに登場する三人のメインの技以外の技は後半以降から終盤の最終局面にての登場となる。

キッシュ
声 - 阪口大助
黒髪を耳の前で2本に結んでいるエイリアン。かなりのサディストであり、ヤンデレ。2本サイ「ドラゴンソード」を武器としアニメ版では雷を自在に操る雷使い。ソードをクロスさせる事で、青白い光のブレスを放つ。同じくソードをクロスさせる事で、光と電撃を含んだ超圧硬球の巨大な球を放つ。いちごを溺愛しているが(それも歪んだ愛情を抱いている)、同時に何度も自分の前に立ちはだかり作戦を失敗に追い込んだ彼女に激しい憎悪を抱いてもおり、その独占欲はかなり歪んだ形となって現れる。まさに愛憎入り乱れる表裏一体の感情を持った存在。
何度もいちごを自分の方に引き入れようとするが失敗し、他のエイリアンがいちごを攻撃すると逆に助けるなど、かなり精神的に不安定な点が見られる。いちごのファーストキスを奪ったのも彼である。その後は、ミュウアクアの探索に失敗した事を理由にディープブルーに見放され、情緒不安定は悪化の一途をたどることになる。
アニメでのチームとしてはパイやタルトとは別行動をし、また作戦やその場で知り得た情報はパイとお互いに提供し合っている様子。また、最終局面にてミュウイチゴを救う為ディープブルーに反旗を翻すが返り討ちにあい、剣に突き刺され死亡するが、青山によるミュウアクアの力で復活する。その後三人で故郷の母星へと帰っていった。(原作でも同様。)
タルト
声 - 浅井清己
小柄で茶色っぽい髪を上頭部で2本に結んでいるエイリアン。幹部中最年少で、生意気な性格。終盤は歩鈴と仲良しになる。アニメではキッシュの後任としてパイと同時に登場し、のちにキッシュの現場復帰後に三人のメインとなる。その後キッシュや母星の仲間達の扱いに対しキッシュと同じくディープブルーに不信感を持ち始める。アニメ版では植物を自在に操る植物使い。またアメリカンクラッカー風の武器「宝来球」を使用し雷を操る。パイの「空雷扇」とタルトの「宝来球」を重ね合わせ敵に向けて放つ事で爆発攻撃を起こすことも可能。歩鈴から「タルタル」と呼ばれている。チームとしては単独行動で気ままに実行し、作戦内容によってはパイ(メイン)又はキッシュに付いている。
アニメ最終局面にて、ミュウプリンと親しくなった事で戦いを放棄し、パイに戦いを挑み、パイの一撃で死亡するが、青山によるミュウアクアの力で復活する。
パイ
声 - 神奈延年
グレイの短髪だが、左耳の前にかかる髪だけを伸ばし、1本に纏めているエイリアン。PSゲームに登場するガトーを除いた幹部の中では最年長と思われる。冷静沈着な性格でディープブルーに忠誠を誓っており、勝手な行動をとるキッシュとは度々衝突していた。秘密作戦が漏れるという理由でタルトとキッシュに蚊帳の外に置かれ、怒りを滲ませた事もある。原作では主に水に自作の酵素を投げ込んで攻撃している。毒素を凝縮し醜悪に変身する人魚型キメラアニマなど、美と醜悪の双面を備えたセンスを見せる。アニメ版では巨大な一対の扇「空雷扇」を武器とし雷と疾風や竜巻を操る。また別パターンとして光球状に圧縮した雷の球を敵に向けて放つ。さらに発動する技として『空雷旋風神』強力な雷を落とす。また、れたすとの間に関係が芽生えたようであったが、結局結ばれることなく終わる。チームとしてはデータ収集・解析を専門としている。
アニメ最終局面にて最後の最後までミュウミュウ達と戦っていたが、途中ディープブルーの要塞の攻撃に直面した事により最後の最後でミュウミュウ達を命がけで救い命を落とすが、青山によるミュウアクアの力で復活する。
ガトー・デュ・ロワ
声 - 置鮎龍太郎
PSゲームでのみ登場。キッシュ達と同じエイリアンでディープブルーの命令には忠実。何事にもエレガントさを求める。眼鏡を着用。長い髪を三つ編みしている。
キッシュとの相性はあまり良くなく、ゲーム中での作戦では別行動をとっていた。エイリアンの中でも戦闘力は高く、ゲーム中の舞台である島を汚染させようとミュウミュウ達を苦しめた。
ディープブルー
声 - 緒方恵美
エイリアンたちの首領。その正体は「青山 雅也」および「青の騎士」の主人格であり、青山たちを「自らの創った人形」と蔑む。
長剣型のロングソードを武器に強力な稲妻を操る。
最終決戦で正体をさらし、ミュウイチゴを精神的に戦意喪失にまで追い詰め、力においては他のミュウミュウたちをも圧倒した。
ミュウミュウたちを撃破する直前、ミュウイチゴの危機によって再覚醒した青山の意識にクーデターを起こされて人格の主客逆転が起こり、肉体の主導権を奪いあうが、最後は青山の手によって自身に取り込んでいたミュウアクアを暴走させられて息絶える(ただし、原作とアニメでは若干展開が異なり、アニメでは意識体となった青山がディープブルーの動きを封じたところをミュウイチゴに攻撃させた)。
容姿は薄水色の瞳に漆黒のロング髪(髪を束ねていない)。

