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狂想のシミュラクラ/吉村英明

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著者: 吉村英明
巻数: 全4巻

吉村英明の新刊
狂想のシミュラクラの新刊

最新刊『狂想のシミュラクラ 4



twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)

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狂想のシミュラクラの既刊

名前発売年月
狂想のシミュラクラ 1 2010-04
狂想のシミュラクラ 2 2010-09
狂想のシミュラクラ 3 2011-02
狂想のシミュラクラ 4 2011-08

狂想のシミュラクラ』(きょうそうのシミュラクラ)は、吉村英明による日本の漫画作品。スクウェア・エニックスのウェブコミック配信サイト『ガンガンONLINE』で2009年11月26日更新分から連載中。

あらすじ

登場人物

栗倉綾女
漢助の義妹で物語のキーマン。黒髪ショートヘアの少女。詳細は不明だが冒頭にて、6年前、天伽村にてある何かが起こった満月の晩に、誰か助けを求めるまでの間、ふすまに隠れているよう漢助に言われたが、後に彼女が首を切り落とされ死亡していた夢から漢助が醒める所から物語が始まる。(しかし殺害されずとも、元々持病で長くは持たなかった命とも言われていた。)漢助と始めて出会った時には、明かされていない何かしらの理由で手に負えなくなり、他の誰もが父と母がしたように自分を見捨てると思い込んでいたが、明るく思いやってくれた漢助に対して厚い信頼と好意を生前抱いていた。現在は、最愛の妹を失って狂人となった実兄の「もう一度妹に会いたい」という願いのため、遺体を部位ごとに分けられ、彼女の記憶と経験を与えられた"奇械"と呼ばれる複数の呪い人形に埋め込まれて、それぞれに意思を持ち存在し続けている。彼女らは実兄の「我が妹は何よりも美しく、何よりも誇り高く、何よりも強く」という兄妹愛を通り越した理想のために、満月の晩には彼女らに“決闘”と呼ばれる殺し合いをする事になる。全ての綾女の身体を集めて一人生き残った奇械を"人間"にし、"妹"にし、愛する者を選ぶための決闘だが、彼女ら自身は決闘やその褒賞を望まなくても、このルールにはほぼ強制的に従うように作られており、その精神的束縛からは逃れる事はできない。
栗倉漢助
物語の主人公。6年前から行方不明の義兄の行方を捜していたが、九尾木と言う者が作った人形が兄の製作した人形に酷似しており、手がかりを求めるために九尾木人形館に足を運んだ事で、自分を兄と呼ぶ少女たちの殺し合いに巻き込まれていく。6年前の奇怪な満月の晩に助けを呼ぶためとはいえ、一人綾女を置いていき殺害された事を今も悔やんでいる。以前は天真爛漫な性格だったが、今はあまり笑顔を見せなくなっており、すぐ人に頼って生きていた幼き過去の自分を「臆病者」と呼んでいる。実は三十三代目歌右衛門。
首切り丸
漢助が2人目に出会った、栗倉綾女の意思を持つ"4番目の奇械"で、銘は"首切り丸"。ストレートの長髪に和服姿で、性格は理性的だが、漢助相手にはやや甘えん坊になる時がある。武器はリボルバー銃で、個体としての戦闘能力はあまり高くないが、栗倉綾女の脳を与えられており、"能力"として下僕となる人形を作り操る"知識"を持っている。そのため、決闘では自身が直接戦うよりも、アテルイを前衛に置いて戦う。かつて決闘により命を落とした他の奇械に対して、涙一つ見せず、只の「モノ」と呼んだ事で、実兄に失望。また漢助が好きだった綾女の記憶をより強く受け継いでいるため、他の妹達が漢助に対してネガティブな気持ちを向ける事も多い中で、唯一、最初から実兄より漢助への愛情や信頼の方が上回っている。実社会的には九尾木里奈と名乗っている。
アテルイ
首切り丸自身が作った小間使い兼戦闘要員のための奇械。普段はメイド服を模した和服姿をした女性のようだが、戦闘時には学帽を被った男性的な戦闘用ロボットのような姿に換装される。不完全な奇械なので、戦闘力を発揮するためには人の生き血が必要だが、漢助を身体ごと取り込んだ所、相性の良さもあり茨木に対し圧倒的な力を見せる。武器は日本刀。明るい短めの髪をポニーテールにしており、性格はほのぼのとしているが、時々漢助に意味深な事を告げるなど謎も多い。
