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流星機ガクセイバー/厦門潤

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著者: 厦門潤
巻数: 2巻

厦門潤の新刊
流星機ガクセイバーの新刊

最新刊『流星機ガクセイバー 2


出版社: 竹書房
シリーズ: バンブーコミックス


流星機ガクセイバーの既刊

名前発売年月
流星機ガクセイバー 1 1993-05
流星機ガクセイバー 2 1994-08

流星機ガクセイバー』(りゅうせいきガクセイバー)は、ラジオドラマ、漫画、小説、OVA(ロボットアニメ)でメディアミックス展開された作品。

それぞれのメディアにより作品の細部が少しずつ異なる。

基本ストーリー

性悪教師・羽柴の陰謀により、特殊金属で構成された巨大ロボ「ガクセイバー」のパイロットにされてしまった8人の高校生。単位を条件に、ワーキュリーら侵略者相手に戦っていくことに…。

登場ロボット

ガクセイバー

|+ 機体諸元

ガクセイバー
型式番号 | ?
開発 | ?
製造 | ?
生産形態 | スーパーロボット
頭頂高 | 62m
基本総重量 | 892t/g
装甲材質 | ?
動力源 | ?
主な搭乗者 |

  • 吉村学など

武装(OVA版) |

  • セイバー・サーベル
  • セイバー・ボウ
  • セイバー・リボン
  • アタック・ビーム
  • ビーム・パンチ
  • セイバー・トマホーク
  • セイバー・スマッシュ
  • オーロラ・シュート
  • グラビトン・ストーム

身長62M 体重892T 馬力1000万馬力

正式名は「流星機ガクセイバー」。由来は「流れ星として落ちてきたユニットに、学生ばーっかりが乗り込んだ」為。CDドラマ及び小説では高明の失言から、漫画版では羽柴の独断により命名された。漫画ではバリア機能がついているがOVA版では自己修復機能になっている。操縦方法は脳波コントロール方式で思考にダイレクトで反応して動かせる、武器も思考で考えて武装が使用可能になる。 OVA版ではカラーが赤。漫画・小説版ではカラーリングは青になっている。カラーリングが違う理由は、OVA版は他と違い宇宙へ出る為に背景が黒でも目立つ為の配慮だったが、元々が青を基調としてデザインされた為アンバランスだった感は否めない。

ニーナロボ
OVA版のみ登場する機体。新菜のユニットが変形して彼女専用の機体になった。ニーナロボと合体する事で空中戦と武装が使用可能になる。

漫画

『流星機ガクセイバー』(厦門潤、コミックガンマに連載、竹書房バンブーコミックス)全2巻(未完)。

小説

『流星機ガクセイバー』(千葉克彦、角川スニーカー文庫)

ラジオドラマ

TBSラジオ「林原めぐみのTokyo Boogie Night」中のコーナー「熱血電波倶楽部」にて放送された。後に「覚醒編」「修学旅行編」としてCD化された。

  • 主題歌
    • OP「流星機ガクセイバー」(作詞:Toshi 作曲・編曲:渡辺宙明 歌:林原めぐみ)
    • ED「Try and Try!」(作詞:Toshi 作曲・編曲:渡辺宙明 歌:玉川紗己子、折笠愛)
  • 挿入歌
    • 「アイドルがライバル」(作詞・歌:松井菜桜子 作曲・編曲:渡辺宙明)
    • 「16の夏」(作詞:木本慶子 作曲・編曲:渡辺宙明 歌:佐々木望)
    • 「Down Town Lullaby」(作曲・編曲:渡辺宙明 歌:三松亜美(スキャット))
    • 「と・き・め・き STEP」(作詞:木本慶子 作曲・編曲:渡辺宙明 歌:水谷優子)
    • 「星のエール」(作詞:Toshi 作曲・編曲:渡辺宙明 歌:水谷優子)