聖薔薇騎士団(セントローズクルセイダーズ)

第2部の敵。初期の頃、エイリアンが残していったキメラアニマを改造した怪物にベリーを襲わせたり、メンバー自らがベリーを狙ったりなど「白いミュウミュウ」の抹殺を試みる。
また後期にはテレビのフィルムをサブリミナルフィルムにしたり、裏から手を回してグッズなどを作ったりして、ミュウミュウブームを起こし、それを崩壊させることでミュウミュウを倒そうとする。
その正体は、超能力を持っていることを周囲に気味悪がられ、送り込まれた全寮制の学校で公爵(デューク)に見出された少年達だった。

ロイヤルハイネス
ベリーの前に現れた第1のメンバー。中世の貴族のような恰好をしている少年。秋月友禅先生としてベリーの学校にやってきて、ロールシャッハテストでクラスメイトと担任を操り、クラスメイトにベリーを襲わせる。同時にベリーを襲ったが、ミュウミュウの加勢を受けて変身したベリーの攻撃を顔に受けてキレる。「白ぬりのおにーちゃん」(歩鈴談)。
ハッピーチャイルド
キレたロイヤルハイネスと対峙するミュウミュウの前に現れた、第2のメンバー。いわゆるカボチャパンツを履いた、奇妙な服装をしており、他のメンバーよりやや幼い印象の少年。一旦はロイヤルハイネスとともに引き揚げるも、その後、ベリーだけを狙って攻撃を仕掛ける。叫ぶととんでもない音が周囲に響き渡るようで、その力でウサギの聴覚を持つベリーを苦しめる。しかし、ミュウイチゴの攻撃を食らい、その後獣化したいちごと合体して(猫化したいちごがベリーの兎耳をつかんでふさいだだけ)攻撃したベリーに「笑わせてもらった」と言って去る。パソコンも扱えるようである。幼少時は「歌麿」と呼ばれていた。
ブルーバユー
「聖薔薇騎士団の肉体派」を名乗る少年。メンバーのスイートジュリエットと組んで、人がたくさんいるドーム球場を襲い、わざとミュウミュウに負ける。しかし、これはミュウミュウをメディアに引っ張り出すための芝居であった。
スイートジュリエット
おかっぱ頭の少年。衣装と小道具でどんな人物にでもなることができる天才俳優のようだ。しかし反面、やや鈍いところがあるらしい。
公爵(デューク)
長い髪を頭の上部で縛っている謎の男。校舎を爆破させる計画を立てている幼少時の4人の前に突如現れ、協力を乞う。当時からその容姿は変わっていないようだ。人の心を操って新たな世界を創造するのが夢。

