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行け!稲中卓球部/古谷実

共有

著者: 古谷実
巻数: 13巻

古谷実の新刊
行け!稲中卓球部の新刊

最新刊『行け!稲中卓球部 13



twitterでのコメント (関係ないのに引っかかることもあります...)

awm5236 行け!稲中卓球部 というギャグ漫画オススメ
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行け!稲中卓球部』(いけ!いなちゅうたっきゅうぶ)は、古谷実の長編第一作に当たるギャグ漫画である。

概要

『週刊ヤングマガジン』(講談社)において、1993年第14号から1996年第47号まで連載された。全157話。全13巻。1996年、第20回講談社漫画賞一般部門受賞作品。

その多彩な人物、意表を突くギャグ、そして思春期真っ只中の少年・少女の青春を描いた物語で、性別を問わずに人気となる。

なお稲中の外観は、作者自身が通学していた時代の浦和市立(現・さいたま市立)大谷口中学校をモデルにしたとされている(現在の大谷口中学校とかなり異なる)。

巻中に登場するババ屋は、作者が在校していた開智高校(旧名・埼玉第一高等学校)のそばに実際に存在している。

作中の卓球用語やルール等、古谷が中学時代に卓球部に在籍していた経験が活かされている。

あらすじ

稲豊市(いなほうし)の、稲豊市立稲豊中学校が舞台。稲中の男子卓球部には6人の部員がいる。部員数は少ないが、卓球の大会で優勝したこともあり(連載前の読みきりで優勝した。稲中厳選集「稲作」収録)、その存在感は大きいのだ。下品な行為で皆から馬鹿だと非難されている主人公・前野。その前野と行動を共にする盟友・井沢ひろみ。口数が少なく、かつとんでもない卑劣漢の田中。一見まともに見える田辺も、実態はワキガの激しい「毒ガス王子」。

一癖も二癖もある彼らに、部長・竹田、副部長・木之下、顧問の教諭・柴崎は毎日振り回されていた。こうして稲中卓球部と言う奇妙な集合体は形成されていたのだ。

こんな彼等の周辺には、いつも破天荒な事件が巻き起こる。女子卓球部顧問・立川盛夫が、部員が増加して練習場所が足りないことを理由に男卓の部室を侵略すれば、それに激しく抗戦する。夏休みの間に、学校の鶏小屋にホームレスが住み着けば、井沢は見事に飼い慣らす。

もちろん事件だけではなく、卓球のほうも文字通りの全力投球。某短期大学のテニスサークルに卓球を破廉恥指導し、強烈な個性のおばさんグループと練習試合する。地区大会では、優勝候補の岸毛中学校をあの手この手を使い初戦で破り準優勝するという、相当のねじ曲がった実力を持っている。

