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西遊記ヒーローGo空伝!/小西紀行

共有

著者: 小西紀行
巻数: 4巻

小西紀行の新刊
西遊記ヒーローGo空伝!の新刊

最新刊『西遊記ヒーローGo空伝! 第4巻


西遊記ヒーローGo空伝!』(さいゆうきヒーローごくうでん)は、小西紀行作のギャグ漫画。本項では続編である『ゴゴゴ西遊記 新悟空伝』(ゴゴゴさいゆうき しんごくうでん)と、スピンオフ作品である『ゴゴゴサンゴーキ 西遊記外伝』についても併せて記述する。

概要

三蔵一行が天竺へ向かうのを様々な妖怪が妨害するというのが大まかなストーリーである。元々フジテレビ系で放送された『西遊記』をモチーフにした漫画だったが、人気のためかドラマ終了後の現在も連載が続けられている。内容はブラックジョーク(暴力シーンやグロテスクな表現によるギャグ)が非常に多い。

『月刊コロコロコミック』では2006年1月号から2008年5月号、『別冊コロコロコミック』では2006年10月号から2008年6月号まで連載された。単行本は全4巻。

2008年6月号からフジテレビ版西遊記に日本テレビ版西遊記をミックスした『ゴゴゴ西遊記 新悟空伝』がスタートした。月刊コロコロコミック2010年2月号の作者のコメントで「三蔵一行の服装は30年前のドラマ版を参考にしている」と語っている単行本は2巻が2009年6月末に発売。同時期に「妖怪大乱闘カードゲーム」というカードゲームが発売された。

登場人物

三蔵一行〈メインキャラクター〉

孫悟空
西遊記ヒーロー Go空伝!
本作の主人公。お調子者でやや短気。如意棒を操り、妖怪を倒していく。金斗雲も操るが、この金斗雲は4つある(詳細は後述)。頭には金の輪っか「緊箍児(きんこじ)」をはめられている(詳細後述)。
妖怪との戦いでは不意打ちが大好きで、正々堂々と戦うことを嫌う。本人は恥ずかしいとは全く思っておらず、寧ろスッキリするらしい。妖術で敵を欺かせて倒すこともあり、敵の攻撃を妖術で逃れ反撃したり、敵の特徴や能力を利用して倒すなど、まともな戦法も取る。とどめの刺し方は袋叩きやタコ殴りなど結構暴力的。また、非常にずるがしこく、悟浄や八戒を敵の攻撃を防ぐ盾の役目などに利用することも多いが、正義感もある。また、敵が放ったミサイルを掴んだり、光線をはじき返すなど超人的な能力を持つ。
昔は天界の神々相手に「汚い妖術、卑怯な戦法、悪魔のような兵器」を使って大暴れしていたという。その功績からか悟空を倒して天下一を企てる妖怪も少なくない。
仲間である悟浄とは仲が悪く、彼だけをわざと助けなかったり、無意味に攻撃することもあり、本人も「アイツ嫌いだから」と認めている。また、当初は自分が三蔵の一番弟子であることを自称しており、同じく一番弟子を自称する悟浄と八戒とは一番弟子をかけて大喧嘩をしでかすなど、非常に折り合いが悪かった模様。
ボケ役だが、本人も酷い目に遭ったり、ツッコミ役をすることも多い。
ゴゴゴ西遊記 新悟空伝
服装が変わり、炎をイメージとした服装となった。不意打ち大好きなところは相変わらずである。また、卑怯であることを誇りに思っている。女性には暴力は振るわない主義だと主張後に、あっさりと暴力を解禁したことも。相手が敵であれば事情無しで攻撃するため、三蔵に「少しは事情を聞いたっていいじゃないか」と諌められることがある(しかし悟浄から「(相手の妖怪が)悪である事は明確」と会釈される事もある)。
三蔵法師が五行山に訪れた時は500年も待ちつづけたためミイラになっていた。
人間の心(特に純粋な心を持つ人間)の声を聞く事ができる。
沙悟浄
西遊記ヒーロー Go空伝!
自称三蔵の一番弟子。基本的にクール。結婚詐欺をした罰として旅に同行した。ツッコミ役が多いが、ボケることもある。また、八戒に50円まけて肉まんを売ってくれた肉まん屋に感涙したり、敵妖怪の熱心に同情したりと感動するポイントがズレている節がある。
カッパの妖怪なだけあって泳ぎが得意だが、激流は泳げない。持っている釵は愛着があるがあまり使用せず、殴る蹴るといった体術を使っている。髪型は連載初期はおかっぱだったが、2007年5月号からさらさらヘアーに変わった。サラサラヘアーに変わった理由として作者曰く「間違って描いたら、描きやすかったので…」西遊記ヒーロー Go空伝 3巻のGo空外伝より
悟空に目の敵にされており、彼とは日常的に喧嘩をするほど仲が悪く、その喧嘩でボロ負けすることもしばしばだが、その後に悟空に仕返しするのはお約束。最近では悟空にやられたり、妖怪にひどい目に合わされることが多くなり、八戒以上のやられ役となりつつある。
どちらかと言うと常識人で、よく書物を読んでいる。また、その本にGo空伝関連の宣伝が書いてあったりする。
ゴゴゴ西遊記 新悟空伝
緑を強調した服装となった。相変わらず悟空に酷い目に合わされたり、喧嘩したりするところは変わっていない。武器は釵から月牙に変わったが、前作と同様体術を使うことの方が多い。悪事を働いていた過去を持ち、三蔵の弟子になった理由は、悪事を働いた自分を戒める為。
また、河童に退化したこともあり、興奮時に顔の部分が退化してしまうという後遺症にもなってしまった。
猪八戒
西遊記ヒーロー Go空伝!
悟浄と共に、リンゴを盗んだ罰として旅に同行した(彼の回想では仲間の妖怪から仲間外れにされた描写がある)。やられ役。悟空によく「人間ミサイル」の弾にされたり、悟空に非常食とよく言われ、たまに焼かれたりと、主に一行の道具として使われる。それでも悟浄ほど酷い扱いを受けてはいない。武器は釘□(ていは)だが、使用する回数は少ない。極端に背が低く、身長とポッチャリ体型を気にしている。性格は弱虫。
冒頭ではおにぎりを食べている事が多く、当初は悟空と悟浄同様三蔵の一番弟子を自称していた。
ゴゴゴ西遊記 新悟空伝
黒と白を強調した服装となった。武器の釘□も九歯馬鍬に変わった。一人ぼっちだった彼を三蔵に勧誘され、弟子になった。本作でも体型を気にしており、彼の妄想では思いっきり美化させている。
悟空程ではないが、妖怪を少なくとも3匹倒すなど、やられ役が多かった前作に比べて実力がある。
三蔵法師
西遊記ヒーロー Go空伝!
悟空達のまとめ役の法師。いつも冷静だが、妖怪を見ると気絶する癖(体質とも)がある。しかし、自分目当てではない妖怪や自分に害のない妖怪は全く平気らしい(悟空達を見ても平気なのはそのため)。
最近は舌打ちしたり逆切れしたり、時としては怒鳴り散らすなど、短気かつ乱暴な性格になってきており、ボケることが多くなってきた。勘違いで悟空を攻撃したりと盲目的なところもある。また、悟空と悟浄が喧嘩しているときは、止めずにどちらが死ぬか放って置くという、僧としての役目を忘れているような部分が見える。
ゴゴゴ西遊記 新悟空伝
帽子に角が付いた。気絶癖は健在。悟空に対するお仕置きは、金箍児による締め付けの他、帽子の角による「ドリルアタック」や鉄拳制裁の「高僧ナックル」、「背骨クラッシュ」、「宙返膝蹴<ムーンサルトニースタンプ>」など暴力的制裁が多くなった。ダジャレにハマっていた事もあり、低レベルなダジャレも受ける上に自分のダジャレにも受ける。
敵を疑うことを知らず、敵と味方の見分けをつけることができない。罠にまんまと引っ掛かる、胡散臭そうな天竺への近道が書かれた看板を怪しまずに進むなどのシーンも見え、高僧にしてはやや未熟なところがある。
後述のベイゴマ、ヨーヨーといったパクリネタを流出させた悟空達を制裁した際には、イナズマイレブンみたいなのを出した(悟空曰く「パクリをパクリで怒られた…。」)。

