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華麗なる食卓/ふなつ一輝

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著者: ふなつ一輝
巻数: 46巻

ふなつ一輝の新刊
華麗なる食卓の新刊

最新刊『華麗なる食卓 46



twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)

mri_debu 好きなマンガは、美味しんぼとクッキングパパとミスター味っ子と華麗なる食卓と味いちもんめと孤独のグルメと喰いタンと焼きたて!!ジャぱんと鉄鍋のジャンとかかな~
o_chan_1990 そういや前回の華麗なる食卓って単なるエロ漫画だったよね?
musyumuramura_s RT @torakka_bentu: そういや前回の華麗なる食卓って単なるエロ漫画だったよね?
kenji20121210 そういや前回の華麗なる食卓って単なるエロ漫画だったよね?
tatuya20121214 RT @kenta20121215: そういや前回の華麗なる食卓って単なるエロ漫画だったよね?

華麗なる食卓』(カレーなるしょくたく)は、『週刊ヤングジャンプ』(集英社発行)に連載されている漫画作品。2010年10月現在38巻まで発刊。また、レシピをまとめた『美味なるレシピ編』も発刊されている。作者はふなつ一輝、監修は食文化研究家の森枝卓士。話数カウントは「その○」。

概要

カレー及びカレーに関する料理(サラダやインド料理など)を題材にした料理・グルメ漫画で、作中に登場した料理のレシピ(簡易アレンジ版もあり)が付いているのが特徴。世界初カレー漫画と謳われている。

また、ハウス食品とのコラボレーションでレトルトカレー「マキトのインド風バターチキンカレー 中辛」(1巻)、「マキトのイカ墨カレー 中辛」(2巻)、「マキトのインド風キーマ・マタール」(1巻)がコンビニ限定で発売された。

青年漫画のためか、女性のヌードシーンが度々出てくるのが特徴。コミックスのカバーを外すと高確率で登場した女性キャラが脱いでいる。

あらすじ

第一部

「近代亜細亜料理紀行」の著者である佐久間鋭司を探すため、兄弟子である曽根崎総一郎の店である「ガネーシャ」を探していた高円寺マキト。彼は「黄花楼」などの店を転々としながら、ホームレスさながらの状態で3ヶ月彷徨っていたところを、総一郎の娘の曽根崎結維に干からびた状態の所を救われ、ようやくガネーシャに辿り着いた。しかしそこには総一郎の姿は無く、店も閑古鳥の鳴いている状態であった。そこでマキトは恩返しのため、ガネーシャの再建に協力することとなる。大手老舗料理屋・翠蓮によるガネーシャの買収工作や、店舗の焼失、結維に好意を持つかつての知人ライアンの挑戦などにより、マキトと結維は何度も危機に陥るが、そのたびに絆を深めていく。マキトは料理人としていろんな悩みや問題を抱えた客にカレーを食べさせ、本人の力になったりカレーを通して気付かせたりと、人間ドラマ的なエピソードも展開する。
コミックスでは1巻から9巻までが相当する。

第二部

関西編
「佐久間鋭司の実家が大阪にある…」 総一郎からそう教えられたマキトは大阪へと旅立ったが、またもやホームレス状態なってしまい、「華屋敷」で(ほとんど意図的に)食い逃げをしてしまう。その代金を払うために時給100円で働くことになり、そこで七瀬眞尋甲斐谷晃と出会う。二ノ宮光生と一悶着の際に、GIFC(エディブルファイトを主催してる大企業)の藤堂より、料理選手権「エディブルファイト(7th BATTLE カレー)」への参加の誘いがあり、七瀬、甲斐谷と共に「エディブルファイト」に参加することになる。関西地区予選の準決勝まで勝ち進んだのだが、そこでミスターレジェンドこと土門海に敗北し、本戦に進むことができなかった。
コミックスでは10巻から17巻の中盤までが相当する。
北海道編
生来の負けず嫌いからか、土門にリベンジするためにマキトは華屋敷を辞め、土門を追って北海道へと渡った。函館で同じく土門を追っていた国東心と出会い、彼女と共に土門の元に向かうこととなる。土門に中々相手にしてもらえない事からしばらく一緒に生活することになったマキトは、そこでヒグマに襲われて重傷を負ってしまうが、土門と自分との料理の違いを悟り、ヒグマを追い払えたのだった。
コミックスでは17巻の中盤から18巻までが相当する。
エディブルファイト本選編
病院で土門の口から、GIFCの社長が追い求めていた佐久間鋭司である事を知ったマキトは佐久間鋭司に近づくため、GIFC所属の料理人軍団「エディブルガーディアン」となろうとする。そして現エディブルガーディアンNo.7と戦い、それに勝利してNo.7となった。
決勝戦で姿を現す佐久間鋭司に会うため、エディブルファイトでのマキトの戦いが始まる……。

