美少女戦士セーラームーン/武内直子
著者: 武内直子
巻数: 18巻
最新刊『美少女戦士セーラームーン 18』
twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)
美少女戦士セーラームーンの既刊
名前 | 発売年月 |
---|---|
美少女戦士セーラームーン 1 | 1992-07 |
美少女戦士セーラームーン 2 | 1992-10 |
美少女戦士セーラームーン 3 | 1993-04 |
美少女戦士セーラームーン 4 | 1993-07 |
美少女戦士セーラームーン 5 | 1993-11 |
美少女戦士セーラームーン 6 | 1994-03 |
美少女戦士セーラームーン 7 | 1994-07 |
美少女戦士セーラームーン 8 | 1994-11 |
美少女戦士セーラームーン 9 | 1995-02 |
美少女戦士セーラームーン 10 | 1995-06 |
美少女戦士セーラームーン 11 | 1995-07 |
美少女戦士セーラームーン 12 | 1995-09 |
美少女戦士セーラームーン 13 | 1995-12 |
美少女戦士セーラームーン 16 | 1996-09 |
美少女戦士セーラームーン 17 | 1996-12 |
美少女戦士セーラームーン 18 | 1997-04 |
『美少女戦士セーラームーン』(びしょうじょせんしセーラームーン)は、武内直子による日本の漫画作品。またはそれを原作としたアニメなどの作品群のことを指す。
概要
1990年代少女漫画の金字塔。講談社の少女漫画雑誌『なかよし』に連載されると同時期にアニメ化され、少女だけでなく大人の女性、男性の間にまで広く人気を博し、単なる少女漫画・アニメの域を遥かに超えたブーム・社会現象となった。この作品で、バトルヒロイン物と少女漫画の要素を一つにした「美少女戦士物」というジャンルが誕生した。また、本作は魔法少女のジャンルにも位置づけられており、戦闘美少女系魔法少女物の先駆け的な作品でもある。その後、本作と類似のジャンルの作品が多数制作されている。
日本国内外問わず知名度が非常に高い作品であり、普段アニメや漫画とは無縁の層の間にまで広く知られている。
当初は原作漫画版もアニメ版も第1期で終了する予定であったが、予想外の大ヒットとなったため、第2期シリーズ以降の続編が制作されることになった(全部で第5期まで)。ミュージカルやテレビドラマ化もされている。
ストーリー全体の下地である月野うさぎことセーラームーンと地場衛ことタキシード仮面の前世、月の王女・プリンセスセレニティと地球の王子・エンディミオンの悲劇は、ギリシャ神話に登場する月の女神セレーネーとエンデュミオーンの悲恋が元となっており、特定の登場人物にはギリシャ神話に由来する名前がつけられている。
作者は「美少女仮面ポワトリン」と「スーパー戦隊シリーズ」に影響を受けて制作したと語っている「不滅の戦隊ヒーロー大全集」(1995年3月21日放映)。
1993年度 第17回 講談社漫画賞少女部門受賞。
あらすじ
- 第一期・ダーク・キングダム編
東京の麻布十番街(作中ではTOKYOの十番町)に住む少女月野うさぎは、少しドジで泣き虫なごく普通の中学2年生(初登場時)だった。ある日、うさぎは額に三日月模様が出来、言葉を話す不思議な黒猫ルナと出会ったことがきっかけで愛と正義のセーラー服美少女戦士「セーラームーン」に変身し、街を襲う妖魔を倒していき、街の平和を守っていくこととなる。初めは敵との戦いに苦戦していたうさぎだったが、彼女の危機を度々救う謎の紳士・タキシード仮面の存在や、仲間のセーラー戦士を探し出し、敵を順調に倒し続けていた頃、うさぎ達はルナから聖石・幻の銀水晶と月のプリンセスを捜しだすという指令を受け、以降は妖魔退治と銀水晶・プリンセス捜索を平行して行う事になる。
やがて、妖魔を送り込む敵組織・ダーク・キングダムやタキシード仮面も銀水晶を探していることが判明し、銀水晶探しはセーラー戦士、ダーク・キングダム、タキシード仮面による三つ巴の争奪戦へと発展していく。
そして、ついに銀水晶と月のプリンセスが現れた際、セーラー戦士達は自分達が戦士に選ばれた理由を知ることになる。その鍵は、かつて月に存在していた王国・シルバーミレニアムと、戦士達の前世の記憶にあった。
登場人物
番外編
コードネームはセーラーV
本作の母体となった作品で、愛野美奈子が主人公。
ちびうさ絵日記
『なかよし』の姉妹誌である『るんるん』に連載された、ちびうさの日常を描いた作品。全3作(TVオークションでの落札者用に描かれた「ヒミツのハンマープライス堂」を含めれば全4作)。普段は攻撃力がそれほどでもないちびうさの必殺技も、第2作と第3作では敵を一撃で倒すほどの実力をもつ。
収録巻 | 話数 | サブタイトル | 掲載 |
---|---|---|---|
5 | 第1話 | ちびうさ絵日記(番外編) | 1993年7月号 |
10 | 第2話 | 七夕カウント・ダウンにご用心 | 1994年7月号 |
15 | 第3話 | 虫歯編 | 1995年3月号 |
17 | 第4話 | ヒミツのハンマープライズ堂 | 1996年8月号 |
かぐや姫の恋人
猫のルナに焦点を置いたストーリー。1994年東映製作の映画『劇場版美少女戦士セーラームーンS かぐや姫の恋人』の原作とされ、同時に執筆された作品。漫画版はKCなかよしデラックスとして特別製本の単行本で発売された後、本編コミックス第11巻に収められた。
収録巻 | サブタイトル | 掲載 |
---|---|---|
11 | かぐや姫の恋人 | 1994年11月描き下ろし |
カサブランカ・メモリー
火野レイが主役。あまり語られることのないレイの家庭環境と初めての恋愛を知ることができる。本編コミックス第11巻に収められた。
収録巻 | サブタイトル | 掲載 |
---|---|---|
11 | カサブランカ・メモリー | 1993年9月号 |
受験戦争編
本編主人公である「月野うさぎ」以外のセーラー戦士である「水野亜美」「木野まこと」「火野レイ」「愛野美奈子」をそれぞれ主人公としたスピンオフ連作短編で『るんるん』(講談社)に短期連載された。作品内容が全て高校受験に絡めたストーリーであったため、このようにひとまとめにされる。内容は「まこちゃんのユーウツ」(5月号掲載)「亜美ちゃんの初恋」(7月号掲載)「レイと美奈子の女子校バトル」(11月号掲載)の3作。旧版単行本13巻に所収。なお水野亜美の人気にあやかり、『亜美ちゃんの初恋』が、短編発表の同年に全国東映系でアニメーション映画「セーラームーンSS」の併映作品として劇場アニメ化・公開されている。