妖怪

悟空達が旅の途中で出会う妖怪達である。皆、食べると不死になると噂される三蔵を狙っている(作中では、黒皇が天竺へ旅立った僧を食べ、不死となったことから高僧を食べると不死になる噂が明らかとなった)が、四つ手弁慶や美ーちゃん、炎魔など人的無害の妖怪もいる。大抵は出会ったその時に悟空などにやられてしまう。仲間割れして三蔵法師の肉を奪い合ったり、仲よく半分で食べようとする妖怪がいるなど、非常に弱肉強食である。また金蟹や黒皇など悟空を抹殺して功績を我が物にしようと企む妖怪もいる。

妖怪の名称は『西遊記ヒーローGo空伝!』では名称が無い妖怪も多々いたが、『ゴゴゴ西遊記 新悟空伝』からは妖怪の名称も表示されるようになった。

紹介順序は月刊、別冊コロコロ掲載に準じている

西遊記ヒーローGo空伝!

牛魔王
三蔵の肉を狙っている牛の妖怪。三蔵法師曰く、妖怪の中では悪名高い妖怪らしい。左角は昔悟空によって折られ、それ以来悟空を恨んでいる。右角も悟空によって折られてしまったが接着剤で直してもらった。右角は命の次の次の次に大事なものらしい。口やお腹の中の匂いは、悟空たちがダウンするほど臭い。笑い方は「ウシシ」。再会した悟空に「山本?」や「馬の妖怪」と間違われたことがある。
金蟹と銀蟹との回では、三蔵の自己犠牲に心を打たれ、金蟹たちを倒した後は三蔵一行に加わろうとし三蔵もあっさりと快く受け入れたが、後ろに歩いていた3号機に踏み潰され結局一行の参加は諦めた。
ゴゴゴ西遊記での牛魔王
妖怪を引き寄せる「妖怪磁石」を所持して久々に再登場するが、三蔵一行からすっかり忘れられた上で悟空たちから面倒臭がり気味に戦闘態勢を入れられたり、三蔵一行に緊張感の無い反応を取られながらも金箍児で動けない悟空に左角を折られた恨みを晴らそうと踏み潰そうとするが、三蔵の寝言で金箍児が緩んだ悟空に回避され、考え事の片手間に片手だけで倒されてしまったりと酷い扱いを受ける羽目になってしまう。
この妖怪は前作を含めると7回も登場しており、1回で倒されてしまうことがほとんどである妖怪の中では珍しい。
大ワシ魔人
三蔵の肉を狙っている鷲の妖怪。三蔵を連れ去ろうとしたが、金斗雲3号によって殴り落とされ絶命した。その後、オシャカ様(後述)によって復活するが、あっけなく冥界に戻る。笑い方は「ワシャシャシャシャ」。モットーは「逃げるが勝ち」である。
ヒョウタン魔王
腰にひょうたんを提げた妖怪。体もなんとなくひょうたんに似ている。返事をした相手をひょうたんの中に閉じ込め、中の酒で溶かしてしまう。ひょうたんは酒の他にコーラやオレンジジュースの入ったひょうたんがある。最後は三蔵に化けた悟空によって自分がひょうたんの中に閉じ込められてしまった。返事をした相手をひょうたんの中に閉じ込めるというところは銀角大王に酷似している。語尾を伸ばす癖がある。
四つ手弁慶
橋の上で立っている武蔵坊弁慶を髣髴させる四本の腕を持った妖怪。珍しい武器に興味を持っていて三蔵には興味はない。悟浄が渡した釵は、一度興味を示したが「持ってるからいらねぇーや」と川に捨てた。如意棒を手に入れようとするが、悟空の反攻により力づくで手に入れようとする。半身を川に捨てられた如意棒の怒りの攻撃によって川に突き落とされた。
ウママ魔王
八戒が野良馬と間違えて連れてきてしまった馬の妖怪。馬同様、周囲を把握するための耳のおかげで、どんな攻撃でも避けられる。そのため悟空の不意打ちもかわしたが、如意棒は二本あったため隙を突かれ倒された。
猫俣
三蔵の肉を狙っている猫の妖怪。動きが俊敏なためそれを生かした攻撃が得意。分身の術を使った悟空によって袋叩きされた。猫なだけに語尾に「ニャ」をつけたり、「な」を「にゃ」と言うことが多い。
モグモグ魔王
旅の最中の三蔵一行を落とし穴に落としたモグラの妖怪。仲間かと思われた大ミミズは食事用だった。モグラの妖怪と言うことだけあり、地面に穴を掘り、地中に潜ってからの攻撃が得意。最終的に巨拳の術を使った悟空がモグラたたきのように地盤ごと押し潰した。語尾に「のだ」とつける。
サボテン魔人
三蔵一行が荒野で見つけた仙人掌(サボテン)の妖怪。喉の渇きを癒すため食べようとしていた三蔵に「自分がされて嫌なことは他人にするな」と正論を言い、悟空たちも「やばい、向こうのほうが正しい気がする」と呆気に取られた。不意打ちを受けてもびくともしない体で、体中の針を飛ばして攻撃する「トゲミサイル」、体当たり攻撃が得意で、これらの同時攻撃によって戦死した者も多い。最期は逃げ場を失った悟空を押し潰そうとするが、金斗雲3号によって倒された(勿論、悟空も巻き添えを食らった)。
『コロコロコミック』誌上で催された妖怪コンテストで優秀作品に選ばれた妖怪の一つ。
何を考えているのか分からない謎のキャラ。何でも食べてしまう。物理的な動きを含めて全ての反応が遅い。
知らない間に三蔵法師を口の中にいれており、それに気づいた仲間のつまよう人(下記参照)の逆鱗に触れ破裂点を突き刺されたものの、無反応。その後、悟空達が勝手に仲間にしたが、そのときになってようやくつまよう人の技が効き、見事に破裂してしまう。しかし、本人は死んだことに気づいていなかった。
つまよう人
『コロコロコミック』誌上で催された妖怪コンテストで優秀作品に選ばれた妖怪の一つ。
全身が爪楊枝(つまようじ)でできている。“ぱ”の仲間。突くと破裂する「破裂点」と言うものを一瞬で見つけることができ、どんなものでも破裂させてしまう。
残忍な性格で上記にあるように三蔵法師を食べる妖怪なら仲間でも許さず、逆上して彼の破裂点を突き刺した程である。
