HOME > コミック > 機動戦士ぶよガンダム

機動戦士ぶよガンダム/唐沢なをき

共有

著者: 唐沢なをき
巻数: 1巻

唐沢なをきの新刊
機動戦士ぶよガンダムの新刊

最新刊『機動戦士ぶよガンダム 1


出版社: 角川書店
シリーズ: 角川コミックスエース


twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)

koboxfanjp 《お買い得Kindle本》 #予約受付中! 機動戦士ぶよガンダム(2) 唐沢 なをき, 矢立 肇, 富野 由悠季 http://t.co/7j3FiMf7rJ #唐沢なをき #読んでたらRT 09
arygas 機動戦士ぶよガンダム (1) (角川コミックス・エース 154-3) 唐沢なをき http://t.co/KPLnpTJS09 #Amazon #Book
GroundQ 機動戦士ぶよガンダム(1) (角川コミックス・エース) 唐沢なをき 矢立肇 http://t.co/r4pYbP2DW3 #Amazon #Book
kinoko69 この間、これ買うの迷った。RT @gundam_radio: ラジオ充電中「機動戦士ぶよガンダム (1) (角川コミックス・エース)[書籍]」http://amzn.to/agbde0

機動戦士ぶよガンダム』(きどうせんし ぶよガンダム)は唐沢なをきのギャグ・パロディ漫画。『ガンダムエース』(角川書店)2007年6月号から連載開始。略称は「ぶよガン」。

概要

当作品は『犬ガンダム』に続き、唐沢の作品によく見られる「あるテーマに従った極端なパロディ化」が行われている。今回のテーマはでぶ。タイトルに「ぶよ」とあるように、登場人物やモビルスーツ、さらには戦艦までもが太く、重く、そして暑苦しく描かれている。話数にはメタボリックを使う。

本作におけるテーマへの徹底ぶりは以下の通り。

  • 随所に「はあー、はあー」と息苦しそうな描写が散見される。
  • キャラクターの顔やモビルスーツ全体のカットがアップで描かれている際に「ぶよぶよ」の擬音がある。
  • 肥満体型故に、一つ一つの行動に手こずる。
  • 食事の描写も妙に拘っており、もちろん「むしゃむしゃ」や「がつがつ」といった擬音がある。

登場人物

全員が2頭身で描かれている。

でぶ連邦軍

ぶよアムロ
主人公。食欲が異常に旺盛(寝食いをする程)。重度の肥満で、3メートル走っただけで息切れしてしまう。初登場シーンではぶよフラウの差し入れのほか、様々な食べ物を食べまくっていた。頭が異様に大きく、頭髪が少なめ。ぶよガンダムのパイロット。
ぶよフラウ
ぶよアムロの友達。ぶよアムロと比べ頭が一回り小さく、身体も少し細めに描かれている。
ぶよブライト
白豚ベースの艦長。船内が暑くなった際(大気圏突入時)には、真っ先に服を脱いでいた。
ぶよミライ
白豚ベース操舵士。第3話ではぶよフラウ・ぶよセイラらと共にサービスカット(特殊な趣味の人対象)を披露した。
ぶよセイラ
白豚ベース通信士。リアルタイムで白豚ベース内部の食事模様を通信してくる。ぶよアムロは迷惑がっていた。
ぶよカイ
ぶよガンキャノンのパイロット。
ぶよハヤト
ぶよガンタンクのパイロット。
ぶよマチルダ
ぶよミデア輸送機の機長。ところが、補給物資の食糧を一人で全て平らげ、一同を困らせてしまう。その後も白豚ベースに居座る。ぶよアムロが初めて知った、自分よりも食欲が旺盛な人。
避難民
白豚ベースで避難生活を余儀なくされている人々。ぶよマチルダのせいで食糧が回ってこず、空腹に苦しんでいる。