登場人物

声優はネットラジオドラマ版。

メインキャラクターとその関係者

高円寺マキト(こうえんじ まきと)
声 - 真殿光昭
この作品の主人公。多くの国を渡り歩き、所持するカレーのレシピの数は300以上(GIFC調べ)のカレー料理人(自称)。24歳。とてもスケベで女好き。料理に対する姿勢は本物で、何よりも客を大事にと心掛けている。カレー以外の料理の腕はもちろんで、ケンカも強い。大の負けず嫌いで、勝負で負けると叫んで暴れて勝つまで再戦を申し込んだりするかなり子供らしい一面もある。シナモンの香りが好きで、集中力を高めたい時にはシナモンスティックをくわえながら調理する。調合したスパイスの比率すらわかるほどの抜群の嗅覚を持つ。下戸で酒はあまり飲めないらしく1本も飲まず撃沈したり2、3本で泥酔し酒を飲んだ後の記憶を失くすなどかなりの弱さ。真赤なバンダナと金髪が特徴、また、後述のヒグマに襲われた後では、左右の瞳の色が違って描かれている場合がある。普段は瞳の色の描き分けがされておらず、作中では明言されていないので、怪我による虹彩異色症か、能力の顕現を表現した演出かは不明。関西弁でしゃべる好(?)青年。「マッキー」「マッピー」「マケト」「マーちゃん」「コーちゃん」「マキート」「食い逃げ」などたくさんのあだ名を持つ。マキトは知らないが、腹違いの妹が存在する。
生まれ育った場所はシンガポールだが、マキトはれっきとした日本人。宿屋を経営する母・高円寺美冬の手で育てられた。が、母はマキトが小学生の時に交通事故で他界。その後は隣人の料理人の手で、料理人としての腕を鍛えられた。 それでも母の作ったカレーを作ることができず、その答えと、自分の出生のことを知らない父・佐久間鋭司を探すために旅に出た。インド、タイ、スリランカ、パキスタンなど世界中を回り、19歳で日本に流れ着く。21歳のとき、佐久間の唯一の手がかりである曽根崎総一郎のお店・ガネーシャにたどり着くが、本人が不在のため、ガネーシャに1年近く居座り、曽根崎結維向井新二と共に店を繁盛させていく。店を狙う「翠蓮」の送り込んでくる刺客の宇童龍平椎名トオルと料理勝負をし、次々と勝利を収めていく。店が放火され改装している間は、車を借り移動カレー店を開業し、その際結維のためガネーシャをやめさせようとする結維の母曽根崎優子を料理の腕で認めさせ、店を存続させることに成功する。再開されたガネーシャにはマキトの独断で巨大な象のオブジェが取り付けられた。が、開店前日に結維にセクハラしたため窓から突き落とされたマキトが鼻を折ってしまい、以降シンボルの象の鼻には包帯が巻かれることになる。総一郎が帰国して店に戻ったことがきっかけで、佐久間の手がかりを得てガネーシャを去り、大阪へ渡る。大阪にある華屋敷で食い逃げしたことがきっかけとなり働き、七瀬眞尋甲斐谷晃とともに「エディブルファイト」に出場し、準決勝で土門海に敗れる。その後、土門にリベンジするため北海道を訪れた際、函館で国東心と出会い、旅を共にする。土門とは再会できたが相手にされずしばらく一緒に生活することに。そこで野生のヒグマに襲われるが、九死に一生を得る。その経験から料理とは食べる側と食べられる側で成り立っていることを理解し、土門のように食材の善し悪しが視えるようになる。土門から佐久間が現GIFCの社長であることを聞き、現在は佐久間に近づくため、東京に戻りエディブルガーディアンの一人として「エディブルファイト」に出場している。以来ガネーシャに居候しているが、総一郎に働けと言われ、結維の志望する短大の近くにある寂れたカレー屋に自分が育ったシンガポールの料理屋を重ね、そこの店長として雇われる。店の名前は「カレー大将」。口癖は、「快心の一食をお見舞いしたるワ」
エディブルファイト本戦リーグではAブロック。第1戦琉球庵と戦い50対47で勝利。第3戦ホテルインペリアリと戦い46対50で敗北。第6戦アスタリスクと戦い50対42で勝利。第9戦黄花楼と戦い49対47で勝利。4戦3勝1敗で決勝トーナメント進出。第一試合では華屋敷と対戦し、50対50で引き分けるが華屋敷側がプレーオフを辞退したために勝ち抜ける。
誕生日:1980年1月22日 身長:178cm 体重:74kg 血液型A型
曽根崎結維(そねざき ゆい)
声 - 中島愛
この作品のヒロイン。曽根崎総一郎の娘で、高校生。小さい頃から、お腹をすかしている動物を見ては、食べ物をあげ家に連れ帰っていたため、彼女の家には多くの小動物がいる。その理由で、行き倒れていたマキトを救った命の恩人。経営不振で潰れかけていたお店を諦められず、マキトと一緒にお店をたて直すことを決意する。初めのうちは、マキトのことを信用していなかったが、マキトの料理に対するまっすぐな姿勢を傍で見て、彼を信頼するようになる。マキトと2人で様々な危機を乗り越えていく内に、次第にマキトに惹かれていく。エディブルファイト本戦大会(決勝トーナメント)でマキトのパートナーを務めることになる。夢である保育士になるため、短大を受験し、無事合格した。マキトとはいつまでも友達以上恋人未満の関係が続いている。
家が料理屋であるためウェイトレスの仕事は得意中の得意。しかし料理屋の娘の割に料理の腕は絶望的である。が、練習を重ね、今では大分マシになった様子。極度の味覚オンチ等ではないため、味見をしない事が最大の原因であると考えられる。得意といえるかどうかは微妙だがレパートリーはインスタントカレー。嫌いな食べ物はサバ。胸が小さいことにコンプレックスを抱いている。よく転ぶ。特技は剣道で高校の剣道部に所属していたが、店が忙しいため幽霊部員となっていた。少々視力が悪いらしく、勉強するときはメガネをかけている。また、第1部ではロングだった髪型を、第2部から短く切っている。
捨て犬だったハナちゃん、捨て猫だった真猫丸(しんびょうまる)・パカにゃん・コチビ・クロを飼っている。趣味はB級映画鑑賞
誕生日:1985年10月10日 身長:155cm スリーサイズ:B79/W57/H80(1巻)→B80/W56/H80(30巻) 血液型O型 
コミックス1・30巻のカバー裏担当。コミックス1・2・14・30巻の裏表紙担当。コミックス12・19・30巻の表紙担当。
穂積尚(ほづみ なお)
結維のクラスメイトであり、よき理解者。結維をよくからかって反応を見て遊んでいるが、2人の仲は良好。若干ひねくれていはいるが、自分が悪かったら謝る根は素直な性格(ツンデレ?)。向井新二と一緒に三陽軒というカレー屋を訪れてから、向井のことが気になり始め、その後付き合い出した。長い黒髪の美少女だったが、向井と付き合い始めた頃に髪を切った。マキトの事を「マッキー」と呼び、向井のことを「新ちゃん」と呼んでいる。体を動かすのが嫌いでカナヅチ。占いが嫌い。趣味はテレビゲームで外出先でも携帯ゲーム機を持ち歩いている。
誕生日:12月8日 身長:160cm スリーサイズ:B84/W60/H89 血液型B型
コミックス4巻の裏表紙担当。コミックス5巻のカバー裏担当。
五木田小百合(ごきた さゆり)
結維のクラスメイト。他に類を見ないほどブサイクだが、逆ナンが大好き。なぜかマキトのことをマケトと呼んでいる。登場した当初は尚に若干ウザがられていたが、いつの間にか結維を含め3人でつるむようになっていた。あだ名は「ゴッキー」。俵和田と付き合っている。
誕生日:1986年3月12日 身長:165cm スリーサイズ:B85/W70/H88 血液型O型
コミックス7巻の裏表紙担当。コミックス8巻のカバー裏担当。※確認する際はグロ注意。
宇童龍平(うどう りゅうへい)
声 - 乃村健次
翠蓮がガネーシャに差し向けた第一の刺客。株式会社「翠蓮」に雇われ、数々のお店を閉店へ追い込んだことから「潰し屋」と呼ばれていた。しかし、当の本人は、父親の借金返済と妹の事故による入院費を支払うために仕方なく潰し屋をやっていて、妹の事故が翠蓮の仕業と知ったとき、マキトと共に翠蓮に復讐することを誓う。翠蓮を辞めた後は、夜通しでバイトをしている。風貌からヤクザと間違えられるが、本人もヤクザに知り合いがいるらしく、間違われても仕方が無い。妹によると「ガラ悪い」「バカ」「女好き」「オッパイフェチ」。閉所恐怖症で飛行機とピーマンが苦手らしい。
GIFCに潜入し、樋口尊という人物を探しているらしく、エディブルガーディアンのマキトを利用して、その所在を突き止める。妹の事故の黒幕が樋口であることを再確認し樋口と接触するが妹が事故からたちなおっていることもあり復讐することをやめた。
名前の由来は宇崎竜童から。
誕生日:1975年8月21日 身長:187cm 体重:95kg 血液型A型
宇童亜弥(うどう あや)
声 - 井本恵子
宇童の妹。元々、目が不自由でその上、翠蓮の第三事業部部長・森脇利紀の仕業で交通事故にあってしまう。それが原因で、外に出ることを拒んでいたが、マキトのカレーにより勇気付けられる。その後、外に出るようになり、皆と打ち解けていく。現在は麗奈の下でピアニストを目指している。
結城麗奈(ゆうき れいな)
声 - 平田絵里子
宇童の彼女。宇童の反対により、お金の援助はしていないが彼のことを信じており、お互い強い絆で結ばれている。職業はピアニストで、趣味はテニス。
誕生日:8月1日 身長:167cm スリーサイズ:B95/W61/H93 血液型:B型
コミックス3巻のカバー裏担当。
椎名トオル(しいな とおる)
翠蓮がガネーシャに差し向けた第二の刺客。父親の形見である2本の洋包丁を自在に操る和風カレーの料理人。「洋食館中尾屋」のシェフ。幼い頃、現エディブルガーディアンNO.4の悴田准一に父親を卑怯な料理勝負で店から追放させられ、そのことが元で唯一の肉親である父親が自殺したことからインドカレーを異常に憎んでおり、独断でガネーシャに放火まで行った。榊と組んでマキト・宇童組とカレー勝負を行うが敗れる。勝負後に放火の件を自首した。マキトのことを「マラジクン」と呼ぶ(※マラジとはインドの言葉で「料理人」の意味を持つらしい)。
第二部では出所して、ブロッサムに勤務して「エディブルファイト」に参戦。本戦トーナメントで、因縁の悴田と激突する。勝負寸前、父の死の秘密に暴走するが、マキトや由維の説得でやるべきことを理解し、遅れ馳せながら悴田に勝負を挑み、勝利する。
誕生日:1982年11月18日 身長:170cm 体重:56kg 血液型B型
榊圭吾(さかき けいご)
詳細はル・グラン・フィー参照。
フランソワ・ルドワイセン(Francoise Ledoyen)
詳細はル・グラン・フィー参照。
高円寺美冬(こうえんじ みふゆ)
マキトの母親。関西からシンガポールに移り住み、安宿をやっていて、彼女がつくって出すチキンカレーは評判がよかった。そのことがきっかけで、当時ルポライターの仕事をしていた佐久間鋭司と知り合い、2人の間にマキトが生まれる。しかし、佐久間はマキトが生まれる1年近く前にシンガポールを出ていて、彼が戻ってくることをずっと信じていたが、マキトが12歳のときに交通事故で他界する(享年36)。マキトが常に手首につけているブレスレットは美冬の形見である。
コミックス8巻の裏表紙担当。

