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無頼男/梅澤春人

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著者: 梅澤春人
巻数: 9巻

梅澤春人の新刊
無頼男の新刊

最新刊『無頼男 9


出版社: 集英社
シリーズ: ジャンプコミックス


無頼男の既刊

名前発売年月
無頼男 1 2000-05
無頼男 2 2000-08
無頼男 3 2000-10
無頼男 4 2000-12
無頼男 5 2001-02
無頼男 6 2001-05
無頼男 7 2001-07
無頼男 8 2001-10
無頼男 9 2001-12

無頼男-ブレーメン-』(ブレーメン)は、「週刊少年ジャンプ」で、2000年2号から2001年41号まで連載されていた、梅澤春人の漫画作品。全9巻。

あらすじ

ある日、火野麗児の働く、牛丼屋に春日露魅王がやってきて……。

登場人物

ブレーメン

主人公達のバンド。バンド名を決めようとして揉み合い折り重なっていた露魅王、麗児、喨を見た嵐が「ブレーメンの音楽隊みたいだ」と言ったことから命名。デビューアルバムは発売から3ヶ月で全世界2億8300万枚を売り上げた。

春日露魅王(かすが ロミオ)
ヴォーカル担当。イメージは犬(野良犬)。
高校生ほどの年齢だが素性は全く不明で記憶がなく、名前も姓名判断の中から気に入ったものを選んでつけた。
麗児がバイトしている牛丼屋で、牛丼一気呑みでお代チャラという難題をさらりとやってのけ、そのものすごいキャラクターを麗児に印象付けた。後に麗児と意気投合し、彼の誘いを受けて共にバンド活動をすることになる。
彼の過去はロックバンド、エボルーション・クライシスのヴォーカリスト、シドニー・ロックスであり、そしてその正体こそがブレインネイションによってクローンとして復活させられた「キリスト」であった。
バンド仲間で恋人のレナ・ブルージーをケイオスに殺され、自らもケイオスの洗脳によって記憶を失っていた。
火野麗児(ひの レイジ)
ギター担当。イメージは鶏。
牛丼屋でバイトしていたところ、露魅王と出会い、バンドを組むことになる。真っ赤で派手なモヒカンが目立つが、電車でおばあちゃんに席を譲るなど優しい性格。その分融通がきかない所があり、破天荒な露魅王とはしょっちゅう喧嘩している。
藤井嵐(ふじい ラン)
ベース担当。イメージは驢馬。
元はSulfuric Asidのメンバーで、その当時は左手に黒の蝶のタトゥーを入れていた。自身のベースの腕前を悪行に利用されることを嫌い脱退。その後のトラブルで、腕に硫酸を浴びるが、手術によって完治した。メンバー内の兄貴的存在。
葉山喨(はやま リョウ)
ドラム担当。イメージは猫。
コギャルのような風貌をしているが、実は男で、大企業・葉山コーポレーションの御曹司。「男でもない女でもない心を持っている」と言っていることから、恐らく性同一性障害を抱えている様子(普段の服装や、男の格好をした際に嘔吐していた点から見て、女の心の方が大半を占めていると思われる)。そのことから「オカマ」と言われるとぶち切れてしまう(この時彼は鉄製の柵を易々と破壊していた)。 因みにニューハーフやゲイはいいらしい。その後は自分のことに全く無理解な父親と決別するべく対峙し、女性として生きる決意を固めた。
露魅王のことが大好き。ちなみにバイト先はSMクラブである。

ブレーメンメンバーの関係者

華田流李
元グラビアアイドル。
トラブルを起こし所属事務所から逃げていた所を露魅王たちに助けられた。顔は整形していたが、トラブルの解決後は逆整形した(元の顔はアイドル時代より多少地味だが美人であり、巨乳は自前)。その後アイドル活動から引退し、ブレーメンのマネージャーとなるが、一生懸命さが空回りして新たなトラブルを呼んでしまうこともある。
魔罹
喨が働いているSMクラブのオーナー。ブレーメンのために色々とお世話をしてくれている。
岩石
名プロデューサー。顔が、井上陽水に似ている。ブレインネーションの元メンバー。
レナ・ブルージー
エボ・クラのメンバーで、シドニー・ロックス(後の露魅王)の元恋人、シドニーとの子どもを妊娠したが、ケイオスに子ども共々殺害された。

敵キャラクター

ケイオス
ブレインネーションの元メンバー。
キリストをこの世に復活させる事を野望としていたため、当局に危険人物として収監されていた。
復活させたキリストに世界中の言語・文化・風習をプログラムし、聴いた者を深い絶望へと誘うディスペアリングロックを歌わせ、世界を破滅に導こうと企んでいる。
頭部穿孔術(額部分の皮膚・頭蓋骨・髄膜等をくり抜いて穴を開け、脳の一部を露出させる)を受け、穴の部分はクリスタルでフタをしているという狂気的な外見をしている。
密月(ミツヅキ)
嵐がかつて所属していたバンド、Sulfuric Asidのボーカル。プラチナブロンドに髪を染め、ブルーのカラーコンタクトを装用している。髪型と上半身の衣装はHOT LIMITのプロモーションビデオの時のT.M.Revolutionを彷彿とさせる。舌にSulfuric Asid時代の嵐と同じ黒い蝶のタトゥーを入れている。硫酸を意味するSulfuric Asidをバンド名としたのは途中でバンドを抜けた時には、蝶のタトゥーが消えるまで硫酸をかけるという誓いを込めてのものであった。残忍かつ卑劣な性格で、嵐がSulfuric Asidを脱退した後に結成した新バンドのボーカルのサトシの顔に硫酸を浴びせたり、嵐を呼び出すためにリョウを人質に取ったり、露魅王との決闘の際にはバタフライナイフを抜いて戦ったりした。最後は露魅王との決闘に敗れ、自らが作った硫酸のプールに突き落とされそうになるも嵐に助けられて転落は免れる。その後、嵐への嫉妬心を独り吐露し、二度と戻れない過去と決別するために自らの舌に硫酸を浴びせ、舌に刻まれた蝶のタトゥーを消し去った。

lt:Bremen (manga)