最期は悟空に隙を突かれ両腕をもぎ取られ、その両腕で所々刺された挙句、体をへし折られた。
一つ目邪鬼
三蔵の肉を食べようとした妖怪。八戒を一撃で倒してしまうほど力が強いが、変化の術で八戒に変化し、分身の術を使用した悟空によって倒された。「ウシャー」が口癖。
イケメン鏡
『コロコロコミック』誌上で催された妖怪コンテストで優秀作品に選ばれた妖怪の一つ。
醜いものを美しいものに変える「イケメンビーム」を放つ。このイケメンビームで悟空、悟浄はイケメンになってしまい(悟空は最初に心をイケメンにされ、その後は顔もイケメンにされた)、「イケメン喧嘩せず」の格言の下に戦意喪失、八戒はイケメンのリアルな豚にされた。
悟空にビームを反射され、自分自身がイケメンになってしまい、悟空達同様に戦意喪失、その後すぐに岩にぶつかって死んだ。モットーは「戦わずにして勝つ」。
雪だる魔人
雪だるまの姿をした妖怪。かわいい外見の裏腹に口から冷気を吐いて氷付けにする。頭を砕かれても、自分で雪だるまを作り元に戻ることができる。また、外側からの炎は平気らしく、炎が本人の近くにあっても体が溶けない上、炎にあたり寒さをしのいだ。性格は天然(バカ)。最後は戦いに夢中になり、体温が上がって溶けてしまい絶命した。語尾に「のな」とつける。
イノシシ大王
牛魔王と同じ大きさのイノシシ。悟空の不意打ちを受ける前に突進で悟空を吹っ飛ばすなど、すさまじい突進力を見せつけた。また、八戒を「ブタは野生を捨てた動物」や「ブタがイノシシと同属になった覚えはない」と見下しているような節がある。八戒との頭突き合いのあと、八戒共々焼かれた。
ワケワ=カメ3世
亀の妖怪。硬い甲羅を纏っており、如意棒が効かない。牙は悟浄をも軽くあしらうほど強靭。また、甲羅から出て俊敏に動くことが出来るが、防御力が減る。最後は三蔵に化けた悟空に負けた挙句に甲羅を煮込まれメインディッシュにされそうになったが、三蔵に「こんな気持ち悪い物食べられるか」と言う理由で逃がしてもらった。「カメなめんな〜!!」が口癖で、語尾をよく伸ばす。牛魔王同様、悟空に倒された妖怪の中で存命している数少ない妖怪である。
ミズミズ魔人
体中が水でできた妖怪。打撃攻撃が効かず(自分からによる打撃攻撃も出来ない)、相手の口から入り込んで体を操る憑依能力がある。体が液体でできているため、地面につくと蒸発してしまう。また、気絶していたり死んでいる人の体には留まれず、そのまま流れ出てしまう。そのため、急いで近くにいる相手に憑依する。
悟空達を倒し、三蔵を食べようとしたが、三蔵はミズミズ魔人を見てその場で気絶。ミズミズ魔人は、そのまま地面に着地して蒸発してしまった。
なお、この妖怪は『コロコロコミック』誌上で催された妖怪コンテストで作者が例として描いた妖怪「ミズミズ魔王」の流用である。
ゴガギュドッ
岩に手足と角が生えた鬼。岩なだけあって悟空の術や如意棒が効かない。その防御力もさることながら、攻撃力も高い。さらに腕はロケットパンチのように飛ばすことができ、追尾性でたとえ逃げても追いかけてくる。悟空はそれを利用して相打ちさせて倒した。
象魔将
象の妖怪。鼻は伸縮でき、時には武器になる。鼻からは粘着性の強い鼻水を飛ばして相手の身動きを取れなくする。因みに三蔵を食べようとしたところ、三蔵の周りにも鼻水を飛ばしてしまい近づけないというマヌケな一面を見せた。耳を羽ばたかせることで空を飛ぶことが出来る。悟空によって叩き落され、自分の鼻水に墜落し動けなってしまった所をキントウン3号機により倒された。
ド・バット
蝙蝠の妖怪。容姿は通常の蝙蝠と変わらないが、かなり大きく、一目で妖怪とわかる。吸血により戦闘不能に追い込み敵を倒す。
血の吸い過ぎでお腹が重くなり飛ぶことが出来なくなってしまった。動けない所を悟空によって殴り続けられた。最期は悟空に吸った血で膨れたお腹を刺され、血を全部抜かれ干乾びてしまった。
骨魔鬼
骸骨の妖怪。見た目を利用し死んだフリをして人を襲う。体をバラバラにされても折れていなければ再びくっつくことが出来る。また、他人の体の骨を押し出し、残った肉体に入り込む「骨チェンジ」を使う。体を奪われた人は骨の状態になる。
悟空の肉体を奪い、三蔵を丸飲みしようとしたが、”わっか”で頭をしめつけられ悟空の体から命からがら脱出。動けなくなった所を頭を粉砕され絶命。語尾に「なのネ」とつける。
キノコン
茸の妖怪。表の顔はかわいいが、裏の顔は非常にずる賢い上残酷な性格という二重人格の持ち主で、鍋の中に怒り茸を入れて食べた人を同士討ちさせたり、毒キノコ鍋で人を毒殺させる。
また、体から痺れ茸の菌をばら撒いて麻痺させる。外見はおいしそうだが、実は毒キノコ。食べた者は毒により動けなくなってしまう。
毒キノコスープを仕掛けて悟空を毒殺しようとしたが失敗。最後は“怒り茸”で凶暴化した三蔵により倒される。
金蟹 / 銀蟹
蟹の妖怪の兄弟。
角がある蟹が金蟹で兄。テンションが上がると長話になる傾向がある。弟の銀蟹は兄より一回り大きく、のんびりとした性格。
牛魔王によると妖怪の中では残酷な妖怪らしい。鋏は何でも切り刻み、口からは粘着性の高い泡「カニバブル」を吐き出し、相手を動けなくする。蟹なのに、横歩きはせずに縦歩きで歩ける。
牛魔王とキントウン3号機の活躍により絶命。
なんだっけな
『コロコロコミック』誌上で催された第2回妖怪コンテストでキャラクター賞に選ばれた妖怪。
非常に忘れっぽく、「なんだっけなぁ」が口癖。素手での勝負に弱いが、相手を自分と同じバカにする催眠術を使う。