どんな事件や強敵や荒波や逆風が待ち受けようとも、彼等は必ず行くのだ。

登場人物

男子卓球部

前野(まえの)
声:岡野浩介(アニメ)/千葉繁(パチンコ版)/福山潤(Beeマンガ)
問題児クラス・2年5組の生徒。下品でくだらない行為を繰り返し、卓球部員だがろくに卓球の練習もしない(作中でまじめに卓球の練習をしたのは一度きり)。自己中心的で頭も悪く、「変態」呼ばわりされている。作中数々の騒動で中心的役割を果たす。下らないこと、下品なこと、さらには自分の要求や利益に執着する情熱、意志は凄まじい物がある。基本的にケンカが弱く女子からもモテないが、時には妙な強さを発揮したり、その個性の強さから一部の女子から想いを寄せられることもある。井沢と共に「死ね死ね団」(元ネタは『レインボーマン』の同名組織)を結成し、カップルを邪魔し続けている(だが、中盤以降神谷の流した噂により「死ね死ね団」に襲われたカップルは幸せになるというジンクスが広まり、最終的にはなりを潜める)。その際は遊園地などにおいてある、硬貨を入れると動く動物型の乗り物・「パンダ1号」(BGM:「通りゃんせ」)に乗って活動することが多い(駅ビルの屋上から持って来た)。必殺技は「はみちんサーブ」(短パンから陰茎をわざとのぞかせ相手の隙を狙う技)を初めとする馬鹿らしいサーブの数々だったが、めったに卓球をしないのでやった回数は少ない。卓球よりは野球の方が好きらしく、野球部にトレードされた際にはかなりやる気を出していたり、野球選手のカードを集めていたりする他、例えとして使ったりする。中盤以降目を開けたまま寝られるようになった。作中では、父親と叔父の存在が確認できる(アニメ未登場)。前世はニュージーランドの羊で、毛を刈られたあと飼い主に寒そうだからと手編みのセーターを着せられた屈辱と怒りに燃える。後に復讐を果たす。
なお、彼を含む名字だけの主要人物・脇役を問わず名前は特に設定されていない。
井沢ひろみ(いざわ ひろみ)
声:山崎たくみ/中尾隆聖/吉野裕行
前野の親友の部員。漫画『あしたのジョー』の主人公・矢吹丈に心底憧れて、髪型を真似ている(ロングヘアを正面に向かって伸ばして固めてある。髪を一回セットするのにハードスプレーを二本使う)。行動を起こすときは大体前野と一緒のことが多い問題児だが、それ以外の場面では意外と常識的な振る舞いを見せることも多い。女の子とは縁がなかったが神谷ちよこと出会い、何かにつけて指導するようになってから、なりゆきで付き合うようになった(キスまではした模様)。また、神谷のピンチに駆けつける程、男気もある。卓球の実力は、幼稚園児を相手に試合をしても負けるほど弱いが、一度だけ神谷ちよこと組んだダブルスで恐るべき集中力を発揮し木之下・北条ペアを下したことがある。将来の夢はパイロットだったが、中盤以降撮影の楽しさに目覚め、ヘアヌード専門のカメラマンを志すようになる。前世は桶狭間のバッタ。井沢とはうりふたつ(アニメ未登場)の小学6年生の妹がおり、彼女は前野にベタ惚れしている。作中で、井沢の親戚の子供達に女の子3人が確認できるが(アニメ未登場)、そのうち2人もまた井沢とうりふたつである(父親は回想シーンの中で、母親は作中の台詞でしか存在を窺い知れない)。得意技は「井沢パンチ」で、相手の顔面にめり込むほど強いパンチを繰り出す。
田中(たなか)
声:高戸靖広/茶風林/檜山修之
前野のクラスメイト。前野・井沢とともに、稲中卓球部の騒動の元となっている部員。普段は無口で多くを語らず、口を開いたかと思えば要所要所で強烈な個性を発揮し、周囲が仰天するほどの毒を吐くことも。小柄で坊主頭のため、見た目はかわいいが、その実態は超がつくほどのムッツリスケベ。かと思いきや、田辺と一緒にいるときは意外と大人な一面も見せる。性に関する知識が豊富で、それもかなり卑猥である。多趣味であるが、美少女の抜け毛をコレクションしたり、自分のおならを一年間かけて袋にためるなど、田中の趣味はどれもマニアックかつお下劣である。ビニール袋に溜めた一年分のオナラは相当の破壊力があり一袋で部室にいる部員を気絶させるほど。気付かれずに女性のパンツを脱がせることに関しては驚異的な技術の持ち主で、前野達からは「パンツ職人」と呼ばれている。卓球の実力は、竹田にかろうじて認めてもらっている程度で、普段は田辺とダブルスを組んでいる。一人称は基本的には「僕」だが、たまに「オレ」になる場合も。前世は桶狭間のモグラ。アニメでは、父親の存在が確認できる(アニメでの田中の家系は代々下着の取り扱いに長けたパンツ職人の家系で、父もパンツ職人である。母親は原作では作中の台詞のみでしか登場しないが、アニメでは姿が確認できる)。
田辺・ミッチェル・五郎(たなべ・ミッチェル・ごろう)
声:天田真人/乃村健次/羽多野渉
2年2組の生徒。アメリカ人の父と日本人の母のハーフの部員。体格が良く筋骨隆々としている。体毛がかなり濃くかなりの出べそである。普段は温和で優しい性格だが、怒りに任せて我を失う面があり(井沢によると、キレ方は超人ハルク級)恨みを持った人間には必ず復讐を果たす。体臭がすさまじく殺傷力さえあるため、彼の周囲の人間はみな常に鼻栓をしている。但し本人に自覚はなく、また傷つきやすい性格のため、周りもそのことは黙っている。だが話が進むごとに周りの田辺に対する体臭の気遣いが薄くなっており、自分の体臭を指摘され自覚しているが、現実逃避している描写がある。またその分、場の雰囲気を読めないところもあり、寒いギャグで周囲を凍らせることがしばしばある。プールの消毒液に漬かると化学反応を起こすのか臭いが消えるが(部員達には田辺2と呼ばれる)、ごく短時間しか効かない上、風呂に入るとすぐ効果が切れる。田中とは大親友でよくダブルスを組む。部内での卓球の実力は技術では竹田、木下にはてんで及ばないものの、基本はできている。基本的にそれほどハンサムではないが、前髪をたらすと(普段は真ん中分けで前髪を上に上げている)わりとハンサムになり女の子受けが急に良くなった。作中では、両親の存在が台詞でのみ確認できる。ちなみにチンコは一回晒された事があり、後述の竹田と負けず劣らずである。前世はドリアン。アニメでは金髪だが、パチンコでは茶髪になっている。作中ではかなりの異色的なキャラであったためか、読者達から1番嫌われている。
竹田(たけだ)
声:高山勉/川野剛稔/住吉屋力
卓球部部長。卓球の実力はかなりのもので、性格も体格も前述の3人(前野、井沢、田中)に比べてはるかに成熟していて、同部員の木之下ゆうすけと共にまともなキャラとして扱われている。そして、その3人と岩下京子との関係にいつも悩まされている。非常にまじめで責任感のある性格ではあるのだが優柔不断なところがあるのが欠点。また、田中の誘惑に乗り気絶した岩下にいやらしいことをしようとしたり、寒い日に全員で半そで短パンでランニングをすると決めたときも、悩ましい顔でお願いされると岩下だけは許したり、岩下に関することでは簡単に心を曲げてしまうことがある。チンコは大人顔負けの大きさであることが判明してから、事あるごとにネタにされた。自覚はないが強靭な肉体の持ち主で、体力テストで高得点を叩き出し、冬に外で涼しい格好をして走っても風邪をひかないほど。木之下ほどではないが、モテるほうである。K-1MAXファイターの武田幸三がモデルとなっている(武田幸三談)。前世はスイスの羊飼い。 同校に一年の妹がいる(アニメ未登場)。作中で唯一ペンホルダーラケットである。おっぱい好き。前野達ほど変態的ではないが、思春期の年頃らしい異性への性的な興味はある。
卓球部では、最初に恋愛模様を描かれたキャラである。
木之下ゆうすけ(きのした ゆうすけ)
声:加瀬田進/子安武人/櫻井孝宏
井沢のクラスメイト。卓球部副部長。竹田の親友で、稲中卓球部の中では彼に次いで卓球が上手い。かなりの美少年で校内はおろか、他校の生徒や女子高生を含め多くの女友達がいるが、本命は少ない。少々性格が軽いところがあるものの、大変友人思いで、相手を立てる発言や態度を欠かさない模範的な性格であるが、女装した姿で部室に現れ(もとが美少年だけに女装した姿もまたかなりの美少女)、田中の心を射止めてしまうなど、まれに悪ふざけが過ぎることもある(なお、この出来事が元で彼は前野達三人に同性愛的感情を抱かれる)。陰毛が生えていないことにコンプレックスを抱いていたが、後に田中より先に(一本だけ)生えたため、田中に襲われてしまう羽目に。体力テストでは、竹田と共に高得点を叩き出したことも。作中では、母親と姉の存在が確認できる。前世は中世のフランスの画家。基本的にロングヘアーであるが話によっては茶髪になっていたり、髪を縛っていたりとメンバーの中では髪型に変化が多い。
岩下京子(いわした きょうこ)
声:上原さくら/浅川悠/喜多村英梨
柴崎が担任を務める2年4組の生徒。卓球部のマネージャー。校内で喫煙したりするなど素行不良だったため(だが意外にも勉強は得意で、家庭教師のアルバイトをしたことも)、顧問教師からマネージャーになることを薦められる(実際は柴崎に対しての前野達の依頼もあってだが)。非常にケンカが強く竹田でさえ一瞬で失神KOするほどである。竹田とは幼馴染でよく「ハゲ」呼ばわりをするものの、後に交際を始める。大人びた容姿で勝気な女王様タイプだが、純情な面もあり、竹田と二人きりになると強気な性格ではなく女の子らしく甘えることも(典型的なツンデレであり、ある出来事で竹田への本心をぶちまけている)。運動神経がよく卓球の実力は前野や井沢よりも上。男装して公式戦に出場したことも(そのときに名乗った偽名は町田ひろし)。割ともてるためか隠れファンが多数いるのだが、ラブレターをもらっても全部読まずに捨てている。原作では髪の色は茶色だが、アニメではオレンジ色、パチンコでは金髪。作中では両親と姉の存在が確認できる(アニメ未登場)。前世は中世ヨーロッパの貴族の娘。
神谷ちよこ(かみや ちよこ)
声:黒崎奈那美/本多陽子
当初は木之下のファンだったが、木之下宛てのバレンタインデーのチョコレートを回収していた井沢の目に留まり、地味であか抜けなかった彼女は井沢の手により美少女へと変貌する(元々、顔立ちが良かった。そのため、意外ともてるように)。それをきっかけに、正式なマネージャーではないものの、卓球部に出入りするようになる(彼女自身はすでに他の部活に所属していた)。井沢を「教官」と呼び慕ううちに、いつしか2人は交際を始める(彼女から告白する)。バストが大きく(当初は89センチだったが後に89.9センチになった)、性格も良く井沢に師事してからは明るくなった。目は悪く、当初は眼鏡を掛けていたが、井沢の指摘で外して以降コンタクトレンズをしている点や、銭湯にコンタクトを外して向かった時に男湯と女湯を間違えて入る所から窺える。保健委員会に入っている。作中では、両親の存在が確認できる(アニメ未登場)。当初は1回のみの登場予定だったが、担当編集者のたってのお願いで、準レギュラーキャラとして登場するようになった。前世はイギリスの詩人。竹田と岩下ほどの多さではないが、井沢とのデートをしている描写もある。登場する回によっては木下同様、髪型に差異がある。また、意外と怒ると恐い上に過激な発言を飛ばす事もある。

