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究極超人あ〜る/ゆうきまさみ

共有

著者: ゆうきまさみ
巻数: 4巻

ゆうきまさみの新刊
究極超人あ〜るの新刊

最新刊『究極超人あ〜る 4


出版社: 小学館
シリーズ: 少年サンデーコミックス


twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)

Kemo_and_DNya RT @yuuki_spirits: 【あ〜るへの質問大募集!】現在製作中の『究極超人あ〜る』完全版BOX②の特典ファンブックの企画にて、あ〜るに関する質問にゆうきさんがお答えします!作品やキャラクターに関することなら何でもOK!5/11(金)までに下記のハッシュタグをつけて、…
masyuuki 嬉しいです! RT @gegangen_has: @masyuuki 思えば小学生の時に読んだ究極超人あ〜るがその後の生き方を決めたような 中学で写真部に入ったり今マンガ2500冊持ってたりするのも先生のおかげのような気がします
videobird RT @mmorita: ということで自分は多感な時期に佐々木倫子さんには出会えなかったが、ゆうきまさみさん&とり・みきさんの作品を読めたことで、色々と人生の方向付けがなされたものと思います。「究極超人あ〜る」「るんるんカンパニー」「てりぶる少年団」、どれも凄かった。。
masyuuki やはり危険な漫画だったみたいです(^_^;) RT @Ricken_art: そんなわけでジョーンの背中ばかり見ていて、あんなに喫煙シーンの多いドラマみていても喫煙欲を刺激される事はないのだけど、こないだはじめて読んだ究極超人あ〜るの第1話でガッときた。うまそうだった〜
manganoww [N] 【iPad mini】初めての自炊 → 究極超人あ〜る #manga http://t.co/GWPyjRAo

究極超人あ〜るの既刊

名前発売年月
究極超人あ〜る 1 1986-02
究極超人あ〜る 2 1986-05
究極超人あ〜る 3 1986-08
究極超人あ〜る 4 1986-09

究極超人あ〜る』(きゅうきょくちょうじんあーる)は、からにかけて「週刊少年サンデー」(小学館)において連載された、ゆうきまさみによるSF学園コメディ漫画。第19回星雲賞マンガ部門受賞。

私立春風高校を舞台に、「光画部」(一般にいう写真部)に属する生徒・OBたちとその周辺で起きるさまざまな奇妙な事件を描く。体育系のクラブ活動を描く既存の学園マンガと異なり、それまで日の当たらなかった文化系クラブの、社会的には変人に分類される生徒や人々の生態をユーモアをこめて肯定的に描いた。

単行本は少年サンデーコミックスで全9巻、同ワイド版で全4巻、小学館文庫で全5巻が刊行されている。他のメディアでの展開はその項を参照。

作品概要

本作は、普通の学校だがどこか変な人が集う春風高校、その中でも特に変な人々の集まりである光画部(写真部)の面々が織り成す、文化部系の青春を描いたコメディ漫画である。(一応)主人公であるR・田中一郎は、マッド・サイエンティストが世界征服のために作った、(あらゆる意味で)人間同等のアンドロイドという非常識極まりない存在であるが、登場人物たちにあっさりと受け入れられているばかりでなく、周りのあまりにも非常識な人々の前では、非常に影が薄い。作品中には当時の時事ネタや特撮・アニメネタなどが豊富に織り込まれており、解る人は大笑いし、解らない人にも何となく笑えてしまう話の作りが人気の源である。

もともとこの漫画は全くの創作というわけではなく、その舞台は都立板橋高校の光画部をモデルにしている。ゆうきまさみの友人である音楽ディレクター・とまとあきと、その後輩の出身校で、その後輩の成原(ナリゲンと読む。成増に住む原人の意。とまとあきの3つ下)があ〜るの直接のモデルである。

それ以外にも、ゆうきの友人・知人をモデルにしたキャラクターや、明らかにモデルがわかるキャラクターが登場する。

ゆうきの友人・知人をモデルにした例:

  • たわば → 先に挙げたとまとあき
  • 鳥坂 → 鳥坂(細川)司(元東京都職員)
  • まりい → 川村万梨阿(声優)
  • 伊東 → 伊藤和典(脚本家)
  • 伊東の彼女→高田明美(イラストレーター、連載時は伊藤和典の妻(後年離婚))
  • 刑事さん → 福田孝(サンデーでの初代担当)
  • 島崎 → 島崎信行(OVAでのディレクターの一人)
  • ベンジャミン(レオナルド根岸) →安永航一郎(漫画家)

明らかにモデルがわかる例:

  • 毒島 → 天本英世
  • 軽音の山本君 → 山本正之
  • 兵藤信 → 兵藤まこ

両者に当てはまる例:

  • 校長 → 春風亭柳昇(落語家。ゆうきの知人、知吹愛弓の父親)

また、この漫画にはいたるところに特撮やその当時の時事ネタを基にしたパロディがちりばめられており、知っている人は思わずにやりとしてしまう要素も数多い。例えば、さんごの苗字「大戸島」はゴジラが初めて出現した島の名前で、初期の名前はそのまま「大戸島かぐら」だった。