〝地獄の狩人〟もしくは〝地獄の処刑人〟と呼ばれていたらしいが本人はどっちか忘れてしまった。その残虐さから名前を知らない妖怪はいないらしい。でも本人は自分の名前は忘れ知らない。
最期はブーメランを投げた事をわすれており、戻ってきたブーメランに刺さり自滅。
ミン・ゴル
蝉の妖怪。最初に登場したのが彼の抜け殻。周りにもいる蝉同様、長くても2週間しか生きられない。悟浄と八戒はそのことに同情したが、三蔵法師を食べて長生きしようとしたため攻撃される。
彼の鳴き声は空気を震わせ、この震動によってあらゆる物質は砕け散る。なお、八戒は脂肪のお陰で震動しても砕けなかったが、その震動によって脂肪が燃焼し痩せた。
悟空を震動で粉砕したが、粉砕したのは脱皮の術を使ってできた悟空の抜け殻だった。抜け出た悟空により倒された。
豆イド
『コロコロコミック』誌上で催された第2回妖怪コンテストでアイディア賞に選ばれた妖怪。
人魚が食べて吐き捨てた豆が、意志を持ち魚の姿になった妖怪。噛み付くことで、噛み付いた部分を感染させ、その部分のみ自分と同じように魚の体へと変化させる。水中戦に苦戦している悟空を丸飲みした後、三蔵を食べようとしたが、縮身の術で口の中に隠れていた悟空が元のサイズに戻り顎がはずれる。動けなくなったところを殴られ絶命。
オシャカ様
『コロコロコミック』誌上で催された第2回妖怪コンテストでインパクト賞に選ばれた妖怪。
パンツ一丁の妖怪。戦略家だが、自分で仕掛けた落とし穴の場所を自分でバラしてしまい台無し(オシャカ)にした。台無しにした後の決め台詞は「ナイスオシャカ♪」。
首飾りの水晶は冥界とつながっていて、「三蔵一行に葬られし者」の一声で死んだ妖怪を全員よみがえらせ、悟空たちの今までの苦労とこれからの人生を台無しにしようとするが、全員自分が仕掛けた落とし穴にはまり、悟浄により全員冥界に戻される。最期は悟浄の説得により改心するが、三蔵法師の肉を食べようとして説得を台無しにしたため、金斗雲3号機のビームにより倒され、存在自体がオシャカになった。が、冥界に行ってまで「ナイスオシャカ♪」と、生き様を貫いた。
冥界の妖怪たち
悟空が今まで倒した妖怪たちがオシャカ様の一声によりこの世に蘇った。大勢で悟空たちを倒そうとするが、地上の妖怪たちはオシャカ様が仕掛けた落とし穴にはまってしまった。大ワシ魔人とド・バットは八戒と悟浄に倒され、落とし穴にはまった妖怪は金斗雲3号機に踏み潰されそうになった。その後、悟浄に冥界に戻すように言われ、冥界に戻った。
サマヨイ幽霊
妖怪化した幽霊。既に死んでいるが、成仏されることを恐れているため、三蔵法師を食べて成仏されない体になろうとしている。
魂が大好物で、相手から魂を抜き取り、抜き取った魂を食べてしまう。霊化の術で幽体離脱した悟空にタコ殴りされた。三蔵のお経により成仏したが、霊体になっていた悟空も一緒に成仏した。
ペタピョン
兎の妖怪。毒入り餅団子を作り、それを三蔵一行に食べさせて毒殺しようとしたが、入れる前に三蔵一行に見られていた。キノコン同様、二重人格で表は可愛らしい顔だが、恐ろしい裏の顔を持つ。
粘りのある餅が手にくっついてしまったり、餅の付いた手を悟空の足で拭いたり、投げた餅がまた手にくっついてしまったりとボケることがあり、悟空たちから「めんどくせぇ妖怪だなぁ」と呟かれた。面倒なため友達がいない。ウサギは寂しいと死んでしまうという迷信を信じており、三蔵法師の肉を食べて友達がいなくても死なずにすむ体になろうとしている。
手にしている杵は餅を突く部分に人が触れると触れた部分をネバネバの餅にしてしまう。また、餅化してしまったら一度手で揉んで形を整え、火で軽く炙れば元に戻る(ただし、炙りすぎると食べ頃になってしまう)。
悟空に餅化した部分を元に戻す方法を教えるようにボコボコに殴られて説得された。悟浄たちを元に戻すことを断ったが、やはりボコボコに殴られて説得された。最期は用済みになり悟空に如意棒で突かれてしまった。
土鮫
地中を自由に動き回ることができる鮫の妖怪。岩や地面からならどこからでも出現可能で、一行を襲う。岩の中に逃げ込もうとした際に悟空に石化の術をかけられ岩に潜れず衝突。体は粉砕され、絶命した。ちなみに悟空は戦いの最中にヒレをちぎりとりフカヒレ料理を食おうとした。
ヒトノミおろち
蛇の妖怪。攻撃方法としては、長い体を使い相手を締め上げたり、強力な胃液で相手を溶かす等がある。牙の先端には毒が通っており、噛まれた相手は全身が麻痺し身動きが取れなくなる。牙がかすった程度でも毒が回ってしまう。しかし、この能力を逆手に取られ、自分の体に横たわった幻影の悟空を噛もうとして、自分で自分を噛んでしまい、身動きがとれなくなったところを悟空に殴られ、絶命した。
ネムリギー
木の妖怪。頭の葉から相手を眠らせる花粉を撒き散らす。しかし、自分の周囲にも花粉が漂っているため、自分まで眠ってしまうこともしばしば。枝は単に持っているだけな上、足もあり土から出ることもできる。また、頭が折れてなくなっても生きていられるが、花粉の効果がなくなる。
花粉で三蔵一行を眠らせたが、悟空は悟浄に鼻を潰されていたため、眠らずにすみ、松明で彼を燃やそうとした。松明を奪えたが、ネムリギーはその松明で自分の頭を燃やしてしまい、自ら頭をへし折った。悟空の攻撃を真剣白刃取りの要領で受け止めたが、3号機のチョップは受け止めることが出来ず、そのままつぶれて絶命した。ラップ調で話す。
魔ウス