主な教諭

柴崎(しばざき)
(声:長島雄一)
卓球部顧問の体育教諭で、博多出身。アニメでの年齢は52歳。他の教師のパシリをさせられている。教師からは「おまかせ柴ちゃん」とよばれている。部員からはうだつの上がらない中年とみなされ、教員であるにもかかわらずひどい暴力行為を受ける。その上前野達3人からは「柴崎」と呼び捨てにされるか、「ゲーハー」呼ばわりされるかのどちらかでしか呼ばれない、求心力に乏しい指導者である。馬鹿にされた挙句、小さい頃いじめを受けていたことを思い出して幼児退行化し(アニメでは幼児退行していない)、一時的に顧問が鬼頭に代ったことも。作中では、台詞でのみ妻の存在が確認できる(アニメでは子供の存在が台詞内でのみ語られた)。
浜(はま)
稲豊中学校理科教諭。つるりとした大きな顔が特徴的。生徒や教員からは無視されているが、前野、井沢、田中からだけは例外的に尊敬されている。理科の授業で極端なたとえ話を好み、PTAなどからも厳重に注意されている。その極端なたとえ話が騒動の発端になる。モデルはピーウィー・ハーマン。
立川盛夫(たちかわ もりお)
(声:中村秀利)
稲豊中学校教諭で女子卓球部顧問。年齢は38歳。アニメでの血液型はA型。部員の半分以上がサボっており、実績も残せない男子卓球部を目の仇(かたき)にしており、男子卓球部の部室を虎視眈々(こしたんたん)と狙っている。しかし特に女子卓球部員から信頼があるというわけでもないらしい。所帯持ちであるにもかかわらず女子ソフトボール部顧問の橘先生に惚れており、それをエサにした前野たちの復讐を受けることになる…。
橘洋子(たちばな ようこ)
(声:永島由子)
稲豊中学校の女性教諭で女子ソフトボール部顧問。年齢は26歳。立川に惚れられており、酒乱の気があるためか酒に酔うと超体育会系のノリになる。この際、田中は彼女の餌食になった事があり、彼に何があったのかは不明だが極端に衰弱するほどトラウマを与えている。
校長
(声:茶風林)
稲豊中学校の校長。温厚な性格で、サングラスをかけている。男子卓球部を問題視し、柴崎に何とかするよう指示する。病院で麻酔をしていたにも関わらず勃起していたので、看護婦達から「不死鳥」と言われていた。ある時、定年を迎え退職。男子卓球部の面々に抱かれるも、前野に膝蹴りを入れられ、肋骨にヒビを入れつつ稲豊中学校を後にした。
花代(はなだい)
(声:嶋村薫)
稲豊中学校の女性教諭の中では一番美人の国語教諭。優しい性格で、柴崎に惚れられている。ハワイアンが好きで、真面目だが怒ると怖いために前野達にとっては天敵同然。男子卓球部の学校での夏合宿を提案したのも彼女である。原作では髪の色は黒だが、アニメでは茶色。