ガネーシャ

曽根崎総一郎が店舗を借り、開いた東京都杉並区にあるカレー屋。経営不振で潰れかかったため、総一郎は再び修行に出かける。マキトが訪れてからは結維との約束で店を再興させる。この店の土地を狙う翠蓮の手により何度も危機に陥るが、何度もそれをくぐり抜けていく。椎名トオルに放火された後は、改装され象の神様であるガネーシャをシンボルとした外観で新装開店を果たす。総一郎が戻ってからは彼が店長として再びガネーシャの厨房に立つことに。現在、従業員としてカレ研の香西をアルバイトとして雇っている。

曽根崎総一郎(そねざき そういちろう)
声 - 高瀬右光
マキトの恩人でありガネーシャの店長。シンガポールで修行中にマキトと同じ店で働いていた。マキトがガネーシャを訪れる前日に、店が経営不振のため再びカレーの修行をしに、シンガポールまで旅立った。それから1年後、ライアンからマキトのことを聞きつけて、急遽ガネーシャに戻ってくる。最初は、ガネーシャを閉めることを決めていたが、マキトと結維のおかげで店を続けることを承諾する。好きな食べ物は和食。マキトには「総さん」と呼ばれ慕われているが、本人は表面上煙たがっている様に振舞っている。しかし内心ではマキトの実力を認めている。親バカで娘を愛しているが、結維とマキトの仲がよいのは気に入らない模様である。ちょび髭で寡黙な中年男性。カレーの腕前はマキトを越える実力を誇る。料理に対して真摯に打ち込み、修行を怠らず、その料理する姿は見るものを圧倒する魂のこもった迫力を持つ。
曽根崎優子(そねざき ゆうこ)
結維の母親。弁護士をしていて、総一郎と別居していたが、総一郎がシンガポールから帰国してからは仕事をやめて、お店の手伝いをしている。
高村初美(たかむら はつみ)
結維の従姉妹。総一郎の兄の娘。料理が全然出来ないため、結維に教えを乞いにガネーシャにやってきた。が、結維の腕前はからっきしなので、色仕掛けでマキトにインスタントカレーの作り方を学ぶ。マキトが関西へ旅立った後に結婚した。
高村千尋(たかむら ちひろ)
初美の娘。マキトと結維が休日に急に預かることになる。
誕生日:11月9日 身長:78cm 体重:10.5kg 血液型A型
コミックス23巻のカバー裏担当。
源さん(げんさん)
声 - 青木強
本名は不明だが、総一郎が昔いた頃からのガネーシャの常連客。禿頭の初老の男性。老人というと怒る。
タンク篠崎(たんく しのざき)
声 - 山口眞弓
ガネーシャの常連客。本名は篠崎心水(しのざき もとみ)。愛仙女子大学時代にプロレス部に所属していたためかなりデブだが、ある男性のために別人に見えるほどダイエットしたことがある(すぐにリバウンドした)。現在は、OLを辞めて女子プロレス団体に所属している。得意技はシャイニング・ウィザードとエクスカリバー。
誕生日:1979年9月7日 身長:172cm スリーサイズ:B86/W60/H92(ダイエット成功時) 血液型A型
コミックス9巻のカバー裏担当。当然ダイエット成功時の状態の方が描かれている。
天野(あまの)
篠崎の大学時代の友達で現在はOL。篠崎とともにマキトが開いたガネーシャに訪れ、以降常連客となる。篠崎のことを「篠ちゃん」と呼び、マキトのことを「美形くずれ」と呼んだ。美形が大好きではあるが、お世辞にも美形とは呼べない石毛と付き合っている模様。
石毛(いしげ)
天野の中学校の同級生。職業は土建屋で相当なパワーを持ち、マキトを数メートル投げ飛ばしたこともあるほど。真面目で一途な性格で、優しく一生懸命。不器用でブ男と自称しているが、現在は美形好きの天野と付き合っている模様。なお、初登場の回以来たびたび登場するがほとんどセリフがない。
月嶋彩乃(つきしま あやの)
女性警察官(駐車禁止の取締りをしているため、交通課勤務と思われる)。アガリ性のため人前で普通に話すことができないため、「日本一威厳のない婦警」と言われるが、マキトのカレーを食べることで人前で話せるようになった。同時に苦手だった辛いものを克服した。街の人気者で若者達から「彩乃ちゃん」と慕われている。相方に「日本一威厳のある婦警」といわれる通称爆弾岩がいる。趣味はオンラインショッピング。
誕生日:10月28日 身長:159cm スリーサイズ:B85/W58/H88 血液型O型
コミックス4巻のカバー裏担当。
桜井坂雄三(さくらいざか ゆうぞう)
代議士。「翠蓮」の常連で、マキトと椎名トオルの和風カレー勝負の審査員だった顔のでかい男。ガネーシャが新装オープンした際、来店した。最初はマキトのくわえているシナモンスティックを煙草と勘違いして激昂したが、今ではその実力を認め、なんだかんだで嫌ってはいない様子。
杉浦春美(すぎうら はるみ)
元祖カレーパンの老舗パン屋「カナリア」で働く女性。1日100個限定の人気商品のカレーパンを作るパン職人である祖父のために、高齢の人でも食べやすいカレーパンを創作しようと試行錯誤していた。ガネーシャのマキトのカレーに惹かれ、マキトにカレーの作り方を乞い、2人で今までに無いカレーパンを創り上げる。趣味はパン作りとダイエット。『華麗なる食卓』中最大のバストサイズを誇る。
誕生日:1980年2月25日 身長162cm スリーサイズ:B97/W62/H99 血液型A型
コミックス7巻のカバー裏担当。
俵和田(たわらわだ)
集英大カレー研究会通称「カレ研」会長でカレーが大好物。マキトのおかげで辛いだけがカレーではないことを知り、以降ガネーシャの常連に。肥満体の男性。親が島を所有するほどの大金持ち。五木田と付き合っている。
香西(こうざい)
俵和田と同じく「カレ研」の一員。カレーは好きだが、辛いものは苦手。俵和田に連れられてガネーシャへ。マキトが関西へ旅立った後、ガネーシャでバイトとして働く。
園田舞(そのだまい)
ある晩1人で来店してきた、父子家庭で育つ小学生の少女。素直で健気な父親思い。マキトのことを猿のキャラクター「モンチキ」にそっくりであることから「モンチキ」と呼ぶ。父は5年前に離婚して以来、男手一つで彼女を育てている。親子仲は良好。
コミックス9巻の裏表紙担当。
村岡(むらおか)
ガネーシャの店舗所有者。店の経営に苦しんでいた頃の姿を見て勘違いをし、総一郎に店をやめるよう言ったが、楽しそうに料理を作る総一郎の姿を見て宣言を撤回。ガネーシャは存続することになった。気難しそうな老人ではあるが、話がわかる優しい人。
一ノ瀬陽(いちのせ あかり)
ガネーシャの仕入先のヒツジを育成・販売するイチノセファームの手伝いをしている女性。21歳。祖父母両親の5人家族。彼女の父親は曽根崎総一郎と20年以上の古い付き合いの友人。マキトが対デバブラタ戦に向けて羊肉を調達するため、総一郎に紹介された。マキトとはアクシデントで一緒に風呂に入ったことがある。マキトの試合の応援にも来た。喫煙者。趣味は麻雀。
誕生日:4月9日 身長:156cm スリーサイズ:B88/W63/H90 血液型:O型
コミックス22巻のカバー裏・裏表紙担当。