サブキャラクター

本条 みわ(ほんじょう みわ)
声 - 金田朋子
いちごやもえの親友にして同級生(通称三バカトリオ)。
アニメでは赤坂圭一郎に一目惚れするが最後で赤坂のファンに止まる。
柳田 もえ(やなぎだ もえ)
声 - 中川亜紀子
いちごやみわの親友にして同級生(通称三バカトリオ)。黄色の髪が特徴。
アニメでは白金稜に一目惚れするが最後で白金のファンに止まる。
桃宮 慎太郎(ももみや しんたろう)
声 - 小西克幸
いちごの父。平凡な会社員。いちごが赤ん坊だったころからの大変な親バカである(いちごが未熟児として生まれてきたため。ただし原作にはその設定はない)。性格は短気でヤキモチ。口調が江戸っ子訛りである。
アニメでは青山といちごが付き合う事を許さなかったが、二人の真っ直ぐな思いの深さに根負けし二人の仲を許した。
桃宮 さくら(ももみや さくら)
声 - 本田貴子
いちごの母。専業主婦。実は剣道の有段者。夫である慎太郎とはいつもラブラブで、その様はいちごの理想像でもある。
剣道部・主将
声 - 栗山浩一
青山雅也の先輩にして親友。
みんとの婆や
声 - 堀絢子
藍沢家に仕える使用人。みんと(アニメ版では誓司も)の母親的存在。
アニメ版ではみんとと誓司の冷え切った兄弟仲をいつも気に掛けている。
意地悪な女生徒
声 - 本田貴子、浅井清己、神田朱未
奥村大付属中学校の中学2年生。れたすをパシリにしていたグループ。
れたすがいちご達の仲間になってからは軽くあしらわれる。
ヘイチャ
声 - 金田朋子
歩鈴の弟妹の末っ子。明るい黄色の髪を2本の三つ編みにしているのが特徴。
チンチャ/ハナチャ/ルーチャ/ホンチャ
声 - 中川亜紀子/声 - 谷井あすか/声 - 小松里賀/声 - 浅井清己
歩鈴の弟妹。上述のヘイチャ以外は顔も髪型もそっくりなのでほとんど区別がつかない。
白金博士(しろがねはかせ)
声 - 辻谷耕史
稜の父親でUMA研究者(アニメでは考古学者)。物語開始の時点ですでに故人。稜の過去に関する話の中で登場。
五年前、アメリカで研究をしていたが、空から飛んできた謎の火炎弾に研究所兼自宅を焼かれ、逃げる間もなく焼死した。(アニメでは、炎を操るキメラアニマに妻共々自宅ごと焼かれて焼死。)
白金の母(しろがねのはは)
声 - 高橋理恵子
博士の妻で稜の母親。物語開始の時点ですでに故人。稜の金髪碧眼は母譲り。
アメリカの郊外にある自宅の庭で圭一郎や稜と休憩していたところ、空から飛んできた謎の火炎弾が研究所兼自宅に着弾し、研究所が燃えているのを見て、着弾時に軽い怪我を負った稜を圭一郎に託し、燃え盛る自宅へ戻っていった。(アニメでは、炎を操るキメラアニマに自宅を襲われ、夫と共に焼死。)