でぶジオン

ぶよシャア
ぶよアムロのライバルと言えるか疑わしいが、彼以上の肥満体型(顔にはマスクを着けていた痕がある)の通称「太赤い彗星のぶよシャア」。専用カラーのぶよザクを所有。肉の脂身(例・豚肉や牛肉の背脂等)やマヨネーズなど、高カロリーでこってりとした物を好む。食欲も旺盛で、様々な料理を食べては、名セリフを言わない
ぶよデニム
ぶよシャアの部下。ぶよガンダムの突っ張りをくらい、撃墜される。
ぶよガデム
でぶジオンのピザ出前艦の艦長。艦を撃墜されぶよガンダムに挑むが、ビームサーベルで斬られ戦死した。愛機はぶよ旧ザク。
ぶよガルマ
でぶジオン大佐。ぶよシャアとは士官学校時代からの友人。ぶよガウの艦長で、ぶよドップのパイロット。本作の登場人物の中では唯一、自分が太っていることに対してコンプレックスを持っている。そのことをぶよシャアにネタとして利用されている。第7話にて撃墜されるが、砲弾として使用されたぶよマチルダ共々死亡せずに生き延びた。
ぶよイセリナ
ぶよガルマの恋人で、相思相愛の仲。第8話にて撃墜されるが、ぶよガルマと再会を果たす。その後は二人でダイエット食品を食べ続けている。
ぶよランバ・ラル
陽気な酔っぱらいオヤジ。非常にオヤジ臭いキャラ。

登場モビルスーツ・戦艦

モビルスーツは卵(楕円)型に近く、手足が小さい(特にぶよガンダムは丸くて小さな目やおちょぼ口が付いているほか、大変短い手足やV字形ブレードアンテナが付いた白いゆで卵のような姿をしている)。

でぶ連邦軍

ぶよガンダム
でぶジオンに対抗するために開発されたモビルスーツ。武器はガンダムと同じだが、パロディが入っている。ぶよザクの「5倍のゲイン」ならぬ、「5倍の皮下脂肪」を有しており、ぜい肉(?)のおかげでザクマシンガンが通用しない。だが、起きあがるのに一苦労し、背中のビームサーベルにも手が届かない(第2話である工夫をし、取り回しに苦労しなくなった)。一方で、ぶよシャアに「でぶ連邦のモビルスーツはなまけ者」の印象を与えてしまうのだった。相撲技を使える。でぶジオンでは「白くて太いモビルスーツ」と呼ばれている(オバQの顔にやや類似した顔のデザインが特徴)。
白豚ベース(ホワイトベース)
でぶ連邦の最新鋭艦。でぶジオンでの通称は「白豚(しろぶた)」。しかし重すぎるためか、地球に降下してからは飛べなくなった。
ぶよガンキャノン
白豚ベースに配備されているモビルスーツ。パイロットはぶよカイ。
ぶよガンタンク
白豚ベースに配備されているモビルスーツ。パイロットはぶよハヤト。
ぶよミデア
でぶ連邦軍の輸送機。

でぶジオン

ぶよザク
でぶジオンの主力モビルスーツ。武器はマシンガンとヒートホーク。脂肪の固まり故か、燃えやすい。
ぶよシャア専用機:ぶよシャア専用のザク。機体色は赤。「3倍の速さ」に関する描写は一切ない。暑苦しく陰湿な攻撃を仕掛ける。
ぶよ旧ザク:ぶよガデムの機体。非常に簡素なデザインをしている。
ぶよムサイ
でぶジオンの戦艦。他の兵器(敵味方問わず)に比べ、比較的丸みを帯びた程度で済まされている。
ぶよガウ
でぶジオンの空母。
ぶよドップ
でぶジオンの戦闘機。パイロットの体重オーバーが原因で燃料切れを起こしやすく、簡単に墜落する。
ぶよグフ
ぶよランバ・ラルの搭乗機。酔っぱらいオヤジ同然の登場を果たした。弁当を紐で結びつけ(元ネタはいうまでもなくヒートロッド)、ぶよガンダムに投げつけた。

関連項目

  • 唐沢なをき
  • 犬ガンダム
  • ガンダムエース
  • メタボリックシンドローム

外部リンク