台詞が時々、第二次世界大戦前を思わせるものになる(「なんでしょう?」→「なんでせう?」等)のも特徴の一つ。その場合は現代仮名遣いのルビが振られる。

主な登場人物

【】内はミニドラマ(「D」と表記)やOVA(「A」と表記)での声優名。

光画部

一般で言う写真部のこと。 光画部に所属する部員は、現役とOBが入り交じっているため、ここでは入学年度にあわせて同学年ごとに紹介する。但し、あ〜ると小夜子については転入生であるためその年度の入学生ではないが、ここでは便宜上該当年度の入学生として扱う。なお役員経験者には別に役職名を示す。

1980年度以前入学

たわば(束場掲載誌での連載初期は「束場(たわば)先輩」と表記されていたが、改めてひらがな表記に変更された。単行本第一巻初版ではすでに「たわば」で統一されている。)先輩【D とまとあき】
くわえタバコがトレードマーク。連載開始時からすでにOBでありながら、生徒と誤解を受けるほど卒業後の鳥坂に次いで部活の出席率が高い。発言力はあるが、それに伴う実際の実行は現役部員や鳥坂が行うことが多い。
女性に対して幻想を持っており、さんごの下品な発言に度々怒った。連載開始時から20歳を超えていることから

1980年度以前に入学したものと思われる。写真学校の学生だが、第7巻の台詞によれば通ってはいない模様。撮った写真には「A.TAWABA」と書かれている。名前の頭文字Aは、モデルであるとまとあきの本名に由来すると考えられる。(イメージアルバムのディレクターの欄参照)

1983年度入学

鳥坂先輩(とさか)【D,A 神谷明配役が神谷明となったのは、作者であるゆうきまさみが彼の性格設定を「貧乏な面堂終太郎」とした為である。】 "部長"
光画部の暴君。常に眼鏡が微妙に光を反射している(眼鏡がないシーンもあるが、その際は前髪で目が隠れた)。自称「19年間連勝を続けてきた男」、「ザ・OB」(ワイド版・文庫版では「ジ OB」)、「敗北を知らぬ男」(たわば曰く「敗北を忘れる男」、「鳥頭」)。「生まれついての騒動屋」とも称される。性格は、押しが強くて厚顔無恥、かつ好戦的な性格。あ〜るに関節技をかけたり、右手中指を突き立てるポーズをとったりすることからもその性格が伺える。また無類の特撮好きである。
味覚も常人とはかなり異なり、カレーフラッペなど普通では考えられない食べ物も嗜好する。
愛用のカメラはニコンF3(モータードライブMD-4装備)。写真の腕は悪くないようだが、少なからず癖があるようである。「基本はトライX、これを4号紙か5号紙で焼いてこそ味が出る」と鳥坂は述べているが、トライXは所定の感度通りにD-76処理を行った場合、やや硬調に仕上がる傾向がある。また、印画紙は号数が上がるほど硬調になり、標準としては2号紙や3号紙が用いられることが多い。鳥坂の説明どおりにすると、それの良し悪しは別問題として、非常にハイコントラストな写真に仕上がってしまう。ただしトライXとD-76処理は世界標準とも言え、さんごの言う「基本はネオパンSS」は日本でしか通用しない。また、ネオパンをフジドール/スーパープロドール処理した場合、軟調になる特性を持っている。
眼鏡を外すと相手が見えなくなり間合いが分からなくなるので、手加減ができなくなってしまう。
愛用のバイクはオフロードバイクのホンダXL250Rパリ・ダカール。ヘルメットはショウエイのVT-1R。
愛校心・愛部心は人一倍強く、部員からもそれなりに信頼されている。
卒業後は東京都職員になるが、卒業後も部活へ顔を出している。
尚、原作では名前は表記されていないが、OVA版の資料集(出典:月刊out)では鳥坂司と表記されている。この件についてゆうきまさみが2010年9月9日にtwitterでフォロワーの質問を受けて「実は考えたこともありませんでした。『パトレイバー』の劇場版1のエンドクレジットに出てくる「鳥坂司」が鳥坂のモデルなんですが、そもそも「とさか」という苗字が「つかさ」の変形もじりなので名前は司でもいいです。」というツイートを行っている。