鼠の妖怪。2008年がねずみ年ということで登場した。しかし、登場直後に悟空に殴られ、たった1コマで空の彼方へ吹っ飛んでしまい絶命。悟空曰く、「ねずみ年だからってねずみ妖怪って、そんなベタな展開ないだろ。」とのこと。
絶望
『コロコロコミック』誌上で催された第3回妖怪コンテストで優秀作品として選ばれた妖怪の一つ。
ひどく絶望しており、「NO 希望」という褌をしている。宗教、新聞の勧誘は一切お断わりの看板を持っている。攻撃方法としては、絶望オーラを凝縮させ、体から射出する「ゼツボール」である。この技を受けた者は、この妖怪と同じようにひどく絶望してしまう。この技は対人だけでなく物にも通用するようであり、如意棒もこの技を喰らい、絶望してしまった。如意棒が無くなった悟空を畳みかけようと、さらに大きい「ゼツボール」を作るが、その大きさゆえ押しつぶされてしまい、動けなくなったところを悟空に殴られ絶命した。ちなみにゼツボールを食らった三蔵は僧なのに「この世に神も仏もあるもんか」と絶望した。また、仏を嘲笑し三蔵を逆上させたある意味凄い妖怪でもある
ポンポコリン
狸の妖怪。睡眠薬の染み込んだ料理を三蔵一行に食べさせ、その隙に三蔵を食べると言う魂胆であるが、大声で唄って踊っていたため、一行にばれてしまった。また、気弱で唯一の特技が「変化の術」であることを自分でばらしてしまうなど、非常に天然ボケな一面がある。お腹を膨らませて打撃攻撃を跳ね返す。頭の葉っぱをかざすことで変化することができる。また、お腹を膨らませ叩くことで衝撃波「ポコリン波」を発生させることができる。
最期は衝撃波を悟空に返され吹っ飛んでしまった。
ゴチャマゼン
『コロコロコミック』誌上で催された第3回妖怪コンテストで優秀作品として選ばれた妖怪の一つ。
福笑いをモデルにした妖怪。ブサイクな顔だが、本人はイケメンだと思っている一方、悟空たちをブサイクと嘲笑している。顔がぐちゃぐちゃになっても自在に動かして元に戻せる。目・鼻・口の位置が絶妙のバランスに変わり、自分と同じようにイケメンにする「ゴチャマゼビーム」を触覚から放つが、その狙いは定まらずビームはあらぬ方向に飛んでしまう。当たった場合、目の配置がおかしいと距離感がつかめず、攻撃がうまく定まらない。強い衝撃を与えてパーツを落とし、福笑いの要領で元あった場所に組み立てれば元に戻すことが可能。
最期は距離感がつかめなくなりヤケになった3号機の破壊ビームに巻き込まれ絶命した。
ワワワ
『コロコロコミック』誌上で催された第3回妖怪コンテストで優秀作品として選ばれた妖怪の一つ。
腰に紙を提げ、手に釘を持っている藁人形の妖怪。紙に相手の名前を書き、胸に釘を刺して相手を呪ったり願いを叶えたりできるが、本人は釘を体に刺すことは「結構苦しい」らしい。また、釘以外のもので胸に刺しても願いは叶わない。なお、本人が死んでも亡骸に釘を刺せば願いを叶えられる。紳士のような口調の丁寧語で話す。
三蔵法師が来るように胸にその願いを刺し、三蔵一行を自分の所へ招くことに成功。藁人形についての説明がてらに八戒の「髪を長くし、足・背・鼻を高くしてほしい」と言う願いや、悟空の「悟浄を呪い苦しませる」と言う願いを叶えてみせた。
羽交い締めにした悟空の胸に釘を刺してとどめを刺そうとしたが、悟空に妖術で交わされ自らの胸に釘がささり死亡した。
ピヨヨ
雛の妖鳥(妖怪の鳥のこと)。大きい卵から孵るが、生まれた姿は普通のサイズのヒヨコだった。かわいい見た目の割には雑食性で、木の幹や岩をも食べてしまう。また卵から孵った後、急速に成長し、あっという間に成鳥になる。成鳥になった場合は人間や動物を無意識で食べてしまう肉食性になる。
卵の頃は三蔵一行は恐ろしい妖怪の卵かと思っていたが、生まれた後の姿は普通の雛で小さかった。三蔵一行は怪しみつつもその可愛らしさに見惚れ、八戒はピヨヨを飼いたいと直訴するが、その思いもむなしくピヨヨは八戒を食べようとする。悟空はその姿をおもしろがり「新しい非常食」になれと仲間に誘うが断られたため、容赦なく退治した。
ミイラ男
長い間棺の中に眠っていたミイラの妖怪。オカマじみた口調で話す。棺から目覚めた後、三蔵法師を食べかけたが、三蔵目当てではなく、ただ単にお腹が空いていただけ。体中に巻かれている包帯で相手を同じようにミイラのようにぐるぐる巻きにしてしまう。弱い者や動けない者に対して強気になる。
悟空と悟浄を包帯で身動きが出来ない状態にしたが、回転をかけた人間ミサイルで包帯を巻き取った。ミイラ男の正体はおぞましい干からびたモノと期待していたが、その正体はパンツ一丁で七三分けしたヒゲ濃いめのただのおっさんだった。包帯攻撃できないおっさんはあっけなく退治された。
魔鬼物
たどり着いた天竺にいた経典の姿をした妖怪。こちらも口調はオカマっぽい。体に刻まれている経文の能力で、体から妖力を吸収する光線を出す。妖力を吸収された妖怪は普通の動物に戻ってしまう。妖力を失った妖怪が再びこの光線を浴びると生命力を吸収され命に危険が及ぶ。彼の目的は「妖怪を絶滅させることが世を平和にすること。妖怪は悪!」と主張しているが、悟空に「お前も妖怪だろ」と指摘され、少し考えたが聞こえなかったフリをしてその場をやりすごした。
「不死になれば完全に妖怪を絶滅できる」と、彼は悟空たちを倒して三蔵を食べようとする。世界平和=妖怪全滅と知らされ戦意を失った三蔵一行を追いつめるも、経典を追い求めた三蔵自身の手によりに燃やされた。
経典は本物の天竺にある経典をそのまま写したモノで、本物ではなく、たどり着いた天竺自体がニセモノであった。そして一行は再び冒険の旅に出る。