アニメ版のみのキャラクター

これらのキャラクターは特に注釈が無い限り、1話限りでの出演である。

マリ・マクガイア(アニメ登場話 第6話)
声 - 御藤利恵
白金稜の知り合い。アメリカ出身のピアニストで日本語は話せない。
ビュアな心の魂であるスピリッツを奪われキメラアニマにされてしまった最初の犠牲者。キマイラになった後は持ち前の素早さと曲&楽譜による竜巻で予想以上のパワーでミュウミュウ達を追い詰めるが、ビュアな魂の音色の音が弱点だった事で身動きを封じられ、ミュウイチゴの技により浄化された。
青山田 マサゾウ(あおやまだ まさぞう)(第8話)
声 - 岡野浩介
青山雅也と瓜二つの少年。自然や動物をこよなく愛し、リゾート計画に反対し、妨害する事で工事を阻止しようとした。
藍沢 誓司(あいざわ せいじ)(第9話)
声 - 保志総一朗
みんとの兄。冷徹な一面を持ち合わせるが妹思いの優しい性格でもある。
仁科 麗(にしな れい)(第14話)
声 - 川村万梨阿
蝶の研究員。赤坂の元彼女。数年振りに赤坂と再会し別れを告げた。
江戸紫 典弘(えどむらさき のりひろ)(第16話)
声 - 伊藤健太郎
さつきの恋人。碧川れたすの初恋の相手。
図書館でれたすと出会い、その後れたすから色々と勇気付けられた事でさつきに結婚指輪を渡した。
只野 さつき(ただの さつき)(第16話)
声 - 半場友恵
典弘の恋人。図書館の受付職員。最後で典弘と結ばれる。
いるか(第19話)
声 - 折笠富美子
元々泳げる少女だったが波に、さらわれて以来水恐怖症となった(のちに克服する)。また泳げないれたすに親近感を抱き、れたすに懐く。
歩鈴の母(ぷりんのはは)(第20話)
声 - 小松里賀
物語開始の時点ですでに故人。回想のみの登場。
保母さん(第20話)
声 - 雪乃五月
ヘイチャが通う保育園の先生。歩鈴の良き理解者。容姿が歩鈴の母に似ている。
月子の上司(第24話)
声 - 佐藤晴男
失敗ばかりしている月子をガミガミと叱り付ける鬼上司。
山田 月子(やまだ つきこ)(第24話)
声 - 小島幸子
ポップジュエリの社員。宝石の磨き担当員。
失敗ばかりして誰からも相手されないでいた事で自信をなくし自分から諦めていたが、藤原ざくろのキツイ一言で自分自身を取り戻し、諦めないで自分から輝く事を思いつく。
野良のデブ猫(第28話)
声 - 無名の為不明
マザコンのデブ猫。原作での名前はフランソワ。子猫(イチゴ)に一目惚れするが、子猫(イチゴ)に嫌われる。その後もしつこく迫るが最後にはアルト(白金稜)に成敗された。毛並みは黄色と黒のトラ猫。本作のマスコットキャラクターの一人。
アサノくん(第29話)
声 - 小野坂昌也
メインエピソードの主人公。野良の三毛猫。ジャクリーヌの恋人。
行き先不明のジャクリーヌに会う為に当て所も無く電車(偶然いちごと出会う)に乗り継ぎ旅をしていた。唯一人間と言葉の通じるいちごを訪ねてくる。その後キメラアニマから命がけでジャクリーヌを救った事でジャクリーヌの飼い主である伊集院(旦那)さんから認められ、ジャクリーヌと結ばれる。伊集院家で二匹仲良く引取られた。人間の言葉をある程度理解出来る様子。いわしが好物。
ジャクリーヌ(第29話)
声 - 川澄綾子
伊集院家で飼われている、ライラックポイントという種類の白のシャム猫。アサノの恋人。
元飼い主である伊集院夫人からの遺言を胸にし飼い主である伊集院(旦那)さんに付き添う事を使命としている。最後でアサノくんと結ばれる。アサノと同じく人間の言葉をある程度理解出来る様子。いわしが大好物。
ミッシェル(第29話)
声 - 小西克幸
白のシャム猫(こちらもライラックポイント)。ジャクリーヌのお見合い相手の一人だったが、即刻振られた。挙句、偶然にもキメラアニマになってしまうが、ミュウイチゴの技により浄化された。
伊集院(旦那)さん(いじゅういん)(第29話)
声 - 岩田安生
ジャクリーヌの飼い主。当初は「汚い野良猫」とアサノくんを追っ払っていたが、命がけでジャクリーヌを救ったアサノくんを認め二匹とも自宅に引取った。
