HOME > コミック > 正義の味方

正義の味方/聖千秋

共有

著者: 聖千秋
巻数: 7巻

聖千秋の新刊
正義の味方の新刊

最新刊『正義の味方 7


出版社: 集英社
シリーズ: クイーンズコミックス


twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)

alpaca_yasi RT @FW9KZ: @mollichane 『天下り斡旋とんでもない!』と野党から批判されてた前川も、『反安倍』の旗を上げたとたん手のひら返しで正義の味方扱いされる。野党のルールブックに書かれてるのは『親安倍=全否定』『反安倍=全肯定』っていうめちゃくちゃなもの。
rood_wood RT @Yamashita238: 日本語で創作物のヒーローを意味する「正義の味方」という言葉は 月光仮面で川内康範先生が考えた表現で、 つまりきょうは「正義の味方」という概念が誕生して60周年!! 「人間は正義そのものにはなれないが正義に味方することならできる」 という意…
monogsa RT @Yamashita238: 日本語で創作物のヒーローを意味する「正義の味方」という言葉は 月光仮面で川内康範先生が考えた表現で、 つまりきょうは「正義の味方」という概念が誕生して60周年!! 「人間は正義そのものにはなれないが正義に味方することならできる」 という意…
nigatudo RT @Yamashita238: 日本語で創作物のヒーローを意味する「正義の味方」という言葉は 月光仮面で川内康範先生が考えた表現で、 つまりきょうは「正義の味方」という概念が誕生して60周年!! 「人間は正義そのものにはなれないが正義に味方することならできる」 という意…
Jin_jincript RT @wineet_the_pooh: 人々を救う正義の味方であろうと生涯戦い続け、死後の魂までも世界に捧げ、その果てに「いつも台所にいるおじさん」になった男 https://t.co/dcu6opSLlJ

正義の味方の既刊

名前発売年月
正義の味方 1 2004-12
正義の味方 2 2005-09
正義の味方 3 2006-10
正義の味方 4 2007-06
正義の味方 5 2008-02
正義の味方 6 2008-07
正義の味方 7 2009-03

正義の味方』(せいぎのみかた)は、『コーラス』(集英社)において連載されていた聖千秋による日本の漫画作品、およびそれを原作としたテレビドラマ。2009年3月現在、単行本は7巻まで発行。

あらすじ

女子高生・中田容子の姉・中田槇子は、有名私立大学を首席卒業後、エリート街道まっしぐらの官僚。しかし、その正体は「一日一悪」をモットーとする悪魔の様な存在だが、彼女の悪事によって周囲に幸せをもたらしたり事件を解決したりしている事から、世間から「正義の味方」と呼ばれていた。 容子はそんな姉に虐められる日々を送るが、姉の結婚によりその生活が一変する。

槇子結婚編

漫画の第一話。槇子が狙っていた男性が自身の誘いを断った為、オカマ疑惑をなすりつけ報復。その代わりに槇子の部署に配属されたのが後に槇子の夫となる良川だった。槇子はあの手この手でせまり、トントン拍子で結婚にこぎつける。そして、その事を心から喜んだのは日頃から槇子に虐められていた妹・容子だった。

槇子新婚生活編

姉から解放された容子は解放された学校生活を送っていた。未だ姉の醜態は夫にはバレておらず仲睦まじい夫婦生活を送る良川夫妻。しかし、良川の出張や月の日を理由に何度も実家に帰る姉にうんざりしていた容子だったが、そんな中、校内でもカッコいいと評判の岡本と偶然知り合う。姉の恩恵(虐め)を受けながら岡本との距離を縮める容子だったが、岡本の彼女と噂される知佳に目を付けられる。

新婚旅行編

ひょんなこと(もらい物の桜の枝→無農薬野菜→舞台のチケット→超高級ブランドバッグ→沖縄スイート旅行)から新婚旅行が叶った良川夫妻。沖縄を満喫する良川とは裏腹に、槇子は食べ物にしか目がいかない。そんな中、良川は遂に妻・槇子の本性を見る。

修羅場編

容子の父・五郎が倒れ、あたふたする容子の前に旅行から帰った槇子が救いの手を差し伸べる。 当初、父の為に駆けつけたと思われた槇子だったが、実は夫とケンカ真っ最中で実家に帰ってきたことを知られる。妻の様々な悪事を垣間見て、人生の伴侶を間違えたのかと悩む良川だったが、事ある毎に悪事と思われていたことが結果その人のためになっていたことを知り、妻の人間の深さを知る(槇子に善意は全く無い)。良川が妻を見直し始めているとは露知らず、容子は二人の仲を取り戻す為に必死の努力を行なっていた。

妊娠編

槇子が妊娠していることが発覚。これにより二人の仲は元のラブラブに戻り、容子と岡本の仲も急接近。しかし、それと反比例するように知佳とのバトルは日々激化を辿った。

出産・受験編

無事、第一子・純を出産した槇子。それと共に容子の受験は真っ只中に。一度は受験から手を引こうかと考えた容子だったが、またもや姉の一括により再び勉強に打ち込み、1校だけ無事合格した。