収録巻 | 話数 | サブタイトル | 掲載 |
---|---|---|---|
13 | 第1話 | まこちゃんのユーウツ | 1995年5月号 |
13 | 第2話 | 亜美ちゃんの初恋 | 1995年7月号 |
13 | 第3話 | レイと美奈子の女子高バトル | 1995年11月号 |
ぱられる せぇらぁむ~ん
結婚した月野うさぎ、火野レイ(神社で巫女をしており、夫は教師)、水野亜美(夫婦とも勤務医)、木野まこと(夢だった自分の店(花屋かケーキ屋かは不明)を持つ)、愛野美奈子(夫はAD)らの子供達が登場する短編漫画。子供達の名前は月野こうさぎ、水野あみ、火野れい、木野マコ、愛野ミナで、全員小学校3年生(ちびうさ、ほたるは中学校3年生になっている)。夫は全員婿養子らしい。舞台は「とある次元のとある星」となっているため、パラレルワールドの物語である可能性がある。
「美少女戦士セーラームーン 設定資料集」に収録された。後に、「美少女戦士セーラームーンショートストーリーズ2」にも再録されている。
メディアミックス展開
- アニメ(テレビアニメ・劇場版アニメ)
- ゲーム
- ミュージカル
- テレビドラマ
- カセットコレクション
- アニメイトで販売されていたカセットドラマ。購買層がティーン向けであるため、やや下ネタや性的な表現も多いギャグ作品。後にCD化もされている。
原作タイトル
- 全て『なかよし』より掲載されている。話数は旧単行本より。
第一期ダークキングダム編
収録巻 | 話数 | サブタイトル | 掲載 |
---|---|---|---|
1 | Act1 | うさぎ—SAILORMOON | 1992年2月号 |
1 | Act2 | 亜美—SAILORMERCURY | 1992年3月号 |
1 | Act3 | レイ—SAILORMARS | 1992年4月号 |
1 | Act4 | Masquerade—仮面舞踏会 | 1992年5月号 |
1 | Act5 | まこと—SAILORJUPITER | 1992年6月号 |
2 | Act6 | タキシード仮面—TUXEDO MASK | 1992年7月号 |
2 | Act7 | 地場衛—TUXEDO MASK | 1992年8月号 |
2 | Act8 | 美奈子—SAILOR V | 1992年9月号 |
2 | Act9 | セレニティ—PRINCESS | 1992年10月号 |
3 | Act10 | MOON—月 | 1992年11月号 |
3 | Act11 | 再会—ENDYMION | 1992年12月号 1993年1月号 |
3 | Act12 | 決戦—REINCARNATION | 1993年2月号 |
4 | Act13 | 終結そして始まり—Petit etranger | 1993年3月号 |
第二期ブラックムーン編
収録巻 | 話数 | サブタイトル | 掲載 |
---|---|---|---|
4 | Act14 | ブラック・ムーン・コーアン—SAILOR MARS | 1993年4月号 |
4 | Act15 | ブラック・ムーン・ベルチェ—SAILOR MERCURY | 1993年5月号 |
4 | Act16 | ブラック・ムーン・ペッツ—SAILOR JUPITER | 1993年6月号 |
5 | Act17 | ブラックムーン・カラベラス—SAILOR VENUS | 1993年7月号 |
5 | Act18 | タイムワープ—SAILORPLUTO | 1993年8月号 |
5 | Act19 | クリスタルトーキョー—KING ENDYMION | 1993年9月号 |
6 | Act20 | ネメシス—錯綜 | 1993年10月号 1993年11月号 |
6 | Act21 | ネメシス—暗躍 | 1993年12月号 |
6 | Act22 | 攻撃—BLACK LADY | 1994年1月号 |
7 | Act23 | 再生—NEVER ENDING | 1994年2月号 1994年3月号 |
第三期デスバスターズ編
収録巻 | 話数 | サブタイトル | 掲載 |
---|---|---|---|
7 | Act24 | 無限1—予感 | 1994年3月号付録 |
8 | Act25 | 無限2—波紋 | 1994年4月号 |
8 | Act26 | 無限3—2人~ニューソルジャーズ | 1994年5月号 |
8 | Act27 | 無限4—SAILOR URANUS-天王はるか SAILOR NEPTUNE-海王みちる | 1994年6月号 |
8 | Act28 | 無限5—SAILOR PLUTO-冥王せつな | 1994年7月号 |
9 | Act29 | 無限6—3戦士 | 1994年8月号 |
9 | Act30 | 無限7—変身~SUPER SAILORMOON | 1994年9月号 |
9 | Act31 | 無限8—「無限迷宮」1 | 1994年10月号 |
9 | Act32 | 無限9—「無限迷宮」2 | 1994年11月号 |
10 | Act33 | 無限10—∞「無限大」 | 1995年1月号 1995年2月号 1995年3月号 |
第四期デッドムーン編
収録巻 | 話数 | サブタイトル | 掲載 |
---|---|---|---|
12 | Act34 | 夢1—日食ドリーム | 1995年4月号 |
12 | Act35 | 夢2—マーキュリー・ドリーム | 1995年5月号 |
12 | Act36 | 夢3—マーズ・ドリーム | 1995年6月号 |
13 | Act37 | 夢4—ジュピター・ドリーム | 1995年7月号 |
13 | Act38 | 夢5—ヴィーナス・ドリーム | 1995年8月号 |
13 | Act39 | 夢6—ニュー・ソルジャー・ドリーム | 1995年9月号 1995年10月号 |
14 | Act40 | 夢7—エリュシオン・ドリーム | 1995年12月号 |
15 | Act41 | 夢8—デッド・ムーン・ドリーム | 1996年1月号 1996年2月号 |
15 | Act42 | 夢9—アース・アンド・ムーン・ドリーム | 1996年3月号 |
第五期シャドウ・ギャラクティカ編