伊集院夫人(いじゅういんふじん)(第29話)
声 - 滝沢久美子
ジャクリーヌの元飼い主。物語開始の時点ですでに故人。回想のみの登場。
万里子先輩(まりこせんぱい)(第30話)
声 - 岡村明美
いちごの上級生。幼馴染の俊介に恋心を持ち俊介に別の好きな人が入ると思い込んでいたが最後の最後で、俊介から告白されて晴れて恋人同士となった。なお水晶占いが趣味で適当に占いをやっていたが、キッシュに水晶を破壊された事により占いを辞めたらしい。
俊介(しゅんすけ)(第30話)
声 - 石田彰
いちごの上級生。サッカー部所属。幼馴染の万里子に自身の思いを告白し恋人同士となる。
西園寺 カンナ(さいおんじ かんな)(第32話)
声 - 半場友恵
みんとをライバル視するお嬢様で何かとみんとに絡んでくるが、一方的にみんとに無視されている。その後自身の身勝手さとしつこさに呆れたみんとを怒らせてしまう。
幼い頃から欲しい物は頼めば何時だって手に入ると信じ込んでいたが、自分自身から心を開かないと本当に欲しい物は手に入らない事をみんとから気づかされる。そしていちご達の仲介によりみんとと和解する。
性格は超の付く高飛車で何かと会話する毎に高笑いをする。またキッシュに対して逃げる事なく会話で歯向かってしまうなど、心の強い女性とも言えなくもない。
龍 月餅(ロン ユエピン)(第33話)
声 - 森川智之
歩鈴の許婚者。素手でキメラアニマを倒すほどの実力者。歩鈴の父フォン・ターレンの弟子。
黄家伝来の高円寺拳法の使い手で「トルネード爆裂拳」や「空蝉の術」などの技を使う。また一流シェフからパティシエの腕前を持つ。
碧川 英三郎(みどりかわ えいざぶろう)(第34話)
声 - 飛田展男
れたすの父。大学の講師。
碧川 よもぎ(みどりかわ よもぎ)(第34話)
声 - 根谷美智子
れたすの母。
碧川 うり(みどりかわ うり)(第34話)
声 - 無名の為不明
れたすの弟。
上村綾乃(うえむらあやの)(第34話)
声 - 川上とも子
18才の人形作家。れたすの憧れの人。
スランプになり人形を作れなかった事でれたすと関わり、人形発表会にて、れたすの作った人形を自身の新作の作品と称した(れたすは初めから気づき彼女を信じた)。その後れたすの優しさに触れ自身の過ちを悔い謝罪した。その事で多くの人に喜んでもらう事をれたすから教わった。
保母の先生(第35話)
声 - 乾政子
「はしかわキッズルーム」(保育園)の先生。
ももか(第35話)
声 - 間宮くるみ
「はしかわキッズルーム」の園児。藤原ざくろに憧れる少女。容姿はざくろ似で紺色の髪。
いちごから誕生日ケーキをプレゼントされるが、カロリーを理由に跳ね除け、いちごに「アカンペー」する(他の園児達が食べた)。仕事関係で両親が帰ってこない寂しさの裏返しから突っ張ってしまい(ざくろの前では素直)、園児達とも孤立するが、ざくろからハンカチと夕食のディナーをプレゼントされる。その後もざくろから元気付けられた。
ももかの父(第35話)
声 - 伊藤栄次
イギリスの友人がアフリカの旅行した時に現地で見つけた、珍しい石が綺麗だったため加工し、ももかの誕生日プレゼントに、その石を使ったペンダントを渡した。仕事が忙しく夜遅くまでしている。
ももかの母(第35話)
声 - 竹村叔子
ももかの父と同様に仕事が忙しく夜遅くまでしている。
ウェイター(第35話)
声 - 栗山浩一
ももかの知り合い。ももかを気遣う優しい青年。
すごむ犬(第36話)
声 - 小西克幸
ハスキー犬。子猫(イチゴ)が元の姿に戻る為に妻にキスをしようとした事で激怒し子猫(イチゴ)に詰め寄り襲い掛かるが、かけつけたアルト(白金稜)に成敗される。
スズメ(第36話)
声 - 無名の為不明
メスの小鳥。子猫(イチゴ)が元の姿に戻る為に強引にキスをさせられた犠牲者。
ざくろの母(第42話)
声 - 林佳代子
手紙による声のみの登場。
ざくろに手紙を送り、ざくろが家に帰ってくる日を待ち望んでいる。