主な生徒

相馬紀子(そうま のりこ)
(声:野上ゆかな)
稲豊中学校三年生女子で女子卓球部部長。神谷と同じ髪型。関東個人戦ランク3位の強者。男子卓球部の数少ない理解者。立川のことを良く思っていない。意外と貧乳。
北条理恵(ほうじょう りえ)
(声:嶋村薫)
稲豊中学校三年生女子。木之下の数少ない本命。井沢が恋焦がれ、「北条先輩」と呼んでいる。そのために神谷がいら立つことが多く、騒動の元に。男子ラグビー部の部員、沢田と付き合っていたが別れ、その後髪形を変えた(神谷によると、『デビュー当時の森昌子』)。アニメでは女子体操部部員で、父親と母親の存在が確認できる。
明子(あきこ)
(声:茂呂田かおる)
北条のクラスメイトで、不細工な女子生徒。着付け学校に通っている。
若林貴子(わかばやし たかこ)
稲豊中学校三年生女子で、北条のクラスメイト。頭脳明晰で学校中から尊敬のまなざしを浴びている優等生。しかしどうしたことが前野に惚れ込むという変な性格。コンピュータで複雑な計算をしながら前野との恋を成就させようと奮闘する。後に、ニュージーランド旅行のペアチケットを手に入れるために前野と「第二回アチ・アチ愛のダブルス卓球大会」に出場し、決勝戦まで勝ち進むも惜しくも敗退する。大会後、前野は竹田たちからチケットを強奪し、ニュージーランドに行ったが、彼女は日本に置いていかれた。
秀ちゃん(ひでちゃん)
(声:森利也)
前野のクラスメイト。2年5組の馬鹿や不良により構成された前野、田中を含む四人の権力者生徒「ダメ人間共同体」の一人だったが、末松に影響されて最初に更生。当初の髪型はリーゼントだったが、更生後に変えた。可愛い彼女(アニメ未登場)がおり、前野の怒りを買った。卓球部以外で前野がもっともよく共に遊ぶ人物。よく将棋をしたり(毎回引き分けだが、前野による将棋盤倒しによるもの)酒の飲み比べ(実際はにおいを嗅ぐだけ)をしたりもする、裏ビデオを前野に貸したことも。
耕次郎(こうじろう)
(声:巻島直樹)
前野のクラスメイトで、通称「耕ちゃん」。「ダメ人間共同体」の一人だったが、末松により更生。彼の髪型も当初はリーゼントだったが更生後に変えた。太めで、初登場話以外は出番が多めのモブ扱い。本名はアニメ版から。
井上(いのうえ)
前野のクラスメイトで、サングラスを掛けている。モブとしてよく初期から中期にかけて登場した。アニメでも少しだけ登場。
北里(きたさと)
(声:長島雄一)
前野のクラスメイトで、科学部に所属しており、理科に強い。太めで、眼鏡をかけている(いわゆるオタク的な外見)。伝書鳩を飼っている。前野、井沢のために媚薬「やりたがり200」を発明(三ヶ月と十日かかって完成した)。そのお礼として彼の好きなパンダ1号の鍵を手に入れた。アニメ版のみ、パンダ1号が事故を起こした場面があった。
キクちゃん
神谷のクラスメイトで、前野のことが好きな不細工な女子生徒。神谷の助けで前野と付き合うことになり、不細工同士のデートを行う。笑い方も不細工で「ぐふふ」とあやしい笑い方をする。前野を好きになった理由は、同じ不細工なら自分を理解してくれると思ったから。どちらかというと前野の方が不細工だと思っている(前野はその逆だと思っている)。とても心が優しい。ボウリングが得意。後半から前野と上手くいっていたが、いきなり大きな口を開き、前野はチョキの構えでキクちゃんの目をぶっ刺した。前野本人はキクちゃんに食われると思っていた(大きな口を開けていた理由は、前野の頭に蜂がいたから)。最終的に前野はキクちゃんのことを「ブゥース!」と呼び、逃げるように立ち去り、二度と言葉をかわすことはなかった。
田原年彦(たはら としひこ)
(声:菊池正美)
稲豊中学校一年生男子。かなりのブ男で、男子卓球部に入部しようとするがあきらめた。ブ男という自覚がない。田辺雪と言う微妙な美人(?)の彼女がいる(アニメでは体を求め合っている)。むかつく発言が多い。その後、「変な顔対決」が行われた際には助っ人として登場。
友野井(とものい)
神谷のクラスメイト。前世占いが得意で、男子卓球部の面々の前世を明らかにした。
須田(すだ)
(声:丹羽紫保里)
女子ソフトボール部部員で、予算委員会に入っている。そのため、部費絡みの事件でたびたび疑われる。
金子(かねこ)
稲豊中学校三年生女子。かなりの巨乳で、顔は描写されない。
星野純子(ほしの じゅんこ)
(声:岩居由希子)
稲豊中学校一年生女子で、一年五組の生徒。父親は新しく入って来た校長でカツラを付けており、それがばれるたびに学校を変えてきた。父のカツラを取ったため男子卓球部を廃部にさせられた前野達と交流を深め仲良くなるが、父が彼女の説得で考えを変えて男子卓球部の部室を部員達に返し、父と共に岡山県に行った(その際、前野達宛ての手紙を書いて柴崎に届けた)。
沼田(ぬまた)
稲豊中学校三年生男子。神谷が一年の頃から彼女にラブレターを渡し続けていた、額にホクロの付いた天然パーマの生徒(このことから神谷が実は可愛いということを見抜いていた可能性がある)。特技は幽体離脱(本人曰く寝ると八割方なってしまうらしい)で、彼と話した者も幽体離脱したり、幽霊を見たり金縛りに遭ったりしているため、友達があまりいない。彼と話した後偶然幽体離脱した井沢の体を幽体離脱状態で奪い、神谷に接触するが、神谷に自分のことを危ない人扱いされたため、神谷の胸を揉むが、沼田の体を借りて駆け付けた井沢に押さえつけられ、体を奪い返されたあげく、井沢が乗り移った状態の時に背中に落書きをされ、肛門を瞬間接着剤で固められたため、手術室で治療を受ける羽目となる。
南田(みなみだ)
(声:高戸靖広)
井沢のクラスメイトで、暗い性格。明るい性格になろうと男子卓球部に入部。その行動が男子卓球部の危機を救う(後述の阿部リカの項を参照)。その後、前野が戻って来たことにより二日で退部した。
松田(まつだ)
稲豊中学校一年生男子。野球部の部員で、一時男子卓球部の助っ人として活躍。
太田(おおた)
稲豊中学校一年生男子。野球部の部員で、松田らと共に男子卓球部の助っ人として活躍。
関口(せきぐち)
稲豊中学校一年生男子。野球部の部員で、松田らと共に男子卓球部の助っ人として活躍。