茨木
漢助が初めて出会った"11番目の奇械"で、銘は"茨木 十兵衛"。栗倉綾女の"爪"を与えられており、能力は爪で傷つけた相手を麻痺させる"毒。ただし、爪が他の奴らに気持ちが悪いと言われていた事にコンプレックスを感じていたようで、経緯の知らない漢助にもそんな手をした人殺しの化け物呼ばわりされた事で、久方の再会で嬉々とした雰囲気から一気に殺意に変わった。服装は洋服姿だが、首切り丸と同じくストレートの長髪で、ピクチャーハットを被っている。好戦的な性格で、自らの事を"俺"と呼ぶ。個体としての戦闘能力は高めで、メイド型アテルイを圧倒。アテルイが戦闘型に換装してもなお凌駕していた。他の奇械と同じく、生前の自分が殺害された時に、漢助に見捨てられたと思ってはいるが、出会った時の嬉しそうな態度や、決闘の際に漢助の姿が無い事に残念そうな表情を見せ、死に行く時は泣きながら漢助への未練を口にするなど、好意自体は失ってはいなかった様子。
細雪
"7番目の奇械"で、銘は"細雪"。栗倉綾女の"血"を与えられており、"血刀"と呼ばれる血液で出来た刀を幾本も出して攻撃できる。戦闘能力は高めだが、基本的に温和な性格で、本来決闘対象でもあるヴェクサシオンが生きていた事にホッとして、DETHE子を殺した事に不快を示した。また真面目で面倒見が良く、ヴェクサシオンがお菓子を食べてる時には汚れた口を拭いてあげて、行儀よく食べるように注意していた。首切り丸とは違い、未だ実兄に忠誠を誓ってはいるが、現在は漢助たちと行動を共にしている。短めの黒髪を2つ束ねて、Tシャツにデニムのパンツと、こざっぱりとラフな軽装をしている。またスレンダー体型のため、元は同じ栗倉綾女なのに首切り丸と比較して自分のバストのサイズが貧しい事を少し気にしている。
ヴェクサシオン
漢助と首切り丸を襲った奇械、銘は"ヴェクサシオン"。栗倉綾女の右目を与えられており、右目を見た人間を操る能力を持つ、しかし、奇械には自分の能力は効かないため、奇械の中では弱い方に分類される。幼い少女の姿をしており、性格も相応に幼く人懐っこく、漢助の事もお兄ちゃんと呼ぶ。いつもお菓子を好んで食べている。よく細雪の教育的指導をうざがってはいるが、プールでは細雪の水着を剥いで嬉々として悪戯をするなど満更でもない仲。
DETHE子
ヴェクサシオンを襲った"13番目の奇械"、銘は"DETHE子"。性格は陰気で、少し精神的に壊れており、極度のネガティブンシンキングな奇械。自分がヴェクサシオン共々最弱である事を認識しており、決闘しても死ぬだけであることに悩んでいた。栗倉綾女の耳を与えられており、能力は“超聴力”。相手が嘘をついているかの判別や、近くの他の奇械の存在を心音で察知する事ができる。武器は短刀。笑い方は「ヒヒヒ」。長い髪をツインテールに纏めている。最後には本当は奇械として生まれてきたくなかった事を訴えた。
酷死病
自分の髪を自在に変化させて操る荒髪と呼ばれる能力を持つ。戦闘能力も高く、好戦的で、人質を取るなど狡猾さもある。
自己中心的な歪んだ正義を押し付ける性格で、善や悪という言葉を常に振りかざす代わりに、ほとんどが自分の都合に合うか合わないかという破綻した論理だけで善悪を決め付けている。
かつて首切り丸が姉と慕っていた別の奇械を決闘によって葬っており、首切り丸からは嫌われている。
頭は金髪の長い髪に黒いカチューシャで、服装は普段は着物のような姿をしているが、戦闘となると脱ぎ捨ててSM嬢のようなボンテージ服を身に着けている。
斬り斬り舞
栗倉邸に訪れた漢助たちと交戦した酷死病を救出しに来た栗倉綾女の"右腕"を持つ奇械。能力は"怪力"。この腕に持てない物はなく、この腕で動かせない物はないらしい。
蝶型のリボンで長髪を束ねたポニーテール、チャイナドレスを着ており、右腕には片刃の厚手の大刀を武器に持っている。非常に明るく、ノリの軽い性格をしている。
栗倉歌右衛門
漢助のご先祖で初代歌右衛門。無類の女好き。
黒井
漢助のクラスメート。ショートの黒髪眼鏡の少女。誰とでも仲良くなれる社交的な性格で、漢助にとって居心地のいい相手ではあるが、恋愛対象というよりも、親友であり良き相談相手。自称ヒロイン。

単行本

  1. 2010年4月22日 ISBN 978-4-7575-2846-8
  2. 2010年9月22日 ISBN 978-4-7575-2995-3

外部リンク