収録巻 | 話数 | サブタイトル | 掲載 |
---|---|---|---|
16 | Act43 | スターズ1 | 1996年4月号 |
16 | Act44 | スターズ2 | 1996年5月号 |
16 | Act45 | スターズ3 | 1996年6月号 1996年7月号 |
17 | Act46 | スターズ4 | 1996年9月号 |
17 | Act47 | スターズ5 | 1996年10月号 |
17 | Act48 | スターズ6 | 1996年11月号 |
18 | Act49 | スターズ7 | 1996年12月号 |
18 | Act50 | スターズ8 | 1997年1月号 |
18 | Act51 | スターズ9 | 1997年2月号 |
18 | Act52 | スターズ10 | 1997年3月号 |
新装版タイトル
収録巻 | 話数 | サブタイトル |
---|---|---|
1 | Act1 | うさぎ—SAILORMOON |
1 | Act2 | 亜美—SAILORMERCURY |
1 | Act3 | レイ—SAILORMARS |
1 | Act4 | 仮面舞踏会—Masquerade |
1 | Act5 | まこと—SAILORJUPITER |
1 | Act6 | タキシード仮面—TUXEDO MASK |
2 | Act7 | 地場衛—TUXEDO MASK |
2 | Act8 | 美奈子—SAILOR V |
2 | Act9 | セレニテイ—PRINCESS |
2 | Act10 | 月—MOON |
2 | Act11 | 再会—ENDYMION |
3 | Act12 | 敵—QUEEN METARIA |
3 | Act13 | 決戦—REINCARNATION |
3 | Act14 | 終結 そして 始まり—PETIT ETRANGER |
3 | Act15 | 浸入—SAILOR MARS |
3 | Act16 | 誘拐—SAILOR MERCURY |
4 | Act17 | 秘密—SAILOR JUPITER |
4 | Act18 | 侵略—SAILOR VENUS |
4 | Act19 | タイム・ワープ—SAILOR PLUTO |
4 | Act20 | クリスタル・トーキョー—KING ENDYMION |
4 | Act21 | 錯綜—NEMESIS |
5 | Act22 | 思惑—NEMESIS |
5 | Act23 | 暗躍—WISEMAN |
5 | Act24 | 攻撃—BLACK LADY |
5 | Act25 | 対決—DEATH FANTOM |
5 | Act26 | 再生—NEVER ENDING |
6 | Act27 | 無限1—予感 |
6 | Act28 | 無限2—波紋 |
6 | Act29 | 無限3—2人 NEW SOLDIERS |
6 | Act30 | 無限4—SAILOR URANUS 天王はるか SAILOR NEPTUNE 海王みちる |
7 | Act31 | 無限5—SAILOR PLUTO 冥王せつな |
7 | Act32 | 無限6—3戦士 |
7 | Act33 | 無限7—変身 SUPER SAILORMOON |
7 | Act34 | 無限8—「無限迷宮」1 |
7 | Act35 | 無限9—「無限迷宮」2 |
8 | Act36 | 無限10—無限大―上空 |
8 | Act37 | 無限11—無限大―審判 |
8 | Act38 | 無限12—無限大―旅立ち |
8 | Act39 | 夢1—日食ドリーム |
9 | Act40 | 夢2—マーキュリー・ドリーム |
9 | Act41 | 夢3—マース・ドリーム |
9 | Act42 | 夢4—ジュピター・ドリーム |
9 | Act43 | 夢5—ヴィーナス・ドリーム |
9 | Act44 | 夢6—ニュー・ソルジャー・ドリーム |
10 | Act45 | 夢7—ミラー・ドリーム |
10 | Act46 | 夢8—エリュシオン・ドリーム |
10 | Act47 | 夢9—ムーン・ドリーム |
10 | Act48 | 夢10—プリンセス・ドリーム |
10 | Act49 | 夢11—アースアンドムーン・ドリーム |
11 | Act50 | スターズ1 |
11 | Act51 | スターズ2 |
11 | Act52 | スターズ3 |
11 | Act53 | スターズ4 |
11 | Act54 | スターズ5 |
12 | Act55 | スターズ6 |
12 | Act56 | スターズ7 |
12 | Act57 | スターズ8 |
12 | Act58 | スターズ9 |
12 | Act59 | スターズ10 |
12 | Act60 | スターズ11 |
ショートストーリーズ
ちびうさ絵日記
収録巻 | 話数 | サブタイトル |
---|---|---|
1 | 第1話 | 転校生にご用心! |
1 | 第2話 | 七夕にご用心! |
1 | 第3話 | 虫歯にご用心! |
受験戦争編
収録巻 | 話数 | サブタイトル |
---|---|---|
1 | 第1話 | まこちゃんのユーウツ! |
1 | 第2話 | 亜美ちゃんの初恋! |
1 | 第3話 | レイと美奈子の女子校バトル!? |
美少女戦士セーラームーン番外編
収録巻 | サブタイトル |
---|---|
1 | ヒミツのハンマープライス堂 |
2 | かぐや姫の恋人 |
2 | カサブランカ・メモリー |
2 | ぱられる せぇらぁむ~ん |
用語集
太陽系のセーラー戦士たちの一部用語やアイテムの解説についても下記では割愛する。
第一期
- 麻布十番商店街(原作漫画、アニメより)
- 東京都港区にある商店街。シリーズ通しての主な舞台で、うさぎたちの地元。アニメでは十番町商店街として登場する。
- ジュエリーOSA・P(原作漫画、アニメより)
- 大阪なるの母親が経営する宝石店。セーラームーンの初陣の場所でもある実写での初陣の場所はルネサンスホール。。OSA・P(オサピー)の由来は、作者の担当のニックネーム。
- 一の橋公園(原作漫画、実写より)
- 東京都港区にある公園。待ち合わせ場所にしたり、テレポートを行ったり等と、シリーズを通して比較的重要な場所となる。
- 十番公園(アニメ)
- 東京都港区にある公園。おそらく前述の一の橋公園に当たる場所。原作ほど重要な場所ではない。