容子大学編

無事大学に入学した容子はコンパなどキャンパスライフを満喫していた。しかし、その一方で姉夫婦の同居、友人の就職内定など人生を悩ませる出来事も続出。そんな中、恋人とも友人とも微妙な関係だった岡本が、幼馴染の知佳と仲良くしている所を見かけ落ち込む。しかし、かつて高校時代の優等生・高梨と再会。いつしか同じ時間を過ごすようになる(かつては犬猿の仲だった)。一方相変わらずの槇子は、純を育てつつ自慢の毒舌で周りの悩める母達を救っていく(当然善意はない)。

登場人物

中田容子(なかた ようこ)
本作の主人公。姉・槇子の悪事による最大の被害者で、いつも彼女に虐げられこき使われ、何かと不幸な目に遭っている女子高生(物語開始時)。だが、そんな姉のおかげで、明るく前向きで打たれ強い性格に育ち、想いを寄せる陸とも徐々に距離を縮めている。幼い頃、色白でぽっちゃりしていた事から、未だ槇子から「クマ子」と呼ばれている。神経質で緊張するとお腹をよく壊す。高校卒業後は大学に進学した。
良川槇子(よしかわ まきこ)
旧姓:中田。容子の姉。物語開始時、24歳。有名私立大学を首席卒業後、政務省に通うエリート官僚。「一日一悪」がモットーで人を虐める事が大好き。更に極めて欲深く腹黒、狡猾かつ自己中心的な、まるで悪魔の様な性格。しかし、悪運が強く、そんな悪事が何故か周囲に幸せをもたらしている(本人に善意は無い)事から「正義の味方」と呼ばれており、彼女の本性を知る者は少ない。後に、直紀と結婚して純を授かる。頭を下げるのは、孫正義(ドラマでは、ビル・ゲイツ)だけと言っている。
良川直紀(よしかわ なおき)
東京大学を卒業後、中央省庁に勤めるエリート官僚。美形で性格も良く仕事も出来るが、恋愛に奥手で経験も乏しい。今まで順風満帆な人生を送っていたが、槇子に見初められてから、大波乱が訪れる事となる。槇子と結婚した後も良き旦那ぶりを見せている。中田家と二世帯住宅を構え、容子の両親と同居を始める。妻の本性に気付き、一時は離婚危機に陥ったが和解。息子・純が幼稚園に入る頃には槇子の性格を知りつつ、円満な夫婦生活を営んでいる。
岡本陸(おかもと りく)
容子の同級生で、彼女にとって憧れの人でもある。学校一の美形で女子からの人気は高い。幼馴染の知佳と交際している。容子とは教科書の貸し借りで知り合う。その後、姉・槇子の悪事や趣味を聞いて面白がる反面、容子のことが気になり出す。
森山知佳(もりやま ちか)
陸の幼馴染で恋人。美人だが性格が悪い事から、男子にはモテる反面女子には嫌われている。独占欲が強く、陸と親しい容子を恋敵と見なし、殴った事もあったが、いつしか自分のことを真剣に考えてくれる容子に心を開き、半ば一方的な親友関係を築いている。
中田五郎(なかた ごろう)
容子と槇子の父親。マメで優しく、家族で外食する事もある。一度は体を壊すも、槇子のおかげで一流病院で治療を受け全快。その後も槇子の恩恵(容子いじめ)を受け役員に昇進。二世帯住宅を新築する。妻・春子には贈り物を送るなど夫婦円満。
ドラマでは、お人好しだが、会社での昇進もままならず、家でも妻・春子の尻に敷かれている。しかし、妻への愛情は誰よりも強いと自負し、娘達にも優しく接する。容子とこっそりコンビニでアイスクリームを買っては一緒に食べている。
中田春子(なかた はるこ)
容子と槇子の母親。優しくおおらかな性格。いつも槇子に虐められる容子を慰める。一度は更年期障害を患うものの、孫のため全快。血圧は高め。何だかんだで槇子に使われているが、本人は気付いていない。
ドラマでは、天然かつ前向きな性格だが、時たま爆弾発言をする事もある。出来が良い槇子を誇りに思い、いつも彼女に虐げられている容子の不満には「出来る姉を持った妹の愚痴」と思い込んでおり、ある意味鈍感。それでも彼女を明るく励ましている。
良川純(よしかわ じゅん)
直紀と槇子の第一子。その愛らしい容姿で周囲を虜にしているが、槇子の悪魔の様な性格を受け継いでいるかは未だ不明。
楠木健太(くすのき けんた)
容子の先輩で3日間だけ付き合っていたが、槇子の容子いじめにより一方的に別れを告げる。しかし、後に後輩を妊娠させたことにより退学。女たらしであった事が発覚した。
良川克夫(よしかわ かつお)
良川里美(よしかわ さとみ)
直紀の両親。2人とも槇子の本性を知っている為、彼女の事を快く思っていない。槇子に家の仕来たりを説こうとしたが、彼女の怒りを買う破目になる。以後、息子・直紀に槇子の本性を知らせようとするが、いつも返り討ちに遭って失敗ばかり。父の趣味である書はオークションで30万円の値が付くほど。
良川弘志(よしかわ ひろし)
直紀の弟。大学を3浪していたが、槇子により良川の父がカメラマンになる事を許した。父の書と共に機関紙の表紙を飾った。今までは、両親のことを快く思っていなかったが槇子が言い返してくれたことにより受験を目指す。
高梨(たかなし)
かつて、容子の高校時代の同級生だった少年。頭は良いが口が悪い為、容子とは犬猿の仲だったが、時には正論を吐き見知らぬ子供の相手をするなど優しい一面もある。現在は二橋大学に通い、時々容子の勉強を見てくれている。