翠蓮

有名な高級料亭。ガネーシャの店を買い取り、支店にしようと目論んでいる。ガネーシャを手に入れるためなら卑劣なことも平気でする。椎名が負けてからは手を出すのをやめた。

金森(かなもり)
声 - 川中子雅人
翠蓮の第三事業部の社員。ガネーシャを手に入れるため卑怯な手段も平然と使い、宇童と椎名を送り込む。だが本人も会社人間としての意地とプライドでやっていることなので、それもまた彼の生き様。自分の邪魔をする者は決して許さないという信条をもつ。身分が上である森脇を心の中では見下している。
森脇利紀(もりわき としのり)
翠蓮の第三事業部の部長。金森以上に卑劣な手を使い、ガネーシャの土地を手に入れようとする。宇童を潰し屋として自分の手中に収めるため、彼の妹亜耶を交通事故に遭わせた。宇童が負けた後は使い捨ての如く、彼を放火犯に仕立て上げる。

黄花楼

マキトがガネーシャを訪れる2年前に、3ヶ月程働いていた洋食屋黄花楼(おうかろう)。店主兼料理長は宗方重光。店の人気商品はエビカレー。

エディブルファイト関東地区予選で準優勝する。エディブルファイト本戦リーグではAブロック。Aブロック第2戦で「青森 アスタリスク」と対戦。44対48で勝利。 ホテルインペリアリには敗れる。第7戦琉球庵と戦い49対48で勝利。第9戦高円寺マキトと戦い47対49で敗れる。最終成績2勝2敗でAブロックリーグ敗退。

向井新二(むかい しんじ)
黄花楼のシェフ。黄花楼に入りたての頃は、上の人間から全く料理を教えられず、包丁もろくに使えなかったため宗方陽子の提案で、修行もかねて人手の足りないガネーシャの手伝いをすることになる。それから、1年近くの間に、マキトにつきっきりで教えられたこともあり、今では実力を大幅に上げて、黄花楼では欠かすことのできない存在になる。運転免許を所持しており、移動カレー店の車を運転する役目だったが、暴走する走り屋なため同乗者は悲惨な目にあってしまう。自動車を運転できるのだが、他人の運転では車酔いをした描写がある。現在は結維の友達である穂積尚の彼氏。
エディブルファイトに関東地区予選で準優勝を果たし、黄花楼代表として松部と共に出場している。
宗方陽子(むなかた ようこ)
結維のクラスの担任・やまちゃんが入院、副担任・よしろんが産休のため、新任教師として赴任。英語担当。「黄花楼」の店主宗方重光の娘。結維の出席率の低さを解消するため、修行を兼ねて向井をガネーシャに出向させる。昔、マキトが黄花楼で働いていた時に恋仲になりかけたが、酒癖が悪いためにマキトに逃げられた。マキトを「マーちゃん」と呼ぶ。特技はSMプレイで酒に酔うと女王様に扮する。
誕生日:1978年4月16日 身長164cm スリーサイズ:B89/W60/H90 血液型AB型
コミックス2巻のカバー裏担当。コミックス3巻の裏表紙担当。
宗方重光(むねかた しげみつ)
洋食屋「黄花楼」の三代目店主兼総料理長。陽子が幼い頃、調理場で遊んでいた彼女をかばったため、右目に傷を負っており、陽子からもらったアイパッチをつけている。
松部信之助(まつべ しんのすけ)
黄花楼のシェフ。料理の腕は確かだが、嫌味な性格をしている。結維に一目ぼれするが、全く意識されていない。エディブルファイトに向井と共に出場する。得意カレーは「貝柱カレー」。

華屋敷

大阪府心斎橋にある創業60年の老舗料理店、華屋敷(はなやしき)。マキトが佐久間鋭司の手がかりを見つけるため、ガネーシャを去って大阪に来た数ヵ月後に、食い逃げをした洋食屋。初めはマキトを、食い逃げ代を払わすため、時給100円で働かせていたが、マキトの料理の腕を認めて正式に雇う。マキト、七瀬、甲斐谷の3人がエディブルファイトに出場するも、関西大会地区予選の準決勝の相手土門海に敗れてしまい、一時は本戦大会出場権を逃したが、地区予選2位の「アジメール」の不正により行われた3位決定戦で「キェーン」に勝利して、地区代表枠として本戦大会に出場する。だが、マキトが華屋敷を辞めてしまったために、本戦メンバーにマキトは含まれていない。