放送リスト

  1. 流星機ガクセイバー 覚醒編〈1〉 すべての始まりの日(1992年4月11日放送)
  2. 流星機ガクセイバー 覚醒編〈2〉 銀河連邦の挑戦(1992年4月18日放送)
  3. 流星機ガクセイバー 覚醒編〈3〉 なりゆきまかせの出撃(1992年5月2日放送)
  4. 流星機ガクセイバー 覚醒編〈4〉 戦いの幕は開き…(1992年5月9日放送)
  5. 流星機ガクセイバー 修学旅行編〈5〉 修学旅行へGO GO GO! (1992年5月16日放送)
  6. 流星機ガクセイバー 修学旅行編〈6〉 北へ北へ迷い道 (1992年6月13日放送)
  7. 流星機ガクセイバー 修学旅行編〈7〉 シンポジオン (1992年7月11日放送)
  8. 流星機ガクセイバー 修学旅行編〈8〉 夜を徹して (1992年8月15日放送)

OVA

  • 流星機ガクセイバー
    1. (1993年8月21日発売)第1話「新学期」第2話「課外授業」
    2. (1993年11月26日発売)第3話「修学旅行」第4話「期末テスト」
    3. (1994年3月24日発売)第5話「追試」第6話「留年」

スタッフ

  • 製作:重松英俊、高橋豊
  • 企画:G.Project、沢登昌樹
  • 原作:G.Project
  • ストーリー原案:千葉克彦
  • キャラクター原案:廣門潤
  • メカニック原案:やまだたかひろ
  • 音楽:手塚理
  • 作画・キャラクター・メカニック設定:戸部敦夫
  • 美術:木下和宏
  • カラーコーディネイト:甲斐けいこ
  • 撮影:鳥越一志、杉山幸夫
  • 編集:辺見俊夫、船見康恵(ジェイフィルム)
  • 音響:渡辺 淳
  • 効果:神保大介(スワラプロ)
  • プロデューサー:古沢譲二、石川光久
  • 監督:貞光伸也
  • 制作:I.Gタツノコ
  • 製作・著作:スターチャイルドレコード、ムービック

主題歌

  • OP「紅の流星機」(作詞:Toshi 作曲・編曲:渡辺宙明 歌:影山ヒロノブ)
本主題歌は2010年開催の「スーパーロボット魂2010」にて影山によって唄われ、歌い出しの際には「懐かしすぎて死にそう」と言っていた。
  • ED「夜空の星がみている」(作詞:白峰美津子 作曲・編曲:渡辺宙明 歌:林原めぐみ、水谷優子、玉川紗己子、折笠愛)
OPとEDは2009年にスターチャイルドから発売された『ロボットアニメ大鑑 上巻』にて、ボーナストラックとして収録されている。
  • 挿入歌
    • 「宇宙に夢を!」(作詞・作曲・歌:影山ヒロノブ 編曲:須藤賢一)
    • 「恋なのに」(作詞:白峰美津子 作曲・編曲:渡辺宙明 歌:林原めぐみ、水谷優子、玉川紗己子、折笠愛、三松亜美(スキャット))