1984年度入学

R・田中 一郎名前の頭のRは『鋼鉄都市』などに登場するアンドロイドR・ダニール・オリヴォーに代表される、アイザック・アシモフのSF小説においてロボットを意味するRが元ネタ。(R・28号)(あ〜る・たなか いちろう)【D,A 塩沢兼人配役の塩沢兼人は、あ〜るの冷徹な状態と間の抜けた状態を逆算して決定したという。】 "部長"
本作の主人公。万能工学博士成原成行によって作られたアンドロイドであり、ロボットと呼ばれると嫌がって訂正する。本来は成原博士が自分を追放した学会に復讐するため、世界征服計画の一環として作られたアンドロイドであり、あ〜る自身もそのことを自覚はしているものの、その気は全くない。
1985年の1学期終業式当日に春風高校2年D組に転入してくる。
左目は前髪で隠れている。常に黒の学生服と下駄を着用。
性格は至って人畜無害でおだやか。おとなしく、言動も行動も周りの流れからワンテンポ遅れていることが多い。「やぁ。」と、人差し指と中指を曲げた独特のVサインで挨拶をする。頭のネジが締まると、途端に冷徹な面を見せ始めるが、長続きしない。
人間同様の思考能力を持つが、コンピュータらしい計算能力は持っていないので、数を数えるのに指を折る(軌道計算は出来るらしく、バスケットボールのゴールは外さない)。動力源はご飯(白米)で、特にササニシキが好物。それ以外のものを食べると消化不良を起こして部品を吐き出すが、再び飲み込む事で体内で自動修復が可能な模様。コンセントプラグを体内に持ち、電気炊飯器を使って自力でご飯を炊くことができる。米が原料なら加工品でも食べられる(ただし甘酒を飲んだ際は酒乱であることが発覚)。「外道照身霊波光線」なる光線を駆使し、幽霊を探すこともできる。ちなみに着ている学生服は脱がしても脱がしてもたまねぎの如く際限なく着た状態で脱いだ学生服の下から現れる。バイト等した際の給料はお米で支払って貰っているらしく、米穀通帳を持っている。
愛車は轟天号というスポーツ型自転車(ベースはブリヂストンサイクルのロードマン)。
アンドロイドなだけに人間離れした体力の持ち主。修学旅行の際は、東京 - 京都間を轟天号で新幹線より早く走るという驚異的な脚力を披露し、同級生一同を仰天させた。
まともに動かないガラクタ同然のR・26号やR・27号元ネタは「鉄人28号(実写版)」第1話。などの兄・姉がいるほか、R・29号という妹(自称・アール・デコ没ネタとして、うつろな目をした美少年(ゆうき曰く「風と木の詩にでてきそうな」)の弟キャラ、アール・ヌーボー(名前の由来はリンクを参照)がいた。がいる。
愛用のカメラは自作の木造フレーム製で、オートフォーカス搭載だが、その赤外線照射装置はなぜか超大出力のレーザー光線や謎の怪光線を出してしまう。
2年次運動会にて徒競走1位を取るさんごを「うつくしい」と認識して以降、彼女に対して特別な感情を持っているような描写が多々見受けられる。
大戸島 さんご(おおとじま さんご)【D,A 笠原弘子】 "副部長"
元気さと明るさ、運動神経のよさが取り柄の女子部員。走っても胸が揺れない幼児体形で、小学生扱いされることもある。とにかく足が速く、陸上部員をおさえて運動会で1位を総なめするほどの俊足。しばしば「何故陸上部に入らなかったのか?」と不思議がられる。
現役部員とOBとの直接の調整に当たることが多く、両者がいい関係を保っていられることからも彼女の存在の大きさがわかる。あ〜るに対して恋愛感情とまでは至らないが好感を持っている。全話に登場し、本人曰く「皆勤賞」。たまに「もっこりパンツ」「明るい家族計画」などエグい下ネタ発言をかまし、椎子に突っ込まれ、たわば先輩に怒られる。
主愛用カメラはキヤノンAE-1プログラム(シルバーボディ)。卒業後は区役所に就職。名前の由来は誕生日が3月5日であることから。
堀川 椎子(ほりかわ しいこ)【D,A 冨永みーな】 "副部長"
通称「しいちゃん」。さんご曰く「防波堤」「光画部のお母さん」的存在。ショートヘア(連載開始当初はロングヘア)。顔にある点々はそばかすではなくにきびTwitterにて作者が言及 http://twitter.com/masyuuki/status/25621418064;(下駄箱にクレアラシルを入れられていたことがある)。水泳部員を篭絡できる程のナイスバディの持ち主。光画部で唯一、真面目に写真を撮っていて真面目に進路を考えている。運動会では「さんごとしいちゃんで全得点の5割を」稼ぐほどの運動能力も保有。
どんな騒動がおきても、冷静沈着にそれを見守る。縁の下の力持ちとなって、光画部のピンチを救うことが多い。しかし彼女も光画部の一員、見事な演技で生徒会長の西園寺まりいを騙したり(西園寺曰く「女ペテン師」)、つい鳥坂の口癖が出てしまったりと、光画部にしっかりと染まっている。
卒業後は日本大学芸術学部写真学科に進学。
あさの【A 伊崎寿克】
メガネをかけているのが特徴。第3話から登場しているレギュラーだが直接名前を呼ばれることは一度もなく、物語の終盤まで名前が不明だった。名前の初出はきしだと共に欠席していた時で、この時も「あさのときしだ」と呼ばれ、どちらがどちらなのか区別が出来なかった。下の名前は不明。きしだと一緒に行動していることが多い。愛用カメラはキヤノンAE-1(シルバーボディ)。練馬産業大学(練産大)を受験するも不合格となる。OVAのクレジットでは「浅野」となっている。
きしだ【A 長谷有洋】
リーゼントの髪型が特徴。第1話から登場しているが、名前の扱いはあさのと同様。どちらがどちらなのかは、撮影会を欠席したきしだのカメラを、曲垣が借りてきていることから判明。作品外の情報では声優の配役でも確認できる。持っているカメラはペンタックスの何かかオリンパス OM10。あさのと同じく練産大を受験し不合格となる。OVAのクレジットでは「岸田」となっている。