ミュウミュウの設定

ミュウイチゴ

桃宮いちごが変身する。イリオモテヤマネコのDNAが入っている。アザの位置は右太ももの内側の、股の付け根。変身すると語尾にやたらと「~にゃん」が付く。イメージカラーはピンク。

髪形は原作ではツインテールのままの時もあったが、アニメではウェーブのかかったセミロングヘアに統一されている。 また髪の色も、原作では変身前・変身後ともにピンクだったが、アニメでは変身前が赤茶なのに対し、変身後はピンクに変わっている。瞳の色も変身前が灰色に近いダークブラウン(または黒)からマゼンタ系の濃いピンクに変化する(瞳の色は、他のミュウミュウではミュウプリンを除き、イメージカラーにそったものに変化するのみ)。決め台詞は「地球の未来に、ご奉仕するにゃん!

第46話のみ、青の騎士がミュウイチゴと協力攻撃することになった時に青の騎士との合体攻撃が可能になる。詳しくは下記項目仲間・サポートメンバーの「青山雅也」「青の騎士」に詳細。

PSゲームでのみ、二段変身があった。二段変身後はスカート部分が変化し、髪形がツインテールになっている。また、手袋が少々長いものになる。

必殺技
リボーン・ストロベリー・チェック
目映い光から発せられる無数の虹色の光玉を放つ浄化技。
リボーン・ストロベリーチェック・ヒーリング
アニメでは第11話以降仲間の武器から噴射されるエネルギー体をストロベルベルと合体させる事で、より強力な浄化技。アニメでは自動発動の為無名の技。原作では武器そのものを合体させて発動する。また、『リボーンストロベリーチェックサプライズ』(後述の『リボーンストロベリーサプライズ』とは別の浄化技)を発動させることもできる。なお、5人の合体攻撃で放つ七色の虹色光線には電撃攻撃と共に身動きを封じる事が出来る。アニメ放送時での『リボーンストロベリーチェックヒーリング』は、ミュウイチゴの掛け声無しの、いわば自動発動により無名の合体攻撃として初登場し(続けて連続攻撃でリボーンストロベリーチェックでガララを倒す)、二回目以降は初登場と同じく四人の武器から噴射されるエネルギー体をストロベルベルが吸収することによる合体(自動発動無し)でミュウイチゴの掛け声と共に『リボーンストロベリーサプライズ』の技が使用された。その後も『リボーンストロベリーサプライズ』が合体攻撃と単独攻撃との共通の技としてのメインとして使用された。別の用途として第1話のみに登場のストロベルベルを正面に翳す事で、バリアに包まれる。また第30話以降にストロベルベルを発光する物体に変化させ敵に向かって投げつける物理的攻撃技としても使用(攻撃力が低い為主に敵の注意を逸らすのに使用)。原作ではこの技はない。また、第44話以降にストロベルベルを正面を向けてミュウミュウ達の技を吸収する事でエネルギー補給+威力を上げる事も出来る(合体攻撃の応用)。
リボーン・ストロベリー・サプライズ
アニメ版では第15話以降に登場する威力を上げるパーツとして、ミュウベリーロッドがあり、これをストロベルベルに装着して発動する技。目映い光から発せられる無数の虹色の光玉と光光線を放つ浄化技。アニメでの合体攻撃としても使用された。
リボーン・アクア・ドロップス
第26話以降に登場する強力な武器としてミュウアクアロッドがあるが、これは一度使用するとエネルギー全て使い切ってしまう為再度エネルギーの補給(ミュウアクアの石の結晶)が必要になるなどの欠点を持つ事でアニメでの登場回数が限られた(2回)。使用後は赤坂と白金の手で保管されたが、第43話にて再度いちごの手に戻る。発動する技。無数に大量に噴出した青白く光るシャボン玉系の光玉であらゆる汚染や猛毒系または巨大竜巻などを一瞬にして浄化してしまう。(原作では、回収したミュウアクアを収めた容器をマシャに与えることでマシャがロッドに変形する。また、いちごを除いたミュウミュウが1人につき1度ミュウアクアを感知し、回収したそれを使って発動させている。)