キャスト

吉村学(よしむら まなぶ):松本保典
本編の主人公。国際アカデミア学園3年生で生徒会長。高明以外のメンバーからは会長と呼ばれる事が多い。
性格として少し後ろ向きな上、割と怒りっぽい所もあるが、冷静に状況を客観視出来る人間、しかし場合によっては無茶も辞さない勇猛果敢なリーダー振りでガクセイバーチームの信頼も厚い。学本人は宇宙飛行士を志望したいのだが、父は実家の和菓子屋を継がせたがっているのでまだその事は言い出せないでいる。ガクセイバーのメインパイロットを務める。
OVAの設定では幼少の頃に会った少女は里美であり、それが彼の初恋でもある(そのとき名前を聞かなかったので暫く気がつかなかった)
漫画では別人と判明。マスコミがこのエピソードを伝え、それを知った当人から手紙と当時と現在の写真が送られてくる。
小説では不明のまま。
杉山高明(すぎやま たかあき):塩屋浩三
アカデミア3年生。ケンから関取と呼ばれる。
学の幼馴染で所属部活動は相撲部なのだが、かなり弱小と彼本人も認めており、学に予算増強をいつも頼んでいるが、無論高明本人も部活や自主トレーニングなど個人としての努力は惜しんでいない。学の事を親友と彼は認めている。実はアイドルオタク。おだやかな性格でしばしば仲裁役になるが、怒りだすと迫力がある。
ワーキュリーが初めて飛来した際、自分達が出現したロボットに乗り込んで戦わされる羽目になるかもしれないと聞き、彼が発した「俺達学生ばーっかりなんですよ!!」の一言から機体名が決定してしまった。
父はタクシー運転手。
藤井由美(ふじい ゆみ):折笠愛
アカデミア学園3年生。
所属は生徒会役員の会計兼書記。部活動は弓道部所属。佐々木健吾とは幼馴染の間柄で彼を健ちゃんと呼ぶ。普段はお淑やかで若干天然だが、怒らすと佐々木が脅えるほどの怒りを見せたりもする。趣味は占いで漫画版では色々な占いをしていた。漫画版では生徒会役員以上に学を心配する描写もあった。
父は市職員。
スーザン・ウォーカー:玉川紗己子
アカデミア学園2年生。ジョージからスージィと呼ばれる。
所属部活動はテニス部。かなり勝気の少女。
両親共にB.B.Pの職員。
ジョージ・細井(じょーじ ほそい):子安武人
アカデミア学園2年生。
所属部活動はサッカー部。顔はかなり整っていて本人も自慢しているが、性格は三枚目。スーザンとは幼馴染みでいつも付き纏っているがスーザン本人からは嫌がられている。イギリス人と日本人のハーフ。
両親共にB.B.Pの職員。
昭島里美(あきしま さとみ):林原めぐみ
アカデミア学園1年生。所属部活動は新体操部。新体操の腕は将来が有望視されるほどで『アカデミアの白い妖精』の異名がつく(ただし彼女の性格を知る人間の間では、妖精は妖精でも「火」の妖精だと言われている)。かなりラフな性格ながら良家のお嬢様でもありアカデミア学園では1.2を争うほどの人気だが本人は気楽に話し掛ける佐々木のような友人をありがたく思っている。OVAで学が子供の頃会ったのは彼女である。漫画ではB.Bが落ちてきた後に市に引っ越して来た為別人と判明。
父は病院経営者。
安藤新菜(あんどう にいな):水谷優子
アカデミア学園1年生。キングディスク所属のアイドルで愛称ニーナ。学生アイドルでありアカデミア学園で男性人気は里美と争える程で決して悪い人間ではないのだが、計算高くアイドルにありがちな我侭さやタカビーな所を見せる時もあるので女性人気は凄く悪い。新菜本人の好みは学で席が一緒になったらすぐモーションもかける。山田博士の分析によると、当初皆が彼女を無意識のうちに「仲間」として認めなかった為、彼女のユニットは合体しなかったらしい。
漫画版では彼女の「歌」が重要なキーと化し、16ユニット合体へと繋がる。
佐々木健吾(ささき けんご):佐々木望
アカデミア学園1年生。通称ケン。
所属部活動は野球部のピッチャー。本来はもっと野球の強い学校に進学する事も出来たのだが幼馴染みの由美がアカデミア学園にいるのでそこに進学した。佐々木自体は背伸びしたい年頃で里美や由美に弟分として扱われるのは少し不満がある。そして姉のような由美に対しては秘めた感情を持っている。由美の事を由美ねえと呼んでいる。
父は電気工事の関係者。息子以上の短気な性格。
羽柴当吉(はしば とうきち):堀内賢雄
アカデミア学園教師。同時にB.B.P『ブラックボックスプロジェクト』の言語と原子工学研究者分野の科学者でもある。単位を餌に学達を戦わせる悪い大人だが、行動自体三枚目で憎めない人間である。ワーキュリーをかつての敵だと全く気付かず、自分の部屋(アカデミア学園の一室)に住まわせていた。
出現したロボットに「流星機ガクセイバー」と命名した張本人であり、ある意味ガクセイバーの生みの親。
桐生琴音(きりゅう ことね):伊倉一恵
B.B.Pリーダー。羽柴の天敵になる。モデルは漫画版に登場した「山田ヘレナ」博士。
山田ヘレナ(やまだ へれな)
漫画に登場するキャラ。自分の無力さを実感した後、羽柴の行動力に惹かれ彼を心酔する事になる。
ワーキュリー:小杉十郎太
プロキシマ随一の戦士で戦闘ロボットガルレオンを駆る。人格的に立派な戦士ではあるが彼もまた三枚目な所がある。双子の姉マルキューレがいるがそりが合わない。
ガクセイバーに敗れた後、一人地球に残りガクセイバーの戦いを見つめ続ける。
小説では学の家の弟子に、漫画では羽柴の元で厄介になっている。OVAでは最終話で学達と合流し全ての真相を知る事になる。
メディア事に役回りは少し違うが、学達に協力してくれる。
ディオーラ:松井菜桜子
ワーキュリーの部下でオペレートなど一通りこなせる美女。ワーキュリーを心底慕っていて、何かと理由をつけては地球へやってくる。
マルキューレ
ワーキュリーの姉で漫画版のみ登場。弟とは異なり権謀や搦め手などを使う。
佐藤(さとう):岩永哲哉
羽柴の後輩その1。後述の鈴木に比べるとノリの良い人物。
OVAではホモの気がある。
鈴木(すずき):高木渉
羽柴の後輩その2。常識人だが羽柴の無軌道振りに振り回される。どうやら妻帯者。
少年A(しょうねんえー):藤田淑子
OVAで登場する少年。実は…