1985年度入学(転入)

天野 小夜子(あまの さよこ)【D 島田満, A 兵藤まこ】 "部長"
光画部が新部室に移転した際、幽霊として登場。その実体は、交通事故により入院していた事故といっても大したものではなく、徐行運転の車に引っ掛けられて膝をすりむいた程度のものである。彼女の生き霊が幽体離脱して部室に遊びに来ていた姿だった。肉体に戻ることを条件に、祖母(天野セト)を説得し春風高校に転入してくる。性格は、押しが強くてひねくれ者で先天的に偉そう。要するに「女鳥坂」だが、指摘されるまで自覚がなかった(思考的には鳥坂より手堅い傾向)。生霊のころにあ〜るに取り憑いていたが、理由はあ〜るから発生する磁場が落ち着くからであり、肉体に戻ってからも磁気治療器がわりにつかっていた。転入後、あ〜るの後任として部長に就任。部の予算確保などでお金にもうるさい。得意技は頭を壁にぶつける事による幽体離脱。

1986年度入学

兵藤 信(ひょうどう まこと)【D ゆうきまさみ, A 鳥海勝美】
曲垣剛の幼馴染。ベビーフェイスで、女装と怪人「キングアラジン」の真似が特技。女装については諫坂商店会主催の「町内女装美人コンテスト」にて優勝したほど。見た目とは裏腹に、本人曰く「品性下劣」で下ネタも好き。露出狂的な一面もある。
写真の知識は皆無。撮影会の際に、110フィルムのトイカメラを持参して、光画部員を唖然とさせた。110フィルムはフォーマットが小さいため大伸ばしに耐えられず、写真での作品作りに通常は不向きであり、彼の非常識さが伺える。
物語後半で、あまりのキャラの多さに作者が出し忘れるというハプニングがあった。
曲垣 剛(まがき ごう)【D 知吹愛弓, A 古谷徹】 "会計"
信の幼なじみ。中学校時代(諫坂三中)は野球部のピッチャーとして、全国中学野球大会にてチームを優勝に導いた。本人は高校でも野球部に入るつもりであったが、鳥坂の口車によって「負けたら光画部に入部する」という変則野球対決を光画部の面々と繰り広げることとなり、敗れて光画部員になる。
性格はまじめ。上記の敗北が余程のトラウマになったのか、鳥坂に睨まれると時に悲鳴を上げてまでうろたえる。ショックを受けるとムンクの名画『叫び』のポーズをとる。群を抜いて高身長のため、レフ板持ち担当をやらされている。親を師匠として華道にも精通し、その特技を部活でも活かす。
西園寺 えりか(さいおんじ えりか)【D 高田明美, A かないみか】
生徒会長、西園寺まりいの妹。姉とは対照的に、行動も言動もかなり幼く一般常識にも疎い。ゆうきまさみによると「高田明美の声の影響でえりかが幼くなった」とのこと。あ〜るが転んだ拍子に廊下ですれ違ったえりかのスカートを咄嗟に掴んで脱がしてしまい、葉っぱのプリントのパンツを見られたことをプロポーズと受け取り、光画部に入る。私服の学校にも関わらず、初登場の時にはセーラー服を着用している。特技は般若心経暗唱と姉まりいの物まね。鳥坂同様、驚異的な味覚の持ち主。撮影会に家の物置から6×9cm判のマミヤユニバーサルプレスを持ち出し、鳥坂を唖然とさせた。

1987年度入学

荒又(あらまた)
下の名前は不明。性格は極めて短気。同学年の近衛史喬(このえ ふみたか。西園寺姉妹の従兄弟)と光画部か写真部に入部するつもりでいたが、光画部部員と接触したことで写真部を検討することなくその場で光画部に入部してしまう。近衛はその後写真部に入部する。
レオナルド 根岸(レオナルド ねぎし)
日系アメリカ人。外国人であることから勝手にベンジャミン伊東と名付けられる。本名を名乗った後もそのままベンジャミンの名が定着してしまったため、本名で呼ばれることがない。短絡的に外国人というだけで戦力として強制的に入部させられた。タコやイカが大嫌い。普段は片言の日本語だが、怒りで他者を罵倒するときだけはなぜか流暢になる。愛国心が非常に強く、やや尊大な態度を取る。アメリカを馬鹿にされたと感じると烈火の如く怒る。「アメリカンコミックのまね」の持ち技があるが、本人は無意識に繰り出しているため、技の自覚がない。アメリカでは9年生(日本で言う中学3年生)までバスケとアメフトをやっていた。しかしやっていただけで上手くはない。
国枝 千里(くにえだ せんり)
女子部員。鳥坂をも上回る、この漫画最大の特撮マニア。あ〜るやまことの特撮関係のモノマネ(ケムラーの目、テレスドンの目、キングアラジンのまね)に対してダメ出しをしたことがある。撮った写真には特撮の構図の作品が多い。