ミュウミント

藍沢みんとが変身する。ノドジロルリインコのDNAが入っている。アザの位置は背中(肩胛骨の間)。イメージカラーは水色。

変身によって、髪の色は変身前のブルーグレーから、インディゴブルーに変化する。髪形は通常変化しないが、アニメにてウェーブのかかったショートヘアからシニヨン付きツインテールに変化したことが一度だけある。

アニメ(第38話から)では背中の羽の力で空中を自在に飛べる。もともとジャンプ力は随一だったが、地上戦がメインだった事で今まで使用する機会がなかった。

必殺技
リボーン・ミント・エコー
ミントーンアローで、発動する技。原作では浄化の光が矢になって飛ぶ。アニメ版では、大気の風や空気のエネルギーを凝縮した光の矢を放つ。さらに放った矢が相手に衝撃を与えると大気の風を巻き起す。ただし味方も範囲内にいると吹き飛ばされる(アニメ序盤でいちごが吹き飛ばされた)。

ミュウレタス

碧川れたすが変身する。イルカの仲間であるスナメリのDNAが入っている。アザの位置は胸元(鎖骨の下辺り)。イメージカラーは緑。

変身によって髪形は2本の三つ編みおさげからひとつ結び(後ろ髪のほとんどをチューブ状の髪飾りで止める)へ変化、色は変身前の緑から、明るい黄緑に変化する。瞳の色は緑から髪よりやや濃い黄緑に変化する。

水中では人魚のように下半身がスナメリに変形する(アニメではミュウアクアの反応により変身を遂げる)。このため水中戦を含め、行動範囲が広がる。

必殺技
リボーン・レタス・ラッシュ
レタスタネットで、発動する技。真空刃のような水流を放つ。なお、アニメ版では幾つかのパターンがあり、敵との間に距離がある場合、放った直後は水圧を封じ込めた水球となる。基本的には水の力を分散した無数の光ブーメランで敵の複数のツタや枝などを一瞬に切断できる。また水中戦や空中戦では強力な水の渦巻きを放つなど戦い方によってパターンを使い分けている。

ミュウプリン

黄歩鈴が変身する。サルの仲間であるゴールデンライオンタマリンのDNAが入っている(本人は“ゴールデンライオンタマリンのDHA”と勘違いしていた)。アザの位置は額。イメージカラーは黄色。 変身によって髪形は変化しないが、髪の色は変身前のゴールデンブラウンからレモンイエローに変化する。瞳の色は変身前と同じライトブラウンのままである。

必殺技
リボーン・プリングリング・インフェルノ
プリングリングで、発動する技。原作では相手を円錐台形の中に閉じ込めて動きを封じる技。アニメ版では光の輪を大地に叩きつけ、その光が大地を抉りながら進み、相手の頭上から眩い光と共に衝撃を与えると同時に、原作同様に円錐台形の中に包み込む(この時身動きも封じられる)。また、この円錐台形がプリンを模したものであるため、その弾力性を生かし衝撃を吸収(敵の技の吸収も可能)し和らげるなど、いちご達の防御としても使用された。アニメ版ではミュウミントの『リボーンミントエコー』との合体技により巨大プリングリングが完成し細かいキメラアニマを纏めて一気に包み込む事が可能(第41話以降)。なお、ミュウアクアが悪用された自爆材の原料としてプリ