ガクセイバーで使用されている用語

B.B.P(ブラックボックスプロジェクト)
本編開始の10年前に富士山近くに落下した隕石の内部に異文明のオーパーツが発見され国連や日本政府が、その隕石の調査の為富士五湖研究都市を設立、そのオーパーツを調査するプロジェクトである。オーパーツは近くにいる人物の感情に反応するといわれ、作中ではガクセイバーやニーナロボとなる。この隕石が落ちた時に主人公の吉村学と昭島里美は出会っている。
超神族(ちょうしんぞく)
OVA版にのみ登場する設定。全宇宙に様々な文明やオーパーツを残したとされる存在。OVA版では彼ら超神族がガクセイバーの素体を地球に落下させた為、調査の為にワーキュリー等宇宙人が訪れた。彼ら超神族の秘密は最終話であきらかとなる。
銀河連邦法(ぎんがれんぽうほう)
ワーキュリー等宇宙人が基本的に遵守している法律の一種。
国際アカデミア学園(こくさい-がくえん)
主人公達8人が通い、羽柴が教鞭を取る学園。謎の隕石を解析する為集まってきた科学者達の子弟の為に開校されたが、関係者以外も受け入れている。開校するにあたり、「アカデミックな名前を」と募集したところ、そのままの名前がついてしまった。授業内容は単位制で、学年に関係なく申請した授業を授業数とテスト、それでも駄目ならレポートで取っていくが、テストはワンパターン、授業も最低限出れば単位は貰えるので、授業の人気により出欠の差がある。
羽柴の授業は単位が取り易い為、申請する人数は多いが実際に出席する人数は極端に少ない(彼の授業に出るのは真面目な人間か、単位が危ない人間位と言われる程)。主人公達は幸か不幸かそんな羽柴の授業に出てしまった為、一連の事件に巻き込まれる事になる。
単位制の為一応クラス分けはされているが形式的なものであり、ホームルーム以外はクラス単位で集まる事は殆どない。
修学旅行は全学年が参加可能。国内数箇所が選定され、生徒及び引率教師までもが自由に選べる。