本戦リーグはEブロック。Eブロック第1戦で「茨城カリール」と対戦。テーマは「おやつ」。会場の設計上の問題で時間内に料理が間に合わず、30対38で敗北する。続く第2戦で「タイ バンコク プアンディ」と対戦。テーマは「青魚」。辛さが苦手な審査員がいたため、46対47で辛勝。第3戦はエディブルガーディアンの一人である宇賀神大と対戦。テーマは「粉物」。49対48という僅差で勝利を納め、決勝トーナメントに進出を果たす。

七瀬眞尋(ななせ まひろ)
華屋敷の調理部でシェフを務める女の子。小さい頃から、母親と一緒に食べていた華屋敷のカツカレーが大好きで、自分の作ったカツカレーを母に食べさせてあげたいという思いから、華屋敷のシェフになる。そのためカレーに対する思い入れは人一倍強く、エディブルファイトにすすんで出場する。甲斐谷曰く光生と同じ生まれ持ったセンスだけで料理を作る「勘」タイプ。マキトに「食い逃げクン」という愛称を付けているが、マキトからはその巨乳により「Fカップちゃん」という愛称を付けられた。おしとやかな女性で売っているようだが、実はかなりの酒呑みで、彼女の部屋にはビールから日本酒、洋酒まで酒種様々なお酒がずらりと並んでいる。
登場はしていないが浩正という弟がいる。母親に「彼氏ができない」などと言われていることを気にはしている様子。
名前の「眞尋」の「眞(真)」は本人の意志により旧字体の「眞」を使用している。作中では「真尋」と表記される事が多いが、実際は「眞尋」が正しい。
華屋敷ではミニスカートでいつもオーバーニーソックスかサイハイソックス(いずれも色は黒)を穿いている。靴はスニーカー。
髪の長さは肩より少し上の長さ。華屋敷では仕事をする時はユニークな髪型(右半分と左半分で髪型が違う)をする。左側はピンク色のゴムリボンで左肩に寄せて縛るが、右側は縛らないで、そのまま長く伸ばして垂らしている。右側の髪を縛らない理由だが、七瀬曰く、「両方縛るとダサすぎる」からである。彼女自身、この髪型がとても気に入っている。
ビッフィーくん(ヤクザっぽい凶暴な風貌や河内弁を使うミッフィー風のウサギのキャラクター)を集めるのが好きであり、姫の誕生日にぬいぐるみをプレゼントした。趣味はカレー作りと酒集めと競馬。
エディブルファイト決勝トーナメント一回戦でマキトと対決し、50対50で引き分けという結果に「やりきった」と満足した事でプレーオフを辞退。その後、華屋敷を退職した松前料理長に告白し共に東京でレストランを始める。
誕生日:1983年6月12日 身長:168cm スリーサイズ:B95/W61/H96 血液型O型
コミックス10巻のカバー裏・表紙・裏表紙担当。13巻の表紙担当。21巻、33巻の裏表紙担当(21巻は幼少時)。
甲斐谷晃(かいたに あきら)
華屋敷のチーフ(ツッコミ役?)の長髪の男性。東京出身で、以前はホテルグランディア東京という一流ホテルのコックとして働いていた。料理は“知識”で作るタイプと自覚しており、料理を始め様々な分野の知識を持ちそれを駆使して料理を旨く作る。フランス料理にも精通している。登場時は経営・売上を重視しマキトと反発していたが、彼との勝負に敗れ「客を喜ばせる心」に気付く。その後は華屋敷の良きリーダーとしてマキト・七瀬をまとめている。しかし毒舌さは消えていない。敬という天才肌の兄を持つ。幼少の頃から「天才、敬の弟」と周りから比較され、劣等感に苦しみながら育ってきた。その中で唯一、両親が誉めてくれたのが料理だった。しかし、料理も天才の兄にはかなわず子供ながらにして、自分が料理を作る意味はエゴのためだったと気が付いてしまう。それでも自分には料理の道しかないと思っていたため、兄と一生比較され続けるかもしれない料理の道を選んだ。調理師学校、ホテルグランディア東京時代も兄と比較され続けていたが、自分の事を唯一見つめてくれていた相田香緒理に対して初めて「人の為に料理を作り想いを伝えたい」と思い、想いを伝えて最後は祝言を述べた。
コミックス15巻の表紙担当。
姫野小雪(ひめの こゆき)
華屋敷の支配人の孫娘で、バイトで華屋敷のフロアの手伝いをしている。華屋敷のみんなから「姫」と呼ばれ、口がうるさく、わがままな支配人でも彼女の前では頭が上がらない。仕事中毒の両親のもとで育ったため非常に寂しがり屋で、自分を「必要ない子」だと思っている。マキトに興味をもち、何度も誘惑しようとするが、ことごとく失敗している。20歳以上の女性はオバちゃんだと思っており、そのことで七瀬を馬鹿にして怒らせている。マキトの事は「マッピー」と呼んでいる。マキトや光生に子供の頃の数少ない思い出の「パイナップル入りカレー」をオネダリした。
後に光生の子供を身ごもる。趣味はカラオケ。:誕生日:7月25日 身長:162cm スリーサイズ:B83/W58/H88 血液型B型
コミックス11巻のカバー裏・裏表紙担当。
松前(まさき)
華屋敷の料理長。髭面で男前。洋食に限らず、他の料理にもかなりの知識がある。マキトの持っていた奇妙な刃物をすぐに包丁だと気付いた人物。マキトの実力に目をつけ華屋敷の正社員にならないかと誘った。よく眞尋に逆セクハラされている。エディブルファイト決勝トーナメントで華屋敷の面々の成長を見届け、後を託して退職し自立する事を決意。直後に眞尋の告白を受けて彼女と共に東京で小さなレストランをオープンする。
二ノ宮光生(にのみや こうせい)
元華屋敷調理部チーフ補佐。見た目はヤンキー。細かいスパイスの調合を判別できるほどの鋭敏な舌を持ち、レシピのない華屋敷のカレーの味の絶対的決定権を持っていた。小雪と関係を持った為に華屋敷をクビになる。
マキトとの因縁のため、エディブルファイトに一般部門で出場する。関一大の主席苅田勉を一次予選突破のためだけに代表として出場させる。一次予選は苅田の知識のおかげで2位突破。順当に二次予選もこなし、Aブロック一回戦第7試合でメナムと戦い、苦戦するも勝利。続く二回戦第4試合で試合前に車に轢き逃げされてしまうが、気合いと根性でホットランドに快勝する。関西予選準々決勝第2試合で華屋敷とテーマドライカレーで対戦する。両者ほぼ互角の戦いを繰り広げるも、ドライカレーのくくりの差で負けを認め、準々決勝敗退。
コミックス14巻の表紙担当。
支配人
本名不明。華屋敷の支配人をしている。姫野小雪の祖父。小柄で禿頭の老人。性格はケチで守銭奴で、よく職員の給料を減給にする。日本酒(志電戒)が大好物でいつも片手に持っている。料理の知識はかなりのもの。小雪を溺愛し、かなり甘やかしている。小雪と関係を持った二ノ宮光生をクビにした。マキトが北海道へ旅立ったのを理由に休職を認めず、マキトをクビにする。
フロアマネージャー
本名不明。華屋敷のフロアのマネージャーで、眼鏡をかけている人のいい男性。間が悪い。
丸山(まるやま)
華屋敷のキッチンで働いている丸く太った男性。浅学で仕事もあまり真面目にやっていない様子。マキトがいない間は皿洗いを担当しているところから、華屋敷では立場は低い。
大林(おおばやし)
華屋敷のフロアリーダーの顔の大きい女性。熱が40度になるまで働き続けようとするほど仕事熱心。