ゴゴゴ西遊記 新悟空伝

パ・ンダベ
パンダの妖怪。身に付けている物を自分の物にしようとする癖がある。
悟空の如意棒を自分の物にしようとしたが、悟空の不意打ちに阻止された。最期は悟空の金箍児を頂こうとし、悟空の髪の毛ごと外したが、爆発機能がついた金箍児が頭から外れた事に反応しその爆発に巻き込まれ、爆死した。
武力王<ブリキング>
ブリキの妖怪。自称「非暴力妖怪」。自分がブリキなのか妖怪なのか悩んでいたが、三蔵一行に「ブリキの妖怪だろ」と指摘され、納得した。また、自分の事に自覚がないらしく、自分の行動や言動に自覚を持たない表現に悟空を苛つかせた。体は分離可能な上、内部には火薬が内蔵されている。
三蔵の肉を食べようと戦闘態勢に移行したが、悟空に「“暴力は卑劣な行為”だと言ったんじゃなかったのか」と指摘されたが、「事情が変わった」と返答した。ロケットパンチやミサイルで悟空を倒そうとしたが悉く避けられるが、足で悟空を羽交い絞めし、首だけを分離して自爆させようとしたが、悟空のスポポの術で脱出され、悟空に頭を宇宙まで飛ばされてしまった。
その後、胴体は首を飛ばした仕返しと言わんばかりに自分たちを盾にした悟浄と八戒と共に悟空をボコボコにし悟空に殴られるが、火薬が内蔵されている事を忘れていたため、悟空は武力王の体共々爆発した。
デンデン
カタツムリの妖怪。左右の目玉を相手にぶつける「めだまアタック」(しかし、この技を使うと使った目玉を痛めるというなんとも間抜けな妖怪である)と体当たり(?)する「デンデンアタック」が得意技。
登場の際2ヶ月間も転がりつづけていたためか岩に衝突して止まったところで殻から出てきたときには酔った状態だった。食べればよいがなくなると認知し三蔵を食べようとするが悟空に阻止されたが、軟体動物なだけあって物理攻撃をものともしなかったどころか酔いが収まった。めだまアタックで悟空と圧倒するが逆に目玉を痛める一方だった。悟空に三蔵を食べさせてくれたが、悟空は三蔵に塩を振りかけていたため軟体動物である彼は溶けてしまった(普通カタツムリやナメクジは塩や砂糖をかけると水分を抜かれてしぼむのであって、溶けるというのは実際ありえない)。
ホー・ホホホイ
フクロウの妖怪。体内に砲弾を作り、その砲弾を吐き出す「ホーッホッ砲」が武器。アップで見た場合は目がかなり充血している。
ホーッホッ砲で三蔵一行に攻撃し、仲違いで喧嘩している金斗雲2号と金斗雲4号を撃墜して使用不可能にしたが、三蔵を食っている途中で金斗雲3号に出くわし、3号の金斗雲パンチで殴られ、死に間際に「キントウンっていったい…なに!?」と言いながら吹っ飛んだ。
ビロギオ木材
木で出来た妖怪。第4回妖怪コンテスト優秀賞の一人。ピノキオのように嘘をつくと鼻が伸びる。しかし、嘘に反応して伸びてしまう鼻に激昂し、自分自身で鼻をへし折った。
首や手足などいろいろな部分が伸び、手足を使って悟空と悟浄を捕まえて、首も伸ばして三蔵の肉を食べようとしたが三蔵の飲んだ如意棒のために失敗した。その後、彼の遺物の鼻は、三蔵が悟空の鼻に貼り付けた。名前のモデルもピノキオ。
キョンピー
生きる死体。キョンシーなだけあって、死んだ時に額に札を貼られ、成仏できずに体が膠着状態のまま動き出した。そのためか素手で殴っても脹れてしまうほど硬くなっているが、関節も硬くなっている。額の札をはがすと体が崩れて成仏するが、予備の札も貼られている(これは彼が死んだ際、両親が貼ったらしい)。また、相手に噛み付くと噛んだ相手と同じ姿になり、関節が軟らかくなるが、逆に打たれ強さが無くなる。
悟空たちからは妖怪と認知したが、本人は死体と称している。悟空は額の札を剥がそうとしたが、前述の通り予備もついていたためキョンピー本人は成仏を免れた。爆弾で札ごと爆破させようとしたが、悟浄と八戒が爆発に巻き込まれただけで彼だけは平然としていた。
彼は三蔵を食べようとしたが体が硬いため、食べる事が出来なかった。そこで彼は悟空の拳に噛み付き、悟空と同じ姿になるが前述の通り打たれ強さが無くなり、悟空に形勢逆転される。しかし、悟空はあまりの暑さで体が発火し戦意を喪失してしまう。キョンピーはその隙に三蔵を食べようとしたが、悟空の体質もコピーしてしまい発火し、その炎が札に燃え移りそのまま灰となった。
ねっちー♀
「むむ〜」と「 - っち」が口癖のおっとりした妖怪。第4回妖怪コンテスト優秀賞の一人。非常に面倒臭がりな性格。首長竜のような長い首、鳥のような翼、猫のような耳、極端に短い脚、気の抜けた顔が特徴。
必殺技パート1「アクビーム」:欠伸のような波長を出す。これを浴びるとだれでもコイツと一緒の性格と姿になってしまう。
必殺技パート2「首マフラー」:長い首を使って相手を絞めつける。悟浄を捕まえ、絞めつけたが、自分も苦しんだ。
必殺技パート3「首ハンマー」:大きな頭をハンマーのように相手に向かって打ち付ける。八戒を殴ろうとしたが、回避されつづけ、自分の顔がボコボコになった。
キントウン4号が嘔吐したことで回復、本領を発揮した4号機に圧倒されるが、アクビームで自分と同じ性格にしたが、放り投げた三蔵に命中し倒れた。
しけちゃんマン / しけちゃんマンロボ
正義のヒーロー」と自称する妖怪。第4回妖怪コンテスト優勝賞の一人。やたらと自身満々だが、悟空たちから湿気た態度を取られた。得意技は相手を湿気させる「しけドーム」と光線技「しけシウム光線」を放つ。しけしけパワーが満タンになるとしけちゃんマンロボを呼び出す。
しけしけパワーが満タンになり、しけちゃんマンロボを呼び出し、悟空たちに戦いを挑むが、キントウン3号機に指一本で破壊され、しけちゃんマンロボに搭乗していた彼も圧死した。
凶タコ
大長編に登場。村人を襲ったタコの妖怪。妖怪ハンター・ライアー(後記)に利用され、切り捨てられた。
ベロー一族
同じく大長編に登場。ライアーの仲間と思われる両生類のような姿をした人型の妖怪の総称。ライアーがいない所を狙い、村を襲ってきた。三蔵を競売と称して2000万から買い取った(最大5億)。しかし、三蔵を助けに駈けつけた悟浄と八戒に次々と倒される。最後には悟空に妖術で全滅された。
大長編の冒頭にも、ライアーに騙され切り捨てられた者が一匹いた。
マガレイ
曲がれい!!」と命令するとどんなものでも曲げてしまうスプーン曲げの派生技のような超能力を持つ。胴とは裏腹に顔がイケメン。悟空の頭をも曲げてしまうパワーを持つ。しかし一回に大量な体力を消費するらしく、ほんの一回するだけで体が干からびて硬くなってしまう。
最期は硬くなってしまった腰を曲げようと超能力を使ったが、‘5回に1回の失敗’をしてしまい体が真っ二つに折れ、絶命。
ブーメランラン
ブーメランのような頭をした妖怪。頭部は分離可能で飛ばして攻撃する「頭ブーメラン」が得意。木や岩をも真っ二つにするほどの切れ味があり、正確に戻るコントロール性もあるが、頭がない状態でのキャッチは難しいらしく、自分も目を回してしまうという欠点がある。また、心臓は首の所にあり、首を攻撃されていなければ平気らしく、頭が胸に刺さったり体が真っ二つになっても平然としている。