生徒会

西園寺 まりい(さいおんじ まりい)【D,A 川村万梨阿】
あ~る達と同学年。初登場時には鰯水、鴨池とともに新聞部であるが、以後この設定は生かされていない。あ~ると生徒会長選挙で闘い、一票差決めの一票はあ~る自身がさんごに入れた無効票。で辛くも勝利を収めて生徒会長に就任した。強度の近眼だが、読書時などを除いて基本的に裸眼。裸眼時はたびたび壁に気付かず激突、その様を妹のえりかに真似される。しぐさや表情はキュートなものの、性格は強烈で、別名「鉄の女」。高笑いは強烈。スポーツも堪能でバレーボールが得意。愛読書はアドルフ・ヒトラーの「我が闘争」。
生徒会長在任中の予算編成では、光画部を含む一部文化系クラブの部費削減を断行している。責任感の強さから、トラブルメーカーで実績の無い光画部を敵対視し、ありとあらゆる手で何度も光画部の取り潰しを画策するが、光画部に最後まで勝てなかった。
鰯水のことは憎からず思っている。
鰯水 等名前の由来は愛と誠の岩清水弘(初登場時、岩清水の口癖を口にしていた)。(いわしみず ひとし)【D ぶらじる, A 鈴置洋孝】
まりいとともに登場。在校期間3年間を中心に前後2年、通算5年分の春風高校女子生徒の顔と名前を全員記憶しており、鴨池いわく「色魔」である。当初は生徒会サイドとしてまりいとともに光画部と敵対していたが、強制的に同行させられた撮影旅行でのうかつな一言をきっかけに光画部に強制入部させられ、以降は光画部と行動を共にすることも多くなる。遂にはまりいに『光画部のお仲間』と呼ばれ、開き直るにいたる。嘘と知らずに、一人だけ部費を払っている。
作品中では、必ず脚からコマに入ってくる。まりいに好意を寄せている。愛用のカメラはキヤノンF-1。
鴨池(かもいけ)【Dのまぬけ獣ガモイケに関しては とまとあき】
下の名前は不明。容貌はお世辞にも良いとは言えないが、メガネ男でクールな現実主義者にして、生徒会の参謀。光画部vs生徒会による光画部室攻防戦においては、生徒会狙撃隊に所属。エアソフトガンAR-7により、敵部隊大将R・田中一郎を、「西部戦線異状なし」よろしく手元から転げ落ちたおにぎりを拾おうと身を乗り出したところを一撃で仕留め、生徒会側の勝利に大きく貢献した。趣味はクロスワードパズル。
島崎(しまざき)【D 開田裕治, A 龍田直樹】
あ~る達より1学年下。鳥坂の中学時代の後輩に当たる。生真面目で責任感が強い。瞳には常に星が輝いている。特技はイルカの曲芸。春風高校最強のクラブと呼ばれる「土木研究会」所属で、西園寺まりいの後を継ぎ生徒会長になった。しかし、生徒会の仕事よりも校内の営繕を優先しがちである。当初は鳥坂が傀儡政権として送り込んだはずであったが、鳥坂らの光画部優遇を求める要求や圧力にも「会長としての責任がある」と一切応じないなど実直で、鳥坂を悔しがらせた。まりいが失敗した「春高祭名物・光画部暗幕強奪」の阻止に成功したが、その後部長になった小夜子には生き霊時代に脅かされており、苦手としている。執行部には信頼を寄せており、小夜子に押し切られて光画部の部費を増額した執行部をまりいが非難した際は「執行部はよくやっている」と庇い、その気迫でまりいをたじろがせた。
苗場 健一(なえば けんいち)
執行部員。諌坂商店会主宰の「町内女装美人コンテスト」でまことに負けて準優勝に終わったという過去を持つ。文化祭の最中でも校内の営繕に出向いてしまう島崎には呆れ気味だが、執行部が島崎から全面的に信頼されていることについては、まんざらでもないようである。

弱小クラブ部長連絡会

春風高校の文化系クラブによる連合組織。参加クラブは、漫画研究会、文芸部、映画研究会、演芸部、光画部、超常現象研究会、鉄道研究会(順不同)。部費の削減を断行された文化系クラブが、生徒会に対抗するために組織された。組織結成の提唱者は、漫画研究会部長の有島。

有島(ありしま)
漫画研究会の会長。ハードなエロマンガを書いている。煙草代わりに禁煙パイプをくわえてまりいをおちょくったりする。鳥坂とは馬があっている模様。自分を差し置いてがあるふれんどが出来た伊東に対しては嫉妬丸出しであり、不幸のチョコを下駄箱に忍ばせていた。
伊東(いとう)
文芸部の部長。顔もしぐさもどこか猫っぽい。彼女がいる。鉄道車両の網棚で寝ることができる。
新倉 俊哉名前の由来は超常現象研究家の新倉イワオと中岡俊哉を捩ったものである。(にいくら としや)
超常現象研究会の会長。幽霊(小夜子)にサインをせがんだり、「天岩戸作戦」で小夜子をおびき出すのに成功する。

土木研究会

通称「土研(どけん)」。春風高校のクラブの一つ。部費は生徒会に一切依存せず、春・夏・冬休みの「合宿」と称する土木工事のアルバイトによって捻出しているため、生徒会も内部干渉できない。また就職率100%を誇り、「春風高校最強のクラブ」と呼ばれている。なお、土木研究会の歌も存在する。

