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殺し屋麺吉/富沢順

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著者: 富沢順
巻数: 6巻

富沢順の新刊
殺し屋麺吉の新刊

最新刊『殺し屋麺吉 6


出版社: 新潮社
シリーズ: バンチコミックス


殺し屋麺吉の既刊

名前発売年月
殺し屋麺吉 1 2004-09
殺し屋麺吉 2 2005-03
殺し屋麺吉 3 2005-08
殺し屋麺吉 4 2006-01
殺し屋麺吉 5 2006-05
殺し屋麺吉 6 2006-08

殺し屋麺吉』(ころしやめんきち)は、富沢順による日本の漫画作品。『週刊コミックバンチ』(新潮社)にて、2004年14号から2006年39号までシリーズ連載。2010年36・37合併号にエピローグが掲載された。単行本は全6巻。

過去の富沢作品と同様、時事ネタが多く取り上げられており、主人公の麺吉が使う数々の技もコミカルなものが多い。

登場人物

麺屋 吉右衛門(めんや きちえもん)
普段は屋台のラーメン屋を営んでいる。本名は不詳。屋号を通り名にしている。略して「麺吉」。人当たりも愛想も良く、ラーメン職人として一流の腕を持つ。心身の奥底まで染み入るような絶品のラーメンは、頑なな心根を解き解し、思わず本音を語らせてしまう。
しかし、その裏で一流の殺し屋の顔を持つ。国家公認の殺しのライセンスを持ち、法で裁けない悪人に死の制裁を与える仕置人。かつて実父を殺した初代の麺吉に、その技の数々を教え込まれ2代目の「麺吉」を継いだ。
復讐の依頼を請け負う殺し屋「天誅ラーメン」の噂は都市伝説として流布しており、麺吉に尋ねてくる者もたびたびいるが飄々と惚けている。単なる恨み辛みでは裏の仕事は請け負わない。また、依頼人にも麺吉が天誅ラーメンの仕置人だと明かすことはない。殺しの際はラーメンや屋台に関わるものを使い相手にダメージを与える。最期は岡持ちに頭を突っ込ませ、蓋を一気にスライドさせて首を切断する。その際の麺吉の表情はとても空虚で哀しげに見える。全てを人知れず行い、また日常に戻っていく。
王 鈴玲(おう りんれい)
上海の大企業である九龍コンツェルンの次期後継者。現代風にアレンジされたチャイナドレスが良く似合う美女。表裏問わず多くの人脈や情報網を持ち、あらゆる手段を使って麺吉のために情報収集をして提供している。先々代の総帥が初代の麺吉から受けた多大な恩を受けた。その遺志を継ぎ、麺吉のサポートやバックアップをしている。鈴玲が長期にわたり日本に滞在しているのもそのため。しかし、それはあくまで香港に連れ戻されないための口実のひとつに過ぎない。一人の女性として麺吉に想いを寄せている。