- お団子頭(原作漫画、アニメより)
- 一般にシニヨンをつけた髪形のこと。しばしば年長者(特に衛)から、うさぎが呼ばれる渾名。作中では「お団子」や「たんこぶ頭」とも。ただし、衛は両想いになってからは名前や愛称で呼ぶ。
- クラウン(原作漫画、アニメ、実写全てに登場)
- 古幡元基がアルバイトをしている場所で、彼の父が経営している。原作、アニメではゲームセンター。実写ではカラオケルーム。
- 原作では強力なシールドを張った地下に、月のホストコンピュータ(=旧版、新装版ではメインシステム)と繋がった司令室がある。
- アニメでは、後述のセーラーVゲーム機自体がコンピュータとなっていた為、司令室はない。
- 実写では、強力なシールドを張った、基地がある。基地への入り口は、レジカウンターの近くだが、戦士以外は誰も気づかない。
- セーラーVゲーム(原作漫画、アニメ第一期より)
- 前述のゲームセンタークラウンにある横移動式のシューティングゲームで、セーラーVがプレイヤーキャラクターとして登場している。
- 原作では、実は『コードネームはセーラーV』で、アルテミスが用意したゲーム機。セーラーV時代の美奈子や、うさぎはこれで模擬戦闘を行った。このゲーム機を通して美奈子がうさぎやルナにメッセージを送ったり、ゲーム内でセーラーVが後述のムーンスティックを使用したりしている描写がある。また、このゲーム機が司令室の入口になっている為に強力なシールドが張ってあり、クリアスピードが速いと美奈子の変身ペンのアラームが鳴る。ルナが何らかの超常的な力を使い、後に亜美とうさぎの通信器となる腕時計を景品取り出し口に出したことがある。
- アニメでは、ゲーム機自体がコンピュータとなっており、その合言葉は「A:『月のウサギはお餅つき』・B:『月のお餅はベタベタしてる』・A:『焼いたらプーッと膨らんだ!』」である。これを通して、ルナに指令を出していたのはアルテミスであったことが後に判明する。
- 三日月ハゲ(原作漫画第一期、アニメ第一期より)
- ルナの額にある三日月のこと。ルナ本人はこれをハゲではないと言い張る。これを絆創膏等で隠されると、体力が出ない・話せない・探知機能が鈍る等の悪影響が出る。
- また、ルナの名前を聞く前のうさぎや、うさぎの母親がルナを呼んだ渾名。ルナは呼ばれると怒って引っかく。
- エナジー(原作漫画、アニメ、実写全てに登場)
- 生物の生命力。後述の「幻の銀水晶」の代わりに、後述の大いなる支配者への捧げ物として敵が集めていた。吸い取られた人は倒れる・眠る・やつれる等の状態に陥る。また、エナジーを吸い取られた状態で妖魔等に操られることもある。
- セーラー戦士(原作漫画、アニメ、実写全てに登場)
- 星を守護に持つ戦士達。戦闘服はセーラー服を基調にしている。
- ティアラ(原作漫画、アニメ、実写全てに登場)
- セーラー戦士の額に装着してある装飾品。セーラームーンとセーラージュピターは武器として使用した。メディアによる違いは下記の通り。
- 原作
- ムーン:第一期前半で、うさぎの覚醒に応じて3段階に変化する。1段階目は取り外して投げて攻撃名は商標登録の関係で旧版と新装版とで違っている。、2段階目は月の光を反射させてそれぞれ攻撃できるが、3段階目は攻撃要素はない。第一期後半はティアラの装着はなく、額に三日月マークが現れる。第二期以降は宝石の部分が月のマークになり、第五期になると、第一期後半と同様、装着していない。
- ジュピター:中心から常に伸びたままの状態の避雷針がある。攻撃時に雷電を集めて、攻撃する。
- アニメ
- ムーン:常に原作の1段階目の状態を保持する(第三期からはデザインが変更され、中央の宝石が月のマークに変わった)。主に第一期及び第二期前半では原作同様取り外して投げて攻撃する(1度だけ浄化技を発動させたことがある美少女戦士セーラームーン 第5話「妖魔の香り!シャネーラは愛を盗む」を参照)。
- ジュピター:攻撃時に中心から避雷針が伸び、雷電を集めて攻撃する。
- 実写
- ムーン:常に原作の1段階目の状態を保持する。取り外して投げて攻撃することもあるが、あまり使用しない。
- ジュピター:攻撃時は雷電を手に集めるため、避雷針はない。
- 原作
- マスク/ゴーグル(原作漫画、アニメ、実写全てに登場)
- タキシード仮面、セーラーV、セーラームーン、セーラーマーキュリーが装着しているマスク/ゴーグル。トレードマークであったり顔(目元)を隠したりの他に、映像や真の姿等が映ることもある。ムーンは原作第一期では装着しているが変身後すぐに取り外してしまう為、第二期以降は省略された。マーキュリーのものは、敵などの分析に使用され、ピアスへ収納が可能である。
- 羽根ピン(原作漫画、実写より)
- セーラームーンが頭に挿している羽根飾りの付いたピン。先が針状になっており、外して物を留めること等ができるが、使用されたのは原作のAct2のみ。アニメでは第三期中盤までは省略されている。
- バレッタ(原作漫画、アニメ、実写全てに登場)
- セーラームーンがシニヨンに装着しているバレッタで、音声や音波を増幅させる機能を持つ。ムーンが泣き声をあげると、音声を変換して超音波を発する。助けを呼ぶ声が聞こえることもある。後に登場するちびムーンにも同じ機能がついたバレッタがある。
- タキシード仮面のステッキ(原作漫画、アニメ、実写全てに登場)
- タキシード仮面が持っているステッキ。伸縮自在で、打撃武器として使用する。
- ダーク・キングダム(原作漫画第一期、アニメ第一期、実写全てに登場)
- クイン・メタリアを頂点とする第一期における敵組織のこと。北極圏・北極海の真上の地中奥深くに存在する。
- かつて太古の地球に侵略・洗脳し、月の王国を侵略し滅ぼした勢力。うさぎ達の前世に深い因縁を持ち、現世では戦士としての目覚めのきっかけとなった。
- 大いなる支配者(原作漫画第一期、アニメ第一期より)
- ダーク・キングダムの支配者。クイン・メタリアのこと。
- 四天王(原作漫画、アニメ第一期より)
- 第一期における反セーラーチーム。本来はプリンス・エンディミオンの守護戦士だったが、ベリルによって洗脳され、ダーク・キングダムの配下にされてしまう。詳細はダーク・キングダム-ダーク・キングダム四天王を参照。
- 妖魔(原作漫画、アニメ、実写全てに登場)
- 原作では、Act1とAct2に出てきたジェダイト配下のザコ敵。ネフライト曰く、「土人形」。ネフライトは自身の影、あとの2人に配下はいないクンツァイトは1に配下がおり、その配下の下に妖魔がいる。。
