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舞/池上遼一

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著者: 池上遼一
巻数: 3巻

池上遼一の新刊
の新刊

最新刊『舞 3


出版社: メディアファクトリー
シリーズ: MF文庫


舞の既刊

名前発売年月
舞 1 2003-01
舞 2 2003-02
舞 3 2003-03

』(まい)は、週刊少年サンデーに1985年14号から1986年16号まで連載された漫画。原作・工藤かずや、作画・池上遼一。単行本は小学館少年サンデーコミックスから、全6巻。2003年にメディアファクトリーから文庫版全3巻、2006年に同じくメディアファクトリーからワイド版全2巻が発行されている。英語版タイトルは“Mai The Psychic Girl”。この作品に登場する超能力者は全て、複数の能力を宿し、空中飛行しながら念動力を使いこなすことも可能。他に透視やテレパシー、さらには光視線(要するに「目からビーム」)と多彩な能力が出てくる。

作品概要

スイスのジュラ山中にある、世界の秩序を影からコントロールする秘密結社「十三賢人同盟(サーティーン・ウィズダム・アーリアンス)」は、知能テストに織り込んだ判定により、世界でも最高レベルの超能力を持つ子供達を5人選び出した。その中にいた、日本の少女・久住舞に、総帥の龍は目をつける。

登場人物

久住 舞(くじゅう まい)
東京に住む14歳の少女。母親譲りの巨大な超能力を宿す。争いを好まない性格で、自己犠牲とも言える思いやりもある。その力ゆえ、様々な困難に父親もろとも巻き込まれてゆく。一人称を「ボク」とするボク少女。「舞」の名前は、弥勒菩薩のサンスクリット名・マイトレーヤからきている。
久住 秋一(くじゅう しゅういち)
舞の父親で、丸菱商事に勤務。戦国時代に栄えながら、およそ300年前に絶えたはずの戸隠流体術(とがくしりゅうたいじゅつ)を使いこなす。娘の舞を狙う者たちの存在に気付き、舞を連れて逃避行を繰り広げる。
久住 麻稀(くじゅう まき)
舞の母親で、故人。しかし霊となった今も娘を見守り、時には導き守り抜く、まさに母親の鑑。彼女の血筋、御裕家(みひろけ)は、神代の昔から戸隠を守り続けてきた超能力者の一族。
海江田 千蔵(かいえだ せんぞう)
旧陸軍の中野学校の出身で、情報機関「海江田情報サービス」の主宰者。「十三賢人同盟(サーティーン・ウィズダム・アーリアンス)」(以下「ジュラ」と記す)の命を受け、舞の捕捉に乗り出す。日本の影の実力者といわれ、豊富な経験に基づいた細かな指示を下すだけでなく、臨機応変に不測の事態にも対応する。
月狼(つきろう)
5メートル近い身長で、怪力を誇り、獣のような唸り声を発するのみで喋れない、狼少年を大人にしたような存在。しかし海江田には忠実に従う。
剣持(けんもち)
海江田の側近で、懐刀とも言える男。海江田に忠実に従うだけでなく、的確な意見も述べる。
ロン
舞と出会い、そのまま飼い犬になった仔犬。舞と共に暮らしていくうち、敵となる超能力者に気付き警戒するようになる。
ターム・ガルテン
(連載当時の)東ドイツ国籍で、13歳の超能力少女。父親は東ドイツ大使。家族や身の回りの人間には能力を隠しているが、舞と違って性格は傲慢で、『自分は神の末裔で、この力は人を神に従わせるためのもの。』という考えを持っているため、ライバルを乗っていた飛行機もろとも消し飛ばすといった、破壊や殺人もためらわずにやってのける。ジュラの計らいにより、舞の住む東京に送り込まれてくる。
デビッド・ペリー
アメリカ国籍で、15歳の超能力少年。来日してすぐ、海江田抹殺の命を受ける。うまく能力を隠していた舞やガルテンと違い、化け物呼ばわりされて苦しんできた過去がある。
バイオン・ユウワン
モンゴル国籍で、14歳の超能力少年。来日してすぐ、他の超能力者との連絡係を務める。いつも鼻水をたらしていて、かなり食い意地も張っている。
グラル・ホン
ベトナム国籍で、16歳の超能力少年。来日してすぐ、舞の通う学校へ転入させられ、舞の見張りを務める。一見間抜けでよくからかわれるが、次第に舞に好意を寄せていく。