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蒼の封印/篠原千絵

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著者: 篠原千絵
巻数: 7巻

篠原千絵の新刊
蒼の封印の新刊

最新刊『蒼の封印 第7巻


出版社: 小学館
シリーズ: 小学館文庫


蒼の封印の既刊

名前発売年月
蒼の封印 第1巻 1999-03
蒼の封印 第2巻 1999-03
蒼の封印 第3巻 1999-05
蒼の封印 第4巻 1999-05
蒼の封印 第5巻 1999-06
蒼の封印 第6巻 1999-06
蒼の封印 第7巻 1999-06

蒼の封印』(あおのふういん)は、篠原千絵による日本の漫画作品。

『少女コミック』(小学館)にて1991年22号から連載された。単行本は全11巻。コミック文庫版は全7巻。

ストーリー

舞台は現代日本。

高校1年生の桐生蒼子は、転校初日からどうしようもない違和感を覚え、眩暈と悪寒に悩むようになる。転校してすぐに、蒼子を襲った男が消え、先輩が消えるという怪現象が起こってしまう。そんな折、蒼子を執拗に狙う男が現れる。男は西園寺彬と名乗り、「西の白虎」としてかつて人を脅かしていた人食い鬼の長、「東の蒼龍」である蒼子を殺しにきたと告げる。

角が生え、人に対し飢餓感を覚え、尋常ではない力を発揮するようになり、否が応でも鬼であることを認識させられてしまった蒼子。しかし、いつしか愛し合うようになっていた彬と共に生きるため、人間になりたいと切望する蒼子は、鬼門を滅ぼすことを決意する。

主な登場人物

桐生 蒼子(きりゅう そうこ)
主人公。高校1年生16歳の女子高校生として登場する。人食い鬼の一族鬼門を統べる長「東家の蒼龍」であり、鬼門最後の女王である羅睺(らごう)の髪の毛から作られ、16歳まで育てられたクローンである。蒼い鬼火を操り、人の精気を吸い、人を新たな鬼門の一族へと作り変える(蒼魂)を生み出す能力を持つ。
鬼である自らの存在を厭い、鬼門を滅ぼして人間になり、人として生きることを望んでいる。
西園寺 彬(さいおんじ あきら)
鬼門を狩る能力を持つ「西家の白虎」。血が薄まってしまった西家の一族の中で、最も強い能力を持つが故にほかの兄弟を差し置いて当主となる。母親に料理を叩き込まれており、その腕を披露したこともある。
蒼子の命を狙っていたが、いつしか心を奪われ、蒼子と愛し合うようになってしまった。
桐生 高雄(きりゅう たかお)
精神を操る力を持つ「北家の玄武」。蒼子の兄として一緒に暮らしていた。羅睺の再生と鬼門復活を望み、暗躍する。
鬼門が滅んだ際、「南家の朱雀」の能力により首だけの存在になり、不老不死となる。首は南家の隠れ屋にあり、普段は影(分身)で登場している。羅睺の夫であり、緋子の父でもある。
緋子(ひこ)
物語登場時は計都(けいと)。羅睺の妹の髪の毛から再生されたクローンであるとされている。人間側につき鬼門を滅ぼそうとする蒼子に反発し、蒼子を殺して自らが次の「蒼龍」になろうとする。のちに蒼子から「緋子」と命名され、滅んだ「南家の朱雀」を継ぐように命じられる。
その正体は羅睺と高雄の間に生まれた娘。
西園寺 忍(さいおんじ しのぶ)
彬の叔父で事実上西園寺財閥を指揮している。盲目でボウという盲導犬と一緒にいる。
西園寺 椋(さいおんじ りょう)
彬の腹違いの兄。長兄。彬には劣るが鬼を狩る能力を持っていた。蒼子に精気を食われ死亡。武器はブーメラン(物を切り落とす)。
西園寺 楷(さいおんじ かい)
彬の腹違いの弟(彬とは2ヶ月違い)。三男。彬には劣るが鬼を狩る能力を持つ。西家の役割を「鬼門復活の阻止」と捉えており、蒼子と彬に協力的な立場を取る。武器は鞭(これを通じて鬼の精気を吸い取る)。
西園寺 檀(さいおんじ まゆみ)
彬の腹違いの妹。西園寺4兄妹の末っ子。椋と同母。血が薄まってしまった西園寺家の血を濃く次代に残すため、彬に迫る。武器は礫(ガラスを貫通するほどの強さを持つ)。

ドラマCD

1993年に発売された。

  • 桐生蒼子:天野由梨
  • 西園寺彬:森川智之
  • 西園寺忍:堀内賢雄
  • 西園寺椋:松本保典