ホテルグランディア東京

東京にある一流ホテル。1日300食以上、年間1万食作っている。以前甲斐谷が勤めていた場所でもある。

工藤大樹(くどう たいき)
ホテルグランディア東京のメインダイニングのシェフ。曽根崎総一郎を師匠と仰いでいる。思ったことを口にするストレートな性格で、登場時は嫌味たっぷりに華屋敷の悪口を並べたため、マキトと料理勝負することになった。自分の料理しか見えていなかったせいで、料理を食べる人のことを考えていたマキトに敗北を喫する。甲斐谷がホテルグランディア東京にいた頃は彼を慕っていた。甲斐谷敬の技術力に圧倒され、彼に追いつこうと考えるあまり、料理の技術を磨くことだけにしか集中出来なかった。マキトとの勝負後は、言葉に若干棘は残るものの、多少丸くなった。
相田香緒里(あいだ かおり)
ホテルグランディア東京に勤めるパティシエ。甲斐谷とは料理学校の頃からの付き合いで、同じくホテルグランディア東京に就職した。秀才・甲斐谷晃に興味を持ち、常に孤独でいた彼によく構っていた。そのうちいずれ好きになってしまった様子。敬がホテルグランディアに来た際、劣等感を抱いた甲斐谷はホテルを去ってしまい、そのことに心を痛めてしまう。その後、敬と付き合うようになり婚約者となる。甲斐谷と敬の料理勝負の果てに、甲斐谷から祝辞をもらいわだかまりは解けた。趣味はガーデニング。
誕生日:12月7日25歳 身長:158cm スリーサイズ:B85/W58/H86 血液型:O型
コミックス15巻のカバー裏・裏表紙担当。
甲斐谷敬(かいたに たかし)
ホテルグランディア東京にヘッドハンティングされたメインキッチンの副料理長。甲斐谷晃の実兄。本場パリで修行してきた実力者。幼い頃からスポーツに勉強となんでも完璧にこなしてきた、天才で優等生。小学生の頃に料理の楽しさを覚え、以降料理の道へ進むことに。独創的で大胆な発想の料理を実現する高い実力を持つ。相田香緒里の婚約者。晃との料理勝負の結果、晃の実力を認めホテルグランディアに帰ってこないかと誘う。人間的にもよく出来た好人物。

GIFC

大手食品企業「Global International Foods Company」の略称でエディブルファイトの主催者。日本の調理技術の向上を目的としてエディブルファイトを開催している。

