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蔵人/尾瀬あきら

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著者: 尾瀬あきら
巻数: 8巻

尾瀬あきらの新刊
蔵人の新刊

最新刊『蔵人 8


出版社: 小学館
シリーズ: ビッグコミックス


蔵人の既刊

名前発売年月
蔵人 1(サキの味わい) 2006-12
蔵人 2(気配りの女) 2006-12
蔵人 3(ぼくの作った風景) 2007-04
蔵人 4(未来の酒) 2007-09
蔵人 5(オレノ蔵) 2007-12
蔵人 6 2008-08
蔵人 8 2009-04

蔵人』(クロード)は、尾瀬あきらによる日本の漫画作品。『ビッグコミックオリジナル』(小学館)にて2006年X号から2009年20号まで連載していた。島根県の酒蔵を舞台とした日本酒造りを題材にしている。

あらすじ

日系3世のクロード・バターメイカーは、祖先の酒蔵を再建するため、松江の地に降り立ち闘う。

登場人物

小野寺せつ(おのでらせつ)
島根県松江市在住の30歳代前半の女性。当初、昼間は出雲大社で巫女のアルバイトをし、夜は実家で母親が切り盛りする居酒屋「あやか」で手伝いをする生活を送っていた。クロードをホームステイさせてからは日本酒の奥深さに没頭し、酒屋やほかの居酒屋へ出向いて銘酒探しをするなど行動的である。宏とは幼なじみで婚約するも別れ、仲の良い友達関係にある。中学英語で出雲弁混じりの発音をしたことで失笑を買い、大の英語嫌いである。
小野寺あやか(おのでらあやか)
せつの母親。居酒屋「あやか」の女将。
クロード・バターメイカー
アメリカ・シアトル出身の青い瞳をした日系3世。日本人の曽祖父は酒蔵の蔵元の弟で、明治時代に日本酒を広めることを目標に渡米したものの、禁酒法に遭い頓挫してしまう。クロードの祖母が最期にクロードへ託した日本酒瓶「神在」の酒蔵を探しに島根に来たが、それは戦時下に無くなっていた。片言の日本語しか話せない(英語で話す時のフキダシは横方向の日本語表記となる)が次第に習得して行く。ビザの関係で長期滞在ができない懸念があったものの、せつと宏の手助けの元、「神在」の酒蔵の再起を目標に岩下本家酒造で酒造りに従事する。
ジェニファー
クロードの異母妹。
ヘンリー・ジェームス
クロードの父。
岩下宏(いわしたひろ)
岩下本家酒造の跡取りで専務職を勤める30歳代の男性。大学を卒業しており、クロードとは英語でコミュニケーションができる。酒蔵の経営・営業を主に担当しており、酒造りは職人任せであったが、クロードやせつの行動に巻き込まれるにつれて自信も酒造りに傾斜していく。せつとは幼なじみで中学時代に酒蔵へ招き入れたこともある。その後婚姻関係にあったが解消。しかし未練は持っている。
鉄(てつ)
安本卓也(やすもとたくや)
安本君江(やすもときみえ)
川田沙織(かわださおり)

単行本

小学館より刊行。全10集。