頭部を投げたところを悟空たちに攻撃されかけたが、旋回で攻撃を阻止した。しかし、目を回して動けなくなってしまったところを悟空たちに「体にもどしてくれ」と頼むも悟浄に殺めを刺されそうになるが、悟空に「動けない相手に止めなんてお前らしくないぜ」と静止された。
最期は胴体を悟空に巻きつかせ、身動きが取れない状態にして悟空の頭を切断しようとするが、頭部に入ってしまった如意棒で顔を横長にして回避されてしまい、後ろで羽交い絞めしていた胴体の首を切断してしまい絶命。
尚、この妖怪は作者が妖怪コンテストの作品例として登場している。
テン・スィー
堕ちた天使。顔が厳つい。実は悪魔で、神につけられた天使の環によって悪の心を封印されていて、環が外れると悪の心が湧き出てきて性格が豹変する。また、天使の環は他の人が頭につけると性格が穏やかになる。
悟空たちからは天使に化けた妖怪と言われたが、彼は天使だと否定した。頭の環が取れていたため、三蔵は環をつけようとしたが、間違えて金箍児を嵌めてしまい、本性を現した。
正気に戻った悟空に不意打ちを受けて、悪魔でありながら「正々堂々と戦え」と注意したにも関わらず、自分も不意打ちしてきたが、悟空に八戒と悟浄で塞がれてしまう。テン・スィーは落ちてあった環を悟空の頭につけて戦意喪失させ、その内に三蔵を食べようとしたが、気が付いた三蔵の唱えたお経に反応した金箍児に頭を締め付けられる。最期は立ち上がろうとしたところを三蔵のお経連発により頭を圧迫されすぎて絶命、昇天した(傍にいた悟空も金箍児に締め付けられすぎて死亡した)。
ドカンちゃん
火山の妖怪。容姿は人間の女性であるが、頭頂部に火山があり、噴火(作中の表記では爆発)する。
頭の火山を噴火させて悟空たちを圧倒するが、悟空が投げた八戒に火口を塞がれてしまうが、美味しく焼けた八戒の取り合いで抜けた。再び噴火しようとしたところをキントウン3号機に指を突っ込まれ投げ飛ばされそうになるが、3号機が突っ込んだ指が抜けなくなり、火山が暴発してしまい、火山が無くなってしまった。
その後、キントウン3号機に求愛し、結婚した。
白(はっく)ちょん
白鳥の妖怪。第5回妖怪コンテスト優勝賞の一人。普通の白鳥に比べて体が大きい。風邪気味らしく、くしゃみ(しかも、人に向かって)ばかりしている。そのくしゃみにかかった者は、バレリーナのような衣装に変わってしまい、性格が優雅になってしまう他、風引きがうつる。
風邪を治すことを目的として三蔵の肉を狙い、くしゃみで悟浄と悟空をバレリーナ状態にするが、正義感が僅かに残っていた悟空に攻撃され、風で寝込んでしまった。
最期は八戒が悟空のくしゃみにかかってバレリーナ状態になった後、近くにいた薬屋で2000万円もぼられて購入した風邪薬を飲むが、爆弾団子と風邪薬を一緒に飲み込んでしまい、爆死した。
鬼義理(おにぎり)
おにぎりの妖怪。おにぎりに角と顔、手足が生えたような姿をしている。体の一部をもぎ取る事ができるが、その際に気分を悪くするが、もぎ取った部分をごはんで盛れば回復する。口から米を吐き出す。また、体の中には鮭や明太子などが入ってある。彼に捕まるとおにぎりのように握られる。握られた場合はゆっくり引っ張ることで元に戻る。
三蔵におにぎりを取られた悟空と八戒の前に現れたが、悟空たちにシカトされた。頭部をもぎ取ってあげようとしたが、悟空たちに「気持ち悪くて食えない」と断られ、今度は海苔の部分をもぎ取ったがやはり断られた。体をもぎ取っても気分を悪くしなくても済むために三蔵を狙うが、悟空に阻止されたところを具を吐き出した。
悟浄と八戒をおにぎりにし、ごはん粒で動けなくなった悟空の髪の毛ミサイルを悉く回避するが、地面に刺さった髪の毛が引っ掛かり体が崩れてしまった。
最期は握ってほしいと悟空に頼んだが「殺そうとした奴が言うな!」と断られ、悟空の如意棒に叩かれ絶命。
鬼義理を倒し、八戒を元に戻した後、悟浄も戻そうとしたが、またおにぎりの取り合いをしていると勘違いした三蔵に取り上げられ、悟浄を二等分にしてしまった。
オマーエエビ
エビの妖怪。第5回妖怪コンテスト優勝賞の一人。目玉が飛び出ており、常に激昂している。口から光線「オマーエキャノン」を発射する。この光線を受けた者はオマーエエビのように目玉が飛び出て、うざさも引き継がれる。
三蔵を食べればイケメンになれると思い込み、三蔵一行の前に現れる。オマーエキャノンで悟空と悟浄の目玉を飛び出させるが、如意棒で口を攻撃される。最期は三蔵をおとりにして口を開けたところを貫通され、如意棒を抜こうとするが、悟空の一声で曲がった如意棒により体を思いっきり曲げられ絶命。
美ーちゃん
丸い体の妖怪。第5回妖怪コンテスト優勝賞の一人。可愛い名前をしている割には顔が不気味。衝撃を受けると「死の粉」という粉が吹き出る。この粉に触れると大爆発を起こす。この粉のせいで敵のみならず、仲間も殺してしまっているため、敵味方から「仲間殺しの美ーちゃん」と忌み嫌われていた。また、自分がこの粉の爆発に巻き込まれても何故か死なず、300年くらい生きている。
悟空と戦うが、仲間が欲しかっただけだった為三蔵一行に加わろうとしたが、悟浄に肩を叩かれた反動で死の粉が噴出、三蔵一行を巻き込んでしまった。その後、美ーちゃんは他の仲間を探しに旅に出て行った。
カマンキリ
前足の鎌が草刈り用の鎌になっているカマキリの妖怪。乙女を装っているが、実は男。自分の美しさを永遠に保つために三蔵の肉を食べて不死になろうとしている。普段はオカマじみた口調だが怒ると言葉使いが乱暴になる。鎌は切れ味抜群で、切られた本人が気付かないほど。最期は切り刻まれた大量の如意棒に一斉に突かれ絶命。
ウフォー
三蔵一行の前に突如と姿を現したUFOの妖怪。アダムスキー型の体に生々しい人間の手足と言う気持ち悪い体形。地球人と妖怪を文明が低く野蛮と卑下している。目から岩をも溶かす「UFOビーム」を発射し、頭部からミサイルを発射する。また、体は非常に硬い。
硬い体とUFOビームで悟空たちを追い詰めようとするが、援護に駆けつけたキントウン3号機と対峙。3号機に力の差を見せ付けられ、手足も出せない状況に陥る。最期は3号機がエネルギー切れになっている間に三蔵を食べようとするが、ぜんまいが巻かれてエネルギーが充填した3号機に木っ端微塵に破壊された。
朽ちビル
ヒルの妖怪。牛魔王が「俺1人相手に3人ではズルイ」と頭数による敗因の末連れてきた。凶暴な妖怪であるが、つぶらな瞳にたらこ唇が特徴的(悟浄曰く「凶暴そうには見えないが…」)。体から水分を吸い取り、肉体を干からびさせられた相手は少しの衝撃で粉々に砕かれてしまう。”まるまる太った奴”が好物で八戒を襲わせようとしたが、間違えて牛魔王を吸ってしまう。
2匹とも巨人の術で巨大化した悟空に2度も潰されるも、互いに気持ち悪い方法で空気を入れている。その度牛魔王は朽ちビルに吸われたため、すっかり干からびてしまった。
