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荒野の蒸気娘/あさりよしとお

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著者: あさりよしとお
巻数: 4巻

あさりよしとおの新刊
荒野の蒸気娘の新刊

最新刊『荒野の蒸気娘 4


出版社: ワニブックス
シリーズ: ガムコミックス


twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)

_spsp22 荒野の蒸気娘 【新装版】 下巻 (ガムコミックスプラス) [コミック] http://t.co/Hd5B9K958T
asariyositotter RT @gan_nos: あさりよしとお著「荒野の蒸気娘」読了。漫画大好きだけど、実はあさりよしとお初心者で。可愛い絵柄に惹かれて買ったなら、含蓄ありすぎ結構ハード。でも、そのバランス感覚が癖になるのかなー、なんて。アステロイド・マイナーズのときも、同じような感想を持った ...
asariyositotter RT @accidentaccent: 負けって書いてあるけど何と戦ってんの?さっきからww @0garuna0: 荒野の蒸気娘 #フォロワーが知らないだろって漫画を呟いてRTされたら負け これなら…知ってる人ほとんどいないはず…!
asariyositotter RT @0garuna0: 荒野の蒸気娘 #フォロワーが知らないだろって漫画を呟いてRTされたら負け これなら…知ってる人ほとんどいないはず…!
asariyositotter RT @warika_TB: #フォロワーが知らないだろって漫画を呟いてRTされたら負け 荒野の蒸気娘

荒野の蒸気娘の既刊

名前発売年月
荒野の蒸気娘 1 2006-02
荒野の蒸気娘 2 2006-12
荒野の蒸気娘 3 2007-08
荒野の蒸気娘 4 2008-06

荒野の蒸気娘』(こうやのじょうきむすめ)はあさりよしとおの漫画作品。「コミックガム」(ワニブックス)連載、全4巻。

タイトルや蒸気ロボという設定の一部にはフランク・リード・Jrの小説『荒野の蒸気男』へのオマージュが込められている。

概要

石油が枯渇した未来で、姉妹ロボットの「アン」と「アリス」、そして「彼女ら」に旅の用心棒としてを雇われながらも姉妹を利用して金を儲けようとたくらむ男のジョーが西へ向かって旅する物語。

姉妹は金属的で無骨な外観をしており、特に妹のアリスは巨大で二本足に2本の腕を持つが人間型ですらない。しかし「設定」として可憐な少女の姿を持っている。アンは自分をロボットと認識して一般常識も備えているが、アリスは自分は悪い魔法使いに今の姿にされただけで、設定としてある写真が本当の姿だと信じて疑わない。そのためアリスは少女のような仕草をするが、周りからは巨大な機械が不気味な行動をとっているようにしか見えない。その認識と現実のギャップをおもしろおかしく描いた「要脳内補完コミック」である。

登場人物

アリス
姉妹ロボットの妹。設定上は金色のロングヘアーにリボンをつけた可憐な容姿をしている。しかし実際の姿は樽型の胴体に蒸気機関を搭載した巨大なロボット。二足歩行であるが人型とも少し違い、巨大な胴体に短く太い足、地面まで届く長い腕を持っている。顔に至っては、半球型の頭に半球型の目、鼻は無く胴体との継ぎ目が大きく開く口となっており、ある巨大ロボットそっくり。しかし悪い魔法使いにロボットの姿に変えられた信じており、性格も少女的で世間知らずで、外見の巨体に似合わず荒っぽいこと全般が苦手である。ジョーを「おにいちゃん」と呼び慕っている。動力機関を設計した技術者を「お父さま」と呼んでいたが、彼が亡くなって後に彼の遺言に従って、姉と共に西を目指す旅に出た。
アン
姉妹ロボットの姉。設定上は赤毛をショートカットにしているボーイッシュで落ち着いた少女。現実世界では等身大の外部動力式人型ロボットで、ヘルメットをかぶったような頭をしており、顔は目以外はない。アリスとアンビリカルケーブルで常に繋がれており、それを通してアリスから蒸気圧と見られるエネルギーが供給されている。頭脳部の試作として先行して作られたので、妹とは違い自分をロボットとして認識しており、一般常識も備えている。ジョーに対しては、その素性や目的を疑うなど、あまりいい感情を持っていないが、一応目の届く範囲では妹の手前、信用するそぶりをしている。
アビゲイル
アリスに隠された狂暴な第二人格。アリスとアンにいつも通りでは切りぬけられない様な危機が迫った時に現出する。基本的に「敵対者はその理由の如何によらず徹底的に壊滅させる」という性格だが、設定上では黒髪ロングヘアーに黒いリボンの「女の子キャラ」をもっている。なお意識は常にあり、彼女が目覚めたときに意識を失うアンやアリスに替わって活動するときは、アリスの顔の裏側にある猫耳部分がそのまま回転して「鬼のマスク」となる。
ジョー
アンとアリスに同行する青年。雇われ先のガソリンを盗み出し、売って儲けようとしたが失敗、捕らえられリンチで殺されそうな目にあって町から逃げることとなった。当初はついてくるアリスを疫病神扱いして逃げようとしていたが、彼女が金になるとわかり態度を変える。しかし基本的に善良な人格を持つ「彼女ら」を裏切ることには少なからず良心の呵責を感じており、またアリスに内蔵されているらしい秘密を政府や一部権力者が独占することに疑問を抱いている。
ゼルダ
アリスを狙う組織がアリス捕獲の為に建造したらしい姉妹機。設定上はカチューシャをつけた黒髪オールバック・ストレートヘアのきつそうな少女。現実には黒い巨体の鋭角な顔をしたロボットで、腕には格闘用の装備を持つ戦闘マシン。呪いによって姿を変えられたと思い込まされており、呪いを解くためにはアリスの心臓が必要だと言われ、執拗に一行を付け狙う。ただし人格モデルはアリスやアンの延長にあり、貧しい兄弟には悪態をつきながらも同情心を起こすなど、根は善良な性分である。
ロボット技術者(名前不明)
腕は優秀だが何処か「逝っちゃった」目付きをしているロボット技術者。アリスやゼルダに対してフェティッシュな反応を示し、整備や修理の際に彼女らを恥ずかしがらせたりしている。いわく「美の礼賛者」とのことで、旅を続けるアリスを追っかけて家を捨て旅に出てしまい、行く先々でアリスやゼルダに付きまとっている。

単行本

  1. ISBN 4-8470-3537-2 (2006年02月10日発売)
  2. ISBN 4-8470-3584-4 (2006年12月10日発売)
  3. ISBN 978-4-8470-3604-0 (2007年08月10日発売)
  4. ISBN 978-4-8470-3635-4 (2008年06月10日発売)