土方(ひじかた)
土木研究会の棟梁的存在。幽霊(正体が判明する前の天野小夜子)に怯える小心者であるが、同時に強がりな男であり、またなによりも土木工事の仕事が大好きな男である。柳校長を「社長」と呼ぶ。土木研究会内における肩書きは不明。「土木研究会会長」と呼ぶのが妥当であろうが、「会長」では「社長」である柳昇校長よりも土方の方が肩書き的には上になってしまうので、「会長」と呼ばれることはなかったものと推察される。

教職員

松浦先生(まつうら)【D 大徳哲雄(当時の月刊OUT編集長)】
あ〜るやさんごたちのクラス担任。春風高校に6年間勤務する国語科の教諭。実直な性格で、あ〜るの論点がずれた言動に悩まされることが多いが、「新学期になったら(あ〜るの)進路相談をする」と宣言しておきながら、その後さんごに話を持ちかけられるまですっかり忘れていたという呑気な一面もある。
柳昇校長(やなぎ のぼる)【D 春風亭柳昇】 "部長"
春風高校の校長。始業式などに得意の落語を披露、朝礼の講話ですら落語調で行ない生徒を爆笑させ、アンコールを要求されることもある。
実は光画部のOBで元部長。彼らのよき理解者でもある。彼の奥さんが春風高校の理事長であるらしい。
毒島(ぶすじま)【D 出渕裕】
春風高校の用務員。校長は後輩に当たる。校長とは同時期に在学していたと見られる。光画部の第一期黄金時代を築いた。柳校長ともども光画部OBであることが知られてからは、OBらのリーダー役を務めるようになった。
光画部の見送りでは、主に死神博士のコスプレをする。
間宮 善三郎名前の由来は中版・大判カメラブランドのマミヤの創業者間宮精一とゼンザブロニカの創業者吉野善三郎から。(まみや ぜんざぶろう)
教師生活60年にして、今なお非常勤講師で、校長や毒島のころからの光画部の顧問。リウマチ持ち。校長や毒島も恐れる横暴な性格で、太平洋戦争中に一喝で頭上のB-29を撃墜したという伝説を持つ。映画研究会によって、「ゴジラ」風の映画「マミヤ」が製作されたこともある(作品に登場したのはリメイク版)。
教頭先生
至って常識人。始業式での校長の落語をとめたり、春風高校の押さえ役である。

その他

成原成行(なりはら なりゆき)【D,A 青野武】"部長"
万能工学博士にしてあ〜るをはじめとしたRシリーズのアンドロイドの生みの親。非常に目立ちたがりの性格で、サンデー本誌で2色刷りのページになると登場したがる。しかも2度ほどタイトルを乗っ取ってしまったことがある(「究極博士なりはら」)。鳥坂たちと度々対立するが、実は彼自身も光画部OB、しかも元部長である(ミニアルバム『究極超人あ〜る 真夏の一夜漬け』より)。
自律思考・二足歩行型アンドロイドを発明できるほどの大天才科学者ではあるのだが、自分の発明品について、その理論を説明できない。ただし、発明はするものの、その目的がどこかに行ってしまうものも少なくない。とどのつまりは、万能工学博士を自称するが、いわゆるマッドサイエンティストに分類される人物である。物語終盤では、本来の自分の役割を思い出し、世界征服に着手。
家族は妻のキヨエと、息子のあきら。
ゆうきまさみの三大マッドサイエンティストの一人である。
成原 キヨエ(なりはら きよえ)【D(役者名表記無し)】
成原博士の妻。自分の世界に入り込む癖があり、夫のやっていることをたきつけている節もある。かの夫あってこの妻ありというべき性格である。
成原 あきら(なりはら あきら)【D 塩沢兼人(あ〜ると二役)】
あ〜るにそっくり。と言うよりもあきらに似せてあ〜るが作られた。これは『鉄腕アトム』の天馬飛男とアトムとの関係のパロディ。あ〜るとの違いは左目が前髪に隠れていないところ。あ〜るは亡きあきらの代わりに、と思いきや、あきらは健在。初登場時、あきらはあ〜るの存在を知らず、ひどく驚いていた。
R・29号(アール・デコ名前の由来はデザインの一種「アール・デコ」。「アール・デコ」という自称を聞いた成原博士が言った「アール・高峰秀子」とそれを受けた彼女の台詞のカルメン故郷に帰るは、女優高峰秀子の愛称が「デコ」であることと、その代表作に引っかけたギャグである。
成原博士によって作られたあ〜るの妹。春風高校占拠時は、狂戦士の指揮を執って光画部と戦うが敗北。最後は光画部員になる。機械的な名前を嫌ってアール・デコと自称する。キャラ原案は伊藤和典、キャラクターデザインは高田明美の手による。
兄とは違い、コンセントを持たない。服を着替える事が出来るなど、人間に近い分「機械としての能力は低い」様だ。
刑事さん
成原博士自身によるタレコミで捜査をさせられてしまうかわいそうな刑事さん。そのせいか、あ〜るら光画部にはあまりいい印象を持っていない。
奈良森博士(ならもりはかせ)
諫坂総合病院の医師。自分で見たものよりも現代科学のほうを信じるという、成原博士とは対極の立場にいる人。そのため、小夜子の幽体離脱した霊を見ても目の錯覚として全く信じない。
毛利 郷子(もうり さとこ)
京都奈良の修学旅行であ〜るたちのクラスのバスガイドを務めた、誰にでもプロレス技をかけてしまう問題ガイド。あ〜るが技をかけられても入院しなかったことから、春風高校一行のこと(特にあ〜る)を気に入り、次年度には春風高校の修学旅行先を調べ、わざわざ九州の観光会社を転職した。しかしあ〜る本人はその修学旅行に来なかったことから、自ら春風高校に乗り込んでくる。それが成原博士による春風高校占拠と重なり、成り行き上(本人は楽しみながら)光画部の増援として活躍する。
大の阪神ファン。
OBの人たち
春風高校を卒業した元光画部員たち。卒業後も後輩に関わっている。上記のOB以外の素性は全く不明。
現役部員が旅行に出かける際は、仮装をして万歳三唱で見送りをする伝統がある。メジャーなのはシマウマ、パンダ、コアラ、カニ、スポーツドリンク(ポカリスエット)、ステッキじじい(死神博士)、春高バレー(バボちゃん)、はに丸、ゴジトラマンなど。
卒業に伴い物語中盤には鳥坂が、終盤にはさんごらもOB・OGとなった。あ〜るは出席日数不足のため留年または補習中。