- アニメや実写では、四天王等に従って人間のエナジーの収集や「幻の銀水晶」探し等の活動を行うがその度に失敗する、ほぼ毎回1体~複数体倒されるザコ敵。
- ブラック・クリスタル・ロッド(アニメ第一期)
- ベリルが手にしている黒い水晶球のついた杖。
- レンタル・ショップ・ダーク(原作漫画第一期)
- 「幻の銀水晶」(原作漫画、アニメ、実写全てに登場)
- 月に伝わる聖石。シルバー・ミレニアムの血を継ぐ者の心に連動している為、彼女達だけが本来の力を発揮させることができる。無限のプラスパワーを発し、生命力を与えたり浄化したりでき、また使い方によっては星を吹っ飛ばすこともできる程の威力を持つ。
- 当初はうさぎの体内に封印されており、衛がうさぎを守った際に重傷を負ったことによって解放される。宙に浮き、周りが花弁状になって睡蓮型に変形することもある。アニメでは、真の力を解放すると死ぬとされる。
- 「幻の銀水晶」が正式名称だが、アニメと実写では銀水晶と略された原作でも一部略される箇所も見られる。。シリーズ通してのキーワードであり、これを巡って争い合うアニメ第三期、第四期以外。。
- 原作とアニメでは結晶として何度も登場。第一期最終戦闘の後も残り、後にムーンの変身ブローチにはめこまれるようになる。
- 実写では、結晶としては一度だけ登場し、最終戦闘の後、地球を再生した際に砕け散った。
- パソコン通信(原作旧版単行本後書き、アニメ)
- 現在の「インターネット」という語を言い表した言葉。電話回線を介して行う為、電話が通じないことも。
- クリスタルゼミナール(原作漫画第一期、アニメ第一期より)
- ジェダイトの作った学習塾で、超エリートの進学塾。講義は毎日あり、すべてパソコンを使用する。実写ではアルトゼミナールという名称。
- クリスタルディスク(原作漫画第一期、アニメ第一期より)
- 前述の学習塾で使用するディスク。学習内容が面白いためこれを使っていた塾生達は異常なほど勉強に熱中していた。実はエナジーを吸い取るための装置。アニメ版ではクリスタルゼミナールの講師に化けていた妖魔ガロベンがこのディスクを使って塾生からエナジーを奪っていた。旧版ではフロッピー・ディスク、新装版ではCD若しくはDVD。
- 通信器(原作漫画第一期第二期以降では「通信機」。、アニメより)
- 原作ではクラウンのセーラーVゲームから出てきた腕時計をルナが改造したもの(=うさぎと亜美のみ。後の3人はルナ又はアルテミスが与えたもの)。アニメではポケベル型。実写では変身機能付きの携帯電話があるため、登場しない。
- 変装ペン(原作漫画、アニメより)
- うさぎがいろいろな職業の人に変装できるペン。
- 原作では表向きクラウンのセーラーVゲームから亜美の変身ペンと共に景品として出てきたが、実際はルナが与えたもの。1度だけペンそのものが傘に変わった。
- アニメではルナが与えた。
- 実写では変身機能付きの携帯電話があるため、登場しない。
- 変身ペン(原作漫画、アニメより)
- うさぎ以外の戦士がセーラー戦士に変身するためのペン。
- 原作では、亜美の変身ペンは表向きクラウンのセーラーVゲームから前述の変装ペンと共に景品として出てきたが、実際はルナが与えたもの。美奈子のみアルテミスが与え、形状も他の3人と異なっている。戦士時にペンを投げ出すことは死を意味する。
- アニメでは、美奈子のみアルテミスが与え、他の3人はルナが与えた。
- 実写では変身ブレスレットがあるため、登場しない。
- 仙台坂上(原作漫画第一期、アニメ第一期)
- 実際に東京都港区南麻布3丁目にある5本の坂が集まる交差点。作中では、6本目の坂があるという噂もある場所。そばに火川神社がある。
- 魔の6時のバス(原作漫画第一期、アニメ第一期)
- 仙台坂経由の路線バスで、午後6時に仙台坂上を通るバスに乗車すると行方不明になるという噂。原作では死神が運転し、6本目の坂に吸い込まれるという噂がたつ。アニメでは50人程が乗ったバスが忽然と消え、警察では大量誘拐事件として公開捜査に乗り出す。実際はうさぎ達をおびき寄せる為に、ジェダイト(=原作、アニメでは妖魔)が運転して壁(=原作、アニメでは上空)に異次元に通ずる穴を開けて拉致していた。バスの行先表示は、原作旧版とアニメでは「仙台坂圣由」、原作新装版では「仙台坂経由」。
- 火川神社(原作漫画、アニメ、実写全てに登場)
- 十番街の外れの仙台坂上付近にある神社で、レイの家。由来は東京都港区元麻布にある氷川神社。アニメでは、作戦会議やテレポート、勉強会等に使用される等、シリーズを通して比較的重要な場所。
- 霊感(原作漫画、アニメ、実写全てに登場)
- レイが持つ力。周りの大人たちが気味が悪いと思っている程強い。
- T・A女学院(原作漫画、アニメ、実写全てに登場)
- レイが通っている学校で、東洋英和女学院をモデルとするミッション系一貫教育の女学校。
- 5時半の祈祷(アニメ第一期)
- 火野宮司が毎日午後5時半に行っている祈祷のこと。
- 私立元麻布高校(原作漫画)
- 衛の通う高校で、偏差値90の超進学校。中学校もあることが第二期で判明する。都内でいちばん歴史のある私立の名門校。ネクタイが中等部と高等部とで違っている。衛曰く、「やる気のあるやつだけが生き残れる、ハングリーできたねえ学校」。
- 妖気(原作漫画、アニメ、実写全てに登場)
- 妖魔等の発する「邪気」。巫女でもあるレイは、よく感知する。原作及びアニメでの初登場時、レイはこれを感知してお札を放ったが、ジェダイトによって歪められた為にうさぎに命中した。
- 物の怪(原作漫画第一期、アニメ第一期より)
- 人にとりついて、病気にしたり死に至らせたり等、祟りをする死霊・生き霊・妖怪の類のこと。平安時代の文献には多数記録されている。
- 神隠し(原作漫画第一期)
- 人間がある日忽然と消え失せる現象。作中では、ジェダイトがバスに乗せた乗客を異次元空間へ連れ込んでいた。
- 羽田空港(アニメ第一期)
- ジェダイトとの最終決戦の場所。
- D国大使館(原作漫画第一期、アニメ第一期より)
- 仙台坂下(=原作)にある世界最大の宝石産出国であるD国(=原作、アニメではダイヤモンド国)の大使館で、プリンセスD(=原作、アニメではダイヤ王女)が来日時に滞在した。
- 仮面舞踏会(原作漫画第一期、アニメ第一期、実写全てに登場)