その他生徒

井上さち子(いのうえ さちこ)
(声:嶋村薫)
前野のクラスメイトで、とても可愛い。前野のことを前から好きだったが、裏切られたことに怒る井沢の手により別れた。
高井戸(たかいど)
(声:茂呂田かおる)
井沢のクラスメイトで、美人。前野のことが好きな子のセッティングを井沢に頼んだ(前野は井沢が高井戸に告白されると早とちりし、井沢が井上を前野から離れさせた時のように女装して駆けつけるが前野のことが好きな子に変態と思われて嫌われてしまう)。
桜井(さくらい)
井沢のクラスメイト。美人で、井沢によると「夏休みの間に垢抜けた」とのこと。当番を頼まれた井沢に夏休み中にサンチェ(鶏の方)に餌をあげたか聞いた。
鈴木(すずき)(演劇部)
(声:茶風林)
稲豊中学校演劇部部員。原作では女装した前野と井沢の姿を見て、どちらが可愛いかを競わされた。女装した木之下が本物の女に似ていたのを見て驚く。アニメでは名前を呼ばれない。
石井(いしい)
(声:森利也)
稲豊中学校演劇部部員。原作では女装した前野と井沢を見て待ったを掛けた。こちらも女装した木之下を見て驚く。アニメでは名前を呼ばれない。
佐々木(ささき)
(声:巻島直樹)
稲豊中学校演劇部部員。原作では石井と共に待ったを掛けた。こちらも女装した木之下を見て驚く。アニメでは名前を呼ばれない。
鈴木(竹田のクラスメイト)(すずき)
(声:高戸靖広)
竹田のクラスメイトで、ハッスルのチケットが丁度二人分なので竹田を誘うが断られる。
大前田(おおまえだ)
(声:天田真人)
前野のクラスメイト。登校拒否者の一人だったが、末松により更生。貧弱そうな外見をしている。
仲田(なかた)
(声:高戸靖広)
前野のクラスメイト。登校拒否者の一人で貧弱な外見だが、末松により更生。原作では台詞がない。
岡田(なかた)
(声:長島雄一)
前野のクラスメイト。登校拒否者の一人で貧弱な外見の女子生徒で、(だが、アニメでの担当声優は男性)こちらも末松により更生。アニメでは末松にノイローゼを治してもらった。
沢田(さわだ)
(声:高戸靖広)
稲豊中学校男子ラグビー部部員。北条のことを前から好きだったが告白できず、井沢が北条に告白できるように前野達がチンピラに変装して北条を襲い、襲われた北条を井沢が助けて井沢が告白をする作戦が行われた際、井沢より先に駆けつけて前野を撃退し、北条に告白をしてしばらく付き合うが、何時の間にか別れていた。
千葉みゆき(ちば みゆき)
(声:嶋村薫)
不細工な女子生徒。バレンタインデーで木之下に手作りチョコレートを渡そうとするも前野達に規則違反だとされ、井沢からアイアンクローを食らった。
長谷川(はせがわ)
(声:丹羽紫保里)
地味な女子生徒。バレンタインデーで木之下に手作りチョコレートを渡そうとして千葉の二の舞となった。
菅原(すがわら)
(声:茂呂田かおる)
女子ソフトボール部部員。河童に扮した前野とひょうすべに扮した井沢に絡まれる。
田辺雪(たなべ ゆき)
(声:百々麻子)
田原の彼女で、微妙な美人(?)。かなりストレートな物言いが特徴。
山本(やまもと)
田辺と腕相撲をしていた男子生徒。
雨野(あまの)
稲豊中学校男子バスケットボール部マネージャー。大掃除の際、体育館の柵越しに前野達にパンツをのぞかれ、田中に転ばされてパンツをずり下ろされる。
谷(たに)
井沢のクラスメイト。彼女のみきといったんは別れたが、結局はよりを戻した。
みき
谷の彼女。本人によると、ノーブラでいることが多いらしい。
アムロ
井沢のクラスメイトで、喫煙行為を行うなど、素行があまり良くない。占いの類は信じているらしい。髪形が機動戦士ガンダムの主人公・アムロ・レイに似ている。
社長
井沢のクラスメイトで、顔がオリコンの社長似であるため社長と呼ばれる。ふとしたことからアムロに因縁をつけられて恨みを持ち、前野をそそのかして復讐しようとするが、井沢により阻止され、その際苦しまぎれに自分の金玉をモモンガ扱いしたため、翌日から「モモンガ社長」と言われるようになった。
藤田智子(ふじた ともこ)
稲豊中学校三年三組女子。かなりの美女で、熱を出して休んだ際、前野が弱っている女性を看病したいと言ったのが元で看病される。
川西(かわにし)
竹田のクラスメイトで、野球部所属。竹田と話した末、前野達三人を野球部の部員とトレードした。部長の名前は渡辺(わたなべ)である。
岩田(いわた)
女子バレーボール部マネージャーで、かなり不細工。野球部にトレードされた前野達とトレードされた。
石井(いしい)
女子バレーボール部部員。
ユキちゃん
女子バレーボール部部員。こちらも二年生らしく、女装して練習試合に参加している自分に対して腹を立てた田中に蹴られる。
純ちゃん(じゅんちゃん)
前野のクラスメイトで、彼の右隣の席にいる。
西田(にしだ)
金子のクラスメイト。
林(はやし)
井沢のクラスメイト。マッキントッシュを購入し、その名称から井沢に不思議がられた。
崎坂すぐ夫(さきざか すぐお)
ゴリラに似た顔をした生徒で、父は動物園でゴリラの飼育をしている。万一タイムマシーンが出来て前野が原始時代に行き、歴史を変える時に備えての練習のために前野達三人は彼に動物園に連れて行ってもらう。
原田(はらだ)
稲豊中学校の生徒会会長。ドミノ大会を主催するが、前野達の暇潰しにより邪魔されまくり、結局大会は地震のため中止になった。
石坂(いしざか)
井沢のクラスメイトで、爽やかな美男子。園川に惚れており、彼女に告白するが振られ、翌日長野から彼と園川が付き合うようになったことを知る。
園川(そのかわ)
井沢のクラスメイトで、美女。長野に惚れており、石坂を振った日の帰りに長野に告白し、付き合うようになる。
長野(ながの)
井沢のクラスメイトで、美男子。石坂が園川に振られた日に彼を電話で慰めた。その翌日、口を挟んで来た井沢をうっかりゲス扱いしてケンカになる。その帰りに園川に告白され、付き合うようになる。

主要登場人物の血縁者

前野の父
前野に顔も性格も似ている。息子に夢を与えるべく馬鹿なことを言い聞かせた。
マコト
前野の叔父で、顔が似ている。髪の毛が薄いことを前野の父にネタにされたり、井沢の下らない話に前野の父と共に付き合ったことも。
井沢の父
回想シーンに少し出てくるだけで、顔は描写されない。
井沢ひろ子(いざわ ひろこ)
井沢の妹。兄の井沢とはまるで双子のように顔が似ている。前野を愛している。陰毛がチョロっと生えていることを何の恥じらいもなく公言している。前野が心そそられる物事をよく把握しており、前野とのリアクションのタイミングも息ピッタリである。にもかかわらず、“顔が井沢”という理由で前野からは冷たく突き放される。
清美(きよみ)
井沢の親戚の少女で、顔が井沢に似ている。井沢に率いられて公園で前野と彼を大佐と呼ぶ中の良い子供達と砂場を巡って対決した。
ミキ
井沢の親戚の少女で、可愛い顔をしている。前述の対決に井沢に率いられて前野達と対決した。
田中の父
(声:高戸靖広)
アニメオリジナルキャラ。田中にそっくりな外見の父親。彼も一流のパンツ職人で、寝ている木之下の姉(実際は木之下が身代わりになっていたが)のパンツを脱がすのに苦戦する田中の前に幻影として現れ、「フォースの力を信じるのだ」と助言を与えた。
田中の弟
外見は兄似。兄には劣るがこちらも一流のパンツ職人で、岩下のパンツを寝返りにビクつきながらも脱がしたことがある。
竹田香織(たけだ かおり)
竹田の妹。美少女で、なぜか前野に興味を持ち出す。
木之下の母
(声:嶋村薫)
眼鏡をかけている。
木之下紀子(きのした のりこ)
(声:丹羽紫保里)
木之下の姉で、かなりの美少女。そのため、木之下の家に泊まりに来た前野達にパンツを脱がされそうになる。名前はアニメより。
岩下の母
眼鏡をかけており、美人。前野と井沢に口説かれそうになる。
岩下の父
少ししか出てこず、顔は描写されない。
岩下の姉
かなりの美女。彼女が岩下の財布を間違って持って行ったのに対して岩下も彼女の財布を持って行き、竹田とのデートの際たまたまコンドームが入っていたため騒動になる。
神谷の父
眼鏡をかけている。クリスマスに井沢が神谷家のホームパーティーに招待された際プレゼントを買い忘れ、帰るに帰れなくなっていたところでたまたま暇を持て余していた前野と出会い、彼をプレゼントの代わりに持って行く。
神谷の母
神谷の父が遅く帰って来た理由を質問した。