テレビドラマ

2008年7月9日から9月10日まで、日本テレビ系列で毎週水曜22:00 - 22:54(JST)に放送。ドラマ化の権利を巡り複数のテレビ局が争奪戦を展開していたが、最終的に日本テレビが原作者側の承諾を得た。同年12月21日にはDVD-BOXが発売された。

キャスト

  • 中田家
    • 中田容子(16) - 志田未来(幼少時:紺野萌花)
    • 中田(良川)槇子(24) - 山田優(幼少時:吉田里琴、夏居瑠奈)
    • 中田五郎(52) - 佐野史郎
    • 中田春子(48) - 田中好子
  • 神奈川県立美し台高等学校
    • 岡本陸(16) - 本郷奏多
    • 島崎麻衣(16) - 志村玲那
    • 小松響子(16) - 中村静香
    • 森山知佳(16) - 西内まりや
    • 小森太一(ジャンボ)(16) - 入江甚儀
  • 政務省
    • 山下ミドリ - 滝沢沙織
    • 堀田亜梨沙 - 石井美絵子
    • 野上公一郎(課長) - 徳井優
  • 良川家
    • 良川直紀(28) - 向井理
    • 良川克夫 - 平泉成
    • 良川里美 - 山口いづみ
    • 良川弘志 - 田島亮(現、田島優成)
    • 胡桃沢美恵子 - 吉行和子
  • ゲスト
    • 野上仁美 ‐ ふせえり
    • 長州小力
    • 久本朋子
    • 阿部亮平
    • 小倉淳
    • 稲田事務次官 ‐ 山田スミ子

スタッフ

  • 原作:聖千秋
  • 脚本:旺季志ずか、関えり香、福間正浩
  • 音楽:小西康陽
  • サウンドデザイン:石井和之
  • 技術協力:NiTRo
  • 美術協力:日本テレビアート
  • プロデューサー:次屋尚(日本テレビ)、大久保智己(AVEC COMPANY)
  • 演出:中島悟(日本テレビ)、阿部雄一
  • 制作協力:AVEC COMPANY
  • 制作著作:日本テレビ

主題歌

  • 奥村初音「ホントはね」(avex trax)

受賞記録

サブタイトル

各話放送日サブタイトル脚本演出視聴率備考
1 |2008年
7月9日||強烈姉とトホホ妹の傑作痛快コメディー||rowspan="3"|旺季志ずか||rowspan="2"|中島悟||align=right|13.2%||15分拡大
2 |7月16日||姉が恋すりゃ地獄の日々||align=right|10.1%||rowspan=5
3 |7月23日||悪姉はキワモノがお好き||rowspan="2"|阿部雄一||align=right|8.7%
4 |7月30日||プロポーズ大作戦||関えり香||align=right|9.4%
5 |8月06日||結婚追い出し作戦||旺季志ずか||中島悟||align=right|11.6%
6 |8月13日||チキンハートな姉妹たち||福間正浩||阿部雄一||align=right|9.1%
7 |8月20日||渡る世間は鬼ばっかッ!||旺季志ずか||中島悟||align=right|7.8%||110分繰り下げ2008北京オリンピック女子ソフトボール決勝進出決定戦が延長になった為、23:50-24:44に放送。
8 |8月27日||喪服を着た悪魔||関えり香||阿部雄一||align=right|10.5%||10分繰り下げ
9 |9月3日||湯けむりスッポン姉妹||rowspan="2"|旺季志ずか||rowspan="2"|中島悟||align=right|10.0%||
FINAL |9月10日||悪に天罰! 鬼に金棒? ||align=right|12.2%||
colspan="7"|平均視聴率 10.3%(視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ)

脚注

関連項目

  • 水曜ドラマ
  • 神奈川県庁舎 - 政務省庁舎として日本大通側の正面と玄関ロビーが登場する。
  • せいぎのみかた-過去に月曜22時台にて同局系列で放送された、同名のテレビドラマ。

外部リンク