- 原作とアニメではD国主催の晩餐会。プリンセスDが継承するという後述の幻の秘宝が世界初公開された。幻の秘宝が敵に狙われて戦闘になったが、セーラー戦士の活躍で平穏を取り戻す。戦闘後、うさぎと衛の初キスの場となった。
- 実写では桜木財閥令嬢の誕生パーティの会場として登場。このパーティはハロウィン・パーティも兼ねている。原作・アニメ同様に、幻の秘宝が敵に狙われて屋上で戦闘になった。
- 幻の秘宝(原作漫画第一期、アニメ第一期、実写全てに登場)
- 「幻の銀水晶」かと思われたもの。
- 原作とアニメではD国に伝わる秘宝で、プリンセスD(ダイヤ王女)が受け継いだ。原作とアニメでは、2,000カラットダイヤの初代D国王女の像。
- 実写では青い水晶のネックレス。後述の幻の青水晶のこと。
- 夢(原作漫画第一期、アニメ第一期、実写全てに登場)
- うさぎや衛が何度も見る、自分を呼ぶ夢。靄がかかってはっきりしない夢。衛がタキシード仮面となるきっかけになった。
- 原作では、覚醒度によって内容が変化する。衛の見る夢は他メディアと同様の長い髪の女性が「「幻の銀水晶」を、お願い・・・」と語りかけてくるもので、やや姿がはっきりするようになる。うさぎの見る夢は初めは男性が出てくるだけだったが、後に彼が何者かに襲われる夢に変わっていった。
- アニメでは衛のみが見ており、夢の内容はプリンセス・セレニティと思われる女性が「「幻の銀水晶」を、お願い・・・」と語りかけてくるもの。
- 実写版ではプリンセス・セレニティらしき女性がエンディミオンらしき男性(どちらも姿がシルエットになっていてはっきり見えない)に「「幻の銀水晶」を、お願い」と語りかけているという内容。
- 妖魔七人衆(アニメ第一期中盤)
- 前世世界で、月を侵略した際にベリルの配下であった7体の最強妖魔。アニメが原作に追いつくのを防ぐ為に加えられた設定。後述の「虹水晶」を持つ6人の人間と1匹の猫に転生した。「リフレーッシュ!!」と叫びながら妖魔から元の姿に戻る。
- 「虹水晶」(アニメ第一期中盤)
- 過去世界でメタリアを封印した際に七つに割れた「幻の銀水晶」の欠片で、虹の七色(赤橙黄緑青藍紫の各一色ずつ)をした宝石。前述の妖魔七人衆を1体ずつ封じた。
- ムーンスティック(原作漫画第一期、アニメ第一期、実写全てに登場)
- ムーンの持つ武器。主に浄化を行う。シルバー・ミレニアムの血を継ぐ者だけが使用できる。
- 原作とアニメでは「幻の銀水晶」を装着することができる。セーラー戦士が4人そろった時にルナから与えられた。
- 実写ではムーンライト・スティックと名称が変わっている。先端の三日月はクリスタルでできていて、強い攻撃を受けると砕けることもあった。最初から胸のブローチに所持していた武器で、浄化の他に通常攻撃も行う。
- 懐中時計(原作漫画第一期 - 第二期の冒頭、実写より)
- うさぎが衛からプレゼントされた、ムーンフェイズのついた懐中時計。原作とドラマとで、色や大きさ、チェーンの長さが異なる。
- 原作では、衛がうさぎを抱き上げた際にうさぎの上に落としたもので壊れていたうさぎの手に渡る前は動いていた。。一の橋公園で、衛の持っているハンカチと「トレードしようね」と約束したものだが、実際にトレードしたかは不明。セレニティ覚醒時に針が逆回転し、うさぎや3人の守護戦士に前世の記憶を呼び起こさせた。月から戻った時に再び止まったが、衛がダーク・キングダムのエンディミオンとして現れた際に再び動き出した。その後うさぎが衛と心中を図った際、うさぎが自分の胸に剣を突き立てた時、身代わりに剣を受けて大破した。第二期の冒頭で修理されて以降はっきりとは登場していない。また、第二期ではキング・エンディミオンがこれとよく似た時計を身に着けている(同じものなのかは不明)。
- 実写ではマフラーのお礼としてもらったもの。
- スターオルゴール(アニメ第一期)
- 星型のオルゴールで蓋をあけると音楽とともに中の三日月が回る仕掛けになっている。音楽はムーンライト伝説。
- 夢野夢美の絵にもあり、「恋人が愛の証に彼へ贈ったプレゼント」とされる。前世ではセレニティがエンディミオンにプレゼントしたもの。現世では衛からうさぎにプレゼントされた。
- 連れ去られた衛が現れる時に鳴る。最後の戦いの際、ムーンがこのオルゴールを鳴らしながら衛を説得し、彼の洗脳を解いた。
- 月のプリンセス(原作漫画第一期、実写より)
- セーラー戦士がルナから捜し出し守護するよう言われていた人物で、プリンセス・セレニティのこと。セーラーヴィーナスは登場当初本物のプリンセスを守り敵を欺く為、自分が月のプリンセスだと名乗り、影武者(ダミー)を務めていた。
- 東京タワー(原作漫画第一期)
- 東京都港区芝公園にある、昭和33年に完成したテレビ電波塔。ゾイサイトやクンツァイトが奪った大量のエナジーを集めるのに利用した場所。月のプリンセスと「幻の銀水晶」が出現した。
- スターライト・タワー(アニメ第一期)
- ベイエリアにある、ゾイサイトがタキシード仮面を呼び出して「虹水晶」を奪った場所。ここでセーラームーンとタキシード仮面の両者はお互いの正体を明かすことになる。この場所で「幻の銀水晶」と月のプリンセスが出現した。クンツァイトとの戦闘で崩壊し廃墟となった。
- 四つの石(原作漫画、実写より)
- 四天王が現世でクイン・ベリルに身を売った際に身を変えられた4つの鉱石。翡翠のジェダイト(硬玉)とネフライト(軟玉)、クンツァイト(リシア輝石)、ブルー・ゾイサイト(タンザナイト)の4つの石のこと。
- 原作では、ベリルに操られたエンディミオンが持っている。第一期終盤でムーンが衛と心中を図って衛を斬った時、身代わりに剣を受けて粉砕した。第二期以降は衛の部屋にあり、チャネリングによって四天王の幻影が浮かび上がり、会話することもできる。
- 実写では「四天王化石」と呼ばれる。
- 黒水晶(原作漫画第一期、アニメ第一期より)
- 原作ではベリルが手にしている水晶玉。
- アニメではネフライトが生み出した魔具。ベリルによって「虹水晶」にのみ反応するよう改造され、アニメ第一期中盤でゾイサイトが虹水晶の捜索に利用した。
- 「幻の銀水晶」の中身(原作漫画第一期)
- 「幻の銀水晶」の一部でパワー源。プリンセス覚醒時、瀕死の衛を助けようとしたうさぎの心に反応して衛の身体に吸い込まれた。第一期終盤で、うさぎが衛と心中した際に元の結晶体に戻った。
- 晴れの海(原作漫画第一期)
- 月の「海」と呼ばれる場所のひとつ。かつてシルバー・ミレニアムが存在していた場所であり、廃墟となったシルバー・ミレニアムの神殿の残骸が残されている。