恵那鋭司(えな えいじ)
GIFC代表取締役社長。旧姓「佐久間鋭司」。マキトの父親であり、ずっと探してきた人物。若い頃はアジア各国の食文化を取材してまわるルポライターの仕事をしていて、高円寺美冬と知り合う。その後、仕事の関係でGIFCの社長の一人娘と知り合い、男児のいなかったその女性方に婿養子として入り義父の会社に籍を置くことを条件に仕事を捨てその女性と結婚する。その1年後に2人の間に恵那恵が生まれる。現在は多忙な身で、会社にほとんどいないがエディブルファイト本戦大会決勝戦当日には確実に戻ってくる。
裄成(ゆきなり)
表ではGIFCのエリート平社員であるが、実際はエディブルガーディアンを指揮している謎の多き人物。マキトに大きな興味を示していて、エディブルファイト関西地区予選に土門を送り込む。
郡山邦彦(こおりやま くにひこ)
GIFC東京本社の第一事業部部長兼エディブルファイト運営本部長。さらに、エディブルガーディアンを指揮する権限を持っているが、それは表の姿であり、裏では裄成に弱みを握られて有能な上司を演じさせられている。エディブルガーディアン総指揮で、ガーディアン達には「総指揮」と呼ばれている。
藤堂沙貴(とうどう さき)
GIFC東京本社に勤務している女性社員で主任。エディブルガーディアン達との連絡係などを執り行う。特に土門や恵とは一緒に食事に行くなどと個人的な親交もある様子。関西地区予選Aブロック準決勝「真彩館」対「華屋敷」の審査員を担当し、スケールの違いで真彩館に勝利の判定を下した。裄成直々の命令で動いているような描写もあるうえ、社長である恵那鋭司が探しているマキトのことを、何故か知っていながら隠している。眼鏡の似合う知的な女性。
誕生日:5月16日 身長:162cm スリーサイズ:B85/W59/H89 血液型:A型
コミックス14巻のカバー裏担当。
末永(すえなが)
関西地区予選Aブロック一回戦第5試合「華屋敷」対「神戸ヘルシー亭」の審査員を担当した。一見人が良さそうで実はそうではない曲者。間延びし、回りくどい語り口調で話す小太りの男。神戸ヘルシー亭の野菜カレーを絶賛するも、それはテーマに沿っていないため当然の如く華屋敷に勝利の判定を下した。
八木沢杏(やぎさわ あん)
GIFC本社に勤務している女子社員。関西地区予選Aブロック二回戦第3試合「華屋敷」対「鳰」戦、三位決定戦の審査員を担当した。マキトに胸を触られたために、対戦相手の勝ちにしようとした。審査員として試食するたびにその料理の味に感激し、絶頂するリアクションを取る。GIFCのリアクション女王と影で呼ばれている。マキトを人間としては認めていないが、彼の作る料理だけは好き。Hカップ。処女。マキトからはフルネームで呼ばれているが、嫌がっている。
誕生日:1978年10月25日 身長:164cm スリーサイズ:B93/W59/H86 血液型A型
コミックス12巻のカバー裏・裏表紙担当。21巻の表紙担当。
石崎(いしざき)
GIFC東京本社の社員。関西地区予選Aブロック準々決勝第2試合「華屋敷」対「二ノ宮光星」の審査員を担当した。がっちりした体格で、髪型はオールバックの細目の男性。華屋敷とコーセーの甲乙付け難いドライカレー勝負にて、観客の歓声に飲まれて一度はコーセーの勝利にしようとしたが、乱入した蓮見の解説により、華屋敷の方が優れていると理解し、華屋敷に勝利の判定を下した。
吉村弘一(よしむら ひろかず)
GIFCの社員。関西地区予選Bブロック準決勝「アジメール」対「キェーン」の審査員を担当するが、不正により(おそらく賄賂)アジメールを勝利とする。アジメールの代表と密会していたところを目撃されていたことにより発覚する。
米村一公(よねむら かずまさ)
GIFCのアドバイザー。
下丞(しもじょう)
GIFCの社員。結維が短期バイトで働いている頃知り合った若い男性。結維に好意を寄せているが報われない。もちろん彼女はいない。結維に頼まれてGIFCの社長である恵那鋭司のことを調べ始める。
中村主膳(なかむら しゅぜん)
エディブルファイト本戦で特別審査員を務めるフードエッセイスト。エディブルガーディアンNo.7の座を賭けたマキトと越智の戦いの審査員を担当した。料理の知識が豊富で人のいい男性だが、語りだすと止まらない。
中村美優(なかむら みゆう)
中村主膳の娘。5歳。ウサギが大好きで、好物はラムネとラーメン。マキト対越智戦で母親が美容院に行ってしまったため父親に連れてこられた。
誕生日:9月19日 身長:102cm スリーサイズ:不明 血液型A型
コミックス19巻のカバー裏・裏表紙担当。
渡部みなも(わたなべ みなも)
晶愛保育短期大学1年で結維の先輩。エディブルファイトのコンパニオンのアルバイト、エディブルガールとして働く。筋金入りのドジっ娘。エディブルファイトAブロック第6戦高円寺マキト対青森アスタリスク戦のエディブルガール・ドラゴンキッチン(マキト側)を担当する。マキトの料理を運んでいる最中に転倒し、ひっくり返してしまうが、マキトの機転により危機(マキトの)を脱出する。青森アスタリスクよりも強敵であった。
誕生日:12月12日 身長:162cm スリーサイズ:B89/W59/H88 血液型O型
コミックス24巻のカバー裏担当。
藤窪愛利(ふじくぼ あいり)
エディブルファイトのコンパニオンのアルバイト、エディブルガール。渡部みなもがマキトに弁当を作ってもらったお礼に開いた合コンの出席者。ひょんな事からマキト、向井、松部の料理対決を提案する。ある一言を三人に囁き、三人の対抗心を煽った。
誕生日:7月2日 身長:168cm スリーサイズ:B90/W65/H85 血液型A型
コミックス27巻の表紙・カバー裏・裏表紙担当。
子安永美(こやす えみ)
エディブルファイトのコンパニオンのアルバイト、エディブルガール。渡部みなもがマキトに弁当を作ってもらったお礼に開いた合コンの出席者。エディブルファイトAブロック第9戦、高円寺マキト対黄花楼戦のエディブルガール・タイガーキッチン(マキト側)を担当する。
誕生日:11月10日 身長:165cm スリーサイズ:B86/W60/H85 血液型A型
コミックス27巻の表紙担当。28巻のカバー裏担当。
矢野宏(やの ひろし)
TVSアナウンサー。エディブルファイトの実況を担当する。
西園寺風明(さいおんじ ふうめい)
料理評論家で料理界の御意見番の異名を持つ。エディブルファイトの解説を担当する。
山村幸雄(やまむら ゆきお)
エディブルファイト本戦で特別審査員を務める。山村栄養専門学校学校長。本戦リーグAブロック第1戦高円寺マキト琉球庵の審査を担当する。眼鏡をかけた初老の男性。
木村山文八(きむらやま ぶんぱち)
エディブルファイト本戦で特別審査員を務める。キムラヤマフード代表取締役兼フードコーディネーター。本戦リーグDブロック第1戦、Eブロック第3戦の審査を担当する。特徴的な髭を生やした中年男性。
山本喜利丸(やまもと きりまる)
エディブルファイト本戦で特別審査員を務める。文筆業兼イラストレーター。カレーを愛して30余年で、自らの著書でオリジナルカレーレシピを掲載しているカレー好き。
畑山賀寿代(はたやま かずよ)
エディブルファイト本戦で特別審査員を務める。料理研究家。本戦リーグGブロック第3戦の審査を担当する。
片脇大源(かたわき たいげん)
エディブルファイト本戦で特別審査員を務める。料理評論家。本戦リーグDブロック第7戦の審査を担当する。スキンヘッドの厳つい男性。審査のリアクションで着ているスーツをパンプアップして破りほぼ全裸となる。審査の際、解説しようとしても同じ料理評論家の西園寺に邪魔されてしまう。

吉松

正式名称は「総火造り刃物 吉松」で、吉松の読みは「きっしょう」。大衆食堂「遊々軒」の店主ハナエ(佐久間ハナエ)の夫佐久間松造の刃物工房。場所は不明だが「遊々軒」(大阪)の近辺であると思われる。昔気質の作り方を継承していて、日本刀と同じ作り方で作っているらしい。手打ちなので1日作れるのは1~2本程度。

佐久間松造(さくま しょうぞう)
包丁職人で昔気質、仕事には一切の妥協はなく日本でも数人の名工のようだ。佐久間鋭司の父親にして恵那恵と高円寺マキトの実の祖父。名工ではあるが、スケベ度もさすがはマキトの祖父と血の繋がりを証明させるほどである。マキトの折れた包丁の代わりに新しい包丁を作る。マキトが母から譲りうけた1本目の包丁は松造が佐久間鋭司に造ったものである。
黒田(くろだ)
吉松の職人で佐久間松造の弟子。役割的にはタダの解説役。コマのなかに入れなかったり、顔だけセリフで消されたりと不遇のキャラ(初登場時は会話セリフつき、2~3回目はドアップセリフつきだったが、それ以後は顔消し、コマ外などの扱いを受ける)。

月刊ぐるめいと編集部

料理店などを紹介するグルメ雑誌。

国東心(くにさき こころ)
月刊ぐるめいと編集部のルポライター。24歳。高校生のときにある本(実は佐久間の書いた本であった)を読んで、自分もそういうものが書きたいと思いルポライターになる。だが、読者人気を気にする上司にやりたくないことばかりさせられて仕事に対して投げやりになった時期がある。その時に猪野部副編集長の計らいによりガネーシャへ赴き、総一郎への取材をする事によって本来の自分を取り戻し、土門海に会って偽りのない記事を書くために北海道へ旅立つ。その際に函館で土門にリベンジするために北海道までやってきたマキトと知り合う。彼女自身、土門の住所を知らなかった為、住所は知っていたが財布を落として無一文となったマキトと利害一致により一緒に行動することになる。バイクの運転免許を所持しており、北海道での移動手段ではバイクを用いる。賞金を手に入れる為に大通公園で開催されたスープカレー大会に出場したが、終了後にマキトのせいで(故意ではないが)カメラと撮影データをお釈迦にされる。その後、マキトの優勝賞金で新しいカメラを購入するハメとなり、賞金の残りが4分の1となってしまう。東京に帰還してからは、エディブルファイト7thバトル関連の取材を一身に担当している。しかし、順調にいっていたかに思えたが広告事業部に異動の辞令が出てしまう。最初は嫌がってナーバスになっていたが、カレー料理人の生き様を貫くマキトの姿を見て感化され、心機一転新しい部署で現実から逃げず頑張ることにした。その際髪もばっさりと切ってショートヘアにした。しかし、藤井主任の長期入院がきっかけで異動がなくなった。
性格はさばさばしていて仕事熱心。趣味はバイクいじり。愛車はヤマハ・TW200。
誕生日:12月21日 身長:164cm スリーサイズ:B84/W58/H87 血液型:A型
コミックス18巻の表紙・カバー裏・裏表紙担当。24巻の裏表紙担当(髪型変更後)。
猪野部(いのべ)
月刊ぐるめいと編集部の副編集長。温和な中年男性で、国東に親身になって相談に乗ったりする。デバブラタが日本研究のための取材旅行にも同行した。
高田雄大(たかだ ゆうだい)
月刊ぐるめいと編集部の主任。売り上げや人気のためならどんな嘘偽りの記事でも書かせる。そのため国東には辛辣に当たる。
藤井(ふじい)
月刊ぐるめいと編集部の主任。胃の病気で長期入院してしまったため、国東の異動の件は無くなった原因を作った男性。