=== 街の人々 ===

岸本ありさ(きしもと ありさ)
(声:水原リン)
中年女性を中心とした卓球チーム「すずらん通りビューティーママーズ」の選手。自称卓球界のカール・ゴッチ。卓球の国際試合で審判を務めることもある。卓球歴60年のつわもので、元日本代表だったためか非常に高い卓球の実力を持つ。しかしなぜかそれを使わず、歳で垂れ下がった乳房を使ったネタ(鼻の穴に突っ込む、電話の受話器にするなど)を披露し、相手を笑わせることで勝利を得る。また、この乳房は自由自在に動かすことができ、お盆を持ったり、ぬかみそをもんだり通常手で行う動作もほとんど可能である。後に前野から卓球の指導を依頼されるようになるが、前野の身代りにもなって、公式戦にも何度か出場させられている。前野とは一度、男女の関係でBまでいった。
渋谷純一(しぶや じゅんいち)
(声:高木渉)
岸毛中学校(きしげちゅうがっこう)男子卓球部部長。元全国個人戦ランク3位。毎年地区大会で優勝候補に上がる岸毛中の卓球部では、ナンバーワンの実力を誇る。連載初期における昨年度の大会で竹田に負け、勝ちたいと思っている。この他にも大谷等の部員がいるが、渋谷より大して強くはない。ある地区大会で前野に扮した岸本に負け、(本人はいまだ気付いていない)トラウマになっている。あまり可愛くない彼女(アニメ未登場)がいる。
星野(ほしの)
(声:長島雄一)
岸毛中学校教諭で男子卓球部顧問。サングラスをかけている。人前では表に出さないがとても厳しい性格で、練習はスパルタ式。
北島三郎(きたじま さぶろう)
(声:高戸靖広)
岸毛中学校男子卓球部部員。木之下との対戦経験がある。名前は北島三郎から。
大谷(おおたに)
岸毛中学校男子卓球部部員。卓球の腕前は渋谷の次に高く、合同チームの選抜メンバーに選ばれたほど。
本上(ほんじょう)
大青中学校男子卓球部部員。完璧カットマンの別称を持つ。地区大会では竹田を破った経歴を持つ。少々照れ屋な一面も。
大青中学校(たいせいちゅうがっこう)男子卓球部顧問
大青中学校教諭で男子卓球部顧問。前野達にプランチャーを食らわされたことも。
紀之川(きのかわ)
宝山中学校男子卓球部部員。城橋とダブルスを組んでおり、連携はかなりのもの。
城橋(じょうばし)
宝山中学校男子卓球部部員。紀之川とダブルスを組んでいる。
宝山中学校(たからやまちゅうがっこう)男子卓球部顧問
宝山中学校教諭で男子卓球部顧問。前野達にプランチャーを食らわされたことも。
サンチェ
(声:高戸靖広)
ホームレス。稲豊中学校校長が大事にしていた鶏の「サンチェ」(世話を担当していた井沢が、世話を忘れて死なせた)の死肉を食って過ごしていたところを井沢に発見された。間抜けな性格で頭は弱い。井沢が責任を取る形で育て仲良くなるが、ある時突然失踪。その後、キヨ子という中年女性の下でヤスシと名付けられて表向きでは犬扱いで過ごし、結局は結婚に至り太郎という息子ができた。アニメでは、時折流れる映像のみの登場。
キヨ子(キヨこ)
不細工な中年女性で、サンチェを拾った。傲慢な性格で意地が悪い。サンチェの悲痛な訴えにより、掃除などで彼をこき使っていることや、性的な奉仕を強要していることなどが発覚したが結局は結婚した。
太郎(たろう)
サンチェとキヨ子の息子で、とても濃い顔をしている。表向きではラケット扱い。
松沢(まつざわ)
某有名進学校の生徒で、かなりの美形。毎日が退屈すぎて、非常に冷めた性格をしているが、本当はそんな自分を変えたいと思っている。あるとき前野達との出会いで末松を紹介され、その甲斐あって熱く煮えたぎり、前野とは親友関係になる。「カンチョーワールドカップ」に出場し決勝で前野等チームに接戦の末敗れる。その後、「アチ・アチ愛のダブルス卓球大会」に出るために前野に頼られるが、若林の妨害に遭い、実現はしなかった。友達は少ない。そのルックスとクールな性格から、岩下に少し惚れられていた。パチンコ版にも登場している。
上原(うえはら)
(声:松尾銀三)
柴崎の友人で、旅館「上原館」を経営している。サルに似た顔をしている。
ジャッキー
女子ソフトボール部のペットの犬。橘の犬好きから飼われることになった。前野と田中に眉毛を書かれ、それ以降田中と仲良くなる。
阿部リカ(あべリカ)
(声:嶋村薫)
稲豊南高校の女子生徒。立川が街で彼女が偶然万引きをしているところを発見し、利用した。前野が好きであるふりをし、前野に自分と出来るだけ長く付き合えるよう男子卓球部を退部して欲しいと頼んだが、前野が退部した時には既に新入部員がいたため、立川のもくろみは失敗に終わる。その後、前野が彼女に自分のことを忘れるように言ったため去って行った。アニメでは立川の元教え子にして元演劇部所属で、前野を騙せたのもその演技力の賜物である。
秀ちゃんの彼女
秀ちゃんの彼女で、意外と美人。
北条の父
(声:天田真人)
アニメオリジナルキャラ。眼鏡をかけた中年男性。
北条の母
(声:丹羽紫保里)
アニメオリジナルキャラ。グアム旅行のため夫と共に「愛のダブルス卓球大会」に出場し、竹田と岩下のペアに敗れる。
真由美(まゆみ)
女子高生で、美人。木之下の誘いで友人三人(美人の女子高生二人と不細工な女子高生一人)を連れて前野・井沢・田中・田辺と合コンをすることになる。前野達に前髪を下ろされた田辺に友人共々惚れ、カラオケで盛り上がった後田辺と田中を連れて、彼女の母が大家を務めるアパートに行って田中と友人を追い出し、田辺を強引に風呂に入れて一緒に入浴するも、田辺が事前に浸かっていた塩素水の効果が切れてしまい、体臭を至近距離で吸って気絶し、駆け付けた前野達に狙われる。
愛のダブルス卓球大会の会長
(声:山崎たくみ)
眼鏡を掛けた角刈りの中年。出場人数の規格外の多さから小林に出場者の数を削らせる。
小林(こばやし)
(声:高戸靖広)
「愛のダブルス卓球大会」の運営委員で、難しい○×クイズやジャンケンなどのかなり強引な手段で余分な出場者を脱落させた。
橋本(はしもと)
(声:森利也)
橋本卓球用品店の主人で、「愛のダブルス卓球大会」の運営委員でもある。
ちあき
(声:丹保由里)
とても不幸な女性。一年前に家が放火され、両親はその際呼んだ消防車にはねられ即死し、祖父は踏切の中で快速電車にはねられ死亡し、その後は兄と二人で暮らしている。兄と共に体に絵の具を塗ってTシャツに見立てているほど貧乏。兄とペアを組み「愛のダブルス卓球大会」の優勝賞金を狙うが(負けたら自殺しようとまで思ったほどで、アニメでは前野に自殺をとがめられた)、前野と相馬のペアに敗れ、最後は前野達が竹田との賭けに勝ったことにより、賞金を手に入れて兄と共に去る。
ちあきの兄
(声:ふじわら哲平)
ちあきの兄で、とても不幸な男性。
イトーじん
(声:なし/置鮎龍太郎)
稲豊市カンチョー連盟会長にして浣腸の大会「カンチョーワールドカップ」の主催者で、鼻が野球ボール風にペイントされている。
クラタ
「カンチョーワールドカップ」の運営委員で、頭が禿げている。
カンチョーワールドカップの審判
「カンチョーワールドカップ」の審判で、スキンヘッド。
カンチョーワールドカップのチアガール
「カンチョーワールドカップ」のショータイムにて、チアガールの格好をしていた不細工な中年女性で、審判に蹴りを入れられた。
真(まこと)
サッカーの大会と間違えて「カンチョーワールドカップ」に参加した少年サッカーチーム・北本FC(きたもとエフシー)のチームメイト。
ハルオ
前野の友人の小学生。公園で井沢達と対決した際、当て馬にされている。耳が尖っている。
西村(にしむら)
前野の友人の小学生。公園で井沢とその親戚達と対決した際、攻撃用の野グソを補給して来た。
あきひこ
前野の友人の小学生。公園で井沢達と対決した際のメンバー。
竹内かん太(たけうち かんた)
小学校二年生の少年で、耳が尖っている。岩下が家庭教師のアルバイトをした際訪れた家の子供で、岩下の母の知り合いの息子。プチサターンと名乗っていた前野の影響により性根が悪く、将来は悪魔になろうと思っている。前野の教えが元で岩下を日本で最も悪魔に近い人物・デビル岩下と認識して、親友や田中の弟と共に彼女を倒そうとするが失敗した。