他のメディアでの展開

本作は漫画以外のメディアでもその世界を展開している。イメージソングはインストゥルメンタルを含めれば実に30曲以上にのぼり、これは他の漫画にはあまり見られない現象である。作者のゆうきまさみが音楽ディレクターとまとあきと長年の友人だったことから、その伝でゆうき自身がファンだったという作曲家山本正之にイメージソング(コウガマンの主題歌)の作詞・作曲を依頼し、それならついでにと、とまとが参加していたワーナーパイオニア「イメージカプセル」シリーズ(当時)からアルバムリリースを打診され、その勢いで数々のイメージアルバムが完成した。

製作期間2週間といわれる最初のアルバムがヒット(社内の「ヒット賞」を受賞)し、当時低調だったイメージアルバム市場が息を吹き返すきっかけともなった。最初の打ち合わせが1986年9月15日。ここからキャストの声優に一部ゲリラ的な出演依頼が行われた。例えば塩沢兼人はたまたまタクシーに乗り込む際、いきなりとまとあきが一緒に乗ってきて、その場で『あ〜る』のコミックスを渡されて「これやってくれませんか?」と依頼されたという。春高校歌は3日で歌詞ができた。

なお、イメージアルバム中には有名声優陣および、ゆうきまさみ本人を含む彼の友人を主体にした業界人が演ずるミニドラマも多数収録されており、OVA誕生の足がかりになった。低予算を顧みずに人気声優や春風亭柳昇を次々と起用した事からギャラが制作費を圧迫してしまい、その為に行われた苦肉の策であるが、元々ゆうきらには「魔法帝国ドロント」という同人サークルで本格的なオーディオドラマの制作経験があり、それが活かされた形になった。第1弾・第2弾のライナーノートに「協力:DORONT」の名がある。

また、このOVAも好評であったことから、R・田中一郎の声を担当していた塩沢兼人が事故で急逝するまでは、テレビアニメ化という噂も何度か上がったことがある。しかしゆうき自身は「この作品は会話劇であり、アニメになると台詞の間の取り方が難しくて面白くならない。音楽と歌を先に作って後から絵をつけたものが最も適した手段ではないか」として、アニメ化はかたくなに断っていた。OVAが実現したのは、旧知の仲(若い頃出入りしてビデオなどを自由に使わせてもらっていた)である「スタジオこあ」(代表は知吹愛弓)が製作したからである。

究極超人あ〜る どらまSPECIALは、アニメ誌で脚本の伊藤和典が「2000円のアナログミュージックテープのみで8月25日発売」と書いたが、直前で方針変更され、1987年9月10日にアナログカセット・LP(2000円)ならびにCD(2500円)で発売された。「究極戦隊コウガマン コウガピンク危機一発!!の巻」で「裏返ったなA面B面!」というギャグが出てくるのは、当初のアナログカセットテープ版のみという企画を反映した名残である。そもそもこれは、ワーナーパイオニアで8月末-9月頭のリリースアイテムがない(9月25日発売の『優&魅衣』まで約2ヶ月リリースが開いていた)為、急遽企画したアルバムなので、製作期間に方針変更等の混乱があったようだ(ワーナーパイオニアのフリーペーパー『月刊CAPSULE』1987年8月号より)。