悟空が牛魔王を踏みつぶそうと飛びかかった所を狙い、水分を吸い取った。悟空が干からびた所を牛魔王がとどめをさそうと飛びかかったが、丁度悟空の妖術の効き目が切れたため攻撃が外され、朽ちビルに衝突し粉々に砕かれてしまった。彼に対し、「自分も衝撃に弱くなっている事を忘れてるとは、馬鹿な奴だ」と言った悟空も着地による衝撃で粉々になった。その後、朽ちビルは何処かへ去って行った。
バブー
知らない間に三蔵一行の後についてきた赤ちゃんの妖怪。愛くるしい姿の裏腹に性格は狡猾。目からは相手を昔の姿・未来の姿に変える「進化・退化ビーム」を発する。また、その愛くるしさは悟空も惑わされるほど。
退化ビームで悟空を赤ちゃんにして戦えなくしたと思いきや、逆にどつきまわされ更に退化させようとしたが、悟浄が悟空を庇い失敗した。八戒は自分の未来予想を期待して進化ビームを受けたが、悟浄似の美形ではなく丸焼きだった。
最期は文句をいう八戒を100年くらい進化させようと進化ビームを発射するが、駆けつけた悟浄を元に戻せるチャンスと利かせたが頭の皿が反射してしまい、バブーに当って老人になってしまうという自業自得とも言える敗れ方だった。その後、バブーはどこかへ逃げ去っていった。
炎魔
洞窟の奥で水浴びをしていた炎の妖怪。洞窟の奥で三蔵一行を待ち伏せしていたが、本人自身は無害。目から炎の涙を流す。水を浴びると小さくなるが、燃えやすい物に触れると元の大きさに戻る。またこの体のせいで火傷をしてしまうため、他の妖怪から嫌われていた。
天竺への近道は自分が作った三蔵一行を来させる為のでっち上げだと言った後、これを聞いて怒った悟空に顔中コブだらけになるほど鉄拳制裁を受け謝罪した。その後、三蔵にみんなの役に立つように生きろと悟され、三蔵一行を洞窟の出口へ送った後、「悔いの無い生活を送る」と三蔵一行に別れを告げた。
しかし、出た所はさっき入った入口の隣だったが、悟空たちは一匹の妖怪に助けられたから悔いは無いとして炎魔を見送った一方で、それに気づいた三蔵は無駄足だったと後悔した。
尚、妖怪コンテストの作品例としても登場している。その時点での技は、火の子をまき散らす「火の子撃(ひのこーげき)」、夢は三蔵を食べて海水浴をする事。
クラゲン
クラゲの妖怪。川で泳いでて溺れていた所を悟空たちに助けられた。しかしその後、やはり三蔵の肉を食べようとした。
手足には無数のトゲがついており、刺さったトゲはクラゲの足に成長する。更に体が麻痺する毒もある。なお、自分の毒は回復が早いらしい。
動けない悟空に変わり、八戒が戦うことになるが、悟空を盾にしてしまい悟空に足が更に生えてしまった。そして八戒はハンマーでコブを作り空を飛び、その上クラゲンの上に三蔵を投げつけた(しかしその後風に飛ばされた)。最期は体に三蔵の帽子のつのが刺さり動けなくなり、太陽の光で干からびて絶命。
また、この妖怪は八戒が(ベロー一族のうちの一匹、「Go空伝!」の大ワシ魔人を除いて)初めて倒した妖怪となった。
ムシャーン
武者の妖怪。歯磨きをしたことが全くないため、口がかなり臭い。しかし、その口の臭さのお陰で命を救われている。さらにその口臭を利用し、相手に吐き出して気絶させる「口臭波」を発する。また、武器は槍で、強い衝撃を受けると有名なあの玩具のように鎧から飛び出す。
手にした槍で悟空を五月雨突きを喰らわせるが、胸部の筋肉を強化させた悟空には通用しなかった(正確には痩せ我慢していた)。脚の筋肉を強化させた悟空のキックを受けるが、上記のように強い衝撃を受けて鎧から飛び出し無傷で済んだ。反動で細くなってしまった悟空に追い討ちをかけるが、顔の筋肉を強化させた悟空の頭突きを受けて絶命。
”佳作”妖怪の皆さん
第6回妖怪コンテストで佳作に選ばれた妖怪たち。「仲良し10人組」と名乗り、三蔵一行に襲いかかったが、キントウン3号機のボディプレスにより全員潰され絶命するという散々な扱いだった。そのやられ振りは、悟浄と八戒から「せっかくの佳作なのに…」と同情されるほど。
虎馬
虎と馬が融合したような妖怪。
ぜぇ〜うす
天使の姿をした木臼の妖怪。
生物妖怪さしみん
刺身の妖怪。
魔っチョウ
マッチョマンに蝶の羽が生えたなんとも不気味な妖怪。
キンカ
金塊の妖怪。
トウメイインゲン
サヤインゲンの妖怪。名前の通り、体が透けている。
りんガーン
リンゴの妖怪。名前の通り、ショックを受けたような顔が特徴。
ブーせん
風船の妖怪。空気が抜けて凋んだような顔が特徴。
ドスコイン
横綱の姿をした百円玉の妖怪。
おっさんま
秋刀魚の妖怪。
ハードボイルド
ゆで卵の妖怪。第6回妖怪コンテスト大賞の一人。いかにも紳士のような格好をしている。左目にレンズを掛けており、そこから人の考えていることが見える。彼はそれを、秘技「御見透視」と呼んでいる。そのため悟空の不意打ちが外れた(しかし、目隠しをされると見えないせいで秘技が使えなくなるという弱点がある)。
秘技を駆使し、悟空たちを全滅にまで追い詰めるが、そこにキントウン3号機が駆け付けるも、あっさり技を読まれてしまう。しかし悟空が3号機を自爆させ、爆発に巻き込まれた(本人は爆発することが読めなかったため、よけられなかった)。その後、落下の衝撃により絶命。その敗れ方はレンズの頼りすぎが災いした最期とも言えるだろう。
ニョキン
ろくろ首の妖怪。小さい体に長い首なだけに、三蔵一行から「バランスがおかしい」と指摘される。飲むと体の一部が伸びる「ドッカノビール成分」が含まれている水を飲み、巨人になる事を夢見ている。
人を丸飲みすると喉につまって死にかけるのが悩み。そのせいか三蔵を丸飲みしようとした時も喉に突っかかって飲み込めず吐きだした。
悟空と悟浄は(あの水を飲んで体が伸びてしまったため)協力して倒そうとしたが、必殺の”首バット”であっさりと飛ばされてしまう。残った八戒を”首台風(タイフーン)”でふっ飛ばそうとしたが、回り過ぎて自分がふっ飛んでしまい、空の彼方へと消えていった。
ハイエナ
「大長編“永遠の死”」に登場。名前の通りハイエナの山賊妖怪。黒皇と白皇に雇われ、村にやってきては村人の子供たちを攫っていた。連れて行かれる息子を救おうとした父親を瀕死の重傷を負わせるなど性格は残虐。しかし、悟空に阻止され、倒される(三蔵曰く「事情くらい聞いてもいいのに」)。最期は黒皇と白皇に敗退を咎められた上に見限られ、白皇にヒョウタンに入れられた。
白皇 / 黒皇
同じく大長編に登場。白皇は好戦的かつ極悪非道、黒皇は冷酷非情な性格。白皇は名前を呼ばれたものを吸い込むヒョウタンを持っている(悟空はヒョウタン魔王と交戦した事があるため、その仕掛けをすぐに見破った)。また、黒皇は昔天竺へ旅立っていた高僧を食べたため不死身の体を持っている。そのため、三蔵を食べようとする白皇に対し「自分は(もう不死の体を手に入れたから)三蔵には興味は無い」と趣旨のセリフを言っている。
圧倒的な力で悟空たちを追い詰めるが、白皇は悟空の入れ替わりの術と自爆によって倒され、黒皇は白皇と入れ替わった悟空に名前を呼ばれヒョウタンに吸い込まれてしまった(さらに不死身の体であるため、生き地獄を味わう羽目になった)。
その圧倒的な戦闘力や黒皇の不死の体から、史上最強の妖怪であることが窺える。モチーフは金角と銀角。