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此花亭奇譚/天乃咲哉

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著者: 天乃咲哉
巻数: 2巻

天乃咲哉の新刊
此花亭奇譚の新刊

最新刊『此花亭奇譚 2



twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)

tugudragon_sk RT @yuzutan_bot: Q.「此花亭奇譚(新装版)」上巻の描き下ろし漫画で、なんで子供の柚は雪に埋もれていたの? A. https://t.co/KQrcfmXgav
minayuta @fahan2865 百合姫S廃刊時に、花*花を含めて4つの作品が途中切りとなりました。そのうち3つはきちんととは言わないまでも単行本が出て完結したのですが、花*花だけはうやむやのまま続編が一切ありません。此花亭奇譚は...ちょっと古いことなので忘れてしまいましたが(続く)
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kensuke0622 実はまだ買った漫画を読めてない。此花亭奇譚二巻、イエスタデイをうたって、異国迷路のクロワーゼ。天乃先生のGOSICK、清原紘先生のAnotherも欲しいなー。桂正和先生のZETMANも……読みたい。#comic

此花亭奇譚の既刊

名前発売年月
此花亭奇譚 1 2010-01
此花亭奇譚 2 2010-08

此花亭奇譚』(このはなていきたん)は、天乃咲哉による日本の漫画作品。

概要

『コミック百合姫S』(一迅社)にて連載中。

もののけばかりが棲む町にある温泉宿「此花亭」で、仲居として働く狐っ娘たちの物語。

あらすじ

身寄りをなくし、八百比丘尼に拾われ育てられた狐っ娘・柚は、八百比丘尼の紹介で、高級旅館・此花亭の仲居となる。個性的な先輩仲居たちとともに此花亭で働く柚を中心に、狐っ娘たちのドタバタ生活と優しさにあふれた関係を描く作品。

登場人物

柚(ゆず)
本作の主人公。体毛はフォックスゴールド。頭頂部に、短い一束のアホ毛がある。瞳も金色。ややタレ目。小柄だが、胸は体格に比べてやや大きめ。人間なら12~13歳相当。
優しい性格で、努力家。更に良く言えばとても素直で純粋かつ前向きな性格、悪く言えば相当な天然ボケ。ただ八百比丘尼から色々な事を学んでいるため、博識な面もある。
幼くして身寄りをなくし、八百比丘尼に拾われ、以来お寺で二人で暮らしながら彼女に育てられた。自立できる年齢になり、八百比丘尼の友人である此花亭の女将に託され、此花亭の新人仲居として勤め始める。
皐(さつき)
此花亭の仲居。体毛は青みを帯びた濃いグレー。瞳も濃灰色。柚より頭半分ほど背が高い。胸は体格相応。
柚の教育係に任命される。負けず嫌いなところがあり、また責任感が強い。「ありがとう」と「できません」が言えないような性格。
家業の巫女を継ぎたがっていたが、姉の柊が巫女を継ぐことがすでに決まっていたため、姉の代わりに此花亭に奉公へ出される形となった。本人はそれをひどく不本意と思っており、此花亭で高い評価を受けた上で家へ戻って柊を見返し、巫女の座を奪うべく、自他ともに仕事に厳しい生活を続けている。此花亭の仲居の中では最も優秀、との評価を受けている。
柚に対しては、当初は「押し付けられた迷惑でドジな後輩」程度の対応だったが、次第に距離を縮めている。
桐(きり)
此花亭の仲居頭。体毛はフォックスゴールド。瞳も金色。ツリ目。身長は皐とほぼ同じ。胸は体格に比べてやや大きめ。スモーカーで、よくキセルをくわえている。酒も好きで、よく入浴しながら呑んでいる。
ひょうひょうとした掴めない性格だが、仲居頭として柚を始め他の仲居達の事を常に気遣って配慮している。また、仲居頭故に格式が高い此花亭でも、特に重要なVIP級の客が泊まる場合に必ず担当となる。
櫻と同室で、付き合っている。ただし、他の仲居たちには内緒の仲。
櫻(さくら)
此花亭の仲居。体毛は濃いグレー。瞳もグレー。柚よりも小柄で、仲居の中では最も小さい。胸のサイズは不明だが、体格からしてほとんどフラットと思われる。寡黙で物静か。
仲居としての仕事はきちんとこなしていると思われるが、子供っぽく色々な遊びをしている姿が良く描写されている。
蓮(れん)
此花亭の仲居。体毛はピンクゴールド。髪はカーリーヘア。リボンが好きで、頭頂部で蝶結びにしている。瞳はライムグリーン。身長は柚とほぼ同じ。胸は柚よりもさらに少し大きめ。
仲居の中では、一番のおしゃれ好き。他人がおしゃれに無頓着なのも許せず、特に皐や柚が外出する時には、髪形や衣装のコーディネイトに細かく口を出す。「優雅でいること」をモットーにしているが、おしゃれ関連のことになるとついつい口調が荒くなり、表情も険しくなってしまう。
表だって出すことはないが、少々腹黒い一面をのぞかせる事も。また、決して嫌っているわけではないが、素直で純粋すぎる柚の事はやや苦手としている。
子どもの頃に男の子にいじめられて以来男性が苦手で、仲居としても直接お客と接するよりも、配膳係を主な仕事にしている。
棗とは幼なじみで、淡い恋心を持ち続けている(片想い)。
棗(なつめ)
此花亭の仲居。体毛は濃いブラウン。仲居たちでは唯一のショートヘア。瞳もブラウン。身長は蓮より頭半分ほど大きい。胸はまったくなく、むしろ少年のようにも見えるスタイル。
外見・性格・言動ともにボーイッシュ。一人称も「ボク」。女将に怒られることも多いが、いざという時には頼りになる姿も見せる。
初対面の時から柚のことは気にいってる様子で、度々「ゆんたん」のあだなで呼ぶ。
蓮とは幼なじみ。さらに同室で、ある意味「腐れ縁」となっている。
女将(おかみ)
此花亭を仕切る女主人。仲居たちとは違い、狐そのものの顔貌をしている。眉間に、炎のような紋様がある。スモーカーで、キセルをくゆらしている姿が多い。
仕事には厳しいが、桐以下の仲居たちを信頼し、仕事を任せている。
八百比丘尼(やおびくに)
柚を拾い育てた人物。此花亭の女将とは古い知り合いで、そのつてで柚を此花亭に託す。
柊(ひいらぎ)
皐の姉。家業を継いで巫女になるつもりはなく、自分は奉公に出て巫女は皐に譲ろうとしていたが、周囲が勝手に後継ぎと決めてしまった。

舞台

此花亭(このはなてい)
物の怪だけが住むという、夢と現の間の街にある高級温泉宿。女将以下、仲居も全員が狐の物の怪。
4階建。街では神社に次ぐ高台に建ち、最上階からは街並みが一望できる。
格式が非常に高く、一見さんはお断り。常連客、招待客、あるいは「手形」を持つ客のみが宿泊できる。

書誌情報

  • 天乃咲哉『此花亭奇譚』一迅社〈IDコミックス 百合姫コミックス〉、既刊2巻(2010年9月5日現在)
  1. 2010年2月1日発行(2010年1月18日発売)、ISBN 978-4-7580-7071-3
  2. 2010年9月1日発行(2010年8月18日発売)、ISBN 978-4-7580-7106-2

脚注

外部リンク