イメージアルバム

  • 究極超人あ〜る
    • イメージカプセル会員予約特典として、予約者全員の名前が入った感謝状が作られて配布された。
  • 究極超人あ〜る vol.2
    • オリコン初登場20位
  • 究極超人あ〜る どらまSPECIAL(1987年7月6日録音・1987年9月10日発売)
    • イメージカプセル会員予約特典として、特製あ〜るスタンプが付き、封入アンケート返送者から抽選で1000名にイメージ・カプセルSTAFF Tシャツがプレゼントされた。
  • 究極超人あ〜る 真夏の一夜漬け
    • 後述のOVA「究極超人あ〜る」に先駆けて発売されたミニアルバム。「やあ²」等の楽曲と、衝撃の事実が明かされるミニドラマが収録されている。
  • 究極超人あ〜る BOX
    • OVA「究極超人あ〜る」のオリジナルサウンドトラックに加え、オリジナルCDドラマ「成原博士はオチャメっこ」を収録したCD2枚組のアルバム。特に、サウンドトラックの方は『80分でわかる日本の歌謡曲史』と銘打つほど、そのサウンドのジャンルは多岐にわたる。
  • アニメオリジナルカラオケ3 究極超人あ〜る
    • やあ。
    • わたしのANDROIDくん
    • 光画部ユンタ
    • 究極超人あ〜るの歌
    • 鉄の円舞曲(ワルツ)
    • はっぴい・ぱらだいす
    • 春風高校 校歌
    • BOY'S SICK
    • 正しい青春
    • 正調・究極音頭
    • エクセレント・チェンジ! 究極戦隊コウガマン
    • ぼくはアンドロイド
    • 帰ってきてしまった、はっぴい・ぱらだいす
    • マジカル季節(シーズン)
    • 新・究極超人あ〜るの歌
    • やあ²
    • はっぴい・ぱらだいすの逆襲
    • くちびるにメモリー
  • イメージカプセルにおいてアルバム化された漫画作品群は、制作スタッフが同じである事から、起用される作曲家や歌手、構成(最初に序章、2曲目にオープニング相当の歌、A面の最後に漫画家の協力した曲、B面の最初はBGM風…)などもよく似ている。特にドラマを収録した作品では、同じイメージカプセルの他作品の曲をBGMとして(場合によっては歌入りの曲から歌を抜いて)流用する例が多い。山本貴嗣『エルフ17』や柊あおい『星の瞳のシルエット』からは当作に、逆に当作からはあろひろし『優&魅衣』に曲が流用されている。また『超新星フラッシュマン』のBGMも『あ〜る』『優&魅衣』に流用されているが、これは田中公平が前三者いずれの作品も担当していたため。

オリジナルビデオ

  • 究極超人あ〜る ライブ・イン・ぱらだいす
    • イメージアルバム発売を記念したライブイベントを中心に収録したビデオ作品。アルバム制作の裏側も紹介しており、レコーディングする笠原弘子にウットリしているゆうきまさみ・とまとあきの姿や、ドラマ収録シーンなどは見物。また、冒頭では当時のゆうきまさみの仕事場の様子が出ており、貴重なシーンであるといえる。演出はとまとあきのイトコでもある須呂伴人(スローハンド)。

OVA

  • 究極超人あ〜る(1991年・制作)
    • OVA中で描かれているJR東海の飯田線は、本作のファンの間では聖地となっており、特に田切駅や、下山村-伊那上郷間のΩ(オメガ)カーブでの、電車との競争(地元では主に学生の間で「下山ダッシュ」と呼ばれている行為)などは語り草にもなっている。
    • 後に関西の人気深夜番組探偵!ナイトスクープで「究極超人あ〜るで行われた下山ダッシュが本当に出来るかどうかやってほしい」という依頼が来て、実際に番組内で行われ成功している。鉄道雑誌旅と鉄道でも同じ趣旨の企画が行われている。
  • 究極超人あ〜る番外編 光画部旅行マニュアル(1992年・制作)
    • 上記のOVAでキャラクター達が乗車した飯田線を、声優の冨永みーなと笠原弘子が、着ぐるみのR・田中一郎と共に実際に訪れる実写映像。
    • VHS、LDでは別売販売だったが、DVDでは本編と同時収録されている。

コンサートツアー

  • 究極超人あ〜る ザ・夏祭り
    • 上記OVA発売を記念した、全国7都市を巡るコンサートツアー。OVAの先行上映会と、イメージアルバム等に収録された曲のコンサート、トークショーで構成された。
    • 主催:R PROJECT、運営:ムービック・プロモート・サービス。コニカが協賛していた(OVA本編に、光画部の備品カメラとしてコニカ製のコンパクトカメラが登場する、西園寺ツーリストの前にコニカAiBORG(アイボーグ)の広告看板がある、などが見られる)。
  • 開催都市・会場・日時(すべて1991年)
    • 8月10日 東京 九段会館(第1回 13:30- /第2回 17:00- )
    • 8月11日 東京 九段会館(第1回 13:30- /第2回 17:00- )第2回公演アンコールにゆうきまさみが(サンデー編集部には内緒で)登場。会場のボルテージは最高潮に。
    • 8月13日 札幌 共済ホール(第1回 13:30- /第2回 17:00- )
    • 8月15日 仙台 仙台市民会館大ホール(15:00- )
    • 8月17日 名古屋 名古屋市公会堂(15:00- )
    • 8月20日 福岡 メルパルクFUKUOKA(第1回 13:30- /第2回 17:00- )
    • 8月22日 広島 広島県民文化センター(第1回 13:30- /第2回 17:00- )
    • 8月23日 大阪 難波別院 御堂会館(第1回 13:30- /第2回 17:00- )
    • 8月24日 大阪 難波別院 御堂会館(第1回 13:30- /第2回 17:00- )

脚注

外部リンク