- シルバー・ミレニアム(原作漫画、アニメ、実写全てに登場)
- かつて月に存在していた王国。うさぎの前世プリンセス・セレニティの生まれ故郷でもある。人の寿命は約1,000年であり、王室は女性のみで額に三日月の印がある。「地球の生命の進化を見守る役目」を持っており、聖なる石「幻の銀水晶」が守られていた。クイン・メタリアに憑依されたベリルや地球の人々の侵攻により滅亡し、プリンセス・セレニティとクイーン・セレニティもその際に命を落とした。
- ムーン・キャッスル(原作漫画第一期、アニメ第一期より)
- 月の王国シルバー・ミレニアムの宮殿。前世での滅亡時に石と変えられ崩れ落ちた。原作では、メタリア封印時の祈りで蘇った。第三期劇場版『かぐや姫の恋人』で、ルナ・プロジェクトにおいて発見されたかどうかは不明である。
- 祈りの間(原作漫画第一期)
- ムーン・キャッスルの中心部。クイーンのみが入ることを許される。
- クリスタル・タワー(原作漫画第一期)
- 祈りの間にある水晶でできた「祈りの塔」。危機が起こった時これに祈りを捧げると月が守ってくれる。初登場時は途中で折れていたが、終盤のムーンの祈りを受け、成長する。
- 正面手前にある、後述の聖剣が封印されていた台座には、コンピュータに移されたクイーン・セレニティの意思をホログラム化するシステムがある。
- 聖剣(原作漫画第一期、実写より)
- プリンセスを守る四守護戦士の剣。
- 原作では、クリスタル・タワーの前の台座にあった。元々「幻の銀水晶」でできていたが、前世での戦争時にメタリアによって石の剣に変えられていた。その硬さはダイヤを砕くほどである。ベリルを倒した際に元の剣の姿に戻り、メタリアを封印する方法が浮き上がった。
- 実写では、Special Act.でのみ登場し、一日だけセーラー戦士になれる鍵となった。
- 地球国(原作漫画、アニメ第一期より)
- かつて地球に存在していた王国。衛の前世プリンス・エンディミオンの生まれ故郷でもある第四期では「ゴールデン・キングダム」という名前があることが判明するが、連載終了後に発売された新装版でも、第一期では語られない。。悪魔・メタリアに乗っ取られ、ベリルや地球の人々を操って月の王国の「地球の生命の進化を一方的に監視する」ことへの反感を植え付け、長寿をもたらす「幻の銀水晶」に目をつけて月まで侵攻したが、シルバー・ミレニアムの滅亡と時を同じくして滅亡した。
- 太陽の異常活動(原作漫画第一期、アニメ第一期より)
- 原作では、太古、災いの年に起こった、異常な流星雨や巨大な邪悪なガスの塊が太陽から地球に降りかかる現象。
- アニメでは、太陽の黒点が異常に拡がる現象。
- 悪魔(原作漫画第一期、アニメ第一期より)
- クイン・メタリアのこと。過去の地球を洗脳したモノ。アニメでは「邪悪な意思」と言った。
- KO大学(原作漫画)
- 古幡元基、西村レイカ等が通う大学(アニメでは麻布工業大学で、そこに衛も通っている)。操られた衛が、元基の親友遠藤を消して成り代わった時の自己紹介で言った大学名。また第三期でせつなが、第四期では衛が入学する。由来は慶應義塾大学。
- 黒いバラ(アニメ第一期後半)
- ダーク・キングダムに洗脳されたタキシード仮面が投げるバラ。
- 超次元空間(原作漫画第一期)
- クラウンの司令室での戦いの際、クラウン一帯が破壊されるのを避ける為にマーキュリーが呼び出した空間。
- Dポイント(原作漫画第一期、アニメ第一期より)
- ダークキングダムの城に通じる入り口がある場所。北極圏・北極海の真上の地中にあり、原作ではここにクイン・メタリアが封印されていた。
- 額のマーク(原作漫画第一期)
- クイン・メタリアの心臓部。
- 雨の木(レイン・ツリー。原作第一期の番外編「カサブランカ・メモリー」)
- 特徴的なデザインのオルゴールで、センチメンタルな気分にさせる曲をかけ、エナジーを奪う。同名のカフェで、ゾイサイトがピアノでこの曲を弾いていた。
- 港区立十番病院(
実写)
- 亜美の母親が勤める病院。
- 実写では、美奈子(Special Act.ではレイ)が入院した病院。
第二期
アニメ版第二期について、前半:魔界樹編 後半:ブラック・ムーン編とする。
- 魔界樹(アニメ第二期前半)
- 地球とは別の世界に生まれた知的生命体。長い時を孤独に生きていたが寂しさからエイリアンを生み出す。最後は暴走して巨大化したが、ムーンに頼んで浄化され、新芽に戻った。
- エイルとアンにとっては、先祖から伝わってきた、エナジーを蓄える為の樹木。彼らの体質に合う、極上のエナジーを作り出す蒸留機能を備えている。
- エイリアン(アニメ第二期前半)
- 自称「宇宙のさすらい貴族」で、エイルとアンの正体。魔界樹から生まれ楽しく過ごしていたが、次第に魔界樹のエナジーを奪い合うようになり、エイルとアン以外は滅びてしまった。「愛」を知らない存在。最後は「愛」を知り、別世界で魔界樹の芽を育てるべく旅立っていった。エイル(Eli)とアン(En)を続けて英語表記するとエイリアン(Elien)になる。また、劇場版美少女戦士セーラームーンRに登場するフィオレも同族であり、声優も同じである。
- エイルの笛(アニメ第二期前半)
- エイルの持つ横笛。カーディアンを目覚めさせる際に吹く他、魔界樹からエナジーを引き出す際にも吹く。また、気まぐれに女性(特にうさぎ)の為に吹くこともある。
- カーディアン(アニメ第二期前半)
- 第一期の妖魔の様なモノで、エイルとアンに従って人々からエナジーを奪う活動を行うがその度に失敗する、ほぼ毎回1体ずつ倒されるザコ敵。「クレンジング!!」と叫びながら元のカードに戻る。
- カーディアンカード(アニメ第二期前半)
- エイルとアンがカーディアンを召喚する際に使用するカード。それぞれの回で登場するカーディアンの絵柄が描かれており、エイルの笛の音によって実体化しカーディアンとなる。カーディアンが倒されると、カードは力を失って絵柄が消え、黒紙になる。
- 腕時計型通信機(原作漫画第二期 - 、アニメ第二期 - )
- セーラー戦士達が使用する腕時計型の通信機。五人それぞれ色が違う(うさぎはピンク、亜美は青、レイは赤、まことは緑、美奈子は黄色)。後に玩具として商品化された。
- ルナPボール(原作漫画第二期 - 、アニメ第二期 - )