その他教諭

末松カオル(すえまつ カオル)
(声:茶風林)
稲豊中学校教諭で、体育教諭。前野と田中の所属する問題児クラスの2年5組担任。熱血教師であり、前野やその周辺に煙たがられるもシリーズ後半では逆に仲良くなっている。顔と乳輪が大きい。
鬼頭(きとう)
(声:小林優子)
稲豊中学校の女性教諭。女子水泳部顧問。容姿端麗だが大胆不敵な性格で、前野たちを恐れない。前野たちの将来と柴崎の指導力とを最も不安視している人物である。前野たちへの特別講習には毎回と言ってよいほど参加し、直接講義を行っている。得意技は飛び膝蹴りと口から火を吹くこと。よく鼻水を垂らす。舞台になっている大谷口中学校には、実際に同名の先生がいた。
女教師
(声:氷上恭子)
稲豊中学校教諭で、橘の友達。眼鏡をかけている。
井沢のクラスの担任
稲豊中学校の女性教諭で、井沢のクラスの担任。前野から力づくで井沢の夏休みの生活を暴き、井沢がサンチェ(鶏の方)をうっかり死なせたと納得し、サンチェ(ホームレスの方)のことも次の動物のことも全て井沢に責任を取るよう言った。その後、井沢がサンチェ(ホームレスの方)を育てていたため驚愕した。
石坂(いしざか)
(声:嶋村薫)
稲豊中学校の女性教諭で、前野のクラスの担任。一時産休のため、末松に代理を頼んだ。
日野(ひの)
稲豊中学校教諭で、女性教諭。年齢は26歳。女子バレーボール部顧問。野球部にトレードされた前野・井沢・田中の三人がさらにトレードされ、マネージャーを務めたが、前野達がバレーが少し上手だったため女装して試合に出るよう助言した。
星野校長(ほしの-)
(声:沢木郁也)
前の校長が定年で稲豊中学校を去った後、新しく入った中年男性の校長。ダンディな顔をしているが、実はカツラを付けており(そのことがばれるたびに学校を変え、その土地に二度と足を踏み入れないようにしており、現時点では十五回変えている)、カツラを取ると横山ノック風。前野にカツラを外された上落書きをされてしまい、その恨みで男子卓球部を廃部にした。だが前野達と仲良くなった娘の純子の説得により男子卓球部を前野達に返すよう柴崎に電話し、純子を連れて岡山に行った。
渡辺(わたなべ)
教育実習のために稲豊中学校にやって来た女性。柔道と合気道、空手が得意で、それぞれ師範代クラスの実力を持つ。かなり厳しい性格で、彼女によると「18歳で女をやめた」らしい。前野と卓球拳で対決して勝った際、意外とはしゃぎ屋であることが判明。
社会教諭
超ノリノリになれることを求めている。動物園に運ばれる時に車が事故を起こして逃げたキングコブラを前野達三人と共にボコボコにした。
数学教諭
独自の持論を持つ。ロッカーに置いてあったラブレター(実際は田中の仕掛けたドッキリだったが)を授業中にこっそり読んでいた田辺を不思議がった。
伊藤(いとう)
稲豊中学校教諭で、体育教諭。稲豊体育大学を卒業しており、大倉とは旧知の仲。体操部の顧問をしており、大倉と鉄棒対決を行った。
竹田のクラスの担任
将来の夢を作文に書く時間の際に登場。