エディブルファイト関西地区予選

一次試験は筆記試験、二次試験はタマネギの糖度をどこまであげられるか。一次、二次ともに華屋敷がトップで通過し注目を浴びる。出場者枠は全部で30。エントリー総数173組、総勢508名と関西大会では過去最大の参加人数。

優勝は真彩館、準優勝はアジメールだったが、アジメールの不正が発覚し、急遽3位決定戦を行い、キェーンに勝った華屋敷が本選に出場した。

真彩館

GIFC直営の大阪梅田にある真彩館(しんさいかん)。代表は土門海、サポートは娘の土門樹里子。シードのため二回戦から参加する。Aブロック二回戦第1試合にてデリー×デリーと対戦し、余裕の圧勝。

土門海(どもん かい)
詳細はエディブルガーディアン参照。
土門樹里子(どもん きりこ)
土門海の一人娘で小学生。北海道出身。エディブルガーディアンNo.1のサポートを務めるだけあって、歳の割りに料理の腕前は異常な幼き天才。巧みな包丁捌きとパフォーマンスは派手。土門の30%の力に相当するらしい。小柄なためか、単純に父がでかすぎるためか、土門海の肩に乗って移動する姿はかなり異様な光景。正直なため不味いものは不味いと言ってしまう上、父親の料理以外を滅多に褒めない。が、マキトの作った料理に関しては口では「まぁまぁ」といいつつ内心褒めている。特技は料理の他に、木登りと魚獲りと、野生児的。
誕生日:6月22日8歳 身長:121cm スリーサイズ:B58/W53/H61 血液型:A型
コミックス16巻のカバー裏・裏表紙担当。

神戸ヘルシー亭

関西地区予選で一回戦第5試合にて華屋敷と対戦した。代表は森岡重次、サポートは矢口勝。初戦敗退。

森岡重次(もりおか しげつぐ)
神戸ヘルシー亭の調理主任の男。28歳。「厨房は男の戦場」と豪語し女性を蔑視する慇懃無礼な皮肉屋。対戦者である華屋敷の眞尋を侮辱し、挑発する。マキトと甲斐谷の実力は認めていた。野菜カレーにおいて高い実力を誇るものの、テーマを勘違いし一回戦敗退。

滋賀県大津市の老舗料亭、日本料理鳰(にお)。関西地区予選で二回戦第3試合にて華屋敷と対戦した。代表は御門京四郎。テーマは鱧(はも)で、鱧料理を売りにしている鳰に分があるように思えたが、純粋なカレー勝負という点において華屋敷に敗れ、二回戦敗退。

御門京四郎(みかど きょうしろう)
鳰の三代目当主。以前、マキトらが東京で移動カレー屋ガネーシャをやっていた頃に出会ったクレープ屋の男。フェロモンを振りまき女性を魅了する必殺技・フェロモンビームを駆使する。(但し、結維や眞尋には何故か通じない)
その実体は、幼少の頃から地獄のような料理の特訓を受け続けていた料亭の跡取り息子。18歳のとき店を逃げ出し東京に出たが、4年後マキトと出会い再び料理人の道を歩むことに。卓越した包丁技術を持ち、「骨切り」などの高度な技を難なくこなす。マキトを料理人として尊敬している節がある。

ホットランド

三重県のカレー屋。関西地区予選で二回戦第4試合にて二ノ宮光星と対戦した。代表は高嶋勇。テーマは「果物を使ったカレー」

高嶋勇(たかしま いさむ)
チンピラを金で雇い、コーセーを車で撥ねさせる不正を行い不戦勝しようとした。だが、目論み叶わず、重傷を負ったコーセーと対戦し、その圧倒的な執念と力の前に完敗する。その後、何らかの処罰を受けた模様。

アジメール

京都府西木町のカレー店アジメール。

キェーン

兵庫県神戸のタイ料理店キェーン。関西地区予選準決勝で「アジメール」と戦うも審査員の不正により敗退。「華屋敷」と同じく繰り上がりによる三位決定戦で「華屋敷」と対戦し、敗退する。テーマは「フルーツ」で、3種類以上の果物を使用することが条件。審査員は八木沢杏

エディブルファイト本戦大会

リーグ戦とトーナメントの2部構成。全40チームが各5チームの8ブロックに分かれリーグ戦を行い、上位2チームの計16チームが決勝トーナメントに出場できる。審査員は点数制で一般審査員は各10点、特別審査員は20点を持ち点とする50点満点で勝敗を決める。

ル・グラン・フィー

エディブルファイト海外ゲストとして出場。フランス代表。エディブルファイト本戦リーグはGブロック。Gブロック第1戦で北陸地区代表「石川 丁字屋」と対戦。テーマは「冷たいカレー」。50対43で勝利する。続く第3戦でエディブルガーディアンの小野里友之と対戦。テーマは「内臓を使ったカレー」。45対50で勝利する。本選1回戦で蓮見響也と「前菜5品」をテーマに対戦、45対50で勝利するが、右手の怪我のため棄権。

榊圭吾(さかき けいご)
日本のフランス料理界の「Genie」(天才)と呼ばれていて、マキトのライバル。小さい頃から料理の英才教育を受けて育ち昔、カレー対フランス料理の勝負でマキトを負かしたことがある。それ以来、マキトとは親しい仲になる。マキトがガネーシャにたどり着くまで行方をくらましていたため、マキトの居場所を交換条件として、一時的に翠蓮に手を貸していた。フランスで料理長としてレストランル・グラン・フィーを開くため、マキトを右腕として連れて行こうとするが、マキトとの2度目の対決「売り上げ勝負」で敗れたため、フランソワと2人でフランスへ旅立った。マキトとの出会いと勝負を経て料理に対する姿勢が大きく変化し、前向きになり自分の意思で料理を作ることを決めた。それと相まって、勝負の途中フランスの有名な批評家にビーフカレー(しかし、見事にフレンチと融合させていた)を出したので彼を怒らせてしまい、まったく食べてもらえなかったために、フランスでゼロからのスタートを切ることになったが、無事軌道に乗ることに成功する。英語と仏語が話せるトライリンガルで、合気道の腕も立つ模様。あだ名は“根暗クン”らしい。
マキトとの再戦を夢見て、エディブルファイト本戦大会の海外ゲスト枠として大会に参戦する。今や日本でも海外でも名が知れ渡ってい