- ちびうさと常に一緒にいるボール型の未来世界の玩具。ルナの頭部を誇張させた形をしており、天辺にアンテナが付いている。弾ませることによって特殊な能力を発揮し、様々な物に変えることができる(アニメでは「ルナP変化」と掛け声をかける)。ちびうさがブラック・レディとして覚醒した際、原作では「うるさいオモチャね」と言って壊してしまうが、アニメでは額の三日月が黒く染まって反転し、アイテムとして使用する。
- 原作では喋らせることができる。ちびうさは登場当初、これを使って寂しさを紛らわしたり、クラウンでゲームを操作したりしていた。原作では、何度か壊れている。
- アニメではプルートと連絡を取り合っていた。また、ちびうさが夢に囚われてしまったときは、セーラープルートがこれを通してセーラー戦士達に助けを求めた。
- 有栖川宮記念公園(原作漫画第二期)
- 東京都港区南麻布にある公園。ちびうさが初登場時に逃げ込んだ。
- アブラ・カダブラ・ポン(原作漫画第二期)
- ちびうさがプルートから教わった、「楽しくなる呪文」。ルナPとこの呪文を使って鳩を出したことがある。由来は呪文の「アブラカダブラ」から。
- ブラック・ムーン(原作漫画第二期、アニメ第二期後半)
- デス・ファントムを頂点とする第二期における敵組織。額にシルバー・ミレニアムとは逆位置の黒い三日月がある。「幻の銀水晶」の継承者である「rabbit」の抹殺と、「幻の銀水晶」を叩き潰すことが共通の表の目的。
- 原作では「幻の銀水晶」の影響を受けて長寿社会となってしまった地球を嫌って「幻の銀水晶」の影響を拒否した短命の好戦的な一族で、ネメシスに流罪されたデス・ファントムの末裔。後述の「歴史の再生」が表の目的で、真の目的は「邪黒水晶」と「幻の銀水晶」を手に入れ全宇宙を支配すること。
- アニメでは、30世紀でシルバー・ミレニアムによって鎮圧されて地球から旅立った人々で、特異な超能力を持った生命体へと変化した。地球を滅ぼし、世界を暗黒に染めること、更には時間も空間もエネルギーも思うがままに操り、あらゆる星あらゆる次元を手に入れることが真の目的。当初は地球を離れ、ネメシスに住まざるを得なくなってしまった祖先の恨みを、地球の歴史を塗り替えることで復讐を果たし、一族を地球に移住させることが目的だった。ネメシスには他にも登場しなかった一族の者が住んでいる。
- 「歴史の再生」(原作漫画第二期)
- ブラック・ムーンの表の目的。デス・ファントムの真意を知らぬ、プリンス・デマンドの悲願である。白い月の王国に侵されて長寿社会となってしまった歴史を、その支配前の過去へ戻って塗り替え、ブラック・ムーンの社会を新たに築くこと。
- オペレーション(原作漫画第二期)
- operation(作戦)。前述の「歴史の再生」の実行作戦のこと。コードは001 - 005及びEXがあり、英語名称にはすべて「Re-」で始まる用語が使用される。
- あやかしの四姉妹(原作漫画第二期、アニメ第二期後半)
- 第二期における反セーラーチーム。詳細はブラック・ムーン一族-あやかしの四姉妹を参照。
- 原作ではオペレーションの実行をしに1人ずつやってくるが、マーズ・マーキュリー・ジュピターをそれぞれ捕らえた直後にムーンによって倒されてしまう。
- アニメでは「幻の銀水晶」の力によって浄化され、普通の人間として生活を始める。
- ドロイド(原作漫画第二期、アニメ第二期後半)
- 原作では、「邪黒水晶」から作られた尖兵。人間と入れ替わってブラック・ムーンの社会を築く為の活動をする。完成品にはヴェネティとアクアティキ等がいる。
- アニメでは、第一期の妖魔の様なモノで、あやかしの四姉妹やエスメロード等に従ってダークパワーを振り撒く活動を行うがその度に失敗する、中盤まで毎回1体ずつ倒されるザコ敵。
- ダークパワー(アニメ第二期)
- 原作での「マイナスパワー」に相当する言葉。負のエネルギーを発する。
- ちびうさのエナジーパワー(アニメ第二期)
- ちびうさが悲鳴を上げた時に発生するエナジーの柱。ちびうさの額に、普段は無い三日月のマークが現れる。あやかしの四姉妹やセーラー戦士達が、ちびうさの居場所や異変を知る手がかりとなった。
- UFO(原作漫画第二期、アニメ第二期後半)
- 一般に、英国を中心に世界中で報告されている、未確認飛行物体のこと。
- 原作では、円盤(ソーサー)とも表現される。ブラック・ムーンの前線部隊がこれに乗って時空を超えて30世紀のネメシスから20世紀の地球へやってきた。TOKYOだけで200件以上確認された。
- アニメでは、ルベウスの前線基地(後述のブラック・ムーン一族の空中要塞)として最初に登場する。また、未来世界のクリスタル・トーキョーを襲った際に大量に現れ、攻撃を行った。
- 人体自然発火現象(原作漫画第二期)
- 人間が突然原因不明のまま燃え出し、黒焦げになってしまう現象及び事件。真相はコーアンの担当したオペレーション「Re・cruit」で、送り込んだドロイドと入れ替える為に殺したもの。
- 超常現象研究部(原作漫画第二期)
- T・A女学院で更科ことの(=旧版、新装版では更科琴乃)が部長を務める部活動。学祭では元麻布中学のSF研と一緒に霊媒やUFO等超常現象の出店をする。レイが占いを手伝った。
- 超常現象同好会(原作漫画第二期)
- T・A女学院でコーアンが作った同好会。学祭の占いで家庭事情や過去をピタリと当て、死期の宣告まで行って大騒ぎになった。
- ミステリー・サークル(原作漫画第二期)
- 一般に、英国を中心に世界中で報告されている、穀物等が円形(サークル形)に倒される現象やその跡。ここでは、ブラック・ムーンがオペレーション遂行の為に乗ってきたソーサーが着陸した跡。
- ダウジング(原作漫画第二期、アニメ第二期後半)
- 振り子を使って水脈や金鉱脈等の目的物を捜すこと。作中では、「邪黒水晶」のピアスを振り子として使用している。
- 原作では、ベルチェがオペレーション「Re・move」で、亜美やちびうさを捜すのに使用した。
- アニメでは、エスメロードが後述のネガティブ・ポイントを探すのに使用した。
- ウィルス(原作漫画第二期、アニメ第二期後半)
- 病原体のこと。
- 原作では、ペッツがオペレーション「Re・new」で、嵐に乗せて悪性のウィルスを飛ばし、ドロイドと入れ替えようとした。
- アニメでは、エスメロードが後述のネガティブ・ポイントの一つであった十番病院攻略に使用した。
- チャネリング(原作漫画第二期)
- 霊媒や交霊等のこと。カラベラスがオペレーション「Re・birth」で、メディアを通して人々を洗脳しようとした。また、衛も4つの石を媒介として四天王との会話を行う。
- クリスタル・ポイント(アニメ