その他の人々

田代(たしろ)
読切版のみ登場。大谷口中学校(おおたにぐちちゅうがっこう)男子卓球部部員。本坂とダブルスを組む。
本坂(もとざか)
読切版のみ登場。大谷口中学校男子卓球部部員。田代とダブルスを組む。
鈴木(双子の兄)(すずき)
読切版のみ登場。稲豊北中学校男子卓球部部員。双子の兄弟の兄で、よく似た弟とダブルスを組む。地区大会一回戦で田辺と田中のダブルスと対戦し、体臭に苦しめられつつ敗れた。
鈴木(双子の弟)(すずき)
読切版のみ登場。稲豊北中学校男子卓球部部員。双子の兄弟の弟で、よく似た兄とダブルスを組む。地区大会一回戦で田辺と田中のダブルスと対戦し、体臭に苦しめられつつ敗れた。
加山(かやま)
(声:長島雄一)
前野御用達の大人のおもちゃ店「若大将」(わかだいしょう)の店長。前野の行方を聞きに来た田辺に「前野なら来ていない」と答え、その後田辺に無理矢理ダッチワイフを買わせた。名前はアニメより。
ピンポン兄貴
舎弟二名を引き連れた上原館の客。ピンポン兄貴に似ている。アニメ未登場。
サブ
ピンポン兄貴の舎弟で、スキンヘッド。
民子(たみこ)
(声:茂呂田かおる)
上原館に友達と来ていた女子大生。友人が前野と井沢のセクハラの被害に遭う。アニメでは名前を呼ばれない。
優子(ゆうこ)
(声:丹羽紫保里)
民子の友人で、こちらも前野と井沢のセクハラの被害に遭う。名前はアニメより。
幽霊
(声:丹羽紫保里)
女性の幽霊。三年前に竹田に似た矢口という男と不倫し、睡眠薬を飲んでの心中を試みるが、矢口は逃げ出し、遺体は見つからなかった。真相を調べに他の部員と共に山に来た竹田に取り付き、それと同時に遺体も発見された(アニメでは原作よりも早い段階で岩下が登場しており、彼女の発言に心を打たれて成仏したかに見えたが、竹田に惚れて付きまとった)。
矢口(やぐち)
竹田にそっくりな男。三年前にある女性と不倫し、睡眠薬を飲んでの心中を持ちかれられるが、「水がないと睡眠薬が飲めない」と泣きながら山を降りた。その翌日行方不明になる。
早乙女(さおとめ)
上原の知り合いで、痴呆が進んでいるのか定年後から地球の自転に逆らい続けて回転し続け、28年経っている老人。「回ったきり老人」の異名を取っている。上原に住んでいる村まで送ってもらった。
井蓋(いのぶた)
(声:長島雄一)
アニメオリジナルキャラ。上原の知り合いで、猿山と不倫していた老人。類人猿に似ている。原作の早乙女の代役。
猿山(さるやま)
(声:嶋村薫)
アニメオリジナルキャラ。上原の知り合いで、井蓋と不倫していた老婆。こちらも類人猿に似ている。井蓋と同じく、原作の早乙女の代役。
友田(ともだ)
(声:岡本嘉子)
「すずらん通りビューティーママーズ」の一人。常にボーッとしている。
土井(どい)
(声:茂呂田かおる)
「すずらん通りビューティーママーズ」の一人。井沢と試合をするが、「ガスの元栓閉め忘れたかしら」と言って帰った。
鬼塚(おにづか)
(声:嶋村薫)
「すずらん通りビューティーママーズ」の一人。水商売風のケバイ中年女性。とても不細工で、竹田を心理作戦で破った。
ナナ
(声:水原リン)
「すずらん通りビューティーママーズ」の一人。田辺と田中とダブルスの試合をした。全力で老化に逆らっている。わきがの田辺をあからさまに差別し挑発的言動を繰り返した挙句、田辺を怒らせ、殴られそうになるが、岸本に救われる。
松田(まつだ)
(声:志乃宮風子)
「すずらん通りビューティーママーズ」の一人。竹田に自分達全員の卓球歴が長いことを告げた。
船橋(ふなはし)
(声:天田真人)
岸毛中学校男子卓球部部員。竹田と対戦して破れる。
益田(ますた)
岸毛中学校男子卓球部部員。井沢と対戦する予定だった。作中の台詞はない。
福山(ふくやま)
岸毛中学校男子卓球部部員。田辺と田中のダブルスを下す。作中の台詞はない。
松崎(まつざき)
岸毛中学校男子卓球部部員。田辺と田中のダブルスを下す。作中の台詞はない。
安田(やすだ)
(声:高戸靖広)
アニメオリジナルキャラ。神怒中学校(しんどちゅうがっこう)男子卓球部部員。アニメ版の地区大会の二回戦で一番手として出た井沢を負かした。
澤崎(さわざき)
(声:高戸靖広)
毒花中学校(どくばなちゅうがっこう)男子卓球部部員。眼鏡を掛けており、木之下に「博士君」と呼ばれる。木之下と対戦し、自分からは仕掛けず、完璧なツツキで相手のミスを待つせこいプレイで破る。
加藤(かとう)
(声:高木渉)
毒花中学校男子卓球部部員。塩村と共にダブルスで田辺と田中に挑むが、鼻栓をしていなかったため、田辺の体臭に苦しめられ棄権した。
塩村(しおむら)
(声:長島雄一)
毒花中学校男子卓球部部員。加藤と共にダブルスで田辺と田中に挑むが、こちらも鼻栓をしていなかったため、田辺の体臭に苦しめられ棄権した。
飯田(いいだ)
腐田豆中学校(ふだまめちゅうがっこう)男子卓球部部員。岸本が入れ替わった前野の試合を見て驚く(飯田本人は気付いていない)。
鈴木(鬼神中学校)(すずき)
鬼神中学校(きしんちゅうがっこう)男子卓球部部員。こちらも岸本が入れ替わった前野の試合を見て驚く(鈴木本人は気付いていない)。
佐藤(さとう)
(声:嶋村薫)
とあるデパートの主任店員。
犬神龍子(いぬがみ りゅうこ)
(声:まるたまり)
犬を飼っている大人の女性。女装した木之下を見て校舎を飛び出し、河原で佇(たたず)んでいる田中に話しかけた。中学生の頃、同じ部(テニス部)の1年上の先輩に恋心を抱き、ある日、二人きりになった所で金属バット(アニメでは大根)で殴って気絶させて犯した。その後、中学妊娠してしまい、彼と高校も行かずに働いた。田中に「次に合った時が勇気を出す時よ」とアドバイスした。名前はアニメより。
犬神龍子の夫
(声:山崎たくみ)
犬神龍子の夫で、昔は美形だったが、現在はゴツイ外見。現在の彼の外見上のモデルは松田優作。
ヨシ子(ヨシこ)
駅ビルの屋上にいた少女で、前野にナンパされる。
一条さゆり(いちじょう さゆり)
(声:嶋村薫)
超お嬢様の仲のお嬢様高校・白ユリトオル高校2年。一大財閥・一条グループの会長の娘ながら変わり者で、とても可愛い。ある日不良に痴漢行為をされていた所を井沢に(偶然だが)助けられ、その礼に井沢を家に誘った。
一条タマ子(いちじょう タマこ)
(声:丹羽紫保里)
一条さゆりの妹で、こちらも変わり者で可愛い。
一条雄大(いちじょう ゆうだい)
(声:秋元羊介)
一条グループ会長。とても変わり者で、妻は三年前に他界している。前野を気に入り、養子にするも散々な目に遭い三日で追い出した。アニメでは屋敷内に肖像画がある。
小暮(こぐれ)
(声:梁田清之)
一条家の執事。前野に屁をかけられたりと、結構苦労人。アニメではカートに乗っている。
奇田刻陰(きだ こくいん)
(声:高戸靖広)
アニメオリジナルキャラ。人間国宝の彫刻家。かなりのヘビースモーカーで、一条家を訪問した際前野に彫刻を作るよう依頼される。
じいさん
(声:辻村真人)
腹話術師の老人。「つとむ君」(つとむくん)という名の人形を持っており、偶然衝突してきた前野と井沢に突き飛ばされ、つとむ君は車のタイヤに潰されたため、前野を人形の代役に使う。その後、井沢の持って来たダッチワイフを渡され、ダッチワイフ腹話術という新しいジャンルを築き上げた。神助(しんすけ)という孫がいるようだ。
美女
(声:嶋村薫)
竹田の夢の中に出てきた美女。一応実在しており、夢の内容を気にしていた竹田が偶然遭遇したが、結局竹田は岩下と待ち合わせしていた場所に向かった。彼氏がいる。
彼氏
(声:高戸靖広)
竹田の夢の中に出てきた女性の彼氏。
竹中コータ(たけなか コータ)
(声:嶋村薫)
柴崎の卓球仲間の息子で、中学一年生であるにもかかわらず背が小さい。卓球の腕前は竹田をもしのぐ。柴崎が彼を一週間預かることになり、学校に連れてきた際、田中より背が少し高く女子運動部員に可愛が